JPH08145808A - 温度検出器 - Google Patents

温度検出器

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Publication number
JPH08145808A
JPH08145808A JP30833494A JP30833494A JPH08145808A JP H08145808 A JPH08145808 A JP H08145808A JP 30833494 A JP30833494 A JP 30833494A JP 30833494 A JP30833494 A JP 30833494A JP H08145808 A JPH08145808 A JP H08145808A
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JP
Japan
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temperature
thermistor
fluid
terminals
measured
Prior art date
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Pending
Application number
JP30833494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuma Nakajima
一真 中島
Hitoshi Takeuchi
仁司 竹内
Mamoru Matsubara
守 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisan Industry Co Ltd
Original Assignee
Aisan Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisan Industry Co Ltd filed Critical Aisan Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 検出出力レベルが異なる二つの感温素子を適
切に内蔵すると共に、測定対象の流体に対して適切に配
設し、夫々安定した検出精度を確保し得る温度検出器を
提供する。 【構成】 低出力の第1の感温素子としてサーミスタ1
1を先端部に配置すると共に、これと同一軸上で取付基
部方向に所定距離を隔てて高出力の第2の感温素子とし
てサーミスタ21を配置し、サーミスタ11にリード線
12,13を介して接続するターミナル14,15と、
サーミスタ21にリード線22,23を介して接続する
ターミナル24,25とを並設し、これらを包含し一体
的に成形して温度検出器1を形成する。この温度検出器
1を、サーミスタ11,21が測定対象の流体中に位置
すると共に、これらを配置する軸が測定対象の流体の流
れ方向に対して略直交するように配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は温度検出器に関し、特に
自動車用の水温センサと水温ゲージの両機能を具備し得
る温度検出器に係る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の冷却水温を検出する温
度検出器として、エンジン制御用の電子制御装置に対し
て高精度の低出力信号を供給する所謂水温センサと、イ
ンスルメントパネルに設けた水温計に対して高出力信号
を供給する所謂水温ゲージの二種類が存在する。前者は
例えば図5のように構成され、後者は例えば図6のよう
に構成されており、特許公報にも前者の一例が特開平4
−319634号に開示され、後者の一例が特開平4−
268425号に開示されている。
【0003】図5に示す水温センサは、金属製で有底筒
体部を有するハウジング51内に、合成樹脂製有底筒体
のホルダ52が収容され、このホルダ52の底部にサー
ミスタ53が配置されている。サーミスタ53はリード
線54を介してターミナル55に接続されており、ター
ミナル55がホルダ52外に延出した状態でホルダ52
内を含み樹脂成形され、ハウジング51と一体的にコネ
クタ56が形成されている。而して、サーミスタ53が
収容された筒体部が測定対象の冷却水路内に位置するよ
うに配設される。尚、特開平4−319634号公報に
おいては、熱サイクル時の素材熱膨張係数差によるリー
ド線への機械的荷重を受けたときにも安定した電気的接
合を確保するため、リード線とターミナルとの接続部が
溶接部とハンダ付け部によって構成されている。
【0004】一方、図6に示す水温ゲージは、金属製で
有底筒体部を有するハウジング61内に、絶縁筒体のイ
ンシュレータ62が収容されると共に、このインシュレ
ータ62内にサーミスタ63が収容され、ハウジング6
1の底部に配置されている。このサーミスタ63に対
し、導電体のディスク64を介して押圧するように、導
電体のコイルスプリング65がインシュレータ62内に
収容されている。更に、コイルスプリング65の端部に
当接するようにターミナル66が配置されると共に、パ
ッキン67を介してハウジング61の開口部に接合さ
れ、更に絶縁成形体のホルダ68が装着され、コイルス
プリング65を押圧した状態で、ハウジング61の開口
端縁部によってかしめ結合されている。而して、サーミ
スタ63が収容された筒体部が測定対象の冷却水路内に
位置するように配設される。尚、特開平4−26842
5号においては、金属ケースの開口部に組み込まれる絶
縁成形体の回りトルク強度の低下を防止することを目的
として、金属ケースと絶縁成形体の接合部に接着剤が塗
布されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記水温センサ及び水
温ゲージの測定対象は同一の冷却水であるが、出力側の
機器によって異なる出力レベルが要求されるため、上述
のように異なる構造の2種の温度検出器が必要とされて
いる。従って、検出器のコストが二個分となるだけでな
く取付部が二個所、取付作業が二回というようにコスト
高となっている。これに対しては一体化によるコスト低
減が考えられるが、仮に図5の水温センサと図6の水温
ゲージを一体化すると図4に示したような構造になる。
尚、図4においては図5及び図6の部品に対応する部品
に同一の符号を付している。
【0006】しかし、図4に示すような構造では水温セ
ンサ用のサーミスタ53は測定対象の冷却水との間にイ
ンシュレータ62やコイルスプリング65が介装されて
おり、冷却水から離隔しているので、検出精度が低下す
るというだけでなく、水温ゲージ用のサーミスタ63は
高出力であり、供給される電流が大で発熱量が大きいの
で、サーミスタ53はサーミスタ63の発熱に影響され
て検出精度が低下することになる。
【0007】そこで、本発明は、検出出力レベルが異な
る二つの感温素子を適切に内蔵すると共に、測定対象の
流体に対して適切に配設し、夫々安定した検出精度を確
保し得る温度検出器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の温度検出器は、請求項1に記載のように、
先端部に低出力の第1の感温素子を配置すると共に、該
第1の感温素子と同一軸上で取付基部方向に所定距離を
隔てて高出力の第2の感温素子を配置し、前記第1の感
温素子にリード線を介して接続する第1のターミナル
と、前記第2の感温素子にリード線を介して接続する第
2のターミナルとを並設し、前記第1及び第2のターミ
ナルの一部、前記第1及び第2の感温素子、並びに前記
リード線を包含し一体的に成形して成り、前記第1及び
第2の感温素子が測定対象の流体中に位置すると共に、
前記第1及び第2の感温素子を配置した軸が測定対象の
流体の流れ方向に対して略直交するように配設すること
としたものである。
【0009】更に、請求項2に記載のように、前記第1
及び第2のターミナルを同一面上に平行に配置すること
としてもよい。
【0010】
【作用】而して、上記のように構成された請求項1に係
る温度検出器においては、第1及び第2のターミナルの
一部、第1及び第2の感温素子、並びにリード線を包含
し一体的に成形される。そして、第1及び第2の感温素
子が測定対象の流体中に位置すると共に、第1及び第2
の感温素子を配置した軸が測定対象の流体の流れ方向に
対して略直交するように配設される。而して、第1及び
第2のターミナルから夫々第1及び第2の感温素子に電
流が供給され、例えば測定対象の流体の温度に応じて変
化する抵抗値に基づき流体の温度が検出される。このと
き、高精度が要求される第1の感温素子は温度検出器の
先端部に配置されているので流体の温度を適切に検出で
き、しかも取付基部から離隔し流速が大きい部分の流体
の温度を検出できるので、高出力の第2の感温素子部分
の発熱に影響されることなく高精度を維持することがで
きる。
【0011】また、請求項2に係る温度検出器において
は、第1及び第2のターミナルが同一面上に平行に配置
されているので、コネクタ部がコンパクトに形成され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の望ましい実施例を図面を参照
して説明する。図1及び図2は本発明の一実施例に係
り、図1は本実施例の温度検出器1を内燃機関のウォー
ターハウジング2に装着した状態を示している。本実施
例の温度検出器1は本発明にいう第1及び第2の感温素
子たる一対のサーミスタ11,21を有し、これらと共
にリード線12,13及び本発明の第1のターミナルを
構成するターミナル14,15、並びにリード線22,
23及び本発明の第2のターミナルを構成するターミナ
ル24,25が一体的に樹脂成形されている。サーミス
タ11は水温センサとして機能し低出力であるのに対
し、サーミスタ21は水温ゲージとして機能し高出力で
あり、サーミスタ11より大型である。以下、温度検出
器1の構造を、概ね製造工程に沿って説明する。
【0013】先ず、サーミスタ11に接続された一対の
リード線12,13が、一対のターミナル14,15に
夫々溶接もしくは半田接合によって接続される。同様
に、サーミスタ21に接続された一対のリード線22,
23が一対のターミナル24,25に夫々溶接もしくは
半田接合によって接続される。これらのターミナル1
4,15,24,25が合成樹脂製のホルダ31に等間
隔で平行に保持され、サブアッセンブリが形成される。
このサブアッセンブリは、金属製の有底筒体の金属ケー
ス32内に収容され、サーミスタ11が底部に配置さ
れ、これと同一軸上で金属ケース32の開口端方向(後
述する取付基部33方向)に所定距離を隔てた位置にサ
ーミスタ21が配置される。
【0014】金属ケース32はサーミスタ11及びサー
ミスタ21と密着嵌合すべく、底部がサーミスタ11を
収容し得る小径の円筒形状に形成されており、これと所
定距離隔てた部分が拡開され、サーミスタ21を収容し
得る大径の円筒形状に形成されている。而して、サーミ
スタ21は円板状であるが、図1に示すように外周面で
金属ケース32の内面に当接しており、金属ケース32
の大径の円筒部と小径の円筒部との連結部は、図2に示
すようにサーミスタ21の平面部と金属ケース32の内
面との間隙を介してサーミスタ11用のリード線12
(13)が挿通し得るように、テーパ状に形成されてい
る。尚、金属ケース32の開口端は図1及び図2に示す
ように外方に屈曲拡開されている。
【0015】上記サーミスタ11,12を含むサブアッ
センブリが金属ケース32内に収容された状態で、金属
ケース32内に合成樹脂が充填されると共に、図1及び
図2に示すように取付基部33、コネクタ部34及びフ
ランジ部35が一体的に形成される。即ち、樹脂成形に
よって金属ケース32の開口端を含む取付基部33が形
成され、その両側にフランジ部35が延出形成されると
共に、これらと一体的にコネクタ部34が形成される。
コネクタ部34は図1乃至図3に示すように、ターミナ
ル14,15,24,25の先端部が露出すると共にこ
れらを囲繞する容器状に形成される。本実施例のターミ
ナル14,15及びターミナル24,25は図1乃至図
3に示すように同一面上に平行に配置されているので、
コネクタ部34が薄くコンパクトに形成される。
【0016】以上のように構成された温度検出器1は、
図1に示すようにウォーターハウジング2に略垂直に穿
設された取付孔2aを介して、金属ケース32の先端部
分が冷却水路内に突出するように配設され、フランジ部
35がボルト(図示せず)によってウォーターハウジン
グ2に固定される。而して、金属ケース32は冷却水の
流れ方向に略直交するように配設され、冷却水路の中央
側(取付基部33から離隔した側)にサーミスタ11が
位置し、周縁部側(取付基部33に近接した側)にサー
ミスタ21が位置する。尚、ウォーターハウジング2の
取付孔2aの外側周縁部にはOリング3が配設されてい
る。
【0017】そして、コネクタ部34に配線用コネクタ
(図示せず)が接続され、ターミナル14,15側が例
えば燃料噴射制御装置(図示せず)用の電子制御装置
(図示せず)に接続されると共に、ターミナル24,2
5側がインストルメントパネル(図示せず)の水温計
(図示せず)に接続される。この場合、本実施例におい
てはターミナル14,15並びにターミナル24,25
が同一面上に平行に配置されており、配線用コネクタも
同様の構造に形成されることになるので、全体として薄
形となり、取付部の配線を容易に行なうことができる。
【0018】而して、サーミスタ11及びサーミスタ2
1に対し、夫々ターミナル14,15及びリード線1
2,13、並びにターミナル24,25及びリード線2
2,23を介して電流が供給され、夫々ウォーターハウ
ジング2内の冷却水の温度に応じて変化する抵抗値に基
づき冷却水の温度が測定される。このとき、高精度が要
求されるサーミスタ11は金属ケース32の側面及び底
面を介してウォーターハウジング2内の冷却水の温度を
検出でき、しかも冷却水路の中央側の流速が大きい部分
の冷却水の温度を検出できるので、高出力のサーミスタ
21部分の発熱に影響されることなく高精度を維持する
ことができる。尚、本実施例では測定対象の流体を冷却
水としたが、オイル等他の流体でもよく、ウオータハウ
ジング2に限らず他の流体通路にも適用することができ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で、以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の温度
検出器は、第1及び第2のターミナルの一部、第1及び
第2の感温素子、並びにリード線を包含し一体的に成形
して成り、第1及び第2の感温素子が測定対象の流体中
に位置すると共に、第1及び第2の感温素子を配置した
軸が測定対象の流体の流れ方向に対して略直交するよう
に配設することとしているので、全体として取付スペー
スを最小限に抑えることができ組付作業の工数を低減で
きる。しかも、このとき第1及び第2の感温素子が相互
に影響することなく測定対象の流体の温度を適切に検出
することができるので、夫々安定した検出精度を確保す
ることできる。
【0020】また、請求項2に記載のように第1及び第
2のターミナルを同一面上に平行に配置したものにあっ
ては、コネクタ部を薄くコンパクトに形成することがで
き、取付スペースの縮小化に寄与するだけでなく、取付
部の配線を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る温度検出器の正断面図
である。
【図2】本発明の一実施例における温度検出器の側断面
図である。
【図3】本発明の一実施例に係る温度検出器の平面図で
ある。
【図4】従来の水温センサと水温ゲージを組み合せた検
出器の一部の断面図である。
【図5】従来の水温センサの断面図である。
【図6】従来の水温ゲージの断面図である。
【符号の説明】
1 温度検出器 2 ウォーターハウジング 3 Oリング 11 サーミスタ(第1の感温素子) 12,13 リード線 14,15 ターミナル(第1のターミナル) 21 サーミスタ(第2の感温素子) 22,23 リード線 24,25 ターミナル(第2のターミナル) 31 ホルダ 32 金属ケース 33 取付基部 34 コネクタ部 35 フランジ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に低出力の第1の感温素子を配置
    すると共に、該第1の感温素子と同一軸上で取付基部方
    向に所定距離を隔てて高出力の第2の感温素子を配置
    し、前記第1の感温素子にリード線を介して接続する第
    1のターミナルと、前記第2の感温素子にリード線を介
    して接続する第2のターミナルとを並設し、前記第1及
    び第2のターミナルの一部、前記第1及び第2の感温素
    子、並びに前記リード線を包含し一体的に成形して成
    り、前記第1及び第2の感温素子が測定対象の流体中に
    位置すると共に、前記第1及び第2の感温素子を配置し
    た軸が測定対象の流体の流れ方向に対して略直交するよ
    うに配設することを特徴とする温度検出器。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2のターミナルを同一面
    上に平行に配置したことを特徴とする請求項1記載の温
    度検出器。
JP30833494A 1994-11-16 1994-11-16 温度検出器 Pending JPH08145808A (ja)

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