JPH08147497A - 画像処理方法及びその装置 - Google Patents

画像処理方法及びその装置

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JPH08147497A
JPH08147497A JP6291483A JP29148394A JPH08147497A JP H08147497 A JPH08147497 A JP H08147497A JP 6291483 A JP6291483 A JP 6291483A JP 29148394 A JP29148394 A JP 29148394A JP H08147497 A JPH08147497 A JP H08147497A
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image
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straight line
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detecting
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Application number
JP6291483A
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English (en)
Inventor
Eita Ono
英太 小野
Akihiro Katayama
昭宏 片山
Kouichirou Tanaka
宏一良 田中
Shinya Urisaka
真也 瓜阪
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補間画像を精度よく生成する画像処理方法お
よびその装置を得る。 【構成】 ステップS21では複数カメラからの多視点
画像データの幾何的、感度ムラ等の補正処理を行い、ス
テップS22、S23では多視点画像データをEPIに
分解し撮影パラメータを用いてEPI上で直線の幅を変
化しながら検出することにより対応点を求める。この対
応点を用いてステップS24で異なった位置から撮影し
た場合に得られるはずの画像を生成し、ステップS25
で生成された画像を表示スクリーンに表示する。 【効果】 カメラの視点からでは得られない画像を画像
の歪みなく精度よく補間生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等の複数の撮像手
段から得られた複数の画像を補間処理することにより各
撮像手段の各視点とは異なった視点の画像を生成するた
めの画像処理装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の視点位置から撮影した複数
の画像をもとに、撮影した各位置とは異なった位置から
撮影した画像を生成する手法としてエピポーラプレーン
イメージ(以下EPIと略す)を用いる方法がある。こ
の方法は、図16に示すように、各画像中の同じ位置に
あるラインを抽出して1つの画像に合成し、このEPI
上で直線検出を行い、内挿ラインを求める補間処理を行
うことにより、注目点に対応する点(対応点)を求め、
この対応点から撮影した位置とは異なる位置から撮影し
た場合に得られる画像を生成するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では離散データであるEPI上で直線を形成する点
列を対応点と見なすようにしているため、例えばEPI
上で同一色の直線が等間隔で現れて縞模様になる場合や
一様な領域に細い線がある場合などには、対応点でない
点列をも誤って直線として検出してしまうことがあっ
た。このため、誤った対応点を含む情報を基にして画像
を再構成することになり、前後の位置関係が逆になった
画像や模様がつぶれたような画像などの歪んだ画像が合
成されるという問題点があった。
【0004】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、補間画像を精度よく生成することの
できる画像処理装置及びその方法を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による画
像処理方法においては、複数の視点位置から撮影した画
像を入力する画像入力ステップと、上記入力画像を用い
て構成されるエピポーラプレーンイメージ上で幅を持つ
直線を検出する直線検出ステップと、上記検出された直
線から上記入力画像間の対応点を検出する対応点検出ス
テップと、上記検出された対応点を用いて上記入力画像
の視点とは異なる視点からの画像を生成する画像補間ス
テップとを設けている。
【0006】請求項10の発明による画像処理装置にお
いては、複数の視点位置から撮影した画像を入力する画
像入力手段と、上記入力画像を用いて構成されるエピポ
ーラプレーンイメージ上で幅を持つ直線を検出する直線
検出手段と、上記検出された直線を用いて上記入力画像
間の対応点を検出する対応点検出手段と、上記検出され
た対応点を用いて上記入力画像の視点とは異なった視点
からの画像を生成する画像補間手段とを設けている。
【0007】
【作用】請求項1、10の発明によれば、複数の位置か
ら撮影した画像を入力し、入力された多視点画像データ
をEPIに分解し、このEPI上で直線の幅を変化しな
がら直線を検出し、この直線から画像間の対応点を検出
し、この検出された対応点を用いて異なった位置から撮
影した場合に得られるはずの画像を生成する。尚、幅を
持った直線とは同じ傾きの直線が並んでいる状態でそれ
ら複数の直線をまとめたものとする。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1の実施例)図1は画像入力部にカメラを4台用い
た場合の本発明の画像処理装置の実施例である。20〜
23はカメラ等の画像入力部、24は入力ポート、25
はCPU、26はRAM、27はROM、28はディス
クI/Oポート、29はハードディスク、30はVRA
M、31はビデオ信号出力用I/F、32はレンチキュ
ラーディスプレイである。尚、ここでは4台のカメラを
用いて説明しているが、カメラの台数はこれらに限らず
何台でもよい。
【0009】図2は、第1の実施例の処理の流れを示す
フローチャートである。カメラ等の画像入力部20〜2
3から入力された原画像は、まずステップS21におい
て、レンズの色収差や歪、光軸のズレ、カメラの姿勢・
位置等の幾何学的な補正処理及びCCDセンサの感度ム
ラ等の補正処理が行われる。この処理は、あらかじめキ
ャリブレーションしてその補正データをROM27やR
AM26の中に記録しておけば、テーブル参照の形で高
速に補正処理が行える。また、この補正用データを画像
入力前に毎回求めれば正確な補正が可能となる。
【0010】次に、この補正処理が済むとステップS2
2に移り、撮影パラメータから後述する対応点探索を行
う範囲を決定する。その結果を用いてステップS23に
移り、各画像間の対応点検索を行う。対応点探索が終了
すると次にステップS24に移り、画像の補間処理を行
ったのち、ステップS25でレンチキュラーディスプレ
イ32に補正済の入力画像と補間された画像とを表示す
る。
【0011】次に、各部の処理を詳しく説明する。ま
ず、図3を用いて、対応点探索範囲の算出処理を説明す
る。図3は対応点探索範囲の算出原理を示す図である。
図3においてS101が撮影したい空間の一番後方の
面、S102が撮影空間Ω、S103が撮影したい空間
の一番前方の面、S104が撮影したい空間の一番後ろ
の面までの距離(Le)、S105が撮影したい空間の
一番前方の面までの距離(Lf)、S106は撮影位置
P1(S108)から撮像面へ垂線とその位置から距離
d(S109)だけはなれた撮影位置P2(S110)
から撮影空間Ωの一番前方の面にある撮影物体a(S1
12)までを結んだ直線との角度α、S107は同様に
撮影空間Ωの一番後ろの面S101にある撮影物体b
(S113)まで結んだ直線と視点位置P1からの垂線
との角度β、S111は焦点距離f、a’(S11
4)、b’(S115)は物体a(S112)、b(S
113)の撮像面での位置を表す。この図3の幾何に従
い、対応点探索範囲である画像面中のa’とb’との距
離を求める。
【0012】まず、撮影位置P1(S108)とP2
(S110)において、撮影空間Ωの一番前方の物体で
あるa(S112)のそれぞれの撮像面での移動距離d
1を求める。これは図3から次式で求められる。なお、
撮像面での主走査方向の大きさをnxであらわす。 d1=nx/(2tanα)=nx/(2(d/Lf)) ………(1) 同様に、撮影空間Ωの一番後方の物体b(S113)が
視点位置P1(S108)とP2(S110)におい
て、それぞれの撮像面での移動距離d2を求める。 d2=nx/(2tanβ)=nx/(2(d/Le)) ………(2) これらより、対応点探索としての直線探索の傾きの範囲
はd1〜d2で変化させればよいことになる。また、探
索刻みsはそのカメラ台数Nから次式で求めることがで
きる。 s=1/N ………(3)
【0013】次に、求められた対応点探索パラメータを
用いた対応点探索処理を図4を用いて説明する。図4
は、前述したステップS23の対応点探索処理のフロー
チャートである。ステップS31において初期設定とし
て注目ラスタを各画像の第1ラスタにセットする。次に
ステップS32において各画像の注目ラスタをワークメ
モリに読み込み、仮想的にj番目のエピポーラプレーン
イメージ(EPI)を構成する。ここで言うj番目のE
PIとは図5に示すように画像平面上の各点EPj
(x,i)が EPj(x,i)=Ni(x,j) ………(4) を満たすような点EPj(x,i)の集合のことであ
る。ただし、Ni(x,j)はi番目の画像(ここで
は、i=1〜4)のjラスタ目におけるx番目の画素
値、即ちi番目の画像において座標が(x,j)で表さ
れる画素の値を表している。
【0014】カメラ等の画像入力部が等間隔で平行に設
置されている場合、このEPI上では、対応する点は全
て直線上に並んで存在する。従って、対応点の検出はス
テップS33によりEPI上の直線を検出することによ
って行うことができる。また、画像の補間は検出された
直線上で行えばよいことになる。そこで、ステップS3
4において得られた直線から対応点を計算し、記憶す
る。ただし、検出される直線が画質に直接影響を与える
ため、このステップS23の対応点探索処理はより正し
い対応点を優先的に検出する。ここでは幅のある直線と
は同一の傾きを持つ直線の並びと定義し、幅のある直線
検出とは複数の直線並びが作る平行四辺形領域で各直線
が直線判定条件を満たすか領域を検出することである。
例えば4本の直線が並んでいる場合は幅4の直線とな
る。また、幅の広い直線ほど正確な対応点である可能性
が高いものとし、優先的に対応点として検出する。例え
ば幅4の直線と幅2の直線では幅4の直線検出で検出し
た対応関係を優先する。
【0015】具体的なアルゴリズムを図6のフローチャ
ートを用いて示す。ステップS50では探索直線幅W=
hに設定する。探索直線幅の初期値はあまり大きすぎる
と計算時間ばかりかかるので、h=8ぐらいで十分であ
ろう。次にステップS51で優先順位n=1、注目画素
のラインr=1に設定する。ステップS52でEPj
(x,r)を注目画素としm=k1〜k2、x=1〜n
xの範囲内で、
【0016】
【数1】
【0017】を満足するmを全て求め、検出された直線
数をLとしてメモリ記憶する。ただし、mは前記ステッ
プS22で求めた探索刻みsで変化させるため、実数値
も取り得る。
【0018】そこで、上式においてx+w+m×(i−
1)の部分の値は四捨五入して対応するx座標を決定す
る。TH2は対応点を見つけるための閾値で、このTH
2は1200×Wでよい。1200×Wの意味合いは、
4ラインのEPIなので差分を3回計算することにな
り、それぞれの差分値が20以下くらいであれば、ほぼ
同じ色であるという仮定のもとに3×202 =120
0、これに平行四辺形の幅Wを掛けて1200×Wとな
る。これは、画素値がRGBそれぞれに対して行う場合
だが、それだけでなく、YIQあるいはHSI等さまざ
まな表色系に一度変換した場合にも対応でき、それぞれ
に適した閾値を設定して用いることも可能である。
【0019】また、k1、k2はステップS22でもと
めたパラメータd1、d2それぞれを用いる。また、E
Pj(x+w+m×(i−1),i)が存在しない場
合、注目点EPj(x,r)とEPj(x+m×(i−
2),r−1)の間で直線判定の条件を満たすか否かを
調べ、条件を満たしていれば平行四辺形領域を検出し、
満たしていない時は、この傾きmにおける対応点は存在
しないとして処理を続ける。
【0020】次にステップS53において、ステップ5
1、52により求まった傾きmの直線から優先順位nの
対応点を求め、探索直線幅h、直線の色(幅hで検出さ
れた場合はh種類の色の列)をメモリに記憶する。ステ
ップS52、S53を1サイクルとして、処理済みでな
い画素に対してステップS54における未処理の画素が
減らなくなるまで上記のサイクルを繰り返す。その際、
ステップS55において優先順位nに1を加える。ただ
し、ステップS55においてEPj(x+m×(i−
r),i)が処理済みの場合は、EPj(x+m×(i
−r),i)−EPj(x,r)=0として処理を続け
る。
【0021】ステップS52〜S54の処理を行っても
未処理の画素が減らなくなったならば、ステップS57
に移り注目ラインに1を加え、EPj(x,r+1)を
注目画素としてステップS52〜S55と同様の処理を
行う。ただし、x=1〜nxとする。ステップS56で
最終ラインまで処理が済んだならば、ステップS59で
探索直線幅をΔWだけ狭くした後、ステップS51〜S
57の処理を行う。そしてステップS58で探索直線幅
が1より小さくなったら対応点探索処理を終える。次に
図4のステップS35でラスタjの値に1加え、A1.
〜A7.の処理を同様に行う。そしてステップS36で
最終ラスタまで処理が済んだならば、対応点探索を終了
する。
【0022】上記のように処理を行うことにより、2枚
の画像からでは求まらなかった対応点が検出でき、ま
た、オクルージョン等にも対応できるので、対応点探索
の精度が向上する。また、幅を持つ直線ほど優先的に検
出することで誤った対応点の検出頻度を減らせる。さら
に、同色の平行四辺形領域については従来の幅1の直線
検出方式では各注目点毎に数本の直線が検出され計算時
間が余分にかかっていたが、本手法では1つの注目点に
対する探索で検出でき、計算時間の短縮と直線データを
記録するメモリ領域の節約にもなる。
【0023】次に図2のステップS24に移り、画像の
補間処理を行う。画像の補間処理はステップS23によ
り求まった対応点を用いて行う。具体的なアルゴリズム
を図7を例にして説明する。図7は、j番目のEPIを
表している。a、b、cは各画素値を表す。太線で囲ん
だ領域は幅5の平行四辺形領域として検出された部分を
表し、太点線で囲まれた領域は幅3の平行四辺形領域と
して検出された部分を表している。入力画像間に等間隔
にn枚の画像を補間する場合を考える。ここでは説明を
簡単にするため、n=2とする。このことをj番目のE
PIで考えた場合、図8に示すようにEPIのライン間
に2本ずつラインを内挿し、原画の対応同士を結んだ直
線上にある内挿されたラインの画素値は直線上の対応点
の平均値を設定すればよい。このために次のB1〜B4
の処理が行われる。
【0024】B1.優先順位1の対応点を結んだ直線を
考え、この直線上にある内挿ラインの画素値を直線上に
ある原画の画素値の平均値にセットする。ただし、幅を
持った直線(平行四辺形領域)として検出されている場
合、複数の直線をまとめて扱うことになる。つまり図7
の幅5の平行四辺形領域については“cccaa”とい
う5つの直線が平行に並んでいる、もしくは5画素の幅
を持つ直線と見なす。従って平行四辺形領域の内挿は図
8に示すように内挿ラインと平行四辺形とが交差した部
分を平行四辺形領域を構成する直線の平均値列(ここで
はcccaa)で埋める。 B2.優先順位1の対応点処理が終ったら、次に優先順
位2の対応点の処理を行う。この処理は、基本的にはB
1.の処理と同じであるがB1.においてすでに補間さ
れた画素に対しては処理を行わない。
【0025】B3.優先順位2の対応点処理が終ったな
らば、次に優先順位3の対応点処理に入る。B2と同様
にすでに補間処理済みの画素に対しては、何も行わな
い。以下同様にして、最終の優先順位の対応点まで処理
を行う。 B4.B1.〜B3の処理を終えても補間されなかった
画素に対しては、周囲の画素から内挿を行う。この時の
方法としては周囲の画素値の平均値を用いる方法や最近
傍の画素値の値をそのまま用いる方法などがある。 B5.j=1〜nyについて、B1.〜B4.の処理を
行い、j2、j3、j5、j6、j8、j9を用いて補
間画像を得る。ただし、図8に示すように、B1.〜B
4.の処理により内挿されたラインをj2、j3、j
5、j6、j8、j9と表すことにする。例えば、補間
画像2は内挿ラインj2(j=1〜ny)を並べること
によって図9に示すように再構成できる。補間画像3、
5、6、8、9に関しても同様である。
【0026】以上述べた構成及び方法を用いて多数枚の
入力画像から補間画像を生成することにより、2枚の画
像からでは求めることができなかった対応点を検出する
ことができるので、補間の精度が向上する。対応点探索
の際においても、撮影パラメータを用いた探索パラメー
タを自動的に決定できるため、探索処理の高速化が可能
となっている。また、多数枚の画像から対応点を求める
ので、前述のようにオクルージョンの問題が解決でき
る。さらに、各視点の画素の対応関係を一画素単位のマ
ッチングでなく近傍画素を含んだパターンどうしのマッ
チングで優先して検出しているため、より正確な対応点
検出ができ、補間生成した画像の画質劣化を抑えられ
る。また、以上は上下方向の視差を省略した場合につい
て説明したが、平面上で格子状の粗い視点間隔の撮影位
置から撮影した多視点画像を保持し、混ぜ、左右方向に
これらの多視点画像を視点間補間し、次に上下方向に視
点間補間することにより、上下方向の視差も考慮した画
像が生成される。
【0027】(第2の実施例)次に、本発明の画像処理
装置における対応点探索部において、さらに高速化を行
う方法を示す。本実施例は、第1の実施例の対応点探索
部において、直線探索をエピポーラプレーンイメージの
第1ラインから最終ラインに向かって探索するだけ行う
のではなく、最終ラインから第1ラインに向かって探索
を行うことによって実現できる。その際の探索パラメー
タである探索範囲、探索刻み、直線の傾きは、それぞれ
のパラメータの符号を反転させることにより、そのまま
直線探索が可能となる。
【0028】(第3の実施例)次に、本発明の画像処理
装置を利用者が頭の位置を前後に変えて視点を上下前後
左右に移動させた場合、観察者の視点位置を検出し、観
察者から見える画像を再構成することによって、観察者
が視点を上下前後左右にスムーズに移動した場合にも対
応できる画像処理装置に適用した例を示す。ただし、説
明をわかりやすくするため、以下では上下方向の視差を
省略した場合について説明する。図10は本発明の画像
処理装置を適用した第3の実施例である画像表示装置の
構成を示す図である。図10において、1は固定して設
置される画像表示用の表示スクリーン、2は表示スクリ
ーン1を眺める利用者の目の位置を検出する視点検出
器、3は平面上に並んだ粗い視点間隔から表示する対象
物を撮影した多視点画像を保持している多視点画像デー
タベースである。4は表示スクリーン1に関するパラメ
ータを保持する表示パラメータ保持部、5は多視点画像
データベース3の多視点画像を撮影した際の視点並びの
平面を表す座標系を保持している撮影視点座標系保持
部、6は多視点画像データベース3の視点間補間された
画像も含む多視点画像の多視点画像の画像パラメータを
保持している多視点画像パラメータ保持部である。7は
視点検出器1からの信号をもとに視点パラメータを算出
する視点パラメータ算出部、8は視点の移動に対応した
画像を生成する画像生成部である。
【0029】9は注目する画素を示す画素インデクス信
号、10は視点パラメータと表示パラメータから、画素
インデクス信号9の示す画素に対応する視線方向を算出
する視線パラメータ算出部、11は視線パラメータの表
す視線と、撮影視点座標系が表す撮影視点並びの平面と
の交点(仮想視点)を算出する仮想視点パラメータ算出
部、12は視線パラメータ、撮影視点座標系、仮想視点
パラメータおよび多視点画像パラメータから、仮想視点
における画像の視線方向に対応する画素位置を算出する
画素位置算出部、13は画素位置と仮想視点パラメータ
をもとに、多視点画像データベース3の視点間補間され
た画像も含む多視点画像から、対応する画素値を算出す
る画素値算出する画素値算出部、14は表示スクリーン
1へ画像を表示する画像表示部である。15は、視点パ
ラメータが更新されたことを示す更新信号、16は画素
値を表す画素値信号である。17は第1の実施例で用い
られた粗い視点間隔から撮影された多視点画像から十分
細かい視点間間隔の多視点画像を生成する視点間補間処
理部、18は9〜13、17をまとめて構成される画素
値生成部である。
【0030】次に、図10の実施例の動作の概略を述べ
る。表示スクリーン1を眺める利用者が頭の位置を変え
て視点を移動させると、視点検出器2の信号が変化し、
視点パラメータ算出部7はこの変化を受けて、更新信号
15を画像生成部8へ送る。画像生成部8は更新信号1
5を受けると、視点移動に対応した新たな画像の生成を
開始する。画像生成部8はすべての画素について画素イ
ンデクス信号9に対応した画素値信号16を画素値生成
部18より得る。画素値生成部18では、表示パラメー
タ保持部4から表示パラメータをそれぞれ取得し、画素
インデクス信号9に対応する視線パラメータを算出す
る。
【0031】次に仮想視点パラメータ算出部11は、撮
影視点座標系保持部5から撮影視点座標系を取得し、視
線パラメータの表す視線と、撮影視点座標系が表す撮影
視点の並びの平面との交点(仮想視点)を表す仮想視点
パラメータを算出する。一方、画素位置算出部12は、
多視点画像パラメータ保持部6から多視点画像パラメー
タを取得し、その他、視線パラメータ、撮影視点座標
系、仮想視点パラメータから仮想視点位置における画像
の視線方向に対応する画素位置を算出する。画素値算出
部13は画素位置と仮想視点パラメータとをもとに、多
視点画像データベース3およびそれらより視点間補間処
理部17で生成された視点間補間画像から、対応する画
素値信号16を算出する。
【0032】画像生成部8はすべての画素について、画
素値信号16を画素値算出部13から得ると、これを画
像表示部14へ送る。画像表示部14はこうして生成さ
れた新しい視点に対応した画像を表示スクリーン1へ表
示する。結果として、利用者は多視点画像データベース
3に保持されている画像を撮影した視点位置以外の、前
後上下左右に視点を移動してもその視点移動に合わせた
対象物の画像を表示スクリーン1を通して眺めることが
できる。
【0033】次に、各部の処理を詳しく説明する。ま
ず、図11、図12を用いて、視線パラメータ算出部1
0の処理を説明する。図11は視線パラメータ算出部1
0の算出原理を示す図である。1は表示スクリーン、5
1は表示スクリーン1の端点(位置ベクトルXs)、5
2は長さが表示スクリーン1のピクセルピッチで、傾き
が表示スクリーン1の傾きに一致するベクトル(表示ス
クリーンベクトルp)、53は表示スクリーン1上の注
目する画素位置(位置ベクトルXp)、54は利用者の
視点位置(位置ベクトルXv)、55は注目する画素位
置53に対応する視線、56は視線55の傾きを表すベ
クトル視線ベクトル(a)である。
【0034】図12は視線パラメータ算出部10の処理
を示すフローチャートである。まず、ステップS61で
視点パラメータ算出部7から視点パラメータを取得す
る。ここで、視点パラメータは図11の利用者の視点位
置54である。次にステップS62で表示パラメータ保
持部4から表示パラメータを取得する。ここで表示パラ
メータとは、表示スクリーン1の端点51、表示スクリ
ーンベクトル52である。表示スクリーンベクトル52
は、表示スクリーン1の傾き、実サイズおよびピクセル
サイズから決定される。次にステップS63で、図11
に示す幾何学に従い、画素インデクス信号9に対応する
表示スクリーン1上の注目する画素位置53を以下の
(6)式で算出する。ただし、画素インデクス信号9を
iとする。 Xp=Xs+i・p ………(6) 次にステップS64で、視点位置54から眺めた場合の
画素位置53の方向に対応する視線パラメータを求め
る。視線パラメータは、視点位置54および視線ベクト
ル56の組み(Xv、a)とする。視線55は図10に
示す幾何学に従い、画素位置53および視点位置54の
2点を通る直線であり、視線ベクトル56は以下の
(7)式で算出する。 a=Xp−Xv ………(7)
【0035】次に、図13を用いて仮想視点パラメータ
算出部11および画素位置算出部12の処理を説明す
る。図13は仮想視点パラメータ算出部11および画素
位置算出部12の算出原理を示す図である。55は視
線、41は多視点画像データベース3の多視点画像を撮
影した際の並びの平面の断面の視点並び直線、42は視
線55と、視点並び直線41との交点(仮想視点位置ベ
クトルX)、43は視点並び直線41の傾きを表すベク
トル(視点並びベクトルT)、44は視点並び直線の端
点(位置ベクトルXl)である。45は仮想視点42に
おける画角の視野、46は、長さが、多視点画像を撮影
したカメラの焦点距離、傾きが、カメラの傾きであるよ
うなベクトル(焦点ベクトルf)、47は仮想視点42
における仮想的な撮像面、48は仮想的な撮像面47と
視線55との交点である画素位置(位置ベクトルX
p’)、49は長さが仮想的な撮像面47のピクセルピ
ッチで、傾きが仮想的な撮像面47の傾き(通常は焦点
ベクトル46に直角)に一致するベクトル(撮像面ベク
トルp’)である。
【0036】ここで、視点並びベクトル43および視点
並び直線の端点44が撮影視点座標系を表す値として、
撮影視点座標系保持部5に保持されている。また、焦点
ベクトル46および撮像面ベクトル49は、多視点画像
パラメータとして多視点画像パラメータ保持部6に保持
されている。焦点ベクトル46は、多視点画像を撮影し
たカメラの焦点距離および傾きから決定される。撮像面
ベクトル49は、焦点ベクトル46に直交し、大きさが
撮像面のセルサイズ(1ピクセルの大きさ)に等しいベ
クトルである。
【0037】次に、図13を用いて仮想視点パラメータ
算出部11の処理を説明する。図12の示す幾何学に従
うと、仮想視点42は以下の(8)、(9)式で表され
る。 X=Xl+t・T ………(8) X=Xv+α・a ………(9) ここで仮想視点を一意に表すパラメータとしてtを仮想
視点パラメータとする。αは視線方向の係数である。
(8)、(9)式を解くことによりtを算出し、Xを算
出する。次に、図13を用いて画素位置算出部12の処
理を説明する。図13の示す幾何学に従い、画素位置4
8は以下の(10)、(11)式で表される。 Xp’=f+i’・p’ ………(10) Xp’=X+β・a ………(11) ここで、画素位置48を一意に表すパラメータとして
i’を画素位置パラメータとする。βは視線方向の係数
である。(10)、(11)式を解くことによりi’を
算出し、これを画素位置算出部12の出力とする。
【0038】次に、画素値算出部13の処理について具
体的に説明する。本実施例では、多視点画像データベー
ス3に保持されている多視点画像は、粗い視点間隔で撮
影した画像であり、それを視点間補間処理部17で十分
細かい視点間補間画像が得られる。そこで、まず、仮想
視点パラメータ算出部11で算出された仮想視点パラメ
ータ43の示す仮想視点42からの画像の近似画像とし
て、仮想視点に一番近い視点から撮影された画像を、多
視点画像データベース3から視点間補間処理部で補間画
像を生成する。次に、この画像のうち、画素位置算出部
12で算出された画素位置48に最も近い位置の画素の
値を取得し、これを出力の画素値信号16とする。
【0039】以上、説明をわかりやすくするため、上下
方向の視差を省略した場合についての各部の処理を説明
したが、上下方向の多視点画像を用意すれば同様の方法
で、上下方向の視差を考慮に入れた、前後上下左右に視
点移動可能な両眼立体表示装置となる。なお、表示スク
リーン1および画像表示部8に、レンチキュラー方式や
メガネ方式等の両眼立体視が可能な立体表示スクリーン
及び立体画像表示部を用い、かつ、視点パラメータ算出
部7が左右おのおのの目の位置に対応する視点パラメー
タを算出し、これに対応して画像生成部8が左右おのお
のの目に提示するための画像を生成することにより、前
後上下左右に視点移動可能な両眼立体表示装置となる。
【0040】(第4の実施例)次に、本発明の画像処理
装置を、第3の実施例における表示スクリーン1が利用
者の頭部に固定される形の、いわゆるヘッド・マウンテ
ッド・ディスプレイ(HMD)タイプの画像表示装置に
適用した例を示す。本実施例の構成は、第3の実施例の
構成のうち、視線パラメータ算出部10の処理内容だけ
を以下に説明する処理に置き換えた形となる。説明は、
上下方向の視差を省略した場合について述べる。図14
は本実施例における視線パラメータ算出部10の算出原
理を示す図である。1は表示スクリーン、52は、長さ
が表示スクリーン1のピクセルピッチで、傾きが表示ス
クリーン1の傾きに一致するベクトル(表示スクリーン
ベクトルp)、53は表示スクリーン1上の注目する画
素位置(位置ベクトルXp)、54は利用者の視点位置
(位置ベクトルXv)、111は視点位置54から表示
スクリーン1の中央点へのベクトル(正面ベクトル
F)、55は注目する画素位置53に対応する視線、5
6は視線55の傾きをあらわす視線ベクトル(a)であ
る。
【0041】次に、図14を用いて、視線パラメータ算
出部10の処理を説明する。HMDタイプの表示装置で
は、視点検出器2は、利用者の視点位置54に加えて、
正面方向の傾き、すなわち正面ベクトル111の傾きを
検出する。表示スクリーンベクトル52の傾きは正面ベ
クトル111の傾きから決定される(通常は直角)。一
方、視点位置54から表示スクリーン1までの距離、す
なわち正面ベクトル111の長さ、およびピクセルピッ
チ、すなわち表示スクリーンベクトル52の長さは、H
MDの形状によって決定される固定した値であり、この
値は表示パラメータ保持部4に保持される。図14の示
す幾何学に従い、注目する画素位置53および視線ベク
トル56を以下の式で算出する。ただし、画素インデク
ス9をiとする。 Xp=Xv+F+i・p a=Xp−Xv ………(12)
【0042】以上の構成により、HMDタイプの表示装
置で多視点画像を任意の視点移動表示できる画像表示装
置となる。また、表示スクリーン1が頭部に固定されて
いなくても、固定して設置された表示スクリーン1と利
用者の視点位置54の相対的位置関係が固定であるよう
なコックピットタイプの表示装置を用いても、本実施例
と同じ視線パラメータ算出部10の処理で、任意の視点
移動表示できる画像表示装置となる。このとき、視点検
出器2の代わりに、基準座標における視点位置54をハ
ンドル等で操作する視点位置入力装置を用いる。
【0043】図15は表示スクリーン1の実施例を示す
もので、液晶ディスプレイ100とレンチキュラーシー
ト101とで構成されている。
【0044】(他の実施例)以上の各実施例ではあらか
じめ撮影された多視点画像とそれから視点間補間を行っ
た画像も含んだ多視点画像データベース3に保持されて
いる構成としたが、これを、多視点画像を実時間で取り
込むことのできる多眼テレビカメラに置き換えることに
より、実時間の任意視点画像撮影・表示システムとな
る。なお、本発明は単体の画像処理装置に適用しても良
いし、多視点テレビ、多視点テレビ電話端末や多視点テ
レビ会議システムのようなシステム機器に適用してもよ
いし、コンピュータや他の画像処理装置と組み合わせた
複合装置にも適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、10の
発明によれば、複数の位置から撮影した画像を入力し、
入力された多視点画像データをEPIに分解し、このE
PI上で直線の幅を変化しながら直線を検出し、この直
線から画像間の対応点を検出し、この検出された対応点
を用いて異なった位置から撮影した場合に得られるはず
の画像を生成するように構成したことにより、従来、物
体の前後関係が逆転してしまうような場合や細かい模様
がつぶれてしまうような場合においても、精度よく補間
画像を生成することができる効果がある。
【0046】また、請求項8、9、17、18によれ
ば、対応探索パラメータを自動的に決定することにより
幅を持つ直線検出により補間処理の高速化が可能とな
り、さらに、補間処理により求めた多数の画像あるいは
十分細かく視点を移動して撮影した多視点画像を用いて
前後方向の視点移動に対応した画像を再構成することに
より、従来は対応できなかった前後方向への視点移動が
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】第1の実施例の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図3】図2のステップS22の撮影パラメータから対
応点探索範囲の算出原理を示す説明図である。
【図4】図2のステップS23の対応点探索処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図5】j番目のエピポーラプレーンイメージを示す構
成図である。
【図6】図2のステップS24の直線検出の流れを示す
フローチャートである。
【図7】補間処理アルゴリズムを説明するための説明図
である。
【図8】補間処理アルゴリズムを説明するための説明図
である。
【図9】補間処理アルゴリズムを説明するための説明図
である。
【図10】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図11】第3の実施例の視線パラメータ算出部の算出
原理を示す説明図である。
【図12】図10の視線パラメータ算出部の処理を示す
フローチャートである。
【図13】図10の仮想視点パラメータ算出部および画
素位置算出部の算出原理を示す説明図である。
【図14】視線パラメータ算出部の算出原理を示す説明
図である。
【図15】図10の表示スクリーンを示す斜視図であ
る。
【図16】視点間補間の処理の流れを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
20〜23 画像入力部 25 CPU 26 RAM 27 ROM 29 ハードディスク 32 レンチキュラーディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/262 7/18 K 9365−5H G06F 15/72 450 A (72)発明者 瓜阪 真也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の視点位置から撮影した画像を入力
    する画像入力ステップと、 上記入力画像を用いて構成されるエピポーラプレーンイ
    メージ上で幅を持つ直線を検出する直線検出ステップ
    と、 上記検出された直線から上記入力画像間の対応点を検出
    する対応点検出ステップと、 上記検出された対応点を用いて上記入力画像の視点とは
    異なる視点からの画像を生成する画像補間ステップとを
    備えた画像処理方法。
  2. 【請求項2】 上記画像入力ステップは、複数台のカメ
    ラからの画像が入力可能であることを特徴とする請求項
    1記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 上記画像入力ステップは、画像データベ
    ースからの画像が入力可能であることを特徴とする請求
    項1記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 上記直線検出ステップは上記エピポーラ
    プレーンイメージ上における上記直線の傾きを小数精度
    で求めることを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】 上記対応点検出ステップは、上記直線検
    出ステップで検出する直線の幅を変更して対応点検出を
    行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 上記直線検出ステップを行う際に、撮影
    時のパラメータを用いて検出パラメータを自動的に決定
    することを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 上記直線検出ステップは上記直線の逆方
    向からも検出することを特徴とする請求項1記載の画像
    処理方法。
  8. 【請求項8】 観察者の目の位置を検出する視点検出ス
    テップと、 上記検出された視点位置から見える画像を上記入力画像
    から生成される補間画像から再構成する画像再構成ステ
    ップと、 上記再構成された画像を出力する画像出力ステップとを
    備えることを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 上記画像再構成ステップは、上記観察者
    の視点位置および上記画像出力ステップで用いられる画
    像出力装置の種類から画像の再構成に必要なパラメータ
    を計算し、そのパラメータを用いて再構成画像の各画素
    が入力された多視点画像のどの画素に対応するかを計算
    し、対応する画素を多視点画像から抽出して画像を再構
    成することを特徴とする請求項8記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 複数の視点位置から撮影した画像を入
    力する画像入力手段と、 上記入力画像を用いて構成されるエピポーラプレーンイ
    メージ上で幅を持つ直線を検出する直線検出手段と、 上記検出された直線を用いて上記入力画像間の対応点を
    検出する対応点検出手段と、 上記検出された対応点を用いて上記入力画像の視点とは
    異なった視点からの画像を生成する画像補間手段とを備
    えた画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記画像入力手段は、複数台のカメラ
    からの画像が入力可能であることを特徴とする請求項1
    0記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 上記画像入力手段は、画像データベー
    スからの画像が入力可能であることを特徴とする請求項
    10記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記直線検出手段は、上記エピポーラ
    プレーンイメージ上における上記直線の傾きを小数精度
    で求めることを特徴とする請求項10記載の画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 上記対応点検出手段は、上記直線検出
    手段で検出する直線の幅を変更して対応点検出を行うこ
    とを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 直線検出手段は、撮影時のパラメータ
    を用いて検出パラメータを自動的に決定することを特徴
    とする請求項10記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 上記直線検出手段は、上記直線の逆方
    向からも検出することを特徴とする請求項10記載の画
    像処理装置。
  17. 【請求項17】 観察者の目の位置を検出する視点検出
    手段と、 上記検出された視点位置から見える画像を上記入力画像
    から生成される補間画像から再構成する画像再構成手段
    と、 上記再構成された画像を出力する画像出力手段とを備え
    ることを特徴とする請求項10記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 上記画像再構成手段は、上記観察者の
    視点位置および上記画像出力手段の種類から画像の再構
    成に必要なパラメータを計算し、そのパラメータを用い
    て再構成画像の各画素が入力された多視点画像のどの画
    素に対応するかを計算し、対応する画素を多視点画像か
    ら抽出して画像を再構成することを特徴とする請求項1
    7記載の画像処理装置。
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