JPH08147654A - 磁気テープの情報記録再生方法および磁気テープ装置 - Google Patents

磁気テープの情報記録再生方法および磁気テープ装置

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JPH08147654A
JPH08147654A JP6288037A JP28803794A JPH08147654A JP H08147654 A JPH08147654 A JP H08147654A JP 6288037 A JP6288037 A JP 6288037A JP 28803794 A JP28803794 A JP 28803794A JP H08147654 A JPH08147654 A JP H08147654A
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JP
Japan
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head
magnetic
magnetic tape
magnetic head
tracks
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JP6288037A
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English (en)
Inventor
Tomofumi Sugata
智文 菅田
Yasuhiro Matsuda
康博 松田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドの製造を困難にすることなく、磁
気テープにおけるトラック数の増加を実現する。 【構成】 磁気テープ2と、この磁気テープ2に対する
情報の記録再生動作を行う磁気ヘッド1と、この磁気ヘ
ッド1を支持するキャリッジ4aを介して、当該磁気ヘ
ッド1を磁気テープ2の走行方向に交差する方向の任意
の位置に移動および位置決めする動作を行うモータ4
と、このモータ4を制御するマイクロプロセッサ5と、
磁気テープ2上のサーボトラックや制御情報を読み出す
操作を行う信号処理部6とを備え、磁気テープ2上に記
録された多数のトラックに対して、当該トラック数以下
のヘッド素子がトラック群に対して所定の規則性を持っ
て形成された磁気ヘッド1を磁気テープ2の走行方向に
交差する方向に移動および位置決めすることにより情報
の記録再生動作を行うようにした磁気テープ装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープの情報記録再
生技術に関し、特に、マルチトラックで磁気記録を行う
磁気テープ装置等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、株式会社オーム社、平成4年
11月30日発行、「光と磁気の記録技術」P36〜P
38、さらには、株式会社岩波書店、1990年5月2
5日発行、「岩波情報科学辞典」P278〜P279、
等の文献に記載されているように、従来、磁気テープ装
置の磁気テープへの記録では、磁気ヘッドは固定されて
おりテープと磁気ヘッドとの相対的な位置関係が一定で
あったため磁気ヘッドがトラックずれを起こさず、書き
込み・読み出しに失敗する懸念は少なかった。
【0003】この従来の磁気記録では、たとえば、一方
向18トラックで磁気テープの走行方向に沿って記録
し、一方向のみで記録する場合は18トラックに対応し
たヘッド素子を有する磁気ヘッドを用い、双方向で記録
する場合は往路・復路で各18トラック、計36トラッ
クに対応したヘッド素子を有する磁気ヘッドを用いる。
双方向のときの磁気テープ上での36トラックのフォー
マットは往復のトラックが交互に磁気テープの走行方向
に記録される形式である。
【0004】また、双方向で記録する場合には往路と復
路の切り換えといった動作が生じるため、往路と復路の
切り換え部分の認識の為に磁気テープの両端部分に制御
情報を書き込んでおくことが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】媒体である磁気テープ
の改良によって所定の規格幅の磁気テープに設定しうる
トラックの数は増加しトラック間隔は狭小化してきてい
る。このため、従来の磁気テープにマルチトラック、つ
まり従来の36トラックよりも多い、72トラック以上
で磁気記録を行う場合、全てのトラックに対応したヘッ
ド素子を持つ磁気ヘッドを作り、磁気ヘッドを固定して
磁気記録を行えば、従来通りトラックずれが起こること
なく、トラックの書き込み・読み取りが行われる。しか
し、このような磁気ヘッドではトラックの間隔が従来に
比べて極端に狭くなるため、その生産が困難になりトラ
ック数の増加に比例して不良品が発生する率が高くなり
製造歩留りが低下する、という懸念がある。
【0006】本発明の目的は、磁気ヘッドの製造を困難
にすることなく、磁気テープにおけるトラック数の増加
を実現することが可能な磁気テープの情報記録再生技術
および磁気テープ装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、磁気テープにおける
マルチトラックの記録形式に適合し、磁気ヘッドのヘッ
ド素子の加工が簡易で、磁気記録が容易なトラックの記
録形式を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、磁気ヘッドの
移動および位置決めを行っても、磁気ヘッドがトラック
ずれを起こすことなく正確に位置付けられるような磁気
テープの情報記録再生技術および磁気テープ装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、磁気ヘッド
が簡易に生産できるようにヘッド素子の間隔が広い形状
にし、その磁気ヘッドに適合した磁気テープ上の磁気記
録トラックフォーマットを設定し、磁気ヘッドを磁気テ
ープの走行方向に垂直に移動させてマルチトラックで磁
気記録を行う。すなわち、ヘッド素子の間隔と媒体上の
トラック間隔との間に一定の規則性を持たせてヘッド素
子を配置した磁気ヘッドを用いる。
【0010】また、本発明の磁気記録において、磁気ヘ
ッドを移動させることにより生じるトラックずれを防ぐ
方法として次に示す方法をとる。
【0011】すなわち、磁気ヘッドの位置付け用のサー
ボトラックを磁気ヘッドに設け、磁気テープに書き込む
ようにし、位置付け時にサーボをかけるようにしてトラ
ックずれを避ける。
【0012】また、サーボトラックではなく、テープの
始端と終端部分に書き込む往路・復路切り替え用の制御
情報に磁気ヘッドの位置を認識できる位置情報を加えて
書き込み、磁気ヘッドの位置を検出し、トラックずれを
防ぐ。
【0013】また、テープの途中で磁気ヘッドを位置付
けるためにテープに書き込むデータブロックとデータブ
ロックの間のギャップにグループ情報を書き込む。
【0014】また、これら3つの方式をそれぞれに組合
せて磁気ヘッドの位置制御を行うことができる。
【0015】
【作用】ヘッド素子の間隔と媒体上のトラック間隔との
間に一定の規則性を持たせてヘッド素子を配置した磁気
ヘッドを用いることにより、ヘッド素子の間隔をトラッ
クに合わせて必要以上に狭小化する必要がなくなり、磁
気ヘッドの生産歩留りが上がり、さらにその磁気ヘッド
に適合したトラックフォーマットによる磁気記録方式に
よりマルチトラックの磁気記録を実現することができ
る。
【0016】また、サーボトラックを設けることによ
り、磁気ヘッドのデータグループへの位置付けが、テー
プ上の任意の位置で容易に行えるようになる。
【0017】また、各グループの終端部分に各グループ
ごとに変えた位置情報を書き込んだ往路・復路切り替え
用の制御情報を用いることにより、データグループの切
り換え時のトラックずれを防ぎ、磁気ヘッドの位置決め
を正確に行うことができる。
【0018】また、データブロックとデータブロックの
間のギャップに各グループ情報を書き込むことにより、
データブロック毎のトラックずれを防ぐことができ、ヘ
ッドの位置を任意のデータグループに位置付けることが
できる。
【0019】以上のことから、磁気ヘッドを磁気テープ
の幅方向に移動および位置決めを行う場合において、ト
ラックずれの検出およびトラックずれの補正が可能にな
り、磁気テープ装置の信頼性を維持できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例である磁気テープ
の情報記録再生方法が実施される磁気テープ装置の構成
の一例を示すブロック図である。
【0022】本実施例の磁気テープ装置は、図示しない
テープ走行系によって図1の左右方向に駆動され、複数
のトラックが設定された磁気テープ2と、この磁気テー
プ2のトラックに対する情報の記録再生動作を行う磁気
ヘッド1と、この磁気ヘッド1を支持するキャリッジ4
aを介して、当該磁気ヘッド1を磁気テープ2の走行方
向に交差する方向の任意の位置に移動および位置決めす
る動作を行うモータ4と、このモータ4を制御するマイ
クロプロセッサ5を備えている。
【0023】また、マイクロプロセッサ5には、後述の
ような制御動作を行うための各種情報を生成する信号処
理部6が接続されている。この信号処理部6は、磁気ヘ
ッド1に磁気テープ2上のトラックに対応して設けられ
た複数のリードヘッド素子にそれぞれ接続された複数の
リードアンプ6aと、各リードアンプ6aに対応して設
けられた複数の波形生成部6bと、サーボトラックに対
応したリードヘッド素子からの情報を処理してトラック
の位置ずれやエリアの確認等の処理を行ってマイクロプ
ロセッサ5に入力するサーボ制御部6cと、サーボトラ
ック以外のトラックに記録されている後述のような識別
情報を読み取ってマイクロプロセッサ5に入力する操作
を行うパターン認識部6dを含んでいる。
【0024】そして、磁気ヘッド1は磁気テープ2の走
行方向に垂直に矢印3の方向に移動するように位置制御
される。磁気ヘッド1から読み取られた情報はリードア
ンプ6aによって増幅され、サーボトラック等からの情
報によりトラックずれを検出し、マイクロプロセッサ5
によるモータ4の制御によって磁気ヘッド1の位置付け
とトラックずれの補正を行う。
【0025】図2、図3および図4は磁気ヘッドのヘッ
ド素子の並び方と磁気テープ上のトラックフォーマット
の関係の例を示した概念図である。磁気ヘッド1A〜1
Cはどれも双方向の磁気記録が可能な36トラック対応
の磁気ヘッドで、それぞれヘッド素子7の並び方が異な
っている。その並び方により磁気テープ上のトラックフ
ォーマットも異なり、磁気ヘッドの移動量も異なる。本
実施例の場合、ヘッド素子7は、磁気テープ2の走行方
向に同一直線上に配置されたリードヘッド素子7aとラ
イトヘッド素子7bの対で構成されている。
【0026】図2の磁気ヘッド1Aは、トラック間隔の
狭小化に合わせて従来の36トラックの磁気ヘッドを小
さくコンパクトに、すなわちヘッド素子7の間隔を小さ
くしたもので、磁気テープ2A上に36トラックを記録
した後、磁気ヘッド1Aは36トラック分ずつ、矢印3
aの方向に移動し磁気記録を行う。たとえば、磁気テー
プ2A内に144トラックを配置する場合、全トラック
のアクセスには、矢印3aの方向に4回、逐次移動する
ことになる。
【0027】この場合には、たとえば144トラックの
一部36トラック分だけヘッド素子7を形成すればよい
ので、従来のように、144トラック分のすべてに対応
する144組のヘッド素子7を一括して形成する場合に
比較して、ヘッド素子7の製造工程の歩留り低下を回避
しつつ、144トラックのすべてに対するアクセスを行
うことができる。
【0028】図3の磁気ヘッド1Bは、36トラックに
対応したヘッド素子7を往復の2トラックを1セットと
し、それらを往復する回数nの2倍のトラック分だけ間
隔をあけて並べる。そして磁気ヘッド1Bを2トラック
ずつ逐次、矢印3bの方向に移動させて磁気記録を行
う。
【0029】この場合には、ヘッド素子7の配置間隔を
トラック間隔よりも十分に広く設定できるので、従来の
ように、ヘッド素子7の配置間隔をトラック間隔の狭小
化に合わせて単純に狭小化する場合に比較して、磁気ヘ
ッド1Bにおけるヘッド素子7の形成がより容易にな
り、歩留りが向上する。
【0030】図4の磁気ヘッド1Cは、36トラックに
対応したヘッド素子7をそれぞれ往復する回数nのトラ
ック分だけ間隔をあけて並べ、磁気ヘッド1Cを1トラ
ックずつ矢印3cの方向に移動させて磁気記録を行う。
この場合にも、ヘッド素子7の配置間隔をトラック間隔
よりも十分に広く設定できるので、従来のように、ヘッ
ド素子7の配置間隔をトラック間隔の狭小化に合わせて
単純に狭小化する場合に比較して、磁気ヘッド1Cにお
けるヘッド素子7の形成がより容易になり、歩留りが向
上する。
【0031】図2の磁気ヘッドを用いた場合のマルチト
ラックの磁気記録方式は、一例として、図5に示すよう
になる。磁気テープ2Aをテープの走行方向に沿って仮
想的にn個のエリアに等分割し、36トラック分が磁気
テープ幅の1/n以下に納まる磁気ヘッド1Aによりn
往復して磁気記録を行う。このとき、磁気テープ2Aに
書き込んでいく順に番号を付与することにすると、エリ
ア1〜エリアnとなり、それぞれのエリアに対応して往
路1・復路1〜往路n・復路nと番号をつけることがで
きる。ここで、i番目ではエリアi、往路i・復路iと
表す。
【0032】また、図3,図4についても図2のように
エリアおよび往路・復路を決めることができる。
【0033】図6はサーボトラックを用いて磁気ヘッド
のトラックずれを防ぐ方法を示した概念図である。磁気
ヘッド1Dには磁気記録用のヘッド素子7といっしょに
サーボトラック14用のサーボヘッド素子13を備えて
おき、データの書き込み時にサーボトラック14を書き
込む。サーボトラックはエリア1つにつき1つであり、
往路i・復路iのデータグループに共通である。そし
て、それぞれのエリアが区別できるようにサーボトラッ
ク14に記録される識別情報を変化させておく。この識
別情報は、リードアンプ6a、サーボ制御部6cを介し
て読み出され、マイクロプロセッサ5に入力される。こ
うすることにより、磁気ヘッド1Dを各データグループ
に位置付けるのにサーボトラック14にサーボヘッド素
子13を位置付ければ磁気ヘッド1Dを位置付けたいデ
ータグループに簡単に位置付けることができる。
【0034】図7は往復の切り換えのときに書き込む情
報に何番目のデータグループかを識別できるパターンを
書き込むことによりトラックずれを防ぐ方法を示す概念
図である。各データグループごとにデータグループを識
別できる情報を往路・復路の切り換えを示す往路・復路
切り換え情報15に書き込む。この往路・復路切り換え
情報15は例えばデータの羅列であり、データグループ
を識別できる特徴を持つ。また、往路・復路切り換え情
報15はテープの始端と終端にデータグループの切り換
えのマーカーとして書き込むものである。この往路・復
路切り換え情報15は、リードアンプ6a、パターン認
識部6dを介して読み取られ、マイクロプロセッサ5に
入力される。これにより、磁気ヘッドをデータグループ
の始端と終端で正確に目的とするデータグループに位置
付けることができる。
【0035】図8はデータブロックとデータブロックの
間のギャップ16にデータグループの情報を書き込むこ
とによってトラックずれを防ぐ方法を示す概念図であ
る。データブロックとデータブロックとの間のギャップ
にデータグループを識別できるデータグループ情報17
を書き込む。このデータグループ情報17を磁気ヘッド
で読み取ることにより、磁気テープ2の途中での磁気ヘ
ッド1のデータグループに位置する状態を把握すること
ができ、目的とするデータグループへの正確な位置決め
を行うことができる。
【0036】以上の図2および図5〜図8の特徴を持つ
本実施例の磁気テープ装置の磁気ヘッドの位置決め動作
のフローチャートを図9に示す。すなわち、 (1)磁気ヘッド1を位置付けする位置の確認(ステッ
プ18)を行った後、サーボトラック14の読み取りに
より現在、磁気ヘッド1が位置しているデータグループ
の属するエリアを確認(ステップ19)する。
【0037】(2)(1)で確認したエリア情報をもと
に磁気ヘッド1の移動量をマイクロプロセッサ5で算出
(ステップ20)し、位置付けしたいデータグループの
属するエリアまで機械的に決められた距離で磁気ヘッド
1を磁気テープ2の走行方向に垂直に移動(ステップ2
1)させる。そのとき、サーボトラック14で位置情報
をサーチしておく。
【0038】(3)サーボトラック14の読み取りによ
る情報をもとにトラックずれを検出(ステップ22)
し、磁気ヘッド1の位置決めを行う。この際、磁気ヘッ
ド1が正確に位置付けられるまでトラックずれの補正
(ステップ23)を繰り返す。
【0039】(4)磁気テープ2のロケート(ステップ
24)を行う。
【0040】(5)データブロック間ギャップのデータ
グループ情報の確認およびサーボトラック検出により磁
気ヘッド1の位置決めの確認および位置の補正(ステッ
プ25)を行う。
【0041】以上説明したように、本実施例の磁気テー
プの情報記録再生方法および磁気テープ装置によれば、
マルチトラックで記録するためにマルチトラック用にヘ
ッド素子7の間隔と媒体上のトラック間隔との間に一定
の規則性を持たせてヘッド素子7を配置した磁気ヘッド
1を用いることにより、磁気テープ2におけるトラック
数の増大によってトラック間隔が狭小化した場合でも、
従来のように、全トラック数に対応する多数のヘッド素
子7を磁気ヘッド1上に一括して形成したり、磁気ヘッ
ド1上のヘッド素子7の間隔をトラック間隔に合わせて
狭小化する必要がなく、磁気ヘッド1の製造が容易にな
るとともに、製造歩留りも向上する。
【0042】また、磁気ヘッド1にサーボトラック用の
サーボヘッド素子13(リードヘッド素子13aとライ
トヘッド素子13b)を設けることにより磁気テープ2
上にサーボトラック14を書き込み、そのサーボトラッ
ク14を読み込むことによって磁気ヘッド1の位置付け
たいデータグループへの位置付けを磁気テープ2上の任
意の位置で容易に行えるようになる。
【0043】また、各グループの終端部分に各グループ
ごとに変えた位置情報を往路・復路切り替え情報15と
ともに書き込むことによって、磁気ヘッド1の位置決め
の目印とすることができ、その情報を読み込むことによ
って磁気ヘッド1の位置付けたいデータグループへの位
置付けを正確に行えるようになる。
【0044】また、データブロックとデータブロックの
間のギャップにデータグループ情報を書き込み、磁気ヘ
ッド1により読み込むことにより、磁気ヘッド1の位置
決めを行う際のトラックずれを防ぐことができ、磁気ヘ
ッド1の位置を任意のデータグループに正確に位置付け
ることができる。
【0045】以上のことから、本実施例によりトラック
ずれの検出およびトラックずれの補正を容易に行うこと
ができ、磁気ヘッド1の正確な位置制御が可能になる。
ゆえに、誤ったトラックからの読み取りを防止し、磁気
テープ装置の信頼性向上が可能である。さらに、このマ
ルチトラック記録方式を用いることにより、磁気記録の
容量を大幅に上げることができる。
【0046】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0047】たとえば、磁気ヘッドにおけるヘッド素子
の配置形態は、前述の実施例に例示したものに限定され
ない。
【0048】
【発明の効果】本発明の磁気テープの情報記録再生方法
によれば、磁気ヘッドの製造を困難にすることなく、磁
気テープにおけるトラック数の増加を実現することがで
きる、という効果が得られる。
【0049】また、磁気テープにおけるマルチトラック
の記録形式に適合し、磁気ヘッドのヘッド素子の加工が
簡易で、磁気記録が容易なトラックの記録形式を提供す
ることができる、という効果が得られる。
【0050】また、磁気ヘッドがトラックずれを起こす
ことなく正確に位置付けられ、動作の信頼性が向上す
る、という効果が得られる。
【0051】また、本発明の磁気テープ装置によれば、
磁気ヘッドの製造を困難にすることなく、磁気テープに
おけるトラック数の増加を実現することができる、とい
う効果が得られる。
【0052】また、磁気テープにおけるマルチトラック
の記録形式に適合し、磁気ヘッドのヘッド素子の加工が
簡易で、磁気記録が容易なトラックの記録形式を提供す
ることができる、という効果が得られる。
【0053】また、磁気ヘッドの位置決め動作を行うに
際して磁気ヘッドがトラックずれを起こすことなく正確
に位置付けられ、動作の信頼性が向上する、という効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法が実施される磁気テープ装置の構成の一例を示
すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法における磁気ヘッドのヘッド素子の並び方と磁
気テープ上のトラックフォーマットの関係の一例を示し
た概念図である。
【図3】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法における磁気ヘッドのヘッド素子の並び方と磁
気テープ上のトラックフォーマットの関係の一例を示し
た概念図である。
【図4】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法における磁気ヘッドのヘッド素子の並び方と磁
気テープ上のトラックフォーマットの関係の一例を示し
た概念図である。
【図5】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法の作用の一例を示す概念図である。
【図6】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法において磁気ヘッドのトラックずれを防ぐ方法
の一例を示した概念図である。
【図7】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法において磁気ヘッドのトラックずれを防ぐ方法
の一例を示した概念図である。
【図8】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法において磁気ヘッドのトラックずれを防ぐ方法
の一例を示した概念図である。
【図9】本発明の一実施例である磁気テープの情報記録
再生方法の作用の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A〜1D…磁気ヘッド、2,2A…磁気テープ、
3,3a〜3c…磁気ヘッドの移動方向を示す矢印、4
…モータ、4a…キャリッジ、5…マイクロプロセッ
サ、6…信号処理部、6a…リードアンプ、6b…波形
生成部、6c…サーボ制御部、6d…パターン認識部、
7…ヘッド素子、7a…リードヘッド素子、7b…ライ
トヘッド素子、13…サーボヘッド素子、14…サーボ
トラック、15…往路・復路切り替え情報、16…ギャ
ップ、17…データグループ情報。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックが設定された磁気テープ
    の走行方向に交差する方向に移動可能で、前記トラック
    の数よりも少数の複数のヘッド素子を備えた磁気ヘッド
    を使用し、前記ヘッド素子の移動動作によって前記磁気
    テープ上の複数の前記トラックの中の任意のトラックの
    組に対する情報の記録および再生動作を選択的に行うこ
    とを特徴とする磁気テープの情報記録再生方法。
  2. 【請求項2】 前記磁気テープにおける複数の前記トラ
    ックの少なくとも一つをサーボトラックとして用い、前
    記サーボトラックから読みだされる情報に基づいて前記
    磁気ヘッドの移動および位置決めの制御を行うことを特
    徴とする請求項1記載の磁気テープの情報記録再生方
    法。
  3. 【請求項3】 複数のトラックが設けられた磁気テープ
    と、前記トラックの数よりも少数で個々の前記トラック
    に対する情報の記録および再生動作を行う複数のヘッド
    素子を備えた磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを前記磁気
    テープの走行方向に交差する方向に移動および位置決め
    するヘッド移動機構とを備え、前記ヘッド素子の移動動
    作によって前記磁気テープ上に設けられた複数のトラッ
    クの中の任意のトラックの組に対する情報の記録および
    再生動作を選択的に行うことを特徴とする磁気テープ装
    置。
JP6288037A 1994-11-22 1994-11-22 磁気テープの情報記録再生方法および磁気テープ装置 Pending JPH08147654A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9685179B2 (en) 2015-05-01 2017-06-20 Fujitsu Limited Tape device and controller thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9685179B2 (en) 2015-05-01 2017-06-20 Fujitsu Limited Tape device and controller thereof

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