JPH08149Y2 - ガイドつき吸着機構 - Google Patents

ガイドつき吸着機構

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Publication number
JPH08149Y2
JPH08149Y2 JP1988166429U JP16642988U JPH08149Y2 JP H08149 Y2 JPH08149 Y2 JP H08149Y2 JP 1988166429 U JP1988166429 U JP 1988166429U JP 16642988 U JP16642988 U JP 16642988U JP H08149 Y2 JPH08149 Y2 JP H08149Y2
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JP
Japan
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article
guide
suction
suction pad
collar
Prior art date
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Application number
JP1988166429U
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English (en)
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JPH0285583U (ja
Inventor
整 三井
Original Assignee
安藤電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、サイズ、重量がそれぞれ違うICなどを正
確に吸着して搬送する場合に使用する吸着機構について
のものである。
(b) 従来技術の問題点 次に、従来の吸着パッドの使用状態を第4図を参照し
て説明する。
第4図の1は吸着パッド、2はカラー、3はばね、4
はエアジョイント、5はエアパイプ、6はベース、11は
ICなどの物品、12は物品11のリード、13は放熱用のフィ
ンである。
1〜6で吸着機構7を構成する。カラー2は、吸着さ
れる物品11が安定な姿勢を保つようにするためのもので
あり、ばね3は物品11に吸着パッド1が接触するときの
衝撃を吸収するためのものである。
吸着機構7は、図示を省略したモータやエアシリンダ
などの駆動機構により、上下左右に一体になって移動す
るものであり、まず、吸着機構7を物品11の上に移動
し、物品11に接触させる。この状態で、エアパイプ5か
らエアを抜くと、吸着パッド1は物品11に吸い付き、吸
着機構7を上に移動させると、物品11も吸着機構7とと
もに上に移動する。
吸着搬送するICの種類としてPGAパッケージのものが
あるが、PGAパッケージは最大280〜300ピンクラスのも
のが出ている。
そのなかには、放熱用のフィンの付いたICもあり、吸
着物の重量が重くなる一方、吸着パッド1と接触する部
分が平面でないため、吸着面は小さい。
第4図に示す物品11は、リード12を備えるとともに、
吸着パッド1と接触する上面部に放熱用のフィン13が取
り付けられているものが示されている。第4図のような
従来の吸着機構7では、フィン13のために吸着パッド1
で完全に物品11を吸着するのは困難である。すなわち、
吸着面が小さく、重量が重い物体を吸着して搬送する場
合、吸着機構7を左右方向に移動させると、搬送中に物
品11が吸着パッド1からずれてしまい、最悪の場合には
脱落してしまうなど、正確な搬送を行うことができな
い。
吸着パッドには、正確性と汎用性が要求されるが、搬
送物が物品11のように重量が重くて吸着面が小さい場合
には、吸着力を増やすために、吸着パッドの真空度を増
やしたり、吸着パッドの面積を増やしたりしなければな
らないという問題がある。
(c) 考案の目的 この考案は、物品の周囲を包む形状のガイドをカラー
に取り付け、ガイドを交換できる構造にして物品11を正
確に搬送する吸着機構の提供を目的とする。
(d) 考案の実施例 次に、この考案の実施例の構成図を第1図に示す。第
1図の8はカラー、9はガイドであり、その他は第3図
と同じである。1〜9で吸着機構10を構成する。
第1図で、カラー8は吸着パッド1を取り付けている
軸14に設けられている。ガイド9は物品11の周囲の形状
にあわせて、物品11を包む形に形成され、例えば、物品
11がICの場合は、ガイド9はICの周囲を包む箱型に成形
される。
次に、カラー8とガイド9の部分斜視図を第2図に示
す。第1図の吸着機構10で、物品11の形状が違う場合で
も使用できるようにするためには、物品11の形状に合っ
た種々のガイド9を用意しておき、第1図に示すよう
に、止めねじ8Aの着脱でガイド9をカラー8に保持した
り外したりして、要求に応じてカラー8に対してガイド
9を着脱すればよい。ガイド9とカラー8の連結は、ね
じ止めでもワッタッチ式の固定金具でもよい。
次に、この考案による物品11を吸着搬送する動作を第
1図を参照して説明する。第1図で、吸着機構10は、図
示を省略したモータやエアシリンダなどの駆動機構によ
り、上下左右に一体になって移動するものであり、ま
ず、吸着機構10の吸着パッド1を物品11の上に移動し、
物品11に接触させる。
このとき、カラー8に取り付けられた箱型のガイド9
は、内部に設けられたテーパー部により、吸着パッド1
が物品11の中央部と接触するように誘導するとともに、
物品11の外周がガイド9のテーパー部と接触している。
吸着パッド1は物品11の吸着部の全面に接触するとは
限らないが、この状態で、エアパイプ5からエアを抜く
と、吸着パッド1が物品11の中心部を吸着し、吸着機構
10を左右方向に移動させても、物品11は、ガイド9によ
り外周部を保持されるので、ずれることなく搬送され
る。
次に、第1図のカラー8からガイド9を外した部分状
態図を第3図に示す。第3図は、物品11が小さい場合
に、ガイド9なしで物品11を搬送することができること
を示している。
なお、第1図に対する従来技術として特公昭63-55799
号公報があり、この公報の図面第2図、第3図の搬送体
7が第1図のガイド9に似ている。
しかし、この公報によれば、「搬送体7の幅は半導体
装置のリード3a間の間隔より狭く設定されており、その
長さ方向には半導体装置3の両端縁を押圧させる肩部7
a,7aを備えている。」と記載されており、第1図のガイ
ド9が物品11の周囲を包む形に成形されているのと相違
している。
(e) 考案の効果 この考案によれば、カラー8に物品11の周囲の形状に
あわせて、物品11を包む形に形成されたガイド9を取り
付けたので、放熱用のフィンなどが取り付けられて、吸
着パッド1が接触する物品11の上面部が平面でないため
吸着面積が小さくて重いICなどの物品を搬送する場合
に、例えば、供給位置から物品を吸着し、物品の電気的
保持性を検査するテスタと、物品に接触させるソケット
位置へ搬送する場合などに要求される正確な搬送、すな
わち、搬送途中で、物品がずれたり脱落させたりするこ
とがないので、物品のリードを曲げたり破損したりする
事故を防ぐことができる。また、ワンタッチで交換でき
る構造にしているため、種類の違う物品を搬送できる汎
用性のある吸着機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による実施例の構成図、第2図は第1
図のカラー8とガイド9の部分斜視図、第3図は第1図
のカラー8からガイド9を外した部分状態図、第4図は
従来の吸着パッドの使用状態説明図である。 1……吸着パッド、2……カラー、3……ばね、4……
エアジョイント、5……エアパイプ、6……ベース、7
……吸着機構、8……カラー、9……ガイド、10……吸
着機構、11……物品、12……物品11のリード、13……放
熱用のフィン、14……軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸(14)の先端に取り付けられ、物品(1
    1)を吸着する吸着パッド(1)をもつ吸着機構におい
    て、 吸着パッド(1)の上方の軸(14)に取り付けられるカ
    ラー(8)と、 形状の違う物品(11)に対応して物品(11)の周囲を包
    む形に成型され、物品(11)に接触する内部部分近傍に
    テーパー部を備えてカラー(8)に着脱する箱型のガイ
    ド(9)とを備え、 物品(11)を吸着する場合に、ガイド(9)は、テーパ
    ー部が物品(11)の外周と接触し、吸着パッド(1)が
    物品(11)の中央部と接触するように誘導して吸着パッ
    ド(1)を物品(11)に接触させ、吸着パッド(1)が
    物品(11)を吸着することを特徴とするガイドつき吸着
    機構。
JP1988166429U 1988-12-23 1988-12-23 ガイドつき吸着機構 Expired - Lifetime JPH08149Y2 (ja)

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JPH0285583U JPH0285583U (ja) 1990-07-05
JPH08149Y2 true JPH08149Y2 (ja) 1996-01-10

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