JPH08145582A - 空気冷却式熱交換器およびそれに使用するフィンプレ ート - Google Patents

空気冷却式熱交換器およびそれに使用するフィンプレ ート

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JPH08145582A
JPH08145582A JP31594894A JP31594894A JPH08145582A JP H08145582 A JPH08145582 A JP H08145582A JP 31594894 A JP31594894 A JP 31594894A JP 31594894 A JP31594894 A JP 31594894A JP H08145582 A JPH08145582 A JP H08145582A
Authority
JP
Japan
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fin
air
plate
heat exchanger
support plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP31594894A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Fukumoto
秀俊 福元
Jingo Miyazaki
仁吾 宮崎
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KAZUMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
KAZUMI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 別部材としてのセパレータを用いないで、中
間支持板とその上下のフィンプレートとの間に空気層と
しての間隔を保持できるために、軽量で生産性が良好と
なり、また、腐食防止に万全を期し得る空気冷却式熱交
換器、フィンプレートを提供する。 【構成】 多数のフィンプレートが空気層を隔てて段積
みされる間に、段積みおよびメッキ時の変形を防止する
中間支持板を部分的に介在させ、フィンプレートには、
冷却管が貫通する挿入孔にバーリング片が形成された空
気冷却式熱交換器において、中間支持板を挾む上下一対
のフィンプレートにその中間支持板へ向かって凸部を散
在して形成し、中間支持板とその上下のフィンプレート
との間の空気層をその凸部により保持させたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷却管に空冷熱を伝
達するために、それと接触する多数枚のフィンプレート
が空気層を隔てて段積みされる空気冷却式熱交換器、お
よびそれに使用するフィンプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大型変圧器等に使用されるこの種
の空気冷却式熱交換器においては、図9や図10に示す
ように、フィンプレート30に冷却管32が貫通される
挿入孔34を有し、それには下へ打ち抜かれてなるバー
リング片36が設けられ、このバーリング片により上下
のフィンプレート30,30の間の空気層38が保持さ
れる。
【0003】しかし、製造過程においては、冷却管とフ
ィンプレートとの間の熱交換効率を高め、且つ、耐蝕性
を増すために、フィンプレートと冷却管との組立て状態
において、溶融亜鉛メッキ処理が施され、それが400
℃以上の高温でなされることから、殊に、フィンプレー
トおよび同プレート支持枠が高熱により変形する。この
変形を防止し、フィンプレート間の空気層を正常に保持
する目的で、フィンプレートの段積みの間に部分的に中
間支持板40が介在される。従って、この中間支持板に
も冷却管の挿入孔42を有する。
【0004】中間支持板は、厚手の金属板であって、そ
れにはバーリング片を有しないので、図9に示すように
単に平面的であると、その下のフィンプレート30との
間には隙間がほとんどなくなるし、上にあるフィンプレ
ート30では、バーリング片36が中間支持板における
冷却管の挿入孔42に入り込む結果、中間支持板40と
の間に隙間が狭くなる。このため、空気冷却式熱交換器
が屋外に設置される場合に、雨水がこの隙間に浸入する
と、毛細管現象によりその雨水が排出されにくいため
に、冷却管や中間支持板の上下またはその近傍のフィン
プレートでは亜鉛メッキ44が消耗し(フィンプレート
および中間支持板の亜鉛メッキは図示省略)、それとと
もに腐食が進行する。
【0005】これを防止するために、図10に示すよう
に、中間支持板40の上下両面に、角棒状のセパレータ
46を部分的に溶接して取り付け、そのセパレータ46
により中間支持板と上下フィンプレート30,30との
間の空気層を保持していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セパレ
ータの取付けにおいては、セパレータを冷却管の配列に
沿うように合わせる面倒な寸法取りや溶接が必要である
ばかりか、中間支持板が重くなり、取り扱いに不都合と
なるために、組立て作業が非能率的であり、生産性に問
題があった。
【0007】また、セパレータが角棒状であることか
ら、それに雨水が引っ掛かって滞留し、殊に、フィンプ
レートとの接触面での滞留があるために、フィンプレー
トの腐食の防止に確実性が得られなかった。
【0008】この発明は、上記のような実情に鑑みて、
別部材としてのセパレータを用いないで、中間支持板と
その上下のフィンプレートとの間に空気層としての間隔
を保持できるために、軽量で生産性が良好となり、ま
た、腐食防止に万全を期し得る空気冷却式熱交換器、フ
ィンプレートを提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明による空気冷却式熱交換器は、多数のフィ
ンプレートが空気層を隔てて段積みされる間に、段積み
およびメッキ時の変形を防止する中間支持板を部分的に
介在させ、フィンプレートには、冷却管が貫通する挿入
孔にバーリング片が形成された空気冷却式熱交換器にお
いて、中間支持板を挾む上下一対のフィンプレートにそ
の中間支持板へ向かって凸部を散在して形成し、中間支
持板とその上下のフィンプレートとの間の空気層をその
凸部により保持させたことを特徴とする。
【0010】また、この発明によるフィンプレートは、
冷却管が貫通されて段積みされるフィンプレートにおい
て、一面または両面に空気層を保持するための凸部を設
けたことを特徴とする。
【0011】
【作 用】空気冷却式熱交換器においては、中間支持板
とその上下のフィンプレートとの間の空気層としての間
隔が凸部により保持され、その凸部がフィンプレートに
例えばプレス加工により形成されるために、その位置設
定のための寸法取りや取付けが不要となるだけでなく、
重量が何ら加算されない。
【0012】凸部は、部分的であるから、それに雨水が
引っ掛かることがない。また、凸部が形成されたフィン
プレートは、中間支持板と面する空気層の保持に使用さ
れるだけでなく、他のフィンプレートとして使用するこ
とにより、フィンプレートとフィンプレートとの間の空
気層の保持をもなし得る。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0014】図1ないし図5は、一実施例を示したもの
で、その空気冷却式熱交換器Eは、図1に示すように、
普通のフィンプレート1,1,・・が段積みされる間
に、部分的に中間支持板3を介在させるにおいて、それ
を上下に挾む一対の挾持用のフィンプレートP,Pが使
用され、各フィンプレート1,Pおよび中間支持板3の
段積み層に多数本の冷却管5,5,・・が貫通され、各
フィンプレート1,1または1,P間に空気層7,7,
・・を有するばかりでなく、中間支持板3とその上下フ
ィンプレートP,Pとの間にも空気層9,9を有する。
【0015】各フィンプレート1,Pおよび中間支持板
3には、それぞれ冷却管5が差し込まれる挿入孔11,
11,13を有し、フィンプレート1,Pの挿入孔11
においては、それが下へ打ち抜かれて突出するバーリン
グ片15を有し、バーリング片15には、冷却管5を差
し込みやすく等間隔に切欠き17,17,・・が設けら
れる。そして、このバーリング片15によりフィンプレ
ート1,1または1,P間の空気層7または9の間隔が
保持される。しかし、中間支持板3と上下のフィンプレ
ートP,Pの間の空気層9,9は、そのフィンプレート
P,Pの構造によって保持される。
【0016】中間支持板3を挾むこの上下フィンプレー
トP,Pには、先端が湾曲する突起状の凸部19,1
9,・・が散在して設けられる。そして、この凸部19
によって中間支持板3との間の空気層9が保持されるの
で、他の空気層7との兼ね合いからその空気層7の厚み
と原則的に同じ高さとなっている。また、凸部19の形
成がプレス加工によりなされているので、反対側には凹
部21を有する。そこで、上のフィンプレートPにおい
ては、メッキが抜け、水が溜まらないような大きさの抜
孔23,23を設けておくことが望ましい(図3)。図
示の場合は、一対において抜孔23,23を設けたが、
一個の抜孔23をスリットに形成して、上記の目的を達
成できるようにしても良い(図6参照)。
【0017】組み立てる場合には、冷却管5,5,・・
に挿入しながら、フィンプレート1,1,・・を重ねる
場合に、中間支持板3を挾むようにしてその上下のフィ
ンプレートP,Pを重ねるだけで、その両方と中間支持
板3との間に空気層9,9ができる。
【0018】上記実施例では、中間支持板3の上下のフ
ィンプレートP,Pのみに凸部19,19,・・を設け
たが、他のフィンプレート1,1,・・にも凸部19を
設けることにより、空気層7を確実に保持できる。ま
た、両面に凸部19を設けても良い。また、凸部19の
形状については、先端が湾曲する突起形状に限られるこ
とはなく、例えば、カップ形(図6)、円錐形(図
7)、打ち抜いた逆L字形(図8)等、種々の形状が考
えられる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、次のような優れた効果がある。
【0020】中間支持板とその上下のフィンプレートと
の間の空気層としての間隔を保持する手段として、中間
支持板に別途部材としてのセパレータを取り付けること
を要しなく、その手間が省けることはもちろん、セパレ
ータとしての凸部がフィンプレートにバーリング片の形
成と同時に例えばプレス加工により形成でき、しかも、
それが機械的になされるために、凸部を設ける位置設定
のための寸法取りが不要となり、加えて、中間支持板が
取扱いやすく軽量となるので、空気冷却式熱交換器の組
立てを能率的になし得て、その生産性を大幅に向上さ
せ、生産コストの低減を図ることができる。また、運搬
や据付けが容易となる軽量な空気冷却式熱交換器を提供
することもできる。
【0021】中間支持板とその上下のフィンプレートと
の間において、通気や通水の妨げにならない部分的な凸
部により空気層の保持が確実になされるために、その間
に雨水が停滞することはなく、冷却管やその上下または
近傍のフィンプレートの腐食の防止が確実となる。
【0022】中間支持板に面するフィンプレートばかり
でなく、他のフィンプレートにも凸部を設けることによ
り(請求項2の場合)、空気冷却式熱交換器の全体にお
いて空気層を安定して保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による空気冷却式熱交換器の一部を示
す縦断面図である。
【図2】同空気冷却式熱交換器に使用するフィンプレー
トの平面図である。
【図3】冷却管とフィンプレートとの結合状態を示す斜
視図である。
【図4】同空気冷却式熱交換器における中間支持板の上
のフィンプレートの斜視図である。
【図5】同じく下のフィンプレートの斜視図である。
【図6】凸部の他の形状を示す断面図である。
【図7】凸部の他の形状を示す断面図である。
【図8】凸部の他の形状を示す断面図である。
【図9】従来の空気冷却式熱交換器の一部を示す縦断面
図である。
【図10】従来の空気冷却式熱交換器の一部を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
E 空気冷却式熱交換器 P フィンプレート 1 フィンプレート 3 中間支持板 5 冷却管 7 空気層 11,13 挿入孔 15 バーリング片 19 凸部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のフィンプレートが空気層を隔てて
    段積みされる間に、段積みおよびメッキ時の変形を防止
    する中間支持板を部分的に介在させ、フィンプレートに
    は、冷却管が貫通する挿入孔にバーリング片が形成され
    た空気冷却式熱交換器において、中間支持板を挾む上下
    一対のフィンプレートにその中間支持板へ向かって凸部
    を散在して形成し、中間支持板とその上下のフィンプレ
    ートとの間の空気層をその凸部により保持させたことを
    特徴とする空気冷却式熱交換器。
  2. 【請求項2】 冷却管が貫通されて段積みされるフィン
    プレートにおいて、一面または両面に空気層を保持する
    ための凸部を設けたことを特徴とする空気冷却式熱交換
    器に使用するフィンプレート。
JP31594894A 1994-11-24 1994-11-24 空気冷却式熱交換器およびそれに使用するフィンプレ ート Pending JPH08145582A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31594894A JPH08145582A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 空気冷却式熱交換器およびそれに使用するフィンプレ ート

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JPH08145582A true JPH08145582A (ja) 1996-06-07

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ID=18071531

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JP31594894A Pending JPH08145582A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 空気冷却式熱交換器およびそれに使用するフィンプレ ート

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JP (1) JPH08145582A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121934A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nichirin Co Ltd プレートフィンチューブ熱交換器およびその製造方法
US11592238B2 (en) 2017-11-23 2023-02-28 Watergen Ltd. Plate heat exchanger with overlapping fins and tubes heat exchanger

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