JPH06339454A - 計測用内視鏡装置 - Google Patents

計測用内視鏡装置

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JPH06339454A
JPH06339454A JP5130876A JP13087693A JPH06339454A JP H06339454 A JPH06339454 A JP H06339454A JP 5130876 A JP5130876 A JP 5130876A JP 13087693 A JP13087693 A JP 13087693A JP H06339454 A JPH06339454 A JP H06339454A
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JP
Japan
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area
measurement
image
point
plane
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Withdrawn
Application number
JP5130876A
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English (en)
Inventor
Hiroichi Nishimura
博一 西村
Tetsuo Nonami
徹緒 野波
Masakazu Nakamura
雅一 中村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計測対象の面積を客観的に認識できる計測用
内視鏡装置を得る。 【構成】 S1において、モニタ上に、計測対象とする
左右画像をそれぞれ表示する。計測対象画像は、内視鏡
及びビデオプロセッサから得られ、画像を記録するか否
かを決定し、記録する際には左右画像を2枚1組で外部
記憶に記録する。S2において、計測対象領域の設定を
行う。計測対象領域は、マウスの操作によりモニタ上の
一方あるいは双方に設定される。S3において、投影平
面を設定する。S4において、計測対象領域の領域境界
線を、投影平面上の3次元座標に展開する。S5におい
ては、3次元座標に展開された計測対象領域の面積を算
出する。算出された値は、対象点の座標、投影平面の方
程式等と共に、CRTにおいて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡先端に対する計
測対象点の位置を計測する計測用内視鏡装置に関し、特
に計測対象点の位置、計測対象点間の距離、計測対象の
凹凸の高さまたは深さを計測できる計測用内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、医療分野及び工業分野において、
内視鏡が広く用いられるようになった。通常の内視鏡に
よる観察像では、一般に対象物は平面的なものとなり、
凹凸等を認識しにくい。このため、例えば本出願人は、
特願昭62−181888号明細書において、内視鏡の
先端に2系統の対物レンズを設けて、この2系統の対物
レンズにより得た2つの画像をイメージガイドを通じて
接眼部に導いて双眼により立体的視野を得るようにした
装置を提案していた。
【0003】このようにして得られる2つの画像を撮像
して2つのモニタに表示した場合、各モニタの画像上で
互いに対応する点を指定することにより、対象物の1点
を3次元的に特定することができる。そして、その対象
点までの距離を求めることや、複数の対象点間の距離を
求めること等が可能となる。また、本出願人は特願平1
−117863号明細書において、指定された任意の基
準平面と、計測対象点との距離を演算することにより、
計測対象の凹凸の高さあるいは深さを客観的に知ること
が可能となる装置を提案していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば潰
瘍、胃炎等の病変部の面積を知ることにより、経時的な
治癒過程を客観的に認識したいという要望がある。しか
しながら、前述のような対象物の1点を3次元的に特定
する手段や、複数の対象点間の距離を求める手段、ある
いは計測対象の凹凸の高さ及び深さを求める手段等は、
いずれも計測対象の面積を示すものではなく、計測対象
の面積が客観的には判らなかった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、対象物の面積を客観的に認識できるようにした
計測用内視鏡装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の計測用内視鏡装
置は、内視鏡先端に対する計測対象点の位置を計測する
計測用内視鏡装置において、撮像された画像に対し、計
測対象とする領域を設定する領域設定手段と、3次元空
間における少なくとも1つの平面を設定する平面設定手
段と、前記領域を前記平面に投影する投影手段と、前記
投影手段より投影された、計測対象とする前記領域の面
積を演算する手段とを備えている。
【0007】
【作用】本発明の計測用内視鏡装置では、撮像された画
像に対し、計測対象とする領域が設定すると共に、3次
元空間における少なくとも1つの平面を設定し、前記領
域が前記平面に投影して、前記投影された領域の面積を
演算することで、対象物の面積の客観的な認識を可能と
する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の第1実施例を
説明する。本実施例においては、適用する計測用内視鏡
として、先端に2系統の対物レンズを備えたステレオ内
視鏡を用いる。
【0009】図1ないし図18は第1実施例に係わり、
図1は計測用内視鏡装置の構成を示すブロック図、図2
は内視鏡の挿入部先端部の説明図、図3は計測用内視鏡
装置の機能構成を示す機能ブロック図、図4はホストコ
ンピュータの構成を示すブロック図、図5は外部記憶装
置の構成を示すブロック図、図6は面積計測の処理の流
れを示すフローチャート、図7は面積計測の概念を示す
説明図、図8は面積計測の処理の概要を示す説明図、図
9は面積計測に用いる3次元座標系を説明する説明図、
図10は計測対象点の3次元座標算出原理のための説明
図、図11は歪曲収差補正に関する説明図、図12はス
ケールマーカの表示例を示す説明図、図13は面積計測
のための境界追跡に関する第1の説明図、図14は面積
計測のための境界追跡に関する第2の説明図、図15は
面積計測のための三角形分割に関する第1の説明図、図
16は面積計測のための三角形分割に関する第2の説明
図、図17は面積計測のための三角形分割に関する第3
の説明図、図18は三角形分割処理のアルゴリズムを示
すフローチャートである。
【0010】本実施例の計測用内視鏡装置は、図3に示
すように、ステレオ式ビデオイメージエンドスコープ
(以下、内視鏡と記す)101と、この内視鏡101に
よって撮像される右画像及び左画像の各画像信号を信号
処理する右画像用ビデオプロセッサ110R及び左画像
用ビデオプロセッサ110Lと、前記各ビデオプロセッ
サ110R,110Lから出力される例えばRGB信号
による各映像信号を記憶する右画像用フレームメモリ1
12R及び左画像用フレームメモリ112Lと、前記各
フレームメモリ112R,112Lから出力される例え
ばRGB信号による映像信号を入力して、右画像,左画
像を表示する右画像用モニタ130R及び左画像用モニ
タ130Lと、前記各フレームメモリ112R,112
Lに記憶された画像を用いて、立体計測演算を行うホス
トコンピュータ120と、前記ホストコンピュータ12
0に接続された外部記憶140と、前記ホストコンピュ
ータ120に接続され、前記モニタ130R,130L
に表示されるカーソルの操作や計測対象点の指定及び計
測対象領域の設定等を行うマウス145とを備えてい
る。
【0011】前記両ビデオプロセッサ110R,110
Lは、互いに同期した信号処理を行うようになってい
る。また、本実施例では、前記各フレームメモリ112
R,112Lは、R,G,B用の各メモリを複数組備え
ており、1組には画像が記憶され、他の組にはカーソル
が書き込まれ、各組に書き込まれた信号を足し合わせる
ことにより、モニタの画面上に画像とカーソルとを表示
できるようになっている。
【0012】前記ホストコンピュータ120は、図4に
示すように構成されている。
【0013】すなわち、ホストコンピュータ120は、
CPU121,右フレームメモリインターフェース12
2R,左フレームメモリインターフェース122L,メ
インメモリ123,外部記憶インターフェース124,
マウスインターフェース125,キーボード126及び
CRT127を備え、これらは、バスによって互いに接
続されている。また、前記右フレームメモリインターフ
ェース122R,左フレームメモリインターフェース1
22Lは、それぞれ、前記右画像用フレームメモリ11
2R及び左画像用フレームメモリ112Lに接続され、
これらとの間で画像データの送受を行うと共に、各イン
ターフェース122R,122Lを介して、前記フレー
ムメモリ112R,112Lに対するカーソル制御を行
うようになってる。また、前記外部記憶インターフェー
ス124は、外部記憶140に接続され、画像データ及
び対象点位置情報の送受を行うようになっている。ま
た、前記マウスインターフェース125は、マウス14
5に接続されるようになっている。
【0014】前記外部記憶140は、図5に示すよう構
成されている。
【0015】すなわち、外部記憶140は、対象点の位
置情報を記憶し、ホストコンピュータ120と各種計測
データの送受を行う計測データ情報用ファイル181
と、ホストコンピュータ120と画像データの送受を行
うステレオ画像マネージャー182と、このステレオ画
像マネージャー182に連結され、左画像データを記憶
する左用画像ファイル183Lと、前記ステレオ画像マ
ネージャー182に連結され、右画像データを記憶する
右用画像ファイル183Rとを備えている。本実施例で
は、内視鏡101で得たステレオ画像を左右2枚1組で
取り扱っており、ホストコンピュータ120から2枚1
組で送られて来たステレオ画像は、前記ステレオ画像マ
ネージャー182によって、左用,右用各画像ファイル
183L,183Rに振り分けられて、記録されるよう
になっている。また、前記ステレオ画像マネージャー1
82によって、前記各画像ファイル183L,183R
に記録された画像は、2枚1組で呼び出されるようにな
っている。
【0016】内視鏡101は、図2に示すように、細長
の挿入部102を備え、この挿入部102の先端部に
は、複数の、例えば2つの観察窓と、照明窓とが設けら
れている。前記各観察窓の内側には、互いに視差を有す
る位置に、右眼用対物レンズ系103R,左眼用対物レ
ンズ系103Lが設けられている。各対物レンズ系10
3R,103Lの結像位置には、それぞれ、固体撮像素
子を用いた撮像手段104R,104Lが配設されてい
る。また、前記照明窓の内側には、配光レンズ105が
設けられ、この配光レンズ105の後端には、ファイバ
バンドルよりなるライトガイド106が連設されてい
る。このライトガイド106は、前記挿入部102内に
挿通され、入射端部は図示しない光源装置に接続される
ようになっている。そして、この光源装置から出力され
る照明光が、前記ライトガイド106及び配光レンズ1
05を介して被写体に照射されるようになっている。こ
の被写体からの光は、前記対物レンズ系103R,10
3Lによって、それぞれ右画像,左画像として、撮像手
段104R,104Lに結像されるようになっている。
【0017】次に、計測用内視鏡装置の機能ブロック構
成を説明する。前記撮像手段104R,104Lによっ
て撮像された各画像信号は、それぞれ、ビデオプロセッ
サ110R,110Lに入力され、映像信号処理が施さ
れるようになっている。前記各ビデオプロセッサ110
R,110Lから出力される各画像信号は、それぞれ、
A/D変換器111R,111Lによりデジタル信号に
変換された後、画像メモリすなわち、各フレームメモリ
112R,112Lのうちの画像用のメモリに記憶され
るようになっている。
【0018】前記左右画像フレームメモリ112R,1
12Lから読み出された画像信号は、それぞれ、ORゲ
ート157R,157Lを経て、D/A変換器158
R,158Lにてアナログ信号に変換され、モニタ13
0R,130Lに入力されるようになっている。そし
て、このモニタ130R,130Lに、それぞれ、右画
像,左画像が表示されるようになっている。
【0019】また、右画面にカーソルを表示させるカー
ソル表示手段151Rと、左画面にカーソルを表示させ
るカーソル表示手段151Lとが設けられ、マウス14
5は、切換手段150を介して、前記カーソル表示手段
151R,151Lの一方に接続されるようになってお
り、各画面用のカーソルの移動等の操作を行うことがで
きるようになっている。前記カーソル表示手段151
R,151Lから出力されるカーソル表示用の信号は、
前記ORゲート157R,157Lに入力されるように
なっており、これにより、モニタ130R,130Lの
画面にカーソルが重畳されるようになっている。
【0020】また、右画面用のカーソル表示手段151
Rには、案内線表示手段153が連結され、この案内線
表示手段153は、右画面において対象点が指定されて
いる場合には、その対象点に対する左画面上での位置条
件を演算し、その位置条件に基づいて案内線表示用の信
号を出力するようになっている。この案内線表示用の信
号は、ORゲート157Lに入力されるようになってお
り、これにより、左画像用モニタ130Lの画面に案内
線が重畳して表示されるようになっている。
【0021】また、前記両カーソル表示手段151R,
151Lには、対象点位置演算手段154が連結されて
おり、この対象点位置演算手段154は、両画面におい
て対象点が指定されている場合には、その対象点の各画
面における座標より計測対象点の3次元座標を求めるよ
うになっている。
【0022】一方、平面設定手段160、領域設定手段
155、投影手段161、面積算出手段162が設けら
れており、平面設定手段160は、対象点位置演算手段
154に連結され、3点以上の対象点の位置を得ること
により、平面(以下、投影平面)を設定する。また、領
域設定手段155は、カーソル表示手段151L、15
1Rに連結されるとともに、ORゲート157L及び1
57Rに連結される。領域設定手段155は、マウス1
45を操作することにより、左及び右画像の一方または
双方に面積を計測する対象領域(以下、計測対象領域)
をモニタ130L及び130R上に描画する。投影手段
161は、平面設定手段160及び領域設定手段155
に連結される。投影手段161は投影平面上に計測対象
領域を投影することにより、3次元座標への展開を行
う。面積算出手段162は投影手段161に連結され、
3次元座標に展開された計測対象領域の面積を算出す
る。
【0023】尚、本実施例においては前記切り替え手段
150、カーソル表示手段151R,151L、対象点
位置算出手段154、案内線表示手段153、領域設定
手段155、平面設定手段160、投影手段161、面
積算出手段162は、前記ホストコンピュータ120を
動作させることにより達成される。また、ホストコンピ
ュータ120は、対象点位置、投影平面、計測対象領
域、算出された面積の値を外部記憶140に記録可能で
ある。
【0024】このように構成された計測用内視鏡装置の
計測対象領域の面積計測の流れを図6に従い説明する。
【0025】本実施例においては計測対象領域を、3つ
の指定された対象点による1つの投影平面上に投影し、
その面積を求めるものとする。図7は、本実施例におけ
る面積計測の原理の概念図である。図7において、平面
設定手段160により設定された平面に投影手段161
によって計測対象領域を投影することにより、計測対象
領域が投影平面上に存在しているものと仮定し、対物レ
ンズ103L(R)を介して撮像して面積算出手段16
2でその面積を算出する。
【0026】ステップS1において、モニタ130L及
び130R上に、計測対象とする左右画像(以下、計測
対象画像)をそれぞれ表示する。計測対象画像は、内視
鏡101及びビデオプロセッサ110L、110Rから
得られるものと、外部記憶140にあらかじめ記録して
おいたもののいずれを使用してもよい。内視鏡101に
よる画像を選択した場合は、画像を記録するか否かを決
定し、記録する際には左右画像を2枚1組で外部記憶1
40に記録する。
【0027】次に、ステップS2において、計測対象領
域の設定を行う。計測対象領域は、マウス145の操作
により、モニタ130Rまたはモニタ130L上の一方
あるいは双方に設定される。この作用は、例えば以下の
ように達成される。
【0028】A1.計測対象領域を設定を左画像、右画
像、あるいは双方の画像上のいずれに行うかを選択す
る。
【0029】A2.選択された画像上(双方の画像上に
設定する場合は、まず右画像上)に、計測対象領域描画
用の任意に移動可能なカーソル(以下、描画カーソル)
を表示する。
【0030】A3.マウス145の操作により、描画カ
ーソルを移動し、そのフレームメモリ112Rまたは1
12L上の軌跡(以下、領域境界線)に囲まれる計測対
象領域を指定する。尚、この操作は繰り返し可能であ
る。
【0031】A4.計測対象領域確定後(双方の画像上
に設定する場合は左画像上に、同様の作業を繰り返した
後)、設定を終了する。
【0032】続いて、ステップS3において、投影平面
を設定する。投影平面設定のための対象点の指定は、例
えば以下のように行う。
【0033】B1.対象点がすでに指定されているが、
変更する場合には、左右モニタ130L及び130R上
のカーソルを消す。
【0034】B2.右画像用モニタ130R上に、点の
指定用として任意に移動可能なカーソル(以下、動カー
ソル)を表示する。
【0035】B3.マウス145の操作により、指定す
る点に動カーソルを移動する。
【0036】B4.マウス145の操作による指定を行
うと、動カーソルは消え、確定カーソルが表示される。
尚、この指定は繰り返し可能である。
【0037】B5.必要に応じ、左画像用モニタ130
L上に、案内線を表示する。
【0038】B6.左画像用モニタ130L上に、動カ
ーソルを表示する。
【0039】B7.マウス145の操作により、指定す
る点(右画像上に指定した点に対応する点)に動カーソ
ルを移動する。
【0040】B8.マウス145の操作による指定を行
うと、動カーソルは消え、確定カーソルが表示される。
尚、この指定は繰り返し可能である。
【0041】B9.指定された左右の対象点に対応する
計測対象点の3次元座標が演算される。
【0042】B1〜B9の作業を、対象点3点分繰り返
し、後述する平面方程式への代入により導出される平面
を投影平面とする。
【0043】尚、3つの対象点の指定は、4つ以上の対
象点から3つを選出するようにしてもよい。
【0044】上記B5における案内線は、一方の画像上
で対象点を指定した場合、他の画像上でその対象点が存
在しているべき位置を示すものである。これは、一般に
はエピポーララインと呼ばれるものである。エピポーラ
ラインについては、文献1(画像解析ハンドブック 高
木幹雄 下田陽久 監修 東京大学出版会)に詳しい。
【0045】また、エピポーララインの性質を利用する
ことにより、左右いずれか一方の対象点の指定後、他方
の画像上の対応する点を自動的に決定することができ
る。すなわち、エピポーラライン上に、対応すべき点が
存在することから、対象点付近の画像データを用いた1
次元のマッチング処理を適用し、最も相関の高いパター
ンを求め、対象点に対応する点を決定する。マッチング
手法は例えば同出願人による文献2(USP 4,96
2,540)に開示されているカラーマッチング手法を
適用すればよい。
【0046】さらに、上記B7において、左画面上に指
定した対象点の位置が、右画像上に指定した対象点と明
らかにずれていることを自動的に認識し、操作者に指定
を再実行させることが考えられる。例えば、前出のエピ
ポーララインから外れた点を指定した場合には、3次元
座標の算出は行わず、指定エラーメッセージを表示する
等の処理を行う。
【0047】続いて、ステップS4において、計測対象
領域の領域境界線を、投影平面上の3次元座標に展開す
る。
【0048】ステップS5においては、3次元座標に展
開された計測対象領域の面積を算出する。算出された値
は、対象点の座標、投影平面の方程式等と共に、CRT
127において表示する。また、必要に応じて外部記憶
140に、計測対象領域を加え、計測データとして保存
可能である。
【0049】尚、ステップS2及びステップS3は、処
理の順序を逆にしてもよく、任意の手順を踏むことがで
きる。また、投影平面及び、計測対象領域はあらかじめ
設定されているものを外部記憶140から再表示し、使
用することができる。その際には、同一の投影平面を用
いて新たな計測対象領域の面積を導出する、あるいは同
一の計測対象領域を異なる投影平面に投影することがで
きる。また、対象点を1点あるいは2点変更し、投影平
面を設定し直す等の処理も可能である。
【0050】図8は、ステップS1〜ステップS5まで
の各処理での概念図である。
【0051】次に、本実施例におけるステップS5での
面積計測の原理を、より具体的に説明する。対象点の3
次元座標は、図9に示されるように、内視鏡101にお
ける2つの対物レンズ103R、103Lの中心を通る
直線の方向をX軸とし、対物レンズ間の中点を原点Oと
するXYZ座標系により表されるものとする。図10
(a)、(b)は、得られる3次元座標系において、内
視鏡101の撮像系をそれぞれX−Z、Y−Z座標系に
基づき表示したものである。
【0052】対象点Pはマウス145に用いた操作によ
り、フレームメモリ112R及び112L上で指定され
る。対象点Pは、対物レンズ系103R及び103Lを
通じ、撮像手段104R及び104L上に結像したもの
である。ここでは、左右の光軸は平行であり、それぞれ
撮像手段104L及び104Rと直交するものとする。
また、対物レンズ系103Rと撮像手段104R、対物
レンズ系103Lと撮像手段104Lは、それぞれ平行
に配置されている。
【0053】対象点Pの3次元座標(Xp,Yp,Zp)
は、三角法を用いて算出される。図10において、対象
点Pの左右撮像手段上での結像位置は、撮像手段104
R及び104Lの光軸との交点Ro及びLoを原点とし、
それぞれ(Lpx,Lpy)、(Rpx,Rpy)として表され
る。ただし、RoとLoのY座標は等しく、Lpy=Rpyで
あるため、図10(b)では左側撮像系のみ示す。
【0054】尚、内視鏡による撮像画像は、一般に広角
レンズを使用しているため、歪曲収差による歪が存在す
る。本実施例においては、歪曲収差補正処理適用後の結
像位置を(Lpx,Lpy)及び(Rpx,Rpy)とする。歪
曲収差補正処理は例えば以下のように行う。
【0055】内視鏡を用いて例えば図11(a)に示す
製法のます目を撮像した場合、得られる画像は図11
(b)に示されるようなものになる。この歪画像が正方
のます目画像になるように、各画素における補正値をあ
らかじめ決定しておき、実際の撮像画像に対しての補正
を行うことにより歪曲収差補正処理を実現することが可
能となる。より具体的な処理手法は、文献3(USP
4,895,431)において開示されている。以下、
本実施例においては歪曲収差補正処理適用後の画像を取
り扱うものとする。
【0056】図10において、左右対物レンズ系103
L及び103Rの中心をそれぞれL0及びR0とする。ま
た、Dは左右の光軸間の距離、Fは対物レンズ系103
Rと撮像手段104Rとの距離を示し対物レンズ系10
4Lと撮像手段104Lとの距離もこれに等しい。
【0057】計測対象点Pから内視鏡先端面上に下ろし
た垂線の足をQとすると、次に示す(A)(B)(C)
の関係が成り立つ。
【0058】図10(a)より (A) ΔPQL0∽ΔL0LoLpx (B) ΔPR0Q∽ΔR0RpxRo 図10(b)より (C) ΔPQL0∽ΔL0LoLpy LoLpx、RoRpx及びLoLpyの値は撮像素子面におけ
る距離として得ることができる。すなわち、フレームメ
モリ112R及び112L上における結像位置と、1画
素あたりの画素サイズから求めればよい。
【0059】また、図10(a)より (E) R0Q+QL0=D が成り立ち、さらに、図10(a)及び図10(b)よ
り (F) L0Lo=R0Ro=F が成り立つ。
【0060】これらの条件((A)〜(F))により対
象点Pの座標(Xp,Yp,Zp)は、以下の式(1)、
(2)、(3)より求められる。
【0061】 Xp=D・(LpxLo−RpxRo)/2(PpxLo+RpxRo) …(1) Yp=D・LpyLo/(LpxLo+RpxRo) …(2) Zp=D・F/(LpxLo+RpxRo) …(3) 以上により得られる対象点の3次元座標より、内視鏡先
端から対象点までの距離、複数の対象点間の距離を算出
することができる。
【0062】また、得られた対象点の3次元座標値を基
に、対象物の長さ、大きさを客観的に認識できるスケー
ルマーカを、対象物の形状に合わせて表示してもよい。
図12にスケールマーカの表示例を示す。図12(a)
において、対象点Paの3次元座標を求めた後、点Pa
とX座標が同じ点を水平方向に、Y座標が同じ点を垂直
方向に求め、図12(b)に示されるように一定の間隔
(例えば1mm)ごとに目盛りがふられた曲線として画
像に重畳し、表示する。スケールマーカは方眼、ドッ
ト、同心円状のもの等、種々考えられる。
【0063】本実施例においては、対象点3点により投
影平面を作成する。投影平面は対象点3点の3次元座標
を、それぞれ(X1,Y1,Z1)、(X2,Y2,Z2)、
(X3,Y3,Z3)とし、平面方程式aX+bY+cZ
+d=0に代入した連立方程式を解くことにより、必要
なパラメタa、b、c、dが求まる。
【0064】次に、計測対象領域の設定から投影平面上
の3次元座標への展開までの処理の流れについて説明す
る。マウス145の操作により、計測対象領域の境界線
が描画され、境界線の内部に含まれる領域が計測対象領
域となる。この境界線は、本実施例においてはフレーム
メモリ112L及び112R上で、それぞれ左右画像を
表示するためのRGB各プレーンに重ねられた描画用プ
レーンに設定されるものとする。描画用プレーン上の画
素は、当初はすべて0の値が代入されているが、マウス
145の操作により計測対象領域の境界線となる画素の
値を順次1に変更する。図13はこのようにして設定さ
れた計測対象領域の描画用プレーン上での表現の例であ
る。
【0065】続いて、後述する面積算出処理のための前
処理として、描画された計測対象領域の境界画素の連結
情報を取得する。
【0066】領域境界線は、点(画素)の連結により構
成されており、連結情報は注目する点が次にどの点に接
続するかを示し、例えば図14において点(計測対象領
域画像の画素に対応する)Pkが点Pk+1に、点Pk+1が
点Pk+2に連結することに対応する。これは、公知の境
界線追跡処理により達成され、文献4(コンピュータ画
像処理入門 田村秀行 著 総研出版 p.84〜85)に
詳しい。計測対象領域の境界追跡は、追跡開始点P0よ
り開始され、領域境界点を一周して再び点P0に戻る。
連結情報は、いわゆるチェイン・コードとして取得され
る。
【0067】連結情報取得後、計測対象領域に対する投
影平面上の3次元座標への展開を行う。3次元座標展開
の原理は、三角測量法における左及び右側撮像系のどち
らか一方に関しての結像条件と、投影平面の方程式から
なる。図10において、座標算出の点P(Xp,Yp,Z
p)(以下、領域境界点)に対し式(4)、(5)、
(6)が成り立つ。
【0068】 左側 Xp=(LpxLo・Zp−D・F/2)/F …(4) 右側 Xp=(−RpxRo・Zp+D・F/2)/F …(5) Yp=−LpyLo・Zp/F(=−RoRpy・Zp/F) …(6) 設定された計測対象領域が左画像上のものであれば式
(4)を、右画像上のものであれば式(5)を用いる。
【0069】また、投影平面の方程式より、式(7)が
えられる。
【0070】 aXp+bYp+cZp=0 …(7) 以上より、領域境界点Pの座標(Xp,Yp,Zp)は以
下のように求められる。
【0071】左側:
【数1】 右側:
【数2】 得られた3次元座標と、前述の連結情報を用いて、計測
対象領域の面積を求める。本実施例においては、3次元
座標に展開された領域境界点により表される計測対象領
域を、複数の三角形に分割し、それらの面積の和を求め
ることとする。図15及び図16は、本実施例における
三角形分割のための説明図である。領域境界点は、投影
平面上において、例えば図15(a)に示すように、離
散的に分布している。ここで連結情報を用いると、計測
対象領域は図15(b)に示されるような多角形とみな
すことができる。したがって、図15(a)の計測対象
領域の面積は、図16に示されるような複数の三角形へ
の分割により、それらの面積の総和として求めることが
可能となる。
【0072】図18は、三角形分割の処理を説明するた
めのフローチャートである。
【0073】計測対象領域はn個の領域境界点P0〜Pn
-1より構成されるものとする。ステップS10におい
て、k=0、求める面積S=0と初期化する。続いてス
テップS11において、k=0、求める面積S=0と初
期化する。続いてステップS11において、三角形を形
成する3点T0、T1、T2を、それぞれ点Pk、Pk.n
ext、Pk.next.nextに設定する。Pk.ne
xtはPkが連結する点を示し、Pk.next.nextはさらにP
k.nextが連結する点を示すものとする。これらは連結情
報に基づき代入される。
【0074】ステップS12では、ΔT0T1T2の面積
算出の可否の判定を行う。図17にΔT0T1T2の構成
パターンを示す。図17において、図17(a)の場合
には三角形の面積を算出する。図17(b)のように三
角形が計測対象領域の外部に取られている場合、あるい
は図17(c)のように他の連結する点が辺T0T2と交
差する場合には算出は行わない。
【0075】ΔT0T1T2が正しく設定されたものと判
定されれば、ステップS13において面積を算出し、そ
の値をSに加算する。
【0076】ステップS14においては、Pk.next(=
T1)をT2に変更する。これは、すでに面積を算出済み
の三角形が重複されて計測されることを防ぐ。次いで、
ステップS15においてk=k+2とする。また、ステ
ップS12での判定によりΔT0T1T2の面積を算出し
ないのであればステップS17においてk=k+1とす
る。
【0077】ステップS16では、kと領域境界点の個
数nとの比較を行う。k≧n(領域境界点の連結を一周
したことになる)であればkの値をステップS18にお
いて修正する。
【0078】ステップS19において、面積算出終了、
すなわちすべての三角形分割終了の判定を行い、終了で
なければステップS11〜S19を繰り返す。三角形分
割終了の判定はPk.next.nextが連結する点が、Pkとな
った場合に面積算出終了と判定する。
【0079】ここで、三角形の面積算出には次の式(1
4)を用いる。
【0080】
【数3】 以上説明したように、第1実施例の計測用内視鏡装置に
よれば、平面設定手段160により設定された平面に投
影手段161によって計測対象領域を投影することによ
り、計測対象領域が投影平面上に存在しているものと仮
定し、面積算出手段162で投影された計測対象領域の
面積を算出するので、対象物の面積を客観的に認識で
き、例えば経時的な治癒過程を客観的に認識することが
可能となる。
【0081】尚、連結を例えば1点おきに行うことによ
り処理の高速化及びメインメモリ123の節約を図るこ
とができる。
【0082】次に第2実施例について説明する。図19
ないし図23は第2実施例に係わり、図19は面積計測
の処理の流れを示すフローチャート、図20は平面の設
定に関する第1の説明図、図21は平面の設定に関する
第2の説明図、図22は面積計測のための投影を説明す
る説明図、図23は面積計測のための境界追跡に関する
説明図である。
【0083】第2実施例は第1実施例とほとんど同じで
あり、面積算出方法が異なる以外は同一なので、異なる
点のみ説明する。
【0084】本発明の第2の実施例は、設定された複数
の投影平面に計測対象領域を投影し、その面積を算出す
る。ここでは、4つの指定された対象点による2つの投
影平面を設定する場合について説明する。
【0085】本実施例における面積計測の流れを図19
に従い提示する。
【0086】ステップS21において、モニタ130L
及び130R上に、計測対象画像をそれぞれ表示する。
これは、第1実施例における図6のステップS1での処
理と同一の内容である。
【0087】次に、ステップS22において、計測対象
領域の設定を行う。これは、第1実施例における図6の
ステップS2での処理と同一である。
【0088】続いて、ステップS23において、2つの
投影平面を設定する。投影平面設定のための対象点の指
定方法は、第1実施例における図6のステップS3での
処理と同一である。ここでは、前述のB1〜B9におけ
る作業を、対象点4点分繰り返し、以下に示す処理によ
り2つの投影平面を設定する。
【0089】尚、4つの対象点の指定は、5つ以上の対
象点から4つを選出するようにしてもよい。
【0090】例えば、4つの対象点R1〜R4が図21に
示されるような配置で指定されているものとする。1つ
の平面は、3つの点により規定されるため、図20にお
ける対象点R1〜R4による2つの平面の設定は、図21
(a)、(b)、(c)及び(d)に示される4通りが
考えられる。図21において、α及びβはそれぞれ第1
及び第2の投影平面を構成する3点を頂点とした三角形
を示している。例えば、図22(a)では、3点R1、
R2、R3による平面αと、3点R1、R2、R4による平
面βが構成され、点R1及びR2を通る交線において交わ
っていることを表す。
【0091】本実施例においては、まず、2つの投影平
面をいずれに設定するかを決定する。これは、例えば設
定がR1、R2、R3、R4の順序で行われたものであれ
ば、先である順に3点R1、R2、R3により第1の投影
平面を構成し、第2の平面を3点R1,R3,R4による
ものとあらかじめ定めておけばよい。また、マウス14
5を用いた操作者による選択からそれぞれの投影平面を
規定する3点を決定してもよい。
【0092】次に、ステップS24において、設定され
た2つの投影平面それぞれに対し、計測対象領域を投影
し、3次元座標に展開する。各平面への投影は第1実施
例において詳細に説明した方法により実現される。尚、
注目する境界点を、第1及び第2の投影平面のいずれか
ら選択すればよいかを後述する。
【0093】ステップS25においては2つの投影平面
に投影された計測対象領域の面積を算出する。面積の算
出方法の詳細は、後述する。
【0094】例えば、計測対領域に対する投影平面の設
定が図22(a)に示されるように行われ、その交線は
mであるものとする。計測対象領域Aに対する、第1の
投影平面及び第2の投影平面への投影結果の概要は、そ
れぞれ図22(b)及び(c)に示されるようなものと
なる。
【0095】続いて、計測対象領域Aの境界線上の点P
kに対する第1及び第2の投影平面上の3次元座標をそ
れぞれPk1(X1,Y1,Z1)、Pk2(X2,Y2,Z2)
とし、Z1とZ2の値を比較する。Z1>Z2であればPk1
を、Z2<Z1であればPk2を点Pkの3次元座標展開と
決定する。この比較及び決定をすべての境界点に関して
行えば、計測対象領域Aの3次元座標展開の結果として
図22(d)が得られる。
【0096】また、交線m付近の第1及び第2の投影平
面において、境界点が図23に示されるように分布して
いるものとする。境界点Pa及びPa+1、境界点Pb及び
Pb+1は、交線mを境界としてそれぞれが互いに異なる
投影平面上に存在している。ここで、線分PaPa+1及び
線分PbPb+1と、交線mとの交点Qa及びQbを求めてお
く。尚、Z1=Z2なる点Pkがあれば、それを交点Qaま
たはQbの座標とすればよい。
【0097】面積の算出は、第1実施例において説明し
た処理と同様に、投影平面上の境界点を用いて分割され
た複数の三角形の面積の総和を求めることにより実現さ
れる。本実施例においても境界点の連結情報の取得を行
い、そのアルゴリズムは第1実施例と同様のものとす
る。ただし、第1及び第2の投影平面の各々に投影され
た計測対象領域の面積をそれぞれ別個に算出するため、
以下の通り変更を加えることにより、2通りの閉じた連
結を作成する。
【0098】図23において、第1の投影平面上の境界
点Paの連結する点を、点Pa+1から点Qaに変更する。
また、点Qaが連結する点を点Qb、点Qbが連結する点
を点Pb+1とする。また、第2の投影平面において、Pb
の連結する点をQbに、点Qbの連結する点を点Qaに、
点Qaが連結する点をPa+1とする。したがって、第1の
投影平面上の境界点の連結(連結1とする)と、第2の
投影平面上の境界点の連結(連結2とする)が完成す
る。
【0099】続いて、連結1及び連結2の各々に対し、
第1実施例において説明した複数の三角形への分割処理
を同様に適用し、それぞれの面積の総和S1及びS2を
算出する。その結果、計測対象領域の面積Sは、 S=S1+S2 として求められる。
【0100】本実施例における一連の処理を応用するこ
とにより、3つ以上の投影平面を設定し、同様にして計
測対象領域の面積を算出することが可能となる。
【0101】また、本実施例においては2つの投影平面
を設定した上での処理を適用したが、これに限定される
ものではなく、設定する投影平面の数は、計測対象物に
より適宜変更すればよい。
【0102】尚、本発明の第1及び第2実施例において
は左右の光軸間の距離D、対物レンズ系撮像手段との距
離F、あるいは歪曲収差補正値等は、計測対象画像撮像
に使用する内視鏡101の種別により異なる値を用いる
必要性が考えられる。その際には、例えば同出願人によ
り特願昭61−179129号に開示されている、内視
鏡用自動条件設定装置における設定条件に、距離D及び
F、歪曲収差補正値等のデータを含ませ、ビデオプロセ
ッサ110Rまたは110Lを通じ、ホストコンピュー
タ120に伝送すればよい。
【0103】また、計測用内視鏡として、対物レンズ系
に角度(輻輳角)をつけた内視鏡を用いてもよい。例え
ば図24に示すように、左右の対物レンズ及び撮像手段
の片側一方(または、双方でもよい)を同じ角度で傾け
たことにより、内視鏡先端から比較的近い距離において
も良好な視差のある画像が得られる。したがって、左右
画像において重なる領域、すなわち対象点を指定できる
領域が増加することになる。
【0104】また、計測用内視鏡として、図25に示す
ような、左右の対物レンズの一方を、より狭角にした内
視鏡を用いてもよい。広角レンズによる撮像画像周辺部
では、歪曲収差による歪が大きく、計測用のデータとし
て使用できない場合が多い。そこで、一方の対物レンズ
を狭角とし、その視野を広角の対物レンズによる視野の
中央部で重なるように配置する。計測対象とする領域の
大きさを狭めることなく、狭角の対物レンズに対する撮
像手段をより画素数の少ない小型のものとすることが可
能となる。
【0105】上記各実施例においては、計測用内視鏡装
置として、2系統の撮像系を用いたステレオ内視鏡を用
いたが、これに限定されるものではなく、対象点の3次
元座標を特定し、投影平面を設定することが可能なもの
であれば、面積計測の実現が可能である。例えば、同出
願人による特願平4−36364号において開示されて
いる、ビーム光を用いた計測用内視鏡装置においても好
適である。
【0106】また、撮像手段は、内視鏡の挿入部先端部
に複数設けたものに限らず、挿入部内に、例えばファイ
ババンドルよりなる複数の像伝送手段を設け、この像伝
送手段の後端に、複数の撮像手段を設けてもよい。さら
に、挿入部先端に、1つの撮像手段を設け、この撮像手
段を移動することにより、視差を有する複数の画像を撮
像するようにしてもよい。
【0107】また、左右各画像を1つのモニタの左右
に、あるいは交互に表示するようにしてもよい。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の計測用内
視鏡装置によれば、計測対象領域を1つ以上の投影平面
上の3次元座標に展開して面積を算出するので、計測対
象の面積を客観的に認識できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る計測用内視鏡装置の構成を示
すブロック図。
【図2】図1の内視鏡の挿入部先端部の説明図。
【図3】図1の計測用内視鏡装置の機能構成を示す機能
ブロック図。
【図4】図1のホストコンピュータの構成を示すブロッ
ク図。
【図5】図1の外部記憶装置の構成を示すブロック図。
【図6】図1の計測用内視鏡装置による面積計測の処理
の流れを示すフローチャート。
【図7】図6の処理による面積計測の概念を示す説明
図。
【図8】図6の面積計測の処理の概要を示す説明図。
【図9】図6の面積計測に用いる3次元座標系を説明す
る説明図。
【図10】図6における計測対象点の3次元座標算出原
理のための説明図。
【図11】図6における歪曲収差補正に関する説明図。
【図12】図6の処理によるスケールマーカの表示例を
示す説明図。
【図13】図6における面積計測のための境界追跡に関
する第1の説明図。
【図14】図6における面積計測のための境界追跡に関
する第2の説明図。
【図15】図6における面積計測のための三角形分割に
関する第1の説明図。
【図16】図6における面積計測のための三角形分割に
関する第2の説明図。
【図17】図6における面積計測のための三角形分割に
関する第3の説明図。
【図18】図6の面積算出における三角形分割処理のア
ルゴリズムを示すフローチャート。
【図19】第2実施例に係る面積計測の処理の流れを示
すフローチャート。
【図20】図19の処理における平面の設定に関する第
1の説明図。
【図21】図19の処理における平面の設定に関する第
2の説明図。
【図22】図19の処理における面積計測のための投影
を説明する説明図。
【図23】図19の処理における面積計測のための境界
追跡に関する説明図。
【図24】光学系に角度をもたせた計測用内視鏡の説明
図。
【図25】広角及び狭角の対物レンズを備えた計測用内
視鏡の説明図。
【符号の説明】
101…内視鏡 104L,104R…撮像手段 110L,110R…ビデオプロセッサ 111L,111R…A/D変換器 112L…左画像用フレームメモリ 112R…右画像用フレームメモリ 120…ホストコンピュータ 121…CPU 122L…左フレームメモリI/F 122R…右フレームメモリI/F 123…メインメモリ 124…外部記憶I/F 125…マウスI/F 127…CRT 128L…左ビデオプロセッサI/F 128R…右ビデオプロセッサI/F 130L,130R…モニタ 140…外部記憶 145…マウス 150…切換手段 151L,151R…カーソル表示手段 153…案内線表示手段 154…対象点位置算出手段 155…領域設定手段 157L,157R…ORゲート 158L,158R…D/A変換器 160…平面設定手段 161…投影手段 162…面積算出手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】本発明の計測用内視鏡装置では、撮像された画
像に対し、計測対象とする領域が設定すると共に、3次
元空間における少なくとも1つの平面を設定し、前記
域を前記平面に投影して、前記投影された領域の面積を
演算することで、対象物の面積の客観的な認識を可能と
する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】次に、計測用内視鏡装置の機能ブロック構
成を図1を用いて説明する。前記撮像手段104R,1
04Lによって撮像された各画像信号は、それぞれ、ビ
デオプロセッサ110R,110Lに入力され、映像信
号処理が施されるようになっている。前記各ビデオプロ
セッサ110R,110Lから出力される各画像信号
は、それぞれ、A/D変換器111R,111Lにより
デジタル信号に変換された後、画像メモリすなわち、各
フレームメモリ112R,112Lのうちの画像用のメ
モリに記憶されるようになっている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本実施例においては計測対象領域を、3つ
の指定された対象点による1つの投影平面上に投影し、
その面積を求めるものとする。図7は、本実施例におけ
る面積計測の原理の概念図である。図7において、平面
設定手段160により設定された平面に投影手段161
によって計測対象領域を投影することにより、計測対象
領域が投影平面上に存在しているものと仮定し、面積算
出手段162でその面積を算出する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】対象点Pの3次元座標(Xp ,Yp ,Zp
)は、三角法を用いて算出される。図10において、
対象点Pの左右撮像手段上での結像位置は、撮像手段1
04R及び104Lの光軸との交点R1 及びL1 を原点
とし、それぞれ(Lpx,Lpy)、(Rpx,Rpy)として
表される。ただし、R1 とL1 のY座標は等しく、Lpy
=Rpyであるため、図10(b)では左側撮像系のみ示
す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0056
【補正方法】変更
【補正内容】
【0056】図10において、左右対物レンズ系103
L及び103Rの中心をそれぞれ 2 及びR2 とする。
また、Dは左右の光軸間の距離、Fは対物レンズ系10
3Rと撮像手段104Rとの距離を示し対物レンズ系1
04Lと撮像手段104Lとの距離もこれに等しい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】図10(a)より (A) ΔPQL2 ∽ΔL2 L1 Lpx (B) ΔPR2 Q∽ΔR2 RpxR1 図10(b)より (C) ΔPQL2 ∽ΔL2 L1 LpyL1 Lpx、R1 Rpx及びL1 Lpyの値は撮像素子面にお
ける距離として得ることができる。すなわち、フレーム
メモリ112R及び112L上における結像位置と、1
画素あたりの画素サイズから求めればよい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】また、図10(a)より (E) R2 Q+QL2 =D が成り立ち、さらに、図10(a)及び図10(b)よ
り (F) L2 L1 R2 R1 =F が成り立つ。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】 Xp =D・(LpxL1 −RpxR1 )/2(PpxL1 +RpxR1 ) …(1) Yp =D・LpyL1 /(LpxL1 +RpxR1 ) …(2) Zp =D・F/(LpxL1 +RpxR1 ) …(3) 以上により得られる対象点の3次元座標より、内視鏡先
端から対象点までの距離、複数の対象点間の距離を算出
することができる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】 左側 Xp =(LpxL1 ・Zp −D・F/2)/F …(4) 右側 Xp =(−RpxR1 ・Zp +D・F/2)/F …(5) Yp =−LpyL1 ・Zp /F(=−R1 Rpy・Zp /F) …(6 ) 設定された計測対象領域が左画像上のものであれば式
(4)を、右画像上のものであれば式(5)を用いる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】左側:
【数1】 右側:
【数2】 得られた3次元座標と、前述の連結情報を用いて、計測
対象領域の面積を求める。本実施例においては、3次元
座標に展開された領域境界点により表される計測対象領
域を、複数の三角形に分割し、それらの面積の和を求め
ることとする。図15及び図16は、本実施例における
三角形分割のための説明図である。領域境界点は、投影
平面上において、例えば図15(a)に示すように、離
散的に分布している。ここで連結情報を用いると、計測
対象領域は図15(b)に示されるような多角形とみな
すことができる。したがって、図15(a)の計測対象
領域の面積は、図16に示されるような複数の三角形へ
の分割により、それらの面積の総和として求めることが
可能となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】計測対象領域はn個の領域境界点P0 〜P
n-1 より構成されるものとする。ステップS10におい
て、k=0、求める面積S=0と初期化する。続いて
テップS11において、三角形を形成する3点T0 、T
1 、T2 を、それぞれ点Pk、Pk.next、Pk.next.next
に設定する。Pk.nextはPk が連結する点を示し、P
k.next.next はさらにPk.nextが連結する点を示すもの
とする。これらは連結情報に基づき代入される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】例えば、4つの対象点R1 〜R4 が図20
に示されるような配置で指定されているものとする。1
つの平面は、3つの点により規定されるため、図20に
おける対象点R1 〜R4 による2つの平面の設定は、図
21(a)、(b)、(c)及び(d)に示される4通
りが考えられる。図21において、α及びβはそれぞれ
第1及び第2の投影平面を構成する3点を頂点とした三
角形を示している。例えば、図22(a)では、3点R
1 、R2 、R3 による平面αと、3点R1 、R2 、R4
による平面βが構成され、点R1 及びR2 を通る交線に
おいて交わっていることを表す。
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡先端に対する計測対象点の位置を
    計測する計測用内視鏡装置において、 前記内視鏡により撮像された画像に対し、計測対象とす
    る領域を設定する領域設定手段と、 少なくとも1つの3次元空間における平面を設定する平
    面設定手段と、 前記領域を前記平面に投影する投影手段と、 前記投影手段により投影された、計測対象とする前記領
    域の面積を演算する演算手段とを備えたことを特徴とす
    る計測用内視鏡装置。
JP5130876A 1993-06-01 1993-06-01 計測用内視鏡装置 Withdrawn JPH06339454A (ja)

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