JPH08152389A - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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Publication number
JPH08152389A
JPH08152389A JP29476994A JP29476994A JPH08152389A JP H08152389 A JPH08152389 A JP H08152389A JP 29476994 A JP29476994 A JP 29476994A JP 29476994 A JP29476994 A JP 29476994A JP H08152389 A JPH08152389 A JP H08152389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
winder
testing machine
material testing
grips
Prior art date
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Pending
Application number
JP29476994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Ogata
達郎 緒方
Yoshiyuki Iwahashi
義之 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH08152389A publication Critical patent/JPH08152389A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータの最大ストロークが長くて
も、大きい配置スペースを必要とすることがなく、また
振動による問題を生じることもないストローク位置検出
機構を備えた材料試験機を提供すること。 【構成】 固定側つかみ具7と可動側つかみ具11を有
し、可動側つかみ具7をラムシリンダ8により固定側つ
かみ具7に対して離接させて試験を行う材料試験機にお
いて、ラムシリンダ8のチューブ14にベルト巻取器1
6を取り付け、可動側つかみ具11に接続されているピ
ストンロッド9に柔軟性のあるベルト20の一端を接続
し、他端をベルト巻取器16に接続する。ベルト20に
は検出子21,22を設け、ラムシリンダ8のチューブ
14には検出子21,22を検出する検出器23,24
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、引張試験機、圧縮試験
機などの材料試験機に関し、たとえばラムシリンダのス
トローク位置を検出する機構を備えた材料試験機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】試験片を把持する一対のつかみ具と、こ
の一対のつかみ具の間隔を変更して試験片を負荷する負
荷機構とを備える材料試験機が知られている。この種の
材料試験機において、たとえば負荷機構を構成するラム
シリンダのストローク位置を検出する場合には、一端が
ラムシリンダのピストンロッドに固定された短冊状の作
動板をラムシリンダのストローク方向に延設させる一
方、検出すべきストローク位置に応じて作動板に設けら
れた遮光マークなどを検出するように光電センサをシリ
ンダチューブ側に設置している。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、上述のよ
うな従来のストローク位置検出機構では、ピストンロッ
ドの最伸長位置と最収縮位置との間の所定位置を1枚の
作動板で検出しようとすると、作動板はピストンロッド
の最大ストロークに相当する長さを必要とする。このた
め、ラムシリンダの最大ストロークが長いほど、作動板
も長くなる。作動板は常にその最大ストロークに応じた
長さをもってアクチュエータのストローク方向に延在す
るから、作動板の配置スペースをかなり広い領域に確保
しなければならない。
【0004】また、この作動板が長くなるほど、試験片
破断時の衝撃によって作動板が大きく振れ、作動板が光
電センサに衝突するおそれもある。これに対し、個別の
二枚の作動板と、この二枚の作動板の各々に対応して設
けられた光電センサとによりピストンロッドの上限位置
と下限位置を検出する場合には、二枚の作動板の配置ス
ペースを確保することが難しい場合がある。その上、上
限位置と下限位置に加えて中間位置も検出しようとする
場合には、作動板がさらに必要となり、より大きいスペ
ースが必要となる。
【0005】本発明は、つかみ具間隔が大きくても、ま
た、検出位置が多点になってもさほど大きな配置スペー
スを必要せず、振動による問題も発生しないようにした
ストローク位置検出機構を備えた材料試験機を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、試験片を把持する一対のつかみ具と、
この一対のつかみ具の間隔を変更して試験片を負荷する
負荷機構とを備える材料試験機に適用されれる。そし
て、上述した目的は、予め与えられた巻取力によりベル
トが巻取器に巻き取られ、所定の引張り力を加えると前
記巻取器に巻き取られている前記ベルトが前記巻取器か
ら繰り出される巻取式ベルト機構と、前記ベルトに形成
された検出子を検出して位置信号を出力する検出器とを
備え、前記つかみ具の間隔が広がるように前記負荷機構
が駆動される時には前記巻取器にベルトが巻き取られ、
前記間隔が狭まるように前記負荷機構が駆動されるとき
には前記巻取器からベルトが繰り出されるように前記ベ
ルトの一端と前記巻取器を材料試験機の構成要素にそれ
ぞれ取り付けることにより達成される。
【0007】
【作用】つかみ具の間隔が広がるときベルトは巻取器に
巻き取られ、間隔が狭まるとベルトは巻取器から繰り出
される。ベルト上の検出子が検出器と対向すると、検出
器は位置信号を出力する。
【0008】
【実施例】図1〜図4により本発明による材料試験機の
一実施例を説明する。図1において、材料試験機は、基
台1と、基台1上に対をなして立設された二本の支柱
2,3と、二本の支柱2,3に軸線方向、すなわち上下
方向に移動可能に係合し、油圧チャック4によって支柱
2,3の任意の高さに固定されるクロスヘッド5と、ク
ロスヘッド5を上下駆動する油圧シリンダ装置6と、ク
ロスヘッド5に取り付けられた固定側のつかみ具7と、
基台1上に設けられた負荷機構としてのラムシリンダ8
と、ラムシリンダ8のピスントロッド9の先端(上端)
にロードセル10を介して取り付けられた可動側のつか
み具11とを有し、つかみ具7と11とで試験片を把持
し、ラムシリンダ8によってつかみ具11を支柱2,3
の軸線方向に駆動して試験片に負荷を付与する。
【0009】つかみ具7と11は各々、コ字状の本体7
a,11aと、本体7a,11aの各々に摺動可能に設
けられた一対のつかみ歯部材7b,11bとを有し、本
体7a,11aに形成されている油圧室7c,11cに
油圧を供給してつかみ歯部材7b,11bで試験片を把
持する。
【0010】ラムシリンダ8の本体(シリンダチューブ
部)14には、取付板15によってベルト巻取器16が
取り付けられている。ベルト巻取器16は、一般的な周
知のコード巻取装置などと同等の構造のものであり、ベ
ルト収納ケース17内に、ベルト20を巻き取り繰り出
す巻取ボビン18と、巻取ボビン18をベルト巻取方向
へ付勢する不図示のぜんまいばねとを有している。
【0011】ピスントロッド9の先端部9aにはベルト
係止具19が取り付けられており、ベルト係止具19に
ベルト20の一端が接続されている。ベルト20は、透
明で柔軟性のある厚さ数mmのビニールにより構成さ
れ、その他端はベルト巻取器16の巻取ボビン18に接
続され、ベルト巻取器16に繰り出し可能に巻き取られ
ている。このベルト20にはベルト巻取器16のぜんま
いばねにより所定の張力が与えられ、ベルト20は、ベ
ルト係止具19とベルト巻取器16との間でピスントロ
ッド9の移動方向に沿って延在している。ベルト20と
巻取器16により巻取式ベルト機構WBを構成する。
【0012】ベルト20には、ラムシリンダ8の上限位
置を設定するための遮光マーク21と、ラムシリンダ8
の下限位置を設定するための遮光マーク22とがその長
手方向の所定位置に設けられている。取付板15にそれ
ぞれ取り付けられている光電センサ23,24の各々
は、ベルト20を挟んで対向配置された発光部23a,
24aと、受光部23b,24bとを有し、光電センサ
23はベルト20の遮光マーク21で遮光されると上限
位置信号を出力し、光電センサ24はベルト20の遮光
マーク22で遮光されると下限位置信号を出力する。
【0013】以上のように構成されたストローク検出機
構の動作を説明する。シリンダ装置8のピスントロッド
9が上昇移動すると、この上昇移動に応じてベルト20
がベルト巻取器16より繰り出され、ベルト20が光電
センサ23,24に対して上昇移動する。この上昇移動
により遮光マーク21が光電センサ23の発光部23a
と受光部23bとの間に位置すると、光電センサ23は
上限位置信号を出力する。
【0014】これに対し、ラムシリンダ8のピスントロ
ッド9が降下移動すると、この降下移動に応じてベルト
20がベルト巻取器16に巻き取られ、ベルト20が光
電センサ23,24に対して降下移動する。この降下移
動により遮光マーク22が光電センサ24の発光部24
aと受光部24bとの間に位置すると、光電センサ24
は下限位置信号を出力する。これらの上下限位置信号は
不図示の制御回路にそれぞれ入力され、制御回路はこれ
らの上下限位置信号によりラムシリンダ8への圧油の供
給をそれぞれ停止する。
【0015】このように、ベルト20は、ピスントロッ
ド9の移動に応じてベルト巻取器16より繰り出され、
あるいはベルト巻取器16に巻き取られ、常にラムシリ
ンダ8のストローク量に応じた長さだけラムシリンダ8
のピスントロッド9の先端部9aと本体14との間に延
在する。これにより、ラムシリンダ8の最大ストローク
が長くてもベルト20の配置に大きいスペースが必要に
なることがない。また、試験片破断時のショックにより
ベルト20が振動して検出器に衝突しても、ベルト20
が柔軟性材料で形成されているから、検出器を破損する
おそれがない。
【0016】なお、以下のような変形が可能である。 (1)上限位置信号と下限位置信号を光電センサ23,2
4で各々出力するようにしたが、一つの光電センサで上
限設定用と下限設定用の遮光マークを検出して上限位置
信号と下限位置信号とを出力するようにしてもよい。
【0017】(2)発光部23a,24aからの光が遮光
されると光電センサ23,24が位置信号を出力するよ
うにしたが、発光部からの光を受光して位置信号を出力
するようにしてもよい。この場合には全体が遮光性のベ
ルトを使用し、このベルトに光透過窓を形成すればよ
い。
【0018】(3)光電センサ23,24に代えて、磁気
センサ、リミットスイッチなどを使用してもよく、その
場合、ベルトにはそれら検出器の種類に応じて磁気マー
ク、リミットスイッチ作動用突起などの検出子が取り付
け位置変更可能に設けられる。
【0019】(4)ベルト20に設ける検出子の位置によ
って上限位置、下限位置以外のストローク位置を検出す
るようにしてもよい。
【0020】(5)ベルト20の一端をピスントロッド
9の先端部9aに接続したが、ロードセル10、つかみ
具11など、ピスントロッド9と一体に移動する部材に
接続してもよい。
【0021】(6)ベルト巻取器16をラムシリンダ8
の本体14に取り付けたが、本体14と一体の固定側部
材に取り付けてもよい。
【0022】(7)ベルト20の一端をピストンロッド
9に接続し、巻取器16をラムシリンダ8の本体14に
取り付けたが、一対のつかみ具の間隔に応じて位置が変
更する材料試験機の各種の構成要素にそれぞれを接続あ
るいは取り付けてもよい。たとえば、クロスヘッド5に
巻取器16を設置し、可動側のつかみ具11にベルトの
一端を接続してもよい。
【0023】(8)ストローク位置検出機構でラムシリ
ンダの上限位置と下限位置とを検出する場合について説
明したが、試験片を把持するための原点位置を検出する
ストローク位置検出機構にも本発明を適用できる。
【0024】(9)ベルト20をビニールで形成した
が、その他の柔軟性材料、たとえば数mmの厚さのラバ
ーで形成してもよい。
【0025】(10)上下つかみ具7と11との間隔を
ラムシリンダ8により変更して試験片を負荷するように
したが、一対のねじ棹を電動機で回転駆動してつかみ具
間距離を変更してもよい他、本発明は各種駆動型式の材
料試験機に適用できる。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る材料試験機によれば、つかみ具の間隔変更に伴ってベ
ルトが巻取器に巻き取られ、あるいは巻取器から繰り出
されるので、検出したい位置の間隔が大きくなっても、
ストローク位置検出機構が大きくなることはなく、その
配置スペースを小さくできる。また、ベルトを柔軟性材
料で形成したから、試験片破断時などの振動によってベ
ルトが検出器に衝突しても検出器を破損するおそれもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による材料試験機の一実施例を示す全体
正面図
【図2】本発明による材料試験機の一実施例をその要部
について示す拡大正面図
【図3】本発明による材料試験機の一実施例をその要部
について示す拡大側面図
【図4】図3の線IV−IVによる拡大断面図
【符号の説明】
1 基台 2,3 支柱 5 クロスヘッド 7 つかみ具 8 ラムシリンダ 9 ピスントロッド 10 ロードセル 11 つかみ具 16 ベルト巻取器 14 本体 20 ベルト 21,22 遮光マーク 23,24 光電センサ WB 巻取式ベルト機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験片を把持する一対のつかみ具と、こ
    の一対のつかみ具の間隔を変更して試験片を負荷する負
    荷機構とを備える材料試験機において、予め与えられた
    巻取力によりベルトが巻取器に巻き取られ、所定の引張
    り力を加えると前記巻取器に巻き取られている前記ベル
    トが前記巻取器から繰り出される巻取式ベルト機構と、
    前記ベルトに形成された検出子を検出して位置信号を出
    力する検出器とを備え、前記つかみ具の間隔が広がるよ
    うに前記負荷機構が駆動される時には前記巻取器にベル
    トが巻き取られ、前記間隔が狭まるように前記負荷機構
    が駆動されるときには前記巻取器からベルトが繰り出さ
    れるように前記ベルトの一端と前記巻取器を材料試験機
    の構成要素にそれぞれ取り付けたことを特徴とする材料
    試験機。
JP29476994A 1994-11-29 1994-11-29 材料試験機 Pending JPH08152389A (ja)

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JP29476994A JPH08152389A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 材料試験機

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JP29476994A JPH08152389A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 材料試験機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020047734A1 (zh) * 2018-09-03 2020-03-12 东北大学 测试纤维增强复合材料退化时力学性能的装置及方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020047734A1 (zh) * 2018-09-03 2020-03-12 东北大学 测试纤维增强复合材料退化时力学性能的装置及方法

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