JPH08148668A - 光集積回路 - Google Patents

光集積回路

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JPH08148668A
JPH08148668A JP28170594A JP28170594A JPH08148668A JP H08148668 A JPH08148668 A JP H08148668A JP 28170594 A JP28170594 A JP 28170594A JP 28170594 A JP28170594 A JP 28170594A JP H08148668 A JPH08148668 A JP H08148668A
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JP
Japan
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optical
light
receiving element
integrated circuit
light receiving
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Application number
JP28170594A
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English (en)
Inventor
Takuya Maezawa
卓也 前沢
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光導波路14の出射端14a周辺に放射され
る雑音光の影響を小とする。 【構成】 受光素子13の光検出部17に窓開け25を
有する遮光フィルタ26が被され、窓開け25を出射端
14aと位置合せして受光素子13が光学素子12に取
付けられる。窓開け25の大きさは出射端14aの大き
さとほぼ等しく示されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光導波路が形成された
光学素子に、受光素子が取付けられ、上記光導波路から
出射する信号光ビームを受光する光集積回路に関し、例
えば光ファイバジャイロの光学系及び制御系、光通信シ
ステムなどに適用される。
【0002】
【従来の技術】従来の光集積回路は、光学素子からの出
射光信号を受光素子で電気信号に光電変換する際に、光
学素子あるいはその周囲を伝搬する信号光以外の光が受
光素子の光検出部に入射する構造であった。信号光以外
の光は、信号光の伝搬する光導波路でない部分を伝搬し
て、信号光ビーム断面よりも大きな面積の光検出部を有
する受光素子に入射し、信号光と共に光電変換されるの
で出力の電気信号はS/N比の悪い信号となる。
【0003】図5に従来の光集積回路の一例を示す。こ
の光集積回路は、光ファイバジャイロに用いられるもの
で光集積回路11は光学素子12と受光素子13とより
なり、光学素子12上には光導波路14が形成されてい
る。光導波路14はこの例では両端がY分岐路とされて
それぞれ光学素子12の両端にまで延長され、一方のY
分岐路の分かれた一方の光導波路端に発光素子15から
の光が入射され、他方の光導波路端に受光素子13が取
付けられている。他方のY分岐路の各分かれた光導波路
の両側にそれぞれ電極16が光導波路に沿って形成さ
れ、電極16間の信号により光導波路を伝搬する信号光
に位相変調を行うことができるようにされている。
【0004】受光素子13,発光素子15はそれぞれ光
学素子12の端面に取付けられて集積化されている。図
5Bに示すように受光素子13の一面のほぼ全面に光検
出部17が形成され、この光検出部17の面積は、光導
波路14の出射端14aから出射する信号光ビーム断面
よりもかなり大きく、信号光以外の光を受光して信号光
と共に光電変換する。
【0005】図6に従来の光ファイバジャイロの光学系
の構成の一例を示し、光学素子12以外の部分を縮小し
てあり、図5と対応する部分には同一符号を付けてあ
る。発光素子15が光学素子12から離され、その光導
波路の光入射端と発光素子モジュール18との間が光フ
ァイバ19で連結され、受光素子13も離され、その光
出射端14aと受光素子モジュール21との間も光ファ
イバ19で連結され、光ファイバ19の光学素子12側
の端部はキャリア22に保持され、光学素子12に固定
される。光学素子12の他端の両光導波路の端は光ファ
イバ19にて光ファイバコイル23の両端に接続され
る。光ファイバコイル23と連結する光ファイバ19の
光学素子12側の端部はキャリア22で光学素子12に
固定されている。光ファイバコイル23と光ファイバ1
9とは一体の同一のものとされることもある。
【0006】発光素子モジュール18からの光は光学素
子12の光導波路14に入射され、そのY分岐路で2分
されて、光ファイバコイル23の両端に右回り光、左回
り光として入射され、光ファイバコイル23を伝搬した
両光は光学素子12の光導波路14に戻りそのY分岐回
路で合成干渉され、その干渉光は出射端14aから光フ
ァイバ19を通じて受光素子モジュール21に入射され
る。検出感度を上げるための位相変調が電極16により
行われ、受光素子モジュール21より電気信号から前記
位相変調の変調信号成分が検出されて、光ファイバコイ
ル23の軸心よりの角速度が検出される。このように光
ファイバジャイロとしては、この図6に示した構成に制
御系の電気回路が組み合わされて動作するが、その説明
は、ここでは省略する。
【0007】この構成においては受光素子は光ファイバ
19と接続された受光素子モジュール21として光学素
子12と接続されている。光ファイバ19で光を伝搬す
るコアの断面は一般的に光出射端14aでの信号光ビー
ム断面とほぼ同じ大きさであって、信号光以外の光のほ
とんどは受光素子モジュール21に到達しないので、S
/N比としては比較的大となるが、受光素子をモジュー
ル化して更に光ファイバ19にて光学素子12に接続す
ることは、部材の増加、作業工数の増加、製品の大型化
をもたらす欠点がある。
【0008】なお、図5に示した構成においても光ファ
イバコイル23が接続されて、図6について簡単に説明
したように光ファイバジャイロとして用いられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の光集積回路は光学素子からの出射光信号を電気信号
に光電変換する際に、光学素子あるいはその周囲を伝搬
する信号光以外の光が受光素子の光検出部に入射する構
造であるので、出力の電気信号はS/N比の悪い信号と
なる欠点がある。また受光素子モジュールと、光学素
子、出射光端とを光ファイバで連結する場合はS/N比
はそれ程悪くならないが、光ファイバによる接続工程を
必要とし、かつ部品点数が大となる欠点がある。
【0010】この発明は従来の欠点を除去し、光電変換
後の出力電気信号のS/N比を改善し、かつ部品点数を
それ程大とすることなく、小型に構成することができる
光集積回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、光
導波路の形成された光学素子と受光素子とよりなる光集
積回路において、受光素子の光検出部の大きさが光導波
路の光出射端での信号光ビーム断面とほぼ同一の大きさ
あるいは若干大とされている。請求項2の発明では、受
光素子の光検出部と光導波路の光出射端との間に信号光
ビーム断面とほぼ同じ大きさあるいは若干大きい窓が形
成された遮光フィルタが設けられている。
【0012】
【実施例】次にこの発明の実施例を図面を参照して説明
する。各図面において、光集積回路の大きさは1mm〜
数10mmに対し、光導波路の幅はμm単位の大きさで
あり図における縮尺は整合していない。図1に請求項1
の発明の実施例を示し、この実施例の光集積回路は、特
に光ファイバジャイロの構成部品として使用される場合
であり、図5と対応する部分に同一符号を付けてある。
この例では光学素子12の光導波路14が光学素子12
の上面12aより突出して、いわゆるリッジ形として構
成された場合である。発光素子15と、受光素子13と
が光学素子12の上面12a上に取付けられている。こ
の発明では受光素子13の光検出部17は、光導波路1
4の光出射端14aの端面とほぼ同じ大きさとされ、つ
まりほぼ同一の大きさ又は若干大きい大きさとされ、光
検出部17が光出射端14aの端面と近接又は接して対
向している。
【0013】従って光検出部17は信号光以外の光が入
射されずS/N比に優れた光電変換がなされる。請求項
2の発明の光集積回路を、光ファイバジャイロの構成部
品として使用される場合の実施例を図2に示す。この例
では光導波路14は図5の場合と同様に埋め込み形とさ
れた場合であり光学素子12の端面に発光素子15と受
光素子13とが取付けられて集積されている。この実施
例では受光素子13の光検出部17と光導波路14の光
出射端14aとの間に、光出射端14aとほぼ同じ大き
さ又は若干大きい窓開け25がなされた、例えば金属板
又は金属膜よりなる遮光フィルタ26が備えてあり、信
号光以外の光が光検出部17に入射されないようにさ
れ、S/N比に優れた光電変換がなされる。光導波路1
4の出射光ビームの直径は現在においては小さいものは
3〜4μm程度大きいものは50μm程度であり、一方
受光素子13として通常用いられているフォトダイオー
ドの場合、受光面の直径は300μm程度あり、これに
直径100μm程度の窓開け25を有する遮光フィルタ
26を付けた場合、この遮光フィルタ26の効果が十分
得られた。不要光を除去する点からは窓開け25の大き
さを光ビームの断面積の大きさとなるべく等しくするこ
とが望ましい。一方、受光素子13の窓開け25と光導
波路14との位置合わせや窓開け25の製作の点からは
窓開け25が大きい方がよい。現在では100μm程度
の位置合わせは機械的に比較的容易に行えるが、10μ
m程度の位置合わせは実際に光を通して微調整をする必
要がある。これらの諸点から、この明細書で信号光ビー
ム断面とほぼ同一の大きさとは、窓開け25の大きさが
信号光ビーム断面と実質的に同一であることを示し、信
号光ビームの断面より若干大きいとは信号光ビームの直
径が3〜4μm程度の場合は、窓開け25の直径が20
〜30倍程度、信号光ビームの直径が50μm程度の場
合は窓開け25の直径が3倍程度までを示すものであ
る。
【0014】図1,図2の何れの実施例においても光導
波路14の入出射端を斜めに加工することにより、光接
続の際の反射戻り光を防止する形状とすることもある。
また、光導波路14の光出射端14aと受光素子13と
の間に、遮光フィルタ26に加えて別の素子が備えられ
ることもある。更に図1,図2の何れの場合も、従来の
ものと同様に光学素子12としては、半導体又は強誘電
体、あるいはガラスで構成され、かつ光導波路14の部
分は電極16により位相変調作用があるようになされて
いる。
【0015】遮光フィルタ26の装着形態と集積手順は
図3に示す各種の場合がある。図3Aにおいては、カバ
ー形状の遮光フィルタ26が受光素子13の光検出部1
7側に装着され、この状態に組み立てたものを、光学素
子12にその光出射端14aと位置合せして取付ける。
図3Bにおいては、平板状の遮光フィルタ26が光学素
子12にその光出射端14aと位置合せして装着され、
この状態に組み立てたものに対し、受光素子13を遮光
フィルタ26部分で光学素子12に取付ける。
【0016】図3Cにおいては、接続用基台28上に遮
光フィルタ26が立てられ、その遮光フィルタ26を挟
み受光素子13及び光学素子12を位置合せして接続用
基台28上に取付けて光学素子12に受光素子13が固
定される。図3では、遮光フィルタ26の装着の説明に
必要な部分以外の光集積回路の構成は省略した。何れの
場合においても、光導波路14の光出射端14aと遮光
フィルタ26との間隔は狭い方が良いが、受光素子13
と遮光フィルタ26との間隔は若干離れてもかまわな
い。
【0017】図1,図2の各場合、更に図3の例を用い
て光集積回路とする場合は、受光素子13の光検出部1
7又は遮光フィルタ26の窓開け25と光出射端14a
との位置合せは機械的に行うのみならず、必要に応じ
て、光出射端14aから光を実際に出射され、受光素子
13の検出光量が最大になるように、光出射端14aと
光検出部17又は窓開け25との位置を微調整する。
【0018】図1に示したように受光素子13の光検出
部17の大きさを光出射端14aとほぼ同じにすること
を、図2に示した埋め込み形光導波路の光学素子に対し
て適用してもよい。同様に図2及び図3に示した遮光フ
ィルタ26を用いる各種構成を図1に示したリッジ形光
導波路の光学素子に対して適用することもできる。図1
において受光素子13は光学素子12と一体に集積回路
として作られていてもよい。
【0019】図4に、この発明の光集積回路を用いて構
成した光ファイバジャイロを示し、図1,図2,図6と
対応する部分に同一符号を付けてある。この発明により
なる光集積回路11は電気回路基板29の上に固定、配
線され、光ファイバコイル23と接続されて光ファイバ
ジャイロとして組み上げられている。本図では、実際の
光ファイバジャイロの構成にあるフレーム、カバー、入
出力端子などは省略した。この発明の光集積回路は光通
信システム、その他の光学システムにも利用することが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、受光素
子の光検出部の大きさを、光導波路の光出射端での信号
光ビーム断面と同じあるいは若干大きい大きさとするこ
とにより、信号光ビームの周辺に放射されるノイズ光の
影響を避け、S/N比に優れた出力信号を得ることがで
きる。また、別な構造として、受光素子の光検出部と光
導波路の光出射端との間に信号光ビーム断面と同じ、あ
るいは若干大きい大きさの窓開けのされた遮光フィルタ
を備えることにより、前記と同様の効果を得ることがで
きる。
【0021】更に光ファイバにより連結する必要がな
く、部品点数が少なく、小形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項3の発明の実施例を示す斜視図、B
はその受光素子13の拡大斜視図である。
【図2】Aは請求項4の発明の実施例を示す斜視図、B
はその受光素子13の拡大斜視図である。
【図3】Aは請求項5の発明の実施例における受光素子
への遮光フィルタの装着の一例を示す斜視図、Bは請求
項6の発明の実施例における、光学素子への遮光フィル
タの装着の一例を示す斜視図、Cは請求項7の実施例に
おける、光学素子と受光素子の集積の際の遮光フィルタ
装着の他の例を示す斜視図である。
【図4】請求項2の発明による光集積回路によって構成
した光ファイバジャイロの一例を示す上面図。
【図5】Aは従来の技術による光集積回路を示す斜視
図、Bはその受光素子の拡大斜視図である。
【図6】従来の技術による光ファイバジャイロの光学系
を示す構成図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路の形成された光学素子、その光
    学素子に取付けられ、上記光導波路より出射される信号
    光ビームを受光する受光素子とよりなる光集積回路にお
    いて、 上記受光素子の光検出部の大きさが上記光導波路の光出
    射端での信号光ビーム断面とほぼ同一の大きさあるいは
    若干大とされていることを特徴とする光集積回路。
  2. 【請求項2】 光導波路の形成された光学素子と、その
    光学素子に取付けられ、上記光導波路より出射される信
    号光ビームを受光する受光素子とから成る光集積回路に
    おいて、 上記受光素子の光検出部と上記光導波路の光出射端との
    間に上記信号光ビームの断面とほぼ同じ大きさあるいは
    若干大きい窓が開けられた遮光フィルタが備えられてい
    ることを特徴とする光集積回路。
  3. 【請求項3】 上記光学素子と上記受光素子とが、同一
    基板上に一体に集積されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の光集積回路。
  4. 【請求項4】 上記光学素子と上記受光素子とは別々に
    形成されたものが互いに取付けられたものであることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の光集積回路。
  5. 【請求項5】 上記遮光フィルタは上記光学素子に装着
    されていることを特徴とする請求項2に記載の光集積回
    路。
  6. 【請求項6】 上記遮光フィルタは上記受光素子に装着
    されていることを特徴とする請求項2に記載の光集積回
    路。
  7. 【請求項7】 上記遮光フィルタが接続用基台に取付け
    られ、その接続用基台に上記光学素子と上記受光素子と
    が取付けられて互いに固定されていることを特徴とする
    請求項2に記載の光集積回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003270481A (ja) * 2002-02-07 2003-09-25 Qinetiq Ltd 光部品を整列させるための方法および装置

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990209