JPH08152279A - セラミック粉体の仮焼用匣 - Google Patents
セラミック粉体の仮焼用匣Info
- Publication number
- JPH08152279A JPH08152279A JP6296741A JP29674194A JPH08152279A JP H08152279 A JPH08152279 A JP H08152279A JP 6296741 A JP6296741 A JP 6296741A JP 29674194 A JP29674194 A JP 29674194A JP H08152279 A JPH08152279 A JP H08152279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- powder
- calcination
- calcining
- protrusions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、セラミック粉体を充填して仮焼処
理を行う匣において、匣内の温度分布のバラツキを改善
し、均一な仮焼粉を提供することを目的とする。 【構成】 セラミック粉体の仮焼用匣内部に、突起1を
設ける。
理を行う匣において、匣内の温度分布のバラツキを改善
し、均一な仮焼粉を提供することを目的とする。 【構成】 セラミック粉体の仮焼用匣内部に、突起1を
設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミック粉体を充填
して仮焼処理を行う匣に関し、均一仮焼が行われセラミ
ック性能の安定化が実現できるセラミック粉体の仮焼用
匣に関するものである。
して仮焼処理を行う匣に関し、均一仮焼が行われセラミ
ック性能の安定化が実現できるセラミック粉体の仮焼用
匣に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、セラミック製品を製造する場
合、性能の安定化・寸法精度の向上を図る為、必要な原
料を一定時間混合したのち、この混合粉を規定の温度に
より仮焼処理を行い、反応を行わせていた。この時、例
えば図2に示すような仮焼用匣に原料を詰めて仮焼炉に
装入していた。
合、性能の安定化・寸法精度の向上を図る為、必要な原
料を一定時間混合したのち、この混合粉を規定の温度に
より仮焼処理を行い、反応を行わせていた。この時、例
えば図2に示すような仮焼用匣に原料を詰めて仮焼炉に
装入していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、セラミック粉体を仮焼用匣に詰めて仮焼を
行った場合、匣内に温度差が発生して均一な仮焼が行わ
れず、ロット内やロット間で変動が発生するという問題
点を有していた。
の構成では、セラミック粉体を仮焼用匣に詰めて仮焼を
行った場合、匣内に温度差が発生して均一な仮焼が行わ
れず、ロット内やロット間で変動が発生するという問題
点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、匣内の温度分布を一定にし、均一な仮焼粉を提供す
ることを目的とする。
で、匣内の温度分布を一定にし、均一な仮焼粉を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のセラミック粉体の仮焼用匣には、匣内部に突
起を設けたものである。
に本発明のセラミック粉体の仮焼用匣には、匣内部に突
起を設けたものである。
【0006】
【作用】この構成によって、仮焼炉から与えられる熱量
が、匣を媒体として突起部分を中心とした匣内にも均一
に伝えることができる。そのため匣内の温度バラツキが
低減し、混合粉に均一な熱を与えることが可能となり特
性のロット内やロット間でのバラツキを低減することが
できる。
が、匣を媒体として突起部分を中心とした匣内にも均一
に伝えることができる。そのため匣内の温度バラツキが
低減し、混合粉に均一な熱を与えることが可能となり特
性のロット内やロット間でのバラツキを低減することが
できる。
【0007】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。図1は、本発明の実施例におけ
る匣の構造を示すものである。図1において、1は匣内
突起を示す。
参照しながら説明する。図1は、本発明の実施例におけ
る匣の構造を示すものである。図1において、1は匣内
突起を示す。
【0008】以上のように構成された匣と、図2に示さ
れている従来の匣内に、同一の圧電セラミック用混合粉
を同一量詰め、950℃・2時間保持を有するトンネル
仮焼炉を用い仮焼を行った。仮焼匣数は、各10匣ずつ
で行い、匣内の決められた同じ場所よりサンプリングを
200gずつ行い、同一のポットミルによって10時間
粉砕処理を行った。粉砕された仮焼粉を用い同一条件下
にて成形・焼成・加工を行い、特性比較を実施した。
れている従来の匣内に、同一の圧電セラミック用混合粉
を同一量詰め、950℃・2時間保持を有するトンネル
仮焼炉を用い仮焼を行った。仮焼匣数は、各10匣ずつ
で行い、匣内の決められた同じ場所よりサンプリングを
200gずつ行い、同一のポットミルによって10時間
粉砕処理を行った。粉砕された仮焼粉を用い同一条件下
にて成形・焼成・加工を行い、特性比較を実施した。
【0009】本実施例による匣内に突起を有した匣によ
り仮焼された粉体の圧電性能と従来の匣により仮焼され
た粉体の圧電性能を(表1)に比較して示している。
り仮焼された粉体の圧電性能と従来の匣により仮焼され
た粉体の圧電性能を(表1)に比較して示している。
【0010】
【表1】
【0011】この(表1)から明らかなように、本実施
例による圧電性能は、性能バラツキの点で優れた効果が
得られる。
例による圧電性能は、性能バラツキの点で優れた効果が
得られる。
【0012】以上のように本実施例によれば、仮焼用匣
内に突起を設けることにより性能バラツキを低減するこ
とができる。
内に突起を設けることにより性能バラツキを低減するこ
とができる。
【0013】なお本実施例では、圧電セラミックを用い
たが、仮焼を必要とするセラミック粉体すべてに適用で
きる。又、匣内の突起の数、形状、材質は、セラミック
粉体に均一に熱が伝われば、どのようでも構わない。
たが、仮焼を必要とするセラミック粉体すべてに適用で
きる。又、匣内の突起の数、形状、材質は、セラミック
粉体に均一に熱が伝われば、どのようでも構わない。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明は、セラミック粉体
を充填して仮焼処理を行う匣において、匣内部に突起を
設けることにより、匣内に熱が均一に伝わるためロット
内やロット間での仮焼度合のバラツキを低減することが
できる優れたセラミック粉体の仮焼用匣を実現できるも
のである。
を充填して仮焼処理を行う匣において、匣内部に突起を
設けることにより、匣内に熱が均一に伝わるためロット
内やロット間での仮焼度合のバラツキを低減することが
できる優れたセラミック粉体の仮焼用匣を実現できるも
のである。
【図1】本発明の一実施例におけるセラミック粉体の仮
焼用匣の斜視図
焼用匣の斜視図
【図2】従来のセラミック粉体の仮焼用匣の斜視図
1 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に突起を備えたセラミック粉体の仮
焼用匣。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6296741A JPH08152279A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミック粉体の仮焼用匣 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6296741A JPH08152279A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミック粉体の仮焼用匣 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08152279A true JPH08152279A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17837512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6296741A Pending JPH08152279A (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | セラミック粉体の仮焼用匣 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08152279A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003294374A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-15 | Noritake Co Ltd | 匣 鉢 |
JP2014005160A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Ibiden Co Ltd | 黒鉛材の焼成に用いる器体、焼成容器、及び焼成方法 |
CN107999702A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-05-08 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种陶瓷型芯烧结造型工艺 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0357Y2 (ja) * | 1984-12-21 | 1991-01-07 | ||
JPH04272102A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-28 | Kawasaki Steel Corp | 鉄粉熱処理用容器 |
JPH04302991A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-26 | Kawasaki Steel Corp | セラミック焼成用容器 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP6296741A patent/JPH08152279A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0357Y2 (ja) * | 1984-12-21 | 1991-01-07 | ||
JPH04272102A (ja) * | 1991-02-28 | 1992-09-28 | Kawasaki Steel Corp | 鉄粉熱処理用容器 |
JPH04302991A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-26 | Kawasaki Steel Corp | セラミック焼成用容器 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003294374A (ja) * | 2002-04-01 | 2003-10-15 | Noritake Co Ltd | 匣 鉢 |
JP2014005160A (ja) * | 2012-06-21 | 2014-01-16 | Ibiden Co Ltd | 黒鉛材の焼成に用いる器体、焼成容器、及び焼成方法 |
CN107999702A (zh) * | 2017-12-22 | 2018-05-08 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种陶瓷型芯烧结造型工艺 |
CN107999702B (zh) * | 2017-12-22 | 2020-04-14 | 东方电气集团东方汽轮机有限公司 | 一种陶瓷型芯烧结造型工艺 |
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