JPH08150490A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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JPH08150490A
JPH08150490A JP6294198A JP29419894A JPH08150490A JP H08150490 A JPH08150490 A JP H08150490A JP 6294198 A JP6294198 A JP 6294198A JP 29419894 A JP29419894 A JP 29419894A JP H08150490 A JPH08150490 A JP H08150490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
work
distance
laser beam
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6294198A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Murano
賢一 村野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH08150490A publication Critical patent/JPH08150490A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの厚さの変化や反りによる縮小率Mの
変化が生じないようにして常に高品質の微細加工を行う
ことのできるレーザ加工装置を提供すること。 【構成】 ワーク12を搭載するテーブルとして上下動
可能なテーブル13−1を備えると共に、該テーブルを
駆動する駆動部を備える。レーザ照射部には前記ワーク
までの距離を検出するレーザ変位計15を設ける。該レ
ーザ変位計からの検出信号に応答して前記駆動部を制御
して加工レンズ11と前記ワークとの間の距離を一定に
維持する制御装置16を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザ加工装置に関し、
特に被加工物としてのワークの厚さ変化や反り等の影響
を受けずに微細加工を行うことができるようにしたレー
ザ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工装置の一例として、例えばエ
キシマレーザを用いてパターンを転写加工する場合につ
いて図2を参照して説明する。図2では、図示しないエ
キシマレーザ発振装置からのレーザをマスク21を通
し、更に加工レンズ22を通してワーク23上にマスク
21のパターンを転写する例を模式的に示している。
【0003】このようなエキシマレーザ発振装置を用い
てワークにパターンを転写する際、ワーク23に厚さの
変化や反りがあると、加工レンズ22とワーク23の加
工部との間の距離が変化する。このような距離の変化が
あると、焦点がずれて縮小率Mが変化することにより高
品質な微細加工が困難となる。このような問題点は、ど
のようなレーザ発振装置を用いたレーザ加工装置にも共
通しているが、特にエキシマレーザを用いたパターンの
転写加工において加工精度の低下が顕著である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来のレーザ
加工装置では、ワーク毎に厚さや反りを計測したり、多
数のワークを加工ブロック別に分けて任意に抽出した加
工ブロックについて厚さや反りを計測し、この計測値を
もとに加工レンズの位置を手動あるいは自動にて調整す
ることにより、ワークと加工レンズとの間の距離を一定
に維持していた。厚さや反りを検出する一例としては、
ハイトセンサーを組み合わせたYAGレーザ加工装置が
知られている。このハイトセンサはレーザ照射部の先端
に設けられるが、うず電流検出方式によるものであり、
金属以外のワーク加工には適用できない。これに対し、
エキシマレーザ加工装置は、金属以外の樹脂等を対象と
する場合が多い。
【0005】また、加工レンズの位置を調整した場合に
は、後述する理由によりワークの位置も合わせて調整す
る必要があり、調整のための制御動作が難しくなる。
【0006】そこで、本発明の課題は、ワークの厚さの
変化や反りによる縮小率Mの変化が生じないようにして
常に高品質の微細加工を行うことのできるレーザ加工装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザ発振装
置からのレーザをレーザ照射部に設けられた加工レンズ
を通してワークに照射することにより加工を行うレーザ
加工装置において、前記ワークを搭載するテーブルとし
て上下動可能なテーブルを備えると共に、該テーブルを
駆動する駆動部を備え、前記レーザ照射部には前記ワー
クまでの距離を検出する距離センサを設け、該距離セン
サからの検出信号に応答して前記駆動部を制御して前記
加工レンズと前記ワークとの間の距離を一定に維持する
制御装置を備えたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図2に加えて、図1をも参照して本発明の一
実施例によるレーザ加工装置について説明する。図1に
おいて、図示しないレーザ発振装置からのレーザ光はミ
ラー10で反射され、加工レンズ11を通してワーク1
2に照射される。なお、この例でも、図2に示したよう
なマスクによるパターン転写を想定しているが、マスク
は図示を省略している。ワーク12は、テーブル13に
載置されている。テーブル13は、上下(Z軸方向)動
可能な上下移動テーブル13−1とX軸方向及びY軸方
向に移動可能なX−Y移動テーブル13−2とからな
る。上下移動テーブル13−1、X−Y移動テーブル1
3−2はそれぞれ、独立した駆動部で駆動されるが、こ
こでは上下移動テーブル13−1のためのアクチュエー
タ14のみを図示している。
【0009】加工レンズ11は図示しないレーザ照射部
に内蔵されているが、このレーザ照射部にはレーザ変位
計15が設けられている。レーザ変位計15は、レーザ
照射部が移動する場合には加工レンズ11と一体に移動
する。レーザ変位計15は、ワーク12までの距離を検
出するものであり、この検出信号は制御装置16に送ら
れてワーク12の厚さ変化や反りによる距離の変化量が
算出される。言い換えれば、制御装置16は、加工レン
ズ11をワーク12との間の距離、すなわち縮小率Mを
一定にするために必要な上下移動テーブル13−1の駆
動量を算出し、これをドライバ17を介してアクチュエ
ータ14を制御する。
【0010】図2において、マスクイメージング法によ
るレーザ加工を行う場合、以下に示される縮小率Mと焦
点距離fに関する式が成立しなければ高品質な微細加工
を行うことはできない。
【0011】 縮小率M=a/b (式1) 焦点距離1/f=(1/a)+(1/b) (式2) 但し、aはマスク21と加工レンズ22との間の距離、
bは加工レンズ22とワーク23との間の距離である。
【0012】ここで焦点距離fとマスク21の位置は固
定であるので、ワーク23の厚さ変化や反りにより距離
bが変化した場合、縮小率Mを一定にするためには、ワ
ーク23の載っているテーブルを上下させて距離bを一
定にしなければならない。仮りに、加工レンズ22を変
位させて縮小率Mを一定にした場合には、上記式(2)
が成立しなくなってしまう。
【0013】以上のような観点から、本発明は加工レン
ズ11を変位させるのではなく、上下移動テーブル13
−1によりワーク12を上下方向に変位させるようにし
ている。すなわち、ワーク12の厚さ変化や反りにより
加工レンズ11とワーク12との間の距離が変化しても
この変化量は制御装置16で算出され、制御装置16は
この変化量を補正するように上下移動テーブル13−1
を移動させる。このような制御により縮小率Mは常に一
定に維持され、ワーク12に対して均一な微細加工を行
うことができる。これにより、ワーク12に対して数μ
m以下の微細加工を行う場合でもワーク12に反り等が
あっても均一な微細加工が可能となる。
【0014】本発明は特に、エキシマレーザによるレー
ザ加工装置に適しているが、その他のレーザ加工装置全
般に適用され得ることは言うまでもない。また、レーザ
変位計15は、金属のみを対象とする場合にはうず電流
方式の変位計で代用されても良いし、その他の接触式変
位計等を用いることもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ばワークに厚さ変化や反り等があっても作業員による調
整作業を必要とせずに、全自動で均一な微細加工を行う
ことができ、生産性の大幅な向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるレーザ加工装置の要部
の概略構成を示す図である。
【図2】マスクイメージング法によるパターン転写を説
明するための概略図である。
【符号の説明】
10 ミラー 11,22 加工レンズ 12,23 ワーク 13 テーブル 13−1 上下移動テーブル 13−2 X−Y移動テーブル 14 アクチュエータ 15 レーザ変位計 17 ドライバ 21 マスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振装置からのレーザをレーザ照
    射部に設けられた加工レンズを通してワークに照射する
    ことにより加工を行うレーザ加工装置において、前記ワ
    ークを搭載するテーブルとして上下動可能なテーブルを
    備えると共に、該テーブルを駆動する駆動部を備え、前
    記レーザ照射部には前記ワークまでの距離を検出する距
    離センサを設け、該距離センサからの検出信号に応答し
    て前記駆動部を制御して前記加工レンズと前記ワークと
    の間の距離を一定に維持する制御装置を備えたことを特
    徴とするレーザ加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ加工装置におい
    て、前記レーザ発振装置としてエキシマレーザ発振装置
    を用いることを特徴とするレーザ加工装置。
JP6294198A 1994-11-29 1994-11-29 レーザ加工装置 Pending JPH08150490A (ja)

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JP6294198A JPH08150490A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 レーザ加工装置

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JPH08150490A true JPH08150490A (ja) 1996-06-11

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ID=17804592

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JP6294198A Pending JPH08150490A (ja) 1994-11-29 1994-11-29 レーザ加工装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005285896A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Japan Steel Works Ltd:The 照射距離自動調整方法及びその装置
JP2007203335A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置及び加工方法
JP2009010161A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Sumitomo Heavy Ind Ltd レーザ加工装置、及び、レーザ加工方法
JP2017202646A (ja) * 2016-05-12 2017-11-16 ローランドディー.ジー.株式会社 二次元加工装置および二次元加工方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990324