JPH08146128A - 追尾装置 - Google Patents

追尾装置

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JPH08146128A
JPH08146128A JP6282081A JP28208194A JPH08146128A JP H08146128 A JPH08146128 A JP H08146128A JP 6282081 A JP6282081 A JP 6282081A JP 28208194 A JP28208194 A JP 28208194A JP H08146128 A JPH08146128 A JP H08146128A
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洋志 亀田
Kohei Nomoto
弘平 野本
Yoshio Kosuge
義夫 小菅
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 目標追尾アルゴリズムの計算負荷を軽減でき
るとともに、追尾目標の運動変化に適応できる追尾装置
を得ることを目的とする。 【構成】 追尾目標を観測して、距離と角度の観測値を
出力する追尾目標観測手段1、並びに速度の観測値を出
力する速度観測手段2と、上記の追尾目標の距離と速度
の観測値を入力して、距離と速度の真値を推定する距離
推定手段3aと、上記の追尾目標の角度観測値を入力し
て角度の真値を推定する角度推定手段4aと、上記の距
離推定手段と角度推定手段において推定過程で要するゲ
インを設定するフィルタゲイン設定手段7と、上記距離
推定手段3aの速度イノベーション過程の大きさで追尾
目標の運動変化を検出し適応的にフィルタゲインを切替
えるマニューバ検出手段8と、上記の距離、速度、角度
の推定値に基づき単位時間先の距離と速度の予測値を出
力する距離予測手段5aと、単位時間先の角度の予測値
を出力する角度予測手段6aと、を備えることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は近距離の目標追尾のた
めの追尾フィルタのアルゴリズムを極座標系で実現する
目標追尾技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、極座標系の一軸だけに着目して目
標追尾を行なう場合、それぞれ独立に距離、角度の真値
を推定した結果を相互に利用することで予測処理を行な
ってきた。これにより座標系が回転することで発生する
見かけ上の加速度を補償する。
【0003】図35は、Samuel.S.Black
mann:“Multiple−Target Tra
cking with Radar Applicat
ion”,Artech House,pp.49−8
1(1986)に示された追尾装置の構成を示すブロッ
ク図である。この追尾装置は、極座標において座標軸が
回転することによる見かけ上の加速度を補償しながら目
標追尾を行なうものである。
【0004】まず、図35を用いて、従来の追尾装置の
構成を説明する。
【0005】追尾装置は、図35に示すように、追尾目
標との距離観測値を入力して距離推定値を出力する距離
フィルタ部30、追尾目標の方位角、仰角観測値を入力
してそれらの推定値を出力する角度フィルタ部40を有
している。
【0006】距離フィルタ部30は、距離観測値r
o (k)を入力して距離と、距離の変化率の推定値r
(k/k)、Δr(k/k)を出力する。これらが、距
離予測処理部50及び角度予測処理部60に入力され
る。
【0007】角度フィルタ部40は、方位角、仰角の観
測値ηo (k)、εo (k)を入力して、方位角、仰角
の推定値η(k/k)、ε(k/k)、及び方位角、仰
角の変化率の推定値Δη(k/k)、Δε(k/k)を
出力する。さらに、これらを利用して回転角速度ωp
出力する。これらの推定結果は角度予測処理部60に入
力される。また、回転角速度ωp は、距離予測処理部に
入力され座標系の回転を補償するのに利用される。
【0008】距離予測処理部30は、距離フィルタ30
部の推定値、角度フィルタ部40の推定値を入力し、単
位時間分先の距離予測値r((k+1)/k)を出力す
る。なお、本文において、記号中の括弧の内部が、k/
(k−1)の例を説明すれと、時刻(k−1)までに得
られた観測値に基づいて求められた時刻kにおける予測
値であることを表すものである。
【0009】角度予測処理部60は、距離、角度フィル
タ部の推定値を入力し、単位時間間分先の角度の予測値
η(k+1/k)、ε(k+1/k)を出力する
【0010】次に、動作について図36のフローチャー
トを参照して説明する。
【0011】ST30では、距離フィルタ部30が距離
観測値ro (k)を入力し、不要な雑音成分を除去して
距離推定値及びその変化率r(k/k)、Δr(k/
k)を出力する。
【0012】また、ST40では、角度フィルタ部40
が角度観測値ηo (k)、εo (k)を入力し、角度推
定値η(k/k)、ε(k/k)、及びその変化率Δη
(k/k)、Δε(k/k)を出力する。さらに、回転
角速度合成部46によって回転角速度ωp が出力され
る。
【0013】さらに、ST50では、距離予測処理部5
0が距離フィルタ部30の出力である距離、距離変化率
の推定結果r(k/k)、Δr(k/k)、角度フィル
タ部40の出力である回転角速度ωp を入力し、1 サン
プリング先の距離予測値r((k+1)/k)を出力す
る。
【0014】同様にST60では、角度予測処理部60
が距離フィルタ部30の出力である距離、距離変化率の
推定結果r(k/k)、Δr(k/k)、角度フィルタ
部40の出力である角度推定結果η(k/k)、ε(k
/k)、Δη(k/k)、Δε(k/k)を入力し、1
サンプリング先の角度予測値を出力する。これらの推定
値、予測値を得るためのST30〜60の処理で用いら
れる計算式を以下に示す。処理終了でない場合、上述の
ST30へ戻る。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の追尾装置は、以
上のように構成されており、カルマンフィルタのアルゴ
リズムを用いた場合、共分散及びフィルタゲインを逐次
計算するため、目標追尾アルゴリズムの計算負荷が大き
くなり、また、追尾目標の運動モデルを固定するので追
尾目標の運動変化に対応することが困難であり、追尾精
度が制約されるという課題があった。この発明は上記の
ような課題を解決するためになされたもので、目標追尾
アルゴリズムの計算負荷を軽減できるとともに、追尾目
標の運動変化に適応できる追尾装置を得ることを目的と
し、また、カルマンフィルタのアルゴリズムを用いた場
合も、追尾目標の運動変化に適応できる追尾装置を得る
ことを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる発明の追尾装置は、追尾目標を
観測して、距離と角度の観測値を出力する追尾目標観測
手段並びに速度の観測値を出力する速度観測手段と、上
記の追尾目標の距離と速度の観測値を入力して、距離と
速度の真値を推定する距離推定手段と、上記の追尾目標
の角度観測値を入力して角度の真値を推定する角度推定
手段と、上記の距離推定手段と角度推定手段における推
定過程で要するゲインを設定するフィルタゲイン設定手
段と、上記の距離と速度と角度の推定値に基づき単位時
間先の距離と速度の予測値を出力する距離予測手段と、
上記の距離と速度と角度の推定値に基づき単位時間先の
角度の予測値を出力する角度予測手段と、を備えること
を特徴とする。
【0019】また、請求項2に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置に距離推定手段の速度イノ
ベーション過程の大きさで追尾目標の運動変化を検出
し、適応的にフィルタゲインを切替えるマニューバ検出
手段を設けたことを特徴とする。
【0020】また、請求項3に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置にフィルタゲイン設定手段
のゲイン設定に要する駆動雑音の大きさを推定距離に応
じて切替える距離駆動雑音設定手段を設けたことを特徴
とする。
【0021】また、請求項4に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置にフィルタゲイン設定手段
のゲイン設定に要する駆動雑音の大きさを追尾時間に応
じて切替える時間駆動雑音設定手段を設けたことを特徴
とする。
【0022】また、請求項5に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置にフィルタゲイン設定手段
のゲイン設定に要する駆動雑音の大きさを角度推定手段
で出力された回転角速度に応じて切替える角速度駆動雑
音設定手段を設けたことを特徴とする。
【0023】また、請求項6に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段のイノベーション過程の大きさからバイアスを推定
することによって旋回運動を検出するバイアスマニュー
バ検出手段を設けたことを特徴とする。
【0024】また、請求項7に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段のイノベーション過程の大きさを入力し、ファジィ
ルールに従ってバイアスを推定することによって旋回運
動を検出するファジィバイアスマニューバ検出手段を設
けたことを特徴とする。
【0025】また、請求項8に係わる発明の追尾装置
は、請求項1記載の追尾装置に追尾目標の旋回運動によ
り追尾目標の速度観測値が消失した場合に、その再出現
時間を予測し予測時間における追尾目標の距離と角度を
出力する消失信号予測手段を設けたことを特徴とする。
【0026】また、請求項9に係わる発明の追尾装置
は、追尾目標を観測して、距離と角度の観測値を出力す
る追尾目標観測手段並びに速度の観測値を出力する速度
観測手段と、上記追尾目標の距離と速度の観測値を入力
して、距離と速度の真値を推定する距離推定手段と、上
記追尾目標の角度の観測値を入力して、角度の真値を推
定する角度推定手段と、上記距離と速度と角度の推定値
に基づき、単位時間先の距離と速度の予測値、及びそれ
らの予測共分散を出力する距離予測手段と、上記距離と
速度と角度の推定値に基づき、単位時間先の角度の予測
値、及びそれらの予測共分散を出力する角度予測手段
と、を備えることを特徴とする。
【0027】また、請求項10に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段の速度イノ
ベーション過程の大きさで追尾目標の運動変化を検出
し、適応的にフィルタゲインを切替えるマニューバ検出
手段を設けたことを特徴とする。
【0028】また、請求項11に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段のゲイン計算に要する駆動雑音の大きさを推定距離
に応じて切替える距離駆動雑音設定手段を設けたことを
特徴とする。
【0029】また、請求項12に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段のゲイン計算に要する駆動雑音の大きさを追尾時間
に応じて切替える時間駆動雑音設定手段を設けたことを
特徴とする。
【0030】また、請求項13に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段においてゲイン計算に要する駆動雑音の大きさを角
度推定手段で計算される回転角速度に応じて切替える角
速度駆動雑音設定手段を設けたことを特徴とする請求項
9記載の追尾装置。
【0031】また、請求項14に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段の速度イノ
ベーション過程を入力し、χ2 検定を行ない追尾目標の
運動変化を検出してフィルタゲインを切替える仮説検定
手段を設けたことを特徴とする。
【0032】また、請求項15に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段のイノベーション過程の大きさからバイアスを推定
することによって旋回運動を検出するバイアスマニュー
バ検出手段を設けたことを特徴とする。
【0033】また、請求項16に係わる発明の追尾装置
は、請求項9記載の追尾装置に距離推定手段と角度推定
手段のイノベーション過程の大きさを入力し、ファジィ
ルールに従ってバイアスを推定することによって旋回運
動を検出するファジィバイアスマニューバ検出手段を設
けたことを特徴とする。
【0034】
【作用】以上のように構成された請求項1に係わる発明
の追尾装置では、距離推定手段の追尾目標の距離情報に
加えて追尾目標の速度観測情報を用いることにより、追
尾目標の追尾精度を上げられるとともに、フィルタゲイ
ン設定手段を設けて、追尾目標との距離及び角度の推定
過程で要するゲインを予め設定することにより、目標追
尾アルゴリズムの計算負荷を軽減することができる。
【0035】また、請求項2に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、マニューバ
検出手段を設けて追尾目標の運動変化を検出し適応的に
フィルタゲインを切替えることにより、追尾目標の距離
に応じたゲインを設定でき、追従性を高めることができ
る。
【0036】また、請求項3に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、距離駆動雑
音設定手段を設けて追尾目標の推定距離に応じて駆動雑
音の大きさを切替えることにより、追尾目標の距離に応
じたゲインを設定でき、追従性を高めることができる。
【0037】また、請求項4に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、時間駆動雑
音設定手段を設けて追尾時間に応じて駆動雑音の大きさ
を切替えることにより、追尾時間に応じたゲインを設定
でき、追従性を高めることができる。
【0038】また、請求項5に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、角速度駆動
雑音設定手段を設けて角度推定手段出力の回転角速度の
大きさに応じて駆動雑音の大きさを切替えることによ
り、回転角速度に応じたゲインを設定でき、追従性を高
めることができる。
【0039】また、請求項6に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、バイアスマ
ニューバ検出手段を設けて距離推定手段と角度推定手段
における距離と角度のイノベーション過程の大きに応じ
て予測過程の修正項を増幅させることにより、追従性を
高めることができる。
【0040】また、請求項7に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、ファジィバ
イアスマニューバ検出手段を設けてファジィルールに従
い距離推定手段と角度推定手段における距離と角度のイ
ノベーション過程の大きに応じて予測過程の修正項を増
幅させることにより、追従性を高めることができる。
【0041】また、請求項8に係わる発明の追尾装置で
は、請求項1に係わる発明の作用に加えて、消失信号予
測手段を設けて追尾目標の旋回運動により目標信号が消
失した場合に再出現時間を予測することにより、予測時
間における追尾目標の距離と角度とを出力することがで
きる。
【0042】また、請求項9に係わる発明の追尾装置で
は、距離推定手段に追尾目標の距離情報に加えて追尾目
標の速度情報を用いることにより、追尾目標の追尾精度
を上げられるとともに、カルマンフィルタのアルゴリズ
ムを用いることにより、フィルタゲインがサンプリング
毎に統計的な手法に基づいて計算されるため定常カルマ
ンフィルタのアルゴリズムを用いた場合よりも追尾精度
を上げることができる。
【0043】また、請求項10に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、マニュー
バ検出手段を設けて追尾目標の運動変化を検出し適応的
にフィルタゲインを切替えることにより、追従性を高め
ることができる。
【0044】また、請求項11に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、距離駆動
雑音設定手段を設けて追尾目標の推定距離に応じて駆動
雑音の大きさを切替えることにより、追尾目標の距離に
応じたゲインを設定でき、追従性を高めることができ
る。
【0045】また、請求項12に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、時間駆動
雑音設定手段を設けて追尾時間に応じて駆動雑音の大き
さを切替えることにより、追尾時間に応じたゲインを設
定でき、追従性を高めることができる。
【0046】また、請求項13に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、角速度駆
動雑音設定手段を設けて角度推定手段で出力された回転
角速度の大きさに応じて駆動雑音の大きさを切替えるこ
とにより、回転角速度に応じたゲインを設定でき、追従
性を高めることができる。
【0047】また、請求項14に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、仮説検定
手段を設けて距離推定手段の速度のイノベーション過程
を入力し、χ2 検定を行ない追尾目標の運動変化を検出
して、フィルタゲインを切替えることにより、追従性を
高めることができる。
【0048】また、請求項15に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、バイアス
マニューバ検出手段を設けて距離推定手段と角度推定手
段における距離と角度のイノベーション過程の大きさに
応じて予測過程の修正項を増幅させることにより、追従
性を高めることができる。
【0049】また、請求項16に係わる発明の追尾装置
では、請求項9に係わる発明の作用に加えて、ファジィ
バイアスマニューバ検出手段を設けて距離推定手段と角
度推定手段における距離と角度のイノベーション過程の
大きさに応じてファジィルールに従い予測過程の修正項
を増幅させることにより、追従性を高めることができ
る。
【0050】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0051】実施例1.図1は、本発明の実施例1を示
す追尾装置の構成ブロック図である。
【0052】この追尾装置は、追尾目標との距離と、角
度の観測値を出力する追尾目標観測手段1を有してお
り、この追尾目標観測手段1は、目標を監視するための
レーダ等のセンサ16と、センサ16の出力信号を処理
して追尾目標との距離の観測値及び方位角、仰角の観測
値を出力するデータプロセッサ17とを有している。
【0053】さらに、この追尾装置は、追尾目標の相対
速度(以下、速度と呼ぶ)を観測するための速度観測手
段2を有しており、この速度観測手段2は、追尾目標観
測手段1におけるセンサ16からの出力を入力し、速度
の観測値を出力するデータプロセッサ21を有してい
る。
【0054】上記の追尾目標観測手段1と、速度観測手
段2から、追尾目標観測値と速度観測値を入力して、追
尾目標との距離と速度の推定値を出力する距離推定手段
3aと、角度と角度変化率の推定値を出力する角度推定
手段4aとを有している。
【0055】距離推定手段3aは、追尾目標観測手段1
からの距離観測値と、速度観測手段2からの速度観測値
と、後述の観測方程式処理部34からの予測観測値との
差分を誤差信号として算出する加減算部31と、上記加
減算部31が算出した誤差信号にフィルタゲインを作用
させて修正信号を出力するフィルタゲイン処理部33
と、上記修正信号と、後述する距離予測手段5aにおけ
る遅延素子52の出力の予測信号と、の和信号を算出し
て、その和信号を距離推定値r(k/k)、速度推定値
Δr(k/k)として出力する加減算部32と、 上記
予測信号を入力して上記予測観測値を生成する観測方程
式処理部34と、を有している。ここで、上記の距離推
定値r(k/k)と、速度推定値Δr(k/k)は後段
に接続された距離予測手段5aへ入力するとともに、後
述の角度予測手段6aへ入力する。また、距離推定手段
3aで用いるフィルタゲインは後述するフィルタゲイン
設定手段7によって与えられる。
【0056】角度推定手段4aは、追尾目標観測手段1
からの角度観測値と、後述の観測方程式処理部44から
の予測観測値との差分を誤差信号として算出する加減算
部41と、上記加減算部41が算出した誤差信号にフィ
ルタゲインを作用させて修正信号を出力するフィルタゲ
イン処理部43と、上記修正信号と、後述する角度予測
手段6aにおける遅延素子62の出力の(角度の)予測
信号と、の和信号を算出して、その和信号を角度(方位
角、仰角)の推定値η(k/k)、ε(k/k)と、角
度(方位角、仰角)変化率の推定値Δη(k/k)、Δ
ε(k/k)として出力する加減算部42と、上記予測
信号を入力して上記予測観測値を生成する観測方程式処
理部44と、上記の角度(方位角、仰角)の推定値η
(k/k)、ε(k/k)、角度(方位角、仰角)変化
率の推定値Δη(k/k)、Δε(k/k)を入力して
回転角速度ωp を出力する回転角速度合成部46と、を
有している。ここで、上記の角度(方位角、仰角)の推
定値η(k/k)、ε(k/k)と、角度(方位角、仰
角)変化率の推定値Δη(k/k)、Δε(k/k)は
後段に接続された角度予測手段6aへの入力となる。ま
た、上記の回転角速度ωp は前述の距離予測手段5aへ
入力する。また、角度推定手段4aで用いるフィルタゲ
インは前述のフィルタゲイン設定手段7によって与えら
れる。
【0057】距離予測手段5aは、単位時間分先の距離
の予測値r((k+1)/k)と、速度の予測値Δr
((k+1)/k)を出力する予測処理部51、上記予
測値を入力して単位時間遅延を行なう遅延部52とを備
えている。
【0058】角度予測手段6aは、単位時間分先の角度
の予測値η((k+1)/k)と、ε((k+1)/
k)を出力する予測処理部61、上記予測値を入力して
単位時間遅延を行なう遅延部62とを備えている。
【0059】距離推定手段3a,角度推定手段4にはフ
ィルタゲイン設定手段7が接続され、上記の距離推定手
段3a、角度推定手段4aにおけるフィルタゲイン処理
部33、43で用いるフィルタゲインが目標モデルを想
定して設定されるので、従来例で示した追尾装置のよう
にフィルタゲインを逐次計算する必要がなく、目標追尾
のアルゴリズムの計算負荷を軽減できる。
【0060】以下、本実施例の動作について図2のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0061】先ず、ST7では、フィルタゲイン設定手
段7において駆動雑音設定部71が追尾目標の旋回加速
度を設定する。定常ゲイン計算部72は、観測雑音、駆
動雑音によって得られる定常ゲインを距離と、角度につ
いて計算する。追尾開始から定常までの過渡期は過渡ゲ
イン計算部73によって計算する。過渡期から定常への
切替えはゲイン切替え部74によって行なう。
【0062】次いで、ST1では、追尾目標観測手段1
はセンサ16からデータプロセッサ17を介して距離観
測値ro (k)、角度観測値ηo (k)、εo (k)を
得る。 次いで、ST2では、速度観測手段2はセンサ
16からデータプロセッサ21を介して速度観測値Δr
o (k)を得る。
【0063】次いで、ST3a〜ST3dでは、距離推
定手段3aが上記の距離観測値ro(k)、速度観測値
Δro (k)に基づいて、距離推定値r(k/k)と、
速度推定値Δr(k/k)を出力する。
【0064】また、ST4a〜ST4dでは、角度推定
手段4aが上記の角度観測値ηo (k)、εo (k)に
基づいて、角度η(k/k)、ε(k/k)と、角度変
化率の推定値Δη(k/k)、Δε(k/k)を出力す
る。次いで、ST4eでは、角度推定手段4aにおける
回転角速度合成部46が、上記の角度と角度変化率の推
定値η(k/k)、ε(k/k)、Δη(k/k)、Δ
ε(k/k)に基づいて、回転角速度ωp を出力する。
【0065】次いで、ST5aでは、距離予測手段5a
が距離推定手段3aの出力と、角度推定手段4aにおけ
る回転角速度合成部46の出力である回転角速度ωp
に基づいて、単位時間先の距離予測値を出力する。
【0066】同様に、ST6aでは、角度予測手段6a
が角度推定手段4aの出力と、距離推定手段3aの出力
とに基づいて、単位時間先の角度予測値を出力する。
【0067】以上の推定値と、予測値を得るためにST
3a〜ST6bの処理で用いる計算式を以下の式(1
9)〜(30)に示す。
【0068】
【数3】
【0069】
【数4】
【0070】以下、上記の式を用いて推定値と、予測値
を得るためのST3a〜ST6bの処理について説明す
る。先ず、距離推定手段3aについて説明する。距離推
定手段3aにおける観測方程式処理部34は、後述の距
離予測手段5aの遅延部52より得られる現時刻の距
離、速度の予測値に基づき、式(19)の[ ]内第2
項の計算を行ない、距離、速度の予測観測値を出力する
(ST3a)。また、加減算部31は、上記観測方程式
処理部34からの距離、速度の予測観測値と、追尾目標
観測手段1からの距離、速度の観測値との誤差信号、即
ち、式(19)の[ ]内を計算して出力する。フィル
タゲイン処理部33は、式(19)の右辺第2項の計算
を行なって修正信号を出力する(ST3b)。
【0071】処理終了でない場合、加減算部32は、上
記修正信号と上記予測信号とを入力して式(19)全体
の値、即ち距離、速度の推定値を求める(ST3c,S
T3d)。
【0072】次いで、角度推定手段4aについて説明す
る。角度推定手段4aにおける観測方程式処理部44
は、後述の角度予測手段6aの遅延部62より得られる
現時刻の角度の予測値に基づき、式(19)の[ ]内
第2項の計算を行ない、角度の予測観測値を出力する
(ST4a)。また、加減算部41は、上記観測方程式
処理部44からの角度の予測観測値と、追尾目標観測手
段1からの角度観測値との誤差信号、即ち、式(19)
の[]内を計算して出力する。フィルタゲイン処理部4
3は、式(19)の右辺第2項の計算を行なって修正信
号を出力する(ST4b)。
【0073】処理終了でない場合、加減算部42は、上
記修正信号と上記予測信号とを入力して式(19)全体
の値を角度推定値として求める(ST4c,ST4
d)。また、上記角度推定値を回転角速度計算部46に
入力して、式(23)の計算を行ない、座標軸が回転す
ることによって発生する回転角速度ωp を計算する(S
T4e)。
【0074】次いで、距離予測手段5aについて説明す
る。距離予測手段5aにおける予測処理部51aは、S
T3dで得た距離、速度の推定値r(k/k)、Δr
(k/k)、及びST4eで得た回転角速度ωp (の推
定値)を入力して式(20)の計算を行ない、単位時間
先の距離予測値r((k+1)/k)、速度予測値Δr
((k+1)/k)を出力する(ST5a)。さらに、
遅延部52に予測値を入力して単位時間遅延し、上述の
ST1へ戻る(ST5b)。
【0075】次いで、角度予測手段6aについて説明す
る。角度予測手段6aにおける予測処理部61aは、S
T4dで得た角度、角度変化率の推定値η(k/k)、
ε(k/k)、Δη(k/k)、Δε(k/k)、及び
ST3dで得た距離、速度の推定値r(k/k)、Δr
(k/k)を入力して式(20)の計算を行ない、単位
時間先の角度の予測値η((k+1)/k)、ε((k
+1)/k)を出力する(ST4a)。さらに、遅延素
子62に予測値を入力して単位時間遅延し、上述のST
1へ戻る(ST4b)。
【0076】実施例2.図3は、本発明の実施例2を示
す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1と同一
の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0077】図3において、8は、等速直線運動から旋
回運動といった追尾目標の運動変化を検出して、運動に
適した駆動雑音を出力するマニューバ検出手段である。
【0078】マニューバ検出手段8において、イノベー
ション過程正規化部81は、距離予測手段6aにおける
速度の予測観測値と、速度観測手段2の出力である速度
観測値との誤差信号を入力し、観測雑音と予測共分散で
正規化する。また、ローパスフィルタ82は速度イノベ
ーション過程正規化部81の出力を入力し、雑音成分を
除去する。さらに、非線形部83はローパスフィルタ8
2の出力を入力して、入力の値に応じた駆動雑音を出力
する。例えば、等速直線運動の場合は高精度追尾を実現
するため小さな駆動雑音を出力し、旋回運動の場合は追
従性をよくするため大きな駆動雑音を出力する。
【0079】次に、本実施例の動作について図4のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0080】ST8aでは、マニューバ検出手段8にお
いてイノベーション過程正規化部81は、距離推定手段
3aにおける現時刻の速度の予測観測値と、速度観測手
段2からの速度観測値との誤差信号を入力し、観測雑
音、速度予測共分散の値で正規化する。次に、ローパス
フィルタ82が上記イノベーション過程正規化部81の
出力を入力し、雑音成分を除去する。さらに、非線形部
83がローパスフィルタ82の出力を入力し、入力が閾
値を越えた場合には大きな駆動雑音を出力する。
【0081】ST8bでは、フィルタゲイン設定手段7
は、マニューバ検出手段8の出力である駆動雑音を入力
し、フィルタゲインを再計算する。
【0082】図5に非線形部83の入出力特性の例を示
す。
【0083】実施例3.図6は、本発明の実施例3を示
す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1と同一
の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0084】図6において、9は、推定距離に応じて駆
動雑音の大きさを切替える距離駆動雑音設定手段であ
る。
【0085】距離駆動雑音設定手段9において、非線形
部91は、距離推定手段3aにおける距離推定値を入力
し、入力に応じた駆動雑音を出力する。
【0086】次に、本実施例の動作について図7のフロ
ーチャートを参照して説明する。
【0087】ST9aでは、距離駆動雑音設定手段9に
おいて非線形部91は、距離推定手段3aの出力である
距離の推定値を入力し、入力が閾値以内の場合は追尾開
始時にフィルタゲイン設定手7の出力であるフィルタゲ
インを利用する。一方、閾値を越えた場合には大きな駆
動雑音を出力し、フィルタゲイン設定手7はフィルタゲ
インの再計算を行なう。図8に非線形部91の入出力特
性の例を示す。
【0088】実施例4.図9は、本発明の実施例4を示
す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1と同一
の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0089】図9において、10は、追尾時間に応じて
駆動雑音の大きさを切替える時間駆動雑音設定手段であ
る。
【0090】時間駆動雑音設定手段10において、非線
形部101は、追尾時間を入力し、追尾時間が閾値を越
える場合は駆動雑音を再設定する。
【0091】次に、本実施例の動作について図10のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0092】ST10aでは、時間駆動雑音設定手段1
0において非線形部101は、追尾時間を入力し、入力
が閾値以内の場合は追尾開始時にフィルタゲイン設定手
段7の出力であるフィルタゲインを利用する。一方、閾
値を越えた場合には大きな駆動雑音を出力し、フィルタ
ゲイン設定手段7はST10bでフィルタゲインの再計
算を行なう。
【0093】実施例5.図11は、本発明の実施例5を
示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1と同
一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0094】図11において、11は、角度推定手段4
aの出力である回転角速度ωp に応じて駆動雑音の大き
さを切替える角速度駆動雑音設定手段である。
【0095】角速度駆動雑音設定手段11において、非
線形部111は、角速度ωp を入力し、角速度が閾値を
越える場合は大きな駆動雑音を出力し、フィルタゲイン
設定手段7はフィルタゲインの再計算を行なう。駆動雑
音を再設定する。
【0096】次に、本実施例の動作について図12のフ
ローチャートを参照とて説明する。
【0097】ST11aでは、角速度駆動雑音設定手段
11において非線形部111は、追尾時間を入力し、入
力が閾値以内の場合は追尾開始時にフィルタゲイン設定
手段7の出力であるフィルタゲインを利用する。ST1
1bでは、閾値を越えた場合には大きな駆動雑音を出力
し、フィルタゲイン設定手段7はフィルタゲインの再計
算を行なう。
【0098】実施例6.図13は、本発明の実施例6を
示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1と同
一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0099】図13において、12は、距離と、角度の
バイアスの大きさで旋回を検出するバイアスマニューバ
検出手段である。
【0100】バイアスマニューバ検出手段12におい
て、距離バイアス判定部121は、距離予測手段5aに
おける距離の予測観測値と、追尾目標観測手段1の出力
である距離観測値との誤差信号を入力し、距離誤差のバ
イアスを出力する。122は角度バイアス判定部であ
り、角度予測手段6aにおける角度の予測観測値と、追
尾目標観測手段1の出力である角度観測値との誤差信号
を入力し、角度誤差のバイアスを出力する。さらに、1
23は、修正項増幅部であり距離バイアス判定部121
と角度バイアス判定部122の出力を入力し、距離予測
手段5aで利用する回転角速度ωpを増幅させるための
修正項Γを出力する。
【0101】次に、本実施例の動作について図14のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0102】ST12aでは、バイアスマニューバ検出
手段13において、距離バイアス判定部121は、距離
推定手段3aにおける現時刻の距離の予測観測値と、追
尾目標観測手段1からの距離観測値との誤差信号を入力
し、観測雑音、距離予測共分散の値で正規化する。ま
た、ST12bにおいて角度バイアス判定部122は、
角度推定手段4aにおける現時刻の角度の予測観測値
と、追尾目標観測手段1からの角度観測値との誤差信号
を入力し、観測雑音と、角度予測共分散の値で正規化す
る。さらに、ST12cにおいて修正項増幅部123
は、距離バイアス判定部121と角度バイアス判定部1
22の出力を入力し、距離予測手段5aで利用する回転
角速度ωp を増幅させるための修正項Γとして出力す
る。
【0103】距離予測手段5aはバイアスマニューバ検
出手段の出力である修正項Γを入力し、角度推定手段4
aよりの入力である回転角速度ωp を増幅させる。これ
を距離の予測に利用する。
【0104】実施例7.図15は、本発明の実施例7を
示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1と同
一の構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0105】図15において、13は、ファジィルール
に従い、距離、角度のバイアスの大きさで旋回を検出す
るファジィバイアスマニューバ検出手段である。
【0106】ファジィバイアスマニューバ検出手段13
において、距離バイアス判定部131は、距離予測手段
5aにおける距離の予測観測値と、追尾目標観測手段1
の出力である距離観測値との誤差信号を入力し、距離誤
差のバイアスを出力する。132は角度バイアス判定部
であり、角度予測手段6aにおける角度の予測観測値
と、追尾目標観測手段1の出力である角度観測値との誤
差信号を入力し、角度誤差のバイアスを出力する。さら
に、133はファジィ修正項増幅部であり距離バイアス
判定部131と角度バイアス判定部132の出力を入力
し、距離予測手段5aで利用する回転角速度ωp を増幅
させるための修正項Γをファジィルール134に従って
出力する。
【0107】次に、本実施例の動作について図16のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0108】ST13aでは、ファジィバイアスマニュ
ーバ検出手段13において距離バイアス判定部131
は、距離推定手段3aにおける現時刻の距離の予測観測
値と、追尾目標観測手段1からの距離観測値との誤差信
号を入力し、観測雑音、距離予測共分散の値で正規化す
る。また、ST13bにおいて角度バイアス判定部13
2は、角度推定手段4aにおける現時刻の角度の予測観
測値と、追尾目標観測手段1からの角度観測値との誤差
信号を入力し、観測雑音、角度予測共分散の値で正規化
する。さらに、ST13cにおいてファジィ修正項増幅
部133は、距離バイアス判定部131と角度バイアス
判定部132の出力を入力し、距離予測手段5aで利用
する回転角速度ωp を増幅させるための修正項Γをファ
ジィルール134に従い出力する。
【0109】距離予測手段5aはバイアスマニューバ検
出手段の出力である修正項Γを入力し、角度推定手段4
aよりの入力である回転角速度ωp を増幅させる。これ
を距離の予測に利用する。
【0110】実施例8.図17は、本発明の実施例8を
示す追尾装置の構成ブロック図である。図1と同一の構
成部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0111】図17において、14は、消失信号予測手
段である。追尾目標が等速直線運動から旋回運動に移行
すると、目標の速度観測値がメインローブクラッタ中に
隠れてしまい、追尾が不可能になってしまう。消失信号
予測手段14は、距離推定手段3aと角度推定手段4a
の出力を入力し、そのような場合に、目標の速度観測値
の再出現時間と距離と、角度の予測値を出力する。
【0112】消失信号予測手段14において、接近判定
部141は、距離推定手段3aの出力である速度推定値
を入力し、追尾目標の速度観測値がメインローブクラッ
タ領域に隠れるか否かの判定を行なう。また、再出現時
間計算部143は、接近判定部141により速度観測値
がメインローブクラッタ領域に隠れると判定した場合に
距離推定手段3a、角度推定手段4aの出力を記憶し、
速度観測値が再出現すると予測される時間を出力する。
さらに、動特性計算部144は再出現時間計算部143
の出力である予測再出現時間を入力し、再出現時間にお
ける追尾目標との予測距離と、予測角度を出力する。
【0113】次に、本実施例の動作について図18のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0114】ST14aでは、消失信号予測手段14に
おいて接近判定部141は、距離推定手段3aの推定結
果と角度推定手段4aの推定結果を入力し、目標の速度
観測値がメインローブクラッタ領域に隠れるかの判定を
行なう。ST14aで隠れると判定された場合、ST1
4bでは再出現時間計算部143が距離推定手段3aの
推定結果と角度推定手段4aの推定結果を記憶し、目標
の速度観測値がメインローブクラッタ領域から再出現す
ると予測される時間を出力する。ST14aで隠れると
判断されなかった場合は、通常の追尾を継続する。ST
14cにおいては、動特性計算部144は、再出現時間
計算部143の出力である再出現時間を入力し、再出現
時間における追尾目標との予測距離と、予測角度を出力
する。これらST14の処理で用いる計算式を以下の式
(31)〜(34)に示す。
【0115】
【数5】
【0116】実施例9.図19は、本発明の実施例9を
示す追尾装置の構成ブロック図である。
【0117】この追尾装置は、図19に示すように、実
施例1で用いた定常フィルタをカルマンフィルタを用い
たものである。
【0118】距離推定手段3bは、観測方程式処理部3
4からの距離の予測観測値、速度の予測観測値と追尾目
標観測手段1からの距離観測値、速度観測手段2からの
速度観測値との誤差を算出する加減算部31と、加減算
部31が算出した誤差信号にフィルタゲインを作用させ
て修正信号を出力するフィルタゲイン処理部33、修正
信号と後述する距離予測手段5bにおける遅延素子52
の出力である予測信号との和信号を算出して、その和信
号を距離推定値r(k/k)、速度推定値Δr(k/
k)として出力する加減算部32から構成される。この
距離推定結果、速度推定結果が後段に接続された距離予
測手段5bへの入力となる。また、距離推定手段3で用
いるフィルタゲインはフィルタゲイン計算部35によっ
てサンプリング間隔毎に逐次計算される。
【0119】角度推定手段4bは、観測方程式処理部4
4からの予測観測値と追尾目標観測手段1からの角度観
測値との誤差信号を算出する加減算部41と、加減算部
41が算出した誤差信号にフィルタゲインを作用させて
修正信号を出力するフィルタゲイン処理部43、修正信
号と後述する角度予測手段6bにおける遅延素子62の
出力である予測信号との和信号を算出して、その和信号
を角度推定値η(k/k)、ε(k/k)として出力す
る加減算部42から構成される。この角度推定結果は、
回転角速度合成部46と後段に接続された角度予測手段
6bに入力される。回転角速度合成部46は、追尾目標
の角度(方位角、仰角)、と角度(方位角、仰角)変化
率の推定値η(k/k)、ε(k/k)、Δη(k/
k)、Δε(k/k)を入力し回転角速度ωp を出力す
る。なお、角度推定手段4bで用いるフィルタゲインは
フィルタゲイン計算部45によってサンプリング間隔毎
に逐次計算される。
【0120】距離予測手段5bは、単位時間分先の距離
の予測値r((k+1)/k)、速度の予測値Δr
((k+1)/k)を出力する予測処理部51bと、上
記の予測値を入力して単位時間遅延を行なう遅延部52
とを備えている。
【0121】角度予測手段6bは、単位時間分先の角度
の予測値η((k+1)/k)、ε((k+1)/
k))を出力する予測処理部61bと、上記の予測値を
入力して単位時間遅延を行なう遅延部62とを備えてい
る。
【0122】次に、動作について図20のフローチャー
トを参照して説明する。
【0123】ST3a〜ST3dでは、距離推定手段3
bが距離観測値ro (k)、速度観測値Δro (k)を
入力し、距離、速度の推定値r(k/k)、Δr(k/
k)を出力する。
【0124】また、ST4a〜ST4dでは、角度推定
手段4bが角度観測値ηo (k)、εo (k)を入力
し、角度、角度変化率の推定値η(k/k)、ε(k/
k)、Δη(k/k)、Δε(k/k)を出力する。さ
らに、ST4eでは、回転角速度合成部36が回転角速
度ωp を出力する。なお、推定過程で要するゲインにつ
いてはフィルタゲイン計算部45により逐次計算され
る。
【0125】さらに、ST5aでは、距離予測手段5b
が距離推定手段3bの出力である距離、速度の推定値r
(k/k)、Δr(k/k)、角度推定手段4bの出力
である回転角速度ωp を入力し、単位時間分先の距離、
速度の予測値r((k+1)/k)、Δr((k+1)
/k)を出力する。
【0126】同様にST6aでは、角度予測手段6bが
距離推定手段3bの出力である距離、速度の推定値r
(k/k)、Δr(k/k)、角度推定手段4bの出力
である角度、角度変化率の推定値η(k/k)、ε(k
/k)、Δη(k/k)、Δε(k/k)を入力し、単
位時間分先の角度予測値を出力する。これらの推定値、
予測値を得るためにST3a〜ST6bの処理で用いる
計算式を以下の式(35)〜(53)に示す。
【0127】
【数6】
【0128】
【数7】
【0129】以下、上記の式(35)〜(53)に基づ
いてST3a〜ST6bについて説明する。観測方程式
処理部34は、遅延部52より得られる現時刻の距離の
予測値、速度の予測値を入力し、式(35)の[ ]内
第2項の計算を行ない、距離の予測観測値、速度の予測
観測値として出力する(ST3a)。さらに、加減算部
31は、観測方程式処理部34からの距離の予測観測
値、速度の予測観測値と、追尾目標観測手段1からの距
離観測値、速度観測手段2からの速度観測値との誤差信
号、即ち、式(35)の[ ]内を計算して出力する。
また、フィルタゲイン計算部35bは距離推定手段で要
するフィルタゲインを式(35)に従い計算する(ST
3b)。フィルタゲイン処理部33は、式(36)、
(37)の右辺第2項の計算を行なって修正信号として
出力する(ST3c)。
【0130】処理終了でない場合、加減算部32は、修
正信号と予測信号とを入力して式(35)全体の値を距
離の推定値、速度の推定値として求める(ST3d)。
【0131】同様な処理を角度推定についても行なう。
観測方程式処理部44は、遅延部42より得られる現時
刻の角度の予測値を入力し、式(35)の[ ]内第2
項の計算を行ない、角度の予測観測値として出力する
(ST4a)。さらに、加減算部41は、観測方程式処
理部44からの角度の予測観測値と、追尾目標観測手段
1からの角度観測値との誤差信号、即ち、式(35)の
[ ]内を計算して出力する。また、フィルタゲイン計
算部45は角度推定手段で要するフィルタゲインを式
(36)(37)に従い計算する(ST4b)。フィル
タゲイン処理部43は、式(35)の右辺第2項の計算
を行なって修正信号として出力する(ST4c)。
【0132】処理終了でない場合、加減算部42は、修
正信号と予測信号とを入力して式(35)全体の値を角
度の推定値として求める(ST4d)。これらを回転角
速度計算部46に入力して式(44)の計算を行ない、
座標軸が回転することによって発生する回転角速度ωp
を計算する(ST4e)。
【0133】ST3dで得た距離、速度の推定値r(k
/k)、Δr(k/k)と、ST4eで得た回転角速度
ωp を予測処理部51bに入力して式(38)の計算を
行ない、単位時間先の距離、速度の予測値r((k+
1)/k)、Δr((k+1)/k)を出力する(ST
5a)。さらに、遅延部52に上記予測値を入力して単
位時間遅延し、ST1へ戻る(ST5b)。
【0134】同様にST3dで得た距離、速度の推定値
r(k/k)、Δr(k/k)と、ST4dで得た角
度、角度変化率の推定値η(k/k)、ε(k/k)、
Δη(k/k)、Δε(k/k)を予測処理部61bに
入力して式(38)の計算を行ない単位時間先の角度の
予測値η((k+1)/k)、ε((k+1)/k)を
出力する(ST6a)。さらに、遅延部62に上記予測
値を入力して単位時間遅延し、ST1へ戻る(ST6
b)。
【0135】実施例10.図21は、本発明の実施例1
0を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0136】図21において、8は、等速直線運動から
旋回運動あるいは旋回運動から等速直線運動といった追
尾目標の運動変化を検出して、運動に適した駆動雑音を
出力するマニューバ検出手段である。
【0137】マニューバ検出手段8において、イノベー
ション過程正規化部81は、距離予測手段6bにおける
速度の予測観測値と、速度観測手段2の出力である速度
観測値との誤差信号を入力し、観測雑音と予測共分散で
正規化する。また、ローパスフィルタ82は上記イノベ
ーション過程正規化部81の出力を入力し、雑音成分を
除去する。さらに、非線形部83はローパスフィルタ8
2の出力を入力して、入力の値に応じた駆動雑音を出力
する。例えば、等速直線運動の場合は高精度の追尾を実
現するため小さな駆動雑音を出力し、旋回運動の場合は
追従性をよくするため大きな駆動雑音を出力する。
【0138】次に、本実施例の動作について図22のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0139】先ず、ST8aでは、マニューバ検出手段
8において、非線形部83が上記ローパスフィルタ82
の出力を入力し、入力が閾値を越えた場合、即ち追尾目
標の運動変化を検出した場合は、大きな駆動雑音を出力
する。ST8bでは、フィルタゲイン計算部35がフィ
ルタゲインのを再計算を行なう。
【0140】一方、マニューバ検出手段において、追尾
目標の運動変化を検出せず、即ち非線形部83の入力が
閾値以下の場合、即ち等速直線運動をしている場合など
は初期設定した駆動雑音を出力し処理を続け、フィルタ
ゲインの再計算はない。
【0141】実施例11.図23は、本発明の実施例1
1を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0142】図23において、9は、推定距離に応じて
駆動雑音の大きさを切替える距離駆動雑音設定手段であ
る。
【0143】距離駆動雑音設定手段9において、非線形
部91は、距離推定手段3bにおける距離推定値を入力
し、入力に応じた駆動雑音を出力する。
【0144】次に、本実施例の動作について図24のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0145】先ず、ST9aでは、距離駆動雑音設定手
段9において、非線形部91が距離推定手段3bの出力
である距離推定値を入力し、入力が閾値を越えた場合は
大きな駆動雑音を出力する。ST9bでは、フィルタゲ
イン計算部35がフィルタゲインの再計算を行う。
【0146】一方、距離駆動雑音設定手段9において、
非線形部91の入力が閾値以下の場合、初期設定した駆
動雑音を出力して、処理を続けゲインの再計算はない。
【0147】実施例12.図25は、本発明の実施例1
2を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0148】図25において、10は、追尾時間に応じ
て駆動雑音の大きさを切替える時間駆動雑音設定手段で
ある。
【0149】時間駆動雑音設定手段10において、非線
形部101が追尾時間を入力し、追尾時間が閾値を越え
る場合は駆動雑音を再設定する。
【0150】次に、本実施例の動作について図26のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0151】先ず、ST10aでは、時間駆動雑音設定
手段9において、非線形部101が追尾時間を入力し、
入力が閾値を越えた場合は大きな駆動雑音を出力する。
ST10bでは、フィルタゲイン計算部35がフィルタ
ゲインの再計算を行う。
【0152】一方、時間駆動雑音設定手段9において、
非線形部101の入力が閾値以下の場合、初期設定した
駆動雑音を出力して、処理を続けゲインの再計算はな
い。
【0153】実施例13.図27は、本発明の実施例1
3を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0154】図27において、11は、角度推定手段4
bの出力である回転角速度ωp に応じて駆動雑音の大き
さを切替える角速度駆動雑音設定手段である。
【0155】角速度駆動雑音設定手段11において、非
線形部111は、回転角速度ωp を入力し、回転角速度
が閾値を越える場合は大きな駆動雑音を出力する。再設
定する。
【0156】次に、本実施例の動作について図28のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0157】先ず、ST11aでは、角速度駆動雑音設
定手段11において、非線形部111が角度推定手段4
bの出力である回転角速度ωp を入力し、入力が閾値を
越えた場合は大きな駆動雑音を出力する。ST10bで
は、フィルタゲイン計算部35がフィルタゲインの再計
算を行う。
【0158】一方、角速度駆動雑音設定手段11におい
て、非線形部111の入力が閾値以下の場合、初期設定
した駆動雑音を出力して、処理を続けゲインの再計算は
ない。
【0159】実施例14.図29は、本発明の実施例1
4を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0160】図29において、15は、χ2 検定により
等速直線運動から旋回運動といった追尾目標の運動変化
を検出する仮説検定手段である。
【0161】仮説検定手段15において、仮説設定部1
51は、追尾目標の運動について仮説検定を行なうため
の仮説を設定する。152は棄却域設定部で、仮説検定
を実施する際の棄却域を定める。また、153はイノベ
ーション共分散計算部であり、距離推定手段3bから得
る誤差信号(即ち、観測方程式処理部34からの距離の
予測観測値、速度の予測観測値と、追尾目標観測手段1
からの距離観測値、速度観測手段2からの速度観測値と
の誤差を算出する加減算部31が算出した誤差信号)を
入力し、二乗和を出力する。さらに、154はχ2 検定
部であり、イノベーション共分散計算部154の出力と
棄却域設定部152で設定した棄却域を入力してχ2
定を行ない、追尾目標の運動に関する仮説が正しいかの
判定を行なう。駆動雑音設定部155はχ2 検定部の判
定結果を入力し、追尾目標の運動に合わせた駆動雑音を
出力する。
【0162】次に、本実施例の動作について図30のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0163】先ず、ST20aでは、仮説設定部151
により追尾目標の運動に対する以下の仮説を設定する。 H0; 等速直線運動を行なっている。 H1; 等速直線運動を行なってない。
【0164】次に、ST20bでは、棄却域設定部15
2により仮説設定部151で定めた仮説H1に対し、H
0の検定を実施する際の棄却域を定める。これらの処理
を追尾開始前に予め実施する。
【0165】ST15aでは、追尾開始前に設定した棄
却域を利用してサンプリング毎に追尾目標の運動に関す
る仮説検定を実施する。即ち、χ2 検定部154により
イノベーション共分散計算部153の出力を入力し、棄
却域を越えるか否かの判定を行なう。これにより駆動雑
音設定部154は、仮説H1が成立しない場合は大きな
駆動雑音を出力し、ST15bでは、フィルタゲイン計
算部35がゲインの再計算を行なう。仮説H1が成り立
つ時は小さな駆動雑音を出力して処理を続け、ゲインの
再計算はない。
【0166】実施例15.図31は、本発明の実施例1
5を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0167】図31において、12は、距離と、角度の
バイアスの大きさから追尾目標の旋回を検出するバイア
スマニューバ検出手段である。
【0168】バイアスマニューバ検出手段12におい
て、距離バイアス判定部121は、距離予測手段5bに
おける距離の予測観測値と、追尾目標観測手段1の出力
である距離観測値との誤差信号を入力し、距離誤差のバ
イアスを出力する。122は角度バイアス判定部であ
り、角度予測手段6bにおける角度の予測観測値と、追
尾目標観測手段1の出力である角度観測値との誤差信号
を入力し、角度誤差のバイアスを出力する。さらに、1
23は修正項増幅部であり、距離バイアス判定部121
と角度バイアス判定部122の出力を入力し、距離予測
手段5bで利用する回転角速度ωpを増幅させるための
修正項Γを出力する。
【0169】次に、本実施例の動作について図32のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0170】先ず、ST12aでは、バイアスマニュー
バ検出手段13において、距離バイアス判定部121
は、距離推定手段3bにおける現時刻の距離の予測観測
値と、追尾目標観測手段1からの距離観測値との誤差信
号を入力し、観測雑音、距離予測共分散の値で正規化す
る。次いで、ST12bでは、角度バイアス判定部12
2は、角度推定手段4bにおける現時刻の角度の予測観
測値と、追尾目標観測手段1からの角度観測値との誤差
信号を入力し、観測雑音、角度予測共分散の値で正規化
する。次いで、ST12cでは、修正項増幅部123
は、距離バイアス判定部121と角度バイアス判定部1
22の出力を入力し、距離予測手段5bで利用する回転
角速度ωp を増幅させるための修正項Γを計算し出力す
る。
【0171】距離予測手段5bは、バイアスマニューバ
検出手段の出力である修正項Γを入力し、角度推定手段
4bよりの入力である回転角速度ωp を増幅させる。こ
れを距離の予測に利用する。
【0172】実施例16.図33は、本発明の実施例1
6を示す追尾装置の構成ブロック図である。なお、図1
9と同一の構成部分には同一符号を付して説明を省略す
る。
【0173】図33において、13は、ファジィルール
に従い、距離と、角度のバイアスの大きさから追尾目標
の旋回を検出するファジィバイアスマニューバ検出手段
である。
【0174】ファジィバイアスマニューバ検出手段13
において、距離バイアス判定部131は、距離予測手段
5bにおける距離の予測観測値と、追尾目標観測手段1
の出力である距離観測値との誤差信号を入力し、距離誤
差のバイアスを出力する。132は角度バイアス判定部
であり、角度予測手段6bにおける角度の予測観測値
と、追尾目標観測手段1の出力である角度観測値との誤
差信号を入力し、角度誤差のバイアスを出力する。さら
に、133は、ファジィ修正項増幅部であり距離バイア
ス判定部131と角度バイアス判定部132の出力を入
力し、距離予測手段5bで利用する回転角速度ωp を増
幅させるための修正項Γをファジィルール134に従っ
て出力する。
【0175】次に、本実施例の動作について図34のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0176】先ず、ST13aでは、ファジィバイアス
マニューバ検出手段13において距離バイアス判定部1
31は、距離推定手段3bにおける現時刻の距離の予測
観測値と、追尾目標観測手段1からの距離観測値との誤
差信号を入力し、観測雑音、距離予測共分散の値で正規
化する。次いで、ST13bでは、角度バイアス判定部
132は、角度推定手段4bにおける現時刻の角度の予
測観測値と、追尾目標観測手段1からの角度観測値との
誤差信号を入力し、観測雑音、角度予測共分散の値で正
規化する。次いで、ST13cでは、ファジィ修正項増
幅部133は、距離バイアス判定部131と角度バイア
ス判定部132の出力を入力し、距離予測手段5bで利
用する回転角速度ωp を増幅させるための修正項Γをフ
ァジィルール134に従い出力する。
【0177】距離予測手段5bは、バイアスマニューバ
検出手段の出力である修正項Γを入力し、角度推定手段
4bよりの入力である回転角速度ωp を増幅させる。こ
れを距離の予測に利用する。
【0178】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係わる発明に
よれば、距離推定手段の追尾目標の距離情報に加えて追
尾目標の速度観測情報を用いることにより、追尾目標の
追尾精度を上げられるとともに、フィルタゲイン設定手
段を設けて、追尾目標との距離及び角度の推定過程で要
するゲインを予め設定することにより、目標追尾アルゴ
リズムの計算負荷を軽減できる追尾装置を得ることがで
きる。
【0179】また、請求項2に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、マニューバ検出手
段を設けて追尾目標の運動変化を検出し適応的にフィル
タゲインを切替えることにより、追尾目標の距離に応じ
たゲインを設定でき、追従性を高めることができる追尾
装置を得ることができる。
【0180】また、請求項3に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、距離駆動雑音設定
手段を設けて追尾目標の推定距離に応じて駆動雑音の大
きさを切替えることにより、追尾目標の距離に応じたゲ
インを設定でき、追従性を高めることができる追尾装置
を得ることができる。
【0181】また、請求項4に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、時間駆動雑音設定
手段を設けて追尾時間に応じて駆動雑音の大きさを切替
えることにより、追尾時間に応じたゲインを設定でき、
追従性を高めることができる追尾装置を得ることができ
る。
【0182】また、請求項5に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、角速度駆動雑音設
定手段を設けて角度推定手段出力の回転角速度の大きさ
に応じて駆動雑音の大きさを切替えることにより、回転
角速度に応じたゲインを設定でき、追従性を高めること
ができる追尾装置を得ることができる。
【0183】また、請求項6に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、バイアスマニュー
バ検出手段を設けて距離推定手段と角度推定手段におけ
る距離と角度のイノベーション過程の大きに応じて予測
過程の修正項を増幅させることにより、追従性を高める
ことができる追尾装置を得ることができる。
【0184】また、請求項7に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、ファジィバイアス
マニューバ検出手段を設けてファジィルールに従い距離
推定手段と角度推定手段における距離と角度のイノベー
ション過程の大きに応じて予測過程の修正項を増幅させ
ることにより、追従性を高めることができる追尾装置を
得ることができる。
【0185】また、請求項8に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明の効果に加えて、消失信号予測手段
を設けて追尾目標の旋回運動により目標信号が消失した
場合に再出現時間を予測することにより、予測時間にお
ける追尾目標の距離と角度とを出力することができる追
尾装置を得ることができる。
【0186】また、請求項9に係わる発明によれば、距
離推定手段に追尾目標の距離情報に加えて追尾目標の速
度観測情報を用いることにより、追尾目標の追尾精度を
上げられるとともに、カルマンフィルタのアルゴリズム
を用いることにより、フィルタゲインがサンプリング毎
に統計的な手法に基づいて計算されるため定常カルマン
フィルタのアルゴリズムを用いた場合よりも追尾精度を
上げることができる。
【0187】また、請求項10に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、マニューバ検出
手段を設けて追尾目標の運動変化を検出し、適応的にフ
ィルタゲインを切替えることにより、追従性を高めるこ
とができる追尾装置を得ることができる。
【0188】また、請求項11に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、距離駆動雑音設
定手段を設けて追尾目標の推定距離に応じて駆動雑音の
大きさを切替えることにより、追尾目標の距離に応じた
ゲインを設定でき、追従性を高めることができる追尾装
置を得ることができる。
【0189】また、請求項12に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、時間駆動雑音設
定手段を設けて追尾時間に応じて駆動雑音の大きさを切
替えることにより、追尾時間に応じたゲインを設定で
き、追従性を高めることができる追尾装置を得ることが
できる。
【0190】また、請求項13に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、角速度駆動雑音
設定手段を設けて角度推定手段で出力された回転角速度
の大きさに応じて駆動雑音の大きさを切替えることによ
り、回転角速度に応じたゲインを設定でき、追従性を高
めることができる追尾装置を得ることができる。
【0191】また、請求項14に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、仮説検定手段を
設けて距離推定手段の速度のイノベーション過程を入力
し、χ2 検定を行ない追尾目標の運動変化を検出して、
フィルタゲインを切替えることにより、追従性を高める
ことができる追尾装置を得ることができる。
【0192】また、請求項15に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、バイアスマニュ
ーバ検出手段を設けて距離推定手段と角度推定手段にお
ける距離と角度のイノベーション過程の大きさに応じて
予測過程の修正項を増幅させることにより、追従性を高
めることができる追尾装置を得ることができる。
【0193】また、請求項16に係わる発明によれば、
請求項9に係わる発明の効果に加えて、ファジィバイア
スマニューバ検出手段を設けて距離推定手段と角度推定
手段における距離と角度のイノベーション過程の大きさ
に応じてファジィルールに従い予測過程の修正項を増幅
させることにより、追従性を高めることができる追尾装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の追尾装置の実施例1を示す構成ブロ
ック図である。
【図2】図1の動作について説明するフローチャートで
ある。
【図3】この発明の追尾装置の実施例2を示す構成ブロ
ック図である。
【図4】図3の動作について説明するフローチャートで
ある。
【図5】図3のマニューバ検出部手段の非線形部の特性
を説明する図である。
【図6】この発明の追尾装置の実施例3を示す構成ブロ
ック図である。
【図7】図6の動作について説明するフローチャートで
ある。
【図8】図6の距離駆動雑音設定手段の非線形部の特性
を説明する図である。
【図9】この発明の追尾装置の実施例4を示す構成ブロ
ック図である。
【図10】図9の動作について説明するフローチャート
である。
【図11】この発明の追尾装置の実施例5を示す構成ブ
ロック図である。
【図12】図11の動作について説明するフローチャー
トである。
【図13】この発明の追尾装置の実施例6を示す構成ブ
ロック図である。
【図14】図13の動作について説明するフローチャー
トである。
【図15】この発明の追尾装置の実施例7を示す構成ブ
ロック図である。
【図16】図15の動作について説明するフローチャー
トである。
【図17】この発明の追尾装置の実施例8を示す構成ブ
ロック図である。
【図18】図17の動作について説明するフローチャー
トである。
【図19】この発明の追尾装置の実施例9を示す構成ブ
ロック図である。
【図20】図19の動作について説明するフローチャー
トである。
【図21】この発明の追尾装置の実施例10を示す構成
ブロック図である。
【図22】図21の動作について説明するフローチャー
トである。
【図23】この発明の追尾装置の実施例11を示す構成
ブロック図である。
【図24】図23の動作について説明するフローチャー
トである。
【図25】この発明の追尾装置の実施例12を示す構成
ブロック図である。
【図26】図25の動作について説明するフローチャー
トである。
【図27】この発明の追尾装置の実施例13を示す構成
ブロック図である。
【図28】図27の動作について説明するフローチャー
トである。
【図29】この発明の追尾装置の実施例14を示す構成
ブロック図である。
【図30】図29の動作について説明するフローチャー
トである。
【図31】この発明の追尾装置の実施例15を示す構成
ブロック図である。
【図32】図31の動作について説明するフローチャー
トである。
【図33】この発明の追尾装置の実施例16を示す構成
ブロック図である。
【図34】図33の動作について説明するフローチャー
トである。
【図35】従来の追尾装置を示す構成ブロック図であ
る。
【図36】図35の動作について説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 追尾目標観測手段 2 速度観測手段 3a,3b 距離推定手段 4a,4b 角度推定手段 5a,5b 距離予測手段 6a,6b 角度予測手段 7 フィルタゲイン設定手段 8 マニューバ検出手段 9 距離駆動雑音設定手段 10 時間駆動雑音設定手段 11 角速度駆動雑音設定手段 12 バイアスマニューバ検出手段 13 ファジィバイアスマニューバ検出手段 14 消失信号予測手段 15 仮説検定手段 16 センサ 17 データプロセッサ 18 データプロセッサ 31 加減算部 32 加減算部 33 フィルタゲイン処理部 34 観測方程式処理部 35 フィルタゲイン計算部 41 加減算部 42 加減算部 43 フィルタゲイン処理部 44 観測方程式処理部 45 フィルタゲイン計算部 51 予測処理部 52 遅延部 61 予測処理部 62 遅延部 71 駆動雑音設定部 72 定常ゲイン計算部 73 過渡ゲイン計算部 74 ゲイン切替え部 81 イノベーション過程正規化部 82 ローパスフィルタ 83 非線形部 91 非線形部 101 非線形部 111 非線形部 121 距離バイアス判定部 122 角度バイアス判定部 123 修正項増幅部 131 距離バイアス判定部 132 角度バイアス判定部 133 ファジィ修正項増幅部 134 ファジィルールテーブル 141 接近判定部 142 信号切替え部 143 再出現時間計算部 144 動特性計算部 151 仮説設定部 152 棄却域設定部 153 イノベーション共分散計算部 154 χ2 検定部 155 駆動雑音設定部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追尾目標を観測して、距離と角度の観測
    値を出力する追尾目標観測手段並びに速度の観測値を出
    力する速度観測手段と、 上記の追尾目標の距離と速度の観測値を入力して、距離
    と速度の真値を推定する距離推定手段と、 上記の追尾目標の角度観測値を入力して角度の真値を推
    定する角度推定手段と、 上記の距離推定手段と角度推
    定手段における推定過程で要するゲインを設定するフィ
    ルタゲイン設定手段と、 上記の距離と速度と角度の推定値に基づき単位時間先の
    距離と速度の予測値を出力する距離予測手段と、 上記の距離と速度と角度の推定値に基づき単位時間先の
    角度の予測値を出力する角度予測手段と、を備えること
    を特徴とする追尾装置。
  2. 【請求項2】 距離推定手段の速度イノベーション過程
    の大きさで追尾目標の運動変化を検出し、適応的にフィ
    ルタゲインを切替えるマニューバ検出手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載の追尾装置。
  3. 【請求項3】 フィルタゲイン設定手段のゲイン設定に
    要する駆動雑音の大きさを推定距離に応じて切替える距
    離駆動雑音設定手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の追尾装置。
  4. 【請求項4】 フィルタゲイン設定手段のゲイン設定に
    要する駆動雑音の大きさを追尾時間に応じて切替える時
    間駆動雑音設定手段を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の追尾装置。
  5. 【請求項5】 フィルタゲイン設定手段のゲイン設定に
    要する駆動雑音の大きさを角度推定手段で出力された回
    転角速度に応じて切替える角速度駆動雑音設定手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の追尾装置。
  6. 【請求項6】 距離推定手段と角度推定手段のイノベー
    ション過程の大きさからバイアスを推定することによっ
    て旋回運動を検出するバイアスマニューバ検出手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の追尾装置。
  7. 【請求項7】 距離推定手段と角度推定手段のイノベー
    ション過程の大きさを入力し、ファジィルールに従って
    バイアスを推定することによって旋回運動を検出するフ
    ァジィバイアスマニューバ検出手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の追尾装置。
  8. 【請求項8】 追尾目標の旋回運動により追尾目標の速
    度観測値が消失した場合に、その再出現時間を予測し予
    測時間における追尾目標の距離と角度を出力する消失信
    号予測手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の追
    尾装置。
  9. 【請求項9】 追尾目標を観測して、距離と角度の観測
    値を出力する追尾目標観測手段並びに速度の観測値を出
    力する速度観測手段と、 上記追尾目標の距離と速度の観測値を入力して、距離と
    速度の真値を推定する距離推定手段と、 上記追尾目標の角度の観測値を入力して、角度の真値を
    推定する角度推定手段と、 上記距離と速度と角度の推定値に基づき、単位時間先の
    距離と速度の予測値、及びそれらの予測共分散を出力す
    る距離予測手段と、 上記距離と速度と角度の推定値に基づき、単位時間先の
    角度の予測値、及びそれらの予測共分散を出力する角度
    予測手段と、を備えることを特徴とする追尾装置。
  10. 【請求項10】 距離推定手段の速度イノベーション過
    程の大きさで追尾目標の運動変化を検出し、適応的にフ
    ィルタゲインを切替えるマニューバ検出手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項9記載の追尾装置。
  11. 【請求項11】 距離推定手段と角度推定手段のゲイン
    計算に要する駆動雑音の大きさを推定距離に応じて切替
    える距離駆動雑音設定手段を設けたことを特徴とする請
    求項9記載の追尾装置。
  12. 【請求項12】 距離推定手段と角度推定手段のゲイン
    計算に要する駆動雑音の大きさを追尾時間に応じて切替
    える時間駆動雑音設定手段を設けたことを特徴とする請
    求項9記載の追尾装置。
  13. 【請求項13】 距離推定手段と角度推定手段において
    ゲイン計算に要する駆動雑音の大きさを角度推定手段で
    計算される回転角速度に応じて切替える角速度駆動雑音
    設定手段を設けたことを特徴とする請求項9記載の追尾
    装置。
  14. 【請求項14】 距離推定手段の速度イノベーション過
    程を入力し、χ2 検定を行ない追尾目標の運動変化を検
    出してフィルタゲインを切替える仮説検定手段を設けた
    ことを特徴とする請求項9記載の追尾装置。
  15. 【請求項15】 距離推定手段と角度推定手段のイノベ
    ーション過程の大きさからバイアスを推定することによ
    って旋回運動を検出するバイアスマニューバ検出手段を
    設けたことを特徴とする請求項9記載の追尾装置。
  16. 【請求項16】 距離推定手段と角度推定手段のイノベ
    ーション過程の大きさを入力し、ファジィルールに従っ
    てバイアスを推定することによって旋回運動を検出する
    ファジィバイアスマニューバ検出手段を設けたことを特
    徴とする請求項9記載の追尾装置。
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