JPH0815041A - 熱塊検出装置 - Google Patents

熱塊検出装置

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JPH0815041A
JPH0815041A JP6149416A JP14941694A JPH0815041A JP H0815041 A JPH0815041 A JP H0815041A JP 6149416 A JP6149416 A JP 6149416A JP 14941694 A JP14941694 A JP 14941694A JP H0815041 A JPH0815041 A JP H0815041A
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lump
temperature
mass
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Shinobu Saito
藤 忍 斎
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • GPHYSICS
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    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化する
場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させること
のできる熱塊検出装置を得る。 【構成】 熱塊が発生する近赤外線を検知して電気信号
を発生する熱塊検出ヘッドを、熱塊が通過する経路の側
方に配置し、熱塊検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘ
ッドの設置位置に熱塊の端部が到達したことを検出する
に当たり、熱塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置さ
れた温度計と、温度計の出力に基いて熱塊の温度を計測
する温度計測手段と、温度計測手段の計測値から、熱塊
が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温
度を推定する検出温度推定手段と、熱塊検出ヘッドの出
力信号を増幅する増幅手段と、検出温度推定手段の推定
値に応じて大きさの異なる検出基準値を設定するプリセ
ット手段と、プリセット手段の基準値と増幅手段の出力
とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊が到達し
た信号を出力する比較手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱塊が発生する近赤外
線を検知して電気信号を発生する熱塊検出ヘッド(Hot
Metal Detector)を、熱塊が通過する経路の側方に配置
し、熱塊検出ヘッドの出力に基いてその設置位置に熱塊
の端部が到達したことを検出する熱塊検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】熱塊を可逆圧延する圧延機群の前後に、
この種の熱塊検出ヘッドを設け、その出力を用いて圧延
機群のロール間隙及び材料搬送テーブルを制御する熱塊
検出装置が知られている。
【0003】図2は従来の熱塊検出装置の構成を示すブ
ロック図である。同図中、熱塊圧延材を可逆圧延する圧
延機群1の前部に熱塊検出ヘッド2Aが、圧延機群1の後
部に熱塊検出ヘッド2Bがそれぞれ配置されている。熱塊
検出ヘッド2Aの出力信号は、増幅器5A及び出力回路8Aで
なる熱塊検出増幅器4Aに加えられる。また、熱塊検出ヘ
ッド2Bの出力信号は、増幅器5B及び出力回路8Bでなる熱
塊検出増幅器4Bに加えられる。
【0004】そこで、熱塊検出ヘッド2Aが、図2では図
示を省略した熱塊の発生する近赤外線を検出して電気信
号を発生すると、増幅器5Aがその信号を増幅し、出力回
路8Aが増幅信号を適切なレベルの信号に変換して制御回
路13に加える。これと全く同様に、熱塊検出ヘッド2B
が、熱塊の発生する近赤外線を検出して電気信号を発生
すると、増幅器5Aがその信号を増幅し、出力回路8Bが増
幅信号を適切なレベルの信号に変換して制御回路13に加
える。制御回路13はこれらの熱塊検出信号に基いて、圧
延機群のロール間隙及び材料搬送テーブルを制御するよ
うになっていた。
【0005】この場合、熱塊検出ヘッドは高温検出タイ
プと低温検出タイプの2種類しかなく、検出対象の熱塊
温度に応じてこれらを使い分けるが、その交換をする毎
に増幅器5A,5Bの感度調整を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、熱塊検出装置
は圧延材(熱塊)の先端又は後端を検出するための装置
であり、例えば、先端を検出する場合、理想的には図3
(a) に示すように、熱塊の先端が熱塊検出ヘッド2Aの直
近の位置に到達した時刻t0 にてOFFからONに変化
する検出信号が得られることが望ましい。
【0007】しかしながら、図2に示した装置は、検出
対象の熱塊の温度に応じて検出感度を遠隔設定する手段
を持たなかった。そのために、検出対象の熱塊の温度が
時々刻々変化する場合には図3(a) に示すような最適位
置での熱塊検出信号が得られなかった。
【0008】例えば、熱塊の検出感度よりも熱塊の放出
する近赤外線量が上回る場合には、図3(b) に示すよう
に早めの検出となり、近赤外線量と検出感度との相対的
な変化により熱塊圧延材50の先端が熱塊検出ヘッド2Aの
設置位置に到達する以前の時刻t1 からON/OFFを
繰返す、いわゆる、チャタリング現象を引き起こすこと
があった。
【0009】一方、熱塊の検出感度よりも熱塊の放出す
る近赤外線量が少ない場合には、図3(c) に示すように
遅めの検出となり、熱塊圧延材50の先端が熱塊検出ヘッ
ド2Aの設置位置の通過後にON/OFFを繰返し、かな
り遅れた時刻t2 にてOFFからONに変化する検出信
号となっていた。
【0010】図3(b),(c) のいずれの場合においても、
熱塊圧延材50の先端認識は実態とずれていることとな
り、その結果、圧延制御における誤動作や歩留まり低下
の一因になっていた。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変
化する場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させ
ることのできる熱塊検出装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の熱塊検
出装置は、熱塊が発生する近赤外線を検知して電気信号
を発生する熱塊検出ヘッドを、熱塊が通過する経路の側
方に配置し、熱塊検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘ
ッドの設置位置に熱塊の端部が到達したことを検出する
に当たり、熱塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置さ
れた温度計と、温度計の出力に基いて熱塊の温度を計測
する温度計測手段と、温度計測手段の計測値から、熱塊
が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温
度を推定する検出温度推定手段と、熱塊検出ヘッドの出
力信号を増幅する増幅手段と、検出温度推定手段の推定
値に応じて大きさの異なる検出基準値を設定するプリセ
ット手段と、プリセット手段の基準値と増幅手段の出力
とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊が到達し
た信号を出力する比較手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0013】請求項に記載の熱塊検出装置は、熱塊検出
ヘッド及び温度計を圧延機群の材料供給側に配置し、比
較手段の出力を、圧延機群のロール間隙及び材料搬送テ
ーブルのうち、少なくとも一方に利用することを特徴と
している。
【0014】
【作用】請求項1に記載の熱塊検出装置においては、熱
塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置された温度計の
出力に基いて、熱塊が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達
した時点の熱塊の温度を推定し、その推定値に応じて大
きさの異なる検出基準値を設定しているので、検出対象
の熱塊の温度が時々刻々と変化する場合でも、その端部
の検出精度を格段に向上させることができる。
【0015】また、請求項2に記載の熱塊検出装置にお
いては、熱塊検出ヘッド及び温度計を熱間圧延機群の材
料供給側に配置して熱塊検出し、その出力によって圧延
機群のロール間隙及び材料搬送テーブルのうち、少なく
とも一方に利用しているので、圧延制御の誤動作を未然
に防ぐと共に、製品歩留まりの向上を図ることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図中、図2と同一の符号を付したもの
はそれぞれ同一の要素を示している。ここで、可逆圧延
を行う圧延機群1の前方に熱塊検出ヘッド2Aが、後方に
熱塊検出ヘッド2Bがそれぞれ設置されている時、圧延機
群1から見て熱塊検出ヘッド2Aから適当な距離、例え
ば、装置の演算等に必要な時間と比較して圧延材の移動
時間が長くなるような距離だけ離隔した位置に温度計3A
が設置され、同様に、熱塊検出ヘッド2Aから適当な距離
だけ離隔した位置に温度計3Bが設置されている。これら
の温度計3A,3Bは、圧延材の送給時に一定時間閉成する
温度計測タイミングスイッチ9A,9Bを介して、温度計測
回路10に接続されている。温度計測回路10は各温度計の
出力信号に基いて、圧延材の温度を計測するものであ
る。この温度計測回路10には検出温度推定回路11が接続
されている。検出温度推定回路11は、圧延材の移動時に
温度が低下することを考慮して、圧延材の先端が熱塊検
出ヘッド2A,2Bの近傍に到達した時点の温度を予測する
もので、その出力端には、プリセットタイミングスイッ
チ12を介して、プリセット回路7A,7Bが接続されてい
る。プリセット回路7A,7Bは増幅器5A,5Bの検出信号レ
ベルの変化に応じて適切な検出基準値を設定するもの
で、例えば、予測温度が高い時には大きい値を設定し、
予測温度が低くなれば小さい値を設定する。そして、プ
リセット回路7Aの出力と増幅器5Aの出力とを比較して比
較結果を出力回路8Aに出力する比較回路6Aが設けられて
いる。また、プリセット回路7Bの出力と増幅器5Bの出力
とを比較して比較結果を出力回路8Bに出力する比較回路
6Bが設けられている。
【0017】このうち、増幅器5A、比較回路6A、プリセ
ット回路7A及び出力回路8Aが熱塊検出増幅器4Aを構成し
ており、増幅器5B、比較回路6B、プリセット回路7B及び
出力回路8Bが熱塊検出増幅器4Bを構成している。
【0018】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。圧延機群1は圧延材を可逆圧延するも
ので、制御回路13はそのロール間隙と、材料搬送テーブ
ルとを制御している。いま、圧延材が圧延機群1の前
方、すなわち、図面の左方から供給されるとき、圧延材
の先端部が温度計3Aを通過するタイミングにて温度計測
タイミングスイッチ9Aが一定時間閉成せしめられる。こ
れによって、温度計測回路10が圧延材の温度を計測し、
その計測温度に基いて検出温度推定回路11が熱塊検出ヘ
ッド2Aの直近の位置に到達する時刻の温度を推定する。
圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Aに到達する直前にプリ
セットタイミングスイッチ12が閉成せしめられ、熱塊検
出ヘッド2Aの設置位置を過ぎた時点にてプリセットタイ
ミングスイッチ12が開放せしめられる。このプリセット
タイミングスイッチ12の閉成中、プリセット回路7Aは予
測温度に対応した検出基準値を出力する。一方、圧延材
の先端が熱塊検出ヘッド2Aの近傍に到達すると熱塊検出
ヘッド2Aが近赤外線を検出してその強さに比例した電気
信号を出力し、増幅器5Aがこの電気信号を増幅して比較
回路6Aに加える。比較回路6Aは増幅器5Aの出力信号とプ
リセット回路7Aの検出基準値とを比較し、増幅器5Aの出
力信号レベルがプリセット回路7Aの検出基準値のレベル
を上回った時に熱塊検出信号を出力し、出力回路8Aが適
切なレベルに変換して制御回路13に加える。
【0019】一方、圧延材が圧延機群1の後方、すなわ
ち、図面の右方から供給されるとき、圧延材の先端部が
温度計3Bを通過するタイミングにて温度計測タイミング
スイッチ9Bが一定時間閉成せしめられる。これによっ
て、温度計測回路10が圧延材の温度を計測し、その計測
温度に基いて検出温度推定回路11が熱塊検出ヘッド2Bの
直近の位置に到達する時刻の温度を推定する。圧延材の
先端が熱塊検出ヘッド2Bに到達する直前にプリセットタ
イミングスイッチ12が閉成せしめられ、熱塊検出ヘッド
2Bの設値位置を過ぎた時点にてプリセットタイミングス
イッチ12が開放せしめられる。このプリセットタイミン
グスイッチ12の閉成中、プリセット回路7Bは予測温度に
対応した検出基準値を出力する。一方、圧延材の先端が
熱塊検出ヘッド2Bの近傍に到達すると熱塊検出ヘッド2B
が近赤外線を検出してその強さに比例した電気信号を出
力し、増幅器5Bがこの電気信号を増幅して比較回路6Bに
加える。比較回路6Bは増幅器5Bの出力信号とプリセット
回路7Bの検出基準値とを比較し、増幅器5Bの出力信号レ
ベルがプリセット回路7Bの検出基準値のレベルを上回っ
た時に熱塊検出信号を出力し、出力回路8Bが適切なレベ
ルに変換して制御回路13に加える。
【0020】このように、圧延機群1に圧延材が供給さ
れる毎に、その温度に応じた検出基準値を設定すること
により、例えば圧延材の温度が時々刻々変化しても、そ
の先端の到達を正確に検出することができ、前述した図
3(a) に示した如き検出信号が得られる。これによっ
て、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化する場合で
も、その端部の検出精度を格段に向上させることがで
き、また、圧延制御の誤動作を未然に防ぐと共に、製品
歩留まりの向上を図ることができる。
【0021】なお、上記実施例では本発明を可逆圧延機
に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、材料供給が常に一方向である圧
延機にも適用可能であり、さらに、圧延機以外であって
も熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊の端部が到達したこ
とを検出するものの殆どに適用可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載の熱塊検出装置によれば、熱塊が熱塊検出
ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温度を推定
し、その推定値に応じた検出基準値を用いて熱塊検出を
しているので、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化
する場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させる
ことができる。
【0023】また、請求項2に記載の熱塊検出装置によ
れば、熱塊検出ヘッド及び温度計を熱間圧延機群の材料
供給側に配置して熱塊検出して圧延制御に利用している
ので、装置の誤動作を未然に防ぐと共に、製品歩留まり
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を、適用対象の圧延機
と併わせて示したブロック図。
【図2】従来の熱塊検出装置の構成を、適用対象の圧延
機と併わせて示したブロック図。
【図3】従来の熱塊検出装置の動作を説明するために、
検出対象の熱塊位置と検出信号との関係を示した説明
図。
【符号の説明】
1 圧延機群 2A、2B 熱塊検出ヘッド 3A、3B 温度計 4A、4B 熱塊検出増幅器 5A、5B 増幅器 6A、6B 比較回路 7A、7B プリセット回路 8A、8B 出力回路 9A、9B 温度計測タイミングスイッチ 10 温度計測回路 11 検出温度推定回路 12 プリセットタイミングスイッチ 13 制御回路
【手続補正書】
【提出日】平成7年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 熱塊検出装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱塊が発生する近赤外
線を検知して電気信号を発生する熱塊検出ヘッド(Ho
t Metal Detector)を、熱塊が通過す
る経路の側方に配置し、熱塊検出ヘッドの出力に基いて
その設置位置に熱塊の端部が到達したことを検出する熱
塊検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱塊を可逆圧延する圧延機群の前後に、
この種の熱塊検出ヘッドを設け、その出力を用いて圧延
機群のロール間隙及び材料搬送テーブルを制御する熱塊
検出装置が知られている。
【0003】図2は従来の熱塊検出装置の構成を示すブ
ロック図である。同図中、熱塊圧延材を可逆圧延する圧
延機群1の前部に熱塊検出ヘッド2Aが、圧延機群1の
後部に熱塊検出ヘッド2Bがそれぞれ配置されている。
熱塊検出ヘッド2Aの出力信号は、増幅器5A及び出力
回路8Aでなる熱塊検出増幅器4Aに加えられる。ま
た、熱塊検出ヘッド2Bの出力信号は、増幅器5B及び
出力回路8Bでなる熱塊検出増幅器4Bに加えられる。
【0004】そこで、熱塊検出ヘッド2Aが、図2では
図示を省略した熱塊の発生する近赤外線を検出して電気
信号を発生すると、増幅器5Aがその信号を増幅し、出
力回路8Aが増幅信号を適切なレベルの信号に変換して
制御装置13に加える。これと全く同様に、熱塊検出ヘ
ッド2Bが、熱塊の発生する近赤外線を検出して電気信
号を発生すると、増幅器5Aがその信号を増幅し、出力
回路8Bが増幅信号を適切なレベルの信号に変換して制
御装置13に加える。制御装置13はこれらの熱塊検出
信号に基いて、圧延機群のロール間隙及び材料搬送テー
ブルを制御するようになっていた。
【0005】この場合、熱塊検出ヘッドは高温検出タイ
プと低温検出タイプの2種類しかなく、検出対象の熱塊
温度に応じてこれらを使い分けるが、その交換をする毎
に増幅器5A,5Bの感度調整を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、熱塊検出装置
は圧延材(熱塊)の先端又は後端を検出するための装置
であり、例えば、先端を検出する場合、理想的には図3
(a)に示すように、熱塊の先端が熱塊検出ヘッド2A
の直近の位置に到達した時刻tにてOFFからONに
変化する検出信号が得られることが望ましい。
【0007】しかしながら、図2に示した装置は、検出
対象の熱塊の温度に応じて検出感度を遠隔設定する手段
を持たなかった。そのために、検出対象の熱塊の温度が
時々刻々変化する場合には図3(a)に示すような最適
位置での熱塊検出信号が得られなかった。
【0008】例えば、熱塊の検出感度よりも熱塊の放出
する近赤外線量が上回る場合には、図3(b)に示すよ
うに早めの検出となり、近赤外線量と検出感度との相対
的な変化により熱塊圧延材50の先端が熱塊検出ヘッド
2Aの設置位置に到達する以前の時刻tからON/O
FFを繰返す、いわゆる、チャタリング現象を引き起こ
すことがあった。
【0009】一方、熱塊の検出感度よりも熱塊の放出す
る近赤外線量が少ない場合には、図3(c)に示すよう
に遅めの検出となり、熱塊圧延材50の先端が熱塊検出
ヘッド2Aの設置位置の通過後にON/OFFを繰返
し、かなり遅れた時刻tにてOFFからONに変化す
る検出信号となっていた。
【0010】図3(b),(c)のいずれの場合におい
ても、熱塊圧延材50の先端認識は実態とずれているこ
ととなり、その結果、圧延制御における誤動作や歩留ま
り低下の一因になっていた。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変
化する場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させ
ることのできる熱塊検出装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の熱塊検
出装置は、熱塊が発生する近赤外線を検知して電気信号
を発生する熱塊検出ヘッドを、熱塊が通過する経路の側
方に配置し、熱塊検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘ
ッドの設置位置に熱塊の端部が到達したことを検出する
に当たり、熱塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置さ
れた温度計と、温度計の出力に基いて熱塊の温度を計測
する温度計測手段と、温度計測手段の計測値から、熱塊
が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温
度を推定する検出温度推定手段と、熱塊検出ヘッドの出
力信号を増幅する増幅手段と、検出温度推定手段の推定
値に応じて大きさの異なる検出基準値を設定するプリセ
ット手段と、プリセット手段の基準値と増幅手段の出力
とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊が到達し
た信号を出力する比較手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0013】請求項2に記載の熱塊検出装置は、熱塊検
出ヘッド及び温度計を圧延機群の材料供給側に配置し、
比較手段の出力を、圧延機群のロール間隙及び材料搬送
テーブルのうち、少なくとも一方に利用することを特徴
としている。
【0014】請求項3に記載の熱塊検出装置は、熱塊が
発生する近赤外線を検知して電気信号を発生する熱塊検
出ヘッドを、熱塊が通過する経路の側方に配置し、熱塊
検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘッドの設置位置に
熱塊の端部が到達したことを検出するに当たり、熱塊検
出ヘッドの出力信号を増幅する増幅手段と、熱塊の端部
が熱塊検出ヘッドに到達する時の熱塊温度の予想値を設
定する予想手段と、予想手段の出力に応じた基準値を設
定するプリセット手段と、プリセット手段の基準値と増
幅手段の出力とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位置に
熱塊が到達した信号を出力する比較手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1に記載の熱塊検出装置においては、熱
塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置された温度計の
出力に基いて、熱塊が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達
した時点の熱塊の温度を推定し、その推定値に応じて大
きさの異なる検出基準値を設定しているので、検出対象
の熱塊の温度が時々刻々と変化する場合でも、その端部
の検出精度を格段に向上させることができる。
【0016】また、請求項2に記載の熱塊検出装置にお
いては、熱塊検出ヘッド及び温度計を熱間圧延機群の材
料供給側に配置して熱塊検出し、その出力によって圧延
機群のロール間隙及び材料搬送テーブルのうち、少なく
とも一方に利用しているので、圧延制御の誤動作を未然
に防ぐと共に、製品歩留まりの向上を図ることができ
る。
【0017】ところで、図2に示した装置は検出対象の
熱塊の温度に応じて検出感度を遠隔設定する手段を持た
なかったが、請求項3に記載の熱塊検出装置において
は、熱塊の端部が熱塊検出ヘッドに到達する時の熱塊温
度の予想値を設定する予想手段を設けたので、任意のタ
イミングにて端部を検出する基準値を適切に設定するこ
とができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図中、図2と同一の符号を付したもの
はそれぞれ同一の要素を示している。ここで、可逆圧延
を行う圧延機群1の前方に熱塊検出ヘッド2Aが、後方
に熱塊検出ヘッド2Bがそれぞれ設置されている時、圧
延機群1から見て熱塊検出ヘッド2Aから適当な距離、
例えば、装置の演算等に必要な時間と比較して圧延材の
移動時間が長くなるような距離だけ離隔した位置に温度
計3Aが設置され、同様に、熱塊検出ヘッド2Aから適
当な距離だけ離隔した位置に温度計3Bが設置されてい
る。これらの温度計3A,3Bは、圧延材の送給時に一
定時間閉成する温度計測タイミングスイッチ9A,9B
を介して、温度計測回路10に接続されている。温度計
測回路10は各温度計の出力信号に基いて、圧延材の温
度を計測するものである。この温度計測回路10には検
出温度推定回路11が接続されている。検出温度推定回
路11は、圧延材の移動時に温度が低下することを考慮
して、圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2A,2Bの近傍
に到達した時点の温度を予測するもので、その出力端に
は、プリセットタイミングスイッチ12を介して、プリ
セット回路7A,7Bが接続されている。プリセット回
路7A,7Bは増幅器5A,5Bの検出信号レベルの変
化に応じて適切な検出基準値を設定するもので、例え
ば、予測温度が高い時には大きい値を設定し、予測温度
が低くなれば小さい値を設定する。そして、プリセット
回路7Aの出力と増幅器5Aの出力とを比較して比較結
果を出力回路8Aに出力する比較回路6Aが設けられて
いる。また、プリセット回路7Bの出力と増幅器5Bの
出力とを比較して比較結果を出力回路8Bに出力する比
較回路6Bが設けられている。
【0019】このうち、増幅器5A、比較回路6A、プ
リセット回路7A及び出力回路8Aが熱塊検出増幅器4
Aを構成しており、増幅器5B、比較回路6B、プリセ
ット回路7B及び出力回路8Bが熱塊検出増幅器4Bを
構成している。
【0020】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。圧延機群1は圧延材を可逆圧延するも
ので、制御装置13はそのロール間隙と、材料搬送テー
ブルとを制御している。いま、圧延材が圧延機群1の前
方、すなわち、図面の左方から供給されるとき、圧延材
の先端部が温度計3Aを通過するタイミングにて温度計
測タイミングスイッチ9Aが一定時間閉成せしめられ
る。これによって、温度計測回路10が圧延材の温度を
計測し、その計測温度に基いて検出温度推定回路11が
熱塊検出ヘッド2Aの直近の位置に到達する時刻の温度
を推定する。圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Aに到達
する直前にプリセットタイミングスイッチ12が閉成せ
しめられ、熱塊検出ヘッド2Aの設置位置を過ぎた時点
にてプリセットタイミングスイッチ12が開放せしめら
れる。このプリセットタイミングスイッチ12の閉成
中、プリセット回路7Aは予測温度に対応した検出基準
値を出力する。一方、圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2
Aの近傍に到達すると熱塊検出ヘッド2Aが近赤外線を
検出してその強さに比例した電気信号を出力し、増幅器
5Aがこの電気信号を増幅して比較回路6Aに加える。
比較回路6Aは増幅器5Aの出力信号とプリセット回路
7Aの検出基準値とを比較し、増幅器5Aの出力信号レ
ベルがプリセット回路7Aの検出基準値のレベルを上回
った時に熱塊検出信号を出力し、出力回路8Aが適切な
レベルに変換して制御装置13に加える。
【0021】一方、圧延材が圧延機群1の後方、すなわ
ち、図面の右方から供給されるとき、圧延材の先端部が
温度計3Bを通過するタイミングにて温度計測タイミン
グスイッチ9Bが一定時間閉成せしめられる。これによ
って、温度計測回路10が圧延材の温度を計測し、その
計測温度に基いて検出温度推定回路11が熱塊検出ヘッ
ド2Bの直近の位置に到達する時刻の温度を推定する。
圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Bに到達する直前にプ
リセットタイミングスイッチ12が閉成せしめられ、熱
塊検出ヘッド2Bの設置位置を過ぎた時点にてプリセッ
トタイミングスイッチ12が開放せしめられる。このプ
リセットタイミングスイッチ12の閉成中、プリセット
回路7Bは予測温度に対応した検出基準値を出力する。
一方、圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Bの近傍に到達
すると熱塊検出ヘッド2Bが近赤外線を検出してその強
さに比例した電気信号を出力し、増幅器5Bがこの電気
信号を増幅して比較回路6Bに加える。比較回路6Bは
増幅器5Bの出力信号とプリセット回路7Bの検出基準
値とを比較し、増幅器5Bの出力信号レベルがプリセッ
ト回路7Bの検出基準値のレベルを上回った時に熱塊検
出信号を出力し、出力回路8Bが適切なレベルに変換し
て制御装置13に加える。
【0022】このように、圧延機群1に圧延材が供給さ
れる毎に、その温度に応じた検出基準値を設定すること
により、例えば圧延材の温度が時々刻々変化しても、そ
の先端の到達を正確に検出することができ、前述した図
3(a)に示した如き検出信号が得られる。これによっ
て、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化する場合で
も、その端部の検出精度を格段に向上させることがで
き、また、圧延制御の誤動作を未然に防ぐと共に、製品
歩留まりの向上を図ることができる。
【0023】なお、上記実施例では本発明を可逆圧延機
に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、材料供給が常に一方向である圧
延機にも適用可能であり、さらに、圧延機以外であって
も熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊の端部が到達したこ
とを検出するものの殆どに適用可能である。
【0024】なおまた、上記実施例では、温度計3A,
3B、温度計測回路10、検出温度推定回路11によっ
て、温度計3A及び3Bにて計測した熱塊の温度降下を
推定したが、ホットラン時の熱塊の温度をオペレータが
予想できるときには、その予想値を遠隔にて設定する予
想手段を設け、この予想手段の出力を前述のプリセット
回路7Aの入力値としても良いことはもちろんである。
【0025】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載の熱塊検出装置によれば、熱塊が熱塊検出
ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温度を推定
し、その推定値に応じた検出基準値を用いて熱塊検出を
しているので、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化
する場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させる
ことができる。
【0026】また、請求項2に記載の熱塊検出装置によ
れば、熱塊検出ヘッド及び温度計を熱間圧延機群の材料
供給側に配置して熱塊検出して圧延制御に利用している
ので、装置の誤動作を未然に防ぐと共に、製品歩留まり
を向上させることができる。
【0027】さらにまた、請求項3に記載のの熱塊検出
装置によれば、予想値を遠隔にて設定することができる
ため、様々な操業状態に適応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を、適用対象の圧延機
と併わせて示したブロック図。
【図2】従来の熱塊検出装置の構成を、適用対象の圧延
機と併わせて示したブロック図。
【図3】従来の熱塊検出装置の動作を説明するために、
検出対象の熱塊位置と検出信号との関係を示した説明
図。
【符号の説明】 1 圧延機群 2A、2B 熱塊検出ヘッド 3A、3B 温度計 4A、4B 熱塊検出増幅器 5A、5B 増幅器 6A、6B 比較回路 7A、7B プリセット回路 8A、8B 出力回路 9A、9B 温度計測タイミングスイッチ 10 温度計測回路 11 検出温度推定回路 12 プリセットタイミングスイッチ 13 制御装置 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 熱塊検出装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱塊が発生する近赤外
線を検知して電気信号を発生する熱塊検出ヘッド(Ho
t Metal Detector)を、熱塊が通過す
る経路の側方もしくは近傍に配置し、熱塊検出ヘッドの
出力に基いてその設置位置に熱塊の端部が到達したこと
を検出する熱塊検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱塊を可逆圧延する圧延機群の前後に、
この種の熱塊検出ヘッドを設け、その出力を用いて圧延
機群のロール間隙及び材料搬送テーブルを制御する熱塊
検出装置が知られている。
【0003】図2は従来の熱塊検出装置の構成を示すブ
ロック図である。同図中、熱地圧延材を可逆圧延する圧
延機群1の前部に熱塊検出ヘッド2Aが、圧延機群1の
後部に熱塊検出ヘッド2Bがそれぞれ配置されている。
熱塊検出ヘッド2Aの出力信号は、増幅器5A及び出力
回路8Aでなる熱塊検出増幅器4Aに加えられる。ま
た、熱塊検出ヘッド2Bの出力信号は、増幅器5B及び
出力回路8Bでなる熱塊検出増幅器4Bに加えられる。
【0004】そこで、熱塊検出ヘッド2Aが、図2では
図示を省略した熱塊の発生する近赤外線を検出して電気
信号を発生すると、増幅器5Aがその信号を増幅し、出
力回路8Aが増幅信号を適切なレベルの信号に変換して
制御装置13に加える。これと全く同様に、熱塊検出ヘ
ッド2Bが、熱塊の発生する近赤外線を検出して電気信
号を発生すると、増幅器5Aがその信号を増幅し、出力
回路8Bが増幅信号を適切なレベルの信号に変換して制
御装置13に加える。制御装置13はこれらの熱塊検出
信号に基いて、圧延機群のロール間隙及び材料搬送テー
ブルを制御するようになっていた。
【0005】この場合、熱塊検出ヘッドは高温検出タイ
プと低温検出タイプの2種類しかなく、検出対象の熱塊
温度に応じてこれらを使い分けるが、その交換をする毎
に増幅器5A,5Bの感度調整を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、熱塊検出装置
は圧延材(熱塊)の先端又は後端を検出するための装置
であり、例えば、先端を検出する場合、理相的には図3
(a)に示すように、熱塊の先端が熱塊検出ヘッド2A
の直近の位置に到達した時刻tにてOFFからONに
変化する検出信号が得られることが望ましい。
【0007】しかしながら、図2に示した装置は、検出
対象の熱塊の温度に応じて検出感度を遠隔設定する手段
を持たなかった。そのために、検出対象の熱塊の温度が
時々刻々変化する場合には図3(a)に示すような最適
位置での熱塊検出信号が得られなかった。
【0008】例えば、熱塊の検出感度よりも熱塊の放出
する近赤外線量が上回る場合には、図3(b)に示すよ
うに早めの検出となり、近赤外線量と検出感度との相対
的な変化により熱塊圧延材50の先端が熱塊検出ヘッド
2Aの設置位置に到達する以前の時刻tからON/O
FFを繰返す、いわゆる、チャタリング現象を引き起こ
すことがあった。
【0009】一方、熱塊の検出感度よりも熱塊の放出す
る近赤外線量が少ない場合には、図3(c)に示すよう
に遅めの検出となり、熱塊圧延材50の先端が熱塊検出
ヘッド2Aの設置位置の通過後にON/OFFを繰返
し、かなり遅れた時刻tにてOFFからONに変化す
る検出信号となっていた。
【0010】図3(b),(c)のいずれの場合におい
ても、熱塊圧延材50の先端認識は実態とずれているこ
ととなり、その結果、圧延制御における誤動作や歩留ま
り低下の一因になっていた。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変
化する場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させ
ることのできる熱塊検出装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の熱塊検
出装置は、熱塊が発生する近赤外線を検知して電気信号
を発生する熱塊検出ヘッドを、熱塊が通過する経路の側
方に配置し、熱塊検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘ
ッドの設置位置に熱塊の端部が到達したことを検出する
に当たり、熱塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置さ
れた温度計と、温度計の出力に基いて熱塊の温度を計測
する温度計測手段と、温度計測手段の計測値から、熱塊
が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温
度を推定する検出温度推定手段と、熱塊検出ヘッドの出
力信号を増幅する増幅手段と、検出温度推定手段の推定
値に応じて大きさの異なる検出基準値を設定するプリセ
ット手段と、プリセット手段の基準値と増幅手段の出力
とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊が到達し
た信号を出力する比較手段とを備えたことを特徴として
いる。
【0013】請求項2に記載の熱塊検出装置は、熱塊検
出ヘッド及び温度計を圧延機群の材料供給側に配置し、
比較手段の出力を、圧延機郡のロール間隙及び材料搬送
テーブルのうち、少なくとも一方に利用することを特徴
としている。
【0014】請求項3に記載の熱塊検出装置は、熱塊が
発生する近赤外線を検知して電気信号を発生する熱塊検
出ヘッドを、熱塊が通過する経路の側方に配置し、熱塊
検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘッドの設置位置に
熱塊の端部が到達したことを検出するに当たり、熱塊検
出ヘッドの出力信号を増幅する増幅手段と、熱塊の端部
が熱塊検出ヘッドに到達する時の熱塊温度の予想値を設
定する予想手段と、予想手段の出力に応じた基準値を設
定するプリセット手段と、プリセット手段の基準値と増
幅手段の出力とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位置に
熱塊が到達した信号を出力する比較手段と、を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】請求項4に記載の熱塊検出装置は、熱塊が
発生する近赤外線を検知して電気信号を発生する熱塊検
出ヘッドを、熱塊が通過する経路の近傍に配置し、熱塊
検出ヘッドの出力に基いて熱塊検出ヘッドの設置位置に
熱塊が到達したことを検出するに当たり、熱塊検出ヘッ
ドの出力信号を増幅する増幅手段と、熱塊の端部が熱塊
検出ヘッドに到達する時の熱塊温度に応じた基準値を予
め設定するプリセット手段と、プリセット手段の基準値
と増幅手段の出力とを比較して熱塊検出ヘッドの設置位
置に熱塊が到達した信号を出力する比較手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1に記載の熱塊検出装置においては、熱
塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置された温度計の
出力に基いて、熱塊が熱塊検出ヘッドの直近位置に到達
した時点の熱塊の温度を推定し、その推定値に応じて大
きさの異なる検出基準値を設定しているので、検出対象
の熱塊の温度が時々刻々と変化する場合でも、その端部
の検出精度を格段に向上させることができる。
【0017】また、請求項2に記載の熱塊検出装置にお
いては、熱塊検出ヘッド及び温度計を熱間圧延機群の材
料供給側に配置して熱塊検出し、その出力によって圧延
機郡のロール間隙及び材料搬送テーブルのうち、少なく
とも一方に利用しているので、圧延制御の誤動作を未然
に防ぐと共に、製品歩留まりの向上を図ることができ
る。
【0018】ところで、図2に示した装置は検出対象の
熱塊の温度に応じて検出感度を遠隔設定する手段を持た
なかったが、請求項3に記載の熱塊検出装置において
は、熱塊の端部が熱塊検出ヘッドに到達する時の熱塊温
度の予想値を設定する予想手段を設けたので、任意のタ
イミングにて端部を検出する基準値を適切に設定するこ
とができる。
【0019】なお、熱塊検出ヘッドは、熱塊が通過する
経路から見て、冷却水や水蒸気の影響を受け難い側端に
設けるのが一般的ではある。しかし、冷却水や水蒸気の
影響を受けない場合、あるいは、影響を受けても支障な
く熱塊を検出できる場合には、熱塊が通過する経路の側
端に限らず、その設置位置は上方であっても下方であっ
ても、あるいは、斜め方向であってもその近傍であれば
良いことになる。また、このような状況では、熱塊の温
度を推定する必要性の無い場合さえある。請求項4に記
載の熱塊検出装置は熱塊が通過する経路の近傍に熱塊検
出ヘッドが設けられ、かつ、熱塊の温度を推定する必要
性の無い時に、簡易な構成にて精度よく熱塊の端部を検
出することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図であり、図中、図2と同一の符号を付したもの
はそれぞれ同一の要素を示している。ここで、可逆圧延
を行う圧延機群1の前方に熱塊検出ヘッド2Aが、後方
に熱塊検出ヘッド2Bがそれぞれ設置されている時、圧
延機郡1から見て熱塊検出ヘッド2Aから適当な距離、
例えば、装置の演算等に必要な時間と比較して圧延材の
移動時間が長くなるような距離だけ離隔した位置に温度
計3Aが設置され、同様に、熱塊検出ヘッド2Aから適
当な距離だけ離隔した位置に温度計3Bが設置されてい
る。これらの温度計3A,3Bは、圧延材の送給時に一
定時間閉成する温度計測タイミングスイッチ9A,9B
を介して、温度計測回路10に接続されている。温度計
測回路10は各温度計の出力信号に基いて、圧延材の温
度を計測するものである。この温度計測回路10には検
出温度推定回路11が接続されている。検出温度推定回
路11は、圧延材の移動時に温度が低下することを考慮
して、圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2A,2Bの近傍
に到達した時点の温度を予測するもので、その出力端に
は、プリセットタイミングスイッチ12を介して、プリ
セット回路7A,7Bが接続されている。プリセット回
路7A,7Bは増幅器5A,5Bの検出信号レベルの変
化に応じて適切な検出基準値を設定するもので、例え
ば、予測温度が高い時には大きい値を設定し、予測温度
が低くなれば小さい値を設定する。そして、プリセット
回路7Aの出力と増幅器5Aの出力とを比較して比較結
果を出力回路8Aに出力する比較回路6Aが設けられて
いる。また、プリセット回路7Bの出力と増幅器5Bの
出力とを比較して比較結果を出力回路8Bに出力する比
較回路6Bが設けられている。
【0021】このうち、増幅器5A、比較回路6A、プ
リセット回路7A及び出力回路8Aが熱塊検出増幅器4
Aを構成しており、増幅器5B、比較回路6B、プリセ
ット回路7B及び出力回路8Bが熱塊検出増幅器4Bを
構成している。
【0022】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて説明する。圧延機群1は圧延材を可逆圧延するも
ので、制御装置13はそのロール間隙と、材料搬送テー
ブルとを制御している。いま、圧延材が圧延機郡1の前
方、すなわち、図面の左方から供給されるとき、圧延材
の先端部が温度計3Aを通過するタイミングにて温度計
測タイミングスイッチ9Aが一定時間閉成せしめられ
る。これによって、温度計測回路10が圧延材の温度を
計測し、その計測温度に基いて検出温度推定回路11が
熱塊検出ヘッド2Aの直近の位置に到達する時刻の温度
を推定する。圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Aに到達
する直前にプリセットタイミングスイッチ12が閉成せ
しめられ、熱塊検出ヘッド2Aの設置位置を過ぎた時点
にてプリセットタイミングスイッチ12が開放せしめら
れる。このプリセットタイミングスイッチ12の閉成
中、プリセット回路7Aは予測温度に対応した検出基準
を出力する。一方、圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2A
の近傍に到達すると熱塊検出ヘッド2Aが近赤外線を検
出してその強さに比例した電気値信号を出力し、増幅器
5Aがこの電気信号を増幅して比較回路6Aに加える。
比較回路6Aは増幅器5Aの出力信号とプリセット回路
7Aの検出基準値とを比較し、増幅器5Aの出力信号レ
ベルがプリセット回路7Aの検出基準値のレベルを上回
った時に熱塊検出信号を出力し、出力回路8Aが適切な
レベルに変換して制御装置13に加える。
【0023】一方、圧延材が圧延機群1の後方、すなわ
ち、図面の右方から供給されるとき、圧延材の先端部が
温度計3Bを通過するタイミングにて温度計測タイミン
グスイッチ9Bが一定時間閉成せしめられる。これによ
って、温度計測回路10が圧延材の温度を計測し、その
計測温度に基いて検出温度推定回路11が熱塊検出ヘッ
ド2Bの直近の位置に到達する時刻の温度を推定する。
圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Bに到達する直前にプ
リセットタイミングスイッチ12が閉成せしめられ、熱
塊検出ヘッド2Bの設位置を過ぎた時点にてプリセッ
トタイミングスイッチ12が開放せしめられる。このプ
リセットタイミングスイッチ12の閉成中、プリセット
回路7Bは予測温度に対応した検出基準を出力する。一
方、圧延材の先端が熱塊検出ヘッド2Bの近傍に到達す
ると熱塊検出ヘッド2Bが近赤外線を検出してその強さ
に比例した電気信号を出力し、増幅器5Bがこの電気信
号を増幅して比較回路6Bに加える。比較回路6Bは増
幅器5Bの出力信号とプリセット回路7Bの検出基準値
とを比較し、増幅器5Bの出力信号レベルがプリセット
回路7Bの検出基準値のレベルを上回った時に熱塊検出
信号を出力し、出力回路8Bが適切なレベルに変換して
制御装置13に加える。
【0024】このように、圧延機群1に圧延材が供給さ
れる毎に、その温度に応じた検出基準値を設定すること
により、例えば圧延材の温度が時々刻々変化しても、そ
の先端の到達を正確に検出することができ、前述した図
3(a)に示した如き検出信号が得られる。これによっ
て、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化する場合で
も、その端部の検出精度を格段に向上させることがで
き、また、圧延制御の誤動作を未然に防ぐと共に、製品
歩留まりの向上を図ることができる。
【0025】なお、上記実施例では本発明を可逆圧延機
に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、材料供給が常に一方向である圧
延機にも適用可能であり、さらに、圧延機以外であって
も熱塊検出ヘッドの設置位置に熱塊の端部が到達したこ
とを検出するものの殆どに適用可能である。
【0026】なおまた、上記実施例では、温度計3A,
3B、温度計測回路10、検出温度推定回路11によっ
て、温度計3A及び3Bにて計測した熱塊の温度降下を
推定したが、ホットラン時の熱塊の温度をオペレータが
予想できるときには、その予想値を遠隔にて設定する予
想手段を設け、この予想手段の出力を前述のプリセット
回路7Aの入力値としても良いことはもちろんである。
さらに、上記実施例では冷却水や水蒸気の影響を受け難
い側端に熱塊検出ヘッドを設ける場合について説明した
が、冷却水や水蒸気の影響を受けない場合、あるいは、
影響を受けても支障なく熱塊を検出できる場合には、熱
塊が通過する経路の側端に限らず、その設置位置は上方
であっても下方であっても、あるいは、斜め方向であっ
てもその近傍であれば良いことになる。そして、上記実
施例では、予想値を遠隔にて設定する予想手段(図示せ
ず)を設けて、この予想手段の出力を前述プリセット回
路7A(7B)に入力したが、予想手段及びプリセット
回路7A(7B)を一体化し、熱塊温度に応じた基準値
を予めプリセット回路7A(7B)に入力する構成にす
れば、簡易な構成にて精度の良い熱塊検出が可能とな
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1に記載の熱塊検出装置によれば、熱塊が熱塊検出
ヘッドの直近位置に到達した時点の熱塊の温度を推定
し、その推定値に応じた検出基準値を用いて熱塊検出を
しているので、検出対象の熱塊の温度が時々刻々と変化
する場合でも、その端部の検出精度を格段に向上させる
ことができる。
【0028】また、請求項2に記載の熱塊検出装置によ
れば、熱塊検出ヘッド及び温度計を熱間圧延機群の材料
供給側に配置して熱塊検出して圧延制御に利用している
ので、装置の誤動作を未然に防ぐと共に、製品歩留まり
を向上させることができる。
【0027】さらにまた、請求項3に記載のの熱塊検出
装置によれば、予想値を遠隔にて設定することができる
ため、様々な操業状態に適応できる効果がある。
【0029】また、請求項4に記載の熱塊検出装置によ
れば、冷却水や水蒸気の影響を受けない状況で、あるい
は、影響を受けても支障なく熱塊を検出できる場合に、
簡易な構成にて熱塊の端部を精度良く検出できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を、適用対象の圧延機
と併わせて示したブロック図。
【図2】従来の熱塊検出装置の構成を、適用対象の圧延
機と併わせて示したブロック図。
【図3】従来の熱塊検出装置の動作を説明するために、
検出対象の熱塊位置と検出信号との関係を示した説明
図。
【符号の説明】 1 圧延機群 2A、2B 熱塊検出ヘッド 3A、3B 温度計 4A、4B 熱塊検出増幅器 5A、5B 増幅器 6A、6B 比較回路 7A、7B プリセット回路 8A、8B 出力回路 9A、9B 温度計測タイミングスイッチ 10 温度計測回路 11 検出温度推定回路 12 プリセットタイミングスイッチ 13 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱塊が発生する近赤外線を検知して電気信
    号を発生する熱塊検出ヘッドを、前記熱塊が通過する経
    路の側方に配置し、前記熱塊検出ヘッドの出力に基いて
    前記熱塊検出ヘッドの設置位置に前記熱塊の端部が到達
    したことを検出する熱塊検出装置において、 前記熱塊検出ヘッドより上流の所定位置に配置された温
    度計と、 前記温度計の出力に基いて前記熱塊の温度を計測する温
    度計測手段と、 前記温度計測手段の計測値から、前記熱塊が前記熱塊検
    出ヘッドの直近位置に到達した時点の前記熱塊の温度を
    推定する検出温度推定手段と、 前記熱塊検出ヘッドの出力信号を増幅する増幅手段と、 前記検出温度推定手段の推定値に応じて大きさの異なる
    検出基準値を設定するプリセット手段と、 前記プリセット手段の基準値と前記増幅手段の出力とを
    比較して前記熱塊検出ヘッドの設置位置に前記熱塊が到
    達した信号を出力する比較手段と、 を備えたことを特徴とする熱塊検出装置。
  2. 【請求項2】前記熱塊検出ヘッド及び温度計を圧延機群
    の材料供給側に配置し、前記比較手段の出力を、前記圧
    延機群のロール間隙及び材料搬送テーブルのうち、少な
    くとも一方に利用することを特徴とする請求項1に記載
    の熱塊検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002055975A1 (fr) * 2000-12-27 2002-07-18 Kazuhito Sakano Detecteur de phase, procede d'etablissement de valeur de reference de detecteur de phase, thermometre a infrarouge, et procede de mesure de temperature sur ce thermometre
WO2014177339A1 (en) * 2013-05-03 2014-11-06 Siemens Plc Hot metal detector
US11448285B2 (en) 2018-03-12 2022-09-20 Vibracoustic Se Membrane and hydraulically damping mount

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