JPH08146910A - シフトレジスタ及び表示装置の駆動回路 - Google Patents

シフトレジスタ及び表示装置の駆動回路

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JPH08146910A
JPH08146910A JP7199496A JP19949695A JPH08146910A JP H08146910 A JPH08146910 A JP H08146910A JP 7199496 A JP7199496 A JP 7199496A JP 19949695 A JP19949695 A JP 19949695A JP H08146910 A JPH08146910 A JP H08146910A
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JP
Japan
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shift register
pulse
shift
sampling
sampling pulse
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Application number
JP7199496A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kuroda
充宏 黒田
Ryoichi Yokoyama
良一 横山
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動回路の駆動周波数の低減が可能なシフト
レジスタを実現する。 【解決手段】 シフトレジスタSRの各単位シフトレジ
スタSRiは、サンプリングパルスSP1の出力側に接
続される3系列の遅延回路DCA〜DCCを有してい
る。単位シフトレジスタSRiの出力ラインはサンプリ
ングトランジスタST1のゲートに接続され、3つの遅
延回路DCA〜DCCの出力ラインはサンプリングトラ
ンジスタST2〜ST4のゲートに接続されている。各
遅延回路DCA〜DCCは、サンプリングパルスSP1
に対して、シフトレジスタSRのシフトクロックの1/
4周期分ずつ位相がシフトしたサンプリングパルスSP
2〜SP4を生成し、各サンプリングトランジスタST
2〜ST4に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シフトレジスタ及
び表示装置の駆動回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の液晶表示装置に対する要求は、大
型化及び高精細の方向に向かっている。このような要求
を満たすためには、画素数の増大に応じて液晶パネルの
駆動回路の駆動周波数をより高める必要がある。しかし
ながら、駆動周波数を高めることは現実的に困難な点が
あるため、駆動周波数を抑制しつつ要求を満たすための
種々の方法が講じられている。その1つの方法を図11
に示す。この方法は、4系列のシフトレジスタSR1〜
SR4を用いて液晶パネルを駆動する方法である。各シ
フトレジスタSR1〜SR4には各々位相の異なる複数
のクロックが個別に与えられる。また、各シフトレジス
タSR1〜SR4の各出力段は、各々3つおきのサンプ
リングトランジスタSTi(i=1〜n)に接続されて
いる。シフトレジスタSR1〜SR4に与えられる信号
波形及び映像信号線から供給される映像信号Vsの波形
を図12に示す。図12を参照して、例えば1つのシフ
トレジスタSR1に供給されるクロックCLK1は、サ
ンプリングパルスSP1を発生させてサンプリングトラ
ンジスタST1をオンし、映像信号1を画素に書き込ま
せる。また、シフトレジスタSR2に供給されるクロッ
クCLK2は、サンプリングパルスSP2を発生させ、
サンプリングトランジスタST2をオンし、映像信号2
を書き込ませる。同様に、シフトレジスタSR3に供給
されるクロックCLK3及びシフトレジスタSR4に供
給されるクロックCLK4は、サンプリングパルスSP
3及びSP4を生成し、各々映像信号3及び4を対応す
る画素に書き込ませる。このように、各シフトレジスタ
は、全ての画素を駆動するために必要な駆動周波数の4
分の1の周波数で駆動される。このため、各シフトレジ
スタに供給するクロックの周波数を低減することができ
る。
【0003】さらに、駆動回路の駆動周波数を低減する
他の方法を図13に示す。この方法は、位相シフトした
複数の映像信号を入力とし、これを同時にサンプリング
する方法である。シフトレジスタSRは、各段毎にサン
プリングパルスSPiを発生し、4画素分のサンプリン
グトランジスタST1〜ST4を同時にON/OFFす
る。4画素分のサンプリングトランジスタST1〜ST
4は、それぞれ別の映像信号線Vs1〜Vs4に接続さ
れており、この映像信号線Vs1〜Vs4から各々位相
が90°ずつシフトされた映像信号が入力される(図1
4参照)。このように、シフトレジスタSRは、1つの
サンプリングパルスによって4画素分のサンプリングト
ランジスタを同時に制御することにより、個別のサンプ
リングトランジスタを順次駆動する方式に比べて、シフ
トレジスタの駆動周波数を4分の1に低減することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
2つの方法には、各々以下のような問題点があった。ま
ず、図11に示す方法では、複数系列のシフトレジスタ
を設ける必要がある。このため、シフトレジスタを含む
駆動回路全体の構成が大きくなり表示装置全体が大型化
する欠点がある。また、本来シフトレジスタには欠陥の
発生が許されないが、シフトレジスタが増えるにつれ欠
陥の発生確率が高まり、装置の歩留りが低下する。さら
に、各シフトレジスタに供給する複数のクロックを生成
する必要があるため、入力部や表示パネル内の配線スペ
ースが大きくなる欠点を有している。
【0005】また、図13に示す方法においては、映像
信号を位相シフトさせる回路を液晶表示パネルの外部に
設ける必要がある。このため、回路の増大によるコスト
が増大する。また、映像信号入力用の配線数が増加し、
配線スペースが大きくなるという問題もある。
【0006】従って、本発明は、最少系列のシフトレジ
スタで、より低い駆動周波数で液晶表示パネルを駆動す
ることが可能なシフトレジスタ及び表示装置の駆動回路
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシフトレジスタ
は、シフトパルスの転送方向に複数段並べられた単位シ
フトレジスタと、各単位シフトレジスタからの出力を受
け取るサンプリングパルス生成手段とを備えている。単
位シフトレジスタは、所定のタイミングでシフトパルス
を次段に順次転送し、また同時にシフトパルスを外部に
出力する。サンプリングパルス生成手段は、単位シフト
レジスタから出力されたシフトパルスを受け取り、この
シフトパルスに基づいてシフトパルスと異なるタイミン
グを発生させるサンプリングパルスを生成して出力す
る。
【0008】このような構成により、シフトレジスタの
各段位置から、複数の画素に対する映像信号をサンプリ
ングするためのサンプリングパルスを出力することがで
きる。すなわち、シフトパルスの1回の転送動作を行わ
せるクロック信号によって複数の画素に対する映像信号
の書き込みを行わせることができる。
【0009】また、本発明のシフトレジスタのサンプリ
ングパルス生成手段は、遅延回路から構成されている。
この遅延回路は、単位シフトレジスタから入力されたシ
フトパルスを入力信号とし、この入力信号を所定時間だ
け遅延させて出力する。そして、この遅延させる時間を
種々設定することにより互いに位相の異なる複数のサン
プリングパルスを生成する。
【0010】さらに、本発明のより限定された構成にお
ける遅延回路は、バッファ回路により構成される。ま
た、他の限定された構成においては、バッファ回路と集
中定数回路とを直列接続して構成される。さらに、本発
明の他の限定された構成では、遅延回路はラッチ回路に
より構成される。
【0011】さらに、本発明のシフトレジスタのサンプ
リングパルス生成手段は、互いに位相の異なるクロック
パルスとシフトパルスを入力とし、シフトパルスと異な
るタイミングを発生させるためのサンプリングパルスを
生成する論理回路を有している。すなわち、このサンプ
リングパルス生成手段は、単位シフトレジスタから出力
されるシフトパルスと、個別に用意したクロックパルス
とを論理回路の入力とし、両者の論理演算によってシフ
トパルスと異なるタイミングを有するサンプリングパル
スを生成する。
【0012】さらに、本発明のサンプリングパルス生成
手段は、単位シフトレジスタから出力されたシフトパル
スをサンプリングパルスとして出力するとともに、遅延
回路から遅延させたサンプリングパルスを出力すること
により、互いに位相の異なる複数のサンプリングパルス
を出力する。
【0013】さらに、本発明の他のサンプリングパルス
生成手段は、単位シフトレジスタから出力されたシフト
パルスをサンプリングパルスとして出力するとともに、
論理回路によって生成したサンプリングパルスを出力す
ることにより、互いに異なるタイミングを発生させる複
数のサンプリングパルスを出力するものである。
【0014】さらに、本発明のシフトレジスタにおい
て、遅延回路は、所定の遅延時間に対応する複数の位置
から出力を取り出すことにより互いに位相の異なる複数
のサンプリングパルスを生成する。そして、シフトレジ
スタは、単位シフトレジスタから出力されるシフトパル
スと遅延回路から出力される複数のサンプリングパルス
とによって互いに位相の異なる所定種のサンプリングパ
ルスを生成して出力する。
【0015】このような構成により、単位シフトレジス
タから出力されるシフトパルスを基準とし、さらに遅延
回路から出力される位相の異なる複数のサンプリングパ
ルスによって映像信号のサンプリングが行われる。
【0016】さらに、本発明の表示装置の駆動回路は、
複数の画素に接続された複数の信号線に接続されたシフ
トレジスタを有しており、シフトレジスタは上記のよう
な構成を有するものである。
【0017】さらに、本発明のシフトレジスタは、少な
くとも、多結晶シリコン層を能動層とする薄膜トランジ
スタから構成されていることを特徴としている。さら
に、本発明の液晶表示装置は、上記のような構成を有す
るシフトレジスタを備えたことを特徴としている。
【0018】さらに、本発明の液晶表示装置は、上記構
成を有するシフトレジスタが、画素領域と同一基板上に
形成されていることを特徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明することにより、本発明を明らかに
する。
【0020】図10は、本発明の実施形態に係るマトリ
クス型液晶表示装置の概略構成図である。このマトリク
ス型液晶表示装置は、一つの基板1上に液晶パネル10
0とデータドライバ200及び走査ドライバ300とが
形成された、いわゆるドライバ一体型の液晶表示パネル
の構造を有している。
【0021】液晶パネル100は、水平方向に互いに平
行に延びる複数の走査電極101と、走査電極101に
直交する垂直方向に互いに平行に延びる複数の信号電極
102と、走査電極101及び信号電極102の交差部
近傍に配置されるTFT(Thin Film Transistor)10
4と、TFT104に接続された画素電極103とを備
えている。走査電極101の一端は、各TFT104の
ゲート電極に接続され、他端は走査ドライバ300に接
続されている。また、信号電極102は、TFT104
のソース電極に接続され、他端はデータドライバ200
に接続されている。データドライバ200は、外部から
入力される入力信号を所定のサンプリング周波数でサン
プリングし、走査ドライバ300によりゲートオン信号
の出力に同期して各信号電極102に映像信号を出力す
る。これにより、オン状態TFT104を通じて画素電
極103に映像信号が出力される。
【0022】上記のような構造を有するマトリクス型液
晶表示装置において、本発明は、特に駆動回路(ドライ
バ)のシフトレジスタに関連する構成に特徴を有する。
以下、そのシフトレジスタの構成について説明する。
【0023】まず、本発明の第1実施形態に係るシフト
レジスタについて説明する。図1は、ドライバ一体型液
晶パネルの駆動回路の構成を示している。図1におい
て、シフトレジスタSRは複数の単位シフトレジスタS
Ri(i=1〜n)が直列に接続され、1系列の転送経
路を構成している。シフトレジスタSRの入力端からは
シフトパルスSTHとシフトクロックCLKとが入力さ
れる。そして、シフトパルスSTHは、シフトクロック
CLKのタイミングに応じて各単位シフトレジスタSR
i間を順次転送される。なお、本書において単位シフト
レジスタとは、シフトレジスタの1つのデータ転送単位
に相当する構成を指すものとする。
【0024】各単位シフトレジスタSRiは、シフトパ
ルスSTHを出力する出力ライン10を有し、この出力
ライン10はサンプリングトランジスタST1のゲート
に接続されている。また、各単位シフトレジスタSRi
に対応して3つの遅延回路DCA〜DCCが設けられて
いる。3つの遅延回路DCA〜DCCの入力端は、単位
シフトレジスタSRiの出力ライン10に接続され、ま
た出力端は各々サンプリングトランジスタST2、ST
3、ST4の各ゲートに接続されている。
【0025】サンプリングトランジスタSTiは、ソー
ス・ドレインの一方が映像信号入力ライン20に接続さ
れ、他方は表示パネルの画素電極に接続されている。次
に、図1に示す駆動回路の動作について図2に示す信号
波形図を用いて説明する。ここでは、特に第1番目の単
位シフトレジスタSR1からのサンプリングパルスSP
1〜SP4の生成動作について説明する。シフトパルス
STHが入力されると、単位シフトレジスタSR1は、
出力ライン10を通してサンプリングトランジスタST
1にサンプリングパルスSP1を出力すると同時に、3
つの遅延回路DCA〜DCCに同じサンプリングパルス
SP1を入力する。3つの遅延回路DCA〜DCCは、
その出力信号をシフトレジスタSRのシフトクロックC
LKの1周期の各々1/4、2/4、3/4に相当する
時間だけ遅延して出力するように遅延時間が設定されて
いる。この結果、4つのサンプリングトランジスタST
1〜ST4の各ゲートに印加されるサンプリングパルス
SP1〜SP4は、図2に示すように均等な位相差を持
つ波形となる。そして、この異なる位相差を有するサン
プリングパルスのタイミングに対応して映像信号入力ラ
イン20から各映像データ1〜4がサンプリングトラン
ジスタST1〜ST4を介して画素電極へ書き込まれ
る。
【0026】さらに、次のタイミングでは、シフトクロ
ックCLKの発生するタイミングに応じて単位シフトレ
ジスタSR1のシフトパルスSTHが次段の単位シフト
レジスタSR2に転送される。そして、単位シフトレジ
スタSR2において上記と同様の動作が行われる。
【0027】次に、図1に示す遅延回路DCA〜DCC
の具体的な構成例について説明する。第1の構成例を図
3に示す。この例は、バッファ回路BCを用いて3系列
の遅延回路を構成したものである。各々の遅延回路DC
A〜DCC(BC1〜BC3)に必要とされる遅延時間
は、バッファ回路BCの接続個数あるいはバッファ回路
の特性値を適宜設定することによって調整される。
【0028】第2の構成例を図4に示す。この例は、上
記のバッファ回路BCに加え、さらに抵抗R及び容量C
による集中定数回路を接続したものである。この構成に
おいて、遅延時間は、バッファ回路及びCR定数回路の
接続段数や抵抗あるいは容量の大きさなどを調整するこ
とによって必要な大きさに設定される。
【0029】また、図1に示す第1実施形態の変形例と
して図5に示す構成が適用される。図5に示す構成は、
図1中の点線で囲った部分と等価な構成を示している。
すなわち、この変形例では、1系列の遅延回路DCの所
定の位置から出力を取り出すことによって各々タイミン
グの異なるサンプリングパルスSP1〜SP4を生成す
るものである。
【0030】この変形例の第1の構成例としては、図3
に示すバッファ回路を用いたものが考えられる。また、
第2の構成例としては、図4に示すバッファ回路BCと
集中定数回路との組み合わせによる遅延回路を適用した
ものが考えられる。
【0031】さらに、第3の構成例を図6に示す。この
例における遅延回路DCは、ラッチ回路RC1〜RC3
を用いて構成される。このラッチ回路RC1〜RC3と
しては、例えばDフリップフロップ回路、あるいはトグ
ルフリップフロップ回路などが適用可能である。このラ
ッチ回路、例えばRC1は、基準クロックSPCKに従
って単位シフトレジスタSRiからの出力であるシフト
パルスSTH(サンプリングパルスSP1)を取り込
み、1クロック分ラッチした後、基準クロックSPCK
の次のクロックのタイミングで出力する。この出力がサ
ンプリングパルスSP2となる。すなわち、図7に示す
信号波形図を参照すると、ラッチ回路RC1の入力であ
るサンプリングパルスSP1に対し、出力であるサンプ
リングパルスSP2は基準クロックSPCKの1クロッ
ク分だけ位相がシフトしている。これと同様に、ラッチ
回路RC2及びRC3においても各々基準クロックSP
CKの1クロック分ずつ位相シフトすることにより互い
に位相の異なるサンプリングパルスSP1〜SP4が生
成される。このサンプリングパルスSP1〜SP4はサ
ンプリングトランジスタST1〜ST4に供給される。
【0032】このラッチ回路を用いた遅延回路では、ラ
ッチ回路RC1〜RC3に入力される基準クロックSP
CKの周波数を適宜調整することによって遅延時間を所
定の値に調整することができる。
【0033】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。図8は第2実施形態による駆動回路の主要な構成
を示しており、第1実施形態の図1に相当するものであ
る。この駆動回路は、1系統のシフトレジスタSRとシ
フトレジスタSRの各単位シフトレジスタSRiに対応
して設けられる3つの論理回路LC1〜LC3とを備え
ている。単位シフトレジスタSRiからの出力ライン1
0はサンプリングトランジスタST4のゲートに接続さ
れ、同時に論理回路(AND回路)LC1〜LC3の一
方の入力側に接続される。また、論理回路LC1〜LC
3の他方の入力端には3本のクロック入力ライン31〜
33が各々接続される。また、論理回路LC1〜LC3
の出力端は各々サンプリングトランジスタST1〜ST
3のゲートに接続される。
【0034】このような構成を有する駆動回路の動作に
ついて、図9に示す信号波形図を参照して説明する。図
9に示すように、シフトレジスタSRに入力されるシフ
トクロックCLK4と論理回路LC1〜LC3に入力さ
れる3つのクロックCLK1〜CLK3は各々異なる位
相を有している。シフトクロックCLK4に従って単位
シフトレジスタSR1に入力されたシフトパルスSTH
は、所定のタイミングでサンプリングトランジスタST
4のゲートに供給されるとともに、論理回路LC1〜L
C3に入力される。各論理回路LC1〜LC3は、入力
されたシフトパルスSTH(サンプリングパルスSP
4)と各々入力されるクロックCLK1〜CLK3との
論理積を取り、図9に示すような波形のサンプリングパ
ルスSP1〜SP3を生成しサンプリングトランジスタ
ST1〜ST3のゲートに出力する。これにより、4つ
のサンプリングトランジスタST1〜ST4のゲートが
各々異なるタイミングで開放され、映像信号Vsが各々
の画素電極側へ供給される。
【0035】このように、本発明の第1及び第2実施形
態による表示装置の駆動回路では、1系列のシフトレジ
スタSRと、各単位シフトレジスタSRi毎に異なるタ
イミングを発生させる3種類のサンプリングパルスSP
iを生成する手段を設けている。これにより、シフトレ
ジスタSRを駆動するクロックの周波数は、各画素を順
次駆動するために必要とされる周波数の4分の1に低減
することができる。従って、今後の高精細の要求に応じ
て画素数が増大した場合でも、低い駆動周波数を用いて
シフトレジスタSRを駆動することが可能となる。しか
も、1系列のシフトレジスタSRと1本の映像信号入力
ラインとを基本的な構成とするため、先に述べた従来の
例に比べてシフトレジスタの構造の複雑化あるいは映像
信号の位相シフトのための外部回路を省略することがで
き、その結果、製造歩留りの低下を防止し、省スペース
化を図ることが可能となる。
【0036】また、上記第1及び第2実施形態におい
て、各単位シフトレジスタ、遅延回路、バッファ回路、
ラッチ回路、論理回路及びサンプリングトランジスタ等
では、スイッチング素子としてTFTを用いて構成され
る。TFTは、ソース・ドレイン及びチャネル領域が形
成された多結晶シリコン層と、シリコン酸化膜などから
なるゲート絶縁層と、タングステンシリサイドなどを有
するポリサイド構造のゲート電極などから構成される。
また、このTFTは、液晶パネルの画素領域の各画素の
スイッチング素子に用いられるTFTと同様の構造を有
している。従って、製造プロセスにおいては、同一の基
板上に、画素領域と、シフトレジスタなどを含む周辺駆
動回路とを同一プロセスを用いて同時に、かつ一体的に
形成することができる。これによって、ドライバ一体型
の液晶表示パネルが効率よく製造される。
【0037】また、本発明の各単位シフトレジスタ等の
TFT及び画素領域のTFTは、高温でも低温(600
℃以下)でも製造が可能である。高温で製造するために
は、各TFTを形成する基板として高温に耐え得る石英
基板のような高価な基板を用いる必要がある。これに対
し、低温で製造する場合には、安価な大型ガラス基板を
用いることができる。この低温での製造において、TF
Tの能動層の多結晶シリコン層は、例えばアモルファス
シリコン層にエキシマレーザーをスイープスキャン法に
より照射することによって形成することができる。
【0038】なお、本発明によるシフトレジスタは、液
晶パネルの駆動回路のみならず、走査回路に対しても適
用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】このように、本発明によるシフトレジス
タは、単位シフトレジスタから出力されるシフトパルス
を用いて、異なるタイミングを発生するためのサンプリ
ングパルスを生成するサンプリングパルス生成手段を設
けたことにより、シフトレジスタを駆動するための駆動
信号の周波数を増大させることなく高画素数の表示パネ
ルを駆動することができる。
【0040】また、このようなシフトレジスタを用いた
駆動回路は、1系統のシフトレジスタによって構成され
るため、複数系列のシフトレジスタを必要とするものに
比べ、構造の複雑化及び製造歩留りの低下を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による駆動回路の構成
図。
【図2】図1に示す駆動回路に供給される各信号の波形
図。
【図3】図1に示す駆動回路の第1の構成例の構成図。
【図4】図1に示す遅延回路の第2の構成例の構成図。
【図5】第1実施形態の変形例による遅延回路周辺の構
成図。
【図6】図5の遅延回路の第3の構成例の構成図。
【図7】図6に示す遅延回路に供給される各信号の波形
図。
【図8】本発明の第2実施形態による駆動回路の構成
図。
【図9】図8の駆動回路に供給される各信号の波形図。
【図10】本発明に係るドライバ一体型液晶パネルの平
面構造図である。
【図11】従来の一例による駆動回路の構成図。
【図12】図10に示す駆動回路に供給される各信号の
波形図。
【図13】従来の他の例による駆動回路の構成図。
【図14】図12に示す駆動回路に供給される各信号の
波形図。
【符号の説明】
SR……シフトレジスタ DCA〜DCC……遅延回路 BC……バッファ回路 R……抵抗 C……コンデンサ(容量) SP1〜SP4……サンプリングパルス LC1〜LC4……論理回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトパルスの転送方向に複数段並べら
    れ、所定のタイミングで前記シフトパルスを次段に順次
    転送するとともに、各段位置から前記シフトパルスを出
    力する複数の単位シフトレジスタと、 前記単位シフトレジスタ毎に設けられ、前記単位シフト
    レジスタから出力された前記シフトパルスに基づいて前
    記シフトパルスと異なるタイミングを発生させるための
    サンプリングパルスを生成して出力するサンプリングパ
    ルス生成手段とを備えたことを特徴とする、シフトレジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 前記サンプリングパルス生成手段は、前
    記シフトパルスを入力として受け取り、所定時間だけ遅
    延させて出力することによって前記シフトパルスと位相
    の異なるサンプリングパルスを生成する遅延回路を有す
    ることを特徴とする、請求項1に記載のシフトレジス
    タ。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路は、バッファ回路により構
    成されたことを特徴とする、請求項2に記載のシフトレ
    ジスタ。
  4. 【請求項4】 前記遅延回路は、バッファ回路と集中定
    数回路とを直列に接続して構成されていることを特徴と
    する、請求項2に記載のシフトレジスタ。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路は、ラッチ回路により構成
    されたことを特徴とする、請求項2に記載のシフトレジ
    スタ。
  6. 【請求項6】 前記サンプリングパルス生成手段は、前
    記単位シフトレジスタから出力された前記シフトパルス
    をサンプリングパルスとして出力するとともに、前記遅
    延回路により遅延させたサンプリングパルスを出力する
    ことによって互いに位相の異なる複数のサンプリングパ
    ルスを出力する、請求項2に記載のシフトレジスタ。
  7. 【請求項7】 前記サンプリングパルス生成手段は、互
    いに位相の異なるクロックパルスと、前記シフトパルス
    とを入力とし、前記シフトパルスと異なるタイミングを
    発生させるためのサンプリングパルスを生成する論理回
    路を有することを特徴とする、請求項1に記載のシフト
    レジスタ。
  8. 【請求項8】 前記サンプリングパルス生成手段は、前
    記単位シフトレジスタから出力された前記シフトパルス
    をサンプリングパルスとして出力するとともに、前記論
    理回路によって生成したサンプリングパルスを出力する
    ことによって互いに異なるタイミングを発生させる複数
    のサンプリングパルスを出力する、請求項7に記載のシ
    フトレジスタ。
  9. 【請求項9】 前記遅延回路は、所定の遅延時間に対応
    する複数の位置から出力を取り出すことにより互いに位
    相の異なる複数のサンプリングパルスを生成し、 該シフトレジスタは、前記単位シフトレジスタから出力
    される前記シフトパルスと、前記遅延回路から出力され
    る複数の前記サンプリングパルスとによって互いに位相
    の異なる所定種のサンプリングパルスを生成して出力す
    ることを特徴とする、請求項2に記載のシフトレジス
    タ。
  10. 【請求項10】 複数の画素に接続された複数の信号線
    に接続された請求項1ないし請求項9の何れかに記載の
    シフトレジスタを有する表示装置の駆動回路。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項9の何れかに記
    載のシフトレジスタが、少なくとも、多結晶シリコン層
    を能動層とする薄膜トランジスタから構成されているこ
    とを特徴とする、シフトレジスタ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のシフトレジスタを
    備えることを特徴とする、液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 前記シフトレジスタが、画素領域と同
    一基板上に形成されていることを特徴とする、請求項1
    2に記載の液晶表示装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6831625B2 (en) 1998-03-30 2004-12-14 Sharp Kabushiki Kaisha LCD driving circuitry with reduced number of control signals
KR100666320B1 (ko) * 2000-07-18 2007-01-09 삼성전자주식회사 시프트 레지스터 및 그를 채용한 액정표시장치의 구동 회로
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CN100349202C (zh) * 2002-05-16 2007-11-14 三星电子株式会社 液晶显示器及用于驱动该液晶显示器的方法
US8107586B2 (en) 2004-03-12 2012-01-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Shift register and display device including the same

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