JPH08147511A - 順位判定計時システムおよび順位判定計時方法 - Google Patents

順位判定計時システムおよび順位判定計時方法

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JPH08147511A
JPH08147511A JP28192294A JP28192294A JPH08147511A JP H08147511 A JPH08147511 A JP H08147511A JP 28192294 A JP28192294 A JP 28192294A JP 28192294 A JP28192294 A JP 28192294A JP H08147511 A JPH08147511 A JP H08147511A
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俊幸 森部
Yasuharu Kusakabe
康晴 日下部
Masaaki Sawame
正顕 沢目
Koji Imamura
浩二 今村
Sadayuki Oki
節行 大木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ごく簡単な処理のみを人手によって行うだけ
で、短時間に誤りなく順位の判定および所要時間の計時
を行うことを可能とする。 【構成】ゴールセンサ1によりゴール位置Gをランナー
Rが通過してことを検出し、このときの時刻(ゴール時
刻)を時間管理部2が判定する。またゴール位置Gを通
過したのちのランナーRに取付けられたトランスポンダ
3から送信される固有情報を、ゴール係員Cが手持ちで
使用するハンディアンテナ部4により受信し、この固有
情報をゴール順管理部6が受信順(ゴール順)に管理す
る。そして集計部7が、時間管理部2により管理される
ゴール時刻に基づいて所要時間を求めるとともに、この
所要時間とゴール順管理部6が管理する固有情報とに基
づいて各ランナーRの所要時間および順位を集計する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばマラソン競技な
どのような、複数の競技参加者が所定のゴール地点に到
達するのに要する時間を競う競技における順位の判定お
よび所要時間の計時を行う順位判定計時システムおよび
順位判定計時方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マラソン競技では、多数の競技参加者の
それぞれに関し、順位およびタイムを管理しなければな
らない。しかしこのような順位およびタイムの管理の全
てを人手によって行うことは、人的負担が非常に大きく
なる上に、迅速な集計ができなかったり、間違いが生じ
やすいという不具合がある。
【0003】そこで、コンピュータを利用して順位およ
びタイムを自動管理する装置が考えられている。その一
例として、ゼッケンに取り外し可能に取り付けられたバ
ーコードを用いるものがある。この装置では、ゴールし
た競技参加者のゼッケンからバーコードを取り外し、所
定の台紙にゴール順に貼り付ける。そして競技終了後
に、台紙に貼り付けられているバーコードを読取り、別
途ストップウオッチなどで取得されているタイムと対応
付けるものである。
【0004】このような装置を用いれば、全てを人手に
よって行う場合に比べて人的負担、処理時間および間違
いを低減することができる。しかし、バーコードの回収
および台紙への貼り付けやバーコードの読取りは人手に
よって行われるものとなっており、これらの作業にはや
はりかなりの手間がかかり、競技参加者が多いと処理時
間は数日を要する。またバーコードの台紙への貼り付け
の際に順番を間違えるなどのミスが生じることがあり、
集計結果に間違いが生じる恐れがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来は、
複数の競技参加者が所定のゴール地点に到達するのに要
する時間を競う競技における順位の判定および所要時間
の計時を行うための処理の多くを人手によって行うもの
となっていたため、人的負担が大きい、集計に時間が掛
かる、あるいは集計結果に間違いが生じるといった不具
合を有していた。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、ごく簡単な処
理のみを人手によって行うだけで、短時間に誤りなく順
位の判定および所要時間の計時を行うことができる順位
判定計時システムおよび順位判定計時方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の発明は、複数の競技参加者が所定のゴール地
点に到達するのに要する時間を競う競技における順位の
判定および所要時間の計時を行う順位判定計時システム
において、前記ゴール地点に設けられ、例えばランナー
などの競技参加者が前記ゴール地点を通過したことを検
出する例えばゴールセンサなどの検出手段と、この検出
手段が前記ゴール地点を前記競技参加者が通過したこと
を検出した時点における所定時点からの経過時間を測定
する、例えば時間管理部および集計部からなる測定手段
と、前記競技参加者に取り付けられ、当該競技参加者の
識別情報を少なくとも含む所定の固有情報を無線送信す
る例えばトランスポンダなどの送信手段と、所定のゴー
ル係員により手持ちで用いられ、前記送信手段に近接さ
れた際に前記送信手段が送信する固有情報を受信する、
例えばハンディアンテナなどの受信手段と、この受信手
段により受信された固有情報とその受信順序とに基づ
き、各競技参加者のゴール到達順序を管理する例えばゴ
ール順管理部などの管理手段と、前記測定手段により測
定された各経過時間と前記管理手段により管理されたゴ
ール到達順序とに基づき、各競技参加者の所要時間およ
び順位を求める例えば集計部などの集計手段とを備え
た。
【0008】第2の発明は、前記第1の発明における測
定手段を、検出手段が前記ゴール地点を競技参加者が通
過したことを検出した時点における時刻を判定し、この
時刻と予め設定された各競技参加者のそれぞれのスター
ト時刻とから経過時間を求めるものとした。
【0009】第3の発明は、複数の競技参加者が所定の
ゴール地点に到達するのに要する時間を競う競技におけ
る順位の判定および所要時間の計時を行う順位判定計時
システムにおいて、前記競技参加者に取り付けられ、当
該競技参加者の識別情報を少なくとも含む所定の固有情
報を無線送信する例えばトランスポンダなどの送信手段
と、所定のゴール係員により手持ちで用いられ、前記送
信手段に近接された際に前記送信手段が送信する固有情
報を受信する例えばハンディアンテナなどの受信手段
と、この受信手段により受信された固有情報とその受信
順序とに基づき、各競技参加者のゴール到達順序を管理
する例えばゴール順管理部などの管理手段と、外部から
通知される所定の経過時間情報と前記管理手段により管
理されたゴール到達順序とに基づき、各競技参加者の所
要時間および順位を求める例えば集計部などの集計手段
とを備えた。
【0010】第4の発明は、前記第1または第3の発明
に加えて、受信手段とともにゴール係員により手持ちで
用いられ、前記受信手段が固有情報を正しく受信したこ
とを前記ゴール係員に報知する例えば読取確認ランプな
どの報知手段を備えた。
【0011】第5の発明は、前記第1、第3および第4
のいずれかの発明に加えて、受信手段とともにゴール係
員により手持ちで用いられ、前記ゴール係員が前記受信
手段が固有情報を正しく受信できないことを指定するた
めの例えば読取不可指定ボタンなどの指定手段を備え、
管理手段では、指定手段により受信手段が固有情報を正
しく受信できないことが指定されたことに応じ、競技参
加者不明のゴール到達者があるとしてゴール到達順序を
管理するようにした。
【0012】第6の発明は、複数の競技参加者が所定の
ゴール地点に到達するのに要する時間を競う競技におけ
る順位の判定および所要時間の計時を行うための順位判
定計時方法において、前記ゴール地点に設けられ、前記
競技参加者が前記ゴール地点を通過したことを検出する
検出ステップと、この検出ステップで前記ゴール地点を
前記競技参加者が通過したことを検出した時点における
所定時点からの経過時間を測定する測定ステップと、前
記競技参加者に取り付けられた送信手段より無線送信さ
れる、競技参加者の識別情報を少なくとも含む所定の固
有情報が所定のゴール係員により手持ちで用いられる受
信手段により受信されたときに、この受信手段により受
信された固有情報とその受信順序とに基づいて各競技参
加者のゴール到達順序を管理する管理ステップと、前記
測定ステップにて測定された各経過時間と前記管理ステ
ップにて管理されたゴール到達順序とに基づき、各競技
参加者の所要時間および順位を求める競技結果集計ステ
ップとを備えた。
【0013】第7の発明は、複数の競技参加者が所定の
ゴール地点に到達するのに要する時間を競う競技におけ
る順位の判定および所要時間の計時を行うための順位判
定計時方法において、前記競技参加者に取り付けられた
送信手段より無線送信される、競技参加者の識別情報を
少なくとも含む所定の固有情報が所定のゴール係員によ
り手持ちで用いられる受信手段により受信されたとき
に、この受信手段により受信された固有情報とその受信
順序とに基づいて各競技参加者のゴール到達順序を管理
する管理ステップと、外部から通知される所定の経過時
間情報と前記管理ステップにて管理されたゴール到達順
序とに基づき、各競技参加者の所要時間および順位を求
める競技結果集計ステップとを備えた。
【0014】
【作用】所定のゴール係員により手持ちで用いられる受
信手段により、ゴール地点を通過した競技参加者に取り
付けられた送信手段から無線送信される、当該競技参加
者の識別情報を少なくとも含む所定の固有情報が受信さ
れ、この固有情報とその受信順序とに基づき、管理手段
により各競技参加者のゴール到達順序が管理される。
【0015】そして、測定手段により測定される、前記
ゴール地点に設けられた検出手段がゴール地点を競技参
加者が通過したことを検出した時点における所定時点か
らの経過時間、または外部から通知される所定の経過時
間情報が示す経過時間と前記管理手段により管理された
ゴール到達順序とに基づき、各競技参加者の所要時間お
よび順位が集計手段により求められる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例につ
き説明する。図1は本実施例に係る順位判定計時システ
ムの構成を示す図である。この順位判定計時システム
は、ゴールセンサ1、時間管理部2、トランスポンダ
3、ハンディアンテナ部4、送受信部5、ゴール順管理
部6、集計部7およびプリンタ8を有している。
【0017】ゴールセンサ1は、所定のゴール位置Gの
近傍に設けられている。このゴールセンサ1は例えば光
センサなどから構成され、ゴールレーンLを走って来た
競技参加者(以下、ランナーと称する)Rがゴール位置
Gを通過したことを検出し、その旨を時間管理部2に通
知する。
【0018】時間管理部2は、例えばパーソナルコンピ
ュータよりなり、メインメモリにはゴール時刻または所
要時間を取得順に記憶する時間管理テーブルが設定され
ている。また時間管理部2は、スポーツプリンタ(服部
セイコー社製)のような日本陸上競技連盟公認のストッ
プウオッチSWを接続し、このストップウオッチSWか
ら所要時間の情報を受けとることが可能となっている。
そしてこの時間管理部2は、ゴールセンサ1でランナー
Rの通過が検出された時点の時刻(ゴール時刻)、また
はストップウオッチSWから与えられる所要時間を時間
管理テーブルに格納して管理する。
【0019】トランスポンダ3は、ランナーRが着用し
ているゼッケンBに取り付けられている。このトランス
ポンダ3は、例えばテキサス・インスツルメンツ社のT
IRISシステム用のトランスポンダを用いる。すなわ
ちトランスポンダ3は、ハンディアンテナ部4から送出
される所定周波数(134.2KHz)のパワーパルス
を内蔵のアンテナで集めて内蔵のキャパシタに蓄積して
おく。そしてトランスポンダ3は、パワーパルスが終了
した後に、キャパシタに蓄積したエネルギを電源として
内蔵のメモリに記憶されている固有情報(大会識別コー
ド、ゼッケン番号および参加種目コードなどを示す)を
無線送信する。なお、ゼッケンBは、トランスポンダ3
が取り付けられている部分の周囲にミシン目などを設け
ることによりトランスポンダ3を容易に取り外すことが
可能となっている。またTIRISシステム用のトラン
スポンダは、通常ガラスケースに収められているので、
ランナーRの点灯等による破損防止のために、衝撃防止
用の筒にいれてゼッケンBに取り付けることが望まし
い。
【0020】ハンディアンテナ部4は、送受信部5から
与えられるパワーパルスをトランスポンダ3に向けて無
線送信するとともに、トランスポンダ3から送信される
信号を受信して送受信部5に与える。このハンディアン
テナ部4はゴール係員Cによって手持ちで用いられ、ゴ
ール位置Gを通過したランナーRのトランスポンダ3に
近接された際に当該トランスポンダ3から固有情報の読
取りを行う。
【0021】送受信部5は、トランスポンダ3にエネル
ギを供給するための所定周波数のパワーパルスをハンデ
ィアンテナ部4に与えるとともに、ハンディアンテナ部
4で受信された信号を復調して固有情報を再生し、この
固有情報をゴール順管理部6に与える。
【0022】ゴール順管理部6は、例えばパーソナルコ
ンピュータよりなり、メインメモリには固有情報を取得
順、すなわち対応するランナーRのゴール順に記憶する
ゴール順管理テーブルが設定されている。そしてこのゴ
ール順管理部6は、送受信部5から与えられる固有情報
をゴール順管理テーブルに格納して管理する。
【0023】集計部7は、時間管理部2の時間管理テー
ブルに格納されている情報(以下、時間情報と称する)
およびゴール順管理部6のゴール順管理テーブルに格納
されている情報(以下、ゴール順情報と称する)を受
け、これらの情報から各ランナーRの順位判定および所
要時間計時を行う。プリンタ8は、集計部7での集計結
果をプリントアウトする。
【0024】図2はハンディアンテナ部4の外観を示す
斜視図である。この図に示すようにハンディアンテナ部
4は、ループ状をなすアンテナケーシング41を有し、
このアンテナケーシング41の内部にバーアンテナなど
のアンテナが配置されている。アンテナケーシング41
には、グリップ部42が突設されており、ゴール係員C
がこのグリップ部42を握って手持ちによりハンディア
ンテナ部4を取り扱うものとなっている。またグリップ
部42には、読取完了をゴール係員Cに報知するための
例えばLEDからなる読取確認ランプ43、イヤホンが
接続可能であり、読取完了を報知するための確認音を接
続されたイヤホンに対して出力するためのイヤホンジャ
ック44および読取りが正常に行えなかった場合にその
旨をゴール係員Cが指定するための読取不可指定ボタン
45がそれぞれ設けられている。そしてグリップ部42
の端部からは、アンテナ、読取確認ランプ43、イヤホ
ンジャック44および読取不可指定ボタン45のそれぞ
れと送受信部5とを接続するための接続ケーブル46が
引き出されている。
【0025】図3は送受信部5の詳細な構成を示す機能
ブロック図である。この図に示すように送受信部5は、
パワーパルス発振器51、復調器52、変調器53、ラ
ンプドライバ54、確認音発生部55、出力ドライバ5
6、スイッチ57、スイッチ制御部58およびインタフ
ェース部59を有する。
【0026】パワーパルス発振器51、復調器52およ
び変調器53は、ハンディアンテナ部4のアンテナ47
にスイッチ57により択一的に接続される。パワーパル
ス発振器51は、トランスポンダ3にエネルギを供給す
るための所定周波数のパワーパルスを発生し、スイッチ
57を介してアンテナ47に与える。復調器52は、例
えばRS232Cインタフェースなどのインタフェース
部59を介してゴール順管理部6に接続されており、ト
ランスポンダ3から送信されてアンテナ47で受信され
た信号を復調して固有情報を再生し、インタフェース部
59を介してゴール順管理部6に与える。変調器53
は、インタフェース部59を介してゴール順管理部6に
接続されており、トランスポンダ3に与えるべきデータ
をゴール順管理部6からインタフェース部59を介して
受け、変調したのちにスイッチ57を介してアンテナ4
7に与える。
【0027】ランプドライバ54は、ハンディアンテナ
部4の読取確認ランプ43に接続されるとともに、イン
タフェース部59を介してゴール順管理部6に接続され
ており、ゴール順管理部6からの制御信号に応じて読取
確認ランプ43の点灯を行う。
【0028】確認音発生部55は、ハンディアンテナ部
4のイヤホンジャック44に接続されるとともに、イン
タフェース部59を介してゴール順管理部6に接続され
ており、ゴール順管理部6からの制御信号に応じて確認
音出力用の信号を発生してイヤホンジャック44に与え
る。
【0029】出力ドライバ56は、ハンディアンテナ部
4の読取不可指定ボタン45に接続されるとともに、イ
ンタフェース部59を介してゴール順管理部6に接続さ
れており、読取不可指定ボタン45が押下された場合
に、この旨をゴール順管理部6に通知する。
【0030】次に以上のように構成された順位判定計時
システムの動作を説明する。まず時間管理部2では、次
のようにしてランナーRのゴール時刻または所要時間の
取得・管理を行っている。すなわち時間管理部2は、図
4に示すようにまずステップST11において、次にゴ
ール時刻または所要時間を取得するランナーのゴール順
番を示す変数Iを“0”に初期化したのち、ステップS
T12において変数Iの内容を“1”だけ増加し、最初
にゴールするランナーRに関するゴール時刻または所要
時間の取得に備える。そして時間管理部2はステップS
T13において、変数Iの内容が外部入力に指定された
番号になっているか否かの判断を行う。
【0031】ここで本実施例の順位判定計時システムで
は、時間管理部2が有する時計に基づいて各ランナーの
所要時間を自己で求めて処理する他に、ストップウオッ
チSWで得られる所要時間を受けて処理することが可能
となっている。また、ストップウオッチSWで得られる
所要時間を用いるか否かは、一競技大会に対する処理を
行っている最中(ただし、切換えタイミングは予め設定
しておく)において切り換えることが可能である。すな
わち、 (1) 一競技大会の全てのランナーを時間管理部2が有す
る時計に基づいて管理する。 (2) 一競技大会の全てのランナーをストップウオッチS
Wで得られる所要時間に基づいて管理する。 (3) 一部のランナー(例えば最初の3人まで)をストッ
プウオッチSWで得られる所要時間に基づいて管理し、
残りの時間管理部2が有する時計に基づいて管理する。 といった種々の形態での運用が可能である。そして、上
記(2) の場合にはゴール順番の全てに対して外部入力指
定が、また上記(3) の場合にはストップウオッチSWで
得られる所要時間に基づいて管理すべきゴール順番(例
えば1番〜3番)に対して外部入力指定が、それぞれ運
用前の初期設定において設定される。なお、上記(1) の
場合にはいずれのゴール順番に対しても外部入力指定が
なされない。
【0032】さて、I番目のゴール順番に対して外部入
力指定がなされていなければ、時間管理部2は処理をス
テップST13からステップST14に移行する。そし
て時間管理部2はステップST14乃至ステップST1
6において、時間管理テーブルに格納された時間情報の
出力指示が集計部7からなされるか、またはゴールセン
サ1の出力に基づいてゴール位置Gを通過したランナー
Rが有ると判定できるのを待ち受ける。
【0033】ここで、ランナーRがゴール位置Gを通過
すれば、これがゴールセンサ1によって検出され、ゴー
ルセンサ1の出力が変化するので、これに基づいて時間
管理部2はゴール位置Gを通過したランナーRが有ると
判定し、処理をステップST16からステップST17
に移行する。そして時間管理部2はステップST17に
おいて、その時点における時刻をゴール時刻として判定
する。続いて時間管理部2はステップST18におい
て、ステップST17において判定したゴール時刻を、
時間管理テーブルのI番に対応する領域に格納する。そ
して時間管理部2はこののち、ステップST12以降の
処理を繰り返すことによって、以後にゴールするランナ
ーRに関してのゴール時刻または所要時間の取得を行
う。
【0034】一方、I番目のゴール順番に対して外部入
力指定がなされていると、時間管理部2は処理をステッ
プST13からステップST19に移行する。そして時
間管理部2はステップST19およびステップST20
において、時間管理テーブルに格納された時間情報の出
力指示が集計部7からなされるか、または外部入力の発
生、すなわちストップウオッチSWから所要時間の情報
が与えられるのを待ち受ける。
【0035】ストップウオッチSWを用いる場合、ラン
ナーRがゴール位置を通過した際にストップウオッチS
Wの係員がストップウオッチSWの計時ボタンを押下す
る。そうするとストップウオッチSWにおいては、計時
ボタンが押下された時点のスタート時点からの経過時
間、すなわち所要時間が計時され、この所要時間を示す
情報が時間管理部2に与えられる。
【0036】かくして、このようにストップウオッチS
Wから所要時間を示す情報が与えられると、時間管理部
2は処理をステップST20からステップST21に移
行し、外部入力、すなわちストップウオッチSWから与
えられる所要時間を示す情報を取り込む。続いて時間管
理部2はステップST18において、ステップST21
において取り込んだ情報が示す所要時間を、時間管理テ
ーブルのI番に対応する領域に格納する。そして時間管
理部2はこののち、ステップST12以降の処理を繰り
返すことによって、以後にゴールするランナーRに関し
てのゴール時刻または所要時間の取得を行う。
【0037】ところで、ステップST14乃至ステップ
ST16またはステップST19およびステップST2
0の待受状態において、時間管理テーブルに格納された
時間情報の出力指示が集計部7からなされると、時間管
理部2はステップST22またはステップST23にお
いて時間管理テーブルに格納された時間情報を集計部7
へと出力したのち、もとの待受状態に戻る。
【0038】以上が時間管理部2の処理であるが、時間
管理部2が以上の処理を行っているのと並行して、ゴー
ル順管理部6は次のようにしてランナーRのゴール順の
管理を行っている。すなわちゴール順管理部6は、図5
に示すようにまずステップST31において、次に固有
情報が取得されるランナーRのゴール順番を示す変数I
を“0”に初期化したのち、ステップST32乃至ステ
ップST34において、ゴール順管理テーブルに格納さ
れたゴール順情報の出力指示が集計部7からなされる
か、ハンディアンテナ部4に設けられた読取不可確認ボ
タン45が押下されるか、または送受信部5で固有情報
が受信されるのを待ち受ける。
【0039】ところでゴール係員Cは、ゴール位置Gを
通過したランナーRに取り付けられたトランスポンダ3
にハンディアンテナ部4を近接させる。送受信部5で
は、所定の周期で所定時間(例えば50ms)に亙りパ
ワーパルス発振器51を選択するようスイッチ制御部5
8がスイッチ57を制御しており、パワーパルス発振器
51が出力するパワーパルスが、周期的にアンテナ47
から送信されている。このため、トランスポンダ3にハ
ンディアンテナ部4が近接されると、アンテナ47から
送信されたパワーパルスがトランスポンダ3によって受
信され、そのエネルギがトランスポンダ3内のキャパシ
タに蓄えられる。
【0040】また送受信部5では、パワーパルス発振器
51を選択し終わったのちには、復調器52を選択する
ようスイッチ制御部58がスイッチ57を制御してい
る。トランスポンダ3は、パワーパルスが断となれば、
キャパシタに蓄えたエネルギを電源として、設定された
固有情報を無線送信するので、スイッチ57が復調器5
2を選択するよう切換わることによってトランスポンダ
3が固有情報の無線送信を開始する。この無線送信され
た固有情報は、ハンディアンテナ部4のアンテナ47に
て受けられ、送受信部5へと与えられるが、このとき送
受信部5のスイッチ57は復調器57を選択しているの
で、受信信号は復調器52に与えられる。かくして受信
信号が復調器52で復調されて固有情報が再生され、こ
れがインタフェース部59を介してゴール順管理部6へ
と与えられることになる。
【0041】このようにして送受信部5から固有情報が
与えられると、ゴール順管理部6は処理をステップST
34からステップST35に移行する。そしてゴール順
管理部6は、ステップST35において変数Iの内容を
“1”だけ増加したのち、ステップST36において、
送受信部5より与えられた固有情報を取込む。続いてゴ
ール順管理部6はステップST38において、ステップ
ST37において取り込んだ固有情報を、ゴール順管理
テーブルのI番に対応する領域に格納する。
【0042】さらにゴール順管理部6はステップST3
8において、送受信部5のランプドライバ54および確
認音発生部55に対して、読取確認ランプ43の点灯お
よびイヤホンジャック44への確認音の出力を指示す
る。これに応じて、ランプドライバ54はハンディアン
テナ部4の読取確認ランプ43を点灯させ、また確認音
発生部55はハンディアンテナ部4のイヤホンジャック
44へと確認音出力用の信号を出力する。かくしてゴー
ル係員Cは、読取確認ランプ43の点灯により固有情報
の取得完了を知ることができる。またイヤホンジャック
44にイヤホンを装着しておけば、このイヤホンを介し
て出力される確認音でも固有情報の取得完了を知ること
ができる。なお、ランプドライバ54および確認音発生
部55に対する読取確認ランプ43の点灯およびイヤホ
ンジャック44への確認音の出力の指示は、インタフェ
ース部59において変調器53からの固有情報の出力を
監視し、固有情報が検出できた場合にインタフェース部
59が行うようにしても良い。すなわち、読取確認ラン
プ43の点灯およびイヤホンジャック44への確認音の
出力は、ゴール順管理部6の処理によらずに送受信部5
において独立して処理しても良い。
【0043】そしてゴール順管理部6はこののち、ステ
ップST32以降の処理を繰り返すことによって、以後
にゴールするランナーRに関しての固有情報の取得およ
びゴール順情報の更新を行う。すなわち、ゴール順管理
テーブルには、固有情報を対応するランナーRのゴール
順で配列してなるゴール順情報が形成されることにな
る。
【0044】ところで、ゴール係員Cがハンディアンテ
ナ部4をトランスポンダ3に近接させても、固有情報が
受信できなけれけば、ゴール順管理部6はステップST
32乃至ステップST34の待受状態からステップST
35に移行することがないので、読取確認ランプ43の
点灯および確認音の出力がなされないことになる。ゴー
ル係員Cはこのような状態となったときには固有情報の
受信が正常に行えていないと判断し、ハンディアンテナ
部4の読取不可確認ボタン45を押下する。
【0045】そうすると、この読取不可確認ボタン45
が押下されてことが出力ドライバ56によりインタフェ
ース部59を介してゴール順管理部6に通知される。こ
れに応じてゴール順管理部6は、処理をステップST3
3からステップST39へと移行し、このステップST
39において変数Iの内容を“1”だけ増加したのち、
ステップST32移行の処理を繰り返す。従って、ゴー
ル順管理テーブル内のゴール順情報において読取不可確
認ボタン45が押下された際の変数Iにより現されるゴ
ール順番に関しては、固有情報が設定されず、ブランク
とされることになる。これにより、ゴール順情報には、
固有情報不明、すなわちランナー不明ではあるが、ラン
ナーRがゴールしたという形跡が残されることになる。
そしてこのブランク部分には、ゴール順管理部6のオペ
レータがキー入力により該当ランナーRのゼッケン番号
などを設定することができる。
【0046】ところで、ステップST32乃至ステップ
ST34の待受状態において、ゴール順管理テーブルに
格納されたゴール順情報の出力指示が集計部7からなさ
れると、ゴール順管理部6はステップST40において
ゴール順管理テーブルに格納されたゴール順情報を集計
部7へと出力したのち、もとの待受状態に戻る。
【0047】以上がゴール順管理部6の処理である。こ
のようにして競技が行われている最中には、各ランナー
のゴール時刻または所要時間が時間管理部2においてゴ
ール順に、またゴールしたランナーRに取り付けられた
トランスポンダ3から取得された固有情報がゴール順管
理部6においてゴール順にそれぞれ管理される。
【0048】さて、集計部7は例えば競技が終了したの
ちに、次のようにして集計処理を行う。すなわち集計部
7は、図6に示すようにまずステップST51におい
て、時間情報およびゴール順情報の出力を時間管理部2
およびゴール順管理部6に指示する。そうすると時間管
理部2は図4中のステップST22またはステップST
23において時間情報を、またゴール順管理部6は図5
中のステップST40においてゴール順情報をそれぞれ
出力する。そこで集計部7は、ステップST52におい
て、時間管理部2から出力される時間情報およびゴール
順管理部6から出力されるゴール順情報をそれぞれ取込
み、ステップST53において、時間情報中の各ゴール
時刻または所要時間とゴール順情報中の各固有情報との
うちで同一のゴール順番のものどうしを対としてなる集
計用情報を作成する。
【0049】つづいて集計部7は、ステップST54に
おいて所要時間算出処理を行う。この所要時間算出処理
は、外部入力指定がなされていないゴール順番に対応す
る集計用情報に対してのみ行うものであり、該当する集
計用情報に含まれるゴール時刻を、予め設定されている
スタート時刻を考慮して所要時間に変換する処理であ
る。すなわちこの所要時間算出処理により、集計用情報
は全て所要時間と固有情報との対からなる情報に統一す
る。なお、スタートは一斉スタートの場合と時差スター
トの場合とがあり、一斉スタートの場合には全てのラン
ナーに共通のスタート時間が設定され、また時差スター
トの場合には例えば種目別にそれぞれ異なるものが設定
されている。そして時差スタートの場合には、ゴール時
刻と対をなす固有情報に基づいて複数のスタート時間の
うちの対応するものを選択する。
【0050】以上の所要時間算出処理が終了すると集計
部7は、ステップST55において種目別集計モードが
設定されているか否かの判断を行う。そして種目別集計
モードが設定されていなければ、集計部7はステップS
T56において、所要時間の小さい順に全ての集計用情
報をソートし、順位を決定する。また種目別集計モード
が設定されていれば、集計部7はステップST57にお
いて、集計用情報を固有情報に基づいて参加種目別に分
類した後、ステップST58において、参加種目毎で所
要時間の小さい順に集計用情報をソートし、参加種目毎
の順位を決定する。
【0051】そして集計部7は、ステップST56また
はステップST58にて順位を決定し終えたら、ステッ
プST57において、ソートされた集計用情報を集計結
果として、例えば内蔵の表示器に表示させたり、プリン
タ8に印字出力させるなどして出力する。なお集計結果
は、ゼッケン番号をキーとして各ランナーの参加種目、
住所、所属、年齢、性別などを設定したデータベース
(集計部7に予め用意されている)の情報を用いて、例
えば順位、ゼッケン番号、氏名および所要時間(タイ
ム)を示した成績一覧や、全ての情報を示した管理用一
覧等のように任意の形態で出力可能である。
【0052】以上のように本実施例によれば、ゴール係
員Cは、ハンディアンテナ部4をゴール位置を通過した
ランナーRに近接させるという単純な作業のみを行えば
良いので、ゴール係員Cの負担が軽減されるとともに、
ミスが生じにくい。
【0053】また本実施例によれば、ハンディアンテナ
部4に設けた読取確認ランプ43の点灯およびイヤホン
ジャック44に接続されるイヤホンを介しての確認音出
力により、固有情報の取得完了をゴール係員Cに報知す
るので、ゴール係員Cは固有情報の取得完了を簡易、か
つ正確に知ることができる。これにより、ゴール係員C
は、固有情報の読取りが正常に行われるようにハンディ
アンテナ部4を適切に使用することができ、作業効率が
上昇する。さらには、トランスポンダ3の不良や欠落な
どにより固有情報の読取りが行えない場合には、これを
ゴール係員Cが適確に認識することができ、ゴール順管
理部6のオペレータに手動入力を行わせる等の対処を迅
速に講じることができる。なお本実施例では、ハンディ
アンテナ部4に読取不可指定ボタン45を設け、この読
取不可指定ボタン45が押下された場合には、ゴール順
管理部6において固有情報不明のゴール者があったもの
としてゴール順の管理を行うので、固有情報の読取りが
不可能であった場合には固有情報不明となっているとこ
ろに手動入力で必要な情報を入力するだけで簡単に補正
が行える。
【0054】また本実施例によれば、ハンディアンテナ
部4および送受信部5によってトランスポンダ3から取
得されたランナーRの固有情報は、そのままケーブルを
介してリアルタイムにゴール順管理部6に与えられて管
理されるので、集計部7では競技終了後に即座に集計処
理を開始することができ、競技が終了してから集計が終
了するまでに要する時間を著しく短縮することができ
る。
【0055】また本実施例によれば、ストップウオッチ
SWにて得られた所要時間を受けて時間管理を行うこと
も可能となっている。これにより、スポーツプリンタ
(服部セイコー社製)のような日本陸上競技連盟公認の
ストップウオッチSWを用いることができ、日本陸上競
技連盟の公認記録を取得する必要がある場合にも対処で
きる。しかも本実施例では、初期設定によりストップウ
オッチSWにて得られた所要時間を採用する場合と、ゴ
ールセンサ1の出力に基づいてゴール時刻を自己の時計
から判定する場合とを一競技中に混在させることができ
るので、例えば「3位までの公認記録が必要」といった
大会においては、最初の数人のみはストップウオッチS
Wにて得られた所要時間を採用するといった柔軟、かつ
効率的な運用が行える。
【0056】また本実施例によれば、トランスポンダ3
からの固有情報の読取りをゴール係員Cにより手持ちで
用いられるハンディアンテナ部4により行うようにした
ので、アンテナを固定的に設置する場合に比べて確実な
読取が可能である。また固定式のアンテナは、その設置
作業に手間が掛かるとともに、設置可能な場所に制限が
あるが、本実施例ではこのような不具合は生じない。さ
らに、ゴール地点付近にアンテナが固定的に設置されて
いると、ランナーRが接触するなどの危険があるのに対
し、本実施例によれば安全性を高めることができる。
【0057】また本実施例では、ストップウオッチSW
を用いない場合にはランナーRのゴール時刻を取得して
おき、集計の際にスタート時刻を参照して所要時間を求
めるので、時差スタートを行った場合に、ゴールレーン
をスタート時刻毎に分けるなどの手段を講じることなく
簡単に集計することができる。
【0058】なお本発明は上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば上記実施例では、ゴールレーンLが1
つである場合を例示したが、ゴールレーンLが複数設定
されている場合にも対応できる。すなわち図7に示すよ
うに、例えば2つのゴールレーンL(L-1 ,L-2 )が設
定される場合、時間管理部2(2-1 ,2-2 )、ハンディ
アンテナ部4(4-1 ,4-2 )、送受信部5(5-1 ,5-2
)およびゴール順管理部6(6-1 ,6-2 )は各ゴール
レーンLに対応して設け、時間管理部2(2-1 ,2-2 )
およびゴール順管理部6(6-1 ,6-2 )で得られる時間
情報およびゴール順情報を1つの集計部7で収集して一
括して集計すればよい。
【0059】またゴール順管理部6において、固有情報
が得られたときの時刻を取得し、固有情報に対応付けて
管理しておけば、時間管理部2側での検出漏れや、ゴー
ルセンサ1やストップウオッチSWの異常発生が生じた
場合でも集計が行えなくなってしまうことがない。
【0060】また集計部7が集計処理を行うのは競技終
了後には限らず、競技途中においても行うようにしても
良い。具体的には、例えば上位(例えば10位まで)の
競技参加者を対象とした表彰式を競技が完全に終了する
以前に行う必要がある場合には、競技途中であっても表
彰式の対象となる順位までの集計を行うことができる。
このほか、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形
実施が可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、所定のゴール係員によ
り手持ちで用いられる受信手段により、ゴール地点を通
過した競技参加者に取り付けられた送信手段から無線送
信される、当該競技参加者の識別情報を少なくとも含む
所定の固有情報を受信し、この固有情報とその受信順序
とに基づき、管理手段により各競技参加者のゴール到達
順序を管理する。そして、測定手段により測定される、
前記ゴール地点に設けられた検出手段がゴール地点を競
技参加者が通過したことを検出した時点における所定時
点からの経過時間、または外部から通知される所定の経
過時間情報が示す経過時間と前記管理手段により管理さ
れたゴール到達順序とに基づき、各競技参加者の所要時
間および順位を集計手段が求めるので、受信手段を競技
参加者に近接させるという、ごく簡単な処理のみを人手
によって行うだけで、短時間に誤りなく順位の判定およ
び所要時間の計時を行うことができる順位判定計時シス
テムおよび順位判定計時方法となる。
【0062】また第2の発明によればさらに、検出手段
が前記ゴール地点を競技参加者が通過したことを検出し
た時点における時刻を判定し、この時刻と予め設定され
た各競技参加者のそれぞれのスタート時刻とから経過時
間を求めるので、スタート時刻を各競技参加者対応で任
意に設定しておくことにより、時差スタートに対応する
ことが可能な順位判定計時システムとなる。
【0063】また第3の発明によればさらに、外部から
通知される所定の経過時間情報を処理するようにしてい
るので、例えば日本陸上競技連盟公認のストップウオッ
チで取得した所要時間の情報を経過時間情報として受け
ることにより、日本陸上競技連盟の公認記録の取得に対
応することができる。
【0064】また第4の発明によればさらに、受信手段
が固有情報を正しく受信したことをゴール係員に報知す
る例えば読取確認ランプなどの報知手段を備えたので、
受信手段による固有情報の受信状態を、ゴール係員に対
して確実に知らせることができる。
【0065】また第5の発明によれば、ゴール係員が前
記受信手段が固有情報を正しく受信できないことを指定
するための指定手段を備え、管理手段では、指定手段に
より受信手段が固有情報を正しく受信できないことが指
定されたことに応じ、競技参加者不明のゴール到達者が
あるとしてゴール到達順序を管理するようにしたので、
受信手段が固有情報を正しく受信できないことにより管
理手段により管理されるゴール到達順序の情報が誤った
ものになってしまうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る順位判定計時システム
の構成を示す図。
【図2】図1中のハンディアンテナ部4の外観を示す斜
視図。
【図3】図1中の送受信部5の詳細な構成を示す機能ブ
ロック図。
【図4】図1中の時間管理部2の処理手順を示すフロー
チャート。
【図5】図1中のゴール順管理部6の処理手順を示すフ
ローチャート。
【図6】図1中の集計部7の処理手順を示すフローチャ
ート。
【図7】本発明に係る順位判定計時システムの変形構成
例を示す図。
【符号の説明】
1…ゴールセンサ 2…時間管理部 3…トランスポンダ 4…ハンディアンテナ部 5…送受信部 6…ゴール順管理部 7…集計部 8…プリンタ 43…読取確認ランプ 44…イヤホンジャック 45…読取不可指定ボタン 47…アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/40 G06F 15/74 330 A (72)発明者 沢目 正顕 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 今村 浩二 神奈川県川崎市幸区堀川町66番2 東芝エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大木 節行 長野謙諏訪市諏訪一丁目2番3号 有限会 社アクティブライフ内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の競技参加者が所定のゴール地点に
    到達するのに要する時間を競う競技における順位の判定
    および所要時間の計時を行う順位判定計時システムにお
    いて、 前記ゴール地点に設けられ、前記競技参加者が前記ゴー
    ル地点を通過したことを検出する検出手段と、 この検出手段が前記ゴール地点を前記競技参加者が通過
    したことを検出した時点における所定時点からの経過時
    間を測定する測定手段と、 前記競技参加者に取り付けられ、当該競技参加者の識別
    情報を少なくとも含む所定の固有情報を無線送信する送
    信手段と、 所定のゴール係員により手持ちで用いられ、前記送信手
    段に近接された際に前記送信手段が送信する固有情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段により受信された固有情報とその受信順序
    とに基づき、各競技参加者のゴール到達順序を管理する
    管理手段と、 前記測定手段により測定された各経過時間と前記管理手
    段により管理されたゴール到達順序とに基づき、各競技
    参加者の所要時間および順位を求める集計手段とを具備
    したことを特徴とする順位判定計時システム。
  2. 【請求項2】 測定手段は検出手段が前記ゴール地点を
    競技参加者が通過したことを検出した時点における時刻
    を判定し、この時刻と予め設定された各競技参加者のそ
    れぞれのスタート時刻とから経過時間を求めることを特
    徴とする請求項1に記載の順位判定計時システム。
  3. 【請求項3】 複数の競技参加者が所定のゴール地点に
    到達するのに要する時間を競う競技における順位の判定
    および所要時間の計時を行う順位判定計時システムにお
    いて、 前記競技参加者に取り付けられ、当該競技参加者の識別
    情報を少なくとも含む所定の固有情報を無線送信する送
    信手段と、 所定のゴール係員により手持ちで用いられ、前記送信手
    段に近接された際に前記送信手段が送信する固有情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段により受信された固有情報とその受信順序
    とに基づき、各競技参加者のゴール到達順序を管理する
    管理手段と、 外部から通知される所定の経過時間情報と前記管理手段
    により管理されたゴール到達順序とに基づき、各競技参
    加者の所要時間および順位を求める集計手段とを具備し
    たことを特徴とする順位判定計時システム。
  4. 【請求項4】 受信手段とともにゴール係員により手持
    ちで用いられ、前記受信手段が固有情報を正しく受信し
    たことを前記ゴール係員に報知する報知手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項3に記載の順位判
    定計時システム。
  5. 【請求項5】 受信手段とともにゴール係員により手持
    ちで用いられ、前記ゴール係員が前記受信手段が固有情
    報を正しく受信できないことを指定するための指定手段
    を備え、 管理手段は、前記指定手段により前記受信手段が固有情
    報を正しく受信できないことが指定されたことに応じ、
    競技参加者不明のゴール到達者があるとしてゴール到達
    順序を管理することを特徴とする請求項1、請求項3お
    よび請求項4のいずれかに記載の順位判定計時システ
    ム。
  6. 【請求項6】 複数の競技参加者が所定のゴール地点に
    到達するのに要する時間を競う競技における順位の判定
    および所要時間の計時を行うための順位判定計時方法に
    おいて、 前記ゴール地点に設けられ、前記競技参加者が前記ゴー
    ル地点を通過したことを検出する検出ステップと、 この検出ステップで前記ゴール地点を前記競技参加者が
    通過したことを検出した時点における所定時点からの経
    過時間を測定する測定ステップと、 前記競技参加者に取り付けられた送信手段より無線送信
    される、競技参加者の識別情報を少なくとも含む所定の
    固有情報が所定のゴール係員により手持ちで用いられる
    受信手段により受信されたときに、この受信手段により
    受信された固有情報とその受信順序とに基づいて各競技
    参加者のゴール到達順序を管理する管理ステップと、 前記測定ステップにて測定された各経過時間と前記管理
    ステップにて管理されたゴール到達順序とに基づき、各
    競技参加者の所要時間および順位を求める競技結果集計
    ステップとを具備したことを特徴とする順位判定計時方
    法。
  7. 【請求項7】 複数の競技参加者が所定のゴール地点に
    到達するのに要する時間を競う競技における順位の判定
    および所要時間の計時を行うための順位判定計時方法に
    おいて、 前記競技参加者に取り付けられた送信手段より無線送信
    される、競技参加者の識別情報を少なくとも含む所定の
    固有情報が所定のゴール係員により手持ちで用いられる
    受信手段により受信されたときに、この受信手段により
    受信された固有情報とその受信順序とに基づいて各競技
    参加者のゴール到達順序を管理する管理ステップと、 外部から通知される所定の経過時間情報と前記管理ステ
    ップにて管理されたゴール到達順序とに基づき、各競技
    参加者の所要時間および順位を求める競技結果集計ステ
    ップとを具備したことを特徴とする順位判定計時方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0178993U (ja) * 1987-11-16 1989-05-26

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