JPH08151473A - アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法 - Google Patents

アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法

Info

Publication number
JPH08151473A
JPH08151473A JP31928694A JP31928694A JPH08151473A JP H08151473 A JPH08151473 A JP H08151473A JP 31928694 A JP31928694 A JP 31928694A JP 31928694 A JP31928694 A JP 31928694A JP H08151473 A JPH08151473 A JP H08151473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
weight
acrylonitrile
particles
fluorohydrocarbon
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31928694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3086389B2 (ja
Inventor
Masatomo Sasaki
正朋 佐々木
Shinpei Nakayama
新平 中山
Yasukazu Ishikawa
泰計 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
Priority to JP06319286A priority Critical patent/JP3086389B2/ja
Publication of JPH08151473A publication Critical patent/JPH08151473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3086389B2 publication Critical patent/JP3086389B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡剤の含浸が容易なアクリロニトリル・ス
チレン共重合体製の発泡粒子を提供しようとする。 【構成】 アクリロニトリルが15〜50重量%、スチ
レンが50〜85重量%のアクリロニトリル・スチレン
共重合体に、C3 6 2 で表される弗化炭化水素を含
浸させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アクリロニトリル・
スチレン共重合体からなる発泡性樹脂粒子に関するもの
であり、またそのような発泡性樹脂粒子の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル・スチレン共重合体
(以下、これをAS樹脂という)は、ポリスチレン(以
下、これをPS樹脂という)の性質を改良したものだ、
と云われている。それは、AS樹脂がPS樹脂よりも、
耐熱性、耐油性、耐化学薬品性、耐候性及び機械的強度
などの色々な物性において、すぐれたものとなっている
からである。
【0003】AS樹脂がPS樹脂よりも耐熱性にすぐれ
ていると云うことは、AS樹脂を加熱して加工すること
が困難だということを物語り、耐油性及び耐化学薬品性
にすぐれていると云うことは、AS樹脂が発泡剤のよう
な脂肪族炭化水素及びハロゲン化脂肪族炭化水素を吸収
し難いものである、ということになる。従って、AS樹
脂はこれに発泡剤を含浸させて発泡性粒子にすることが
PS樹脂に比べて困難だということになる。また、かり
に発泡性粒子にしたとしても、発泡させることが困難
だ、ということになる。だから、これまでAS樹脂を発
泡性粒子にする試みは幾つか発表されているけれども、
一長一短があって実際に使用されるまでに至っていな
い。
【0004】例えば、特開平1−272642号公報
は、アクリロニトリルが15〜35重量%、スチレンが
残りを占めるAS樹脂粒子に、発泡剤としてシクロペン
タン、トリクロロモノフルオロメタン又はトリクロロト
リフルオロエタンを高温高圧下に含ませて、AS樹脂製
発泡性粒子とすることを提案している。しかし、これら
発泡剤のうち、トリクロロモノフルオロメタンとトリク
ロロトリフルオロエタンとは、これが大気中に放出され
ると、地球を取り巻くオゾン層を破壊するので、地球環
境を悪化させるという理由で、使用が規制されている。
残る1つのシクロペンタンは、地球環境の悪化という問
題は生じないが、発泡能力が劣り、予備発泡粒子同士を
強固に融着させることができないため、良質の発泡成形
体を与えない。この提案は、このような点で欠点を持っ
ている。
【0005】特開平6−73225号公報は、上述の欠
点を改良した発泡剤を開示している。その公報は上述の
AS樹脂と同じく、アクリロニトリルが15〜35重量
%、スチレンが65〜85重量%の割合で共重合してい
るAS樹脂を用い、発泡剤としてシクロペンタンが60
〜95重量%、ブタンが40〜5重量%の混合物を用
い、上記樹脂にこの混合物を含ませてAS樹脂製の発泡
性粒子とすることを提案している。この提案によれば、
なるほど、発泡能力の大きい発泡性粒子が得られる。と
ころが、この提案には、なお発泡剤を含ませ難いという
欠点が伴っている。
【0006】発泡剤を含ませ難いという欠点は、特開平
6−73225号公報に限ったことではない。特開平1
−272642号公報の方法でも同じ欠点がある。その
証拠に両公報とも発泡剤を含ませようとして、AS樹脂
粒子を高い温度に長時間加熱している。すなわち、両公
報の実施例では、AS樹脂粒子を水性媒体中に懸濁した
状態として、この懸濁液を130℃に10時間も加熱し
て発泡剤を含ませている。このような高温で発泡剤を含
浸させるために、含浸過程で樹脂粒子同士が互いに合着
して団塊化して、発泡剤の含浸が却って妨げられること
になる。
【0007】これを防ぐために、上記2つの公報では、
酸化マグネシウムのような凝集防止剤を加えることとし
ている。そのためにまた余分な操作が必要となる。すな
わち、凝集防止剤が樹脂粒子表面に付着するので、これ
を洗浄によって除かなければならないこと、また付着が
強固なために煩瑣な手間がかかることになる。そこで、
このような煩瑣な操作をしないで、さらに簡単な方法で
発泡剤をAS樹脂に含ませることが必要とされた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上述のよ
うな状況の下で、AS樹脂への発泡剤の含浸を容易にし
ようとして生まれたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明者は、上記課題
解決のために、AS樹脂への発泡剤の含浸方法を検討し
た。それとともに、AS樹脂へ含浸の容易な発泡剤を探
索した。その結果、CF3 −CHF−CHF2 の構造式
で表される弗化炭化水素が、AS樹脂に大きな親和力を
持ち、とくに容易に含浸させることができることを発見
した。これを動機にさらに検討を進めた結果、一般に分
子式C3 6 2 で表される化合物が、AS樹脂へ容易
に含浸させ得るものであることを見出した。この発明
は、このような知見に基づいて完成されたものである。
【0010】この発明は、一面では、AS樹脂からなる
発泡性粒子を提供するものである。その発泡性粒子は、
アクリロニトリル(以下、これをANという)が15〜
50重量%、スチレン(以下、これをSTという)が5
0〜85重量%の割合で共重合しているAS樹脂100
重量部に、分子式C3 6 2 で表される弗化炭化水素
を1〜20重量部含ませたことを特徴とするものであ
る。
【0011】また、この発明は、他面ではAS樹脂から
なる発泡性粒子の製造方法を提供するものである。その
製造方法は、ANが15〜50重量%、STが50〜8
5重量%の割合で共重合しているAS樹脂の粒子を水性
媒体中に分散させ、これを密閉容器に入れて容器内へ分
子式C3 6 2 で表される弗化炭化水素を導入し、水
性媒体を攪拌して50〜80℃の温度で弗化炭化水素を
AS樹脂に圧入することを特徴とするものである。
【0012】この発明は、AS樹脂に対して発泡剤とし
て分子式C3 6 2 で表される弗化炭化水素を含浸さ
せる、という点に最大の特徴を持っている。そのうちの
AS樹脂は、ANとSTとの共重合体である。この樹脂
は、STを多く含み、STがAS樹脂中で50〜85重
量%を占め、ANが50〜15重量%を占めている。A
S樹脂をこのような単量体比率のものに限定した理由
は、ANが15重量%以下では、ANを加えたことによ
るAS樹脂の特徴が出にくいからであり、逆にANが5
0重量%以上のものは、製造が困難であるだけでなく、
発泡させにくいものとなるからである。ここで、STは
スチレンだけでなく、α−メチルスチレン、クロロスチ
レン、ジビニルベンゼン等のスチレン誘導体であっても
よい。
【0013】上述のAS樹脂は、粒子として用いられ
る。粒子の大きさは約0.5〜5mmのものが好まし
い。このような粒子は、AS樹脂を押出機に入れ、紐状
に押し出し、押し出し物を切断して容易に作ることがで
きる。
【0014】発泡剤として用いられる分子式C3 6
2 で表される弗化炭化水素は、詳しく云えば、下記3種
の異性体を含んでいる。 CF3−CHF−CHF2 〔式1〕 CF3−CH2−CF3 〔式2〕 CF3−CF2−CH2F 〔式3〕 これらのものは単独でも混合してでも使用することがで
きる。
【0015】式1で表される弗化炭化水素は、沸点が約
6.5℃であって、その溶解度パラメーター(以下、こ
れをSP値という)をFedorsの方法によって計算
すると、SP値は9.9(cal/cm3 1/2 (以
下、この単位をDで表す)である。また、式2で表され
る弗化炭化水素は、そのSP値が10.4Dであり、式
3で表される弗化炭化水素は、SP値が9.9Dであ
る。
【0016】この発明者が色々な弗化炭化水素をAS樹
脂に含浸させた結果では、分子式C3 6 2 のものが
AS樹脂に大きな親和性を示し、それ以外の弗化炭化水
素例えばCH2 FCF3 やCF3 CH2 CHF2 などで
はAS樹脂に余り大きな親和性を示さない。そこで、こ
の発明では、弗化炭化水素のうち、SP値が9.0〜1
1.0の範囲内のものが選んで用いられる。因みにCH
2 FCF3 のSP値は8.7であり、CF3 CH2 CH
2 のSP値は12.9である。
【0017】分子式C3 6 2 で表される弗化炭化水
素は、AS樹脂に非常に浸透し易い性質を持っている。
すなわち、ANを全く含まないPS樹脂は、式1で表さ
れる弗化炭化水素に50℃で5時間浸漬しても0.5重
量%しか含有するに至らず、80℃で5時間浸漬して漸
く1.7重量%含有するに至る程度である。従って得ら
れた粒子は、これを加熱しても発泡しない。ところが、
この弗化炭化水素はANを15重量%含有するAS樹脂
に対しては、これを50℃で5時間浸漬しただけで既に
8.6重量%含むに至り、また80℃で5時間浸漬する
と17.2重量%含むに至る。こうして得られた粒子
は、これを加熱すると発泡し、この発泡した粒子からさ
らに発泡成形体を作ることができる。
【0018】また、式1で表される弗化炭化水素は、A
N含有量の異なるAS樹脂をこの中に50℃又は80℃
で5時間浸漬すると、AS樹脂中に含浸される量がAN
含有量とともに特異な変化を示す。すなわち、含浸温度
が高いほど、云いかえると、80℃の方が50℃よりも
含浸量の多いのは当然であるが、AS樹脂中のAN含有
量が15重量%から50重量%へと変化する間に、初め
はAN含有量が増すにつれてAS樹脂中へ含まれる量が
増加するが、AN含有量が30〜40重量%のところで
含浸量が最大値を示し、その後はAN含有量の増大とと
もに含浸量は減少する傾向を示す。しかし、それでも最
低9重量%以上の高い含浸量を示して、含浸樹脂は充分
な発泡能力を持つに至る。この関係を表にして示すと、
第1表のとおりとなる。
【0019】
【表1】
【0020】また、分子式C3 6 2 で表される弗化
炭化水素は、他の弗化炭化水素に比べると、AS樹脂に
非常に含まれ易い性質を持っている。一例としてAN含
有量が24重量%のAS樹脂を、式1で表される弗化炭
化水素(イ)と、構造式CFH2 −CF3 で表される弗
化炭化水素(ロ)とに浸漬した場合の、これら弗化炭化
水素の含浸量を比較すると前者の方が後者よりも格段に
含浸量が多いことになる。
【0021】詳述すれば、AN含有量が24重量%のA
S樹脂を使用して、含浸温度を50、80、100、1
20℃と変化させ、また含浸時間を5、10、24、4
8時間と変化させた場合、上記の弗化炭化水素(イ)と
弗化炭化水素(ロ)とが、AS樹脂中に含まれるに至っ
た量(含浸量)を表にして示すと、第2表のとおりとな
る。また、AN含有量が45重量%のAS樹脂を用いて
上と同様にして接触させた場合、上記の弗化炭化水素
(イ)と弗化炭化水素(ロ)との含浸量を表に示すと、
第3表のとおりとなる。これによって弗化炭化水素
(イ)が、他の弗化炭化水素よりも非常に含浸し易いも
のであることが明らかとなる。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】それとともに、この発明で使用する弗化炭
化水素(イ)の場合には、含浸温度50〜80℃、含浸
時間5時間で、約10重量%の発泡剤が含有されて、充
分発泡性粒子として実用に供するものとなっている。そ
れ以上温度を上げ又は長時間含浸しても、含浸量は余り
増加しない。従って、約50〜80℃の温度で5時間程
にわたる含浸操作で、実用に適する発泡性粒子を得るこ
とができる。
【0025】これに対し、弗化炭化水素(ロ)の場合に
は、含浸温度50℃では48時間含浸させても、約3重
量%以下の含浸量で、実用に適する発泡性粒子は得られ
ない。この場合には、含浸時間を10時間以上48時間
まで延長しても、含浸量は大きく増加しない。含浸温度
を80℃から100℃へと上昇させると、含浸量が増大
するが、100℃から120℃へ上昇させると、却って
含浸量が低下する。従って、含浸温度を100℃付近に
して含浸量を増大させることができるが、それにしても
含浸量が少ないので、得られた発泡性粒子は充分な発泡
能力を持たない。従って、この対比からC3 6
2 が、AS樹脂に対してすぐれた発泡剤であることが判
明する。
【0026】
【発明の効果】以上のように、C3 6 2 はAS樹脂
に対して含浸量の多いものであるから、AS樹脂に対し
て格別の親和力を持ち、従って発泡性粒子中に残留する
性能も大きく、得られた発泡性粒子は充分な貯蔵期間を
持ち、実用に適するものとなっている。また得られた発
泡性粒子は、これを数日間保冷庫に貯蔵したのち、これ
に水蒸気を接触させてAS樹脂の軟化点以上に加熱する
と、大きく発泡して予備発泡粒子となる。この予備発泡
粒子は数時間熟成させたのち、これを発泡体成形用の金
型に入れて水蒸気を通して加熱すると発泡成形体とな
る。この発泡成形体は、発泡剤の含有量に応じて、50
倍程度までに膨れたものとすることができる。こうして
粒子がよく融着していて外観の良好なAS樹脂発泡体を
得ることができる。そして得られた発泡体は、AS樹脂
で作られているから、耐熱性、耐油性、耐化学薬品性、
耐候性、機械的強度にすぐれたものとなる。この発明に
係る発泡性粒子はこのような点で大きな利益を与えるも
のである。
【0027】また、この発明に係る発泡性粒子の製造方
法は、上述のような利益を与える発泡性粒子を容易に作
ることができる点で有益なものである。
【0028】以下に実施例を挙げて、この発明をさらに
具体的に説明する。
【0029】
【実施例1】5リットルのオートクレーブに水3000
g、AN含有量が24重量%のAS樹脂(旭化成社製、
スタイラック AS#76T)1000gを入れ、撹拌
して樹脂を水中に分散させた。この時、これまで用いら
れて来た凝集防止剤は添加していない。撹拌しながら発
泡剤として式1で示される弗化炭化水素350gを圧入
し、50℃まで昇温した。この時のオートクレーブの内
圧は、5.2kg/cm2 (G)であった。
【0030】50℃で5時間含浸させたのち、15℃ま
でに冷却し、発泡剤含有のAS樹脂を取り出した。AS
樹脂は団塊化したものが全くなくて良好なものであっ
た。得られたAS樹脂は、10.2重量%の発泡剤を含
有していた。
【0031】このAS樹脂を10℃の保冷庫で3日間放
置しておいたのち、スチームによって30倍の予備発泡
粒子を得た。この予備発泡粒子を室温に24時間放置し
たのち、これを成形用型に入れ、型内に0.5kg/c
2 (G)の水蒸気を導入して2次発泡させ、発泡成形
体を得た。得られた発泡成形体は、発泡粒子が互いによ
く融着していて外観の良好なものであった。この発泡成
形体は、耐熱性、機械的強度などにおいて従来のPS製
の発泡成形体よりもすぐれていた。
【0032】
【実施例2】実施例1と同様の配合で含浸温度を80℃
とした以外は実施例1と同様に実施した。オートクレー
ブ内ではAS樹脂の合着もなく良好な発泡性粒子が得ら
れた。得られた発泡性粒子は、19.4重量%の発泡剤
を含んでいた。
【0033】この発泡性粒子を実施例1と同様にして発
泡成形を行ったところ、約100倍に発泡した良好な発
泡成形体を得た。
【0034】
【実施例3】実施例1において、AS樹脂としてAN含
有量が45重量%のものを用い、また含浸温度を80℃
とした以外は実施例1と全く同様に実施した。得られた
発泡性粒子は18.8重量%の発泡剤を含有していた。
【0035】この発泡性粒子を実施例1と同様に発泡さ
せて発泡成形体としたところ、約60倍に発泡し、良好
な発泡成形体を得た。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 この発明者が色々な弗化炭化水素をAS
樹脂に含浸させた結果では、分子式Cのもの
がAS樹脂に大きな親和性を示し、それ以外の弗化炭化
水素例えばCHFCどではAS樹脂に余り大き
な親和性を示さない。そこで、この発明では、弗化炭化
水素のうち、SP値が9.0〜11.0の範囲内のもの
が選んで用いられる。因みにCHFCFのSP値は
8.7である
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】
【実施例1】 5リットルのオートクレーブに水300
0g、AN含有量が24重量%のAS樹脂(旭化成社
製、スタイラック AS#76)1000gを入れ、
攪拌して樹脂を水中に分散させた。この時、これまで用
いられて来た凝集防止剤は添加していない。攪拌しなが
ら発泡剤として式1で示される弗化炭化水素350gを
圧入し、50℃まで昇温した。この時のオートクレーブ
の内圧は、5.2kg/cm(G)であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリロニトリルが15〜50重量%、
    スチレンが50〜85重量%の割合で共重合しているア
    クリロニトリル・スチレン共重合体100重量部に、分
    子式C3 6 2 で表される弗化炭化水素を1〜20重
    量部含ませてなる、アクリロニトリル・スチレン共重合
    体からなる発泡性粒子。
  2. 【請求項2】 アクリロニトリルが15〜50重量%、
    スチレンが50〜85重量%の割合で共重合しているア
    クリロニトリル・スチレン共重合体の粒子を水性媒体中
    に分散させ、これを密閉容器に入れて容器内へ分子式C
    3 6 2 で表される弗化炭化水素を導入し、水性媒体
    を攪拌して50〜80℃の温度で弗化炭化水素を上記共
    重合体に圧入することを特徴とする、アクリロニトリル
    ・スチレン共重合体からなる発泡性粒子の製造方法。
JP06319286A 1994-11-28 1994-11-28 アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3086389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06319286A JP3086389B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06319286A JP3086389B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08151473A true JPH08151473A (ja) 1996-06-11
JP3086389B2 JP3086389B2 (ja) 2000-09-11

Family

ID=18108516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06319286A Expired - Fee Related JP3086389B2 (ja) 1994-11-28 1994-11-28 アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3086389B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115279823A (zh) * 2020-03-18 2022-11-01 株式会社钟化 发泡性树脂颗粒、发泡颗粒、发泡成形体及发泡性树脂颗粒的制造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115279823A (zh) * 2020-03-18 2022-11-01 株式会社钟化 发泡性树脂颗粒、发泡颗粒、发泡成形体及发泡性树脂颗粒的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3086389B2 (ja) 2000-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4368218A (en) Method of making expandable thermoplastic polymer beads
JPS5943492B2 (ja) ポリプロピレン系樹脂発泡成型体の製造方法
US3154604A (en) Method for forming articles comprising expanded thermoplastic resinous materials
US5217660A (en) Method for manufacturing expanded polystyrene foam components from used polystyrene materials
US4773466A (en) Process for preparing polycarbonate copolymer foam suitable for lost foam casting
US5266396A (en) Expanded polystyrene foam articles produced from used polystyrene materials
US5041465A (en) Reducing lustrous carbon in the lost foam process
US3056752A (en) Method of coating heat-expansible resin particles with a solution of perfluorooctanoic acid and coated composition obtained thereby
DK1656417T3 (en) Expandable polystyrene composition
JPH08151473A (ja) アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法
JPH01205845A (ja) 金属鋳物の製造に使用する模型を製作する方法
JP3244997B2 (ja) アクリロニトリル・スチレン共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法
CA1043950A (en) Process for preparing expandible particles of styrene-based polymers
JPH0742362B2 (ja) 発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法
JPH05262909A (ja) 耐熱性発泡体の製造方法
JPS5928339B2 (ja) 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子の製造方法
JPH10508618A (ja) リサイクル材料を含有する発泡性スチレンポリマー
JPH023435A (ja) 発泡性スチレン系樹脂粒子及びその製造方法
JP4006745B2 (ja) 自己消火性発泡ポリスチレン樹脂粒子の製造方法及び成形品
JPH0673225A (ja) アクリロニトリル・スチレン系共重合体からなる発泡性粒子及びその製造方法
JPH04258646A (ja) 発泡性ポリスチレン系樹脂粒子及びその製造方法
JPS6368644A (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子
JP3292634B2 (ja) 発泡性熱可塑性樹脂粒子
WO1995033790A1 (en) Coating composition for expandable beads
JPS5849569B2 (ja) 発泡性熱可塑性重合体粒子組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000613

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080707

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees