JPH0814869B2

JPH0814869B2 - 電子式キヤツシユレジスタ−

Info

Publication number: JPH0814869B2
Application number: JP61112910A
Authority: JP
Inventors: 和信堤; 隆嗣湊; 泰博高岡
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1986-05-16
Filing date: 1986-05-16
Publication date: 1996-02-14
Anticipated expiration: 2011-02-14
Also published as: JPS62269292A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、ファーストフード、ファインダイニング、
スーパー等に使用する電子式キャッシュレジスターに関
するものである。

従来の技術従来、この種の電子式キャッシュレジスターは、固定
化したメッセージを、記憶部に設け、１人の顧客のレジ
業務終了と共に、レシートを発行し、そのレシート上
に、固定化したメッセージを印字する様構成されてい
る。

第５図は、従来の定例化したメッセージの記憶部をも
つ電子式キャッシュレジスターの外観図である。１は筐
体、２は筐体１の前画部に設けられたキーボード部、３
はキーボード部２より入力した情報を表示する表示部、
４は回転自在に設け、顧客に買物の合計等を知らせるた
めの顧客用表示部、５はレシートを発行するプリンター
部、６は金銭を収納するためのキャッシュドロアであ
る。

第６図は、キーボード部２の詳細図で、10は各商品
（A,B,…）ごとに対応している商品キー群、７は商品の
数量、価格等を入力するための置数キー、８は注文の合
計を演算するための小計キー、９は金銭授受の終了を行
なうための終了キーである。

第７図は、従来の情報（メッセージ）の流れを示すブ
ロック図で、11は商品キー10を押下したかを判断するブ
ロック、12は置数キー７を押下したかを判断するブロッ
ク、13は小計キー８を押下したかを判断するブロック、
14は終了キー９を押下した処理ブロック、15は固定メッ
セージ（情報）を記憶している記憶部、16はプリンタ部
５より出力されるレシートブロックである。

第８図は、レシートの図で、レシート17の中に、固定
メッセージ18が印字されている。このメッセージ18は、
例えば『又の来店をお待ちしています』となる。

次に動作について、第６図、第７図を元に説明する。
電子式キャッシュレジスターのオペレターは、顧客の買
物品の情報である商品コード、価格等を、商品キー10、
置数キー７より入力し（ステップ11、12）、小計キー８
を押下（ステップ13）後、終了キー９（ステップ14）を
押し、１人の顧客のレジ業務を終了する。と同時に、プ
リンタ部５のプリンターより、買物の詳細を示すレシー
ト17を発行する（ステップ16）が、あらかじめ、メッセ
ージ記憶部15に記憶しているメッセージ情報18を呼び出
し（ステップ15）、レシート17上に、メッセージ情報18
を印字する様になっている。

又、他のメッセージ情報18を、スタンプにて行なって
いる場合もある。

発明が解決しようとする問題点上記説明でも、あきらかな様に、発行されたレシート
のメッセージ情報が、固定しているため、年齢、性別に
関係なく印字される。例えば漢字等が読めない低年齢の
人であれば、漢字入りのメッセージでは、心のこもった
メッセージでも理解出来ない。又、外人であれば、日本
語のメッセージ等は分らない等、せっかく顧客の確保の
ために、店に合ったメッセージを印字しても、無駄とな
っていた。かつ、レシートは、すぐ、捨てられるなどの
可能性も大きく、メッセージを顧客に伝えることが出来
ない等の欠点があった。

本発明は、このような従来の問題を解決するものであ
り、客層に合った、かつ理解されるメッセージを伝える
ことが出来る優れた電子式キャッシュレジスタを提供す
ることを目的とするものである。

問題点を解決するための手段本発明は、上記目的を達成するために、各種のメッセ
ージ情報を記憶させるためのメッセージ設定テーブル
と、この各々メッセージ情報に対応したキー群と、各々
のキーを押した時、対応するメッセージ情報を一時収納
する記憶テーブルを有し、一人の顧客に対するレジ業務
を開始すると共に、顧客に伝えるべき必要な情報を選択
し、メッセージ情報キーを押下する。そして、メッセー
ジ設定テーブルより、選択した情報を記憶テーブルに一
時収納しレジ業務終了と共に、記憶テーブル内の情報
を、レシートと、顧客用表示部に出す様にしたものであ
る。

作用本発明は、上記の様な構成により次の効果を有する。
つまり、各種のメッセージ情報（例えば、客層によるメ
ッセージの区別、大安売などの情報休日の情報）を、必
要に応じ、メッセージ設定テーブルに記憶させておく。
そして顧客がレジに来た時点で、顧客に伝えるべきメッ
セージ情報を把握し、メッセージ設定テーブルに対応し
たキーを押す。呼び出されたメッセージ情報は、一時、
記憶テーブルに保管し、顧客のレジ業務終了と共にレシ
ートの一部に選択されたメッセージ情状が印字されると
共に、顧客側の表示部にもメッセージ情報が表示され
る。この表示する時に、ブザーなどの音を鳴らすと、よ
り顧客の注意を表示部の方にあおぐことになる。つま
り、漢字の分らない人には、ひらがなで、外人にはその
国の言語で等、伝えたきメッセージを適確に、表示とレ
シート印字により、伝達出来る効果を有するものであ
る。

実施例第１図は本発明の一実施例を示す外観図である。21は
筐体、22はキーボード部、23はキーボード部22より入力
した情報等を表示するオペレータ用表示部、24は回転自
在な顧客に必要な情報を伝え知らせるための顧客用表示
部、25はレシートを発行するプリンター部、26は金銭を
収納するためのキャッシュドロアである。

第２図はキーボード部22の詳細を示した図である。30
は各商品（A,B,…）ごとに対応している商品キー群、27
は商品の数量、価格等を入力するための置数キー、28は
注文の合計を演算するための小計キー、29は金銭授受の
終了を行なうための終了キー、31は本考案によるもので
各種メッセージ情報に対応してなるメッセージ群、であ
る。

第３図は、メッセージ情報の流れを示すブロック図で
ある。31はメッセージ設定テーブル32の各々メッセージ
に対応してなるメッセージキーであり、33はメッセージ
キー31の押下により、選択されたメッセージ設定テーブ
ル32の情報を、一時的に保管する記憶テーブルブロッ
ク、34は商品キー30を押下したかを判断するブロック、
35は置数キー27の押下したかを判断するブロック、36は
小計キー28を押下したかを判断するブロック、37は１人
の顧客のレジ業務をしめるための終了キー29を押下した
処理ブロック、38は終了キー37の処理と共にプリンタ部
25より出力されるレシートブロック、39は終了キー37の
処理と共に、記憶テーブル33の情報を表示する顧客用表
示部ブロックである。

第４図は、本発明を実施したレシートの図である。レ
シート40には、メッセージキー31より選択したメッセー
ジ情報41が印字されている。

又、第１図における、顧客用表示部24の表示は、第４
図のレシート40と共に表示した状態を示すものである。

次に動作について説明すると、まず、メッセージ設定
テーブル32に、必要な情報を記憶させる。（例えば、低
年齢層用には、ひらがなでメッセージを、外人用には、
その国の言語で、若い層には世代に合ったメッセージ
を、又、店の大売出しの期日、等）顧客がレジに来た時、この顧客に伝えるべきメッセー
ジ情報41を、メッセージキー31より選択する。この選択
は、複数同時に行なうことも可能である。

たとえば、メッセージ“あああ…”と“ううう…”の
情報を知らせたい時、メッセージキー31の“あ”と
“う”のキーを押下する。と同時にメッセージ設定テー
ブル32より“あああ…”と“ううう…”の情報が呼び出
され、一時的に記憶テーブル33に収納される。

そして、一連のレジ業務を行ない、終了キー29を押下
した時、選択して記憶テーブル33に保管していたメッセ
ージ情報41を、レシート40上に印字すると共に、顧客用
表示部24に表示させるものである。この時表示において
は、電子式キャッシュレジスターより発振音を出し、顧
客の注意を表示部に向ける様にすることも出来る。

又、表示部は、レジ業務（合計、釣銭等を示すための
表示）用の表示部に限らず、メッセージ専用の表示部を
設けることも可能である。

このように上記実施例によれば、メッセージ情報を必
要な人は、より分りやすい手段で、伝えることが出来る
ので、きめ細かいセービスが可能となる。

発明の効果本発明は上記実施例から明らかなように、（１）客層に合わせたメッセージをレシート上に印字
し、且つ、このメッセージの内容を発信音を出力すると
ともに表示するため、すぐにレシートを捨ててします顧
客に対しても、よりメッセージに関心を持たせ、顧客に
メッセージをより確実に伝えることができる。

（２）複数キーを同時に押下することにより、複数の
メッセージを任意に組み合わせられるので、様々な客層
に対応して、メッセージのバリエーションを増やし、さ
らに、このメッセージを一度に提供するため、顧客に対
するきめ細かい情報サービスを行うことができる。

という効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の外観図、第２図は本実施例
のキーボード部詳細部、第３図は本実施例の情報の流れ
を示すブロック図、第４図は本実施例のレシートの一実
施例を示す図、第５図は従来例の外観図、第６図は従来
例のキーボード部の正面図、第７図は従来例の情報の流
れを示すブロック図、第８図は従来例のレシート図であ
る。 21……筐体、22……キーボード部、23……オペレータ用
表示部、24……顧客用表示部、25……プリンター部、26
……キャッシュドロア、31……メッセージキー、32……
メッセージ設定テーブル、33……記憶テーブルブロッ
ク。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献特開昭58−178475（ＪＰ，Ａ) 特開昭58−137073（ＪＰ，Ａ) 実開昭58−54747（ＪＰ，Ｕ)

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】少なくとも商品を登録する商品キー、一人
の顧客のレジ業務終了を示す終了キーを有する入力部
と、上記商品キーに対応して商品情報が記憶されている
記憶部と、押下された上記商品キーに対応する商品情報
に対し、上記入力部へのキー入力に従い、所定の演算処
理をする制御部と、この制御手段による演算結果をレシ
ート上に印字するプリンタ部とを有する電子式キャッシ
ュレジスターにおいて、上記入力部は、メッセージキー郡を有し、上記記憶部は、上記メッセージキーに各々対応して各種
の客層に合わせたメッセージを記憶するメッセージ設定
テーブルと、押下された上記メッセージキーに対応する
上記メッセージを記憶する記憶テーブルとを有し、上記制御部は、上記複数のメッセージキーの各々に対応
する上記メッセージを呼び出し、上記終了キーの押下と
同時に、上記記憶テーブルに記憶されたメッセージを上
記プリンタ部によりレシートに印字させるとともに、表
示部による上記メッセージの表示及び、顧客に対する発
信音出力を行い、上記記憶テーブルに複数のメッセージ
が記憶されている場合には上記終了キーが押下される
と、上記レシートに上記複数のメッセージを印字させる
とともに、上記表示部により上記複数のメッセージを一
度に表示させ、さらに顧客に対して発信音を出力するこ
とを特徴とする電子式キャッシュレジスター。