JPH08150712A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH08150712A
JPH08150712A JP6296396A JP29639694A JPH08150712A JP H08150712 A JPH08150712 A JP H08150712A JP 6296396 A JP6296396 A JP 6296396A JP 29639694 A JP29639694 A JP 29639694A JP H08150712 A JPH08150712 A JP H08150712A
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JP
Japan
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cleaning liquid
ink
cleaning
cap
wiping
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Application number
JP6296396A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Sugikubo
利浩 杉窪
Yasuyuki Takanaka
康之 高中
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06PDYEING OR PRINTING TEXTILES; DYEING LEATHER, FURS OR SOLID MACROMOLECULAR SUBSTANCES IN ANY FORM
    • D06P5/00Other features in dyeing or printing textiles, or dyeing leather, furs, or solid macromolecular substances in any form
    • D06P5/30Ink jet printing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェット記録装置における記録ヘッドの
回復動作について、部品点数を増加させずに安定して実
現すること。 【構成】インクジェットヘッドを搭載したキャリッジを
記録媒体に対して相対的に走査して記録を行い、前記イ
ンクジェットヘッドを所定の回復位置にて記録可能な状
態とする回復動作を行う回復装置と、該回復装置の一部
を洗浄液で洗浄する回復装置洗浄手段とを備えるインク
ジェット記録装置において、洗浄液を貯蔵する洗浄液タ
ンクと、該洗浄液タンクと連通する開閉手段と、該開閉
手段と連通する分岐手段と、該分岐手段と連通するほぼ
同じ高さにある複数の洗浄液受容手段を有し、該洗浄液
受容手段に受容される洗浄液により回復装置の一部を洗
浄する回復装置洗浄手段とを備え、前記洗浄タンクより
も低い位置に前記洗浄液受容手段があり、さらに低い位
置に前記分岐手段を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録用のインク等の液
体を吐出口から小滴として吐出、飛翔させ、この小滴を
紙や布、不織布、OHP用紙などの記録媒体の被記録面
へ付着させて記録を行うインクジェット記録装置に関す
るものである。特に本発明は、長時間、あるいは1m以
上の記録幅の記録媒体に連続的に記録するようなインク
ジェット記録装置に有効な発明を提供するものである。
具体的な適用機器は、プリンタ、複写機、ファクシミリ
などの事務機器や、捺染装置などの大量生産機器などを
挙げることができる。
【0002】なお、本明細書及び添付の図面で述べる
「記録」とは、紙などの記録媒体に対してインクを付与
する動作のみならず、広く媒体に対して適宜の液体を付
与することをいい、例えば、布帛に対して染料を付与す
る捺染なども含むものである。
【0003】
【従来の技術】本出願人は、特願平6ー38619号に
おいて、この種のインクジェット記録装置を出願してい
る。
【0004】この明細書によれば、インクジェットヘッ
ドの吐出面を清掃する払拭部材を備え、かつ、払拭部材
を洗浄するための洗浄手段を有している。具体的には、
前記払拭手段は、回転動作により、インクジェットヘッ
ド吐出面の払拭、及び払拭手段の清掃を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、払拭手
段を洗浄するための洗浄液を供給するために払拭手段の
数だけ、電磁弁等の開閉手段を設ければ、それだけ部品
点数の増加、装置の大型化、消費電力の増大となる。
【0006】本発明の目的は上記課題を解決し、部品点
数を増加させずに、安定した回復動作を実現するインク
ジェット記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
トヘッドを搭載したキャリッジを記録媒体に対して相対
的に走査して記録を行い、前記インクジェットヘッドを
所定の回復位置にて記録可能な状態とする回復動作を行
うインクジェット記録装置であり、前記回復動作を行う
回復装置と、該回復装置の一部を洗浄液で洗浄する回復
装置洗浄手段を備えたインクジェット記録装置におい
て、洗浄液を貯蔵する洗浄液タンクと、該洗浄液タンク
と連通する開閉手段と、該開閉手段と連通する分岐手段
と、該分岐手段と連通するほぼ同じ高さにある複数の洗
浄液受容手段を有し該洗浄液受容手段に受容される洗浄
液により回復装置の一部を洗浄する回復装置洗浄手段と
を備え、前記洗浄液タンクよりも低い位置に前記洗浄液
受容手段があり、該洗浄液受容手段よりも低い位置に、
前記分岐手段があることを特徴とする。
【0008】また、前記回復装置の一部は、記録ヘッド
のインク吐出領域を覆って接触するキャップ部材を有す
るキャップ手段の一部、記録ヘッドのインク吐出面を払
拭する払拭部材を有する払拭手段の一部であることを特
徴とする。
【0009】
【作用】高い位置にある洗浄液タンクに連通する開閉手
段を開操作することにより、洗浄液タンクから自由落下
よって流れ出る洗浄液は、分岐手段を介して同じ高さ位
置にある複数の洗浄液受容手段の各々に供給される。洗
浄液受容手段には同じタイミングで、ほぼ同じ量の洗浄
液を供給し、回復装置の一部をそれぞれに洗浄すること
ができる。
【0010】
【実施例】
実施例1 本発明に係るインクジェット装置の一実施例を図1から
図13を参照して具体的に説明する。
【0011】図1、図2は本発明の特徴を最もよく表す
図面であり、図1はインクジェット記録装置本体の構成
斜視図、図2は主要断面図である。
【0012】図1、図2に示すインクジェット記録装置
は、インクの吐出方向が下向きのタイプであり、1は記
録媒体Aに画像を記録するプリンタ部、2は記録媒体A
を所定量(記録長L)だけ間欠的に搬送する搬送部、3
は予め巻いてある連続する記録媒体Aを繰り出すための
繰り出し部、4は乾燥後の記録媒体Aを巻き取るための
巻き取り部、5は画像記録後の記録媒体Aを巻き取りが
できる状態まで乾燥する乾燥部である。
【0013】10は記録ヘッド11、12を搭載したキ
ャリッジ部であり、プリンタ部1に支持された走査レー
ル1a、1b上を矢印P1、P2方向に往復動する。往
復動の際、記録ヘッド11、12により、連続する記録
媒体Aに対し、(一走査の印字)=(所定の記録長L)
×(記録媒体Aの幅W)の範囲で繰り返して印字を行
う。画像データに対し、搬送部上流側の記録ヘッド11
と下流側の記録ヘッド12に50%ずつデータを振り分
けて印字し、全体の画像データを記録する。即ち上流側
の記録ヘッド11で50%の画像データを印字し、記録
媒体Aが間欠送りされることによって、下流側の記録ヘ
ッド12で残りの50%の画像データを印字し、記録ヘ
ッド11、12の印字画像を重ね合わせている。
【0014】この装置における記録手段としては、記録
ヘッドからインクを吐出して記録するインクジェット記
録方式を採用している。
【0015】図3に記録ヘッドの内部構造を示す。上記
インクジェット記録方式に採用される記録ヘッドは、微
細な液体(インク)の吐出口1001、液路(ノズル)
1002、液路1002にインクを分配する液室100
3、ノズル1002の一部に設けられるエネルギー作用
部1004、該作用部1004にある液体に作用させる
液滴形成エネルギーを発生するエネルギー発生手段10
05を備えている。複数の吐出口により、吐出口面10
06を形成する。
【0016】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザ等の電磁波を照射して発熱させ、
該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発生手
段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する発熱
素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体を吐
出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等があ
る。その中でも熱エネルギーによって液体を吐出させる
インクジェット記録方法に用いられる記録ヘッドは、記
録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するための吐出
口を高密度に配列することができるために高解像度の記
録をすることが可能である。その中でも電気熱変換体を
エネルギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパ
クト化も容易であり、且つ最近の半導体分野における技
術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加
工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易
で、製造コストも安価なことから有利である。
【0017】13は、使用するインク色毎にインクタン
ク13a〜13hの計8色を有し、各インク毎の供給ポ
ンプにて、プリンタ部1内に這い回されたチューブ14
を介して、上記記録ヘッド11に各色のインクを対応さ
せて、各記録ヘッド毎にインクを供給するための供給装
置である。印字時には毛細管現象により記録ヘッドから
吐出される分だけ自動的に記録ヘッドに供給される。各
インクは、例えば、同じ色でも、濃いインクと淡いイン
クのように実質的に色の異なるものは、各々別のインク
タンクに貯留されている。本実施例では、1色のインク
に対し、2本の記録ヘッドを対応させ、従ってキャリッ
ジ10には、記録ヘッドが8色×2本/色=計16本搭
載されている。上流側の記録ヘッド11と、それに対応
する下流側位置の記録ヘッド12には、同じ色のインク
を供給する。
【0018】20は、記録ヘッド11、12が確実な吐
出安定性を得るための回復装置であり、図4は回復装置
20の断面図である。同図の示すように回復装置は、大
別してインクの粘度増加を防止するキャッピング部10
0、記録ヘッド11、12の吐出口表面に付着するイン
クを払拭するワイピング部200、記録ヘッド11、1
2の内に発生する増粘インクを除去する予備吐出部30
0、洗浄液を供給する洗浄液タンク部400、廃液を吸
引及び吐出するポンプ部500、廃液を受容し排出する
排出部600からなる。
【0019】以下、各部の機能と構成及び動作を説明す
る。
【0020】(a)キャッピング部100 記録ヘッドの吐出口面1006が空気中に露出し、放置
されると、ノズル内のインクが蒸発して増粘し、吐出が
不安定になる。これを防ぐため、非記録中はキャリッジ
部10をキャッピング部100に移動して、キャップ1
01により記録ヘッドを覆っている。すなわち、キャッ
ピング部100の機能は、記録ヘッドの吐出口面を外気
と遮断することである。
【0021】また、放置が長時間におよぶ場合には、キ
ャッピングをしていてもノズル内のインクは、緩慢では
あるが、蒸発して増粘する。さらに、記録ヘッドのノズ
ル内や液室内のインクに溶存していた気泡が発生して安
定した吐出を妨げることも皆無ではない。このため、前
述の供給装置13にある供給ポンプを駆動し、インクタ
ンクからインクを加圧(以下、インク加圧とする)し
て、記録ヘッドの吐出口1001から増粘インクあるい
は気泡を強制的に外部に排出する。すなわち、キャッピ
ング部100の機能は、インク加圧時に発生する排出液
を受容することでもある。
【0022】以下に具体的な構成を説明する。
【0023】図5はキャッピング部100の拡大斜視図
である。キャッピング部100は、キャリッジ10のホ
ームポジションにおける記録ヘッドの位置に対向して設
けられており、キャップ101は、記録ヘッド11の本
数に応じた数を備えており、記録ヘッドを個別にキャッ
ピングする。前述のように記録ヘッドは16本あるた
め、キャップ101も16個設けている。キャップ10
1はフッ素、シリコン、塩素化ブチル等のゴム状の弾性
部材からなり、キャップ時に記録ヘッド11との密着性
と気密性を高めている。102はキャップ101を支持
するホルダであり、各々のキャップ101を支持してい
る。
【0024】111はホルダ102を固定する支持板、
112は支持板111を上下に案内するガイドレール、
113は、支持板111を上下動する駆動源としてのエ
アシリンダ、114はガイドレール112、エアシリン
ダ113を支持する側板である。エアシリンダ113の
上下駆動によって、キャップ101は、キャリッジ10
がホームポジションに位置したとき、16個同時に上
(キャップ)下(キャップ解除)動する。
【0025】図6は図5のX−X断面で、一対の記録ヘ
ッド11とキャップ101のキャッピング状態を示す図
である。図7は図5のY−Y断面で、一対の記録ヘッド
11とキャップ101のキャッピング状態を示す図であ
る。上流側の記録ヘッド11と下流側の記録ヘッド12
は各々キャップ101と一対になっており、キャッピン
グ状態は同じであるので、下流側は省略し、上流側につ
いて、図6、図7を参照してホルダ102の構成を説明
する。
【0026】吸収体103は、液体を保液する吸収体で
あり、具体的には、インク吸収性、耐インク性の良好な
可撓性を有する多孔質体であり、さらに具体的には、発
泡ホルマール樹脂タイプの高分子発泡体である高分子多
孔質体や、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、
高分子量ポリエチレン、複合ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリメチルメタアクリレート、ポリスチレン、ア
クリロニトリル系共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合
体、フッ素樹脂、フェノール樹脂等の熱焼結タイプの高
分子多孔質体を用いることができる。
【0027】吸収体103は、キャップ時に記録ヘッド
11と隙間Dを形成して、ホルダ102に取り付けられ
ている。吸収体103の保液によって、キャップ内部を
高湿度に維持してノズル内のインクの増粘を最小限に抑
えている。保液は、インク加圧によるインク及びキャッ
プ内部を洗浄する洗浄液である。
【0028】104はキャップ101の取付部102a
の周囲に形成された受容部であって、インクもしくは洗
浄液、あるいはこれらの混合液(以下廃液とする)を一
定の液面H1を維持して貯留している。液面H1を越え
る廃液は、ホルダ102の端部に設けたドレイン102
bを経て、集液部材105に排出される。集液部材10
5は、各々のホルダ102からの廃液を集め、排出管1
05aからキャッピング部100の下方に配する後述す
る排出部600に廃液を排出している。ドレイン102
bの先端は、鋭角の凸部を形成しており、廃液の排出を
集液部材105に案内して、表面張力によるドレイン1
02b周辺への廃液の回り込みを防止している。
【0029】106はキャップ101の内部に洗浄液を
供給するための給液口であり、16個のキャップ101
より、供給マニホールド180に接続され、洗浄液供給
チューブ181にまとめられ、後述の洗浄液タンク部4
00に接続し、キャップ電磁弁470を介して洗浄液が
供給される。16個のキャップ101をすべて同じ高さ
に配し、供給マニホールド180を供給口106よりも
下に配置することにより、16個のキャップ101すべ
てに、ほぼ均一に洗浄液を供給できる。
【0030】107はキャップ101の内部の液体を外
部に導出するための吸引口であり、後述のポンプ部50
0のキャッピングポンプ510に接続し、キャッピング
ポンプ510を作動させた際に、キャップ101内の廃
液を吸引する。
【0031】108はキャップ101の内気と外気を連
通するための連通口であり、電磁弁109に接続してい
る。連通口108は、記録ヘッド11とキャップ101
がキャップする際に、電磁弁109を開き、キャップ1
01の圧縮により内部の空気及び液体をキャップ101
外に逃がし、これら空気及び液体の吐出口への逆流を防
止している。電磁弁109の端部109aは、排出部6
00に導かれており、上記の逃がした液体は、排出部6
00に排出される。キャップ終了後は、キャップを密閉
状態にするため、電磁弁109は閉じている。
【0032】上記給液口106、吸引口107、連通口
108は、下方から取付部102aを貫通して設けられ
ている。
【0033】110はキャップ101の外部で、端部1
10aが記録ヘッド11とキャップ101との接触部に
近接し、他端部110bが受容部104の貯留された液
体に浸るように設けられた吸収体である。
【0034】次に具体的な動作を説明する。
【0035】図8は、インク加圧時の記録ヘッド11と
キャップ101の状態を示す図である。インク加圧は、
印字開始時および印字時の所定走査毎(通常50〜10
0走査程度)に、記録ヘッド11をキャップ101に対
向させ、両者が離間した状態で、供給装置13に設けた
供給ポンプを駆動し、吐出口内部の増粘インクや残留気
泡を吐出口からキャップに排出する。これは吐出口表面
にゴミや毛羽が付着したり、吐出口内にゴミ等が侵入し
ていても、それらを洗い流して安定した吐出を保つ効果
もある。
【0036】インク加圧後、吐出口面1006に形成さ
れたインク滴は、大きく成長したものがその自重で落下
し、吸収体103に吸収されるが、一部は、小さなイン
ク滴と共に吐出口面1006に付着したままとなる。そ
こで、図7に示すように、一旦、記録ヘッド11をキャ
ップ101でキャップし、吸収体103で、吐出口面1
006に付着するインクを吸収しておく。この動作は、
特に表面張力が低く、吐出口面1006との濡れ性の高
いインクを使用した場合に必要で、使用するインクの物
性によっては、時間短縮のため、あえて行わなくてもよ
い。尚、キャップする際の電磁弁109の動作は前述し
た通りである。
【0037】図9はキャップ101の洗浄状態を示す図
である。以上の動作後、キャップ101は解除され、キ
ャリッジ10は、次のワイピング部200に移動する。
同時に、キャップ101においては、前記インク加圧に
よるインクを洗浄するための動作が行われる。即ち、電
磁弁470を開き、後述の洗浄液タンク部400から供
給マニホールド180を通過して洗浄液が給液口106
よりキャップ101の内部に下方から供給される。
【0038】洗浄液の供給量はキャップ101が汚染さ
れる程度によって変える。大別して、記録ヘッド11が
短くノズル数が少なく、吐出口1001から排出される
インクが小量である場合や、使用するインクの表面張力
が高く、キャップ101との濡れ性が低い場合には、洗
浄液をキャップ101の内部容積と同程度にして、キャ
ップ101の内壁面を洗浄する。逆に、記録ヘッド11
が長尺化し、ノズル数が多く、吐出口1001から排出
されるインクが多量である場合や、使用するインクの表
面張力が低く、キャップ101との濡れ性が高い場合に
は、洗浄液を該内部容積以上にして、キャップ101か
ら洗浄液を溢れさせ、記録ヘッド11との接触部、キャ
ップ101の外周部をも洗浄する。
【0039】このような洗浄液により、キャップ101
に付着するインクの染料濃度を低下させる、さらには該
濃度を低下させると共にキャップ101外に流出させ、
染料の析出を防止している。また、析出物が生成して
も、洗浄液を供給することによって該析出物を洗浄液に
溶解させたり、洗い流したりすることができる。キャッ
プ101の洗浄と同時に、吸収体103の洗浄も行って
いるので、吸収体103に対しても、同様の効果があ
る。
【0040】上記洗浄液の供給後、後述のポンプ部50
0により、キャップ101内の廃液及び吸収体103に
保液される廃液を吸引し、後述の予備吐出部300に吐
出する。この吸引動作により、吸収体103は適正な湿
潤状態に保たれる。
【0041】(b)ワイピング部200 ワイピング部200の機能は、印字中に発生したインク
ミストが吐出口表面に付着することによりインクの吐出
が不安定になることを防ぐため、ブレード210で吐出
口の表面をワイピングして清掃することである。ワイピ
ング動作は、一走査ごとあるいは予め設定した走査回数
ごとに行い、記録ヘッド11、12の清掃後に、ブレー
ド210を洗浄し、ブレード210に余剰に保液された
洗浄液を除去し、ブレード210を適正な湿潤状態に維
持する。
【0042】以下に具体的な構成を図10に基づいて説
明する。図10はワイピング部200及びその周辺の概
略説明図である。
【0043】ブレード210は、液体を保液する吸収体
であり、キャップ部100の吸収体103と同様の材質
のものを用いることができる。
【0044】ブレード210は、ブレードホルダ220
とブレード固定板230に挟持固定されている。ブレー
ドホルダ220にはブレード210と当接する面に連通
部が設けられており、コネクタ223と連通している。
コネクタ223にはワイピングポンプ吸引チューブ22
4が挿入されており、ワイピングポンプ560の吸引口
と連通している。
【0045】ブレードホルダ220にはステッピングモ
ータM200のモータ軸が圧入されており、ステッピン
グモータM200は不図示のケーブル及びコネクタを介
して、不図示のモータドライバと電気的に接続されてお
り、モータドライバはCPUと電気的に接続されてい
る。ステッピングモータM200は、モータ支持板20
1にビスで締結固定されており、モータ支持板201
は、ワイピング部ベース板202にビスで締結固定され
ている。
【0046】ブレードホルダ220の下方には、ステッ
ピングモータM200が回転するときにブレード210
の先端部近傍が洗浄液に浸るような位置にブレード洗浄
槽240が設けられている。ブレード洗浄槽240は、
ブレード洗浄槽ステイ241にビスで締結されており、
ブレード洗浄槽ステイ241は、ワイピング部ベース板
202にビスで締結されている。
【0047】ブレード洗浄槽240には、洗浄液受容槽
242が設けられており、洗浄液受容槽242底面裏側
には、洗浄液受容槽と連通する洗浄液供給口が設けられ
ており、洗浄液供給口には分岐チューブ251が挿入さ
れている。分岐チューブ251のもう一方の端部は、ワ
イピング部ベース板202にビスなどで締結されたマニ
ホールド254に連結され、マニホールド254は、後
述する洗浄液タンク部400のワイピング電磁弁480
と連通する洗浄液受給チューブ255が挿入されてい
る。ブレード洗浄槽240は4個あるが、すべて同一形
状のものを4個、同じ高さに配し、分岐チューブ251
は4本あるが、すべて同一寸法のものを用いる。
【0048】また、ブレード洗浄槽240には洗浄液受
容槽242底面よりも高い位置に排液口246が設けら
れており、排液口246の下方にはドレイン247が設
けられており、ドレイン247の下方には排出チューブ
261が挿入されている。排出チューブ261のもう一
方の端部は、ワイピングユニットベース板202に設け
られた孔を貫通し、さらに、回復装置支持部底板50に
設けられた穴51を貫通し、排出部600の受液部61
0に導かれている。
【0049】次に具体的な動作を説明する。
【0050】初期状態において、ブレード210は、オ
ペレータにより、洗浄液で濡らされており、先端部がブ
レード洗浄槽240の排液口246よりも下方に位置す
る位相で停止している。オペレータが操作部のキー操作
により、初期動作開始を指示すると、CPUは、洗浄液
タンク部400のワイピング電磁弁480を開口させる
信号を送信する。すると洗浄液タンク410内に貯蔵さ
れた洗浄液は、自由落下により、洗浄液受給チューブ2
55、マニホールド254、分岐チューブ251を通過
して、洗浄液受容槽242に供給される。ブレード洗浄
槽240は同一形状のものを4つ同じ高さに配している
ため、洗浄液は、ほぼ同じ供給状態で洗浄液受容槽24
2に供給される。そして、洗浄液受容槽242内の洗浄
液が徐々に増え、排液口246の底面の高さに到達する
と、洗浄液は、ドレイン247、排出チューブ261を
通過し、排出部600へ排出される。4個のブレード洗
浄槽240は同一形状のものを4個、同じ高さに配して
おり、4本の分岐チューブ251も、すべて同一寸法の
ものを用いているが、実際には、これらの部材の制作時
に若干の寸法誤差が発生したり、また、組立時に若干の
取り付け精度誤差が発生するため、厳密には、4個のブ
レード洗浄槽240への洗浄液の供給状態は同一ではな
い。しかし、本実施例のように、ブレード洗浄槽240
に排液口246を設けることにより、4個のブレード洗
浄槽240における洗浄液の貯蔵量をほぼ同一にするこ
とができる。4個のブレード洗浄槽240のすべてから
排液口246より余剰の洗浄液が溢れるに必要かつ十分
な時間が経過した後、CPUは、ワイピング電磁弁48
0を閉口させ、洗浄液の供給は停止され、スタンバイ状
態となる。
【0051】スタンバイ状態となった後、所定のタイミ
ングで、CPUは、モータドライバにパルスを送り、パ
ルスモータM200を駆動し、ブレード210を回転さ
せ、実線で図示の払拭位置まで移動させる。払拭位置で
停止させた後、ワイピングポンプ560を動作させ、ブ
レード210に含浸されている洗浄液を吸引させ、ブレ
ード210に余剰に保液された洗浄液を除去し、毛細管
現象を発生しやすくし、インクや異物の捕集能力を向上
させ、また、記録ヘッドのノズル内に洗浄液が混入する
ことを防止できる。
【0052】その後、所定のタイミングで記録ヘッドが
走査されると、ブレード210の先端部近傍側面が記録
ヘッドと接触する。ブレード210は可撓性を有するた
め、記録ヘッドの移動方向と同方向に倒れ、弱い反発力
で記録ヘッド吐出面をブレード210が払拭し、記録ヘ
ッドの吐出面に付着しているインクミストや異物を捕集
する。
【0053】その後、CPUは、モータドライバにパル
スを送り、パルスモータM200を駆動し、ブレード2
10を逆方向に回転させ、点線で図示の洗浄位置まで移
動させ、洗浄液に含浸させる。ブレード210を洗浄位
置で停止させた後、CPUは、ワイピング電磁弁480
を開口させ、ブレード洗浄槽240に洗浄液を供給す
る。そして、4個のブレード洗浄槽240のすべてのド
レイン部242より余剰の洗浄液が溢れるに必要かつ十
分な時間が経過した後、CPUは、ワイピング電磁弁4
80を閉口させ、洗浄液の供給は停止される。ブレード
洗浄槽240の洗浄液には、ブレード210が捕集した
インクや異物が洗浄液内で溶解または分散し、洗浄液を
汚染するが、洗浄液タンク部500より汚染されていな
い洗浄液を供給し、汚染物質の濃度を薄め、汚染された
洗浄液を排液口246より排出させるため、汚染物質は
一定濃度以下に保たれ、それ以上に増加することはな
い。
【0054】(c)予備吐出部300 記録画像の印字デューティーが低いときには吐出口によ
っては、印字中にほとんど吐出が行われないために、蒸
発によるインク増粘を起こす場合がある。これを防ぐた
め、印字開始前に所定の駆動パルスを与え、記録ヘッド
の全吐出口にインク吐出を行わせる動作が必要である。
また、前述のワイピング部200におけるワイピングで
のノズルに付着した他色インクを吐出により押し出し、
除去する動作も必要である(以下、これらの動作を予備
吐出とする)。
【0055】予備吐出部300の機能は、この予備吐出
の際に、インクを多孔質等のインク吸収体で受容し、か
つ、インク吸収体を洗浄し、廃液を後述する排出部60
0へ排出することである。
【0056】以下に具体的な構成を図11及び図4に基
づいて説明する。
【0057】図11に示す予備吐出受容箱310には、
廃液受容部311、排液口312、ドレイン313、吐
出パイプ支持部315が設けられている。
【0058】図4に示すように、予備吐出受容箱310
は、本体枠側板60にビスで締結されており、ドレイン
313の底面裏側には排液チューブ320が挿入されて
おり、排液チューブ320は、本体枠を貫通して、回復
装置支持部底板50の下面に配されている排出部600
に導かれている。本体枠側板60上面には、キャッピン
グ部100から吸引した廃液を吐出するキャップポンプ
吐出チューブ520を支持する溝が設けられており、キ
ャップポンプ吐出チューブ520は溝に沿って這い廻さ
れている。キャップポンプ吐出チューブ520の一方の
端部は、後述するポンプ部500のキャップポンプ51
0の2個の吸引口に挿入されており、もう一方の端部に
は、図11に示す吐出パイプ330が挿入されている。
吐出パイプ330は円筒状であり、円筒表面には、吐出
孔331が設けられており、キャップポンプ吐出チュー
ブ520が挿入されている端部と反対側の端部には、不
図示のフランジが圧入されており、廃液が漏れないよう
になっている。吐出パイプ330は吐出孔331がほぼ
鉛直方向を向くように不図示のピン等で角度を規制され
て予備吐出受容箱310の吐出パイプ支持部315で支
持されている。
【0059】予備吐出インク吸収体341は、液体を保
液する吸収体であり、キャップ部100の吸収体103
やワイピング部200のブレード210と同様の材質の
ものを用いることができる。予備吐出インク吸収体34
1は、予備吐出インク吸収体ステイ342にエポキシ接
着剤などに接着固定され、予備吐出インク吸収体ステイ
342は、図4に示す本体枠側板60にビスで締結され
ており、キャップポンプ吐出チューブ520も覆ってい
る。このようにすることにより、記録ヘッド11、12
が走査しても、キャップポンプ吐出チューブ520が記
録ヘッド11、12と接触することがない。
【0060】また、予備吐出インク吸収体341上面
は、排液口312よりも高い位置に配されている。さら
に詳細には、廃液受容部311内に貯蔵される廃液が、
毛細管現象により、予備吐出インク吸収体341の上面
まで上昇するに、必要かつ十分な高さである。
【0061】なお、これら、予備吐出部300を構成す
る部材は、記録ヘッド11用と記録ヘッド12用に、そ
れぞれ2組備えている。
【0062】次に、具体的な動作を説明する。
【0063】初期状態において、オペレータが予備吐出
受容箱310に純水等の洗浄液を供給する。予備吐出受
容箱310には、廃液受容部311の底面よりも高い位
置に排液口312の底面が設けられており、排液口31
2の底面よりも高い位置に吐出パイプ330の吐出孔3
31が配されている。すなわち、廃液受容部311に供
給される洗浄液は、供給量が増えると、排液口312よ
りドレイン313に流れ、ドレイン313より排液チュ
ーブ320を伝わり、図4に示す排出部600へ排出さ
れる。
【0064】また、所定のタイミングにより、CPU
が、キャップポンプ510を動作させる信号を送信する
と、キャップポンプ510は、キャッピング部100よ
り廃液を吸引し、キャップポンプ吐出チューブ520を
介し、吐出パイプ330の吐出孔331より廃液と空気
(キャッピング部100の吸収体103より、一定量の
廃液を吸収すると、多孔質体である吸収体103を通じ
て大気中の空気を吸引するため、キャップポンプ吐出チ
ューブ520内には常に空気が存在する)を吐出する。
吐出パイプ330の吐出孔331より吐出された廃液
は、廃液受容部311に貯蔵された洗浄液中に拡散し、
増量した廃液受容部311内の液は、排液口312より
排液チューブ320を伝わり、図4に示す排出部600
へ排出される。
【0065】(d)洗浄液タンク部400 洗浄液タンク部400の機能は、機外の洗浄液供給源よ
りチューブ及び電磁弁を介して洗浄液タンク410に適
量の洗浄液を貯蔵し、自由落下により電磁弁を介して所
望のタイミングで適量の洗浄液をキャッピング部10
0、ワイピング部200に供給することである。また、
洗浄液の種類としては、インクの溶媒に使用される液
体、純水、使用されるインクと化学組成が同一で染料を
含まない無色のクリアインク等が適している。
【0066】以下に具体的な構成を図12及び及び図1
3に基づいて説明する。図12は、洗浄液タンク410
の断面図、図13は洗浄液タンク部400の正面図であ
る。
【0067】図12に示すように、洗浄液タンク410
には、液位の高い順に、フロートセンサ挿入口412、
受給口411、ドレイン414、供給コック413が設
けられている。
【0068】受給口411のまわりにはタップが形成さ
れており、スクリュウキャップである受給キャップ42
0が締結されている。受給キャップ420には穴421
が設けられており、洗浄液タンク410内と外気とをほ
ぼ密閉するように、穴421に洗浄液タンク受給チュー
ブ422が嵌合挿入されており、その先端には抜け止め
423が装着されている。洗浄液タンク受給チューブ4
22の他方の先端は、図13に示す洗浄液受給電磁弁4
24のアウト側に設けたコネクタと連結され、洗浄液受
給電磁弁424のイン側に設けたコネクタには、機外の
洗浄液供給源と連通している洗浄液受給チューブ425
が連結されている。
【0069】洗浄液タンク支持板430には切り欠き部
431が設けられており、洗浄液タンク支持板430
は、切り欠き部431より洗浄液タンク410のフロー
トセンサ挿入口412及びドレイン414が突出するよ
うな形態で洗浄液タンク410を覆っている。フロート
センサ440のフランジ部441は、フロートセンサ挿
入口412の内径よりも大きく、外径よりも小さい径を
有する円形フランジである。従って、フロートセンサ4
40をフロートセンサ挿入口412に挿入すると、フロ
ートセンサフランジ部441は、フロートセンサ挿入口
412の肉部で支持される。フロートセンサ挿入口41
2のまわりにはタップが形成されており、穴のあいたス
クリュウキャップであるフロートセンサ支持キャップ4
48により、洗浄液タンク410内と外気とをほぼ密閉
するように、フロートセンサフランジ部441を挟み込
んで、フロートセンサ挿入口412に締結する。フロー
トセンサ支持キャップ448の穴より、フロートセンサ
440の電気信号を伝達するためのケーブル442が貫
通しており、不図示のコネクタを介してCPUに電気的
に接続されている。そして、フロートセンサ440は液
位の上限LUと下限LDを検知し、上限報知信号及び下
限報知信号をCPUに送信する。また、液位の上限LU
はフロートセンサ挿入口412、受給口411、ドレイ
ン414よりも低く、液位の下限LDは供給コック41
3よりも高い設定されている。
【0070】図13に示すように、洗浄液タンク410
は、洗浄液タンクステイ450に載置され、洗浄液タン
ク支持板430は洗浄液タンクステイ450とビスで締
結される。
【0071】洗浄液タンク410の供給コック413に
は、洗浄液供給チューブ461が挿入され、洗浄液供給
チューブ461の他端にはアダプタ462が挿入され、
アダプタ462の他端は、洗浄液タンクステイ450に
ビスで締結されているY型分配器463に挿入されてい
る。Y型分配器463の分配側の一方は、キャップ電磁
弁供給チューブ471を介してキャップ電磁弁470の
イン側に設けられたコネクタと連通している。Y型分配
器463の分配側のもう一方は、ワイピング電磁弁供給
チューブ481を介してワイピング電磁弁480のイン
側に設けられたコネクタと連結している。
【0072】そして、キャップ電磁弁470のアウト側
に設けられたコネクタには、洗浄液タンク部400より
も下方に配されたキャッピング部100に供給する洗浄
液を導くための洗浄液受給チューブ181が連結されて
いる。また、ワイピング電磁弁480のアウト側に設け
られたコネクタには、洗浄液タンク部400よりも下方
に配されたワイピング部200に供給する洗浄液を導く
ための洗浄液受給チューブ255が連結されている。
【0073】また、図12に示すように、洗浄液タンク
410に設けられたドレイン414には、排出チューブ
491が挿入されており、図4に示すように、排出チュ
ーブ491の他端は、洗浄液タンク部400よりも下方
に配された排出部600に導かれ、大気と連通してい
る。すなわち、洗浄液タンク410は、ドレイン41
4、排出チューブ491を介して大気と連通している。
【0074】次に、具体的な動作を説明する。
【0075】フロートセンサ440より送信される下限
報知信号をCPUが受信すると、CPUは洗浄液受給電
磁弁424を開口させる信号を送信し、機外の洗浄液供
給源から洗浄液タンク受給チューブ422を介して、洗
浄液が洗浄液タンク410に供給される。洗浄液タンク
410の液位が上限LUに到達すると、フロートセンサ
440は上限報知信号をCPUに送信する。フロートセ
ンサ440より送信される上限報知信号をCPUが受信
すると、CPUは洗浄液受給電磁弁424を閉口させる
信号を送信し、洗浄液タンク410への洗浄液の供給は
停止される。
【0076】また、所定のタイミングにより、CPU
が、キャップ電磁弁470を開口させる信号を送信する
と、洗浄液タンク410は、ドレイン414、排出チュ
ーブ491を介して大気と連通しているので、洗浄液タ
ンク410内に貯蔵されている洗浄液が供給コック41
3、洗浄液供給チューブ461、アダプタ462、Y型
分配器463、キャップ電磁弁供給チューブ471、キ
ャップ電磁弁470を介して、チューブ内を自由落下す
ることによりキャッピング部100に供給される。そし
て、所定のタイミングにより、CPUが、キャップ電磁
弁470を閉口させる信号を送信すると、洗浄液のキャ
ッピング部100への供給は停止される。また、所定の
タイミングにより、CPUが、ワイピング電磁弁480
を開口させる信号を送信すると、洗浄液タンク410
は、ドレイン414、排出チューブ491を介して大気
と連通しているので、洗浄液タンク410内に貯蔵され
ている洗浄液が、供給コック413、洗浄液供給チュー
ブ461、アダプタ462、Y型分配器463、ブレー
ド電磁弁供給チューブ481、ワイピング電磁弁480
を介して、チューブ内を自由落下することによりワイピ
ング部200に供給される。そして、所定のタイミング
により、CPUが、ワイピング電磁弁480を閉口させ
る信号を送信すると、洗浄液のワイピング部200への
供給は停止される。
【0077】そして、洗浄液タンク410内の洗浄液の
液位が下限LDに到達すると、フロートセンサ440は
下限報知信号をCPUに送信し、前述と同様な動作によ
り、洗浄液の液位が上限LUに到達するまで機外から洗
浄液を供給する。
【0078】なお、前述のように、ドレイン414を通
じて洗浄液タンク410は大気と連通しているため、洗
浄液タンク410内の洗浄液を自由落下により、キャッ
ピング部100、ワイピング部200に供給することが
できる。そして、洗浄液タンク410は、フロートセン
サ挿入口412、受給口411近傍においては、大気と
ほぼ密閉しており、大気と連通しているのは、ドレイン
414のみであり、さらに、ドレイン414には、排出
チューブ491が挿入され、下方に導かれているため、
洗浄液タンク410内に、大気中に浮遊している埃、塵
等が混入することをほぼ防ぐことができる。仮に、埃、
塵等が洗浄液タンク410内に混入すれば、洗浄液内に
埃、塵が混入し、キャッピング部100やワイピング部
200に送られ、チューブ内に堆積すれば、洗浄液の供
給状態が悪化し、所望の洗浄性能を得られなくなり、ま
た例えば、ブレード210に塵、埃等が付着すれば、ブ
レード210から、さらに記録ヘッド11、12に付着
し、インクの吐出を妨げ、記録性能を低下させる可能性
もある。
【0079】また、フロートセンサ440が不測の事態
により故障し、上限報知信号をCPUに送信することが
できなくなった場合には、洗浄液をドレイン414、排
出チューブ491を介して、排出部600に排出するこ
とが可能である。この場合、機外の洗浄液供給源から洗
浄液受給電磁弁424、洗浄液タンク受給チューブ42
2等を介して、洗浄液タンク410に供給される洗浄液
の流量よりも多くの流量の洗浄液が排出でき、かつ、洗
浄液が排出される場合でも、洗浄液タンク410と大気
とが連通可能なように、ドレイン414及び排出チュー
ブ491の内径を設計する必要がある。
【0080】(e)ポンプ部500 ポンプ部500の機能は、キャッピング部100、ワイ
ピング部200の吸収体に余剰に保液された廃液を吸引
し、排出部600及び予備吐出部300に廃液を吐出す
ることである。
【0081】以下に具体的な構成を図4に基づいて説明
する。
【0082】キャップポンプ510の吸引口には、キャ
ッピング部100から連通しているチューブが挿入され
ており、キャップポンプ510の吐出口には、前述の予
備吐出部300の2組の予備吐出受容箱310に連通し
ているキャップポンプ吐出チューブ520がそれぞれ挿
入されている。
【0083】ワイピングポンプ560の吸引口には、ワ
イピング部200から連通しているチューブが挿入され
ており、ワイピングポンプ560の吐出口には、排出部
600に連通しているワイピングポンプ吐出チューブ5
70が挿入されている。ワイピングポンプ560は、2
組あり、ワイピング部200の4個のブレード210
と、2連ポンプである2組のワイピングポンプ560の
合計4個の吸引口とは、一義的に連結されている。
【0084】次に、具体的な動作を説明する。
【0085】所定のタイミングにより、CPUが、キャ
ップポンプ510を動作させる信号を送信すると、キャ
ップポンプ510は、キャッピング部100より廃液及
び空気(キャッピング部100の吸収体103より、一
定量の廃液を吸収すると、多孔質体である吸収体103
を通じて大気中の空気を吸引するため、キャップポンプ
吐出チューブ520内には常に空気が存在する)を吸引
し、予備吐出部300に廃液及び空気を吐出する。
【0086】また、所定のタイミングにより、CPU
が、ワイピングポンプ560を動作させる信号を送信す
ると、ワイピングポンプ560は、ワイピング部200
より廃液及び空気(ワイピング部200のブレード21
0より、一定量の廃液を吸収すると、多孔質体である吸
収体103を通じて大気中の空気を吸引するため、ワイ
ピングポンプ吐出チューブ570内には常に空気が存在
する)を吸引し、排出部600に廃液及び空気を吐出す
る。
【0087】(f)排出部600 排出部600の機能は、ポンプ部500により吐出され
る廃液や、キャッピング部100、ワイピング部20
0、予備吐出部300から自由落下する廃液や、不測の
事態発生時に洗浄液タンク部400より自由落下する洗
浄液を回復装置20の下方に設けた受液部610で受
け、自然落下により、樋部630及び廃液ホース640
を介して、機外の側溝GRに廃液を排出させることであ
る。
【0088】以下に具体的な構成を図4及び図14を用
いて説明する。
【0089】図4に示す本体枠の回復装置支持部底板5
0には、複数個の穴51が設けられており、回復装置支
持部底板50の下には、受液部610が設けられてい
る。そして、回復装置支持部底板50に設けられた複数
個の穴51には、キャッピング部100、ワイピング部
200、予備吐出部300、ポンプ部500より、廃液
を排出させるためのチューブが挿入され、受液部610
に廃液が導かれるようになっている。また、不測の事態
発生時に洗浄液タンク部400より自由落下する洗浄液
を排出させるための排出チューブ491も挿入されてい
る。
【0090】また、経時変化により、各チューブの挿入
部より廃液が漏れたり、ポンプの故障など、不測の事態
により、回復装置支持部底板50に廃液が流れ出す可能
性があるが、回復装置支持部底板50に設けられた複数
個の穴51より廃液を受液部610に採集することが可
能であり、装置内部を汚染することがない。
【0091】図14は受液部610の詳細な説明図であ
り、受液部610は、波板611を樋部630を配する
方向、および、廃液ホース640を配する方向をそれぞ
れ下方として数〜数10°程度の傾斜角を有し、板金枠
612により、波板611及び樋631を支持し、回復
装置支持部底板50裏面にビスで締結している。また、
樋631は、塩ビパイプなどを部分的に削除することに
より切り欠き部を設けてあり、波板611の傾斜下方端
部は、樋631の切り欠き部に挿入されており、樋63
1の下方端部には廃液ホース640が嵌合挿入されてい
る。樋631の上方端部にはプラグ632が嵌合挿入さ
れている。
【0092】波板611の波の谷の部分に、キャッピン
グ部100の排出チューブや、ワイピング部200の排
出チューブ261や、予備吐出部300の排出チューブ
320を沿わせることが可能であり、波板611の谷の
部分に沿って、廃液を自由落下させることができる。ま
た、インクミストも廃液とともに自由落下させることが
できる。波板611より、自由落下された廃液は、樋6
31に到達し、樋631に沿ってさらに自由落下し、廃
液ホース640を介して、図2に示す機外の側溝GRに
排出される。
【0093】本実施例のように、受液部610に波板6
11を用いることにより、廃液を確実に樋部630に導
くことが可能となり、結果として、受液部610のシー
ル性をさほど考慮しなくても廃液をもらすことがなく、
シール部材等を簡略化でき、部品点数を削減でき、組立
性も向上する。
【0094】実施例2 実施例2は、実施例1とほぼ同様であり、予備吐出部3
00、洗浄液タンク部400のみが違うため、予備吐出
部300、洗浄液タンク部400のみを説明する。
【0095】予備吐出部300に洗浄液タンク部400
から、洗浄液を供給し、予備吐出部300よりも下方で
供給用のチューブを分岐させても良い。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電磁弁などの開閉手段の部品点数を増やすことなく、回
復装置の洗浄液受容手段に、同じタイミングで、ほぼ同
じ量の洗浄液を供給できるため、すべての回復手段をほ
ぼ同じ状態で洗浄できるため、すべてのヘッドの吐出能
力をほぼ同様に回復させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す構成斜視図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
主要断面図である。
【図3】記録ヘッドの内部構成図である。
【図4】回復装置の断面図である。
【図5】キャッピング部斜視図である。
【図6】X−X断面キャッピング状態図である。
【図7】Y−Y断面キャッピング状態図である。
【図8】インク加圧時の説明図である。
【図9】キャップの洗浄状態の説明図である。
【図10】ワイピング部200及びその周辺の概略説明
図である。
【図11】予備吐出部の概略説明図である。
【図12】洗浄液タンク410の断面図である。
【図13】洗浄液タンク部400の正面図である。
【図14】受液部の説明図である。
【符号の説明】
1 プリンタ部 2 搬送部 3 繰り出し部 4 巻き取り部 10 ヘッドキャリッジ 11、12 記録ヘッド 13 供給装置 20 回復装置 100 キャッピング部 200 ワイピング部 300 予備吐出部 400 洗浄液タンク部 500 ポンプ部 600 排出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/165 2/175 D06P 5/00 111 A B41J 3/04 102 H 102 Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドを搭載したキャリ
    ッジを記録媒体に対して相対的に走査して記録を行い、
    前記インクジェットヘッドを所定の回復位置にて記録可
    能な状態とする回復動作を行うインクジェット記録装置
    であり、前記回復動作を行う回復装置と、該回復装置の
    一部を洗浄液で洗浄する回復装置洗浄手段を備えたイン
    クジェット記録装置において、 洗浄液を貯蔵する洗浄液タンクと、該洗浄液タンクと連
    通する開閉手段と、該開閉手段と連通する分岐手段と、
    該分岐手段と連通するほぼ同じ高さにある複数の洗浄液
    受容手段を有し、該洗浄液受容手段に受容される洗浄液
    により回復装置の一部を洗浄する回復装置洗浄手段とを
    備え、前記洗浄液タンクよりも低い位置に前記洗浄液受
    容手段があり、該洗浄液受容手段よりも低い位置に、前
    記分岐手段があることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の前記洗浄液受容手段の同じ高
    さに排液部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記回復装置の一部は前記インクジェッ
    トヘッドのインク吐出領域を覆って接触するキャップ部
    材を有するキャップ手段を構成する部材であることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  4. 【請求項4】 前記回復装置の一部は前記インクジェッ
    トヘッドのインク吐出面を払拭する払拭部材を有する払
    拭手段を構成する部材であることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記回復装置の一部は前記インクジェッ
    トヘッド内の増粘インクを除去するための記録前吐出を
    行うための記録前吐出手段を構成する部材であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットヘッドは、インクを
    吐出させるために利用されるエネルギとしてインクに膜
    沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体として布を用いることを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のインクジ
    ェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録装置は、捺染の
    ために用いられることを特徴とする請求項1ないし7の
    いずれかに記載のインクジェット記録装置。
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