JPH08149818A - 整流方法および整流装置 - Google Patents

整流方法および整流装置

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JPH08149818A
JPH08149818A JP28207494A JP28207494A JPH08149818A JP H08149818 A JPH08149818 A JP H08149818A JP 28207494 A JP28207494 A JP 28207494A JP 28207494 A JP28207494 A JP 28207494A JP H08149818 A JPH08149818 A JP H08149818A
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voltage
relay
coil
frequency transformer
terminal
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JP28207494A
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English (en)
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Bokou Chin
慕恒 陳
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Sansei Denki KK
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Sansei Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 商用電源を整流して直流ないし脈流の出力を
得る場合、110ボルト系の商用電源を受電するときも
220ボルト系商用電源を受電するときも、手動操作に
よる電圧調整を必要とせずに、所望電圧の出力が得られ
る整流方法、および整流装置を提供する。 【構成】 低圧トランス8は、その2次コイル8bに中
間端子9cが設けられている。電圧感応式リレー10の
リレーコイル10aは、上記2次コイル8bの両端端子
電圧を印加され、電圧が過高であると共通接点Comを
常閉接点N.Cから常開接点N.Oに切り換え、半導体
整流回路5を低周波トランスの中間端子9cに導通させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商用の交流電源を整流
する方法、および同装置に係り、特に、110ボルト系
商用電源に対しても220ボルト系商用電源に対して
も、手動操作による電圧切換調整を行なう必要の無いよ
うに改良した整流方法、および整流装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】商用電力は一般に交流であり、その電圧
は国によって異なっているが、大別して110ボルト系
と220ボルト系とが有る。直流の機器を用いる場合や
バッテリ(例えばカドニカ電池,鉛蓄電池など)を充電
する場合は、商用の交流電源を低周波トランスによって
降圧するとともに整流器によって整流して使用に供され
る。なお、例えば大規模建設工事や僻地の鉱山設備にお
いて配電されている電力は必ずしも商取引されないが、
本発明においては商用電源に含ませて考える。図6は従
来例に係る商用交流電源用の整流方法および同整流装置
を説明するための配線図である。1は低周波トランス
(通称・電源トランス)であって、1次コイル1aと2
次コイル1bとが巻回形成されている。上記2次コイル
1bの出力は半導体整流回路5で整流され、バッテリ6
に供給されてこれを充電し、若しくは負荷7に供給され
てこれを作動させる。この従来例の1次コイル1bには
4個の中間タップ1c〜1fが設けられるとともに、切
換スイッチ2を介してプラグ4に接続されていて、商用
電源ACに接続される。この従来例の装置を使用するに
は、商用電源の電圧に応じて切換スイッチ2を手動操作
して適当な中間タップを選定し、半導体整流回路5に定
格電圧を出力させるように、2次コイル1bの出力電圧
を調整する。
【0003】図6の従来例が4個の中間タップ1c〜1
fを設けて5段階の電圧調整を可能ならしめているの
は、例えば定格117ボルトの商用電源に対しても精密
に調節できるようにするためである。しかし、商用電源
は一般にプラス・マイナス10パーセント程度の変動幅
を有しており、その上、直流電力の供給を受ける電気機
器もプラス・マイナス10パーセント強の順応幅を有し
ているので、このように精密な5段階調整が出来なくて
も実用上の支障を生じない。そこで、図6の従来例から
中間タップ1d,同1e,および同1fを省略するとと
もに、切換スイッチを2段切換型に簡略化した従来例も
実用されている。以上のようにして、概略的に110ボ
ルト系商用電源と220ボルト系商用電源との切換操作
のみを行なうことは可能であり、実用に供されてもいる
が、110ボルト系と220ボルト系との電圧差は「2
倍と半分」の関係にあって、この間の切り換えを省略す
ることは事実上、不可能に近い。次に、その理由を説明
する。切換操作を省略した場合に生じる問題は、低周波
トランスが何のような仕様になっているかによって異な
る。すなわち、低周波トランスの1次側定格電圧が11
0ボルトである場合、220ボルト系商用電源の供給を
受けると、該低周波トランスの2次側出力電圧が定格電
圧値の約2倍となり、半導体整流器の許容電圧を越えて
過熱もしくは破損させたり、バッテリが過熱,破損する
など、回復不能の損傷を被るのみでなく、火災発生の虞
れ無としない。低周波トランスの1次側定格電圧が22
0ボルトである場合、110ボルト系商用電源の供給を
受けると、該低周波トランスの2次側出力電圧が定格電
圧値の約半分となり、一般にはバッテリの充電が不能で
ある。また、整流出力を供給される負荷側の機器は正常
に作動せず、若しくは性能が著しく低下する。
【0004】最近、整流出力が低くなってもバッテリの
充電を行ない得る技術も開発されてはいるが、低周波ト
ランスの2次側出力電圧が半分になると、充電所要時間
が著しく(例えば約10倍)長くなって実用価値が激減
する。以上に述べたような事情により、110ボルト系
商用電源と220ボルト系商用電源との両方に適用する
ことができて、良好な性能を発揮させ得る整流装置は手
動操作による電圧調整を不可欠としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】商用電源を整流して直
流ないし脈流を得ようとするとき、定置式の設備におい
ては別段の不具合を生じないが、国境を越えて移動する
場合は図6に示したように手動操作による電圧調節をし
なければならない。上記の手動操作は非常に煩わしいの
で、手動操作を不可欠とする電気機器は商品価値が低
い。のみならず、手動操作を失念したり誤ったりした場
合は電気機器か正常に作動せず、若しくは修復不能な損
傷を被ったりする。本発明は上述の事情に鑑みて為され
たものであって、商用電源を整流して直流出力ないし脈
流出力を得る場合、手動操作を必要とすることなく、し
かも、110ボルト系商用電圧を受電しても220ボル
ト系商用電圧を受電しても、ほぼ一定電圧の整流出力が
得られるように改良した整流技術を提供して、電気機器
産業の発展に貢献することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに創作した整流技術の基本的原理について、その実施
例に対応する図1を参照して説明すると、低周波トラン
ス8の1次コイル8aに商用電源が供給されると、2次
コイル8bに誘導電圧が発生する。この2次コイル8b
の両端にそれぞれ第1端子9aと第2端子9bとが接続
されていて、かつ、該2次コイル8bの中間タップに中
間端子9cが接続されている。これにより、第1端子9
aと中間端子9cとの間に発生する電圧をEとすれば、
第1端子9aと第2端子9bとの間に発生する電圧は2
Eとなる。ここに、本発明における電圧Eは、低周波ト
ランスの1次側入力電圧に略比例して増減する変数であ
る。上記の出力電圧2Eを印加されてリレー接点10b
を作動させるリレーコイル10aを備えた電圧感応式リ
レー10が設けられていて、上記の電圧2Eがほぼ所望
の電圧であれば該電圧2Eが半導体整流回路5に供給さ
れる。上記の電圧2Eが著しく高くて、所望の電圧の約
2倍であるときは、前記のリレー接点が切り替えられ
て、中間端子9cに出力されている電圧Eを半導体整流
回路5に導通させる。この場合、低周波トランス8の1
次コイル8aに印加される電圧は、110ボルト(プラ
ス・マイナス10%)若しくは220ボルト(プラス・
マイナス10%)であるから、電圧2Eが著しく過大な
ときは電圧Eが適正電圧であり、電圧Eが著しく過小な
ときは電圧2Eが適正電圧である。従って、上記のよう
な2段階制御で実用上充分であり、詳細な多段階制御は
不可欠ではない。
【0007】前記の電圧感応式リレーとは、一つのユニ
ットとしてのリレーが電圧変化に応じて作動するという
機能に着目した呼称であって、その作動メカニズムが電
流値の変化に基づくものであっても、本発明における電
圧感応式リレーに属するものである。図1を参照して以
上に説明した原理に基づく具体的手段として本発明に係
る第1の整流方法は、交流の商用電源を整流して直流な
いし脈流の出力を得る方法において、上記の交流電源を
低周波トランスの1次コイルに供給するとともに、2次
コイルから電圧Eの出力と、約2Eの出力とを導出し、
単極双投型の接点構造を有する電圧感応式リレーのリレ
ーコイルを上記低周波トランスに接続するとともに、そ
の常開接点端子を前記電圧Eの出力端子に接続し、か
つ、その常閉接点端子を前記電圧約2Eの出力端子に接
続し、前記電圧感応式リレーの共通接点端子を半導体整
流回路に接続して、前記低周波トランスの1次コイルが
110ボルト系の商用電源に接続されたときは前記リレ
ーコイルに印加される電圧が駆動電圧未満となって、該
低周波トランスの約2Eの出力電圧がリレーの常閉接点
を通って前記半導体整流回路に与えられ、前記低周波ト
ランスの1次コイルが220ボルト系の商用電源に接続
されたときは前記リレーコイルに印加される電圧が駆動
電圧以上となって、該低周波トランスの電圧Eの出力が
リレーの常開接点を通って前記半導体整流回路に与えら
れるように、低周波トランスの出力端子の接続を自動的
に切り換えることにより、110ボルト系商用電源であ
っても220ボルト系商用電源であっても、手動操作に
よる切換調節を必要とせずに略一定の整流出力を得るこ
とを特徴とする。
【0008】前述した基本的原理を応用して、第2の発
明に係る整流方法は、低周波トランスの2次コイルから
出力される交流電力を、半導体整流回路によって整流
し、かつ、上記低周波トランスの1次側に、110ボル
ト系用コイルと220ボルト系用コイルとを巻回形成
し、単極双投型の接点構造を有する電圧感応式リレーの
リレーコイルを上記低周波トランスの1次側回路に接続
するとともに、上記電圧感応式リレーの常閉接点端子を
前記110ボルト系用1次コイルに、同じく常開接点端
子を前記220ボルト系用1次コイルに、それぞれ接続
し、同じく共通接点を前記商用電源に接続することによ
って、110ボルト系商用電源を使用するときも220
ボルト系商用電源を使用するときも、手動操作による切
換調節を必要とせずに略一定の整流出力を得ることを特
徴とする。
【0009】また、図1を参照して説明した原理に基づ
く第1の発明方法を実施するために創作した本発明に係
る図1の発明装置の構成は、商用電源に接続される1次
コイル、並びに、電圧Eの出力端子および電圧約2Eの
出力端子を有する2次コイルを備えた低周波トランス
と、リレーコイルを上記低周波トランスに接続された、
単極双投型の接点構造を有する電圧感応式リレーと、を
具備しており、上記電圧感応式リレーの常閉接点端子が
電圧約2Eの出力端子に接続され、同じく常開接点端子
が電圧Eの出力端子に接続され、同じく共通接点端子が
半導体整流回路に接続されていることを特徴とする。
【0010】また、図1について説明した原理を応用し
て創作された第2の発明に係る方法を実施するために構
成した第2の発明に係る整流装置の構成は、前記商用電
源に接続される1次コイルと、半導体整流回路に接続さ
れる2次コイルとを有する低周波トランスを具備してお
り、上記1次コイルには、110ボルト系商用電源にマ
ッチングする110ボルト系用端子と、220ボルト系
商用電源にマッチングする220ボルト系用端子とが設
けられており、かつ、リレーコイルを低周波トランス1
次側回路に接続されて、単極双投型の接点構造を有する
電圧感応リレーを具備していて、上記電圧感応リレーの
常閉接点端子が前記110ボルト系用端子に、同じく常
開接点端子が前記220ボルト系用端子に、同じく共通
接点端子が前記商用電源を受電するための接続導通用器
具に、それぞれ接続されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】前記の第1の発明方法によると、低周波トラン
スの1次コイルに110ボルト系の商用電源が供給され
たとき、リレーコイルに印加される電圧が駆動電圧値に
達しないので、単極双投型接点の共通端子が常閉接点に
導通せしめられて半導体整流回路に電圧2Eが供給さ
れ、該半導体整流回路が定格状態で作動し、定格電圧の
脈流を出力する。また、低周波トランスの1次コイルに
220ボルト系の商用電源が供給されたとき、リレーコ
イルに印加される電圧が駆動電圧値を越えるので、単極
双投型接点の共通端子が常開接点に導通せしめられて半
導体整流回路に電圧Eが供給され、該半導体整流回路が
定格状態で作動し、定格電圧の脈流を出力する。
【0012】そして、前記の第1の発明装置は、上記第
1の発明方法の実施に必要な構成部材を具備するととも
に、該第1の発明方法を実施するに好適なように接続さ
れているので、この装置によれば第1の発明方法を容易
に実施して、その効果を充分に発揮させることができ
る。
【0013】さらに、前記の第2の発明方法によると、
低周波トランス1次側回路に接続された電圧感応型リレ
ーが、商用電源電圧の高,低に応じて、該商用電源を低
周波トランスの110ボルト系用1次コイル、若しくは
220ボルト系用1次コイルへ、自動的に切り換えて接
続させるので、該低周波トランスの2次側には常にほぼ
一定の電圧が出力され、半導体整流回路に対して定格入
力電圧を供給する。これにより、該半導体整流回路は定
格状態で作動し、定格電圧の脈流を出力する。
【0014】そして、前記の第2の発明装置は、上記第
2の発明方法の実施に必要な構成部材を具備するととも
に、該第2の発明方法を実施するに好適なように接続さ
れているので、この装置によれば第2の発明方法を容易
に実施して、その効果を充分に発揮させることができ
る。
【0015】
【実施例】次に、図1ないし図5を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図1は本発明に係る整流方
法を実施するために構成した本発明に係る整流装置の1
実施例の配線図である。8は低周波トランスであって、
8aは1次コイル、8bは2次コイルである。上記2次
コイル8bの両端には、それぞれ第1端子9aと第2端
子9bとが接続されており、かつ、該2次コイル8bの
中間タップに、中間端子9cが接続されている。これに
より、第1端子9aと中間端子9cとの間に現れる電圧
をEとすると、1次コイル8aに印加される電圧が変化
して上記の電圧Eが変化しても、中間端子9cと第2端
子9bとの間に現れる電圧はEであり、第1端子9aと
第2端子9bとの間に現れる電圧は2Eとなる。すなわ
ち、第1端子9aと第2端子9bとの間には、変数であ
る電圧Eの2倍に相当する電圧が現れる。一方、図示の
10は直流電圧感応式リレーであって、リレーコイル1
0aによって駆動される単極双投型リレー接点10bを
有している。上記リレーコイル10aは、整流素子Dを
直列に介して前記第1端子9aと第2端子9bとの間に
接続されるとともに、電解コンデンサ11を並列に接続
されている。上記リレーコイル10aは、印加される直
流電圧が駆動電圧値に達しないときはリレー接点10の
共通端子Comを常閉端子N.Cに導通させており、印
加直流電圧が駆動電圧値を越えたときは、前記の共通接
点Comを常開接点N.Oに導通せしめる。図2は上記
実施例における電圧感応式リレーの具体的な構造を説明
するために示したものであって、上掲の図1にシンボル
マークで描いた電圧感応式リレー10を実体的な模式図
とした配線図に、図1におけると同様の図面参照番号を
付した図である。本実施例の電圧感応式リレーは3枚の
リードを用いたリードスイッチであってガラス管の中
に、常閉接点を形成するリードN.Cと、常開接点を形
成するリードN.Oとが平行に封入,支持されており、
共通接点を形成するリードComが上記常閉接点N.C
に接触せしめて保持されている。そしてガラス管に巻回
されたリレーコイル10aには、印加電圧に比例した電
流が流れ、印加電圧が駆動電圧値を越えると共通端子C
omの導通が常閉端子N.Cから常開端子N.Oに切り
換えられる。
【0016】(図1参照)前記の低周波トランス8は、
1次コイル8aに220ボルト系商用電源が供給された
とき、電圧Eが半導体整流回路5の定格入力電圧となる
ように構成されている。従って、上記1次コイル8aに
110ボルト系商用電源が供給されたときは、電圧2E
が半導体整流回路5の定格入力電圧に相当する。そし
て、前記電圧感応式リレー10のリレーコイル10aの
駆動電圧値は、1次コイル8aに220ボルト系商用電
源が供給された状態における電圧2Eよりも低く、1次
コイル8aに110ボルト系商用電源が供給された状態
における電圧Eよりも高く設定されている。そして、本
実施例の半導体整流回路5は、4組のダイオードをブリ
ッジ形に配列,結線された全波整流回路であって、その
入力側は第1端子9aと、リレー接点の共通端子Com
とに接続されるとともに、その出力側はバッテリ6に接
続される。
【0017】いま、プラグ4が110ボルト系商用電源
のコンセントに差し込まれると、2次コイル8bに発生
する電圧2Eが半導体整流回路5の適正な入力電圧に相
当する。この場合、上記の電圧2Eはリレーコイル10
aの駆動電圧に達しないので、リレー接点10bの共通
接点Comは常閉接点N,Cに導通される。これによ
り、上記の電圧2Eが半導体整流回路5に供給され、該
半導体整流回路5は定格状態で作動し、バッテリ6を適
正電流値で充電する。また、プラグ4が220ボルト系
商用電源のコンセントに差し込まれると、2次コイル8
bに発生する電圧Eが半導体整流回路5の適正な入力電
圧に相当する。この場合、前記の電圧2Eはリレーコイ
ル10aの駆動電圧を超過するので、リレー接点10b
の共通接点Comは常開接点N.Oに導通される。これ
により、上記の電圧Eが半導体整流回路5に供給され、
該半導体整流回路5は定格状態で作動し、バッテリ6を
適正電流値で充電する。図1および図2を参照して以上
に説明した作用,効果から容易に理解されるように、本
発明における電圧感応式リレーに必要な機能は「1次コ
イル8aに供給されている商用電源が110ボルト系で
あるか220ボルト系であるかに基づいてリレー接点1
0bを切換作動させること」であって、上記の電圧の識
別は、リレーコイル10aに印加される電圧が1次コイ
ル8aの印加電圧に比例して変化することを利用してい
る。従って、上記リレーコイル10aは、必ずしも電圧
2Eを発生する端子に接続しなければならぬものではな
く、電圧Eを発生する端子に接続することもできる(こ
の場合、リレーコイルの駆動電圧を約半分にするよう設
定変更を伴う)。さらに、本図1,2に示した2次コイ
ル8bの他に、リレーコイルの駆動専用の2次コイルを
設けたり、リレーコイル駆動用のタップを引き出したり
(いずれも図示せず)することも容易に可能である。ま
た、1次コイル8a側からリレーコイル駆動用の電圧を
抽出することも可能である。そして、2次コイルに供給
される商用電源の電圧を(低周波トランスを介在させず
に)リレーコイル10aに導くことも可能であるが、こ
の場合は電圧降下用の直列抵抗を併用することが望まし
い。
【0018】本発明は、バッテリ充電用の整流方法およ
び整流装置として創作したものであるが、その利用範囲
はバッテリの充電に限らない。次に、これを説明する。
図3は前掲の図1,図2に示した実施例の応用例を示
し、バッテリを介在させずに電子機器の電源装置を構成
した状態を示す模式的な電気系統図である。図3に示し
た12はポータブル形の電子機器である。定置式の電子
機器が複数種類の商用電源を用いることは殆ど考えられ
ないが、海外旅行者が携行するワープロ,パソコン,ラ
ジオ,テレビなどの電子機器は、電圧系の異なる商用電
源に接続される機会が少なくない。このような場合、上
記電子機器12のケーシング内に本発明に係る整流装置
を組み入れるとともに、プラグ14とコードとを引き出
せるようにしておくと非常に便利である。半導体整流回
路5の出力電流は脈流であるから、該半導体整流回路5
とポータブル電子機器12との間に、チョークコイルと
電解コンデンサとより成る平滑回路(図示省略)を設け
るか、若しくは電子機器12内に平滑回路を組み込む。
【0019】既成の市販の電子機器類の中には、バッテ
リを内蔵していて、外部交流電源を用いて当該電子機器
類を使用している間にバッテリの充電か行なわれる構造
のものも有るが、このような構造の電子機器類を図3の
実施例における電子機器12として適用することも容易
に可能である。電子機器類の外部電源受電回路には安全
装置を設けたものも多いが、これらの安全装置の作動信
頼性は必ずしも完璧ではない。これと対比して、海外旅
行先で電子機器が故障した場合の修理が事実上、不可能
に近いことを考え合わせると、安全装置つきの電子機器
に本実施例(図3)を適用することの意義は決して少な
くない。
【0020】前記とさらに異なる応用例の範囲に、手持
ち電動工具(種としてドリル,ドライバ,リベット打ち
機)が有る。生産工場内において用いられる手持ち工具
類は一般に、電機コードもしくは空気ホースを曳いてい
るものが多い。しかし、建設工事(特に天井配線や内線
工事)においては、コードやホースを曳きながら高所作
業を行なうことが非常に困難である。従って、天井工事
用の電動工具類は、バッテリを内蔵した直流モータ駆動
方式の開発によって初めて実用化されたと言っても過言
ではない。このようなバッテリ内蔵形の直流モータを駆
動源とする手持ち工具類においても、商用電源に対する
電圧切換操作の不適切による充電不能,過熱焼損の危険
性が有る。図4は前掲の図1,図2に示した実施例の応
用例として、バッテリを内蔵した直流モータを駆動源と
する動力負荷に、本発明に係る整流技術を適用した1例
を示す配線図である。本図4に示した13は、具体的に
はバッテリ13bを内蔵し、直流モータ13aを動力源
とするハンドドリルである。
【0021】図5は、前掲の図1〜図4に示した実施例
と異なる要件よりなる、第2の発明に係る整流方法を実
施するために構成した、第2の発明に係る整流装置の1
実施例を示す電気配線図であって、上記の図1〜図4に
おけると同一の符号を付した構成部分は、図1〜図4の
実施例における構成部材と同様ないし類似の構成部分を
表している。本例の低周波トランス14の1次コイル1
4aは、110ボルト系用端子14eと220ボルト系
用端子14cとを有しており、上記110ボルト系用端
子14eと共通端子14dとの間に交流110ボルトを
加えると2次コイル14bに発生する電圧か半導体整流
回路5の定格入力電圧範囲内となり、上記220ボルト
系用端子14cと共通端子14dとの間に交流220ボ
ルトを加えると2次コイル14bに発生する電圧か半導
体整流回路5の定格入力電圧範囲内となるように構成さ
れている。
【0022】本実施例の電圧感応式リレー15のリレー
コイル15aはプラグ4に接続されていて、商用電源の
電圧が印加されるようになっている。上記のリレーコイ
ル15aの駆動電圧は220ボルトよりも低く、110
ボルトよりも高く設定されている。このため、商用電源
が110ボルト(プラス・マイナス10%)であれば共
通端子Comを常閉端子N.Cに接触導通させ、商用電
源が220ボルト(プラス・マイナス10%)であれば
共通端子Comを常開端子N.Oに接触導通させる。上
記電圧感応式リレー15の常閉端子N.Cは低周波トラ
ンス14の110ボルト系用端子14eに、同じく常開
端子N.Oは220ボルト系用端子14cに、それぞれ
接続されている。上記電圧感応式リレー15の共通端子
Comと、低周波トランス14の共通端子14dとは、
プラグ4に接続されて商用電源を印加される。以上のよ
うに構成された本実施例(図5)において、プラグ4が
110ボルト系商用電源に接続されると、電圧感応式リ
レー15のリレーコイル15aに印加される電圧は11
0ボルトであって駆動電圧値に達しないので、共通端子
Comが常閉端子N.Cに導通され、該110ボルトの
商用電源が110ボルト系用端子14eに供給される。
また、上記のプラグ4が220ボルト系商用電源に接続
されると、電圧感応式リレー15のリレーコイル15a
に印加される電圧は220ボルトであって駆動電圧値を
超過するので、共通端子Comが常開端子N.Oに導通
され、該220ボルトの商用電源が220ボルト系用端
子14cに供給される。以上に述べた自動切換機能によ
り、プラグ4が110ボルト系商用電源に接続されても
220ボルト系商用電源に接続されても、手動操作によ
る電圧切換調整を必要とせずに、低周波トランス14の
2次側出力電圧は常に半導体整流回路5の定格入力電圧
とほぼ等しくなり、該半導体整流回路5は定格状態で作
動して定格出力電圧をバッテリ6に供給する。その結
果、上記のバッテリ6は過熱する虞れ無く、比較的迅速
に充電される。ここに比較的迅速にとは、該バッテリ6
の品質特性に比して遅滞することの無い意である。図示
を省略するが、本図5に示した実施例におけるバッテリ
6に代えて、図3に示した実施例におけるポータブル電
子機器12を接続することもでき、図3の実施例におけ
ると同様の効果が得られる。また、本図5に示した実施
例におけるバッテリ6に代えて、図4に示したバッテリ
内蔵形の直流モータより成る動力負荷を接続することも
でき、図4の実施例におけると同様の効果が得られる。
本図5の実施例における電圧感応式リレー15の具体的
な構成は、図2に示した実施例における電圧感応式リレ
ー10と類似であるが、そのリレーコイルに商用電源が
直接的に掛かることのないように、電圧降下用の直列抵
抗器Rを介挿接続した。図示を省略するが、直列抵抗器
Rに代えて分圧抵抗器を用いることも可能である。しか
し、分圧抵抗器に比して直列抵抗器の方が電力消費量が
少ないので望ましい。
【0023】
【発明の効果】第1の本発明方法を適用すると、低周波
トランスの1次コイルに110ボルト系の商用電源が供
給されたとき、リレーコイルに印加される電圧が駆動電
圧値に達しないので、単極双投型接点の共通端子が常閉
接点に導通せしめられて半導体整流回路に電圧2Eが供
給され、該半導体整流回路が定格状態で作動し、定格電
圧の脈流を出力する。また、低周波トランスの1次コイ
ルに220ボルト系の商用電源が供給されたとき、リレ
ーコイルに印加される電圧が駆動電圧値を越えるので、
単極双投型接点の共通端子が常開接点に導通せしめられ
て半導体整流回路に電圧Eが供給され、該半導体整流回
路が定格状態で作動し、定格電圧の脈流を出力する。
【0024】そして、前記の第1の発明装置は、上記第
1の発明方法の実施に必要な構成部材を具備するととも
に、該第1の発明方法を実施するに好適なように接続さ
れているので、この装置によれば第1の発明方法を容易
に実施して、その効果を充分に発揮させることができ
る。
【0025】さらに、前記の第2の発明方法によると、
低周波トランス1次側回路に接続された電圧感応型リレ
ーが、商用電源電圧の高,低に応じて、該商用電源を低
周波トランスの110ボルト系用1次コイル、若しくは
220ボルト系用1次コイルへ、自動的に切り換えて接
続させるので、該低周波トランスの2次側には常にほぼ
一定の電圧が出力され、半導体整流回路に対して定格入
力電圧を供給する。これにより、該半導体整流回路は定
格状態で作動し、定格電圧の脈流を出力する。
【0026】そして、前記の第2の発明装置は、上記第
2の発明方法の実施に必要な構成部材を具備するととも
に、該第2の発明方法を実施するに好適なように接続さ
れているので、この装置によれば第2の発明方法を容易
に実施して、その効果を充分に発揮させることができる
という優れた実用的効果を奏し、電気機器産業の発展に
貢献するところ多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る整流方法を実施するために構成し
た本発明に係る整流装置の1実施例の配線図である。
【図2】上記実施例における電圧感応式リレーの具体的
な構造を説明するために示したものであって、上掲の図
1にシンボルマークで描いた電圧感応式リレー10を実
体的な模式図とした配線図に、図1におけると同様の図
面参照番号を付した図である。
【図3】前掲の図1,図2に示した実施例の応用例を示
し、バッテリを介在させずに電子機器の電源装置を構成
した状態を示す模式的な電気系統図である。
【図4】前掲の図1,図2に示した実施例の応用例とし
て、バッテリを内蔵した直流モータを駆動源とする動力
負荷に、本発明に係る整流技術を適用した1例を示す配
線図である。
【図5】前掲の図1〜図4に示した実施例と異なる要件
よりなる、第2の発明に係る整流方法を実施するために
構成した、第2の発明に係る整流装置の1実施例を示す
電気配線図であって、上記の図1〜図4におけると同一
の符号を付した構成部分は、図1〜図4の実施例におけ
る構成部材と同様ないし類似の構成部分を表している。
【図6】従来例に係る商用交流電源用の整流方法および
同整流装置を説明するための配線図である。
【符号の説明】
1…低周波トランス、1a…1次コイル、1b…2次コ
イル、1c〜1f…中間タップ、2…切換スイッチ、3
…ヒューズ、4…プラグ、5…半導体整流回路、6…バ
ッテリ、7…負荷、8…低周波トランス、8a…1次コ
イル、8b…2次コイル、9a…第1端子、9b…第2
端子、9c…中間端子、10…電圧感応式リレー、10
a…リレーコイル、10b…リレー接点、11…電解コ
ンデンサ、12…ポータブル電子機器、13…動力負
荷、13a…直流モータ、13b…内蔵バッテリ、14
…低周波トランス、14a…1次コイル、14b…2次
コイル、14c…220ボルト系用端子、14d…共通
端子、14e…110ボルト系用端子。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流の商用電源を整流して直流ないし脈
    流の出力を得る方法において、 上記の交流電源を低周波トランスの1次コイルに供給す
    るとともに、2次コイルから電圧Eの出力と、約2Eの
    出力とを導出し、 単極双投型の接点構造を有する電圧感応式リレーのリレ
    ーコイルを上記低周波トランスに接続するとともに、そ
    の常開接点端子を前記電圧Eの出力端子に接続し、か
    つ、その常閉接点端子を前記電圧約2Eの出力端子に接
    続し、 前記電圧感応式リレーの共通接点端子を半導体整流回路
    に接続して、 前記低周波トランスの1次コイルが110ボルト系の商
    用電源に接続されたときは前記リレーコイルに印加され
    る電圧が駆動電圧未満となって、該低周波トランスの約
    2Eの出力電圧がリレーの常閉接点を通って前記半導体
    整流回路に与えられ、 前記低周波トランスの1次コイルが220ボルト系の商
    用電源に接続されたときは前記リレーコイルに印加され
    る電圧が駆動電圧以上となって、該低周波トランスの電
    圧Eの出力がリレーの常開接点を通って前記半導体整流
    回路に与えられるように、低周波トランスの出力端子の
    接続を自動的に切り換えることにより、110ボルト系
    商用電源であっても220ボルト系商用電源であって
    も、手動操作による切換調節を必要とせずに略一定の整
    流出力を得ることを特徴とする整流方法。ただし、前記
    の電圧Eは低周波トランスの1次側入力電圧に略比例し
    て変化する変数である。
  2. 【請求項2】 前記の電圧感応式リレーとして直流電圧
    に感応する型式のリレーを用い、前記の低周波トランス
    に対して整流素子を直列に介挿して接続することを特徴
    とする、請求項1に記載した整流方法。
  3. 【請求項3】 前記電圧感応式リレーのリレーコイルに
    対して、電解コンデンサを並列に接続することを特徴と
    する、請求項2に記載した整流方法。
  4. 【請求項4】 前記の電圧感応式リレーは、非磁性管の
    中に2枚のリードを平行に封入支持するとともに、該2
    枚のリードの内の片方のリードに接触せしめてもう1枚
    のリードを封入支持し、かつ、前記非磁性管の周囲にコ
    イルを巻回して構成することを特徴とする、請求項1な
    いし請求項3の何れかに記載した整流方法。
  5. 【請求項5】 前記の電圧感応式リレーを、低周波トラ
    ンスの電圧Eの出力端子に接続することを特徴とする、
    請求項1ないし請求項4の何れかに記載した整流方法。
  6. 【請求項6】 前記の電圧感応式リレーを、低周波トラ
    ンスの電圧約2Eの出力端子に接続することを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項4の何れかに記載した整流方
    法。
  7. 【請求項7】 前記の電圧感応式リレーを、低周波トラ
    ンスの1次コイルの出力端子に接続することを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項4の何れかに記載した整流方
    法。
  8. 【請求項8】 前記の電圧感応式リレーを、低周波トラ
    ンスの1次コイルもしくは2次コイルに設けたリレー駆
    動用タップに接続することを特徴とする、請求項1ない
    し請求項4の何れかに記載した整流方法。
  9. 【請求項9】 前記の電圧感応式リレーを、低周波トラ
    ンスに巻回したリレー用2次コイルに接続することを特
    徴とする、請求項1ないし請求項4の何れかに記載した
    整流方法。
  10. 【請求項10】 4組のダイオードを環状に接続して、
    前記の半導体整流回路を構成することを特徴とする、請
    求項1ないし請求項4の何れかに記載した整流方法。
  11. 【請求項11】 交流の商用電源を整流して直流ないし
    脈流の出力を得る方法において、 低周波トランスの2次コイルから出力される交流電力
    を、半導体整流回路によって整流し、かつ、 上記低周波トランスの1次側に、110ボルト系用コイ
    ルと220ボルト系用コイルとを巻回形成し、 単極双投型の接点構造を有する電圧感応式リレーのリレ
    ーコイルを上記低周波トランスの1次側回路に接続する
    とともに、 上記電圧感応式リレーの常閉接点端子を前記110ボル
    ト系用1次コイルに、同じく常開接点端子を前記220
    ボルト系用1次コイルに、それぞれ接続し、同じく共通
    接点を前記商用電源に接続することによって、110ボ
    ルト系商用電源を使用するときも220ボルト系商用電
    源を使用するときも、手動操作による切換調節を必要と
    せずに略一定の整流出力を得ることを特徴とする整流方
    法。
  12. 【請求項12】 前記の整流出力をバッテリに供給し
    て、該バッテリの充電電流を定格充電電流値の範囲内に
    保つことを特徴とする、請求項1ないし請求項11の何
    れかに記載した整流方法。
  13. 【請求項13】 前記の整流出力を、平滑回路を介して
    電子機器に供給し、該電子機器の電源として使用し、該
    電源の電圧を定格電圧値の範囲内に保つことを特徴とす
    る、請求項1ないし請求項11の何れかに記載した整流
    方法。
  14. 【請求項14】 前記の整流出力を、バッテリ内蔵形の
    直流電動機より成る動力機器に接続して、該直流電動機
    の駆動用電源と内蔵バッテリの充電電源とに共用するこ
    とを特徴とする、請求項1ないし請求項11の何れかに
    記載した整流方法。
  15. 【請求項15】 商用電源を整流する装置において、 商用電源に接続される1次コイル、並びに、電圧Eの出
    力端子および電圧約2Eの出力端子を有する2次コイル
    を備えた低周波トランスと、 リレーコイルを上記低周波トランスに接続された、単極
    双投型の接点構造を有する電圧感応式リレーと、を具備
    しており、 上記電圧感応式リレーの常閉接点端子が電圧約2Eの出
    力端子に接続され、同じく常開接点端子が電圧Eの出力
    端子に接続され、同じく共通接点端子が半導体整流回路
    に接続されていることを特徴とする整流装置。ただし、
    前記の電圧Eは1次側入力電圧に略比例して変化する変
    数である。
  16. 【請求項16】 前記の電圧感応式リレーは直流電圧に
    感応する型式のリレーであって、整流素子を直列に介挿
    して低周波トランスに接続されていることを特徴とす
    る、請求項15に記載した整流装置。
  17. 【請求項17】 前記の電圧感応式リレーのリレーコイ
    ルと並列に、電解コンデンサが接続されていることを特
    徴とする、請求項16に記載した整流装置。
  18. 【請求項18】 前記の電圧感応式リレーは電磁コイル
    を備えたリードスイッチであって、1対のリードが平行
    に支持されるとともに、上記1対のリードの内の片方の
    リードに接触せしめて、該1対のリードの間にもう1枚
    のリードが支持されていることを特徴とする、請求項1
    5ないし請求項17の何れかに記載した整流装置。
  19. 【請求項19】 前記電圧感応式リレーのリレーコイル
    が、前記低周波トランスの電圧Eの出力端子に接続され
    ていることを特徴とする、請求項15ないし請求項17
    の何れかに記載した整流装置。
  20. 【請求項20】 前記電圧感応式リレーのリレーコイル
    が、前記低周波トランスの電圧約2Eの出力端子に接続
    されていることを特徴とする、請求項15ないし請求項
    17の何れかに記載した整流装置。
  21. 【請求項21】 前記電圧感応式リレーのリレーコイル
    が、前記低周波トランスの1次コイルに対して、電圧降
    下抵抗器を直列に介挿して接続されていることを特徴と
    する、請求項15ないし17の何れかに記載した整流装
    置。
  22. 【請求項22】 前記の低周波トランスの1次コイル若
    しくは2次コイルに、リレー駆動用の中間タップが設け
    られていて、前記電圧感応式リレーのリレーコイルが上
    記中間タップに接続されていることを特徴とする、請求
    項15ないし17の何れかに記載した整流装置。
  23. 【請求項23】 前記の低周波トランスには、出力電圧
    Eの端子と出力電圧約2Eの端子とを有する2次コイル
    の他に、リレー駆動専用の2次コイルが設けられてい
    て、このリレー駆動専用の2次コイルに前記電圧感応式
    リレーが接続されていることを特徴とする、請求項15
    ないし請求項17の何れかに記載した整流器。
  24. 【請求項24】 前記の半導体整流回路は、4組のダイ
    オードをブリッジ型に接続したものであることを特徴と
    する、請求項15ないし請求項23の何れかに記載した
    整流装置。
  25. 【請求項25】 商用電源を整流する装置において、 上記商用電源に接続される1次コイルと、半導体整流回
    路に接続される2次コイルとを有する低周波トランスを
    具備しており、 上記1次コイルには、110ボルト系商用電源にマッチ
    ングする110ボルト系用端子と、220ボルト系商用
    電源にマッチングする220ボルト系用端子とが設けら
    れており、かつ、 リレーコイルを低周波トランス1次側回路に接続され
    て、単極双投型の接点構造を有する電圧感応リレーを具
    備していて、 上記電圧感応リレーの常閉接点端子が前記110ボルト
    系用端子に、同じく常開接点端子が前記220ボルト系
    用端子に、同じく共通接点端子が前記商用電源を受電す
    るための接続導通用器具に、それぞれ接続されているこ
    とを特徴とする整流装置。
  26. 【請求項26】 前記半導体整流回路の出力側がバッテ
    リに接続されるようになっていて、当該整流装置がバッ
    テリ充電用機器の主要部を形成していることを特徴とす
    る、請求項15ないし請求項25の何れかに記載した整
    流装置。
  27. 【請求項27】 前記半導体整流回路の出力側が、平滑
    回路を介してポータブル電子機器に接続されていて、該
    電子機器の電源装置として機能するようになっているこ
    とを特徴とする、請求項15ないし請求項25の何れか
    に記載した整流装置。
  28. 【請求項28】 前記半導体整流回路の出力側が、バッ
    テリ内蔵形の直流電動機より成る動力機器に接続され
    て、上記直流電動機の駆動用電源装置としての機能と、
    上記内蔵バッテリの充電用電源としての機能とを兼ねる
    ようになっていることを特徴とする、請求項15ないし
    請求項25の何れかに記載した整流装置。
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