JPH08148467A - コンタクトホールの形成方法 - Google Patents

コンタクトホールの形成方法

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JPH08148467A
JPH08148467A JP28028494A JP28028494A JPH08148467A JP H08148467 A JPH08148467 A JP H08148467A JP 28028494 A JP28028494 A JP 28028494A JP 28028494 A JP28028494 A JP 28028494A JP H08148467 A JPH08148467 A JP H08148467A
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film
contact hole
etching
sio
thickness
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JP28028494A
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Masatsugu Komai
正嗣 駒井
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 SiO2 膜15の下部にこのエッチング条件
においてSiO2 膜との選択比が高く、かつ透光性を有
するPoly−Siパッド12aを形成しておくコンタ
クトホールの形成方法。 【効果】 パッド12aを測定可能な薄い膜厚t1 に設
定すると共に、エッチング処理後にオーバーエッチング
に対応し得る下地膜厚t2 を確保し、これらを確実に測
定することができる。このため、オーバーエッチング量
((t1 −t2 )×選択比)とSiO2 膜15の膜厚t
3 との和によりコンタクトホール17aのトータルエッ
チング量を求めることができる。またホール17aの大
きさ別エッチングレートを求めておくと、微細コンタク
トホールを開口するのに十分なホール17aのオーバー
エッチング量が求められ、微細コンタクトホールを確実
に形成し、半導体集積回路の品質向上と高集積化とを実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンタクトホールの形成
方法に関し、より詳細には、半導体集積回路の製造工程
において、SiO2 膜をエッチングしてコンタクトホー
ルを形成する際に用いるコンタクトホ−ルの形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の製造工程においては半
導体基板の表面のSiO2 膜にコンタクトホールを形成
するため、従来からフォトリソグラフィ技術とエッチン
グ技術とが採用されている。フォトリソグラフィ技術は
レジストにマスクのパターンを転写する工程に用いら
れ、エッチング技術はパターン形成されたレジストをマ
スクとしてSiO2 膜等を加工する工程に用いられてい
る。
【0003】一般的なコンタクトホールを形成するため
のフォトリソグラフィ及びエッチング工程を、図4に基
づいて説明する。まずSi基板31上にSiO2 膜32
を形成し、次にSiO2 膜32上に感光性高分子から成
るレジスト層33を形成し、この後プリベークを行なっ
てレジスト層33中に含まれる有機溶剤を除去する(図
4(a))。次にマスクパターン34をレジスト層33
上方に設置し、光34aを照射してマスクパターン34
をレジスト層33上に転写する(図4(b))。次にレ
ジスト層33を現像してマスクパターン34に対応する
レジストパターン33aを形成した後、ポストベークを
行い、レジストパタ−ン33a中に含まれる水分をとば
してレジストパタ−ン33aを硬化させ、SiO2 膜3
2との密着性を高める(図4(c))。さらにレジスト
パタ−ン33aをマスクとしてSiO2 膜32にエッチ
ング処理を施し、コンタクトホール35を形成する(図
4(d))。次に、不要となったレジストパタ−ン33
aを除去する(図4(e))。以上のように、コンタク
トホ−ルを形成するための一般的なフォトリソグラフィ
工程及びエッチング工程は、図4(a)〜図4(e)に
示した5つの主な工程を含んで構成されている。
【0004】近年、LSIが高集積化されるにつれて一
層の微細加工が必要とされてきており、コンタクトホー
ル35の形成においても例外ではなくなってきている。
このような微細コンタクトホールを形成するため、フォ
トリソグラフィ技術に関しては露光の短波長化や、集光
レンズにおける大口径化や、解像度を劣化させる回折光
のカットを目的とした変形照明の採用等の開発が行われ
ている。一方、エッチング技術に関してはパターンの微
細化及びマイクロローディング効果の緩和を図るため、
低圧で高密度プラズマを発生させることができるプラズ
マ処理装置の開発等が行われている。なおマイクロロー
ディング効果とは、コンタクトホール35の開口面積が
小さくなるとそれに応じてエッチングレ−トに差が生じ
る現象をいい、コンタクトホールが微細になると、エッ
チヤントであるガスの流入が不十分となり、比較的大き
い開口面積のコンタクトホールに比べてエッチングレ−
トが低下する。
【0005】エッチング技術において重要な項目である
エッチング終点を確認する方法の報告の中に、配線用金
属膜上に形成された窒化けい素膜等の保護膜がエッチン
グ除去されたか否かを確認する方法が提案されている
(特開平4−179140号公報)。この方法では、ま
ず基板上に配線用金属膜を形成し、またスクラブライン
あるいはTEG(Test Element Group)上に面積が略9
0μm四方を有するSiO2 または窒化けい素から成る
透光性膜を形成した後、この透光性膜の厚さt1を光干
渉膜厚計を用いて測定する。次にこれらの上に窒化けい
素膜等の保護膜(厚さt3 )を形成し、該保護膜をマス
クパターンで覆った後、前記配線用金属膜及び透光性膜
上にある前記保護膜を同一の開口面積によりエッチング
する。次に前記透光性膜の厚さt2 を前記光干渉膜厚計
を用いて測定する。するとt1 >t2 の場合、前記配線
用金属膜にある前記保護膜を確実にエッチング除去した
ことが確認され、次の組立工程において前記保護膜が残
存した状態で前記配線金属膜上にボンディングを行って
しまうのを阻止することができ、ボンディング不良等の
トラブルを防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した従来のコ
ンタクトホールの形成方法においては、開口面積が比較
的小さい部分(以下、微細パターン部と記す)と、比較
的大きい部分(以下、大径パターン部と記す)とがレジ
ストパターン33aに混在していると、前記マイクロロ
ーディング効果により、これら下方にあるSiO2 膜3
2のエッチングレートがそれぞれ異なってくる。この場
合、前記微細パターン部におけるマイクロローディング
効果を考慮し、エッチング条件としてエッチング時間を
比較的長く設定すると、前記大径パターン部下方のSi
2 膜32がオーバーエッチングされ易い。一方、大径
パターン部に適合したエッチング時間に設定すると、微
細パターン部下方のSiO2 膜32のエッチングが不十
分となり易く、これを確実に開口させることが難しいと
いう課題があった。
【0007】また上記した窒化けい素膜等の保護膜がエ
ッチング除去されたか否かを確認する方法においては、
前記大径パターン部のコンタクトホールを形成する際に
おける開口確認には適用可能であるが、前記微細パター
ン部のコンタクトホールを形成する場合には、マイクロ
ローディング効果があるため、適用することが不可能で
あるという課題があった。また光干渉膜厚測定計の性能
上、前記透光性膜の開口面積及び厚さが規制され、オー
バーエッチング分に相当する膜厚の前記透光性膜をスク
ライブライン上に形成させることが難しいため、微細パ
ターン部におけるエッチング量を常時確実に検出するこ
とが難しいという課題があった。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、開口面積依存性の高い従来のエッチング装置
を用いてエッチング処理を施す際、微細コンタクトホー
ルが確実に開口していることを簡単に検出・確認するこ
とができ、したがって微細コンタクトホールを確実に形
成して半導体集積回路の品質向上と高集積化とを実現す
ることができるコンタクトホールの形成方法を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るコンタクトホールの形成方法は、基板上
にSiO2 膜を形成し、該SiO2 膜上にフォトリソグ
ラフィを施してレジストパターンを形成し、該レジスト
パタ−ンをマスクにしてCF4 、CHF3 系ガスまたは
これにAr系の不活性ガスを加えた混合ガスにより、前
記SiO2 膜をエッチングしてコンタクトホ−ルを形成
する方法であって、前記SiO2 膜の下部に、該SiO
2 膜のエッチング条件においてSiO2 膜との選択比が
高く、かつ透光性を有する下地膜を形成しておくことを
特徴としている。
【0010】
【作用】上記構成のコンタクトホールの形成方法によれ
ば、SiO2 膜の下部に、該SiO2 膜のエッチング条
件においてSiO2 膜との選択比が高く、かつ透光性を
有する下地膜を形成しておくので、開口面積によるエッ
チング差が少なくなり、膜厚測定可能な所定の開口面積
に設定し得ることとなる。またエッチング処理前におけ
る前記下地膜を膜厚測定可能な所定の薄い膜厚に設定し
得ると共に、エッチング処理後においてもオーバーエッ
チング量に対応し得る前記下地膜の膜厚を確保し得る。
したがってエッチング処理前後における前記下地膜の膜
厚t1 、t2 を光干渉膜厚計等を用いてそれぞれ確実に
検出・計測し得ることとなる。この結果、エッチング処
理後における前記SiO2 膜換算のオーバーエッチング
量((t1 −t2 )×選択比)と、エッチング処理前に
おける前記SiO2 膜の膜厚t3 との和により、前記下
地膜上におけるコンタクトホールのトータルエッチング
量(SiO2 膜換算)を求め得る。さらに前記下地膜上
のコンタクトホールにおけるエッチングレートと、微細
コンタクトホールにおけるエッチングレートとの各開口
面積の差に基づく相関関係を予め求めておくと、前記微
細コンタクトホールを開口するのに十分な前記コンタク
トホールのオーバーエッチング量が求められ、したがっ
て前記微細コンタクトホールが確実に開口しているのを
簡単に判定し得る。この結果、微細コンタクトホールを
確実に形成し、半導体集積回路の品質向上と高集積化と
を実現し得ることとなる。
【0011】
【実施例及び比較例】以下、本発明に係るコンタクトホ
ールの形成方法の実施例を図面に基づいて説明する。図
1(a)〜(i)は本発明に係るコンタクトホールの形
成方法の実施例及び比較例を工程順に説明するため、模
式的に示した断面図であり、図中11はSi基板を示し
ている。この場合、まずSi基板11上に、例えば下記
の表1に示した所定の対SiO2 膜選択比(10.8)
と、所定の面積とを有する透明性のPoly−Si膜1
2を形成し、次にPoly−Si膜12上に感光性高分
子から成るレジストを塗布してレジスト層13を形成し
た後、プリベークを行いレジスト層13中に含まれる有
機溶剤を除去する(図1(a))。
【0012】
【表1】
【0013】次にマスクパターン14を通してレジスト
層13に露光処理を施す(図1(b))。次にレジスト
層13を現像してマスクパターン14に対応するレジス
トパターン13aを形成した後、ポストベークを行って
レジストパターン13a中に含まれる水分をとばし、P
oly−Si膜12との密着性を高める(図1
(c))。次にレジストパターン13aをマスクにして
Poly−Si膜12にエッチング処理を施すと、Si
基板11上に所定厚さt1 のPoly−Siパッド12
aが形成される(図1(d))。次に光干渉膜厚計等を
用い、Poly−Siパッド12aの膜厚t1 を測定し
た後、通常のコンタクトホールの形成工程に入る。
【0014】まずPoly−Siパッド12aを覆うよ
うにしてSi基板11上に膜厚がt3 のSiO2 膜15
を形成し(図1(e))、次にSiO2 膜15上に感光
性高分子から成るレジスト層13を形成した後、プリベ
ークを行なってレジスト層13中に含まれる有機溶剤を
除去する(図1(f))。次にマスクパターン16をレ
ジスト層13上方に設置し、光16aを照射してマスク
パターン16をレジスト層13上に転写する(図1
(g))。次にレジスト層13を現像してマスクパター
ン16に対応するレジストパターン13bを形成した
後、ポストベークを行い、レジストパタ−ン13b中に
含まれる水分をとばしてレジストパタ−ン13bを硬化
させ、SiO2 膜15との密着性を高める(図1
(h))。さらにレジストパタ−ン13bをマスクとし
てSiO2 膜15にエッチング処理を施し、次いで残存
しているレジストパターン13bを除去すると、Pol
y−Siパッド12a上にコンタクトホール17aが形
成される(図1(i))。この際、光干渉膜厚計等を用
いてPoly−Siパッド12aの膜厚t2 を測定する
と、(t1 −t2 )×選択比+t3 によりコンタクトホ
ール17aのトータルエッチング量(SiO2 膜換算)
が求められる。
【0015】また略同様の方法により、Poly−Si
パッド12aを形成しないSi基板11上には比較例と
しての従来のコンタクトホール17bが形成される。
【0016】なおPoly−Si膜12(図1(d))
及びSiO2 膜15(図1(i))に関するエッチング
処理は、CF4 、CHF3 系ガスまたはこれにAr系の
不活性ガスから成る混合ガスを用い、図2に示した装置
を使用し、RFパワーが850W、電極間隔が1.0c
m、試料温度が−30℃の条件下で行った。図中21は
上部電極を、22は下部電極を、23は高周波電源を、
24はガス導入口を、25はウエハをそれぞれ示してい
る。なお前記CF4 、CHF3 系ガスとは、該CF4
びCHF3 の外にC26 、C38 等、C、H、Fに
より構成されるガスを含んでいる。
【0017】実施例に係るコンタクトホールの形成方法
では、コンタクトホール17a下部が食い込み、Pol
y−Siパッド12a上部がオーバーエッチングされて
も、SiO2 膜のエッチング条件における選択比が高い
ため、Poly−Siパッド12aはコンタクトホール
17a下部に残存する。このため、コンタクトホール1
7aを膜厚検出用として利用すると、膜厚t1 、t2
測定することができ、したがって前記微細コンタクトホ
ールが確実に開口しているか否かを確認することができ
る。一方、微細コンタクトホールでは光干渉膜厚測定法
により膜厚測定を行なう場合に必要な開口面積が確保で
きないため、この方法は微細コンタクトホールにおける
エッチング終点検査には適応できない。
【0018】図3は同一エッチング処理時間における相
対的エッチング量(SiO2 膜換算)とコンタクトホー
ルの大きさとの関係、及び膜厚検出用コンタクトホール
における微細コンタクトホールを開口させるのに必要な
オーバーエッチング量の求め方を説明するために示した
図であり、(a)はコンタクトホールの模式的断面図、
(b)は開口径が5μmの場合、エッチング量を100
とした際のそれぞれのコンタクトホールにおける相対的
コンタクトホールのエッチング量と、コンタクトホール
の大きさとの関係を示した曲線図である。図3(b)か
ら明らかなように、深さがd(図3(a))の場合、コ
ンタクトホールの大きさが2μm以下になると相対的エ
ッチング量は次第に低下し、例えば大きさが0.6μm
のときは約82%になっている。またコンタクトホール
の深さをcとした場合、例えばコンタクトホールの大き
さが0.6μmのときの相対的エッチング量は約70%
になっている。したがってこれらの相関関係を用いる
と、例えば大きさが約2μm以上のコンタクトホール1
7aを膜厚検出用として利用した場合、例えば大きさが
約0.6μm、深さがcの微細コンタクトホールを開口
させるには、コンタクトホール17aに少なくとも43
%(=100×100/70−100:SiO2 膜換
算)ほどオーバーエッチング処理を施せばよいことが分
かる。
【0019】さらに実際上は、ウエハ面内及び各ウエハ
間にエッチング処理のバラツキがあり、開口をより確実
にするためには前記微細コンタクトホールにおける一層
のオーバーエッチング処理が必要となる。この場合にお
いても図3に示した相関関係を用いると、例えば0.6
μmの前記微細コンタクトホールに対してSiO2 膜換
算で50%のオーバーエッチング処理を施すには、コン
タクトホールの深さをdとした場合、膜厚検出用として
のコンタクトホール17aに約61%((82+50)
×100/82−100:SiO2 膜換算)のオーバー
エッチング処理を施せばよいことが分かる。
【0020】以下に図1に示した実施例及び比較例に係
るコンタクトホールの形成方法により、膜厚が約800
0ÅのSiO2 膜15に対して約50%のオーバーエッ
チング処理を施し、0.6μmの微細コンタクトホール
を開口させた結果について説明する。実施例に係る方法
では、SiO2 膜/Poly−Si膜の選択比が10.
8を有し、かつ膜厚が約1000ÅのPoly−Si膜
12をSiO2 膜15下部に形成している。この場合、
膜厚検出に利用するコンタクトホール17a、17b
(図1)においては、それぞれ約12880Å(800
0×1.61)のトータルエッチング量が必要となる。
【0021】しかしSiO2 膜15の膜厚は約8000
Åであるため、比較例としての従来の方法では、Si基
板11が約4880Å(=12880−8000)ほど
オーバーエッチングされてしまい、膜厚を測定すること
ができず、したがって前記微細コンタクトホールが開口
していることを確認することはできなかった。
【0022】一方、実施例に係る方法では、Poly−
Siパッド12aは約452Å(=4880/10.
8)ほどオーバーエッチングされたが、なお膜厚が約5
48Å(=1000−452)ほど残っていた。したが
って膜厚を測定することができ、この結果前記微細コン
タクトホールが開口していることを確認することができ
た。
【0023】上記結果及び説明から明らかなように、実
施例に係るコンタクトホールの形成方法では、SiO2
膜15の下部に、SiO2 膜15のエッチング条件にお
いてSiO2 膜との選択比が高く、かつ透光性を有する
Poly−Siパッド12aを形成しておくので、開口
面積によるエッチング差が少なくなり、膜厚測定可能な
所定の開口面積に設定することができる。またエッチン
グ処理前におけるPoly−Siパッド12aを膜厚測
定可能な所定の薄い膜厚t1 に設定することができると
共に、エッチング処理後においてもオーバーエッチング
量以上に対応し得るPoly−Siパッド12aの膜厚
2 を確保することができる。したがってエッチング処
理前後におけるPoly−Siパッド12aの膜厚t
1 、t2 を光干渉膜厚計等を用いてそれぞれ確実に検出
・測定することができる。この結果、エッチング処理後
におけるSiO2 膜15換算のオーバーエッチング量
((t1 −t2 )×選択比)と、エッチング処理前にお
けるSiO2 膜15の膜厚t3との和により、Poly
−Siパッド12a上におけるコンタクトホール17a
のトータルエッチング量(SiO2 膜15換算)を求め
ることができる。さらにPoly−Siパッド12a上
のコンタクトホール17aにおけるエッチングレート
と、微細コンタクトホールにおけるエッチングレートと
の各開口面積の差に基づく相関関係を予め求めておく
と、前記微細コンタクトホールを開口するのに十分なコ
ンタクトホール17aのオーバーエッチング量が求めら
れ、したがって微細コンタクトホールが確実に開口して
いるのを簡単に判定することができる。この結果、微細
コンタクトホールを確実に形成し、半導体集積回路の品
質向上と高集積化とを実現することができる。
【0024】なお、本実施例では下地膜としてPoly
−Si膜を用いたが、別の実施例ではSiO2 膜のエッ
チング条件においてSiO2 膜に対する選択比が高く、
かつ透光性を有するSiN膜等も使用可能である。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るコンタ
クトホールの形成方法にあっては、SiO2 膜の下部
に、該SiO2 膜のエッチング条件においてSiO2
との選択比が高く、かつ透光性を有する下地膜を形成し
ておくので、開口面積によるエッチング差が少なくな
り、膜厚測定可能な所定の開口面積に設定することがで
きる。またエッチング処理前における前記下地膜を膜厚
測定可能な所定の薄い膜厚に設定することができると共
に、エッチング処理後においてもオーバーエッチング量
に対応し得る前記下地膜の膜厚を確保することができ
る。したがってエッチング処理前後における前記下地膜
の膜厚t1 、t2 を光干渉膜厚計等を用いてそれぞれ確
実に検出・計測することができる。この結果、エッチン
グ処理後における前記SiO2 膜換算のオーバーエッチ
ング量((t1 −t2 )×選択比)と、エッチング処理
前における前記SiO2 膜の膜厚t3 との和により、前
記下地膜上におけるコンタクトホールのトータルエッチ
ング量(SiO2 膜換算)を求めることができる。さら
に前記下地膜上のコンタクトホールにおけるエッチング
レートと、微細コンタクトホールにおけるエッチングレ
ートとの各開口面積の差に基づく相関関係を予め求めて
おくと、前記微細コンタクトホールを開口するのに十分
な前記コンタクトホールのオーバーエッチング量が求め
られ、したがって前記微細コンタクトホールが確実に開
口しているのを簡単に判定することができる。この結
果、微細コンタクトホールを確実に形成し、半導体集積
回路の品質向上と高集積化とを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(i)は本発明に係るコンタクトホー
ルの形成方法の実施例及び比較例を工程順に説明するた
め、模式的に示した断面図である。
【図2】実施例及び比較例に係るコンタクトホールの形
成方法におけるエッチング処理工程に使用したエッチン
グ処理装置を概略的に示した断面図である。
【図3】同一エッチング処理時間における相対的エッチ
ング量(SiO2 膜換算)とコンタクトホールの大きさ
との関係、及び膜厚検出用コンタクトホールにおける微
細コンタクトホールを開口させるのに必要なオーバーエ
ッチング量の求め方を説明するために示した図であり、
(a)はコンタクトホールの模式的断面図、(b)は開
口径が5μm、エッチング量を100とした際における
それぞれのコンタクトホールの大きさでの相対的エッチ
ング量を示した曲線図である。
【図4】(a)〜(e)は従来のコンタクトホールの形
成方法を工程順に示した模式的断面図である。
【符号の説明】
11 Si基板 12a Poly−Siパッド 13b レジストパターン 15 SiO2 膜 17a コンタクトホール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にSiO2 膜を形成し、該SiO
    2 膜上にフォトリソグラフィを施してレジストパターン
    を形成し、該レジストパタ−ンをマスクにしてCF4
    CHF3 系ガスまたはこれにAr系の不活性ガスを加え
    た混合ガスにより、前記SiO2 膜をエッチングしてコ
    ンタクトホ−ルを形成する方法であって、前記SiO2
    膜の下部に、該SiO2 膜のエッチング条件においてS
    iO2膜との選択比が高く、かつ透光性を有する下地膜
    を形成しておくことを特徴とするコンタクトホールの形
    成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231935A (ja) * 2001-02-06 2002-08-16 Sony Corp 固体撮像素子の製造方法
KR100576517B1 (ko) * 2004-12-31 2006-05-03 동부일렉트로닉스 주식회사 에스에이비 산화막 식각 공정 관리 방법

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