JPH08152450A - 保護継電器の試験方法および保護継電器試験装置 - Google Patents

保護継電器の試験方法および保護継電器試験装置

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JPH08152450A
JPH08152450A JP29423094A JP29423094A JPH08152450A JP H08152450 A JPH08152450 A JP H08152450A JP 29423094 A JP29423094 A JP 29423094A JP 29423094 A JP29423094 A JP 29423094A JP H08152450 A JPH08152450 A JP H08152450A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】保護継電器の動作設定の変更を不要とし、試験
時間の短縮を図ることを目的とする。 【構成】3線式線路Lの各線にそれぞれ接続される第
1、第2及び第3の外部接続端子R,N,Tと、一方の
出力端子p1が端子Nに接続された第1の電圧出力手段
21と、一方の出力端子p3が端子Nに接続された電圧
可変の第2の電圧出力手段22と、第1電圧出力手段2
1の他方の出力端子である非試験電圧端子p2を端子R
に接続し、且つ第2電圧出力手段22の他方の出力端子
である試験電圧端子p4を端子Tに接続する第1接続状
態と、非試験電圧端子p2を端子Tに接続し、且つ試験
電圧端子p4を端子Rに接続する第2接続状態とを択一
的に選択するための接続切換え手段30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低圧電灯線などの3線
式線路に設けられる保護継電器の動作試験方法、及びそ
れに用いる保護継電器試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などの低圧需要家に電力を供給する
ための電気方式として、大多数の低圧電灯線において単
相3線式線路が採用されている。
【0003】一方、近年では、太陽光発電システムや燃
料電池システムなど、数kW程度の比較的に小容量の分
散電源設備を商用電力系統と連系(接続)し、家電製品
などの負荷に給電する系統連系システムが種々提案され
ている。
【0004】系統連系に際しては、連係点電圧に異常
(過電圧、不足電圧など)が発生した場合に、分散電源
設備を商用電力系統から解列させる系統保護装置を設け
る必要がある。解列によって分散電源設備の異常に対し
て商用電力系統が保護されるとともに、商用電力系統の
不測の停電時及び作業停電時において、商用電力系統の
保全作業の安全を確保することができる。
【0005】図3は系統保護装置60の構成の一例を示
す図である。系統保護装置60は、単相3線式の配電線
路Lの各線L1〜3をそれぞれ断続する開閉器61、中
性線L2と一方の電圧線L1との間の電圧Vaを検出す
るセンサー62、中性線L2と他方の電圧線L3との間
の電圧Vbを検出するセンサー63、及びセンサー6
2,63の出力に基づいて開閉器61を制御する制御系
52から構成されており、例えば太陽光発電システムの
インバータ50に組み込まれている。インバータ50
は、複数のスイッチング素子からなるインバータ主回路
51を備え、太陽電池PVの直流出力を交流電力に変換
する。
【0006】制御系52は、例えばマイクロコンピュー
タを中心に構成され、電圧Va,Vbの少なくとも一方
が適正範囲外の値になったときに、開閉器61を開状態
としてインバータ50と配電線路Lとを切り離す。そし
て、電圧Va,Vbのどちらが異常であり、異常が過電
圧と不足電圧のどちらであるかを表示器53によって表
示する。
【0007】つまり、系統保護装置60は、電圧Vaに
対する過電圧継電器(OVR)、電圧Vaに対する不足
電圧継電器(UVR)、電圧Vbに対する過電圧継電器
(OVR)、及び電圧Vbに対する不足電圧継電器(U
VR)としての機能を有する。なお、電圧の適正範囲
は、電力会社によって多少異なるが、例えば基準値が1
01Vの場合、概ね80〜115Vである。
【0008】ところで、系統連系システムにおいては、
システム設置時及びその後の定期点検時に、系統保護装
置60の動作試験を行うことが義務づけられている。そ
して、この試験は、分散電源設備を運転している状態
(規定の疑似運転状態を含む)で行わなければならな
い。
【0009】従来は、図4に示すように、出力可変の交
流電圧源80を単3式トランスと呼称される変圧器85
を介して系統保護装置60に接続し、交流電圧源80の
出力を図示しない電圧計でモニターしながら徐々に変化
させて意図的に電圧異常状態をつくり、系統保護装置6
0が正しく動作するか否かを調べていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来では、中性線L2
と各電圧線L1,L3との間の電圧Va,Vbを独立に
変化させることができなかった。そのため、電圧Va,
Vbのそれぞれについて個別に試験を行うには、試験に
先立って非試験対象側の継電器のトリップ動作を実質的
に停止させるマスキング作業を行わなければならない。
【0011】すなわち、図4において、電圧Va側のO
VR110及びUVR120の動作試験を行うときに
は、電圧Vb側のOVR210及びUVR220のトリ
ップ動作を停止させる。具体的には、制御系52(図3
参照)における電圧適正範囲の設定値を、所定のボタン
操作によって一時的に変更し、電圧Vbが本来の適正範
囲から多少ずれても制御系52が適正と判断するように
しておく。
【0012】電圧Va側の試験が終われば、OVR21
0及びUVR220の動作設定を元に戻し、電圧Va側
のOVR110及びUVR120のトリップ動作を停止
させた状態で、電圧Vb側の試験を行う。電圧Vb側の
試験が終われば、OVR110及びUVR120の動作
設定を元に戻す。
【0013】このように、従来では、一方の電圧Vaに
対応したOVR110及びUVR120の試験を行った
後、試験済のOVR110及びUVR120の動作設定
を一旦変更するという操作が避けられないという問題が
あった。
【0014】また、動作設定を変更し、試験後に元に戻
す操作が面倒であり、試験の所要時間が長いという問題
もあった。変圧器85を別途用意しておく必要もあっ
た。本発明は、これらの問題に鑑みてなされたもので、
保護継電器の動作設定の変更を不要とし、試験時間の短
縮を図ることを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、3線式線路の第1の線路と第2の線路との間に接
続された保護継電器、及び第3の線路と前記第2の線路
との間に接続された保護継電器を試験する方法であっ
て、前記保護継電器の一方に正規の電圧を印加した状態
で、他方の前記保護継電器に印加する電圧を変化させる
ものである。
【0016】請求項2の発明に係る試験装置は、外部の
3線式線路の各線にそれぞれ接続される第1、第2及び
第3の外部接続端子と、一方の出力端子が前記第2の外
部接続端子に接続された第1の電圧出力手段と、一方の
出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された電圧可
変の第2の電圧出力手段と、前記第1電圧出力手段の他
方の出力端子である非試験電圧端子を前記第1の外部接
続端子に接続し、且つ前記第2の電圧出力手段の他方の
出力端子である試験電圧端子を前記第3の外部接続端子
に接続する第1接続状態と、前記非試験電圧端子を前記
第3の外部接続端子に接続し、且つ前記試験電圧端子を
前記第1の外部接続端子に接続する第2接続状態とを択
一的に選択するための接続切換え手段と、を備える。
【0017】請求項3の発明に係る試験装置は、外部の
単相3線式線路の中性線に接続される中性線端子と、前
記単相3線式線路の2つの電圧線にそれぞれ接続される
第1及び第2の電圧線端子と、一方の出力端子が前記中
性線端子に接続された第1の電圧出力手段と、一方の出
力端子が前記中性線端子に接続された電圧可変の第2の
電圧出力手段と、前記第1の電圧出力手段の他方の出力
端子である非試験電圧端子を前記第1の電圧線端子に接
続し、且つ前記第2の電圧出力手段の他方の出力端子で
ある試験電圧端子を前記第2の電圧線端子に接続する第
1接続状態と、前記非試験電圧端子を前記第2の電圧線
端子に接続し、且つ前記試験電圧端子を前記第1の電圧
線端子に接続する第2接続状態とを択一的に選択するた
めの接続切換え手段と、を備える。
【0018】請求項4の発明に係る試験装置は、前記第
2の電圧出力手段が、前記第1の電圧出力手段の出力電
圧との位相差が180度の電圧を出力するものである。
【0019】
【作用】例えば、単相3線式線路内の保護継電器を試験
対象とする場合、第1接続状態では、中性線と第1の電
圧線との間に第1電圧出力手段の出力電圧が印加され、
それと同時に中性線と第2の電圧線との間に第2電圧出
力手段の出力電圧が印加される。
【0020】このとき、両方の電圧出力手段の出力電圧
を所定値に設定しておくことにより、単相3線式線路に
おける各線間の電圧が適正である通常状態が得られる。
その状態で、第2電圧出力手段の出力電圧を変化させれ
ば、第1及び第2の電圧線の内の第2の電圧線のみに対
して、電圧異常(過電圧又は不足電圧)を発生させるこ
とができる。電圧異常が発生したときに、第2の電圧線
に対応した保護継電器が規定どおりにトリップすれば、
その保護継電器は適正である。
【0021】第2接続状態では、第1接続状態とは逆
に、中性線と第1の電圧線との間に第2電圧出力手段の
出力電圧が印加され、それと同時に中性線と第2の電圧
線との間に第1電圧出力手段の出力電圧が印加される。
したがって、第1及び第2の電圧線の内の第1の電圧線
のみに対して電圧異常を発生させることができ、第1の
電圧線に対応した保護継電器のみを対象として試験を行
うことができる。
【0022】
【実施例】図1は本発明に係る継電器テスター1の要部
の回路図である。継電器テスター1は、発振回路11、
増幅回路12、線式変換用の変圧器T0、非試験電圧出
力部21、一対の試験電圧出力部22,23、試験電圧
切換えスイッチS4、出力スイッチS5,S6、試験対
象切換え部30、ヒューズ41,42、電圧計45,4
6、及び3つの外部接続端子R,N,Tを有している。
【0023】継電器テスター1を使用するときには、外
部接続端子Nは、図示しない保護継電器が設けられた単
相3線式線路Lの中性線L2に接続される。また、外部
接続端子Rは一方の電圧線L1に接続され、外部接続端
子Tは他方の電圧線L3に接続される。なお、ここでの
単相3線式線路Lは、図3に示したインバータ50な
ど、商用電力系統との連系が解除された状態の分散電源
設備内の線路である。
【0024】発振回路11は、振幅が数V程度の商用周
波数(50/60Hz)の正弦波電圧信号を出力する。
ただし、発振回路11は、周波数継電器の試験を可能と
するために周波数可変とされている。発振回路11の出
力電圧は、増幅回路12によって数十V程度の振幅の電
圧に増幅されて変圧器T0の1次側に印加される。
【0025】変圧器T0は、2次側に2つの巻線を有し
ており、一方の巻線の両端電圧が非試験電圧出力部21
に入力され、他方の巻線の両端電圧が試験電圧出力部2
2,23に並列に入力される。なお、非試験電圧出力部
21と試験電圧出力部22,23との間における入力電
圧の位相関係は、電圧線L1,L3間の電圧の振幅が中
性線L2と各電圧線L1,L3との間の電圧の振幅の和
となるように選定されている。
【0026】非試験電圧出力部21は、昇圧用変圧器T
3と出力切換えスイッチS1とからなり、100V電灯
線又は200V電灯線の基準電圧を非試験電圧V1とし
て出力する。非試験電圧出力部21の一方の出力端子p
1は、中性線L2に対応した外部接続端子Nに接続され
ている。また、他方の出力端子p2は、試験対象切換え
部30の一方の選択入力端子p7に接続されている。た
だし、出力端子p2と選択入力端子p7との間には、出
力スイッチS5が挿入されており、それによって外部接
続端子N,R(N,T)間への非試験電圧V1の印加の
オンオフが行われる。
【0027】試験電圧出力部22は、スライダックなど
の可変電圧変圧器T1、昇圧用変圧器T4、出力切換え
スイッチS2からなり、100V電灯線又は200V電
灯線のOVR及びUVRの動作試験のための試験電圧V
2を出力する。
【0028】試験電圧出力部23も、スライダックなど
の可変電圧変圧器T2、昇圧用変圧器T5、出力切換え
スイッチS3からなり、100V電灯線又は200V電
灯線のOVR及びUVRの動作試験のための試験電圧V
3を出力する。
【0029】なお、出力切換えスイッチS1〜3は連動
して切り換わる。出力切換えスイッチS1〜3の切換え
操作を行うことにより、継電器テスター1を100V電
灯線用又は200V電灯線用の試験装置として使い分け
ることができる。
【0030】試験電圧V2は可変電圧変圧器T1の操作
状態に応じて連続的に変化し、試験電圧V3は可変電圧
変圧器T2の操作状態に応じて連続的に変化する。これ
により、例えば試験電圧V2を電圧計45でモニターし
ながら変化させて、OVR及びUVRのトリップ電圧を
測定することができる。また、OVR及びUVRの時限
試験を行うことができる。
【0031】時限試験は、適正範囲内の電圧を印加した
状態(正常状態)から適正範囲外の電圧を印加した状態
へ切り換え、切換えタイミングからOVR(又はUV
R)のトリップまでの時間を測定し、応答性の適否を判
定する試験である。
【0032】本実施例では、試験電圧V3が、100V
電灯線又は200V電灯線における適正範囲内の適当な
値に設定される。その設定値は電圧計46によって表示
される。そして、試験電圧V2が適正範囲外の値に設定
される。なお、図示は省略したが、継電器テスター1に
は、継電器からのトリップ信号を入力するための端子、
計時回路、及び計時結果を表示するための表示器が組み
込まれている。
【0033】試験電圧切換えスイッチS4は、時限試験
に際して印加電圧を切り換えるために設けられている。
試験電圧切換えスイッチS4によって、試験電圧出力部
22の一方の出力端子p4、又は試験電圧出力部23の
一方の出力端子p6が、試験対象切換え部30の選択入
力端子p8に接続される。ただし、試験電圧切換えスイ
ッチS4と選択入力端子p8との間には、出力スイッチ
S6が挿入されており、それによって外部接続端子N,
R(N,T)間への試験電圧V2又は試験電圧V3の印
加のオンオフが行われる。試験電圧出力部22の他方の
出力端子p3、及び試験電圧出力部23の他方の出力端
子p5は、外部接続端子Nに接続されている。
【0034】試験対象切換え部30は、例えば連動する
2つの入力選択スイッチS7,8からなり、第1接続状
態と第2接続状態とを択一的に選択するために設けられ
ている。
【0035】第1接続状態は、非試験電圧出力部21の
出力端子p2が外部接続端子Rに接続され、且つ試験電
圧出力部22の出力端子p4又は試験電圧出力部23の
出力端子p6が外部接続端子Tに接続された状態であ
る。また、第2接続状態は、出力端子p2が外部接続端
子Tに接続され、且つ出力端子p4又は出力端子p6が
外部接続端子Rに接続された状態である。
【0036】第1接続状態では、出力スイッチS5,6
をオンすると、中性線L2と電圧線L1との間に非試験
電圧V1が印加されるとともに、中性線L2と電圧線L
3に例えば試験電圧V2が印加される。つまり、電圧線
L3側が試験対象となる。
【0037】このとき、試験電圧V2を適正範囲内の値
に設定しておくことにより、単相3線式線路Lにおける
各線間の電圧が適正である通常状態が得られる。その状
態で、試験電圧V2を変化させれば、一対の電圧線L
1,L2の一方の電圧線L2のみに対して、電圧異常
(過電圧又は不足電圧)を発生させることができる。電
圧異常が発生したときに、電圧線L2に対応した保護継
電器(OVR又はUVR)がトリップすれば、その保護
継電器は適正である。
【0038】第2接続状態では、第1接続状態とは逆
に、中性線L2と電圧線L1との間に試験電圧V2が印
加されるとともに、中性線L2と電圧線L3との間に非
試験電圧V1が印加される。これにより、電圧線L1の
みに対して電圧異常を発生させることができ、電圧線L
1に対応した保護継電器のみを対象として試験を行うこ
とができる。
【0039】このように継電器テスター1を用いれば、
試験対象切換え部30の切換え操作を行うだけで、単相
3線式線路Lの一方側又は他方側を試験対象とすること
ができ、保護継電器の動作設定の変更は不要である。し
たがって、短時間で試験を終えることができる。
【0040】図2は他の実施例に係る継電器テスター2
の構成を示すブロック図である。継電器テスター2は、
商用電源80の出力に同期した正弦波電圧信号をそれぞ
れ出力する2つの発振回路81,82、外部接続端子
N,Rに出力端子対が接続された増幅回路83、外部接
続端子N,Tに出力端子対が接続された増幅回路84、
試験対象を切り換えるための接続切換え部85を有して
いる。
【0041】接続切換え部85によって、発振回路81
を増幅回路83に接続し且つ発振回路82を増幅回路8
4に接続する第1接続状態と、発振回路81を増幅回路
84に接続し且つ発振回路82を増幅回路83に接続す
る第2接続状態とが選択される。
【0042】一方の発振回路82は、時限試験のための
切換えスイッチS82の状態に応じて、振幅の異なる正
弦波電圧信号を出力する。また、出力の切換えを正弦波
電圧信号の零クロス点で行うように構成されている。こ
れにより、増幅回路83,84の前段(低電圧段)で印
加電圧のレベルを切り換えることと相まって、切換え時
の波形の乱れを少なくすることができ、保護継電器の誤
動作を防止することができる。加えて、接続切換え部8
5の構成部品に対する耐圧要求が緩和されるので、増幅
回路83,84の後段で接続を切り換える場合と比べて
コストダウンを図ることができる。
【0043】なお、増幅回路83,84の増幅率の調整
によっても、試験電圧を変化させることができる。上述
の実施例においては、単相3線式線路Lを例示したが、
本発明を3相3線式線路に応用することも可能である。
【0044】
【発明の効果】請求項1乃至請求項4の発明によれば、
保護継電器の動作設定の変更を不要とし、試験時間の短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る継電器テスターの要部の回路図で
ある。
【図2】他の実施例に係る継電器テスターの構成を示す
ブロック図である。
【図3】系統保護装置の構成の一例を示す図である。
【図4】従来の試験方法を示す図である。
【符号の説明】
1 継電器テスター(保護継電器試験装置) 21 非試験電圧出力部(第1の電圧出力手段) 22 試験電圧出力部(第2の電圧出力手段) 30 試験対象切換え部(接続切換え手段) L 単相3線式線路(3線式線路) L1,L3 電圧線 L2 中性線 N 第1の外部接続端子(第1の電圧線端子) R 第2の外部接続端子(中性線端子) T 第3の外部接続端子(第1の電圧線端子) p1,p3 出力端子(一方の出力端子) p2,p4 出力端子(非試験電圧端子)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3線式線路の第1の線路と第2の線路との
    間に接続された保護継電器、及び第3の線路と前記第2
    の線路との間に接続された保護継電器を試験する方法で
    あって、 前記保護継電器の一方に正規の電圧を印加した状態で、
    他方の前記保護継電器に印加する電圧を変化させること
    を特徴とする保護継電器の試験方法。
  2. 【請求項2】外部の3線式線路の各線にそれぞれ接続さ
    れる第1、第2及び第3の外部接続端子と、 一方の出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された
    第1の電圧出力手段と、 一方の出力端子が前記第2の外部接続端子に接続された
    電圧可変の第2の電圧出力手段と、 前記第1の電圧出力手段の他方の出力端子である非試験
    電圧端子を前記第1の外部接続端子に接続し、且つ前記
    第2の電圧出力手段の他方の出力端子である試験電圧端
    子を前記第3の外部接続端子に接続する第1接続状態
    と、前記非試験電圧端子を前記第3の外部接続端子に接
    続し、且つ前記試験電圧端子を前記第1の外部接続端子
    に接続する第2接続状態とを択一的に選択するための接
    続切換え手段と、 を備えたことを特徴とする保護継電器試験装置。
  3. 【請求項3】外部の単相3線式線路の中性線に接続され
    る中性線端子と、 前記単相3線式線路の2つの電圧線にそれぞれ接続され
    る第1及び第2の電圧線端子と、 一方の出力端子が前記中性線端子に接続された第1の電
    圧出力手段と、 一方の出力端子が前記中性線端子に接続された電圧可変
    の第2の電圧出力手段と、 前記第1の電圧出力手段の他方の出力端子である非試験
    電圧端子を前記第1の電圧線端子に接続し、且つ前記第
    2の電圧出力手段の他方の出力端子である試験電圧端子
    を前記第2の電圧線端子に接続する第1接続状態と、前
    記非試験電圧端子を前記第2の電圧線端子に接続し、且
    つ前記試験電圧端子を前記第1の電圧線端子に接続する
    第2接続状態とを択一的に選択するための接続切換え手
    段と、 を備えたことを特徴とする保護継電器試験装置。
  4. 【請求項4】前記第2の電圧出力手段は、前記第1の電
    圧出力手段の出力電圧との位相差が180度の電圧を出
    力することを特徴とする保護継電器試験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105301396A (zh) * 2015-10-29 2016-02-03 国网山东夏津县供电公司 一种继电保护校验装置
JP2020143971A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 中国電力株式会社 整定試験装置

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