JPH0815019A - 長尺物色差検査方法 - Google Patents

長尺物色差検査方法

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JPH0815019A
JPH0815019A JP14503594A JP14503594A JPH0815019A JP H0815019 A JPH0815019 A JP H0815019A JP 14503594 A JP14503594 A JP 14503594A JP 14503594 A JP14503594 A JP 14503594A JP H0815019 A JPH0815019 A JP H0815019A
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JP
Japan
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color
color difference
calibration
sensors
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP14503594A
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English (en)
Inventor
Shigeru Komai
茂 駒井
Yoshiyuki Katsuma
祥行 勝間
Yozo Yamada
陽三 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個のカラーセンサの機器間誤差を小さく
し、その校正の適否を確認することにより、カラーセン
サの測色時の不安定要因を取り除いた状態で測定が行な
える極めて効率の良い長尺物の色差検査を提供する。 【構成】 長尺物色差検査方法において、複数個のカラ
ーセンサ間の機器間誤差(色差)ΔEを小さくする機能
をもち、校正終了時にこの校正が正しく行われたことを
確認する測色を行い、ΔEioがあらかじめ設定された小
さな値e以下でかつカラーセンサの機器間誤差ΔEij
が上記値e以下になった時のみ、長尺物の色差物色差検
査方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物体の色差を検査する
方法に関し、さらに詳しくは、カラーセンサを使用し
て、主として織物の色差を検査する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に布、フィルム、板などの工業製
品、例えば毛織物、あるいは面織物を染色する工程にお
いて、染料の不均一分散による色ムラが生じたり、ある
いは過熱や異物混入による部分的な着色を生じたり、ま
たは油などによって褐色に着色する汚れが生じたりす
る。このような色ムラ、汚れなどは、局部的かつ突発的
に発生すると共に、工業製品における外観上の致命的な
欠陥とされるので、検査員が常に全製品、全数にわた
り、目視によって検査しているのが現状である。このた
め検査に要する労力が大きく、その合理化をはかるため
に、従来次のような検査方法が知られている。 (1)レーザー光線の光束を製品(被測定物体)の搬送
方向に対して、直角方向に高速度で走査し、異常部分の
反射率が正常部分に対して変化する点に着目しキズ等を
検出する。 (2)イメージ・センサを用いたテレビカメラ類で、製
品の表面を走査し、画像信号を取り出して処理し、色ム
ラ信号を得る。 (3)光電色彩計(カラーセンサ)または分光光度計を
所要速度で搬送される製品の上方もしくは下方に配置
し、物体の表面の色を連続的に測色する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の検
査方法では、その原理に対応した条件に対しては一応の
目的を達し得るが、オンラインで織物の色差を検査する
ことに対しては検査精度の点で十分ではない。すなわち
レーザー光線の光束を用いる方法は、レーザー光線が単
色光であるため光を散乱させるキズや異物の付着などは
検出できるものの、色差を検出することは出来ない。ま
たイメージセンサを用いる方法は、画像解析装置を用
い、ソフトウエアによるデータ処理を必要とするので検
出に要する時間が長くなり、かつ設備コストも高くなる
とともにテレビカメラ類は色弁別の性能が不十分で人間
の眼に匹敵するような検査が出来ない上、工程の要求ス
ピードにも対応することが出来ない。さらにカラーセン
サーや分光光度計を用いる方法においては,数多くの方
法や装置が提案されているが、織物の色差では反物の左
右の色差いわゆる中稀の検出が必要でありそのために複
数個のカラーセンサを使用する場合が多い。そしてこの
複数個のカラーセンサの校正方法やその精度に対して開
示されたものは見あたらない。そこで本発明は、特に織
物などのような長尺物の色差を検出するために複数個の
カラーセンサを使用する色差検査装置において、これら
の複数個のカラーセンサの精度を常に一定の誤差範囲内
のもとで測色し、その色差データをリアルタイム表示す
る検査精度の向上した色差検査方法を提示しようとする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した課題
点を解決するために、所要速度で搬送される織物などの
長尺物の色ムラ等をオンラインで検査する方法であっ
て、長尺物を帯状に走行せしめる搬送部検査条件等を入
力するキーボードやスタート/ストップの入力を行う入
力部、検査条件あるいは結果のグラフを表示する表示
部、結果を出力する出力部と、これらの搬送部入力部、
表示部、出力部を制御するCPUを備え、かつ該長尺物
の上方または下方に位置する複数個のカラーセンサと、
該カラーセンサと長尺物の間を長尺物面と平行に移動す
る1個以上の校正物体により、該カラーセンサの校正を
自動的に行う校正機構部と、該校正により各カラーセン
サの機器間誤差(色差)△Eが小さくなる機能をもち、
校正後にこの校正が正しく行われたかを確認する測色を
行い、各カラーセンサの測色値と基準色値との色差△E
i0(i=1…n )があらかじめ設定した小さな値e(>0)、
望ましくは0.01-0.2以下であり、かつカラーセンサ間の
機器間誤差△Eij(i≠j 、i j=1…n )が上記値e以
下である時のみ校正が正しく行われたと判断して長尺物
の色差検査が開始できるように構成されてなるものであ
る。
【0005】以下本発明の一実施例を図1−図4により
説明する。図1は、カラーセンサを使用した場合のオン
ライン色差検査における代表的な検査手順を示す動作の
フローチャートである。すなわち被測定物体の品名、検
査日検査速度などの条件を入力し、色差検査を行うため
の基準値つまり基準色値の設定がなされる。スタート信
号が入力されれば搬送動力がONとなって測定が開始さ
れる。カラーセンサの測定は、ある一定時間もしくは一
定距離毎にデータを収集するため測定点の識別を行いな
がら検査が進められる.測定点ならば測色してデータを
収集しかつそれを画面表示する.測定終了点がくれば搬
送動力をOFFとし、結果の集計をして必要となる色差
結果やグラフをプリント出力する。
【0006】図2は本発明で提案する複数個のカラーセ
ンサを使用する色差検査装置の基本的なシステム構成の
概略図である。本システムのCPU、表示部、出力部な
どは、例えばパーソナルコンピュータPC−9801
(NEC製)で構成される。このCPUに接続される周
辺機器としては、搬送部(駆動部)があり、長尺物を走
行させる搬送のモータやカラーセンサを測色位置に焦点
合わせをする駆動モータ類校正板を移動するリニアモー
タまた蛇行防止、しわ延ばし、張力コントロール(いず
れも図示しない)などの機械的な装置を含んだものであ
る。これらはCPUの入出力(I/O)端子に、入出力
インターフェイスボードやA/D変換ボードを接続して
制御される。さらに入力部は、検査条件を入力する装置
であり、キーボード、バーコードリーダ、音声入力機、
搬送系の開始/停止/前進/後進などを指示するスイッ
チ入力装置などからなる。そして複数個の(図1では3
個)カラーセンサが長尺物走行方向に対して垂直に設置
してある。これは織物などのような場合には、左右の色
差すなわち中稀の検出を精度良く行うためである。カラ
ーセンサは例えばRS-232C のような通信回線によってC
PUと接続され制御されている。なおCPUには100
MB程度の記憶装置が備えられ、検査条件、データなど
が記録されるようになっている。
【0007】複数個(ここでは3台を対象とする)のカ
ラーセンサを使用して色差を測定する場合、その3台の
カラーセンサが同じ測定対象を測色した時に同一の測定
値を示すことが重要である。そのために3台のカラーセ
ンサを校正する必要があり、各カラーセンサに応じて最
適な校正方法がカラーセンサメーカーから推奨されてい
る。(例えば特開昭62-142239 など)従ってその方法を
実行すれば、基本的に校正が完了するわけであるが、織
物などのような表面の凹凸がある場合の測定は、その微
妙な表面状態の影響で測色値が安定しないことが多く、
必ずしも校正が正しく行われないことが生じる。本発明
の主要部はこのような不都合をなくすために取られる方
法を規定するものであり、図1の基準色設定に相当する
部分を図3に示し、基準色校正と確認のフローチャート
として詳細に説明する。
【0008】まず白色校正を行う。これはカラーセンサ
の測色値の絶対値を校正するものであり現在のカラーセ
ンサと呼ばれているものについては必要な操作である。
ただし図1で示すように同じ白色板で校正しても良い
し、3台が異なる白色板で校正しても良い。できる限り
測定が行われる前に白色校正をするのが原則であるが、
通常の使用では、急激な温度変化がなければ、1日に数
回の校正で十分となっている。本実施例では図2に示す
ように、白色板がリニアモータに固定されてあり、カラ
ーセンサ3台の位置の所まで移動して行われる。次に基
準色の登録と校正であるが、基準となる物体(検査対象
物の織物サンプル)が白色板と並んでリニアモータに基
準校正板として取り付けてある。これがNO1のカラー
センサで測色され、測色値(L0 、a0 、b0 )を得
る。この(L0 、a0 、b0 )を基準色値としてコンピ
ュータ内の記憶装置に記録する。次に基準校正板をNO
2、NO3のカラーセンサで測色し、NO1の測色値を
もとに補正係数を算出して、機器間誤差を小さくする校
正を行う。具体的な補正係数の算出方法はカラーセンサ
に依存するのでここでは言及しない。この時点で校正が
完了していることになる。そしてこの校正が正しく行わ
れたことを確認するため、次に調べる。基準校正板をN
O1のカラーセンサに移動し、再度測色する。この時、
得られた測色値を(L1 、a1 、b1 )とする。
【0009】次に色差△E10の計算を行う。 △E10={(L1 −L0 )+(a1 −a0 )+(b1 −b0 )}1/2 この時の色差△E10が、あらかじめ設定した小さな値e
(>0)、望ましくは0.01-0.2以下であればカラーセンサの
許容誤差範囲内として、最初に測色した値とほぼ同じと
と考える。同様にNO2、NO3のカラーセンサについ
ても確認の測色を行い、その測色値から基準色値との色
差を計算して許容誤差範囲内かどうかを調べる。もし△
Ei0(i=1,2,3)>eであれば、基準校正板を元の位置
に戻して、基準色の測色からやり直すことになる。この
判定が正しく行われたら、次に機器間誤差のチェックを
行う。そのために機器間の色差△Eij(i ≠j,ij=1,2,
3)の計算を行う。 △Eij={(Li −Lj )+(ai −aj )+(bi −bj )}1/2 この△Eijの内の一つでもeより大きな値があれば、機
器間の校正としては正しく行われなかったこととなる。
つまりカラーセンサの測色に際して測色時に不安定な要
因があって正しく測色されていないということである。
従ってこの確認がなされて初めて機器間誤差が小さく設
定されていることになり、これ以降の測色についての測
色値が保証されるものである。以上の手続きが終了し
て、校正と確認が完了する。
【0010】図4は、このような構成を持った毛織物色
差検査装置により出力された色差変動グラフの一例であ
る。長さ55m、幅1.6mの毛織物を布速度35m/
分で走行させた場合の検査結果である。横軸は長さ(単
位m)、縦軸は色差値△Eがとってあり、3台のカラー
センサが測色したデータが一定距離間隔毎に記録されて
いる。また下のグラフは縦軸を明度軸(L軸)の色差に
とって同様にプロットしたものである。なおグラフ内の
数値などは必要に応じて出力される条件、色差判定結果
などの一例である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、長尺物特
に織物などのような色差検査を行うにあたり、複数個の
カラーセンサの機器間誤差を小さくする機能をもち、か
つその機器間誤差を小さくする校正が正しく行われたか
どうかを確認する機能を持たせたことにより、カラーセ
ンサの測色時の不安定要因を取り除いた状態でで測定が
行え、織物走行中の同時測色、データ収集と色差変動グ
ラフ表示などの極めて効率の良い織物色差検査装置とし
て使用する事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カラーセンサを用いたオンライン色差検査の
動作フローチャートを示す。
【図2】 本発明による長尺物色差検査装置の基本的な
システム構成の概略図を示す。
【図3】 本発明の主要部である基準色校正と確認手順
を示すフローチャート
【図4】 色差変動グラフの一出力例である。
【符号の説明】
1:入力部、 2:キーボード、 3:CPU、 4:
表示部、5:出力部、 6:リニアモータ、 7:基準
布構成板、8:白色構成板、 9:カラーセンサ、 1
0:ガイドレール、11:織物、 12:X軸ステージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺物を帯状に走行せしめる搬送部、検
    査条件を入力する入力部、検査条件ならびに結果を表示
    する表示部および結果を出力する出力部と、これらを総
    括制御するCPUそしてこのCPUに接続されかつ長尺
    物の上方または下方に位置する複数個のカラーセンサと
    該カラーセンサと長尺物の間を長尺物面と平行に移動す
    る1個以上の校正物体により、該カラーセンサの校正を
    行う校正機構部とからなる色差検査装置を用いた色差検
    査方法において、複数個のカラーセンサの校正を行い、
    カラーセンサの機器間誤差(色差)△Eを小さくする機
    能をもち、校正終了時にこの校正が正しく行われたこと
    を確認する測色を行い、各カラーセンサの測色値と基準
    色との色差△Ei0(i=1、2、 …n)があらかじめ設定した小
    さな値e(>0)、望ましくは0.01 - 0.2以下であり、かつ
    カラーセンサの機器間誤差△Eij(i ≠j i,j=1n )が
    上記値e以下である時のみ、長尺物の色差検査が開始で
    きるようにした長尺物色差検査方法。
JP14503594A 1994-06-27 1994-06-27 長尺物色差検査方法 Pending JPH0815019A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510510A (ja) * 2008-01-23 2011-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Led型照明設備における一貫性のある色校正

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510510A (ja) * 2008-01-23 2011-03-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Led型照明設備における一貫性のある色校正

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