JPH08152081A - リブ付き合成樹脂管 - Google Patents

リブ付き合成樹脂管

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Publication number
JPH08152081A
JPH08152081A JP6294133A JP29413394A JPH08152081A JP H08152081 A JPH08152081 A JP H08152081A JP 6294133 A JP6294133 A JP 6294133A JP 29413394 A JP29413394 A JP 29413394A JP H08152081 A JPH08152081 A JP H08152081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
synthetic resin
drain
axial direction
resin pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6294133A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihito Ihara
義仁 井原
Yoshinori Motohashi
欣憲 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HANIYUU PLAST KK
Original Assignee
HANIYUU PLAST KK
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Filing date
Publication date
Application filed by HANIYUU PLAST KK filed Critical HANIYUU PLAST KK
Priority to JP6294133A priority Critical patent/JPH08152081A/ja
Publication of JPH08152081A publication Critical patent/JPH08152081A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化を図ると共に、管軸方向の剛性を高め
て撓みの発生を防止したリブ付き合成樹脂管を提供す
る。 【構成】 管壁の肉厚tを外径Dの8/100以下とし
た肉薄の合成樹脂管1の内面に管軸方向に連続する突条
11を周方向にほぼ等間隔に複数条設ける。 【効果】 樹脂原料の節減が図れると共に、軽量である
ため配管施工時に運搬、取扱いが容易に行なえる。ま
た、水平に配管しても撓みが生じないので、ドレン管と
して使用したとき、少量のドレンでも管内に滞留するこ
となくスムースに排出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量化を図ると共に管
軸方向の剛性を高めて撓みの発生を防止した合成樹脂管
に関し、特に室内空調器のドレン管として好適に使用で
きる内面にリブを有する合成樹脂管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から一戸建て住宅やアパート等の高
層住宅では、室内に設置した空調器にドレン管を接続し
て空調器で発生したドレンを屋外に排出することが行な
われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、このドレン管
には塩化ビニル樹脂管(VPW管)が使用されている
が、この管を水平に配管して所定間隔毎に天井や壁に支
持したとき、支持スパンが長くなると自重によって下方
に撓み、ドレンが管内に滞留して円滑に排出されないこ
とがあった。例えば、図4に示した如く、配管の支持ス
パンLが長くなると中央部で撓みが発生し、この撓み量
δが図5に示したドレンの水深Hよりも深くなると、ド
レンが円滑に排出されないだけでなく、空調器の作動不
能の原因となることもあった。
【0004】本発明は、かかる課題を解決したものであ
って、軽量化を図ると共に管軸方向の剛性を高めて撓み
の発生を防止し、空調器のドレン管として好適に使用で
きるリブ付き合成樹脂管を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、管壁
の肉厚を外径の8/100以下とした肉薄の合成樹脂管
の内面に管軸方向に連続する突条を一体的に設けると共
に、該突条を周方向にほぼ等間隔に複数条設けたことを
特徴とする。また、請求項2の発明は、突条の高さを管
壁の肉厚の1/2〜2倍とし、また突条の幅と各突条間
の間隔とがほぼ等しくなるように設定したことを特徴と
する。
【0006】
【作用】上記の如く、管壁の肉厚を外径の8/100以
下として従来管よりも肉薄にしたので、樹脂原料の節減
が図れると共に、軽量となるため配管施工時の運搬、取
扱いが容易に行なえる。また、その管の内面に管軸方向
に連続する突条を周方向にほぼ等間隔に複数条設けたの
で、管軸方向の剛性が高まり、管を水平に配管して所定
間隔毎に天井や壁に支持したとき、軽量であることと相
俟って撓みの発生が防止され、管内にドレンが滞留しな
い。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示す合成樹脂管
の断面図、図2は図1に示した合成樹脂管を管継手を介
して接続した状態を示す断面図、図3は本発明の合成樹
脂管を下水配管システムの通気管として使用した状態を
示す概略図であって、図中の符号1は合成樹脂管、2は
管継手である。
【0008】合成樹脂管1は塩化ビニル樹脂等の合成樹
脂を押出成形して得られたものであって、肉薄に形成し
た管の内面には管軸方向に連続する突条11が一体的に
設けられており、該突条11は周方向にほぼ等間隔に複
数条設けられている。突条11は、管壁の肉厚を従来管
より薄くして軽量化を図ると共に、管軸方向の剛性を高
めて撓みの発生を防止するものであって、突条11の高
さhとその幅wは合成樹脂管1の外径Dと肉厚tに応じ
て適宜設定することができる。
【0009】合成樹脂管1の肉厚tは管の径サイズに応
じてその外径Dの3/100〜8/100に設定するの
が好ましい。その理由は、従来からドレン管として使用
されているサイズ20〜40Aの合成樹脂管は肉厚が外
径の8/100〜11/100に設定されているため、
肉厚が外径の8/100を越えると軽量化を図りつつ管
軸方向の剛性を高めて撓みの発生を防止するという本発
明の趣旨を逸脱することになる。また、肉厚tが外径D
の3/100以下となると、運搬や配管施工時に管の端
部や外面に振動・衝撃等が作用したとき、亀裂が生じて
破損する危険性がある。
【0010】一方、突条11の高さhは管壁の肉厚tの
1/2〜2倍に設定するとよい。この突条11の高さh
が肉厚tの1/2以下となると、撓み防止効果がそれほ
ど期待できなくなり、2倍を超えると管軸方向の剛性が
高まるもののその分だけ樹脂原料が必要となって単位長
さあたりの重量が増すことになるため、突条11の高さ
hを肉厚tの1/2〜2倍に設定すると実用的な範囲で
管の撓みを良好に防止できることが実験的に確かめられ
た。また、突条11の幅wを肉厚tの2倍程度とし、各
突条11,11間の間隔を突条11の幅wとほぼ等しく
なるように設定すると、内面に突条11を有する管の押
出成形が良好に行なえると共に、管の撓みを効果的に防
止できることが実験的に確かめられた。
【0011】具体例として、サイズ20A(外径26.
0mm)の塩化ビニル樹脂管の肉厚tを1.5mm、突
条11の高さhを1.5mm、突条11の幅wを3mm
に設定し、各突条11,11間の間隔が突条11の幅w
とほぼ等しくなるように設定したとき、単位長さあたり
の重量が2.374g/cm、断面二次モーメントIが
1.163cm4 となる。この合成樹脂管を2mに裁断
してその両端部を単純に支持して水平にしたとき、中央
部の撓み量δは、次の式から約14.2mmとなる。
【0012】δ=qL4 /EI×(5/384) 但し、E:縦弾性係数 (=3.0×104 kgf/c
2 ) I:断面二次モーメント q:単位長さあたりの重量 (但し、比重を1.43g/cm3 とする) L:管の長さ これに対し、ドレン管として従来から使用されているサ
イズ20Aの塩化ビニル樹脂管(VPW管)は、外径D
が26.0mm、肉厚tが3.0mmであり、単位長さ
あたりの重量が3.098g/cm、断面二次モーメン
トIが1.457cm4 となる。この従来管を2mに裁
断し、その両端を単純に支持して水平にしたとき、撓み
が最大となる中央部の撓み量δは上記の式から約14.
7mmとなる。
【0013】この計算結果から明らかな如く、本発明の
一実施例を示した合成樹脂管1は従来管よりも樹脂原料
を約24%節減しても突条11によって管軸方向の剛性
が増大しているため、撓み量が従来管よりも少なくな
る。このため、本発明の合成樹脂管1はドレン管等の無
圧流体の配管材として好適に使用することができる。
【0014】一方、管継手2は合成樹脂管1と同種の樹
脂原料で成形されており、その両端部には合成樹脂管1
の外径とほぼ等しい内径を有する受口21が設けられて
いる。受口21の奥部には合成樹脂管1の肉厚tとほぼ
等しい高さを有するストッパー段部22が設けられてお
り、それぞれの受口21に合成樹脂管1を接続したと
き、突条11,11間の溝がストッパー段部22と面一
となってドレンがスムースに流れるようになっている。
【0015】この合成樹脂管1の配管ラインでは、管の
内面に設けた突条11,11間の溝が排水通路を構成す
るため、少量のドレンでもスムースに排出することがで
きる。即ち、空調器で発生するドレンは極く小量である
ため、管が撓んだり、配管勾配が緩いと従来管では水深
が浅くなるためドレンがスムースに流れなくなるが、管
の内面に突条11,11で仕切られた狭幅の排水溝が設
けられていると、少量のドレンでも水深が深くなり、撓
み量が少ないことと相俟ってドレンがスムースに排出さ
れることになる。
【0016】本発明の合成樹脂管は、室内空調器のドレ
ン管等の無圧配管として好適に使用できるが、この用途
に限定されない。これ以外に、電線・電話線等のケーブ
ルを天井、あるいは床下に敷設する際の保護管としても
好適に使用することもできる。この場合、管内面に設け
た突条11によってケーブルと管壁とが隔てられるた
め、ケーブルの発熱によって管が変形するという不都合
が生じることもない。
【0017】また、本発明の合成樹脂管は、下水配管シ
ステムの通気管としても好適に使用できる。例えば、ア
パート、マンション等の高層住宅では、図3に示した如
く各階に設置したトイレ、台所等の排水機器を横引き管
4に接続し、該横引き管4から立管3に排水を落下させ
て下水本管に排出する下水配管システムが採用されてい
る。ところが、この配管ラインでは、各階の横引き管4
から一度に多量の排水が立管3に流入すると管内の圧力
が上昇し、トラップによる封水が破壊されて悪臭が室内
に逆流したり、洗濯水に含まれている泡が排水機器から
逆流することがある。そこで、これを防止するために、
従来から立管3の適所に通気管1aを接続して管内の圧
力を常に大気圧に維持することが行なわれているが、軽
量にして管軸方向の剛性に優れた本発明の合成樹脂管は
この通気管としても好適に使用できる。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の合成樹脂管
は従来管よりも管壁を肉薄にしたので、樹脂原料の節減
が図れると共に、軽量となるため配管施工時の運搬、取
扱いが容易に行なえる。また、管内面に管軸方向に連続
した突条を周方向に複数条設けて管軸方向の剛性を高め
たので、管を水平に配管して所定間隔毎に天井や壁に支
持したとき、軽量であることと相俟って撓みの発生が防
止される。従って、この合成樹脂管を室内空調器のドレ
ン管として使用したとき、少量のドレンでも管内に滞留
することなくスムースに排出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す合成樹脂管の断
面図である。
【図2】図2は図1に示した合成樹脂管を管継手を介し
て接続した状態を示す断面図である。
【図3】図3は本発明の合成樹脂管を下水配管システム
の通気管として使用した状態を示す概略図である。
【図4】図4は従来管を水平に配管したとき管が撓んだ
状態を示す説明図である。
【図5】図5は従来管にドレンが滞留した状態を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂管 11 突条 2 管継手 21 受口 22 ストッパー段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管壁の肉厚を外径の8/100以下とし
    た肉薄の合成樹脂管の内面に管軸方向に連続する突条を
    一体的に設けると共に、該突条を周方向にほぼ等間隔に
    複数条設けたことを特徴とするリブ付き合成樹脂管。
  2. 【請求項2】 突条の高さを管壁の肉厚の1/2〜2倍
    とし、また突条の幅と各突条間の間隔とがほぼ等しくな
    るように設定したことを特徴とする請求項1記載のリブ
    付き合成樹脂管。
JP6294133A 1994-11-29 1994-11-29 リブ付き合成樹脂管 Pending JPH08152081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6294133A JPH08152081A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 リブ付き合成樹脂管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6294133A JPH08152081A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 リブ付き合成樹脂管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08152081A true JPH08152081A (ja) 1996-06-11

Family

ID=17803734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6294133A Pending JPH08152081A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 リブ付き合成樹脂管

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JP (1) JPH08152081A (ja)

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