JPH08147580A - 建物防災システム - Google Patents

建物防災システム

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JPH08147580A
JPH08147580A JP28638294A JP28638294A JPH08147580A JP H08147580 A JPH08147580 A JP H08147580A JP 28638294 A JP28638294 A JP 28638294A JP 28638294 A JP28638294 A JP 28638294A JP H08147580 A JPH08147580 A JP H08147580A
Authority
JP
Japan
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ceiling
space
rooms
disaster prevention
prevention system
Prior art date
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Pending
Application number
JP28638294A
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English (en)
Inventor
Taketsugu Wada
剛嗣 和田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP28638294A priority Critical patent/JPH08147580A/ja
Publication of JPH08147580A publication Critical patent/JPH08147580A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の部屋を有する建物の火災等の異常を容
易に監視することができる建物防災システムの提供。 【構成】 天井部7 に通気口10を備えた複数の部屋2
と、外部に開口する換気部11と排気手段12を有するとと
もに部屋の天井裏に設けられた天井裏空間4 と、部屋の
下方に天井部7 が通気可能な材質で形成される複数の第
2部屋3 と、部屋と第2部屋の間に形成される第2天井
裏空間5 と、天井裏空間と第2天井裏空間を連結した煙
突状の通気路6 と、天井裏空間にあって煙、熱等の異常
を検知する感知部13と、感知部の検知信号に基づき警報
を発生する報知部14と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の部屋を有する建
物の火災等の異常を監視する建物防災システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、一般住宅における防災システム
は、一般に電池を電源としたものであって、煙、熱等の
異常を検知する感知部と、その感知部が出力する検知信
号に基づきブザー等の警報を発生する報知部とを有する
感知器本体を、火災の発生しそうな台所、居間、寝室等
の部屋の天井部の表面に設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した防災システム
は、感知器本体を必要に応じて各部屋に設置することが
できる。しかし、火災の発生しそうな全ての部屋に感知
器本体を設置することは手間であり、また、複数個設置
することは、価格的にも問題があった。さらに、最近の
住宅は、各部屋の気密性や防音性が向上して、例えば、
台所の感知器本体が火災を検知してブザーを鳴らして
も、他の部屋の居間や寝室では、そのブザーの鳴動音が
聞こえるとは限らず、防災の信頼性の点で十分ではな
い。
【0004】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、複数の部屋を有する建物
の火災等の異常を容易に監視することができる建物防災
システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の建物防災システムは、天井部に通
気口を備えた複数の部屋と、外部に開口する換気部を有
するとともに部屋の天井裏に設けられた天井裏空間と、
該天井裏空間にあって煙、熱等の異常を検知する感知部
と、該感知部の検知信号に基づき警報を発生する報知部
と、を有する構成としている。
【0006】また、請求項2記載の建物防災システム
は、請求項1記載の天井裏空間の換気部近傍に、排気手
段を設けた構成としている。
【0007】また、請求項3記載の建物防災システム
は、請求項1または2記載の部屋の下方に、天井部が通
気可能な材質で形成される複数の第2部屋と、部屋と第
2部屋の間に形成される第2天井裏空間とを設けるとと
もに、天井裏空間と第2天井裏空間を煙突状の通気路で
連結した構成としている。
【0008】また、請求項4記載の建物防災システム
は、請求項1乃至3記載の報知部を、感知部と一体に設
けた構成としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成によれば、部屋で発生した
煙や熱等は、天井部の通気口を通過して天井裏空間に入
ることにより、感知部で検知されて報知部が警報を発生
する。
【0010】また、請求項2記載の構成によれば、請求
項1の作用に加えて、煙や熱等は、排気手段により吸引
されて、速やかに感知部で検知される。
【0011】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1または2の作用に加えて、部屋の下方の第2部屋で
発生した煙や熱等は、天井部を通過して第2天井裏空間
に入り、通気路を通過して天井裏空間に入ることによ
り、感知部で検知されて報知部が警報を発生する。
【0012】また、請求項4記載の構成によれば、請求
項1乃至3のいずれかの作用に加えて、報知部は感知部
と一体に形成されるため、設置が容易となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。図1は建物防災システムを用いた建物
1 の断面図であり、この建物1 は、一般住宅であって、
2階に2個の部屋2,2 と1階に2個の第2部屋3,3 とを
有するとともに、部屋2,2の上には天井裏空間4 、部屋
2,2 と第2部屋3,3 との間には第2天井裏空間5 があ
り、天井裏空間4 と第2天井裏空間5 は、通気路6 で連
結される。
【0014】部屋2 及び第2部屋3 は、各々天井部7 、
壁部8 、床部9 で囲まれた略箱状に形成されており、天
井部7 は、多数の通気口10,10,…を有する多孔質の無機
質系材料、例えばロックウールの板材より形成されてい
る。この通気口10,10,…は、直径1mm程度の穴であ
り、火災で発生する煙や高温の空気からなる熱が通過可
能なものである。
【0015】天井裏空間4 は、部屋2 の天井裏に設けた
空間で、その上部には外部に開口する換気部11を有して
いる。この換気部11は、換気口11a を有するダクト状の
もので、換気口11a の内方には、排気手段12を、さらに
その内方には、感知部13を有している。排気手段12は、
建物1 内の煙や空気を建物外に排気するものであり、シ
ロッコファン等の遠心送風機や、プロペラ状の軸流送風
機が用いられる。この排気手段12は、常時動作するよう
にしてもよいし、後述する感知部が異常を検知したとき
に動作するようにしてもよい。
【0016】感知部13は、煙、熱等の異常を検知するも
のであり、異常を検知したときには後述する報知部に検
知信号を出力する。この感知部13は、煙により光が反射
することを利用した光電式の煙感知手段または煙により
イオン電流の変化を検知するイオン式の煙感知手段と、
サーミスタ等の感熱素子で熱を検知する熱検知手段を有
している。
【0017】14,14,…は報知部であり、感知部13の検知
信号に基づき警報を発生するものであり、部屋2 や第2
部屋3 の壁部8 等に設けられる。この報知部14は、検知
信号に基づきブザー等を鳴動させたり、警報灯を点灯す
る。
【0018】通気路6 は、天井裏空間4 と第2天井裏空
間5 を連結するダクト状のものであり、例えば、金属板
で形成される。この通気路6 は、第2天井裏空間5 に流
入した煙、熱等が、天井裏空間4 に移動するように形成
される。
【0019】次に、この建物防災システムの動作につい
て説明する。部屋2 で火災が発生すると、その火災に伴
う煙または熱は、天井部7 の通気口10を通過して、天井
裏空間4 に流入する。また、第2部屋3 で火災が発生す
ると、その火災に伴う煙または熱は、天井部7 の通気口
10を通過して、第2天井裏空間5 に流入し、通気路3を
介して天井裏空間4 に流入する。そして、天井裏空間4
に流入した煙または熱は、換気部11の換気口11a より外
部に排出されるわけであるが、その際、感知部13は、そ
の煙または熱を検知して検知信号を報知部14に出力す
る。その結果、報知部14は警報を発生する。また、排気
手段12により、煙または熱は、速やかに建物外に排出さ
れる。
【0020】なお、天井部は、多孔質の無機質系材料で
通気口を形成したが、このものに限定されるものではな
く、木製材料の板材に穴状の通気口を形成したり、その
板材の合わせ目に隙間を設けて通気口としたり、天井部
の一部に一般によく用いられている複数の通気口を有す
る平板状のグリル部材を設けてもよい。また、感知部と
報知部は、別部材として異なる場所に設置したが、感知
部に報知部を一体に設けて天井裏空間に設置してもよ
い。このようにすることで設置が容易となり、また、通
気口を介して報知部の警報を聞くことができる。さら
に、感知部は、煙感知手段と熱検知手段を一緒に備えた
ものとしたが、片方だけでもよいし、両者を別々に形成
して、天井裏空間の異なる場所に設置してもよく、ま
た、感知部での検知は、火災による煙、熱としたが、空
気より軽いガスのガス漏れ検知をすることも可能であ
る。さらに、建物としては一般住宅だけでなく、ビルな
どにも適用でき、監視が必要な部屋を有する階数も3階
以上のものにもこの建物防災システムを用いることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の建物防災システムは、部
屋で発生した煙や熱等は、天井部の通気口をを通過して
天井裏空間に入ることにより、感知部で検知されて報知
部が警報を発生するので、複数の部屋を有する建物の火
災等の異常を容易に監視することができる。
【0022】また、請求項2記載の建物防災システム
は、請求項1の効果に加えて、煙や熱等は、排気手段に
より吸引されて、速やかに感知部で検知されるので、防
災の信頼性が向上する。
【0023】また、請求項3記載の建物防災システム
は、請求項1または2の効果に加えて、部屋の下方の第
2部屋で発生した煙や熱等は、天井部を通過して第2天
井裏空間に入り、通気路を通過して天井裏空間に入るこ
とにより、感知部で検知されて報知部が警報を発生する
ので、異なる階の部屋を有する建物の火災等の異常を容
易に監視することができる。
【0024】また、請求項4記載の建物防災システム
は、請求項1乃至3のいずれかの作用に加えて、報知部
は感知部と一体に形成されるため、設置が容易となるの
で、施工性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す建物防災システムを用
いた建物の断面図である。
【図2】その空気の流れを示す建物の断面図である。
【図3】その感知部近傍の断面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 部屋 3 第2部屋 4 天井裏空間 5 第2天井裏空間 6 通気路 7 天井部 10 通気口 11 換気部 12 排気手段 13 感知部 14 報知部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井部に通気口を備えた複数の部屋
    と、外部に開口する換気部を有するとともに部屋の天井
    裏に設けられた天井裏空間と、該天井裏空間にあって
    煙、熱等の異常を検知する感知部と、該感知部の検知信
    号に基づき警報を発生する報知部と、を有することを特
    徴とする建物防災システム。
  2. 【請求項2】 前記天井裏空間の換気部近傍に、排気
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の建物防災
    システム。
  3. 【請求項3】 前記部屋の下方に、天井部が通気可能
    な材質で形成される複数の第2部屋と、部屋と第2部屋
    の間に形成される第2天井裏空間とを設けるとともに、
    天井裏空間と第2天井裏空間を煙突状の通気路で連結し
    たことを特徴とする請求項1または2記載の建物防災シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記報知部を、感知部と一体に設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至3記載の建物防災システ
    ム。
JP28638294A 1994-11-21 1994-11-21 建物防災システム Pending JPH08147580A (ja)

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JP28638294A JPH08147580A (ja) 1994-11-21 1994-11-21 建物防災システム

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JP28638294A JPH08147580A (ja) 1994-11-21 1994-11-21 建物防災システム

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JPH08147580A true JPH08147580A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17703677

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JP28638294A Pending JPH08147580A (ja) 1994-11-21 1994-11-21 建物防災システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004156335A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Takenaka Komuten Co Ltd 蓄煙機能を有する多孔質天井

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004156335A (ja) * 2002-11-07 2004-06-03 Takenaka Komuten Co Ltd 蓄煙機能を有する多孔質天井

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