JPH08149308A - 画像符号化装置および画像符号化復号化装置および画像符号化復号化方法 - Google Patents

画像符号化装置および画像符号化復号化装置および画像符号化復号化方法

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JPH08149308A
JPH08149308A JP31135994A JP31135994A JPH08149308A JP H08149308 A JPH08149308 A JP H08149308A JP 31135994 A JP31135994 A JP 31135994A JP 31135994 A JP31135994 A JP 31135994A JP H08149308 A JPH08149308 A JP H08149308A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】画像入力部1からの8ビットデータPは、ビ
ットプレーン展開部2でビットプレーンに展開され、ビ
ットプレーン単位で画像メモリ5に記憶される。排他的
論理和演算部6は、画像メモリ5の画像データに対し、
ビット方向に隣接する画素間で排他的論理和処理をして
QMコーダ符号化処理部4に出力する。削除ビットプレ
ーン数判定部3は、画像モードデータMD及び圧縮モ
ードデータSTに基き所定の下位削除ビットプレーン数
maを得る。QMコーダ符号化処理部4はDmaに対
する削除ビットプレーンを除く画像データに所定のQM
コーダ符号化処理をして符号化データCDを得る。 【効果】多数ビットプレーンのうち、中間調画像ではラ
ンダムノイズ状となり、二値画像では上位ビットプレー
ンとほぼ同じ内容になる下位ビットプレーンデータを削
除した状態で符号化するので、排他的論理和処理と相俟
って、符号データ量を大幅に低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1画素当り複数のビッ
ト数であらわした多値画像データを、おのおのの画素の
ビット順位のデータをまとめてなるビットプレーン単位
に所定の符号化方法を適用して符号化圧縮して符号化デ
ータを形成する画像符号化装置、1画素当り複数のビッ
ト数であらわした多値画像データを、おのおのの画素の
ビット順位のデータをまとめてなるビットプレーン単位
に所定の符号化方法を適用して符号化圧縮して符号化デ
ータを形成とともに、上記符号化データの各ビットプレ
ーン単位に上記所定の符号化方法に対応した復号化方法
を適用して復号化して元の多値画像データを形成する画
像符号化復号化装置、および、1画素当り複数のビット
数であらわした多値画像データを、おのおのの画素のビ
ット順位のデータをまとめてなるビットプレーン単位に
所定の符号化方法を適用して符号化圧縮して符号化デー
タを形成とともに、上記符号化データの各ビットプレー
ン単位に上記所定の符号化方法に対応した復号化方法を
適用して復号化して元の多値画像データを形成する画像
符号化復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像データは、情報量が膨大で
あり、そのままの状態で取り扱おうとすると、例えば、
画像データを伝送するときには、伝送時間が非常に長く
なり、画像データを蓄積するときには、蓄積に必要な容
量が膨大となり、コスト的に、非常に不利なものにな
る。
【0003】そこで、画像データを伝送したり、蓄積す
るときには、符号化圧縮してデータ量を減少し、その符
号化圧縮した状態で取り扱うようにしている。例えば、
グループ3ファクシミリ装置では、MH符号化方式また
はMR符号化方式のいずれかで符号化圧縮した画情報を
形成し、伝送路上は、この画情報をやりとりしている。
【0004】一方、近年では、伝送したり蓄積する画像
データに高品質な画像が求められている。上述したグル
ープ3ファクシミリ装置では、1ページ分の画像を主走
査方向には8(ドット/mm)で、副走査方向には3.
85(ライン/mm)の解像度で画素に分解し、おのお
のの画素を1ビットのデータであらわした画像データを
用いている。この場合、1画素の状態を表現できるビッ
ト数が1ビットなので、おのおのの画素は、白か黒の2
状態しか取れない。また、主走査方向に8(ドット/m
m)で副走査方向に3.85(ライン/mm)の解像度
では、画像データの粗さ(ドット構造)がかなり目立
ち、滑らかな画像(すなわち、高画質の画像)を表現す
ることが困難である。
【0005】近年、高画質のデータとして取り扱われる
画像データは、主走査方向および副走査方向の解像度が
300(ドット/25.4mm)以上で、1画素当たり
のビット数が8ビット以上のものである。
【0006】この場合、1画素の状態を256階調(段
階的濃度)に表現することができるので、かなり滑らか
な画像を表現することができる。このように、1画素が
8ビット以上のデータであらわされる多階調画像データ
は、自然画データ(自然画像データ)とも称される。
【0007】このようにして、自然画像データは、解像
度が高く、かつ、1画素当たりのビット数が大きいの
で、例えば、A4判の原稿画像の1ページ当たりの画像
データのデータ量は、約3.8MBであり、これをその
まま直接取り扱うことは困難である。
【0008】このような自然画像データなどの多階調画
像データを圧縮する高能率の符号化方式としては、例え
ば、JBIG方式やJPEG方式の符号化方式が提案さ
れており、これらの符号化方式は、それぞれ標準化機関
(JBIG,JPEG)において標準化されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たJBIG方式やJPEG方式の符号化方式を適用して
も、自然画像データのデータ量が非常に大きいので、符
号化圧縮して得られた画情報のデータ量もやはり大き
く、その画情報を伝送したり、蓄積するときのコストが
大きくなる。
【0010】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、多階調画像データの符号化圧縮率を大幅に向
上できる符号化装置、符号化復号化装置、および、符号
化復号化方法を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、1画素当り複
数のビット数であらわした多値画像データを、おのおの
の画素のビット順位のデータをまとめてなるビットプレ
ーン単位に所定の符号化方法を適用して符号化圧縮して
符号化データを形成する画像符号化装置において、上記
ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数の下
位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態で、
おのおののビットプレーンについて、上記符号化方法を
適用して符号化データを形成する符号化手段を備えたも
のである。
【0012】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成と
ともに、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上
記所定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復
号化して元の多値画像データを形成する画像符号化復号
化装置において、上記ビットプレーンのうち上記多値画
像データの所定数の下位ビットのビットプレーンのデー
タを削除した状態で、上記符号化方法を適用して符号化
データを形成する符号化手段と、符号化データのうち削
除されていないビットプレーンの符号化データは、上記
復号化方法を適用して元の画像データを形成する一方、
削除されている所定数の下位ビットプレーンの画像デー
タを所定の内挿方法により形成する復号化手段を備えた
ものである。
【0013】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成と
ともに、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上
記所定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復
号化して元の多値画像データを形成する画像符号化復号
化装置において、上記ビットプレーンのうち上記多値画
像データの所定数の下位ビットのビットプレーンのデー
タを削除した状態で、上記符号化方法を適用して符号化
データを形成する符号化手段と、符号化データのうち削
除されていないビットプレーンの符号化データは、上記
復号化方法を適用して元の画像データを形成する一方、
削除されている所定数の下位ビットプレーンの画像デー
タを所定の予測演算により形成する復号化手段を備えた
ものである。
【0014】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成と
ともに、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上
記所定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復
号化して元の多値画像データを形成する画像符号化復号
化装置において、上記ビットプレーンのうち上記多値画
像データの所定数の下位ビットのビットプレーンのデー
タを削除した状態で、上記符号化方法を適用して符号化
データを形成する符号化手段と、符号化データのうち削
除されていないビットプレーンの符号化データは、上記
復号化方法を適用して元の画像データを形成する一方、
削除されている所定数の下位ビットプレーンの画像デー
タを所定の乱数演算により形成する復号化手段を備えた
ものである。
【0015】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成す
る画像符号化装置において、上記ビットプレーンのうち
上記多値画像データの所定数の下位ビットのビットプレ
ーンのデータを削除した状態で、おのおののビットプレ
ーンについて上記符号化方法を適用して符号化データを
形成する符号化手段と、多値画像データの画像種別に応
じて、上記符号化手段が削除するビットプレーンの数を
設定する符号化制御手段を備えたものである。
【0016】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成す
る画像符号化装置において、上記ビットプレーンのうち
上記多値画像データの所定数の下位ビットのビットプレ
ーンのデータを削除した状態で、おのおののビットプレ
ーンについて上記符号化方法を適用して符号化データを
形成する符号化手段と、多値画像データの階調数に応じ
て、上記符号化手段が削除するビットプレーンの数を設
定する符号化制御手段を備えたものである。
【0017】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成す
る画像符号化装置において、上記ビットプレーンのうち
上記多値画像データの所定数の下位ビットのビットプレ
ーンのデータを削除した状態で、おのおののビットプレ
ーンについて上記符号化方法を適用して符号化データを
形成する符号化手段と、あらかじめ定められた圧縮モー
ドに応じて、上記符号化手段が削除するビットプレーン
の数を設定する符号化制御手段を備えたものである。
【0018】また、多値画像データを伝送する画像伝送
装置に適用されるとともに、1画素当り複数のビット数
であらわした多値画像データを、おのおのの画素のビッ
ト順位のデータをまとめてなるビットプレーン単位に所
定の符号化方法を適用して符号化圧縮して符号化データ
を形成する画像符号化装置において、上記ビットプレー
ンのうち上記多値画像データの所定数の下位ビットのビ
ットプレーンのデータを削除した状態で、おのおののビ
ットプレーンについて上記符号化方法を適用して符号化
データを形成する符号化手段と、相手端末が受信可能な
多値画像データの階調数に応じて、上記符号化手段が削
除するビットプレーンの数を設定する符号化制御手段を
備えたものである。
【0019】また、1画素当り複数のビット数であらわ
した多値画像データを、おのおのの画素のビット順位の
データをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号
化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成と
ともに、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上
記所定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復
号化して元の多値画像データを形成する画像符号化復号
化方法において、符号化時には、上記ビットプレーンの
うち上記多値画像データの所定数の下位ビットのビット
プレーンのデータを削除した状態で、上記符号化方法を
適用して符号化データを形成する一方、復号化時には、
符号化データのうち削除されていないビットプレーンの
符号化データは、上記復号化方法を適用して元の画像デ
ータを形成する一方、削除されている所定数の下位ビッ
トプレーンの画像データを所定の内挿方法により形成す
るようにしたものである。
【0020】
【作用】したがって、多数のビットプレーンのうち、写
真画像のような中間調画像ではランダムノイズ状とな
り、また、文字原稿画像のような二値画像では上位ビッ
トプレーンとほぼ同じ内容となる下位ビットプレーンの
データを削除した状態で、画像を符号化するので、多値
画像データの符号データ量を大幅に低減することができ
る。
【0021】また、削除したビットプレーンのデータ
は、適宜な内挿演算、予測演算または乱数発生演算によ
り形成することができるので、比較的高画質な画像を得
ることができ、符号化圧縮率が良好で、かつ、画質が良
好な符号データを得ることができる。
【0022】また、削除するビットプレーンの数は、画
像の種別、階調数、指定された圧縮モード、あるいは、
画像伝送装置に適用されるときには相手端末の階調数に
応じて、最適な値が設定されるので、符号化圧縮率が大
きく、かつ、必要な画質を確保できる。
【0023】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施例にかかる画像符
号化装置の一例を示している。
【0025】同図において、画像入力部1は、原稿画像
を所定の解像度で画素に分解し、おのおのの画素のデー
タを8ビットの画像データPAに変換するものであり、
この画像データPAは、ビットプレーン展開部2に加え
られている。また、ユーザが画像入力部1に設定した画
像モード(写真モードあるいは文字モード)をあらわす
画像モードデータMDaは、削除ビットプレーン数判定
部3およびQMコーダ符号化処理部4に加えられてお
り、ユーザが画像入力部1に設定した圧縮モード(圧縮
率優先モードあるいは画質優先モード)をあらわす圧縮
モードデータSTは、削除ビットプレーン数判定部3に
加えられている。
【0026】ビットプレーン展開部2は、入力した画像
データPAをビットプレーンに分解するものであり、お
のおののビットプレーンの画像データを、ビットプレー
ン単位に画像メモリ5に保存する。
【0027】排他的論理和演算部6は、ワークメモリ7
をワークエリアとして用い、画像メモリ5に保存されて
いるビットプレーン毎の画像データに対し、おのおのの
画素位置の画像データについて、その画素位置のビット
方向に隣接する隣接画素の画像データと排他的論理和を
形成するものであり、その処理結果は、QMコーダ符号
化処理部4に出力されている。ここで、排他的論理和演
算部6は、最上位のビットプレーンから処理を始め、同
一画素位置の直上位のビットプレーンの画素との排他的
論理和演算処理を実行する。なお、最上位ビットプレー
ンの画素については、仮想的な全白画素からなるビット
プレーンの画素との排他的論理和処理を実行する。
【0028】削除ビットプレーン数判定部3は、画像モ
ードデータMDaおよび圧縮モードデータSTに基づい
て、所定の削除ビットプレーン数判定処理を実行して、
そのときの多値画像データの削除するビットプレーン数
(最下位ビットプレーンから上位ビットプレーンに向け
て、最下位ビットプレーンを含んだ数)を判定するもの
であり、その判定結果は、削除ビットプレーン数データ
DmaとしてQMコーダ符号化処理部4に加えられる。
【0029】QMコーダ符号化処理部4は、排他的論理
和演算部6から各ビットプレーン毎に入力した画像デー
タのうち、削除ビットプレーン数データDmaに対応し
た削除ビットプレーンを除く画像データに対して、所定
のQMコーダ符号化処理を適用し、符号化圧縮するもの
であり、その結果得られた符号化画像データCDcは、
次段装置に出力される。
【0030】また、このQMコーダ符号化処理部6が形
成する符号化画像データCDaのデータ形式の一例を図
2(a)に示す。
【0031】この場合、1ページ分の符号化画像データ
CDaは、その符号化画像データCDaの属性情報など
をあらわすヘッダ情報と、削除されたm個のビットプレ
ーンを除く上位(8−m)個のビットプレーンのおのお
のについて形成される符号化データをまとめたものであ
る。
【0032】また、ヘッダ情報に含まれる属性情報に
は、同図(b)に示すように、元の多値画像データの1
画素当りのビット数をあらわす基準プレーン数n、削除
したビットプレーン数m、排他的論理和処理の繰返し回
数(上述した例では、1回)、画像モード(写真モード
または文字モード)、および、主走査方向と副走査方向
の解像度が含まれる。さらに、ファイル名、コメント情
報、主走査方向のサイズ、および、副走査方向のサイズ
なども含まれる。
【0033】図3は、本発明の一実施例にかかる復号化
装置の一例を示している。
【0034】同図において、図1に示した符号化装置で
形成される符号化画像データCDaと同じデータ形式の
符号化画像データCDbは、QMコーダ復号化処理部1
0に加えられる。
【0035】QMコーダ復号化処理部10は、符号化画
像データCDaに含まれる(n−m)個のおのおののビ
ットプレーン符号化データについて、所定のQMコーダ
復号化処理を適用して、各ビットプレーン毎に元の画像
データを形成するものであり、その画像データは、排他
的論理和演算部11に加えられている。また、QMコー
ダ復号化処理部10は、符号化画像データCDaに含ま
れるヘッダ情報の排他的論理和処理の繰返し回数をあら
わす繰返し回数データDxを排他的論理和演算部11に
出力するとともに、ヘッダ情報の画像モードの内容をあ
らわす画像モードデータMDb、および、削除ビットプ
レーン数をあらわす削除ビットプレーン数データDmb
を画像挿入部12に出力する。
【0036】排他的論理和演算部11は、ワークメモリ
13をワークエリアとして用い、QMコーダ復号化処理
部10から出力される画像データの各ビットプレーン毎
の画像データに対し、おのおのの画素位置の画像データ
について、その画素位置のビット方向に隣接する隣接画
素の画像データと排他的論理和を、繰返し回数データD
xで指定された回数だけ繰返し実行するものであり、そ
の処理結果は、各ビットプレーン毎に画像メモリ14に
保存される。
【0037】画像挿入部12は、画像メモリ14に保存
されている有効なビットプレーンの画像データについ
て、画像モードデータMDbに基づいた画像生成方法を
適用することで、削除ビットプレーン数データDmbで
指定された下位ビットプレーンの画像データを形成し、
その形成した削除ビットプレーンの画像データを画像メ
モリ14に保存するものである。
【0038】データ出力部15は、画像メモリ14に保
存されている各ビットプレーン毎の画像データを、おの
おのの画素位置に対応して1ビットずつ取り出し、それ
らの画像データをビット順序に8ビットに揃えて、各画
素が8ビットの多値画像データを形成するものであり、
その多値画像データは、次段装置に出力される。
【0039】図4は、図1の符号化装置における削除ビ
ットプレーン数判定部3の処理例を示している。
【0040】まず、そのときに加えられている圧縮モー
ドデータSTを調べて、ユーザから圧縮率優先モードが
指定されているかどうかを判断する(判断101)。
【0041】判断101の結果がYESになるときに
は、そのときに加えられている画像モードデータMDa
を調べて、ユーザから文字モードが指定されているかど
うかを判断する(判断102)。
【0042】判断103の結果がYESになるときに
は、削除プレーン数mの値を「5」にセットし、また、
判断103の結果がNOになるときには、削除プレーン
数mの値を「2」にセットする。
【0043】また、ユーザから画質優先モードが指定さ
れている場合で、判断101の結果がNOになるときに
は、判断101の結果がYESになるときには、そのと
きに加えられている画像モードデータMDaを調べて、
ユーザから文字モードが指定されているかどうかを判断
する(判断105)。
【0044】判断105の結果がYESになるときに
は、削除プレーン数mの値を「4」にセットし、また、
判断105の結果がNOになるときには、削除プレーン
数mの値を「1」にセットする。
【0045】このようにして、削除プレーン数mの値を
セットすると、その値を削除プレーン数データDmaと
して、出力する(処理108)。
【0046】このように、削除プレーン数mの値は、ユ
ーザから指定される画像内容および圧縮モード(圧縮率
優先または画質優先)により、適当な値に設定されるの
で、ユーザの意図が反映した符号化処理が行われる。
【0047】ここで、この削除プレーン数の設定は、次
のような条件により決定することができる。
【0048】(a) 写真データの場合、下位ビットプ
レーンになるほど、ランダムノイズ状になる傾向にあ
る。
【0049】(b) 写真データの場合、階調数が大き
くなるほど、ランダムノイズ状になるビットプレーン数
が多くなり、多くの下位ビットプレーンを削除すること
ができる。
【0050】(c) 全ビットプレーン数が8の写真デ
ータの場合、削除ビットプレーンの数を1にしても、ビ
ットプレーンを削除しない画像データとほとんど画質に
差がなく、視覚的には区別できない。また、削除ビット
プレーンの数を3まで増やしても、ほとんど画質の劣化
が認められない。
【0051】(d) 文字データの場合、最上位のビッ
トプレーンの内容のみで、ほとんどの画像データの内容
を再現することができる。したがって、文字データの場
合、より多くの下位ビットプレーンを削除することがで
きる。
【0052】なお、画像内容をユーザが指定するのでは
なく、実際に読み取り入力した画像データの内容を調べ
て、その読取入力した画像が中間調画像であるか二値画
像であるかを判断し、その判断結果に基づいて、画像モ
ードを決定するようにすることもできる。
【0053】図5は、図3の復号化装置における画像挿
入部12の処理例を示している。
【0054】まず、画像モードデータMDbを調べて、
文字モードが指定されているかどうかを調べる(判断2
01)。判断201の結果がYESになるときには、削
除ビットプレーン数データDmbに基づき、画像データ
を挿入するビットプレーンを選択し(処理202)、そ
の選択ビットプレーンの1つビット位置が上のビットプ
レーンの画像データを、その選択ビットプレーンの画像
データとして、画像メモリ14に挿入する(処理20
3)。
【0055】1つのビットプレーンの処理を終了する
と、全てのビットプレーンの処理が終了したかどうかを
調べて(判断204)、判断204の結果がNOになる
ときには、処理202に戻り、次の削除ビットプレーン
の画像データの挿入処理を行う。判断204の結果がY
ESになるときには、全てのビットプレーンの画像デー
タが画像メモリ14に揃ったので、この処理を終了す
る。
【0056】また、写真モードが指定されている場合
で、判断201の結果がNOになるときには、削除ビッ
トプレーン数データDmbに基づき、画像データを挿入
するビットプレーンを選択し(処理205)、そのとき
に選択したビットプレーンが最下位ビットのものである
かどうかを調べる(判断206)。
【0057】判断206の結果がNOになるときには、
その選択ビットプレーンの1つビット位置が上のビット
プレーンの画像データを、その選択ビットプレーンの画
像データとして、画像メモリ14に挿入し(処理20
7)、処理205に戻って、次の削除ビットプレーンの
画像データの挿入処理を行う。
【0058】また、判断206の結果がNOになるとき
には、所定の乱数演算によりランダムに発生した画像デ
ータを、その選択プレーンの画像データとして、画像メ
モリ208に挿入し(処理208)、この処理を終了す
る。
【0059】以上説明したように、本実施例では、画質
に影響のない部分で、下位ビットプレーンの画像データ
を削除した状態で、符号データを形成しているので、符
号化圧縮率が非常に良好になる。とくに、写真画像の場
合、ノイズ状に近い下位ビットプレーンのデータの符号
化圧縮率があまりよくないので、本実施例による符号化
圧縮率の改善は、非常に大きい。
【0060】また、本実施例では、ビット方向に隣接す
る画素間で排他的論理和処理することで、データ全体に
占めるデータ0またはデータ1の割合が、どちらかが大
きくなるように偏らせるように、情報源を操作している
ので、符号化データのデータ量を削減することができ
る。
【0061】本発明者の実験によると、このようにし
て、ビット方向に隣接する画素間で排他的論理和処理を
適用し、その後の画像データを算術符号化(QMコーダ
符号化)すると、符号化効率が十数%向上する。
【0062】図6は、本発明の他の実施例にかかるグル
ープ3ファクシミリ装置を示している。
【0063】同図において、制御部21は、このグルー
プ3ファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファ
クシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システム
メモリ22は、制御部21が実行する制御処理プログラ
ム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各
種データなどを記憶するとともに、制御部21のワーク
エリアを構成するものであり、パラメータメモリ23
は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情
報を記憶するためのものである。
【0064】スキャナ24は、所定の解像度でかつ所定
の階調数で原稿画像を読み取るためのものであり、プロ
ッタ25は、所定の解像度でかつ所定の階調数で画像を
記録出力するためのものであり、操作表示部26は、こ
のファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操
作キー、および、各種の表示器からなる。
【0065】符号化復号化部27は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置28
は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するため
のものである。
【0066】グループ3ファクシミリモデム29は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.17モデム、
V.33モデム、V.29モデム、V.27terモデ
ムなど)を備えている。
【0067】網制御装置30は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0068】これらの、制御部21、システムメモリ2
2、パラメータメモリ23、スキャナ24、プロッタ2
5、操作表示部26、符号化復号化部27、画像蓄積装
置28、グループ3ファクシミリモデム29、および、
網制御装置30は、内部バス31に接続されており、こ
れらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの
システムバス31を介して行われている。
【0069】また、網制御装置30とグループ3ファク
シミリモデム29との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。
【0070】この場合、符号化復号化部27は、画像デ
ータを符号化圧縮する符号化装置として図7に示したも
のを備えている。また、符号化された画像データを元の
画像データに復号化する復号化装置としては、図3に示
したものと同じ復号化装置を備えている。なお、図7に
おいて、図1と同一部分および相当する部分は、同一符
号を付している。
【0071】同図において、ビットプレーン展開部2
は、スキャナ4から入力された1画素当り8ビットの画
像データPAをビットプレーンに分解するものであり、
おのおののビットプレーンの画像データを、ビットプレ
ーン単位に画像メモリ5に保存する。
【0072】排他的論理和演算部6は、ワークメモリ7
をワークエリアとして用い、画像メモリ5に保存されて
いるビットプレーン毎の画像データに対し、おのおのの
画素位置の画像データについて、その画素位置のビット
方向に隣接する隣接画素の画像データと排他的論理和を
形成するものであり、その処理結果は、QMコーダ符号
化処理部4に出力されている。ここで、排他的論理和演
算部6は、最上位のビットプレーンから処理を始め、同
一画素位置の直上位のビットプレーンの画素との排他的
論理和演算処理を実行する。なお、最上位ビットプレー
ンの画素については、仮想的な全白画素からなるビット
プレーンの画素との排他的論理和処理を実行する。
【0073】QMコーダ符号化処理部35は、排他的論
理和演算部6から各ビットプレーン毎に入力した画像デ
ータのうち、制御部21から指定された削除ビットプレ
ーン数データDmcに対応した削除ビットプレーンを除
く画像データに対して、所定のQMコーダ符号化処理を
適用し、符号化圧縮するものであり、その結果得られた
符号化画像データCDcは、次段装置に出力される。ま
た、この符号化画像データCDcのヘッダ情報には、制
御部21から指定された画像モードデータMDcの内容
もセットされる。
【0074】図8は、このグループ3ファクシミリ装置
が画情報を送信するときの処理例を示している。
【0075】まず、指定された宛先を発呼し(処理30
1)、被呼局識別信号CED、非標準機能識別信号NS
F、および、デジタル識別信号DISをそれぞれ受信す
る(処理302)。そして、非標準機能識別信号NSF
およびデジタル識別信号DISの内容を調べて、相手端
末の多値画像データの受信能力を確認しておく。
【0076】そして、そのときの画情報送信で使用する
伝送機能を設定し、設定した伝送機能を通知するための
非標準機能設定信号NSSを送出する(処理303)。
ここで、この伝送機能の設定内容は、相手端末との間で
設定できる共通のモデム速度、画像(用紙)サイズ、相
手端末で受信可能な多値画像データの階調数(または、
1画素あたりのビットプレーン数)、および、符号化方
式などを含む。
【0077】そして、そのときに設定したモデム速度
で、相手端末との間で所定のモデムトレーニング手順を
実行して、使用するモデム速度を決定し(処理30
4)、相手端末で処理可能な多値画像データの階調数に
基づいて、削除ビットプレーン数を判定する階調数判定
処理(処理305)を実行し、QMコーダ符号化処理部
35に指定する削除ビットプレーン数データDmcの値
をセットするとともに、そのときのユーザ設定に基づ
き、画像モードデータMDcの値をセットする(処理3
06)。
【0078】このようにして、画情報伝送の準備が完了
すると、スキャナ4にセットされている送信原稿画像を
読み取り(処理307)、それによって得られた多値画
像データを、符号化復号化部8で符号化し(処理30
8)、それによって得られた多値画情報を相手端末に送
信し(処理309)、この処理307〜309を、1ペ
ージ分の送信原稿画像について繰り返し行う(判断31
0のNOループ)。
【0079】1ページ分の送信原稿画像の多値画情報の
送信を終了して、判断310の結果がYESになると、
スキャナ4にセットされている送信原稿に応じたメッセ
ージ後信号を送出し(処理311)、相手端末からの応
答信号を受信する。
【0080】そして、全てのページの送信動作が終了し
たかどうかを調べ(判断313)、判断313の結果が
NOになるときには、処理307に戻り、次のページの
送信原稿画像の送信動作を行う。
【0081】また、全てのページの送信動作が終了した
場合で、判断313の結果がYESになるときには、切
断命令信号DCNを送出し(処理314)、回線を復旧
して(処理315)、この送信動作を終了する。
【0082】図9は、階調数判定処理(処理305)の
一例を示している。
【0083】まず、相手端末から通知された処理可能な
階調数が、自端末のスキャナ4の読み取り階調数よりも
大きいがどうかを調べる(判断401)。判断401の
結果がYESになるときには、ユーザから指定された画
像モードが文字モードであるかどうかを調べる(判断4
02)。
【0084】判断402の結果がYESになるときに
は、削除ビットプレーン数mに「4」をセットし(処理
403)、判断402の結果がNOになるときには、削
除ビットプレーン数mに「3」をセットする。また、判
断401の結果がNOになるときには、削除ビットプレ
ーン数mに「1」をセットする(処理405)。
【0085】このようにして、本実施例では、相手端末
が処理可能な階調数に応じて、削除ビットプレーン数m
の値を調整するので、相手端末で画質の良好な画像デー
タが得られるとともに、送信すべき多値画情報のデータ
量を削減できて、通信コストを低減することができる。
【0086】なお、上述した実施例では、白黒多値画像
データについて本発明を適用したが、本発明は、カラー
多値画像データについても同様にして適用することがで
きる。その場合、例えば、RGB3原色のカラー多値画
像データの場合、おのおのの色成分のデータを、上述し
た多値画像データとして取り扱う処理を行うようにする
とよい。
【0087】また、以上の説明で、グループ3ファクシ
ミリ装置に本発明を適用した実施例についても述べた
が、本発明は、グループ4ファクシミリ装置についても
同様にして適用することができる。
【0088】また、上述した実施例では、1画素当り8
ビットの多値画像データを処理するときに、本発明を適
用する場合について説明したが、1画素当りのビット数
が9以上または7以下の多値画像データを処理する場合
についても、本発明を同様にして適用することができ
る。
【0089】また、上述した実施例では、より符号化効
率を向上するために、符号化前のデータについて、前処
理として直上ビットプレーンとの間での排他的論理和処
理を実行するようにしているが、この前処理を行わない
場合についても、本発明を適用することができ、また、
その場合でも、本発明は、十分なる効果を奏する。
【0090】また、上述した実施例では、符号化方式と
してQMコーダ符号化方式を適用しているが、それ以外
の高能率符号化方式を適用しても、本発明を実施するこ
とができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
多数のビットプレーンのうち、写真画像のような中間調
画像ではランダムノイズ状となり、また、文字原稿画像
のような二値画像では上位ビットプレーンとほぼ同じ内
容となる下位ビットプレーンのデータを削除した状態
で、画像を符号化するので、多値画像データの符号デー
タ量を大幅に低減することができるという効果を得る。
【0092】また、削除したビットプレーンのデータ
は、適宜な内挿演算、予測演算または乱数発生演算によ
り形成することができるので、比較的高画質な画像を得
ることができ、符号化圧縮率が良好で、かつ、画質が良
好な符号データを得ることができるという効果も得る。
【0093】また、削除するビットプレーンの数は、画
像の種別、階調数、指定された圧縮モード、あるいは、
画像伝送装置に適用されるときには相手端末の階調数に
応じて、最適な値が設定されるので、符号化圧縮率が大
きく、かつ、必要な画質を確保できるという効果も得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる符号化装置を示した
ブロック図。
【図2】符号化データの一例を示した概略図。
【図3】本発明の一実施例にかかる復号化装置を示した
ブロック図。
【図4】図1の符号化装置の削除ビットプレーン数判定
部の処理例を示したフローチャート。
【図5】図3の復号化装置の画像挿入部の処理例を示し
たフローチャート。
【図6】本発明の他の実施例にかかるグループ3ファク
シミリ装置を示したブロック図。
【図7】図6の符号化復号化部の符号化装置の一例を示
したブロック図。
【図8】図6の装置の送信時の処理例を示したフローチ
ャート。
【図9】図8の階調数判定処理の具体例を示したフロー
チャート。
【符号の説明】
1 画像入力部 2 ビットプレーン展開部 3 削除ビットプレーン数判定部 4,35 QMコーダ符号化処理部 5,14 画像メモリ 6,11 排他的論理和演算部 7,13 ワークメモリ 12 画像挿入部 15 データ出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成する画
    像符号化装置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、おのおののビットプレーンについて上記符号化方法
    を適用して符号化データを形成する符号化手段を備えた
    ことを特徴とする画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成ととも
    に、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上記所
    定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復号化
    して元の多値画像データを形成する画像符号化復号化装
    置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、上記符号化方法を適用して符号化データを形成する
    符号化手段と、 符号化データのうち削除されていないビットプレーンの
    符号化データは、上記復号化方法を適用して元の画像デ
    ータを形成する一方、削除されている所定数の下位ビッ
    トプレーンの画像データを所定の内挿方法により形成す
    る復号化手段を備えたことを特徴とする画像符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成ととも
    に、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上記所
    定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復号化
    して元の多値画像データを形成する画像符号化復号化装
    置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、上記符号化方法を適用して符号化データを形成する
    符号化手段と、 符号化データのうち削除されていないビットプレーンの
    符号化データは、上記復号化方法を適用して元の画像デ
    ータを形成する一方、削除されている所定数の下位ビッ
    トプレーンの画像データを所定の予測演算により形成す
    る復号化手段を備えたことを特徴とする画像符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成ととも
    に、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上記所
    定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復号化
    して元の多値画像データを形成する画像符号化復号化装
    置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、上記符号化方法を適用して符号化データを形成する
    符号化手段と、 符号化データのうち削除されていないビットプレーンの
    符号化データは、上記復号化方法を適用して元の画像デ
    ータを形成する一方、削除されている所定数の下位ビッ
    トプレーンの画像データを所定の乱数演算により形成す
    る復号化手段を備えたことを特徴とする画像符号化装
    置。
  5. 【請求項5】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成する画
    像符号化装置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、おのおののビットプレーンについて上記符号化方法
    を適用して符号化データを形成する符号化手段と、 多値画像データの画像種別に応じて、上記符号化手段が
    削除するビットプレーンの数を設定する符号化制御手段
    を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成する画
    像符号化装置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、おのおののビットプレーンについて上記符号化方法
    を適用して符号化データを形成する符号化手段と、 多値画像データの階調数に応じて、上記符号化手段が削
    除するビットプレーンの数を設定する符号化制御手段を
    備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成する画
    像符号化装置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、おのおののビットプレーンについて上記符号化方法
    を適用して符号化データを形成する符号化手段と、 あらかじめ定められた圧縮モードに応じて、上記符号化
    手段が削除するビットプレーンの数を設定する符号化制
    御手段を備えたことを特徴とする画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 多値画像データを伝送する画像伝送装置
    に適用されるとともに、1画素当り複数のビット数であ
    らわした多値画像データを、おのおのの画素のビット順
    位のデータをまとめてなるビットプレーン単位に所定の
    符号化方法を適用して符号化圧縮して符号化データを形
    成する画像符号化装置において、 上記ビットプレーンのうち上記多値画像データの所定数
    の下位ビットのビットプレーンのデータを削除した状態
    で、おのおののビットプレーンについて上記符号化方法
    を適用して符号化データを形成する符号化手段と、 相手端末が受信可能な多値画像データの階調数に応じ
    て、上記符号化手段が削除するビットプレーンの数を設
    定する符号化制御手段を備えたことを特徴とする画像符
    号化装置。
  9. 【請求項9】 1画素当り複数のビット数であらわした
    多値画像データを、おのおのの画素のビット順位のデー
    タをまとめてなるビットプレーン単位に所定の符号化方
    法を適用して符号化圧縮して符号化データを形成ととも
    に、上記符号化データの各ビットプレーン単位に上記所
    定の符号化方法に対応した復号化方法を適用して復号化
    して元の多値画像データを形成する画像符号化復号化方
    法において、 符号化時には、上記ビットプレーンのうち上記多値画像
    データの所定数の下位ビットのビットプレーンのデータ
    を削除した状態で、上記符号化方法を適用して符号化デ
    ータを形成する一方、 復号化時には、符号化データのうち削除されていないビ
    ットプレーンの符号化データは、上記復号化方法を適用
    して元の画像データを形成する一方、削除されている所
    定数の下位ビットプレーンの画像データを所定の内挿方
    法により形成するようにしたことを特徴とする画像符号
    化方法。
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