JPH0815056A - 温度計測系精度チェック方法 - Google Patents

温度計測系精度チェック方法

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Publication number
JPH0815056A
JPH0815056A JP16736494A JP16736494A JPH0815056A JP H0815056 A JPH0815056 A JP H0815056A JP 16736494 A JP16736494 A JP 16736494A JP 16736494 A JP16736494 A JP 16736494A JP H0815056 A JPH0815056 A JP H0815056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
accuracy
pure metal
thermometer
temperature sensor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16736494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoo Ono
清雄 大野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP16736494A priority Critical patent/JPH0815056A/ja
Publication of JPH0815056A publication Critical patent/JPH0815056A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度チェックのための作業時間が省けるとと
もに精度不良が早く見つけられ、更に精度管理の費用も
不要となる温度計測系精度チェック方法を提供する。 【構成】 加熱設備1に付設した制御用温度センサー2
とそれに接続した温度計3とからなる温度計測系におい
て、制御用温度センサー2の感温部に純金属を封入した
温度スタンダード4を取付け、純金属の融点が昇温又は
冷却過程で短時間定温に保たれることを利用し、定温ポ
イントが示す温度計3の温度を純金属の融点の標準温度
と比較しこの温度計測系の精度チェックを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度計測系精度チェック
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱設備に付設した温度センサー
とそれに接続された温度計とからなる温度計測系におい
て精度チェックを行うにあたっては、図4斜視図に示す
ように、加熱設備1に付設されるとともに検出端に温度
計3が接続されている制御用温度センサー2の近傍に、
検査用温度センサー9を設け、この温度を測定器10で
読み取り、制御用温度センサー2に接続された温度計3
が示す温度と比較し、この制御用温度センサー2と温度
計3とからなる温度計測系の精度をチェックしている。
しかしこの精度チェックは、定期的に校正された検査用
温度センサー9と測定器10を使用し使用温度範囲の適
当な温度で精度チェックを行っているが、このチェック
に時間を要し、かつ検査用温度センサー9及び測定器1
0の精度管理が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、精度チェックのための
作業時間が省けるとともに、精度チェックが作業毎にで
き精度不良が早く見つけられ、更に検査用温度センサー
及び測定器が不要にしてその精度管理の費用も不要とな
る温度計測系精度チェック方法を提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、加
熱設備に付設した温度センサーとそれに接続した温度計
とからなる温度計測系において、上記温度センサーの感
温部に純金属を取付け、同純金属の融点が昇温又は冷却
過程で短時間定温に保たれることを利用し、定温ポイン
トが示す温度計の温度を純金属の融点の標準温度と比較
しこの温度計測系の精度チェックを行うことを特徴とす
る。
【0005】
【作用】本発明温度計測系精度チェック方法において
は、加熱設備に付設した温度センサーの感温部に、銀,
銅,アルミニウム等の純金属を取付ける。この状態で加
熱設備の温度が上昇すると、純金属の融点に達した時、
融解熱のためこの温度で一定時間保持され、この状況が
温度センサーに接続された温度計のチャート上に現われ
るため、この時の温度計に示される温度と純金属の融点
を比較することにより温度計測系の温度精度をチェック
できる。なおこの状況は加熱設備の温度を冷却する際に
も現われこちらでもチェックできる。但し昇温又は冷却
が早すぎると融点のズレが発生するため、徐熱又は徐冷
状態でチェックする必要がある。
【0006】
【実施例】本発明温度計測系精度チェック方法の一実施
例を図面について説明すると、図1は本発明方法を実施
する装置の斜視図、図2は同上における温度スタンダー
ドの断面図、図3は本方法における温度チャートの説明
図である。図1において、昇温又は冷却が行われる加熱
設備1に付設される制御用温度センサー2には、その検
出端に温度計3が接続されるとともに、その感温部に温
度スタンダード4が取付けられており、この温度スタン
ダード4は、図2に示すように、温度センサー差込み穴
6を有するセラミックス製の容器5に、銀:融点960.5
℃, 銅:融点1083℃,アルミニウム:融点660℃
等の使用温度範囲に適した融点を有する純金属7が7〜
9割入れられ、真空空間8を残し真空密封されている。
【0007】このような装置において加熱設備1の温度
を昇温又は冷却する。この時温度計3のチャートに温度
が記録される。この温度計3のチャートに記録された温
度は、図3に示すように、温度スタンダード4内の純金
属7の融点のポイントで一定時間保持される。このポイ
ントが示す温度計3の温度を読み取り、純金属7の融点
の標準温度と比較して、制御用温度センサー2と温度計
3とからなる温度計測系の精度チェックを行う。従って
このような精度チェック方法によれば、精度チェックの
作業時間が短縮できるとともに、精度チェックが作業毎
にでき精度不良が早く見つけられ、更に検査用温度セン
サー等が不要となる。
【0008】なおこの方法において制御用温度センサー
2の感温部に取付けられる温度スタンダード4は、温度
センサー差込み穴6が設けられているので、制御用温度
センサー2に簡単に取付けできるとともに、温度スタン
ダード4の温度が制御用温度センサー2に正確に感知で
き、また容器5内に使用温度範囲に適した融点を有する
純金属7を7〜9割入れ真空空間8を残し真空密封して
あるので、純金属7の熱膨張圧力により容器5が破壊す
ることを防止できるとともに、圧力により純金属7の融
点が変化することを防止できる。
【0009】
【発明の効果】要するに本発明によれば、加熱設備に付
設した温度センサーとそれに接続した温度計とからなる
温度計測系において、上記温度センサーの感温部に純金
属を取付け、同純金属の融点が昇温又は冷却過程で短時
間定温に保たれることを利用し、定温ポイントが示す温
度計の温度を純金属の融点の標準温度と比較しこの温度
計測系の精度チェックを行うことにより、精度チェック
のための作業時間が省けるとともに、精度チェックが作
業毎にでき精度不良が早く見つけられ、更に検査用温度
センサー及び測定器が不要にしてその精度管理の費用も
不要となる温度計測系精度チェック方法を得るから、本
発明は産業上極めて有益なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明温度計測系精度チェック方法の一実施例
における実施装置の斜視図である。
【図2】同上における温度スタンダードの断面図であ
る。
【図3】本方法における温度チャートの説明図である。
【図4】従来の温度計測系精度チェック方法における実
施装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 加熱設備 2 制御用温度センサー 3 温度計 4 温度スタンダード 5 容器 6 温度センサー差込み穴 7 純金属 8 真空空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱設備に付設した温度センサーとそれ
    に接続した温度計とからなる温度計測系において、上記
    温度センサーの感温部に純金属を取付け、同純金属の融
    点が昇温又は冷却過程で短時間定温に保たれることを利
    用し、定温ポイントが示す温度計の温度を純金属の融点
    の標準温度と比較しこの温度計測系の精度チェックを行
    うことを特徴とする温度計測系精度チェック方法。
  2. 【請求項2】 容器内に純金属を入れて一部空間を残し
    真空密封するとともに、同容器に温度センサー差込み穴
    を穿設したことを特徴とする請求項1の方法に使用する
    温度スタンダード。
JP16736494A 1994-06-27 1994-06-27 温度計測系精度チェック方法 Withdrawn JPH0815056A (ja)

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JP16736494A JPH0815056A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 温度計測系精度チェック方法

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JPH0815056A true JPH0815056A (ja) 1996-01-19

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ID=15848351

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002543416A (ja) * 1999-04-29 2002-12-17 ブルンルン,オレ・アナール 温度センサの較正のための装置
CN102401704A (zh) * 2010-09-07 2012-04-04 杭州科宏仪器仪表有限公司 一种全自动指针式温度计校验系统
CN103364111A (zh) * 2013-07-02 2013-10-23 晶锋集团股份有限公司 一种基于反应时间的温度传感器检测设备

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CN102401704A (zh) * 2010-09-07 2012-04-04 杭州科宏仪器仪表有限公司 一种全自动指针式温度计校验系统
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