JP2001349588A - 負圧対策設備 - Google Patents

負圧対策設備

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JP2001349588A
JP2001349588A JP2000168659A JP2000168659A JP2001349588A JP 2001349588 A JP2001349588 A JP 2001349588A JP 2000168659 A JP2000168659 A JP 2000168659A JP 2000168659 A JP2000168659 A JP 2000168659A JP 2001349588 A JP2001349588 A JP 2001349588A
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JP
Japan
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duct
negative pressure
hall
porch
air
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JP2000168659A
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English (en)
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Katsuo Motoyanagi
勝男 本柳
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホテルやマンション、公民館などの建物に適
用される負圧対策設備において、隙間風の侵入による風
切り音の発生を防止し、建物の居住性を高める。 【解決手段】 玄関ホール2をホテル1の外部と連通す
るダクト5を装備し、ダクト5の通気路上に差圧ダンパ
ー6を取り付ける。ダクト5に風速計7を取り付け、こ
の風速が所定の上限値を超えたときに差圧異常を知らせ
る監視盤9を設ける。これにより、玄関ホール2が負圧
になった場合、外気がダクト5を通って玄関ホール2に
流入し、ホテル1の外部との差圧が解消される。差圧ダ
ンパー6がダクト内の風量を適宜調節するため、玄関ホ
ール2への外気の急激な流入が回避される。玄関ホール
2に差圧異常が生じたら、監視盤9がその旨を警報する
ので、迅速に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホテルやマンショ
ン、公民館などの建物に適用される負圧対策設備に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の建物においては、玄関に風
除室を設置して二重扉構造を採用することにより、利用
者が出入りするときに外部から内部に風が吹き込まない
ようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは二重
扉構造であるが故に建物の気密性が高く、内外の差圧が
解消しづらいため、建物の内部が負圧になると、玄関扉
の隙間などから建物の内部に隙間風が侵入し、“ヒュ
ー、ヒュー”と耳障りな風切り音を生じてしまう。特
に、竣工してから長期間が経過した建物では、その内外
のエアバランスの崩れやファン類の能力低下、換気系統
の改造、設計ミスなど種々の原因が重なり、こうした状
況が顕現するという不具合があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑み、建物の
内部が負圧になった場合、建物の外部との差圧を速やか
にゼロに近づけることにより、隙間風の侵入による風切
り音の発生を防止し、建物の居住性を高めうる負圧対策
設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、負圧空間を有する建物に適用される負圧対策設備で
あって、前記負圧空間を前記建物の外部と連通するダク
トを装備し、このダクトの通気路上に差圧ダンパーを取
り付けて構成される。ここで、建物にはホテル、マンシ
ョン、公民館などが含まれる。また、負圧空間とは負圧
になる可能性がある空間を意味し、例えばホテルの玄関
ホールがこれに該当する。
【0006】こうした構成を採用することにより、負圧
空間が負圧になった場合、外気がダクトを通って負圧空
間に流入し、建物の外部との差圧が解消されるため、建
物の外部から負圧空間に隙間風が侵入しなくなる。
【0007】また、請求項2に記載の本発明は、前記ダ
クトに風速計を取り付け、この風速計によって計測され
た風速が所定の上限値を超えたときに差圧異常を知らせ
る警報装置を設けて構成される。ここで、警報装置の一
例として監視盤を挙げることができる。
【0008】かかる構成により、何らかの原因で負圧空
間に差圧異常が生じたとき、警報装置がその旨を警報す
ることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0010】図1は本発明に係る負圧対策設備の一実施
形態を装備したホテルの断面図、図2は図1に示すホテ
ルの平面図である。
【0011】このホテル1は、図1および図2に示すよ
うに、玄関ホール2を有しており、玄関ホール2には風
除室3が隣接している。玄関ホール2と風除室3との隔
壁には両開き戸15が設けられており、風除室3とホテ
ル1の外部との間には両開き戸16が設けられている。
【0012】ところで、玄関ホール2には負圧対策設備
4が装備されており、負圧対策設備4はダクト5、差圧
ダンパー6、風速計7、制御装置8および監視盤9など
から構成されている。すなわち、風除室3の天井裏には
ダクト5が玄関ホール2とホテル1の外部とを連通する
ように配設されており、ダクト5の両端には外気取入口
5aおよび室内吹出口5bが形成されている。ダクト5
の通気路上には差圧ダンパー6と風速計7が取り付けら
れており、風速計7は差圧ダンパー6の下流側に位置し
ている。一方、図2に示すように、防災センター12に
は監視盤9が設置されており、監視盤9および風速計7
は制御装置8に接続されている。
【0013】さらに、玄関ホール2にはエアハンドリン
グユニット13が設備されており、このエアハンドリン
グユニット13によって玄関ホール2の冷暖房や換気を
行うことができる。
【0014】ホテル1は以上のような構成を有するの
で、エアハンドリングユニット13による玄関ホール2
の冷暖房や換気などに伴って玄関ホール2が負圧になっ
た場合、ホテル1の外部の空気(外気)がダクト5を通
って玄関ホール2に流入し、ホテル1の外部と玄関ホー
ル2との差圧が速やかに解消される。そのため、両開き
戸15、16の隙間など玄関回りから玄関ホール2に隙
間風が侵入して耳障りな風切り音を生じる事態は発生し
ない。この際、ダクト5内の風量は差圧ダンパー6によ
って適宜調節されるので、外気が玄関ホール2に急激に
流入する恐れはない。
【0015】また、風速計7はダクト5内の風速を常に
測定しており、これが上限値を超えたときには、その旨
の信号を制御装置8に伝える。これを受けて制御装置8
は、ダクト5内の風速が上限値を超えたのは玄関ホール
2とホテル1の外部との差圧が異常に大きくなったため
であるとして、差圧異常が発生した旨を監視盤9に表示
する。これを見て従業員は、換気系統のチェックなど必
要な作業を実施することができる。
【0016】なお、上述の実施形態においては、ホテル
1の玄関ホール2に負圧対策設備4を装備した場合につ
いて説明したが、玄関ホール2以外の負圧空間(例え
ば、外部から直接出入りできるレストラン内部、バック
ヤード専用入口に通じる廊下など)に負圧対策設備4を
装備してもよく、さらにホテル1以外の建物(例えば、
マンション、公民館など)に負圧対策設備4を装備して
も構わない。
【0017】また、上述の実施形態では警報装置として
監視盤9を採用した場合について説明したが、監視盤9
以外の警報装置(例えば、警報ランプ、警報ブザーな
ど)を用いることも可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明によれば、負圧空間が負圧になった場合、外気が
ダクトを通って負圧空間に流入し、建物の外部との差圧
が解消されるため、建物の外部から負圧空間に隙間風が
侵入しなくなることから、隙間風の侵入による風切り音
の発生を防止することができ、建物の居住性が向上す
る。また、差圧ダンパーがダクト内の風量を適宜調節す
るので、外気が負圧空間に急激に流入する事態を回避す
ることができる。
【0019】さらに、請求項2に記載の本発明によれ
ば、何らかの原因で負圧空間に差圧異常が生じたとき、
警報装置がその旨を警報することになるので、差圧異常
時に迅速な対応をとることができ、安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る負圧対策設備の一実施形態を装備
したホテルの断面図である。
【図2】図1に示すホテルの平面図である。
【符号の説明】
1……ホテル(建物) 2……玄関ホール(負圧空間) 4……負圧対策設備 5……ダクト 6……差圧ダンパー 7……風速計 9……監視盤(警報装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負圧空間を有する建物に適用される負圧
    対策設備であって、 前記負圧空間を前記建物の外部と連通するダクトを装備
    し、このダクトの通気路上に差圧ダンパーを取り付けた
    ことを特徴とする負圧対策設備。
  2. 【請求項2】 前記ダクトに風速計を取り付け、この風
    速計によって計測された風速が所定の上限値を超えたと
    きに差圧異常を知らせる警報装置を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の負圧対策設備。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174254A (ja) * 2008-01-28 2009-08-06 Sekisui House Ltd 開き戸開閉時の建具振動抑制構造
JP2013181663A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Sanki Eng Co Ltd 解剖実習室の給排気システム
CN111928381A (zh) * 2020-07-09 2020-11-13 深圳市金龙空调电器有限公司 一种冬季大堂节能负压处理系统

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