JPH07129792A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JPH07129792A
JPH07129792A JP5271698A JP27169893A JPH07129792A JP H07129792 A JPH07129792 A JP H07129792A JP 5271698 A JP5271698 A JP 5271698A JP 27169893 A JP27169893 A JP 27169893A JP H07129792 A JPH07129792 A JP H07129792A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】観察者の目の位置が前後方向を含む各方向へ移
動した場合に、その移動した位置から見た画像をリアル
タイムで与えることができるようにする。 【構成】異なる複数の視点からの画像を保持する多視点
画像データベース3と、観察者の視点位置を検出する視
点検出器2と、視点検出器2の出力から視点パラメータ
を求める視点パラメータ算出部7を設ける。さらに、表
示スクリーン1の種類や視点パラメータなどから画像の
再構成に必要なパラメータを計算し、このパラメータを
用いて再構成画像の各画素が多視点画像データベース3
中の画像のどの画素に対応するかを計算し、対応する画
素を多視点画像データベース3から抽出する画素値生成
部17を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視点の異なる複数の画
像を入力とし、観察者の現在の目の位置に応じた視点位
置を有する画像を出力する画像処理方法および画像処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の視点から見た画像を立体表
示する装置として、ステレオディスプレイやレンチキュ
ラディスプレイなどがある。ステレオディスプレイで
は、2台のカメラから得られた画像が交互に高速で切り
替えて表示される。観察者は、この切り替えに同期した
シャッターメガネや偏光メガネを用いることにより、映
像を立体的に観察することができる。またレンチキュラ
ディスプレイは、図13に示すように、例えば4台のカ
メラからの画像をそれぞれA,B,C,DとしてAの画素
位置(1,1)をA(1,1)と表記すると、液晶ディスプレ
イ91において画像A〜Dを画素単位に配置し、液晶デ
ィスプレイ91の前面にレンチキュラシート92を張り
付けることにより、4視点からの映像を立体的に表現す
ることができるというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のステレオディスプレイでは、画像の撮影時にお
けるカメラの撮影方向の立体像しか観察することができ
なかった。すなわち、一般に2台のカメラを固定して物
体を撮影するので、観察者が視点(目の位置)を移動し
ても見える画像は同じであり、観察者側での視点移動が
反映しないので臨場感に欠けるという問題点がある。ま
た、レンチキュラディスプレイでは、観察者の視点位置
の左右方向の移動に対応できるが、それは複数のカメラ
のどれかから見た画像をとびとびに見るというものであ
って連続的な視点移動には対応できないうえに、前後方
向への視点を移動させることはできなかった。前後方向
への視点移動に関しては、コンピュータ・グラフィック
スで作成された画像を基に立体視する場合には行なわれ
ているが、これはコンピュータ・グラフィックスという
画像としては単純でかつ画像内の点の対応する3次元空
間内での座標値が全て明らかになっているという特殊な
状況下のものである。カメラで撮影した画像を立体視す
る場合には、前後方向への視点の移動は、これまでほと
んど検討されていない。
【0004】本発明の目的は、観察者の目の位置が前後
方向を含む各方向へ移動した場合に、その移動した位置
から見た画像をリアルタイムで与えることができる画像
処理方法および画像処理装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理方法
は、それぞれ異なる位置を視点とする複数の画像を多視
点画像データとして入力する多視点画像入力工程と、観
察者の目の位置を検出する視点検出工程と、前記視点検
出工程で検出された位置に基づいて該位置を視点とする
画像を前記多視点画像データから再構成する画像再構成
工程と、再構成された画像を画像出力装置に出力する画
像出力工程とを有する。
【0006】本発明の画像処理装置は、それぞれ異なる
位置を視点とする複数の画像を多視点画像データとして
入力する多視点画像入力手段と、観察者の目の位置を検
出する視点検出手段と、前記視点検出手段で検出された
位置に基づいて該位置を視点とする画像を前記多視点画
像データから再構成する画像再構成手段と、再構成され
た画像を画像出力装置に出力する画像出力手段とを有す
る。
【0007】
【作用】観察者の目の位置を検出し、観察者から見える
画像を複数枚の画像から再構成するので、観察者の視点
が移動した場合にそれに対応した画像をスムーズに出力
することができる。
【0008】視点位置の異なる複数の画像からなる多視
点画像データとしては、1台以上のカメラから得られる
多数枚の画像や、データベースに蓄積されている多数の
画像を用いることができる。画像の再構成を行なうため
には、多視点画像データは十分に細かい間隔で撮影位置
を変化させた画像であることが望まれるが、後述するよ
うに、撮影位置の間隔が粗い場合であっても、撮影され
た画像に対して補間処理を施して隣接する撮影位置間の
位置を視点位置とする画像を生成し、これら撮影された
画像および生成した画像を多視点画像データとすること
により、画像の再構成を行なうことができる。
【0009】画像の再構成は、観察者の目の位置および
画像出力装置の種類から画像の再構成に必要なパラメー
タを計算し、再構成される画像の各画素が多視点画像デ
ータの画像のどの画素に対応するかを求めたパラメータ
に基づいて計算し、対応する画素を多視点画像データか
ら抽出することにより行なわれる。この場合、観察者の
目の位置が多視点画像データ中のいずれの画像の視点位
置とも一致しない場合であっても、画素間の対応は求め
られ、したがって、画像の再構成が良好に行なわれる。
【0010】画像出力装置としては、通常のディスプレ
イの他、ステレオディスプレイ、ヘッド・マウンテッド
・ディスプレイ、レンチキュラディスプレイなどを使用
することができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】《第1の実施例》図1は本発明の第1の実
施例の画像処理装置の構成を示すブロック図である。こ
の画像処理装置は、固定設置された表示スクリーン1を
介し、後述のように再構成された画像を利用者(観察
者)に対して表示するためのものである。すなわちこの
画像処理装置は、表示スクリーン1を眺める利用者の目
の位置を検出する視点検出器2と、多視点画像データを
保持するデータベースである多視点画像データベース3
と、表示スクリーン1に関するパラメータを保持する表
示パラメータ4と、多視点画像データベース3内の各画
像についてその画像を撮影したときの撮影位置の座標系
のデータを格納した撮影視点座標系保持部5と、多視点
画像データベース3内の画像の画像パラメータを保持す
る多視点画像パラメータ保持部6と、視点検出器2から
の信号を基に視点パラメータを算出するともに利用者の
視点位置が変化した場合に更新信号15を出力する視点
パラメータ算出部7と、利用者の視点に応じた画像を生
成する画像生成部8と、画像生成部8で生成した画像を
表示スクリーンに表示する画像表示部14と、画像の再
構成のために各画素値を算出して画素値信号16として
画像生成部8に出力する画素値生成部17とによって構
成されている。
【0013】ここで多視点画像データベース3内の画像
は、十分に細かい間隔で平面上に並んだ多数の視点か
ら、表示すべき対象物を撮影した画像である。これに対
応して、撮影視点座標系保持部5に保持されているデー
タは、これら画像を撮影した際の視点の並びの平面を表
わす座標系のデータである。また、画像生成部8は、更
新信号15を受信したときに画像の生成を行なうように
構成されており、画像生成部8からは、再構成後の画像
すなわち表示スクリーン1上の画像での注目する画素の
座標を示す画素インデクス信号9が出力されている。画
素インデクス信号9は、画像の再構成を行なう場合に、
再構成後の画像の全画素を一巡するように順次出力され
るようになっている。
【0014】次に、画素値生成部17の構成を説明す
る。画素値生成部17には、画素インデクス信号9の示
す画素に対応する視線方向を視点パラメータおよび表示
パラメータから算出する視線パラメータ算出部10と、
仮想視点を算出する仮想視点パラメータ算出部11と、
仮想視点における画像の、視線方向に対応する画素位置
を算出する画素位置算出部12と、画素位置と仮想視点
パラメータをもとに多視点画像データベース3内の画像
から対応する画素値を算出する画素値算出部13とが設
けられている。ここで、仮想視点とは、視線パラメータ
の表す視線と撮影視点座標系が表わす撮影視点の並びの
平面との交点のことである。また、画素位置算出部12
における画素位置の算出には、視線パラメータ、撮影視
点座標系、仮想視点パラメータおよび多視点画像パラメ
ータが使用される。画素値算出部13で算出された画素
値は画素値信号16となる。
【0015】次に本実施例の動作について説明する。ま
ずこの動作の概要を説明する。
【0016】表示スクリーン1を眺める利用者が頭の位
置を変えて視点を移動させると、視点検出器2の出力す
る信号が変化し、視点パラメータ算出部7はこの変化を
受けて更新信号15を画像生成部8ヘ送る。画像生成部
8は、更新信号15を受けると、視点移動に対応した新
たな画像の生成を開始する。この新たな画像の生成は、
画像生成部8が、全ての画素について画素インデクス信
号9を順次出力し、各画素ごとの画素値信号16を画素
値生成部17より順次獲得することによって行なわれ
る。ここで、画素値生成部17の動作を説明する。
【0017】画素値生成部17では、まず、視線パラメ
ータ算出部10が、視点パラメータ算出部7から視点パ
ラメータを、表示パラメータ保持部4から表示パラメー
タをそれぞれ取得し、入力した画素インデクス信号9に
対応する視線パラメータを算出する。次に、仮想視点パ
ラメータ算出部11が、撮影視点座標系保持部5から撮
影視点座標系を取得し、視線パラメータの表す視線と撮
影視点座標系が表す撮影視点の並びの平面との交点(仮
想視点)を表す仮想視点パラメータを算出する。一方、
画素位置算出部12は、多視点画像パラメータ保持部1
7から多視点画像パラメータを取得し、そのほか視線パ
ラメータ、撮影視点座標系、仮想視点パラメータから、
仮想視点における画像の、視線方向に対応する画素位置
を算出する。そして画素値算出部13が、画素位置と仮
想視点パラメータとを基に、多視点画像データベース3
内の画像から、対応する画素値信号16を算出する。こ
のようにして、画素値生成部17は、入力する画素イン
デクス信号9ごとに画素値信号16を算出して画像生成
部8に出力する。
【0018】画像生成部8は、画素値信号16を画素値
算出部13より全ての画素について得ると、これを画像
表示部14ヘ送る。画像表示部14は、こうして生成さ
れた新しい視点に対応した画像を表示スクリーン1ヘ表
示する。これにより、利用者の視点移動に伴う一連の画
像生成動作が完了する。後述する説明から明らかになる
ように、利用者は、前後上下左右に視点を移動した場
合、そこが多視点画像データベース3に保持されている
各画像を撮影した視点以外の場所であっても、その視点
移動に合わせた対象物の画像を表示スクリーン1を通し
て眺めることができる。
【0019】次に、各部の処理を詳しく説明する。ただ
し、説明をわかりやすくするため、以下では上下方向の
視差をないものとし、左右方向の視差のみを考慮する。
【0020】まず、視線パラメータ算出部10における
視線パラメータの算出処理を説明する。図2は視線パラ
メータ算出部10の算出原理を示す図であり、図3は視
線パラメータ算出部10の処理を示すフローチャートで
ある。
【0021】図2において、表示スクリーン1の端点2
1、表示スクリーン1上の注目する画素位置23および
利用者の視点位置24の位置ベクトルをそれぞれ
【0022】
【外1】 とする。また、ベクトル22は、長さが表示スクリーン
1のピクセルピッチであり、傾きが表示スクリーン1の
傾きに一致するベクトルであり、これを
【0023】
【外2】 とする。視線25は、注目する画素位置23に対応し、
この視線25の傾きを表わすベクトル26を
【0024】
【外3】 とする。
【0025】まず、視点パラメータ算出部7から視点パ
ラメータを取得する(ステップ31)。視点パラメータ
とは、図2における利用者の視点位置24である。ま
た、表示パラメータ保持部4から表示パラメータを取得
する(ステップ32)。表示パラメータとは、表示スク
リーン1の端点21、表示スクリーンベクトル22で表
わされる。表示スクリーンベクトル22は、表示スクリ
ーン1の傾き、実サイズおよびピクセルサイズから決定
される。次に、図2に示される配置に基づき、画素イン
デクス信号9に対応して、表示スクリーン1上の注目す
る画素位置23を以下の(1)式で算出する(ステップ3
3)。ただし、画素インデクス信号9をiとする。
【0026】
【数1】 画素位置23を求めたら、視点位置24から眺めた場合
の画素位置23の方向に対応する視線パラメータを求め
(ステップ34)、視線パラメータを求める処理を終了
する。視線パラメータは、視点位置24および視線ベク
トル26の組
【0027】
【外4】 として表わされる。視線25が画素位置23および視点
位置24の2点を通る直線であるから、視線ベクトル2
6は以下の(2)式で算出できる。
【0028】
【数2】 次に、仮想視点パラメータ算出部11と画素位置算出部
12での処理を説明する。図4は、仮想視点パラメータ
と画素位置の算出原理を示す図である。
【0029】上述したように本実施例では、多視点画像
データベース3内の各画像を撮影した際の視点は同一平
面上に並んでいる。この並びの平面の断面が図において
視点並び直線41として表わされている。仮想視点42
は、視線25と視点並び直線41との交点として表わさ
れ、その位置ベクトルを
【0030】
【外5】 とする。また、視点並び直線41の傾きを表すべクトル
43を
【0031】
【外6】 とし、視点並び直線41の端点44の位置ベクトルを
【0032】
【外7】 とする。視野45は仮想視点42における画角θを表わ
し、ベクトル46は、多視点データの画像を撮影したカ
メラの焦点距離を長さとし、カメラの傾きをその傾きと
するものであって、
【0033】
【外8】 という。仮想視点42における仮想的な撮像面47、仮
想的な撮像面47と視線25との交点である画素位置4
8を定める。画素位置48の位置ベクトルが
【0034】
【外9】 で示されている。さらに、長さが仮想的な撮像面47の
1ピクセルピッチであり、傾きが仮想的な撮像面47の
傾き(通常は焦点ベクトル46に直角)に一致するべク
トル49を
【0035】
【外10】 とする。
【0036】ここで、視点並びべクトル43および視点
並び直線41の端点44が、撮影視点座標系を表す値と
して撮影視点座標系保持部5に保持されている。また焦
点ベクトル46および撮像面ベクトル49は、多視点画
像パラメータとして多視点画像パラメータ保持部6に保
持されている。撮像面ベクトル49の大きさは、実際の
撮像面のセルサイズ(1ピクセルの大きさ)に等しい。
【0037】以上のように各点、各ベクトルがあわされ
るとき、仮想視点42は以下の(3),(4)式で表される。
【0038】
【数3】 ここで仮想視点を一意に表すパラメータとして、tを仮
想視点パラメータとする。αは視線方向の係数である。
仮想視点パラメータ算出部11は、(3),(4)式を解くこ
とによりtを算出し、
【0039】
【外11】 を算出する。
【0040】また、画素位置48は以下の(5),(6)式で
表される。
【0041】
【数4】 ここで、画素位置48を一意に表すパラメータとして
i'を画素位置パラメータとする。βは視線方向の係数
である。画素位置算出部12は、(5),(6)式を解くこと
により画素位置パラメータi'を算出し、これを出力と
する。
【0042】次に、画素値算出部13の処理について具
体的に説明する。本実施例では、多視点画像データベー
ス3に保持されている多視点画像は、十分細かい視点間
隔で撮影した画像である。そこで、まず、仮想視点パラ
メータ算出部11で算出された仮想視点パラメータの示
す仮想視点42からの画像の近似画像として、この仮想
視点42に一番近い視点から撮影された画像を、多視点
画像データベース3の中から見つける。次に、この画像
のうち、画素位置算出部12で算出された画素位置48
に最も近い位置の画素の値を取得し、これを出力の画素
値信号16とする。
【0043】以上、説明をわかりやすくするため、上下
方向の視差を省略した場合についての各部の処理を説明
したが、上下方向の多視点画像を用意すれば、同様の方
法により、上下方向の視差を考慮に入れた前後上下左右
に視点移動可能な両眼立体表示装置となる。なお、表示
スクリーン1および画像表示部8に、レンチキュラ方式
やメガネ方式などの両眼立体視が可能な立体表示スクリ
ーンおよび立体画像表示部を用い、かつ、視点パラメー
タ算出部7が左右おのおのの目の位置に対応する視点パ
ラメータを算出し、これに対応して画像生成部8が左右
おのおのの目に提示するための画像を生成することによ
り、前後上下左右に視点移動可能な両眼立体表示装置と
なる。
【0044】《第2の実施例》次に、多視点画像データ
ベース3に保持されている各画像の視点間隔が十分に細
かくない場合でも、自由に視点移動表示が行なえる画像
処理装置を説明する。この画像処理装置は、上述した第
1の実施例の画像処理装置の多視点画像データベース3
と画素値算出部13との間に視点間補間処理部が設けら
れた構成となっている。視点間補間処理部は、多視点画
像データベース3中の粗い視点間隔で撮影された各画像
から、補間処理を行なうことによって、十分に細かい視
点間間隔の一群の画像を生成するものである。こうして
十分に細かい視点間間隔とされた画像を用いることによ
り、第1の実施例と同様に、利用者の視点の変化に対応
した画像が生成される。
【0045】以下、視点間補間処理部について詳しく説
明する。ここでは、説明をわかりやすくするため、上下
方向の視差を考慮しない場合について説明する。このと
き、多視点画像データベース3中には、左右方向に1直
線上に並んだ各撮影視点からの画像が保持されている。
【0046】図5は、視点間補間処理部の処理の流れを
示すフローチャートである。多視点画像データベース3
の中から粗い視点間隔で撮影された画像を取得する(ス
テップ51)。次に、取得した各画像間で対応点探索
(動きベクトル検出)を行なう(ステップ52)。対応
点探索が終了したら、撮影視点に基づく補間処理を行な
い、十分に細かい視点間間隔の画像を生成し(ステップ
53)、処理を終了する。
【0047】まず、対応点検索について、図6のフロー
チャートを用いて説明する。
【0048】初期設定として、注目ラスタを各画像の第
1ラスタにセットする(ステップ61)。次に、各画像
の注目ラスタをワークメモリ(不図示)に読み込み(ス
テップ62)、仮想的に1番目のエピポーラプレーンを
構成する。ここで言うj番目のエピポーラプレーンと
は、図7に示すように画像平面上の各点EPj(x,i)が
【0049】
【数5】EPj(x,i)=Ni(x,j) を満たすような点EPj(x,i)の集合のことである。た
だし、Ni(x,j)はi番目の画像(ここでは、i=1〜
4)のjライン目におけるx番目の画素値、すなわちi
番目の画像において座標が(x,j)で表される画素の値
を表している。カメラなどの画像入力機器が等間隔で並
行に設置されている場合、このエピポーラプレーン上で
は、対応する点は全て直線上に並んで存在する。したが
って、画像の補間はこの直線上で行なえばよいことにな
る。
【0050】そこで、対応点が存在する直線を抽出し
(ステップ63)、得られた直線から対応点を計算し、
記憶する(ステップ64)。具体的な対応点計算アルゴ
リズムを以下に示す。
【0051】手順A1: EPj(x,1)を注目画素と
し、m=k1〜k1+k2の範囲内で
【0052】
【数6】 を満足するmを全て求める。ただしTH2は対応点を見
つけるための閾値であり、ここでは1600(=4×2
2)に設定している。また、k1は入力画像の撮影方法
に依存した値で、カメラを等間隔に配置し光軸を平行に
して撮影した場合には、k1=0である。k2はカメラ間
隔と物体までの距離により決定される値で、ここでは2
0に設定(すなわち、20画素以上は移動しないと仮
定)している。
【0053】手順A2: x=1〜nxの全てのxにつ
いて、手順A1を繰り返し、xの値と対応するmの値を
全て保持する。ただし、nxは画像の主走査方向の画素
数を表す。また、EPj(x+m×(i−1),i)が存在し
ない場合は、このmにおける対応点は存在しないとして
処理を続ける。
【0054】手順A3: 手順A1およびA2により求
まった傾きmの直線から優先順位1の対応点を求め、メ
モリに記憶する。複数の対応点が求まった場合は、便宜
上、全てを優先順位1の対応点として記憶する、対応点
として求まった画素は処理済の画素とする。
【0055】手順A4: 手順A1〜A3を1サイクル
として、処理済でない画素に対して上記のサイクルを繰
り返す。手順A1においてEPj(x+m×(i−1),i)
が処理済の場合には、EPj(x+m×(i−1),i)−E
j(x,1)=0として処理を続ける。手順A3において
傾きmの直線より求まった対応点が既に処理済の場合
は、この点を対応点から除外する。第nサイクルで求ま
った対応点は優先順位nの対応点として記憶する。
【0056】手順A5: 手順A4の処理を行なっても
未処理の画素が減らなくなったならば、EPj(x,2)を
注目画素として、手順A1〜A4を実行する。ただし、
x=1〜nxである。
【0057】手順A6: 手順A5の処理を行なっても
未処理の画素が減らなくなったならば、EPj(x,3)を
注目画素として、手順A1〜A4を実行する。ただし、
x=1〜nxである。
【0058】手順A7: 以下同様にしてjの値を1ず
つ増やして、手順A1からA4を繰り返す。
【0059】手順A8: 最終ラスタまで上記の処理が
行なわれたら、対応点探索処理を終える。
【0060】上記のように処理を行なうことにより、2
枚の画像からでは求められなかった対応点が検出でき、
また、オクルージョンなどにも対応できるので、対応点
探索の精度が向上する。
【0061】次に、画像の視点間補間処理(図5のステ
ップ53)について説明する。この補間処理は、上述の
対応点探索処理で探索された対応点を対象として行なわ
れる。ここで、図8を例にして、この補間処理の具体的
アルゴリズムを説明する。
【0062】図8は、j番目のエピポーラプレーンを表
している。a1,b1は優先順位1の対応点を示し、c2は
優先順位2の対応点を示している。入力した画像間で、
等間隔にn枚の画像を発生させる場合を考える。ここで
は、説明の簡単のため、n=2とする。このことをj番
目のエピポーラプレーンで考えた場合、図9に示すよう
に、エピポーラプレーンのライン間に2本ずつライン
(内挿ラインj-2,j-3,j-5,j-6,j-8,j-9)を内挿し、原
画のエピポーラプレーンの対応点同士を結んだ線分上に
ある内挿されたラインの画素値には、該当する対応点の
画素値の平均値に設定する。すなわち、以下の手順を実
行する。
【0063】手順B1: 優先順位1の対応点を結んだ
線分を考え、この線分上にある内挿ラインの画素値を線
分上にある原画の画素値の平均値に設定する。図9の対
応点a1およびb1を例に取れば、対応点同士を結んだ線
分上の点aおよびbの画素値には、それぞれa1,b1で
示される画素値の平均値をとる。
【0064】手順B2: 優先順位1の対応点の処理が
終わったら、次に優先順位2の対応点の処理を行なう。
この処理は、基本的には手順B1と同じであるが、手順
B1において既に補間された画素に対しては処理を行な
わない。これを図9を用いて説明する。画素(3,8)と
(2,9)は対応点c2により通常は補間されるが、既に優
先順位1のa1という対応点により補間されているの
で、この画素に対しては何も処理を行なわない。従って
対応点c2により補間される画素は(9,2),(8,3),
(6,5),(5,6)の4画素である。(図9の例では、こ
の部分でオクルージョンが発生しているが、このように
処理することによりオクルージョンの問題を解決でき
る。) 手順B3: 優先順位2の対応点の処理が終わったなら
ば、次に優先順位3の対応点の処理に入る。手順B2と
同様に、既に補間処理済みの画素に対しては、何も行な
わない。以下同様にして、最終の優先順位の対応点まで
処理を行なう。
【0065】手順B4: 手順B1〜B3の処理を終え
ても補間されなかった画素に対しては、周囲の画素から
内挿を行なう。この時の方法としては、周囲の画素値の
平均値を用いる方法や最近傍画素の値をそのまま用いる
方法などがある。
【0066】手順B5: j=1〜nyについて、手順
B1〜B4の処理を行ない、内挿ラインj-2,j-3,j-5,j-
6,j-8,j-9を用いて補間画像を得る。例えば、図10に
示す補間画像#2は、内挿ラインj-2(j=1〜ny)を
並ベることによって構成できる。補間画像#3,#5,#
6,#8,#9に関しても同様である。
【0067】以上述ベたようにして多視点画像データベ
ース3の画像から視点間補間画像を生成することによ
り、撮影視点並びの直線上で、撮影視点以外の視点から
の画像が得られる。これにより、任意視点からの画像を
生成することができる。したがって、多視点画像データ
ベース3には十分に細かい視点間隔の多視点画像を保持
しておく必要がなく、多視点画像データベース3の記憶
容量が大幅に削減されるという効果がある。
【0068】また、以上の説明は上下方向の視差を省略
した場合のものであるが、多視点画像データベース3
に、平面上の格子状の粗い視点間隔の各撮影視点から撮
影した画像を保持し、まず、左右方向にこれらの画像を
視点間補間し、次に上下方向に視点間補間することによ
り、上下方向の視差も考えた画像が生成される。
【0069】《第3の実施例》次に、表示スクリーン1
として、利用者の頭部に固定される形のいわゆるへッド
・マウンテッド・ディスプレイ(HMD)タイプの画像
表示装置を利用する例を説明する。本実施例の画像処理
装置は、HMDに適合するように、第1の実施例の画像
処理装置の視線パラメータ算出部10の処理を以下のよ
うに変更したものである。上下方向の視差を考慮しない
場合について説明する。
【0070】図11は、本実施例における視線パラメー
タ算出部10の算出原理を示す図である。図において、
ベクトル22は、長さが表示スクリーン1のピクセルピ
ッチであり、傾きが表示スクリーン1の傾きに一致する
べクトルすなわち
【0071】
【外12】 である。また、表示スクリーン1上の注目する画素位置
23と利用者の視点位置24の位置ベクトルをそれぞれ
【0072】
【外13】 とする。さらに、ベクトル111は、視点位置24から
表示スクリーン1の中央点ヘのべクトルすなわち
【0073】
【外14】 である。ベクトル26は、注目する画素位置23に対応
する視線25の傾きをあらわす視線ベクトル
【0074】
【外15】 である。
【0075】HMDタイプの表示装置では、視点検出器
2が一体化されており、利用者の視点24の位置に加え
て、正面方向の傾き、すなわち正面ベクトル111の傾
きを検出できる。表示スクリーンベクトル22の傾き
は、正面ベクトル111の傾きから決定される(通常は
直角)。一方、視点位置24から表示スクリーン1まで
の距離すなわち正面ベクトル111の長さ、およびピク
セルピッチすなわち表示スクリーンベクトル22の長さ
は、HMDの形状によって決定される固定した値であ
り、この値は表示パラメータ保持部4に保持される。し
たがって、注目する画素位置23および視線ベクトル2
6を以下の式で算出できる。ただし、画素インデクス9
をiとする。
【0076】
【数7】 以上の構成により、HMDタイプの表示装置において、
多視点画像データベース中の画像から任意の視点移動表
示を行なうことができる。また、表示スクリーン1が頭
部に固定されていなくても、固定して設置された表示ス
クリーン1と利用者の視点位置24の相対的位置関係が
固定であるようなコックピットタイプの表示装置を用い
ても、本実施例と同じ視線パラメータ算出部10の処理
で、任意の視点移動表示ができる画像処理装置となる。
このときは、視点検出器2の代わりに、基準座標におけ
る視点位置24をハンドルなどで操作する視点位置入力
装置を用ればよい。
【0077】《第4の実施例》上述の各実施例では、多
視点画像データベース3に保持されている各画像の視点
が平面上に配置されていたが、本発明はこれに限られる
ものではない。例えば、視点が十分細かい間隔で円柱面
に配置され、円柱面から内側を撮影したような画像(全
周型の画像)を利用することもできる。本実施例は、こ
の全周型の画像を対象としたものである。
【0078】本実施例の構成は、第1の実施例の仮想視
点パラメータ算出部11および画素位置算出部12の処
理内容を、以下に説明する処理に置き換えた形となる。
上下方向の視差を省略した場合について説明する。図1
2は仮想視点パラメータおよび画素位置の算出原理を示
す図である。
【0079】多視点画像データベース3を構成する画像
を撮影した際に視点が並んでいた円柱の断面を視点並び
円121とする。視線25と視点並び円121との交点
が仮想視点42であり、その位置ベクトルを
【0080】
【外16】 とする。視点並び円121の中心122の位置ベクトル
【0081】
【外17】 とし、中心122から仮想視点42ヘのべクトル123
【0082】
【外18】 とする。また、仮想視点42における画角θの視野45
を定義する。ベクトル46は、長さが画像を撮影したカ
メラの焦点距離であり、傾きがカメラの傾きであるべク
トルすなわち
【0083】
【外19】 である。仮想視点42における仮想的な撮像面47を考
え、仮想的な撮像面47と視線25との交点である画素
位置48を定める。この画素位置48の位置ベクトルを
【0084】
【外20】 とする。また、ベクトル49は、長さが仮想的な撮像面
47の1ピクセルピッチであって、傾きが仮想的な撮像
面47の傾き(通常は焦点ベクトル46に直角)に一致
するべクトルすなわち
【0085】
【外21】 である。全周型であるので、円121と視線25との交
点は2つあり、仮想視点42でない方の交点をニセの仮
想視点124とする。
【0086】ここでは、視点並び円121の中心122
および半径Rが、撮影視点座標系を表す値として撮影視
点座標系保持部5に保持されている。仮想視点ベクトル
123は、仮想視点42を一意に表すパラメータをtと
して、以下の式で定義される。
【0087】
【数8】 また、焦点ベクトル46および撮像面ベクトル49は、
多視点画像パラメータとして多視点画像パラメータ保持
部6に保持されている。撮像面ベクトル49の大きさ
は、撮像面の実サイズおよびピクセルサイズから決定さ
れる。
【0088】次に、仮想視点パラメータの算出処理を説
明する。図12の示すジオメトリにしたがうと、仮想視
点42は以下の2通りの式で表される。
【0089】
【数9】 ここでαは視線方向の係数である。2式を解くことによ
りtを算出する。このとき、ニセの仮想視点124と正
しい仮想視点42を区別するために、以下の式が成り立
つように解を吟味する。
【0090】
【数10】 そののち、図12に示す配置を考慮して、第1の実施例
と同様に画素位置を算出すればよい。以上の構成によ
り、全周型の画像を利用した、全周型の任意の視点移動
が可能な画像処理装置が得られる。この画像処理装置で
は、撮影された対象物を、360度のあらゆる方向かつ
あらゆる距離から眺めることができる。
【0091】《その他の実施例》以上の各実施例では、
予め撮影された画像が多視点画像データベース3に保持
されている構成としたが、これを、多視点からの画像を
実時間で取り込むことのできる多眼テレビカメラに置き
換えることにより、実時間の任意視点画像撮影・表示シ
ステムとなる。
【0092】なお、本発明は、単体の画像処理装置に適
用しても良いし、多視点テレビ、多視点テレビ電話端末
や多視点テレビ会議システムのようなシステム機器に適
用しても良いし、コンピュータや他の画像処理装置と組
み合わせた複合装置にも適用できる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、観察者の
目の位置を検出し、観察者から見える画像を複数枚の画
像から再構成することにより、観察者の視点が移動した
場合にそれに対応した画像をスムーズに出力することが
でき、さらに、従来は対応できなかった前後方向ヘの視
点移動が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の画像処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】第1の実施例での視線パラメータの算出原理を
示す図である。
【図3】視線バラメータ算出部の処理を示すフローチャ
ートである。
【図4】第1の実施例での仮想視点パラメータと画素位
置の算出原理を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の画像処理装置における
視点間補間処理部の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図6】対応点探索処理を示すフローチャートである。
【図7】j番目のエピポーラプレーンを示す図である。
【図8】補間処理アルゴリズムを説明するための図であ
る。
【図9】補間処理アルゴリズムを説明するための図であ
る。
【図10】補間処理アルゴリズムを説明するための図で
ある。
【図11】第3の実施例での視線パラメータの算出原理
を示す図である。
【図12】第4の実施例での仮想視点パラメータと画素
位置の算出原理を示す図である。
【図13】従来のレンチキュラディスプレイを表わす概
略斜視図である。
【符号の説明】
1 表示スクリーン 2 視点検出器 3 多視点画像データベース 4 表示パラメータ保持部 5 撮影視点座標系保持部 6 多視点画像パラメータ保持部 7 視点パラメータ算出部 8 画像生成部 9 画素インデクス信号 10 視線パラメータ算出部 11 仮想視点パラメータ算出部 12 画素位置算出部 13 画素値算出部 14 画像表示部 15 更新信号 16 画素値信号 17 画素値生成部 23 画素位置 24 視点位置 25 視線 41 視点並び直線 42 仮想視点 47 仮想的な撮像面

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる位置を視点とする複数の
    画像を多視点画像データとして入力する多視点画像入力
    工程と、観察者の目の位置を検出する視点検出工程と、
    前記視点検出工程で検出された位置に基づいて該位置を
    視点とする画像を前記多視点画像データから再構成する
    画像再構成工程と、再構成された画像を画像出力装置に
    出力する画像出力工程とを有する画像処理方法。
  2. 【請求項2】 多視点画像入力工程が、予め多数の方向
    から撮影された画像を格納したデータベースから画像を
    入力する工程である請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 【請求項3】 多視点画像入力工程が、1台以上のカメ
    ラから画像を入力する工程である請求項1に記載の画像
    処理方法。
  4. 【請求項4】 多視点画像入力工程が、カメラによって
    撮影された複数の画像に対して補間処理を施して前記カ
    メラの撮影位置とは異なる視点位置を有する画像を生成
    し、前記生成された画像と前記撮影された画像とを入力
    する工程である請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 多視点画像データに含まれる画像に対し
    て補間処理を施して新たな画像を生成し、前記新たな画
    像を前記多視点画像データに追加する視点間補間処理工
    程をさらに有する請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 視点検出工程が、観察者の目の位置とと
    もに前記観察者の視線方向も検出する工程である請求項
    1に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 画像再構成工程が、観察者の目の位置お
    よび画像出力装置の種類から画像の再構成に必要なパラ
    メータを計算し、該パラメータを用いて再構成画像の各
    画素が多視点画像データ中の画像のどの画素に対応する
    かを計算し、対応する画素を多視点画像データから抽出
    して画像を再構成する工程である請求項1に記載の画像
    処理方法。
  8. 【請求項8】 画像出力装置が通常のディスプレイであ
    る請求項1に記載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 画像出力装置がステレオディスプレイで
    ある請求項1に記載の画像処理方法。
  10. 【請求項10】 画像出力装置がヘッドマウンテッドデ
    ィスプレイである請求項1に記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 画像出力装置がレンチキュラディスプ
    レイである請求項1に記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 それぞれ異なる位置を視点とする複数
    の画像を多視点画像データとして入力する多視点画像入
    力手段と、観察者の目の位置を検出する視点検出手段
    と、前記視点検出手段で検出された位置に基づいて該位
    置を視点とする画像を前記多視点画像データから再構成
    する画像再構成手段と、再構成された画像を画像出力装
    置に出力する画像出力手段とを有する画像処理装置。
  13. 【請求項13】 多視点画像入力手段が、予め多数の方
    向から撮影された画像を格納したデータベースから画像
    を入力するものである請求項12に記載の画像処理装
    置。
  14. 【請求項14】 多視点画像入力手段が、1台以上のカ
    メラから画像を入力するものである請求項12に記載の
    画像処理装置。
  15. 【請求項15】 多視点画像入力手段が、カメラによっ
    て撮影された複数の画像に対して補間処理を施して前記
    カメラの撮影位置とは異なる視点位置を有する画像を生
    成し、前記生成された画像と前記撮影された画像とを入
    力するものである請求項12に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 多視点画像データに含まれる画像に対
    して補間処理を施して新たな画像を生成し、前記新たな
    画像を前記多視点画像データに追加する視点間補間処理
    手段をさらに有する請求項12に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 視点検出手段が、観察者の目の位置と
    ともに前記観察者の視線方向の検出も行なう請求項12
    に記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 画像再構成工程は、観察者の目の位置
    および画像出力装置の種類から画像の再構成に必要なパ
    ラメータを計算し、該パラメータを用いて再構成画像の
    各画素が多視点画像データ中の画像のどの画素に対応す
    るかを計算し、対応する画素を多視点画像データから抽
    出して画像を再構成するものである請求項12に記載の
    画像処理装置。
  19. 【請求項19】 画像出力装置が通常のディスプレイで
    ある請求項12に記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 画像出力装置がステレオディスプレイ
    である請求項12に記載の画像処理装置。
  21. 【請求項21】 画像出力装置がヘッドマウンテッドデ
    ィスプレイである請求項12に記載の画像処理装置。
  22. 【請求項22】 画像出力装置がレンチキュラディスプ
    レイである請求項12に記載の画像処理装置。
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