JPH08152739A - 電子写真用トナーおよびその製造方法 - Google Patents

電子写真用トナーおよびその製造方法

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JPH08152739A
JPH08152739A JP7236137A JP23613795A JPH08152739A JP H08152739 A JPH08152739 A JP H08152739A JP 7236137 A JP7236137 A JP 7236137A JP 23613795 A JP23613795 A JP 23613795A JP H08152739 A JPH08152739 A JP H08152739A
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toner
resin
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binder resin
mother particles
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JP7236137A
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Kazuyoshi Hattori
和芳 服部
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Tomoegawa Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロッキング性の改善され、現像性の優れた
電子写真用トナーを提供することを目的とする。 【解決手段】 エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂
と着色剤とを含有するトナー母粒子の表面に、エポキシ
基を有する樹脂の硬化被膜を設けたことを特徴とする電
子写真用トナーおよびその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーお
よびその製造方法に関する。さらに詳しくは、熱定着を
採用している複写機またはプリンター用として特に好適
な電子写真用トナーおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた複写機及び
プリンターは、消費電力削減のためにより低温での定着
が求められている。この要求に対して従来の技術では、
結着樹脂の分子量や分子量分布を改良したもの等が提案
されている。具体的には結着樹脂を低分子量化し、定着
温度を低くしようとする試みがなされていた。低分子量
化すると融点は低下する。しかし、同時に溶融粘度も低
下するため、定着ロールへのオフセット現象が発生する
という問題があった。このオフセット現象を防止するた
めに、該結着樹脂の分子量分布の低分子領域と高分子領
域を広くする方法、あるいは高分子部分を架橋させる方
法が提案されている。
【0003】しかしながら、この方法では、定着性を十
分に持たせるためには樹脂のガラス転移点を低くせざる
を得ず、ガラス転移点を低くするとトナーのブロッキン
グ性が悪化するといった問題点が発生していた。すなわ
ち高温下でトナーを保存したときのブロッキング、ある
いは現像器内でのキャリアとの摩擦により生ずるキャリ
アへのトナーのブロッキング、クリーニングプロセスで
回収したトナーのブロッキング等の問題点である。又、
非磁性一成分方式の場合、スリーブ上にトナー層を形成
するために、ブレードでトナーを摩擦して帯電及び層形
成を行う。このとき、トナーに熱あるいは圧力といった
ストレスがかかるため、トナー自身に耐熱、耐圧性がな
いと、トナーのブロッキング等が発生し、現像性が大き
く損なわれという問題点がある。
【0004】ブロッキング性の改善方法としては、トナ
ーの表面に流動化剤を外添したり、あるいは有機材料、
無機材料からなる微粒子をトナー表面に機械的に付着さ
せる表面改質法が知られている。しかしながら、これら
の方法はトナーの表面を流動化剤や微粒子で完全に被覆
することは困難であり、また、これらの表面被覆剤の添
加量を増加すると定着性の悪化、画像濃度の低下等の問
題を起こすものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実情に鑑み、低温定着可能な低軟化点の結着樹脂を用
い、かつブロッキングの発生しない長寿命の電子写真用
トナーおよびその製造方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、エポキシ基を
有する樹脂を含む結着樹脂と着色剤とを含有するトナー
母粒子の表面に、エポキシ基を有する樹脂と硬化剤とか
ら生成させた硬化被膜を設けたことを特徴とする電子写
真用トナーを提供する。さらに本発明は、エポキシ基を
有する樹脂を含む結着樹脂と着色剤とを含有するトナー
母粒子に硬化剤を混合して混合物を作成し、しかる後該
混合物に加熱処理又は機械的衝撃力を与えることにより
前記トナー母粒子の表面にエポキシ基を有する樹脂と硬
化剤とから生成された硬化被膜を設けることを特徴とす
る電子写真用トナーの製造方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明の電子写真用トナーのトナー母粒子は、従来のトナ
ーと同様に大部分は結着樹脂から構成されているので、
如何なる結着樹脂を使用するかはトナーの溶融開始温度
に大きな影響を及ぼす。本発明の電子写真用トナーは、
エポキシ基を有する樹脂を含有する結着樹脂を使用す
る。従ってその実施態様はエポキシ基を有する樹脂のみ
で結着樹脂を構成する場合と、このエポキシ基を有する
樹脂と従来から公知の結着樹脂とを混合使用する場合と
がある。
【0008】本発明の電子写真用トナーに使用するエポ
キシ基を含む樹脂としては、ビスフェノールAとエピク
ロルヒドリンとの縮合反応により製造されるビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂が一般的である。例えば、東都化
成社製の商品名:エポトートYD−012,YD−01
3,YD−014,YD−017,YD−020等様々
なグレードのものが市販されている。その他のタイプの
エポキシ樹脂も適宜使用できる。また、エチレングリシ
ジルメタクリレート共重合体とビニルポリマーとのグラ
フトポリマーのようなエポキシ基を含有するアクリル樹
脂を結着樹脂として用いてもよい。エチレングリシジル
メタクリレート共重合体とビニルポリマーのグラフトポ
リマーの具体例としては日本油脂社製の商品名:モディ
バーA4100(エチレングリシジルメタクリレート共
重合体とポリスチレンのグラフトポリマー 組成比70
/30),商品名:モディバーA4200(エチレング
リシジルメタクリレート共重合体とポリメチルメタクリ
レートのグラフトポリマー組成比70/30),商品
名:モディバーA4400(エチレングリシジルメタク
リレート共重合体とアクリルニトリル−スチレン共重合
体のグラフトポリマー 組成比70/30)等が挙げら
れる。
【0009】上記のエポキシ基を有する樹脂と共に使用
される結着樹脂を例示すれば、ポリスチレン、スチレン
−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリエステル
等が挙げられる。本発明においてトナー母粒子の溶融開
始温度を下げるためには、できるだけ分子量の小さい樹
脂を使用することが望ましい。分子量の小さい樹脂は分
子量の大きい樹脂に比較して溶融開始温度が低く、ま
た、ガラス転移点(Tg)の低い樹脂は高い樹脂と比較
してやはり溶融開始温度が低いので、好適に用いられ
る。例えば、スチレン−(メタ)アクリル酸エステル共
重合体は、分子量約5000以上ではTgがほぼ一定に
なるが、それよりも低い分子量ではTgは著しく減少す
る。本発明においては、トナー母粒子の溶融開始温度を
適宜の範囲とするために、分子量、ガラス転移点が適宜
の範囲となるように結着樹脂を選択することが好まし
い。
【0010】本発明でエポキシ基を有する樹脂と併用さ
れる結着樹脂として用いられるスチレン/(メタ)アク
リル酸エステル共重合体を構成するアクリル成分の単量
体としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、ア
クリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリ
ル酸ドデシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸2−エ
チルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−
クロルエチル、アクリル酸フェニル、α−クロルアクリ
ル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、
メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、
メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ラウリル、メタク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、
メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエ
チル等が挙げられる。これらの中でも、特にアクリル酸
n−ブチル、メタアクリル酸n−ブチル、アクリル酸2
−エチルヘキシルが所望のガラス転移点[Tg]が得ら
れ易いため、好んで用いられる。
【0011】スチレンと(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の組成比は、共重合体に所望されるガラス転移点
から決定される。例えば、スチレンとアクリル酸n−ブ
チルの場合、その組成比は70:30から85:15と
の間で調整される。スチレンとメタアクリル酸n−ブチ
ルの場合、その組成比は25:75から60:40の間
で調整される。スチレンとアクリル酸2−エチルヘキシ
ルの場合、その組成比は80:20から90:10の間
で調整される。(メタ)アクリル酸エステルの割合が上
記範囲の下限より少ないと、必要以上にトナー母粒子の
ガラス転移点および溶融開始温度が低下することとな
る。溶融開始温度の低下は、夏期におけるトナーの保存
性を悪化させる。また上限より多いと、本発明の目的で
ある低温定着が困難になり、やはり好ましくない。
【0012】エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂の
製造方法としては、例えば、エポキシ基を有する樹脂の
共存下にスチレンおよび(メタ)アクリル酸エステルか
らなる重合性単量体を溶液重合するような方法を採用す
ることが好ましい。このような方法を採用すると、エポ
キシ基を有する樹脂の分散性が向上する。これによりト
ナーとしたときに、エポキシ基すなわち反応点がトナー
母粒子の表面に均一に存在するため、硬化被膜も均一に
形成され、ブロッキングがより発生し難いという特徴を
有する。本発明で使用される結着樹脂のエポキシ当量は
500〜20000g/eq、好ましくは500〜13
000、さらに好ましくは1000〜5000g/eq
である。エポキシ当量が上記下限未満であると、軟化点
が低くなりすぎるためトナー製造時に粉砕が困難になる
等の問題が生じる。また上記上限を超えると、トナー表
面に存在するエポキシ基の数が少なくなり、硬化被膜を
設けてもブロッキング防止効果が減少し好ましくない。
エポキシ基を有する樹脂に従来公知の結着樹脂を配合使
用する場合のエポキシ基を有する樹脂の配合割合は、上
記したエポキシ当量の範囲に入るように決定することが
好ましい。例えば、従来公知の結着樹脂がスチレン/
(メタ)アクリル酸エステル共重合体である場合には、
該共重合体100重量部に対し、エポキシ基を有する樹
脂1〜80重量部の範囲で配合される。1重量部より少
ない場合には、トナー表面に存在するエポキシ基の数が
少なく、ブロッキング減少効果が乏しく好ましくない。
80重量部を超えると、トナー定着時に高温でのオフセ
ットが発生し易くなり、好ましくない。本発明の電子写
真用トナーを構成するトナー母粒子は、上記結着樹脂以
外に着色剤が含有され、更に必要に応じて電荷制御剤及
びその他の添加剤が配合される。
【0013】本発明の電子写真用トナーの母粒子におい
て用いられる着色剤としては、カーボンブラック、ニグ
ロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、ク
ロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイル
レッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライ
ド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサ
レート、ランプブラック、ローズベンガル、これらの混
合物、その他が挙げられる。これらの着色剤は、十分な
濃度の可視像が形成されるに十分な割合で含有されるこ
とが必要であり、通常結着樹脂100重量部に対して1
〜20重量部程度の割合とされる。1重量部未満では着
色が不十分で、20重量部を超えると着色濃度は特に増
加せず、また定着性の悪化等の悪影響が出るので好まし
くない。
【0014】電荷制御剤としては、従来使用されている
電荷制御剤が使用できる。その例としては、ニグロシン
系染料、第四級アンモニウム塩、トリフェニルメタン
系、モノアゾ系金属錯体染料等が挙げられる。その他必
要に応じて添加される添加物として流動化剤を挙げるこ
とができる。この流動化剤も従来から知られている樹脂
微粒子、疎水性シリカ、コロイダルシリカ等が例示され
る。
【0015】本発明においては、使用する結着樹脂をエ
ポキシ基を有する樹脂もしくはこれと通常の結着樹脂の
混合物を選択することにより、トナー母粒子の溶融開始
温度を従来の溶融開始温度である110℃より低く、よ
り具体的には100℃以下に制御することができる。し
かしながら必要以上に結着樹脂の溶融開始温度を低くす
ると、例えば溶融開始温度を60℃より低くすると、夏
期にはトナーが軟化するので保存上好ましくない。この
ため、溶融開始温度は室温より高い60℃以上であるこ
とが必要である。従って、本発明の電子写真用トナー母
粒子に使用される結着樹脂の溶融開始温度は、低温でト
ナーを用紙に定着でき、かつ保存安定性上好ましい温度
すなわち60℃以上100℃以下に設定されることが好
ましい。
【0016】本発明の電子写真用トナーは、エポキシ基
を有する樹脂を少なくとも含む結着樹脂、または必要に
応じてその他の結着樹脂を併用するようにし、係る結着
樹脂に顔料を配合してトナー母粒子を形成し、次にアミ
ン等の硬化剤を混合し、しかる後該硬化剤と母粒子の表
面に存在するエポキシ基を有する樹脂とを反応させて前
記母粒子の表面に硬化被膜を設けることにより製造され
る。すなわち、エポキシ基を有する樹脂を少なくとも含
む結着樹脂と、着色剤、電荷制御剤、必要に応じてその
他の添加剤等を所望の配合比で混合し、溶融混練する。
ついで、冷却することにより固化したものを粉砕、分級
してトナー母粒子を得る。また、該トナー母粒子の作成
にあたって、エポキシ基を有する樹脂以外の結着樹脂と
して重合性樹脂を用い、その重合時にエポキシ基を含有
する結着樹脂、着色剤、電荷制御剤等の諸材料を混合す
ることも可能である。このように結着樹脂として重合性
樹脂の重合時に材料を混合して形成したトナーは、いわ
ゆる重合法トナーと呼ばれている。ついで、得られたト
ナー母粒子をアミン等の硬化剤と混合して混合物を得、
該混合物に対して下記に述べる手段を講ずることにより
トナー母粒子の表面に存在するエポキシ基を有する樹脂
を硬化させた被膜を設け、本発明の電子写真用トナーが
得られる。
【0017】本発明に適用する硬化剤としては、脂肪族
ポリアミンをはじめとするアミン類、尿素メラミンフォ
ルムアルデヒド縮合物、脂肪族酸およびその酸無水物、
脂環式酸およびその無水物、芳香族酸およびその無水
物、ハロゲン化酸およびその無水物、ハロゲン化ほう素
錯塩、有機すず化合物、ポリチオール、フェノールおよ
びその誘導体、イソシアナート、ケチミン、イミダゾー
ルおよびその誘導体等が挙げられるが、中でも反応温度
の低さ、反応性の高さおよび正帯電に適する理由でアミ
ン類が好適である。本発明の電子写真用トナーに適用す
る硬化剤の一例であるアミンを次に例示する。エチレン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、p−フェニレンジア
ミン、m−フェニレンジアミン、2−ヒドロキシトリメ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、テトラ
エチレンペンタミン、ジアミノジフェニルメタン、ジア
ミノジフェニルスルホン、メタキシレンジアミン、メタ
アミノベンジルアミン、ベンジジン、4−クロロ−o−
フェニレンジアミン,ビス(3,4−ジアミノフェニ
ル)スルフォン、2,6−ジアミノピリジン、メチレン
ジアニリン、3、3’−ジメチル−4、4’ジアミノ−
ジシクロヘキシルメタン、N−アミノエチルピペラジ
ン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,
8,10テトラオキソピロー〔5,5〕ウンデカン変性
物、ベンジルジメチルアミン、2,4,6−トリスジメ
チルアミノメチルフェノール等が挙げられる。
【0018】硬化剤の電子写真用トナーへの添加量は
0.01〜10重量%、より好ましくは0.03〜5重
量%である。0.01重量%未満であるとトナー母粒子
の表面に形成する被膜の厚さが薄く成り過ぎ、被覆効果
が発揮されず、従ってブロッキングを生じ易いので好ま
しくない。10重量%より多いとトナーの定着性が低下
するのでやはり好ましくない。特に、0.03重量%〜
5重量%の範囲のものは上記した問題の発生のおそれが
少なく、一層好ましい
【0019】トナー母粒子の表面にエポキシ基を有する
樹脂の硬化被膜を形成する方法としては、以下に示す方
法を例示できる。すなわちアミン等の硬化剤とエポキシ
基を有する樹脂との混合物を硬化させるためには、前記
混合物に加熱処理または機械的衝撃力を加えることが必
要である。加熱処理の手段としては高速の剪断力を与え
るミキサー類例えばスーパーミキサー、ヘンシェルミキ
サー、タービュライザーなどが使用可能である。これら
のミキサーで攪拌されることによりトナー母粒子の表面
に摩擦熱が発生し、反応が進行する。更に反応を促進さ
せたい場合にはミキサーのジャケットに温水を通して加
熱するかあるいは熱風を吹き込むなどの手段を併用して
もよい。また、熱気流中改質法を応用したサーフュージ
ングシステム(日本ニューマチック工業社製)等を使用
してもよい。一方、前記混合物に機械的衝撃力を付与す
る方法としては、種々の装置が用いられてよい。例え
ば、高速気流中衝撃法を応用したハイブリダイゼーショ
ンシステム(奈良機械製作所社製)、コスモシステム
(川崎重工業社製)、乾式メカノケミカル法を応用した
メカノフュージョンシステム(ホソカワミクロン社
製)、メカノミル(岡田精工社製)等の装置が好適に用
いられるがこれらに限定されるものではない。
【0020】なお、本発明で特定する溶融開始温度は、
以下に示す測定条件におけるプランジャーの降下開始温
度を意味する。 測定機:島津製作所製 高化式フローテスターCFT−
500 測定条件:プランジャー 1cm2 ダイの直径 1mm ダイの長さ 1mm 荷重 20kgF 予熱温度 50〜80℃ 予熱時間 300sec 昇温速度 6℃/min
【0021】本発明の電子写真用トナーは、前記の如き
エポキシ基を有する樹脂を少なくとも含む結着樹脂と、
着色剤とその他に電荷制御剤、離型剤、磁性体等を適宜
分散含有さしめてなるトナー母粒子の表面にアミン等の
硬化剤によりエポキシ基を有する樹脂を硬化させた硬化
被膜を有する粒子である。その平均粒子径は5〜20μ
mの範囲である。またこのようにして得られる粒子にシ
リカ微粉体等による流動性向上剤を添加混合して本発明
の電子写真用トナーを構成してもよい。流動性向上剤に
はその他従来から知られている樹脂微粒子、疎水性シリ
カ、コロイダルシリカ等を例示することができる。本発
明の電子写真用トナーは、鉄粉、フェライト、造粒マグ
ネタイト等より成るキャリアと混合して二成分系現像剤
とするか、キャリアと混合することなく磁性もしくは非
磁性一成分系現像剤としてもよい。
【0022】
【作用】本発明の電子写真用トナーは、少なくともエポ
キシ基を有する樹脂を含む結着樹脂と着色剤とを含有す
る溶融開始温度が60℃以上100℃以下であるトナー
母粒子の表面に、アミン等の硬化剤によるエポキシ基を
含む樹脂の硬化被覆を設けたことを特徴とするトナーな
ので、例えトナー重量の大部分を占める結着樹脂が熱に
よりガラス転移温度以上に上昇した環境に置かれてもブ
ロッキングを生じることがなく、かつトナーの定着温度
が従来のトナーよりかなり低い。
【0023】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明をより詳しく説
明する。なお、実施例において「部」とは「重量部」を
示す。
【0024】(実施例1)本実施例では先ず、下記の組
成のトナー母粒子を調製した。 ・スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂 100部 (モノマー組成:スチレン/ブチルアクリレート) 高分子量体 Mw=3.0×106 Mn=1.0×106 低分子量体 Mw=8.0×103 Mn=2.7×103 低分子量体:高分子量体=70:30 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂 40部 (東都化成社製 商品名;YD−012) ・カーボンブラック 6.5部 (三菱化学社製 商品名;MA−100) ・第四級アンモニウム塩 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;P−51) ・ポリエチレン 3部 (ヘキスト社製 商品名;PE−130) ゲルパーミエイションクロマトグラフィ(GPC)の測
定条件は、カラム温度:40℃、溶剤:テトラヒドロフ
ラン、流速:1mm/min、試料濃度:0.2%、試
料の量:100μl、カラム:KF−80Mを2本およ
びKF−802・5(いずれもShodex社製)であ
る。
【0025】トナー母粒子の調製にあたっては、上記組
成からなる原料をスーパーミキサーで混合し、溶融混練
後、粉砕分級して平均粒子径が11μmである正帯電性
のトナー母粒子(A)(結着樹脂のエポキシ当量162
5g/eq)を得た。得られたトナー母粒子の溶融開始
温度は95℃であった。次に得られたトナー母粒子
(A)の表面に、アミンを硬化剤として使用したエポキ
シ樹脂の硬化被膜を以下に示す手順で形成した。得られ
たトナー母粒子(A)100部に対し、ジエチレントリ
アミン(試薬特級)0.05部添加した後、ヘンシェル
ミキサー内で撹拌し、該アミンをトナー母粒子の表面に
均一に分散させた。その後ハイブリダイゼーションシス
テムNHS−1型(奈良機械製作所社製)へ分散済みの
材料を投入しブレード先端の周速約80m/secで1
0分間処理し、トナー母粒子の表面を硬化させ本発明の
電子写真用トナーを得た。
【0026】(実施例2)トナー母粒子(A)100部
に対して、ジエチレントリアミンを0.5部添加した以
外は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用
トナーを得た。
【0027】(実施例3)トナー母粒子(A)100部
に対して、ジエチレントリアミンを1.0部添加した以
外は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用
トナーを得た。
【0028】(実施例4)トナー母粒子(A)100部
に対して、ジエチレントリアミンを5.0部添加した以
外は、実施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用
トナーを得た。
【0029】(実施例5)トナー母粒子(A)100部
に対して、ジエチレントリアミンを15.0部添加し、
ハイブリダイゼーションシステムNHS−1型の処理時
間を30分にした以外は、実施例1と同様の操作を行い
本発明の電子写真用トナーを得た。
【0030】(実施例6)トナー母粒子(A)100部
に対して、変性脂環式ポリアミン(油化シェル社製:エ
ポメートRX−221)を1.0部添加した以外は、実
施例1と同様の操作を行い本発明の電子写真用トナーを
得た。
【0031】(実施例7) <結着樹脂の製造>キシレン600部とエポキシ樹脂
(東都化成社製商品名:エポトートYD−012)40
部とをフラスコに入れ、溶解した。このフラスコ内を窒
素ガスで置換した後、キシレンの沸点まで加熱した。キ
シレンの還流が起きた状態で撹拌しながら、スチレン1
3部、アクリル酸n−ブチル5部と過酸化ベンゾイル
(重合開始剤)0.3部の混合液を1時間かけて滴下
し、溶液重合を行った。滴下終了後キシレンの還流下で
撹拌しながら6時間かけて熟成を行い、Mw=3.0×
106、Mn=1.0×106の高分子量体を得た。次
に、同じ容器中の高分子量体にスチレン32部、アクリ
ル酸n−ブチル10部と過酸化ベンゾイル3部の混合液
を2時間かけて滴下し、溶液重合を行った。滴下終了後
キシレンの還流下で撹拌しながら1時間かけて熟成を行
い、前記高分子量体に加えて、Mw=8.0×103
Mn=2.7×103の低分子量体を得た。つまり分子
量分布が2山となる重合体を得た。その後、フラスコ内
の温度を180℃まで徐徐に上げながら、減圧下にキシ
レンを脱溶剤して、本発明の結着樹脂(B)(結着樹脂
のエポキシ当量1625g/eq)を得た。分子量は、
GPCにより測定した。
【0032】<トナー母粒子の調製>結着樹脂(B)を
用いて、下記組成のトナー母粒子を調製した。 ・結着樹脂(B) 100部 ・カーボンブラック 6.5部 (三菱化学社製 商品名;MA−100) ・第四級アンモニウム塩 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;P−51) ・ポリエチレン 3部 (ヘキスト社製 商品名;PE−130) 上記組成からなる原料をスーパーミキサーで混合し、溶
融混練後、粉砕分級して平均粒子径が11μmである正
帯電性のトナー母粒子(B)を得た。得られたトナー母
粒子(B)の溶融開始温度は89℃であった。トナー母
粒子(B)をトナー母粒子(A)の代わりに使用した以
外は実施例2と同様に操作して本発明の電子写真用トナ
ーを得た。
【0033】(実施例8)エポキシ樹脂としてYD−0
20(東都化成社製)をYD−012の代わりに使用し
た以外は、実施例1と同様に操作して結着樹脂(C)
(結着樹脂のエポキシ当量12500g/eq)を製造
した。ついで実施例1と同様に操作してトナー母粒子
(C)を得た。トナー母粒子(C)をトナー母粒子
(A)の代わりに使用した以外は、実施例2と同様に操
作して本発明の電子写真用トナーを得た。
【0034】(比較例1)トナー母粒子(A)100部
に対して、ジエチレントリアミンを添加しない以外は、
実施例1と同様に操作して比較用の電子写真用トナーを
得た。
【0035】(比較例2)本比較例では、まず下記組成
の、予めジエチレントリアミンを内添したトナー粒子を
作成した。 ・スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂 100部 (モノマー組成:スチレン/ブチルアクリレート) 高分子量体 Mw=3.0×106 Mn=1.0×106 低分子量体 Mw=8.0×103 Mn=2.7×103 低分子量体:高分子量体=70:30 ・ビスフェノールA型エポキシ樹脂 40部 (東都化成社製 商品名;YD−012) ・ジエチレントリアミン(試薬特級) 5部 ・カーボンブラック 6.5部 (三菱化学社製 商品名;MA−100) ・第四級アンモニウム塩 2部 (オリエント化学工業社製 商品名;P−51) ・ポリエチレン 3部 (ヘキスト社製 商品名;PE−130) 上記組成からなる原料をスーパーミキサーで混合し、溶
融混練後、粉砕分級して平均粒子径が11μmである正
帯電性のトナー母粒子(D)を得た。得られたトナー母
粒子(D)の溶融開始温度は93℃であった。トナー母
粒子(D)をトナー母粒子(A)の代わりに使用し、ジ
エチレントリアミンを添加しなかった以外は実施例1と
同様に操作して比較用の電子写真用トナーを得た。
【0036】ここで、実施例1〜8及び比較例1、2の
各トナーについての評価を行なうにあたっては、各トナ
ー100重量部に対し、それぞれ疎水性シリカ(キャボ
ット社製、TS−530)を0.3重量部加えて外添処
理したものを用いた。
【0037】次に前記実施例及び比較例について下記の
項目の試験を行なった。 (1)ブロッキング性 上記実施例1〜8、比較例1、2で得られた前記外添処
理後のトナーのブロッキング性の評価を行った。ブロッ
キング性の評価は、150ccのボトルにそれぞれ得ら
れたトナーを20g充填し、50℃の恒温槽中で、48
時間放置した後、ホソカワミクロン社製パウダーテスタ
ーTYPE:PT−Eで振幅1mmで10秒間振動さ
せ、60メッシュ篩上の残渣重量を測定した。 (2)定着性 実施例1〜8、比較例1、2で得られたトナー5部と、
フェライトキャリア(パウダーテック社製 商品名FL
−100)95部とを混合して二成分系現像剤を作成し
た。得られた現像剤を複写機(東芝社製BD−281
0)に用いて、トナーの定着性を確認した。トナーの定
着性は、上記複写機のヒートローラー温度を130℃に
設定して、、トナーを定着させて得た画像の画像濃度
(A)を測定し、ついでその画像を消しゴムで擦った
後、得られた画像濃度(B)を測定し、下式による残存
率(%)により確認した。 残存率(%)=(B/A)×100 この画像濃度の残存率はマクベス反射濃度計(マクベス
社製、商品名;RD−914)による測定値である。 (3)画像特性 画像特性は、25℃、60%RHの環境下で、上記
(2)項の現像剤及び複写機を使用して5000枚の連
続プリント試験を行い、マクベス反射濃度計(上記)と
白色計(日本電色工業社製、商品名;MODEL Z−
1001DP)を用いて、連続プリント初期のコピー画
像と5000枚後のコピー画像の画像濃度(I・D)と
非画線部の地汚れ(B・G)を測定することにより確認
した。これらの測定値の結果を以下の表1に示す。
【0038】
【表1】 ブロッキング性 定着性 初期 5000枚後 残渣重量(g) (%) 画像濃度 地汚れ 画像濃度 地汚 実施例1 1.02 83 1.42 0.3 1.40 0. 5 実施例2 0.28 82 1.42 0.3 1.39 0. 6 実施例3 0.30 80 1.43 0.4 1.38 0. 6 実施例4 0.25 76 1.43 0.4 1.39 0. 6 実施例5 0.31 70 1.42 0.3 1.38 0. 5 実施例6 0.65 79 1.42 0.3 1.38 0. 5 実施例7 0.08 83 1.41 0.3 1.39 0. 5 実施例8 0.98 71 1.40 0.4 1.37 0. 7 比較例1 完全にフ゛ロッキンク゛ 84 1.42 0.3 1.41 0.5 比較例2 15.42 52 1.40 0.5 1.36 0. 7
【0039】前記表1に示された結果から、実施例1〜
実施例8にかかるトナーは、従来のトナーと比較して、
溶融開始温度が低いにもかかわらず、耐ブロッキングに
優れていることが確認された。すなわち本発明の電子写
真用トナーは、トナー母粒子の表面にエポキシ樹脂の硬
化被膜が設けられているので、たとえトナー重量の大部
分を占める結着樹脂が熱により軟化しても、結着樹脂同
士が接触することがないので、ブロッキングが発生する
のを防止することが確認された。また、実施例1から実
施例8の電子写真用トナーは、130℃という低温でも
実用上充分な転写紙への定着強度を有することが確認さ
れた。また、実施例1から実施例8の電子写真用トナー
は、5000枚後まで充分な画像濃度と実用上問題のな
い地汚れの程度であることが確認された。更に、実施例
1〜実施例8においては、電子写真用トナーに対して圧
力を加える複写機のスリーブまたはブレードには、電子
写真用トナーが融着されていないことが確認された。
【0040】
【発明の効果】本発明の電子写真用トナーは、ブロッキ
ング性に問題がなく、低い温度で定着することができ、
かつ定着強度に優れていると共に充分な画像濃度を多数
枚得ることができるという効果を奏する。従って、本発
明の電子写真用トナーを複写機あるいはプリンター等に
適用した場合、消費電力を削減することができ、複写速
度の高速化等の効果を奏する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】スチレンと(メタ)アクリル酸エステル共
重合体の組成比は、共重合体に所望されるガラス転移点
から決定される。例えば、スチレンとアクリル酸n−ブ
チルの場合、その組成比は70:30から85:15と
の間で調整される。スチレンとメタアクリル酸n−ブチ
ルの場合、その組成比は25:75から60:40の間
で調整される。スチレンとアクリル酸2−エチルヘキシ
ルの場合、その組成比は80:20から90:10の間
で調整される。(メタ)アクリル酸エステルの割合が上
記範囲の上限より多いと、必要以上にトナー母粒子のガ
ラス転移点および溶融開始温度が低下することとなる。
溶融開始温度の低下は、夏期におけるトナーの保存性を
悪化させる。また下限より少ないと、本発明の目的であ
る低温定着が困難になり、やはり好ましくない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 381

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂
    と着色剤とを含有するトナー母粒子の表面に、エポキシ
    基を有する樹脂と硬化剤とから生成させた硬化被膜を設
    けたことを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 トナーの溶融開始温度が60℃以上10
    0℃以下であることを特徴とする請求項1記載の電子写
    真用トナー。
  3. 【請求項3】 硬化剤が、アミンであることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真用トナー。
  4. 【請求項4】 トナーが、正帯電性であることを特徴と
    する請求項3記載の電子写真用トナー。
  5. 【請求項5】 エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂
    が、エポキシ基を有する樹脂の存在下にスチレンおよび
    (メタ)アクリル酸エステルからなる重合性単量体を溶
    液重合して得られたものである請求項1記載の電子写真
    用トナー。
  6. 【請求項6】 エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂
    が、エポキシ当量500〜20000g/eqである請
    求項1記載の電子写真用トナー。
  7. 【請求項7】 エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂
    と着色剤とを含有するトナー母粒子に硬化剤を混合して
    混合物を作成し、しかる後該混合物に加熱処理又は機械
    的衝撃力を与えることにより前記トナー母粒子の表面に
    エポキシ基を有する樹脂と硬化剤とから生成された硬化
    被膜を設けることを特徴とする電子写真用トナーの製造
    方法。
  8. 【請求項8】 エポキシ基を有する樹脂を含む結着樹脂
    が、エポキシ基を有する樹脂の存在下にスチレンおよび
    (メタ)アクリル酸エステルからなる重合性単量体を溶
    液重合して得られたものである請求項7記載の電子写真
    用トナーの製造方法。
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