JPH08145558A - 流動乾燥又は流動冷却装置及び流動乾燥又は流動冷却方法 - Google Patents
流動乾燥又は流動冷却装置及び流動乾燥又は流動冷却方法Info
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- JPH08145558A JPH08145558A JP6286504A JP28650494A JPH08145558A JP H08145558 A JPH08145558 A JP H08145558A JP 6286504 A JP6286504 A JP 6286504A JP 28650494 A JP28650494 A JP 28650494A JP H08145558 A JPH08145558 A JP H08145558A
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- F26B—DRYING SOLID MATERIALS OR OBJECTS BY REMOVING LIQUID THEREFROM
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- F26B3/02—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air
- F26B3/06—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air the gas or vapour flowing through the materials or objects to be dried
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- F26B3/084—Drying solid materials or objects by processes involving the application of heat by convection, i.e. heat being conveyed from a heat source to the materials or objects to be dried by a gas or vapour, e.g. air the gas or vapour flowing through the materials or objects to be dried so as to loosen them, e.g. to form a fluidised bed with heat exchange taking place in the fluidised bed, e.g. combined direct and indirect heat exchange
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、実用的な風速範囲の面風速では気
流に同伴されてしまい安定した流動条件が保てない極小
微粉粒子又は極軽比重の微粉体でも、極めて高い熱効率
で乾燥又は冷却可能な流動乾燥装置、流動冷却装置、流
動乾燥冷却装置又は流動乾燥冷却方法を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明の流動乾燥又は流動冷却装置の基本的
構成は、微細な開孔を多数有する流動用空気分散板より
なる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層床面の上
方に粉体の流動域を有する流動層装置において、層床面
の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内蔵し該
流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して各1本
の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝熱体を
板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置した伝熱ユニ
ットが設置されていることを特徴とする。
流に同伴されてしまい安定した流動条件が保てない極小
微粉粒子又は極軽比重の微粉体でも、極めて高い熱効率
で乾燥又は冷却可能な流動乾燥装置、流動冷却装置、流
動乾燥冷却装置又は流動乾燥冷却方法を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明の流動乾燥又は流動冷却装置の基本的
構成は、微細な開孔を多数有する流動用空気分散板より
なる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層床面の上
方に粉体の流動域を有する流動層装置において、層床面
の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内蔵し該
流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して各1本
の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝熱体を
板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置した伝熱ユニ
ットが設置されていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体を流動層内で乾燥
又は冷却する装置及び方法に関するもので、特に、経済
的観点から実用性のある風速範囲の面風速では気流に同
伴されてしまい、安定した流動条件が保てない極小微粉
粒子又は極軽比重の微粉体でも、極めて高い熱効率で乾
燥又は冷却可能な流動乾燥又は流動冷却を行う装置及び
方法に関する。
又は冷却する装置及び方法に関するもので、特に、経済
的観点から実用性のある風速範囲の面風速では気流に同
伴されてしまい、安定した流動条件が保てない極小微粉
粒子又は極軽比重の微粉体でも、極めて高い熱効率で乾
燥又は冷却可能な流動乾燥又は流動冷却を行う装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の伝熱媒体として空気のみを用いる
流動乾燥(冷却)装置では、層床面積当たりの伝熱量は
空気の入口/出口温度差と風量(面風速)によって定ま
る。一般に従来型流動乾燥(冷却)装置では、熱容量係
数を大きくしてコストパーフォーマンスを高めるため
に、設計床面風速を上限値(粉体が飛散して流動層を形
成しなくなる直前の値)近くで選ぶのが普通である。こ
れにより必要床面積は小さくなり流動層本体装置のコス
トを抑えられる。この特性と設計方法の結果、従来型流
動乾燥(冷却)装置は下記のような欠点を有する。 a)床面風速を大きくして行くに従い、粉体と空気の接
触が十分でなくなり、結果として層各部の粉体加熱(冷
却)温度と層を抜けた空気の温度との差が大きくなる傾
向を持つ。このことは装置の熱容量係数は大きくなるも
のの、空気の有効温度幅(空気の入口/出口温度差)が
小さくなり、熱効率を低下させる結果となる。これを防
ぐためには粉層厚さを大きくして温度差を少なくする方
法が取られているが、層内の滞留量が多くなり、層各部
の層厚さの変化による流動ムラが生じ易い。 b)コストパーフォーマンス上、許容上限熱風温度で運
転するため、滞留粉の劣化、焦げが生じ易い。 c)熱効率が低く、特に熱に不安定な粉体に対して低温
熱風による流動乾燥を行う場合においては熱効率は20
%以下に過ぎない。 d)スタートアップ後、定常状態になるまでに長時間を
要する。 e)熱容量係数が低いため、処理量が多いと装置寸法が
非常に大となる。 f)コストパーフォーマンスを決める目安が熱容量係数
であるが、実用されている装置では2000〜6000
Kcal/m3 h℃程度である。一般に1000Kca
l/m3 h℃以下では商業的には適合し難いと考えられ
る。このため従来型流動乾燥(冷却)装置では上限床面
風速が20cm/s以下である微粉は対象外と考えられ
ていた。なお熱容量係数は伝熱係数と装置の単位体積内
の有効伝熱面積との積;伝熱係数は単位伝熱面積、単位
時間、単位温度差の場合に移動する熱量;熱効率は加熱
に使用した全熱量のうち、どれだけが有効に使用された
かを示す割合である。
流動乾燥(冷却)装置では、層床面積当たりの伝熱量は
空気の入口/出口温度差と風量(面風速)によって定ま
る。一般に従来型流動乾燥(冷却)装置では、熱容量係
数を大きくしてコストパーフォーマンスを高めるため
に、設計床面風速を上限値(粉体が飛散して流動層を形
成しなくなる直前の値)近くで選ぶのが普通である。こ
れにより必要床面積は小さくなり流動層本体装置のコス
トを抑えられる。この特性と設計方法の結果、従来型流
動乾燥(冷却)装置は下記のような欠点を有する。 a)床面風速を大きくして行くに従い、粉体と空気の接
触が十分でなくなり、結果として層各部の粉体加熱(冷
却)温度と層を抜けた空気の温度との差が大きくなる傾
向を持つ。このことは装置の熱容量係数は大きくなるも
のの、空気の有効温度幅(空気の入口/出口温度差)が
小さくなり、熱効率を低下させる結果となる。これを防
ぐためには粉層厚さを大きくして温度差を少なくする方
法が取られているが、層内の滞留量が多くなり、層各部
の層厚さの変化による流動ムラが生じ易い。 b)コストパーフォーマンス上、許容上限熱風温度で運
転するため、滞留粉の劣化、焦げが生じ易い。 c)熱効率が低く、特に熱に不安定な粉体に対して低温
熱風による流動乾燥を行う場合においては熱効率は20
%以下に過ぎない。 d)スタートアップ後、定常状態になるまでに長時間を
要する。 e)熱容量係数が低いため、処理量が多いと装置寸法が
非常に大となる。 f)コストパーフォーマンスを決める目安が熱容量係数
であるが、実用されている装置では2000〜6000
Kcal/m3 h℃程度である。一般に1000Kca
l/m3 h℃以下では商業的には適合し難いと考えられ
る。このため従来型流動乾燥(冷却)装置では上限床面
風速が20cm/s以下である微粉は対象外と考えられ
ていた。なお熱容量係数は伝熱係数と装置の単位体積内
の有効伝熱面積との積;伝熱係数は単位伝熱面積、単位
時間、単位温度差の場合に移動する熱量;熱効率は加熱
に使用した全熱量のうち、どれだけが有効に使用された
かを示す割合である。
【0003】また、伝熱媒体として底部が水平半円筒容
器壁にジャケットを設け、加熱回転円盤を回転駆動させ
る撹拌接触伝熱の粉体加熱装置を応用し、水平半円筒容
器壁のジャケットの代わりに流動用空気分散板を取り付
け、加熱空気を吹き込み、加熱回転円盤の回転によって
粉体を撹拌流動させる撹拌流動回転装置が提案されてい
る。この装置では底部空気分散板が半円筒状になってお
り、円盤を静止させた状態では薄い粉層厚部からの吹き
抜け現象が避けられないため、円盤を強制撹拌させて流
動を安定させる必要がある。また機能的に加熱円盤の表
面積の半分程度しか伝熱に寄与しない欠点がある。この
他、粉体の流動域内に垂直円管群を配した形式のものも
あるが、流動を阻害しないため、円管群投影面積が層床
面積に占める割合を少なくする(10%程度)必要があ
る。また構造上、底部に管群ヘッダーが必要であり、流
動阻害要因となり易い。この形式では、例えば層床面積
の2倍の管群表面積を確保するためには流動粉層厚さを
最低500mm以上にする必要がある。構造的な要因か
ら、高い床面風速が使える顆粒状粉体素材にのみ用いら
れており、結果的に、管群の接触伝熱量は空気の伝熱量
を補う程度の効果であると考えられる。装置の優位性は
認められるものの、操作性、洗浄性、保守容易性などに
難があるため、一般ユーザーの間では、空気のみを熱媒
とする通常型の流動乾燥(冷却)装置を越える装置とし
ての評価を得られていない。
器壁にジャケットを設け、加熱回転円盤を回転駆動させ
る撹拌接触伝熱の粉体加熱装置を応用し、水平半円筒容
器壁のジャケットの代わりに流動用空気分散板を取り付
け、加熱空気を吹き込み、加熱回転円盤の回転によって
粉体を撹拌流動させる撹拌流動回転装置が提案されてい
る。この装置では底部空気分散板が半円筒状になってお
り、円盤を静止させた状態では薄い粉層厚部からの吹き
抜け現象が避けられないため、円盤を強制撹拌させて流
動を安定させる必要がある。また機能的に加熱円盤の表
面積の半分程度しか伝熱に寄与しない欠点がある。この
他、粉体の流動域内に垂直円管群を配した形式のものも
あるが、流動を阻害しないため、円管群投影面積が層床
面積に占める割合を少なくする(10%程度)必要があ
る。また構造上、底部に管群ヘッダーが必要であり、流
動阻害要因となり易い。この形式では、例えば層床面積
の2倍の管群表面積を確保するためには流動粉層厚さを
最低500mm以上にする必要がある。構造的な要因か
ら、高い床面風速が使える顆粒状粉体素材にのみ用いら
れており、結果的に、管群の接触伝熱量は空気の伝熱量
を補う程度の効果であると考えられる。装置の優位性は
認められるものの、操作性、洗浄性、保守容易性などに
難があるため、一般ユーザーの間では、空気のみを熱媒
とする通常型の流動乾燥(冷却)装置を越える装置とし
ての評価を得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粉体粒
子の真比重が小さい微粉粒子又は極微細粉体粒子では、
気流に同伴されずに、安定した流動層を形成できる面風
速が極めて低いため、従来の流動乾燥層又は流動冷却層
では能力が極端に小さくなってしまい、装置が大型化し
コストパフォーマンスが悪く、流動層による乾燥又は冷
却は不適当と考えられていた。本発明は、従来法よりも
効率の良い流動乾燥装置、流動冷却装置、又は流動乾燥
冷却装置、特に実用的な風速範囲の面風速では気流に同
伴されてしまい、安定した流動条件が保てない極小微粉
粒子又は極軽比重の微粉体でも、極めて高い熱容量係数
を有し且つ高い熱効率で乾燥又は冷却可能な流動乾燥装
置、流動冷却装置、流動乾燥冷却装置又は流動乾燥冷却
方法を提供することを目的とする。本発明は従来型流動
乾燥(冷却)装置の持つ欠点を解消し、特に従来型流動
乾燥(冷却)装置では対象外と考えられていた上限床面
風速が20cm/s以下の微粉を効率よく乾燥すること
を可能にするものである。
子の真比重が小さい微粉粒子又は極微細粉体粒子では、
気流に同伴されずに、安定した流動層を形成できる面風
速が極めて低いため、従来の流動乾燥層又は流動冷却層
では能力が極端に小さくなってしまい、装置が大型化し
コストパフォーマンスが悪く、流動層による乾燥又は冷
却は不適当と考えられていた。本発明は、従来法よりも
効率の良い流動乾燥装置、流動冷却装置、又は流動乾燥
冷却装置、特に実用的な風速範囲の面風速では気流に同
伴されてしまい、安定した流動条件が保てない極小微粉
粒子又は極軽比重の微粉体でも、極めて高い熱容量係数
を有し且つ高い熱効率で乾燥又は冷却可能な流動乾燥装
置、流動冷却装置、流動乾燥冷却装置又は流動乾燥冷却
方法を提供することを目的とする。本発明は従来型流動
乾燥(冷却)装置の持つ欠点を解消し、特に従来型流動
乾燥(冷却)装置では対象外と考えられていた上限床面
風速が20cm/s以下の微粉を効率よく乾燥すること
を可能にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の流動乾燥又は流
動冷却装置の基本的構成は、微細な開孔を多数有する流
動用空気分散板よりなる層床面の下方に流動用空気チャ
ンバー、層床面の上方に粉体の流動域を有する流動層装
置において、層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方
向に複数本内蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッ
ダーを介して各1本の伝熱媒体流通管に連結している長
方形薄板状伝熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列
に配置した伝熱ユニットが設置されていることを特徴と
する。
動冷却装置の基本的構成は、微細な開孔を多数有する流
動用空気分散板よりなる層床面の下方に流動用空気チャ
ンバー、層床面の上方に粉体の流動域を有する流動層装
置において、層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方
向に複数本内蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッ
ダーを介して各1本の伝熱媒体流通管に連結している長
方形薄板状伝熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列
に配置した伝熱ユニットが設置されていることを特徴と
する。
【0006】本発明装置と従来型流動乾燥(冷却)装置
との本質的な相違は、本発明においては空気は主として
粉体を浮遊流動させる動力源として使用され、加熱(冷
却)は主として流動粉層に挿入された長方形薄板状伝熱
体による接触伝熱とし、伝熱媒体として該長方形薄板状
伝熱体中の狭流路を流れる液体を用いる点にある。更に
従来型流動乾燥(冷却)装置の設計床面風速が安定上限
値を使うのに対して、本発明では設計床面風速は安定下
限床面風速(流動層が安定に維持される最低風速)を使
う点に特徴的な相違点がある。本発明では熱容量係数は
主として流動層内に挿入された長方形薄板状伝熱体の表
面積に依存しており、低い床面風速においては流動用空
気には殆ど依存しない。この特性により、流動用空気を
純然たる動力源と考え、全く加熱、冷却処理しない外気
を使うことも十分可能である。また必然的に、従来型流
動乾燥(冷却)装置に比較して熱効率は極めて高い(8
0〜95%)。この場合さらに特徴的な点は、微粉にな
るほど熱効率が高くなり、熱容量係数も大きくなる点で
ある。このことから理解されるように、本発明は従来型
流動乾燥(冷却)装置では不可能な領域を効率よくカバ
ーすると共に、従来型流動乾燥(冷却)装置の領域につ
いても数倍の熱容量係数と熱効率を発揮できる。また従
来型流動乾燥(冷却)装置のスタートアップ時のたち上
がりの遅さに対して、空気に比べて1000倍の比熱を
持つ液状伝熱媒体を使うことから装置温度を極めて短時
間で定常状態にすることができる。
との本質的な相違は、本発明においては空気は主として
粉体を浮遊流動させる動力源として使用され、加熱(冷
却)は主として流動粉層に挿入された長方形薄板状伝熱
体による接触伝熱とし、伝熱媒体として該長方形薄板状
伝熱体中の狭流路を流れる液体を用いる点にある。更に
従来型流動乾燥(冷却)装置の設計床面風速が安定上限
値を使うのに対して、本発明では設計床面風速は安定下
限床面風速(流動層が安定に維持される最低風速)を使
う点に特徴的な相違点がある。本発明では熱容量係数は
主として流動層内に挿入された長方形薄板状伝熱体の表
面積に依存しており、低い床面風速においては流動用空
気には殆ど依存しない。この特性により、流動用空気を
純然たる動力源と考え、全く加熱、冷却処理しない外気
を使うことも十分可能である。また必然的に、従来型流
動乾燥(冷却)装置に比較して熱効率は極めて高い(8
0〜95%)。この場合さらに特徴的な点は、微粉にな
るほど熱効率が高くなり、熱容量係数も大きくなる点で
ある。このことから理解されるように、本発明は従来型
流動乾燥(冷却)装置では不可能な領域を効率よくカバ
ーすると共に、従来型流動乾燥(冷却)装置の領域につ
いても数倍の熱容量係数と熱効率を発揮できる。また従
来型流動乾燥(冷却)装置のスタートアップ時のたち上
がりの遅さに対して、空気に比べて1000倍の比熱を
持つ液状伝熱媒体を使うことから装置温度を極めて短時
間で定常状態にすることができる。
【0007】これを添付図面により詳細に説明すると、
基本的構成を示す側断面図である図1、長方形薄板状伝
熱体の構造を示す図2、図2のY−Y線における垂直断
面図である図3、図1のX−X線における水平断面図
で、伝熱ユニットの構成を説明するための図である図4
に示すように、微細な開孔を多数有する流動用空気分散
板2よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー3、
層床面2の上方に粉体の流動域4を有する流動層装置1
における層床面2の上部に、伝熱媒体の流路5を水平方
向に複数本内蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッ
ダー6、7を介して各1本の伝熱媒体流通管8、9に連
結している長方形薄板状伝熱体10を板面を垂直にした
状態で複数枚並列に配置した伝熱ユニット11(図4参
照)が設置されている。記号12は空気入口管、記号1
3はバッグフィルター、記号14は空気出口管である。
基本的構成を示す側断面図である図1、長方形薄板状伝
熱体の構造を示す図2、図2のY−Y線における垂直断
面図である図3、図1のX−X線における水平断面図
で、伝熱ユニットの構成を説明するための図である図4
に示すように、微細な開孔を多数有する流動用空気分散
板2よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー3、
層床面2の上方に粉体の流動域4を有する流動層装置1
における層床面2の上部に、伝熱媒体の流路5を水平方
向に複数本内蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッ
ダー6、7を介して各1本の伝熱媒体流通管8、9に連
結している長方形薄板状伝熱体10を板面を垂直にした
状態で複数枚並列に配置した伝熱ユニット11(図4参
照)が設置されている。記号12は空気入口管、記号1
3はバッグフィルター、記号14は空気出口管である。
【0008】伝熱ユニット11において並列に配置され
た複数枚の薄板状伝熱体10における伝熱媒体流通管8
は、それぞれ別個に外部の高温伝熱媒体源又は低温伝熱
媒体源に接続されていても良いが、装置の簡素化の点
で、図4に示すように、一方の側の伝熱媒体流通管8が
すべてヘッダー15を介して1本の伝熱媒体入口管16
に接続されていることが好ましい。同様に、他方の側の
伝熱媒体流通管9もすべてヘッダー17を介して1本の
伝熱媒体出口管18に接続されていることが望ましい。
た複数枚の薄板状伝熱体10における伝熱媒体流通管8
は、それぞれ別個に外部の高温伝熱媒体源又は低温伝熱
媒体源に接続されていても良いが、装置の簡素化の点
で、図4に示すように、一方の側の伝熱媒体流通管8が
すべてヘッダー15を介して1本の伝熱媒体入口管16
に接続されていることが好ましい。同様に、他方の側の
伝熱媒体流通管9もすべてヘッダー17を介して1本の
伝熱媒体出口管18に接続されていることが望ましい。
【0009】高い熱容量係数を得るためには、複数枚の
薄板状伝熱体の合計伝熱面積を層床面積の3倍以上、好
ましくは5倍以上、更に好ましくは7倍以上とすること
が望ましい。また伝熱ユニットにおける複数枚の薄板状
伝熱体は20〜100mmのピッチで等間隔に配列され
ていることが望ましい。また安定な流動状態を維持する
ためには、薄板状伝熱体の高さが伝熱ユニットにおける
複数枚の薄板状伝熱体相互の間隔の1〜10倍の範囲で
あることが望ましい。
薄板状伝熱体の合計伝熱面積を層床面積の3倍以上、好
ましくは5倍以上、更に好ましくは7倍以上とすること
が望ましい。また伝熱ユニットにおける複数枚の薄板状
伝熱体は20〜100mmのピッチで等間隔に配列され
ていることが望ましい。また安定な流動状態を維持する
ためには、薄板状伝熱体の高さが伝熱ユニットにおける
複数枚の薄板状伝熱体相互の間隔の1〜10倍の範囲で
あることが望ましい。
【0010】薄板状伝熱体10の厚さは薄ければ薄いほ
ど好ましいが、あまり薄すぎると強度上の問題を生じ
る。通常は1mm〜3mmの範囲が望ましい。伝熱媒体
の流路5の外表面は、図3に示すように薄板状伝熱体1
0の板面より膨らんでいても良いが、膨らみの程度が大
きいと粉層の安定した流動を阻害するので、膨らんだ部
分の板面よりの高さは3mm以内とするのが望ましい。
長方形薄板状伝熱体の材質としては熱伝導性が高く加工
性に富む金属、具体的にはアルミニウム等が好ましい
が、耐蝕性を必要とする場合は熱伝導性に難があるがス
テンレススチールを用いる。
ど好ましいが、あまり薄すぎると強度上の問題を生じ
る。通常は1mm〜3mmの範囲が望ましい。伝熱媒体
の流路5の外表面は、図3に示すように薄板状伝熱体1
0の板面より膨らんでいても良いが、膨らみの程度が大
きいと粉層の安定した流動を阻害するので、膨らんだ部
分の板面よりの高さは3mm以内とするのが望ましい。
長方形薄板状伝熱体の材質としては熱伝導性が高く加工
性に富む金属、具体的にはアルミニウム等が好ましい
が、耐蝕性を必要とする場合は熱伝導性に難があるがス
テンレススチールを用いる。
【0011】層床面2を構成する微細な開孔を多数有す
る流動用空気分散板の具体的構造例をその平面図である
図7及び図7のZ−Z線における断面図である図8によ
り説明する。必要な強度を有する金属の平板20に短冊
状の切り込み21が多数設けられ、その切り込み21の
一端は平板20に接続したまま他端が折り曲げられて平
板20との間にスリット22を構成する。空気は流動用
空気チャンバー3からこのスリット22を通じて粉体の
流動域4に流入し(図1参照)、層床面2上の粉体を流
動させる。本発明は、特に、極小微粉粒子又は極軽比重
の微粉体でも極めて高い熱効率で乾燥又は冷却するもの
であるが、そのような粉体粒子に対して使用する場合
は、層床面におけるスリット22の合計開孔面積を層床
面の面積の1%以下とすることが望ましい。
る流動用空気分散板の具体的構造例をその平面図である
図7及び図7のZ−Z線における断面図である図8によ
り説明する。必要な強度を有する金属の平板20に短冊
状の切り込み21が多数設けられ、その切り込み21の
一端は平板20に接続したまま他端が折り曲げられて平
板20との間にスリット22を構成する。空気は流動用
空気チャンバー3からこのスリット22を通じて粉体の
流動域4に流入し(図1参照)、層床面2上の粉体を流
動させる。本発明は、特に、極小微粉粒子又は極軽比重
の微粉体でも極めて高い熱効率で乾燥又は冷却するもの
であるが、そのような粉体粒子に対して使用する場合
は、層床面におけるスリット22の合計開孔面積を層床
面の面積の1%以下とすることが望ましい。
【0012】図1に示した装置を使用してバッチ式で流
動乾燥又は流動冷却を行う場合は、薄板状伝熱体を有し
ない従来の流動乾燥装置又は流動冷却装置でしばしば用
いられているように、粉体の流動域4以下の部分とその
上部構造とを連結しているフランジ19の部分で両者を
分離し、流動域4の上部を解放した状態で粉体の供給又
は抜き出しを行う方法を採用すれば良いが、図5に示す
ように、粉体の流動域へ粉体を供給する粉体供給管23
及び粉体の流動域から粉体を排出する粉体排出管24を
設けておけば、粉体の流動域4以下の部分とその上部構
造とを分離するという操作を行うことなしに乾燥又は冷
却を行うことができる。またバッチ式で使用する場合、
伝熱媒体入口管16には高温液状伝熱媒体と低温液状伝
熱媒体を交互に切り替えて供給できるように配管してお
けば乾燥に引き続いて冷却を行うことができる。
動乾燥又は流動冷却を行う場合は、薄板状伝熱体を有し
ない従来の流動乾燥装置又は流動冷却装置でしばしば用
いられているように、粉体の流動域4以下の部分とその
上部構造とを連結しているフランジ19の部分で両者を
分離し、流動域4の上部を解放した状態で粉体の供給又
は抜き出しを行う方法を採用すれば良いが、図5に示す
ように、粉体の流動域へ粉体を供給する粉体供給管23
及び粉体の流動域から粉体を排出する粉体排出管24を
設けておけば、粉体の流動域4以下の部分とその上部構
造とを分離するという操作を行うことなしに乾燥又は冷
却を行うことができる。またバッチ式で使用する場合、
伝熱媒体入口管16には高温液状伝熱媒体と低温液状伝
熱媒体を交互に切り替えて供給できるように配管してお
けば乾燥に引き続いて冷却を行うことができる。
【0013】従来の流動加熱乾燥装置又は流動冷却装置
では、粉体の流動用の空気のみが伝熱媒体として使用さ
れているので、層床面積当たりの伝熱量は空気の粉体流
動域における入口/出口温度差と風量(面風速)によっ
て決まる。粉体粒子の真比重が大きく且つ粒子径が大き
い場合には高い面風速を採用できる(粉体粒子の飛散が
少ない)ため床面積当たり高い伝熱量を得ることができ
るが、粉体粒子の真比重が小さい場合や粒子径が小さい
場合には高い面風速を採用できないので床面積当たりの
伝熱量が小さく、層床面積又は処理時間を大にする必要
があり、設備効率が悪い。
では、粉体の流動用の空気のみが伝熱媒体として使用さ
れているので、層床面積当たりの伝熱量は空気の粉体流
動域における入口/出口温度差と風量(面風速)によっ
て決まる。粉体粒子の真比重が大きく且つ粒子径が大き
い場合には高い面風速を採用できる(粉体粒子の飛散が
少ない)ため床面積当たり高い伝熱量を得ることができ
るが、粉体粒子の真比重が小さい場合や粒子径が小さい
場合には高い面風速を採用できないので床面積当たりの
伝熱量が小さく、層床面積又は処理時間を大にする必要
があり、設備効率が悪い。
【0014】これに対して本発明では粉体の加熱又は冷
却の熱は主として液状伝熱媒体(通常は温水又は冷水)
から長方形薄板状伝熱体を通じて授受されるので、空気
による伝熱は少なくて良い。極端な場合、流動用空気と
して室温の空気を使用し、流動用空気自体の昇温又は降
温も長方形薄板状伝熱体を通じて行うようにすることも
できる。従って流動用空気の面風速は最小流動化速度
(流動化開始速度)以上であれば良いので、粉体粒子の
真比重が小さい場合又は粒子径が小さい場合でも効率よ
く実施できる。図1において、外部の空気源(図示せ
ず)から所定流量で供給された空気は空気入口管12か
ら流動用空気チャンバー3に入り、層床面2の微細な開
口を通じて所定の床面速度で粉体の流動域4に導入さ
れ、流動域4に存在する粉体を流動させる。長方形薄板
状伝熱体10に高温又は低温の液状伝熱媒体を供給すれ
ば、熱は薄板状伝熱体10を通じて授受され、粉体は加
熱乾燥又は冷却される。液状伝熱媒体/伝熱板/流動粉
体の系における伝熱板の熱伝達率は100Kcal/m2・hr・℃又
はそれ以上と言う大きい値を示すので、適当な高さの薄
板状伝熱体10を適当枚数使用するように設計すれば、
従来法に比べて三分の一以下の床面積で済み、熱効率も
高い。熱の授受は主として薄板状伝熱体10の表面で行
われるので、流動時の粉層厚さは薄板状伝熱体10の高
さと同程度になるように操業するの最も効率的である。
却の熱は主として液状伝熱媒体(通常は温水又は冷水)
から長方形薄板状伝熱体を通じて授受されるので、空気
による伝熱は少なくて良い。極端な場合、流動用空気と
して室温の空気を使用し、流動用空気自体の昇温又は降
温も長方形薄板状伝熱体を通じて行うようにすることも
できる。従って流動用空気の面風速は最小流動化速度
(流動化開始速度)以上であれば良いので、粉体粒子の
真比重が小さい場合又は粒子径が小さい場合でも効率よ
く実施できる。図1において、外部の空気源(図示せ
ず)から所定流量で供給された空気は空気入口管12か
ら流動用空気チャンバー3に入り、層床面2の微細な開
口を通じて所定の床面速度で粉体の流動域4に導入さ
れ、流動域4に存在する粉体を流動させる。長方形薄板
状伝熱体10に高温又は低温の液状伝熱媒体を供給すれ
ば、熱は薄板状伝熱体10を通じて授受され、粉体は加
熱乾燥又は冷却される。液状伝熱媒体/伝熱板/流動粉
体の系における伝熱板の熱伝達率は100Kcal/m2・hr・℃又
はそれ以上と言う大きい値を示すので、適当な高さの薄
板状伝熱体10を適当枚数使用するように設計すれば、
従来法に比べて三分の一以下の床面積で済み、熱効率も
高い。熱の授受は主として薄板状伝熱体10の表面で行
われるので、流動時の粉層厚さは薄板状伝熱体10の高
さと同程度になるように操業するの最も効率的である。
【0015】粉体の乾燥又は冷却を連続的に行う場合、
図5に示すように、伝熱媒体出口管18の側に粉体供給
管23、伝熱媒体入口管16の側に粉体排出管24を設
けてあることが望ましい。このような装置の層床面2に
流動用空気チャンバー3から空気を供給し、伝熱ユニッ
トの伝熱媒体入口管16に高温液状伝熱媒体又は低温液
状伝熱媒体を供給すると、粉体供給管23から供給され
た粉体は流動しながらプレート状伝熱体とそれに隣接す
るプレート状伝熱体との間を通過して粉体排出管24の
方へ移動し、液状伝熱媒体と向流しつつ加熱乾燥又は冷
却されて粉体排出管24から抜き出される。空気の床面
風速は粉体の流動化開始速度以上であれば良く、粉体粒
子の真比重が小さい場合又は粒子径が小さい場合には2
0cm/秒以下とすることが望ましい。
図5に示すように、伝熱媒体出口管18の側に粉体供給
管23、伝熱媒体入口管16の側に粉体排出管24を設
けてあることが望ましい。このような装置の層床面2に
流動用空気チャンバー3から空気を供給し、伝熱ユニッ
トの伝熱媒体入口管16に高温液状伝熱媒体又は低温液
状伝熱媒体を供給すると、粉体供給管23から供給され
た粉体は流動しながらプレート状伝熱体とそれに隣接す
るプレート状伝熱体との間を通過して粉体排出管24の
方へ移動し、液状伝熱媒体と向流しつつ加熱乾燥又は冷
却されて粉体排出管24から抜き出される。空気の床面
風速は粉体の流動化開始速度以上であれば良く、粉体粒
子の真比重が小さい場合又は粒子径が小さい場合には2
0cm/秒以下とすることが望ましい。
【0016】図6に示したのは粉体を連続的に流動乾燥
及び流動冷却する装置であって、微細な開孔を多数有す
る層床面2の下方に流動用空気チャンバー2、層床面の
上方に粉体の流動域を有する流動層装置1において、層
床面2の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内
蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して
各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝
熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置し且つ
並列に配置された複数枚の薄板状伝熱体における一方の
側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体入口管16
A、他方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体
出口管18Aに接続されている第1の伝熱ユニット11
Aがその伝熱媒体出口管18Aが粉体の流動域の一方の
端に位置するように設置され、更に第1の伝熱ユニット
と同じ構造の第2の伝熱ユニット11Bが、第1の伝熱
ユニット11Aと粉層厚調節板25を隔てて薄板状伝熱
体の列方向に並べて、且つその伝熱媒体入口管16Bが
粉体の流動域の他方の端に位置するように設置され、そ
して第1の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管18Aの側に
粉体供給管23、第2の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管
16Bの側に粉体排出管24が設けられていることを特
徴とする。このような装置の層床面に流動用空気チャン
バーから空気を供給し、第1の伝熱ユニットの伝熱媒体
入口管16Aに高温液状伝熱媒体を供給し、第2の伝熱
ユニットの伝熱媒体入口管16Bに低温液状伝熱媒体を
供給すると、粉体供給管から供給された粉体は流動しな
がら第1の伝熱ユニット11Aにおけるプレート状伝熱
体とそれに隣接するプレート状伝熱体との間を通過し、
高温液状伝熱媒体と向流しつつ加熱乾燥され、次いで粉
層厚調節板25を越えて第2の伝熱ユニット11Bの領
域へ移動し、粉体排出管24の方へ移動しながら第2の
伝熱ユニット11Bにおけるプレート状伝熱体とそれに
隣接するプレート状伝熱体との間を通過し、低温液状伝
熱媒体と向流しつつ冷却されて粉体排出管24から排出
される。第1及び第2の伝熱ユニットにおける流動用空
気として室温の空気を用いる場合は以上説明した通りで
あるが、第1の伝熱ユニットにおける粉体の流動兼加熱
用空気として高温の空気、第2の伝熱ユニットにおける
粉体の流動兼冷却用空気として低温の空気を用いる場合
には、第1の伝熱ユニットと第2の伝熱ユニットの下部
に仕切板27を設け流動用空気チャンバーを第1の流動
用空気チャンバー3Aと第2の流動用空気チャンバー3
Bとに分離して、第1の流動用空気チャンバー3Aには
高温の空気第2の流動用空気チャンバー3Bには低温の
空気を導入するようにしても良い。空気の床面風速は粉
体の流動化開始速度以上であれば良く、粉体粒子の真比
重が小さい場合又は粒子径が小さい場合には20cm/
秒以下とすることが望ましい。
及び流動冷却する装置であって、微細な開孔を多数有す
る層床面2の下方に流動用空気チャンバー2、層床面の
上方に粉体の流動域を有する流動層装置1において、層
床面2の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内
蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して
各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝
熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置し且つ
並列に配置された複数枚の薄板状伝熱体における一方の
側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体入口管16
A、他方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体
出口管18Aに接続されている第1の伝熱ユニット11
Aがその伝熱媒体出口管18Aが粉体の流動域の一方の
端に位置するように設置され、更に第1の伝熱ユニット
と同じ構造の第2の伝熱ユニット11Bが、第1の伝熱
ユニット11Aと粉層厚調節板25を隔てて薄板状伝熱
体の列方向に並べて、且つその伝熱媒体入口管16Bが
粉体の流動域の他方の端に位置するように設置され、そ
して第1の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管18Aの側に
粉体供給管23、第2の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管
16Bの側に粉体排出管24が設けられていることを特
徴とする。このような装置の層床面に流動用空気チャン
バーから空気を供給し、第1の伝熱ユニットの伝熱媒体
入口管16Aに高温液状伝熱媒体を供給し、第2の伝熱
ユニットの伝熱媒体入口管16Bに低温液状伝熱媒体を
供給すると、粉体供給管から供給された粉体は流動しな
がら第1の伝熱ユニット11Aにおけるプレート状伝熱
体とそれに隣接するプレート状伝熱体との間を通過し、
高温液状伝熱媒体と向流しつつ加熱乾燥され、次いで粉
層厚調節板25を越えて第2の伝熱ユニット11Bの領
域へ移動し、粉体排出管24の方へ移動しながら第2の
伝熱ユニット11Bにおけるプレート状伝熱体とそれに
隣接するプレート状伝熱体との間を通過し、低温液状伝
熱媒体と向流しつつ冷却されて粉体排出管24から排出
される。第1及び第2の伝熱ユニットにおける流動用空
気として室温の空気を用いる場合は以上説明した通りで
あるが、第1の伝熱ユニットにおける粉体の流動兼加熱
用空気として高温の空気、第2の伝熱ユニットにおける
粉体の流動兼冷却用空気として低温の空気を用いる場合
には、第1の伝熱ユニットと第2の伝熱ユニットの下部
に仕切板27を設け流動用空気チャンバーを第1の流動
用空気チャンバー3Aと第2の流動用空気チャンバー3
Bとに分離して、第1の流動用空気チャンバー3Aには
高温の空気第2の流動用空気チャンバー3Bには低温の
空気を導入するようにしても良い。空気の床面風速は粉
体の流動化開始速度以上であれば良く、粉体粒子の真比
重が小さい場合又は粒子径が小さい場合には20cm/
秒以下とすることが望ましい。
【0017】本発明の装置を使用して、湿潤粉体の造粒
及び乾燥を行うこともできる。
及び乾燥を行うこともできる。
【0018】本発明の利点は下記の通りである。 a)極小微粉粒子又は極軽比重の微粉体でも極めて高い
熱効率で乾燥又は冷却することができ、特に従来型流動
乾燥(冷却)装置では対象外と考えられていた上限床面
風速が20cm/s以下の微粉を効率よく乾燥又は冷却
することができる。 b)熱容量係数が高いので、装置の所要床面積が従来型
流動乾燥(冷却)装置の二分の一以下で済む。 c)従来の加熱空気による流動乾燥装置或は除湿冷風に
よる流動冷却装置は大容量の空気加熱器、ブラインクー
ラー等による冷却器、除湿器、再加熱器が必要である
が、本発明の流動乾燥装置或は流動冷却装置では、例え
ば15℃程度の露点にまで冷却できる小型汎用スポット
エアクーラー等の除湿器があれば良く、従来の空気加熱
器等は不要になる。従って設備費がすくなくて済む。 d)高温の空気を大量に使用する必要がないので粉末の
劣化や焦げを生じず、また低温で溶融する粉体の乾燥で
も溶融温度以下の温水を使うことにより効率良く乾燥で
きる。 e)スタートアップ後、極めて短時間で定常状態になる
ので操業が容易で乾燥(冷却)粉末の品質も安定する。 f)熱効率が高く、運転経費を節減できる。
熱効率で乾燥又は冷却することができ、特に従来型流動
乾燥(冷却)装置では対象外と考えられていた上限床面
風速が20cm/s以下の微粉を効率よく乾燥又は冷却
することができる。 b)熱容量係数が高いので、装置の所要床面積が従来型
流動乾燥(冷却)装置の二分の一以下で済む。 c)従来の加熱空気による流動乾燥装置或は除湿冷風に
よる流動冷却装置は大容量の空気加熱器、ブラインクー
ラー等による冷却器、除湿器、再加熱器が必要である
が、本発明の流動乾燥装置或は流動冷却装置では、例え
ば15℃程度の露点にまで冷却できる小型汎用スポット
エアクーラー等の除湿器があれば良く、従来の空気加熱
器等は不要になる。従って設備費がすくなくて済む。 d)高温の空気を大量に使用する必要がないので粉末の
劣化や焦げを生じず、また低温で溶融する粉体の乾燥で
も溶融温度以下の温水を使うことにより効率良く乾燥で
きる。 e)スタートアップ後、極めて短時間で定常状態になる
ので操業が容易で乾燥(冷却)粉末の品質も安定する。 f)熱効率が高く、運転経費を節減できる。
【0019】以下実施例により本発明を具体的に説明
し、比較例との効果の相違を示すが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
し、比較例との効果の相違を示すが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
【0020】
【実施例1及び比較例1】平均粒子径25μの蛋白質分解
物微粉を、図6に示した構成の本発明の連続式流動乾燥
・冷却装置を使用して乾燥・冷却を行った場合(実施例
1)と、従来型の流動乾燥装置及び流動冷却装置を使用
して乾燥・冷却を行った場合(比較例1)の性能比較を
行った。使用装置の諸元、操業条件及び性能比較結果は
下記の通りである。但し、○印=設定値、△印=計算
値、◎印=測定値である。 本発明流動層 従来型流動層 処理粉 処理粉品種 蛋白質分解物微粉 蛋白質分解物微粉 処理粉平均粒子径◎ 25 μ 25 μ 処理粉比重◎ 0.7 Kg/L 0.7 Kg/L 処理粉比熱◎ 0.33 Kcal/Kg ℃ 0.33 Kcal/Kg ℃ 処理粉入口量○ 200 Kg/h 200 Kg/h 処理粉出口量◎ 194 Kg/h 194 Kg/h 乾燥層 寸法(幅×長さ)○ 300mm×1500mm 600mm×5000mm 薄板状伝熱体ピッチ 30 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 110 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 2.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 50 mm 40 mm 層内粉滞留量◎ 16 Kg 84 Kg 粉平均滞留時間△ 4.9 min 26 min 乾燥層入口粉温度◎ 70 ℃ 70 ℃ 乾燥層入口粉水分◎ 6.0 % 6.0 % 自己蒸発冷却粉温度△ 65 ℃ 65 ℃ 自己蒸発水分量△ 0.6 Kg/h 0.6 Kg/h 乾燥層出口粉水分◎ 3 % 3 % 乾燥層蒸発水分負荷△ 5.4 Kg/h 5.4 Kg/h 乾燥層出口粉温度◎ 76 ℃ 76 ℃ 乾燥層空気入口温度○ 80 ℃ 80 ℃ 乾燥層空気/粉温度差◎ 0.5 ℃ 1 ℃ 乾燥層空気床面風速○ 0.1 m/sec 0.2 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 80 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 78 ℃ −−−−− 冷却層 寸法(幅×長さ)○ 300mm× 500mm 600mm×1100mm 薄板状伝熱体ピッチ 30 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 80 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 1.6 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 40 mm 30 mm 層内粉滞留量◎ 5 Kg 14 Kg 粉平均滞留時間△ 0.7 min 4.3 min 冷却層入口粉温度◎ 76 ℃ 76 ℃ 冷却層出口粉温度◎ 30 ℃ 30 ℃ 冷却層空気入口温度○ 15 ℃ 15 ℃ 冷却層空気/粉温度差◎ 0.5 ℃ 1 ℃ 冷却層空気床面風速○ 0.08 m/sec 0.15 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 20 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 22 ℃ −−−−− 性能比較(設定値及び測定値から計算) 乾燥層床面積 0.45 m2 3.0 m2 薄板状伝熱体表面積 3.3 m2 −−−−− 乾燥空気量 160 Kg/h 2180 Kg/h 乾燥層空気加熱負荷 2300 Kcal/h 31390 Kcal/h 乾燥層授熱量 300 Kcal/h 3720 Kcal/h 乾燥層伝熱板体授熱負荷 3420 Kcal/h −−−−− 乾燥層伝熱板体授熱量 3420 Kcal/h −−−−− 乾燥層粉加熱負荷 750 Kcal/h 750 Kcal/h 乾燥層水分蒸発熱負荷 2970 Kcal/h 2970 Kcal/h 乾燥層全熱負荷 3720 Kcal/h 3720 Kcal/h 乾燥層熱効率 65.0 % 11.9 % 乾燥層熱容量係数 23300 Kcal/m3h℃ 4400 Kcal/m3h℃ 冷却層床面積 0.15 m2 0.66 m2 薄板状伝熱体表面積 0.8 m2 −−−−− 冷却空気量 52 Kg/h 430 Kg/h 冷却層空気冷却負荷 395 Kcal/h 3270 Kcal/h 冷却層授熱量 400 Kcal/h 3130 Kcal/h 冷却層伝熱板体授熱負荷 2730 Kcal/h −−−−− 冷却層伝熱板体授熱量 2730 Kcal/h −−−−− 冷却層粉冷却負荷 3130 Kcal/h 3130 Kcal/h 冷却層熱効率 100.2 % 95.7 % 冷却層熱容量係数 20000 Kcal/m3h℃ 5000 Kcal/m3h℃ 外気冷却条件 20℃/RH 80% (エンタルピー i=12.2 Kcal/Kg) 除湿冷却条件 20℃/RH 100% (エンタルピー i= 7.0 Kcal/Kg) 除湿冷却負荷 (12.2−7.0) = 5.2 Kcal/Kg 再加熱負荷(10℃→15℃) (15−10) ×0.24 = 2.4 Kcal/Kg 冷却空気処理総負荷 = 7.6 Kcal/Kg
物微粉を、図6に示した構成の本発明の連続式流動乾燥
・冷却装置を使用して乾燥・冷却を行った場合(実施例
1)と、従来型の流動乾燥装置及び流動冷却装置を使用
して乾燥・冷却を行った場合(比較例1)の性能比較を
行った。使用装置の諸元、操業条件及び性能比較結果は
下記の通りである。但し、○印=設定値、△印=計算
値、◎印=測定値である。 本発明流動層 従来型流動層 処理粉 処理粉品種 蛋白質分解物微粉 蛋白質分解物微粉 処理粉平均粒子径◎ 25 μ 25 μ 処理粉比重◎ 0.7 Kg/L 0.7 Kg/L 処理粉比熱◎ 0.33 Kcal/Kg ℃ 0.33 Kcal/Kg ℃ 処理粉入口量○ 200 Kg/h 200 Kg/h 処理粉出口量◎ 194 Kg/h 194 Kg/h 乾燥層 寸法(幅×長さ)○ 300mm×1500mm 600mm×5000mm 薄板状伝熱体ピッチ 30 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 110 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 2.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 50 mm 40 mm 層内粉滞留量◎ 16 Kg 84 Kg 粉平均滞留時間△ 4.9 min 26 min 乾燥層入口粉温度◎ 70 ℃ 70 ℃ 乾燥層入口粉水分◎ 6.0 % 6.0 % 自己蒸発冷却粉温度△ 65 ℃ 65 ℃ 自己蒸発水分量△ 0.6 Kg/h 0.6 Kg/h 乾燥層出口粉水分◎ 3 % 3 % 乾燥層蒸発水分負荷△ 5.4 Kg/h 5.4 Kg/h 乾燥層出口粉温度◎ 76 ℃ 76 ℃ 乾燥層空気入口温度○ 80 ℃ 80 ℃ 乾燥層空気/粉温度差◎ 0.5 ℃ 1 ℃ 乾燥層空気床面風速○ 0.1 m/sec 0.2 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 80 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 78 ℃ −−−−− 冷却層 寸法(幅×長さ)○ 300mm× 500mm 600mm×1100mm 薄板状伝熱体ピッチ 30 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 80 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 1.6 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 40 mm 30 mm 層内粉滞留量◎ 5 Kg 14 Kg 粉平均滞留時間△ 0.7 min 4.3 min 冷却層入口粉温度◎ 76 ℃ 76 ℃ 冷却層出口粉温度◎ 30 ℃ 30 ℃ 冷却層空気入口温度○ 15 ℃ 15 ℃ 冷却層空気/粉温度差◎ 0.5 ℃ 1 ℃ 冷却層空気床面風速○ 0.08 m/sec 0.15 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 20 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 22 ℃ −−−−− 性能比較(設定値及び測定値から計算) 乾燥層床面積 0.45 m2 3.0 m2 薄板状伝熱体表面積 3.3 m2 −−−−− 乾燥空気量 160 Kg/h 2180 Kg/h 乾燥層空気加熱負荷 2300 Kcal/h 31390 Kcal/h 乾燥層授熱量 300 Kcal/h 3720 Kcal/h 乾燥層伝熱板体授熱負荷 3420 Kcal/h −−−−− 乾燥層伝熱板体授熱量 3420 Kcal/h −−−−− 乾燥層粉加熱負荷 750 Kcal/h 750 Kcal/h 乾燥層水分蒸発熱負荷 2970 Kcal/h 2970 Kcal/h 乾燥層全熱負荷 3720 Kcal/h 3720 Kcal/h 乾燥層熱効率 65.0 % 11.9 % 乾燥層熱容量係数 23300 Kcal/m3h℃ 4400 Kcal/m3h℃ 冷却層床面積 0.15 m2 0.66 m2 薄板状伝熱体表面積 0.8 m2 −−−−− 冷却空気量 52 Kg/h 430 Kg/h 冷却層空気冷却負荷 395 Kcal/h 3270 Kcal/h 冷却層授熱量 400 Kcal/h 3130 Kcal/h 冷却層伝熱板体授熱負荷 2730 Kcal/h −−−−− 冷却層伝熱板体授熱量 2730 Kcal/h −−−−− 冷却層粉冷却負荷 3130 Kcal/h 3130 Kcal/h 冷却層熱効率 100.2 % 95.7 % 冷却層熱容量係数 20000 Kcal/m3h℃ 5000 Kcal/m3h℃ 外気冷却条件 20℃/RH 80% (エンタルピー i=12.2 Kcal/Kg) 除湿冷却条件 20℃/RH 100% (エンタルピー i= 7.0 Kcal/Kg) 除湿冷却負荷 (12.2−7.0) = 5.2 Kcal/Kg 再加熱負荷(10℃→15℃) (15−10) ×0.24 = 2.4 Kcal/Kg 冷却空気処理総負荷 = 7.6 Kcal/Kg
【0021】
【実施例2及び比較例2】平均粒子径50μの脱脂粉乳
を、図6に示した構成の本発明の連続式流動乾燥・冷却
装置を使用して乾燥・冷却を行った場合(実施例2)
と、従来型の流動乾燥装置及び流動冷却装置を使用して
乾燥・冷却を行った場合(比較例2)の性能比較を行っ
た。使用装置の諸元、操業条件及び性能比較結果は下記
の通りである。但し、○印=設定値、△印=計算値、◎
印=測定値である。 本発明流動層 従来型流動層 処理粉 処理粉品種 脱脂粉乳 脱脂粉乳 処理粉平均粒子径◎ 50 μ 50 μ 処理粉比重◎ 0.6 Kg/L 0.6 Kg/L 処理粉比熱◎ 0.3 Kcal/Kg ℃ 0.3 Kcal/Kg ℃ 処理粉入口量○ 1500 Kg/h 1500 Kg/h 処理粉出口量◎ 1450 Kg/h 1450 Kg/h 乾燥層 寸法(幅×長さ) 500mm×3600mm 900mm×6000mm 薄板状伝熱体ピッチ 25 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 130 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 5.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 80 mm 80 mm 層内粉滞留量◎ 86 Kg 290 Kg 粉平均滞留時間△ 3.6 min 12 min 乾燥層入口粉温度◎ 70 ℃ 70 ℃ 乾燥層入口粉水分◎ 7.0 % 7.0 % 自己蒸発冷却粉温度△ 60 ℃ 60 ℃ 自己蒸発水分量△ 8.5 Kg/h 8.5 Kg/h 乾燥層出口粉水分◎ 3.8 % 3.8 % 乾燥層蒸発水分負荷△ 41.5 Kg/h 41.5 Kg/h 乾燥層出口粉温度◎ 75 ℃ 75 ℃ 乾燥層空気入口温度○ 80 ℃ 85 ℃ 乾燥層空気/粉温度差◎ 1 ℃ 2 ℃ 乾燥層空気床面風速○ 0.2 m/sec 0.4 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 85 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 81 ℃ −−−−− 冷却層 寸法(幅×長さ)○ 500mm× 750mm 900mm×1850mm 薄板状伝熱体ピッチ 25 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 130 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 5.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 80 mm 80 mm 層内粉滞留量◎ 18 Kg 80 Kg 粉平均滞留時間△ 0.7 min 3.3 min 冷却層入口粉温度◎ 75 ℃ 75 ℃ 冷却層出口粉温度◎ 30 ℃ 30 ℃ 冷却層空気入口温度○ 15 ℃ 15 ℃ 冷却層空気/粉温度差◎ 0.5 ℃ 1.5 ℃ 冷却層空気床面風速○ 0.2 m/sec 0.4 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 18 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 22 ℃ −−−−− 性能比較(設定値及び測定値から計算) 乾燥層床面積 1.8 m2 6.0 m2 薄板状伝熱体表面積 18.7 m2 −−−−− 乾燥空気量 1300 Kg/h 8800 Kg/h 乾燥層空気加熱負荷 18600 Kcal/h 137300 Kcal/h 乾燥層授熱量 3000 Kcal/h 30000 Kcal/h 乾燥層伝熱板体授熱負荷 27000 Kcal/h −−−−− 乾燥層伝熱板体授熱量 27000 Kcal/h −−−−− 乾燥層粉加熱負荷 7000 Kcal/h 7000 Kcal/h 乾燥層水分蒸発熱負荷 23000 Kcal/h 23000 Kcal/h 乾燥層全熱負荷 30000 Kcal/h 30000 Kcal/h 乾燥層熱効率 65.8 % 21.8 % 乾燥層熱容量係数 15100 Kcal/m3h℃ 4400 Kcal/m3h℃ 冷却層床面積 0.38 m2 1.67 m2 薄板状伝熱体表面積 3.9 m2 −−−−− 冷却空気量 330 Kg/h 2900 Kg/h 冷却層空気冷却負荷 2510 Kcal/h 22050 Kcal/h 冷却層授熱量 2500 Kcal/h 21300 Kcal/h 冷却層伝熱板体授熱負荷 18800 Kcal/h −−−−− 冷却層伝熱板体授熱量 18800 Kcal/h −−−−− 冷却層粉冷却負荷 21300 Kcal/h 21300 Kcal/h 冷却層熱効率 99.9 % 96.6 % 冷却層熱容量係数 26300 Kcal/m3h℃ 5200 Kcal/m3h℃ 外気冷却条件 20℃/RH 80% (エンタルピー i=12.2 Kcal/Kg) 除湿冷却条件 20℃/RH 100% (エンタルピー i= 7.0 Kcal/Kg) 除湿冷却負荷 (12.2−7.0) = 5.2 Kcal/Kg 再加熱負荷(10℃→15℃) (15−10) ×0.24 = 2.4 Kcal/Kg 冷却空気処理総負荷 = 7.6 Kcal/Kg
を、図6に示した構成の本発明の連続式流動乾燥・冷却
装置を使用して乾燥・冷却を行った場合(実施例2)
と、従来型の流動乾燥装置及び流動冷却装置を使用して
乾燥・冷却を行った場合(比較例2)の性能比較を行っ
た。使用装置の諸元、操業条件及び性能比較結果は下記
の通りである。但し、○印=設定値、△印=計算値、◎
印=測定値である。 本発明流動層 従来型流動層 処理粉 処理粉品種 脱脂粉乳 脱脂粉乳 処理粉平均粒子径◎ 50 μ 50 μ 処理粉比重◎ 0.6 Kg/L 0.6 Kg/L 処理粉比熱◎ 0.3 Kcal/Kg ℃ 0.3 Kcal/Kg ℃ 処理粉入口量○ 1500 Kg/h 1500 Kg/h 処理粉出口量◎ 1450 Kg/h 1450 Kg/h 乾燥層 寸法(幅×長さ) 500mm×3600mm 900mm×6000mm 薄板状伝熱体ピッチ 25 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 130 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 5.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 80 mm 80 mm 層内粉滞留量◎ 86 Kg 290 Kg 粉平均滞留時間△ 3.6 min 12 min 乾燥層入口粉温度◎ 70 ℃ 70 ℃ 乾燥層入口粉水分◎ 7.0 % 7.0 % 自己蒸発冷却粉温度△ 60 ℃ 60 ℃ 自己蒸発水分量△ 8.5 Kg/h 8.5 Kg/h 乾燥層出口粉水分◎ 3.8 % 3.8 % 乾燥層蒸発水分負荷△ 41.5 Kg/h 41.5 Kg/h 乾燥層出口粉温度◎ 75 ℃ 75 ℃ 乾燥層空気入口温度○ 80 ℃ 85 ℃ 乾燥層空気/粉温度差◎ 1 ℃ 2 ℃ 乾燥層空気床面風速○ 0.2 m/sec 0.4 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 85 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 81 ℃ −−−−− 冷却層 寸法(幅×長さ)○ 500mm× 750mm 900mm×1850mm 薄板状伝熱体ピッチ 25 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 130 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 5.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 80 mm 80 mm 層内粉滞留量◎ 18 Kg 80 Kg 粉平均滞留時間△ 0.7 min 3.3 min 冷却層入口粉温度◎ 75 ℃ 75 ℃ 冷却層出口粉温度◎ 30 ℃ 30 ℃ 冷却層空気入口温度○ 15 ℃ 15 ℃ 冷却層空気/粉温度差◎ 0.5 ℃ 1.5 ℃ 冷却層空気床面風速○ 0.2 m/sec 0.4 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 18 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 22 ℃ −−−−− 性能比較(設定値及び測定値から計算) 乾燥層床面積 1.8 m2 6.0 m2 薄板状伝熱体表面積 18.7 m2 −−−−− 乾燥空気量 1300 Kg/h 8800 Kg/h 乾燥層空気加熱負荷 18600 Kcal/h 137300 Kcal/h 乾燥層授熱量 3000 Kcal/h 30000 Kcal/h 乾燥層伝熱板体授熱負荷 27000 Kcal/h −−−−− 乾燥層伝熱板体授熱量 27000 Kcal/h −−−−− 乾燥層粉加熱負荷 7000 Kcal/h 7000 Kcal/h 乾燥層水分蒸発熱負荷 23000 Kcal/h 23000 Kcal/h 乾燥層全熱負荷 30000 Kcal/h 30000 Kcal/h 乾燥層熱効率 65.8 % 21.8 % 乾燥層熱容量係数 15100 Kcal/m3h℃ 4400 Kcal/m3h℃ 冷却層床面積 0.38 m2 1.67 m2 薄板状伝熱体表面積 3.9 m2 −−−−− 冷却空気量 330 Kg/h 2900 Kg/h 冷却層空気冷却負荷 2510 Kcal/h 22050 Kcal/h 冷却層授熱量 2500 Kcal/h 21300 Kcal/h 冷却層伝熱板体授熱負荷 18800 Kcal/h −−−−− 冷却層伝熱板体授熱量 18800 Kcal/h −−−−− 冷却層粉冷却負荷 21300 Kcal/h 21300 Kcal/h 冷却層熱効率 99.9 % 96.6 % 冷却層熱容量係数 26300 Kcal/m3h℃ 5200 Kcal/m3h℃ 外気冷却条件 20℃/RH 80% (エンタルピー i=12.2 Kcal/Kg) 除湿冷却条件 20℃/RH 100% (エンタルピー i= 7.0 Kcal/Kg) 除湿冷却負荷 (12.2−7.0) = 5.2 Kcal/Kg 再加熱負荷(10℃→15℃) (15−10) ×0.24 = 2.4 Kcal/Kg 冷却空気処理総負荷 = 7.6 Kcal/Kg
【0022】
【実施例3及び比較例3】平均粒子径 900μの調味料顆
粒を、図6に示した構成の本発明の連続式流動乾燥・冷
却装置を使用して乾燥・冷却を行った場合(実施例3)
と、従来型の流動乾燥装置及び流動冷却装置を使用して
乾燥・冷却を行った場合(比較例3)の性能比較を行っ
た。使用装置の諸元、操業条件及び性能比較結果は下記
の通りである。但し、○印=設定値、△印=計算値、◎
印=測定値である。 本発明流動層 従来型流動層 処理粉 処理粉品種 調味料顆粒 調味料顆粒 処理粉平均粒子径◎ 900 μ 900 μ 処理粉比重◎ 0.8 Kg/L 0.8 Kg/L 処理粉比熱◎ 0.32 Kcal/Kg ℃ 0.32 Kcal/Kg ℃ 処理粉入口量○ 1000 Kg/h 1000 Kg/h 処理粉出口量◎ 950 Kg/h 950 Kg/h 乾燥層 寸法(幅×長さ)○ 400mm×2150mm 600mm×3000mm 薄板状伝熱体ピッチ 40 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 160 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 3.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 100 mm 100 mm 層内粉滞留量◎ 60 Kg 126 Kg 粉平均滞留時間△ 3.8 min 8 min 乾燥層入口粉温度◎ 45 ℃ 45 ℃ 乾燥層入口粉水分◎ 6.5 % 6.5 % 乾燥層出口粉水分◎ 1.5 ℃ 1.5 ℃ 乾燥層蒸発水分負荷△ 50 Kg/h 50 Kg/h 乾燥層出口粉温度◎ 65 ℃ 65 ℃ 乾燥層空気入口温度○ 85 ℃ 85 ℃ 乾燥層空気/粉温度差◎ 2 ℃ 3 ℃ 乾燥層空気床面風速○ 0.7 m/sec 0.9 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 85 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 82 ℃ −−−−− 冷却層 寸法(幅×長さ)○ 400mm× 500mm 600mm× 850mm 薄板状伝熱体ピッチ 25 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 130 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 3.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 100 mm 100 mm 層内粉滞留量◎ 14 Kg 36 Kg 粉平均滞留時間△ 0.9 min 2.3 min 冷却層入口粉温度◎ 65 ℃ 65 ℃ 冷却層出口粉温度◎ 30 ℃ 30 ℃ 冷却層空気入口温度○ 15 ℃ 15 ℃ 冷却層空気/粉温度差◎ 1 ℃ 2 ℃ 冷却層空気床面風速○ 0.6 m/sec 0.8 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 16 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 20 ℃ −−−−− 性能比較(設定値及び測定値から計算) 乾燥層床面積 0.86 m2 1.8 m2 薄板状伝熱体表面積 6.9 m2 −−−−− 乾燥空気量 2170 Kg/h 5950 Kg/h 乾燥層空気加熱負荷 31250 Kcal/h 92800 Kcal/h 乾燥層授熱量 11200 Kcal/h 36700 Kcal/h 乾燥層伝熱板体授熱負荷 25500 Kcal/h −−−−− 乾燥層伝熱板体授熱量 25500 Kcal/h −−−−− 乾燥層粉加熱負荷 6100 Kcal/h 6100 Kcal/h 乾燥層水分蒸発熱負荷 30600 Kcal/h 30600 Kcal/h 乾燥層全熱負荷 36700 Kcal/h 36700 Kcal/h 乾燥層熱効率 64.7 % 39.5 % 乾燥層熱容量係数 19300 Kcal/m3h℃ 9900 Kcal/m3h℃ 冷却層床面積 0.2 m2 0.5 m2 薄板状伝熱体表面積 1.6 m2 −−−−− 冷却空気量 520 Kg/h 1730 Kg/h 冷却層空気冷却負荷 3950 Kcal/h 13150 Kcal/h 冷却層授熱量 3340 Kcal/h 10600 Kcal/h 冷却層伝熱板体授熱負荷 7260 Kcal/h −−−−− 冷却層伝熱板体授熱量 7260 Kcal/h −−−−− 冷却層粉冷却負荷 10600 Kcal/h 10600 Kcal/h 冷却層熱効率 94.6 % 80.6 % 冷却層熱容量係数 24900 Kcal/m3h℃ 10350 Kcal/m3h℃ 外気冷却条件 20℃/RH 80% (エンタルピー i=12.2 Kcal/Kg) 除湿冷却条件 20℃/RH 100% (エンタルピー i= 7.0 Kcal/Kg) 除湿冷却負荷 (12.2−7.0) = 5.2 Kcal/Kg 再加熱負荷(10℃→15℃) (15−10) ×0.24 = 2.4 Kcal/Kg 冷却空気処理総負荷 = 7.6 Kcal/Kg
粒を、図6に示した構成の本発明の連続式流動乾燥・冷
却装置を使用して乾燥・冷却を行った場合(実施例3)
と、従来型の流動乾燥装置及び流動冷却装置を使用して
乾燥・冷却を行った場合(比較例3)の性能比較を行っ
た。使用装置の諸元、操業条件及び性能比較結果は下記
の通りである。但し、○印=設定値、△印=計算値、◎
印=測定値である。 本発明流動層 従来型流動層 処理粉 処理粉品種 調味料顆粒 調味料顆粒 処理粉平均粒子径◎ 900 μ 900 μ 処理粉比重◎ 0.8 Kg/L 0.8 Kg/L 処理粉比熱◎ 0.32 Kcal/Kg ℃ 0.32 Kcal/Kg ℃ 処理粉入口量○ 1000 Kg/h 1000 Kg/h 処理粉出口量◎ 950 Kg/h 950 Kg/h 乾燥層 寸法(幅×長さ)○ 400mm×2150mm 600mm×3000mm 薄板状伝熱体ピッチ 40 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 160 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 3.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 100 mm 100 mm 層内粉滞留量◎ 60 Kg 126 Kg 粉平均滞留時間△ 3.8 min 8 min 乾燥層入口粉温度◎ 45 ℃ 45 ℃ 乾燥層入口粉水分◎ 6.5 % 6.5 % 乾燥層出口粉水分◎ 1.5 ℃ 1.5 ℃ 乾燥層蒸発水分負荷△ 50 Kg/h 50 Kg/h 乾燥層出口粉温度◎ 65 ℃ 65 ℃ 乾燥層空気入口温度○ 85 ℃ 85 ℃ 乾燥層空気/粉温度差◎ 2 ℃ 3 ℃ 乾燥層空気床面風速○ 0.7 m/sec 0.9 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 85 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 82 ℃ −−−−− 冷却層 寸法(幅×長さ)○ 400mm× 500mm 600mm× 850mm 薄板状伝熱体ピッチ 25 mm −−−−− 薄板状伝熱体高さ○ 130 mm −−−−− 薄板状伝熱体表面積○ 3.2 m2/m −−−−− 粉層厚さ(静止時)○ 100 mm 100 mm 層内粉滞留量◎ 14 Kg 36 Kg 粉平均滞留時間△ 0.9 min 2.3 min 冷却層入口粉温度◎ 65 ℃ 65 ℃ 冷却層出口粉温度◎ 30 ℃ 30 ℃ 冷却層空気入口温度○ 15 ℃ 15 ℃ 冷却層空気/粉温度差◎ 1 ℃ 2 ℃ 冷却層空気床面風速○ 0.6 m/sec 0.8 m/sec 薄板状伝熱体入口熱媒温度○ 16 ℃ −−−−− 薄板状伝熱体出口熱媒温度◎ 20 ℃ −−−−− 性能比較(設定値及び測定値から計算) 乾燥層床面積 0.86 m2 1.8 m2 薄板状伝熱体表面積 6.9 m2 −−−−− 乾燥空気量 2170 Kg/h 5950 Kg/h 乾燥層空気加熱負荷 31250 Kcal/h 92800 Kcal/h 乾燥層授熱量 11200 Kcal/h 36700 Kcal/h 乾燥層伝熱板体授熱負荷 25500 Kcal/h −−−−− 乾燥層伝熱板体授熱量 25500 Kcal/h −−−−− 乾燥層粉加熱負荷 6100 Kcal/h 6100 Kcal/h 乾燥層水分蒸発熱負荷 30600 Kcal/h 30600 Kcal/h 乾燥層全熱負荷 36700 Kcal/h 36700 Kcal/h 乾燥層熱効率 64.7 % 39.5 % 乾燥層熱容量係数 19300 Kcal/m3h℃ 9900 Kcal/m3h℃ 冷却層床面積 0.2 m2 0.5 m2 薄板状伝熱体表面積 1.6 m2 −−−−− 冷却空気量 520 Kg/h 1730 Kg/h 冷却層空気冷却負荷 3950 Kcal/h 13150 Kcal/h 冷却層授熱量 3340 Kcal/h 10600 Kcal/h 冷却層伝熱板体授熱負荷 7260 Kcal/h −−−−− 冷却層伝熱板体授熱量 7260 Kcal/h −−−−− 冷却層粉冷却負荷 10600 Kcal/h 10600 Kcal/h 冷却層熱効率 94.6 % 80.6 % 冷却層熱容量係数 24900 Kcal/m3h℃ 10350 Kcal/m3h℃ 外気冷却条件 20℃/RH 80% (エンタルピー i=12.2 Kcal/Kg) 除湿冷却条件 20℃/RH 100% (エンタルピー i= 7.0 Kcal/Kg) 除湿冷却負荷 (12.2−7.0) = 5.2 Kcal/Kg 再加熱負荷(10℃→15℃) (15−10) ×0.24 = 2.4 Kcal/Kg 冷却空気処理総負荷 = 7.6 Kcal/Kg
【0023】比較例の従来型流動層諸元を100とした
場合の実施例での値を抜き出して比較すると、 平均粒子径 層床面積比 熱容量係数 熱効率 1.蛋白質分解微粉 25μ 乾燥層 15 530 546 冷却層 23 400 105 2.脱脂粉乳 50μ 乾燥層 30 340 300 冷却層 23 510 103 3.調味料顆粒 900μ 乾燥層 48 190 164 冷却層 40 240 117
場合の実施例での値を抜き出して比較すると、 平均粒子径 層床面積比 熱容量係数 熱効率 1.蛋白質分解微粉 25μ 乾燥層 15 530 546 冷却層 23 400 105 2.脱脂粉乳 50μ 乾燥層 30 340 300 冷却層 23 510 103 3.調味料顆粒 900μ 乾燥層 48 190 164 冷却層 40 240 117
【0024】上記実施例及び比較例から明らかなよう
に、本発明は流動乾燥及び流動冷却処理粉体の平均粒子
径が小さいほど、従来型流動乾燥及び流動冷却装置に対
し優位性を示す。特に床面積と乾燥での熱効率が格段に
優れていることがわかる。実施例2は、従来型流動層で
冷却は温度差が取れるため問題ないとしても、乾燥は温
度差が大きく取れないため商業的に限界に近い平均粒子
径である。本発明によれば、床面積、熱効率共に2次乾
燥装置として高いコストパーフォーマンスを発揮する。
実施例3は平均粒子径が大きく、速い床面風速が使える
ため、従来型流動層が最も得意とする範囲に属するが、
この場合でも、本発明によれば層床面積は半分で済み、
熱効率も高いため、十分な優位性を示す。
に、本発明は流動乾燥及び流動冷却処理粉体の平均粒子
径が小さいほど、従来型流動乾燥及び流動冷却装置に対
し優位性を示す。特に床面積と乾燥での熱効率が格段に
優れていることがわかる。実施例2は、従来型流動層で
冷却は温度差が取れるため問題ないとしても、乾燥は温
度差が大きく取れないため商業的に限界に近い平均粒子
径である。本発明によれば、床面積、熱効率共に2次乾
燥装置として高いコストパーフォーマンスを発揮する。
実施例3は平均粒子径が大きく、速い床面風速が使える
ため、従来型流動層が最も得意とする範囲に属するが、
この場合でも、本発明によれば層床面積は半分で済み、
熱効率も高いため、十分な優位性を示す。
【図1】本願発明の基本的構成を示す側断面図である。
【図2】本願発明で使用する長方形薄板状伝熱体の構造
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図3】図2のY−Y線における断面図である。
【図4】図1のX−X線における断面図で、伝熱ユニッ
トの構成を示す図である。
トの構成を示す図である。
【図5】本発明の他の実施態様を示す側断面図である。
【図6】本発明の他の実施態様を示す側断面図である。
【図7】微細な開孔を多数有する層床面の平面図であ
る。
る。
【図8】図7のZ−Z線における断面図である。
1 流動層装置 2 層床面(微細な開孔を多数有する流動用空気分散
板) 3 流動用空気チャンバー 3A 流動用空気チャンバー 3B 流動用空気チャンバー 4 粉体の流動域 5 伝熱媒体の流路 6 分岐ヘッダー 7 分岐ヘッダー 8 伝熱媒体流通管 9 伝熱媒体流通管 10 長方形薄板状伝熱体 11 伝熱ユニット 11A 第1の伝熱ユニット 11B 第2の伝熱ユニット 12 空気入口管 12A 第1の空気入口管 12B 第2の空気入口管 13 バッグフィルター 14 空気出口管 15 ヘッダー 16 伝熱媒体入口管 16A 第1の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管 16B 第2の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管 17 ヘッダー 18 伝熱媒体出口管 18A 第1の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管 18B 第2の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管 19 フランジ 20 平板 21 短冊状の切り込み 22 スリット 23 粉体供給管 24 粉体排出管 25 第1の伝熱ユニットの粉層厚調節板 26 第2の伝熱ユニットの粉層厚調節板 27 流動用空気チャンバーの仕切板
板) 3 流動用空気チャンバー 3A 流動用空気チャンバー 3B 流動用空気チャンバー 4 粉体の流動域 5 伝熱媒体の流路 6 分岐ヘッダー 7 分岐ヘッダー 8 伝熱媒体流通管 9 伝熱媒体流通管 10 長方形薄板状伝熱体 11 伝熱ユニット 11A 第1の伝熱ユニット 11B 第2の伝熱ユニット 12 空気入口管 12A 第1の空気入口管 12B 第2の空気入口管 13 バッグフィルター 14 空気出口管 15 ヘッダー 16 伝熱媒体入口管 16A 第1の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管 16B 第2の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管 17 ヘッダー 18 伝熱媒体出口管 18A 第1の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管 18B 第2の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管 19 フランジ 20 平板 21 短冊状の切り込み 22 スリット 23 粉体供給管 24 粉体排出管 25 第1の伝熱ユニットの粉層厚調節板 26 第2の伝熱ユニットの粉層厚調節板 27 流動用空気チャンバーの仕切板
Claims (14)
- 【請求項1】 微細な開孔を多数有する流動用空気分散
板よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層床
面の上方に粉体の流動域を有する流動層装置において、
層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内
蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して
各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝
熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置した伝
熱ユニットが設置されていることを特徴とする流動乾燥
又は流動冷却装置。 - 【請求項2】 伝熱ユニットにおいて並列に配置された
複数枚の薄板状伝熱体における一方の側の伝熱媒体流通
管がすべて1本の伝熱媒体入口管、他方の側の伝熱媒体
流通管がすべて1本の伝熱媒体出口管に接続されている
請求項1に記載の流動乾燥又は流動冷却装置。 - 【請求項3】 複数枚の薄板状伝熱体の合計伝熱面積が
層床面積の3倍以上である請求項1又は請求項2に記載
の流動乾燥又は流動冷却装置。 - 【請求項4】 伝熱ユニットにおける複数枚の薄板状伝
熱体が20〜100mmのピッチで等間隔に配列されて
いる請求項1、請求項2又は請求項3に記載の流動乾燥
又は流動冷却装置。 - 【請求項5】 薄板状伝熱体の高さが伝熱ユニットにお
ける複数枚の薄板状伝熱体相互の間隔の1〜10倍の範
囲である請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に
記載の流動乾燥又は流動冷却装置。 - 【請求項6】 粉体の流動域へ粉体を供給する粉体供給
管及び粉体の流動域から粉体を排出する粉体排出管を設
けてある請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は
請求項5に記載の流動乾燥又は流動冷却装置。 - 【請求項7】 微細な開孔を多数有する流動用空気分散
板よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層床
面の上方に粉体の流動域を有する流動層装置において、
層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内
蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して
各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝
熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置し且つ
並列に配置された複数枚の薄板状伝熱体における一方の
側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体入口管、他
方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体出口管
に接続されている伝熱ユニットが設置されており、且つ
伝熱媒体出口管の側に粉体供給管、伝熱媒体入口管の側
に粉体排出管を設けてあることを特徴とする流動乾燥又
は流動冷却装置。 - 【請求項8】 微細な開孔を多数有する流動用空気分散
板よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層床
面の上方に粉体の流動域を有する流動層装置において、
層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数本内
蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介して
各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板状伝
熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置し且つ
並列に配置された複数枚の薄板状伝熱体における一方の
側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体入口管、他
方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体出口管
に接続されている第1の伝熱ユニットがその伝熱媒体出
口管が粉体の流動域の一方の端に位置するように設置さ
れ、更に第1の伝熱ユニットと同じ構造の第2の伝熱ユ
ニットが、第1の伝熱ユニットと粉層厚調節板を隔てて
薄板状伝熱体の列方向に並べて、且つその伝熱媒体入口
管が粉体の流動域の他方の端に位置するように設置さ
れ、そして第1の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管の側に
粉体供給管、第2の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管の側
に粉体排出管が設けられていることを特徴とする連続式
流動乾燥及び流動冷却装置。 - 【請求項9】 第1の伝熱ユニットと第2の伝熱ユニッ
トの下部で流動用空気チャンバーが第1の流動用空気チ
ャンバーと第2の流動用空気チャンバーとに仕切板で分
離されている請求項8記載の連続式流動乾燥及び流動冷
却装置。 - 【請求項10】 微細な開孔を多数有する流動用空気分
散板よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層
床面の上方に粉体の流動域を有する流動層装置であっ
て、層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数
本内蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介
して各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板
状伝熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置し
且つ並列に配置された複数枚の薄板状伝熱体における一
方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体入口
管、他方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体
出口管に接続されている伝熱ユニットが設置されてお
り、且つ伝熱媒体出口管の側に粉体供給管、伝熱媒体入
口管の側に粉体排出管を設けてある装置において、層床
面に粉体の流動化開始速度以上20cm/秒以下の床面
風速の空気を流動用空気チャンバーから供給し、伝熱ユ
ニットの伝熱媒体入口管に高温液状伝熱媒体又は低温液
状伝熱媒体を供給し、粉体供給管から粉体を連続的に送
入して粉体の流動域を通過させた後粉体排出管から抜き
出すことを特徴とする流動乾燥又は流動冷却方法。 - 【請求項11】 流動用空気として室温の空気を使用す
る請求項10記載の流動乾燥又は流動冷却方法。 - 【請求項12】 微細な開孔を多数有する流動用空気分
散板よりなる層床面の下方に流動用空気チャンバー、層
床面の上方に粉体の流動域を有する流動層装置であっ
て、層床面の上部に、伝熱媒体の流路を水平方向に複数
本内蔵し該流路が左右両端でそれぞれ分岐ヘッダーを介
して各1本の伝熱媒体流通管に連結している長方形薄板
状伝熱体を板面を垂直にした状態で複数枚並列に配置し
且つ並列に配置された複数枚の薄板状伝熱体における一
方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体入口
管、他方の側の伝熱媒体流通管がすべて1本の伝熱媒体
出口管に接続されている第1の伝熱ユニットがその伝熱
媒体出口管が粉体の流動域の一方の端に位置するように
設置され、更に第1の伝熱ユニットと同じ構造の第2の
伝熱ユニットが、第1の伝熱ユニットと粉層厚調節板を
隔てて薄板状伝熱体の列方向に並べて、且つその伝熱媒
体入口管が粉体の流動域の他方の端に位置するように設
置され、そして第1の伝熱ユニットの伝熱媒体出口管の
側に粉体供給管、第2の伝熱ユニットの伝熱媒体入口管
の側に粉体排出管が設けられている装置において、層床
面に粉体の流動化開始速度以上20cm/秒以下の床面
風速の空気を流動用空気チャンバーから供給し、第1の
伝熱ユニットの伝熱流体入口管には高温液状伝熱媒体、
第2の伝熱ユニットの伝熱流体入口管には低温液状伝熱
媒体を供給し、粉体供給管から湿潤粉体を連続的に送入
して第1の伝熱ユニットが存在する流動域で前記湿潤粉
体を加熱乾燥させたのち、第2の伝熱ユニットが存在す
る流動域で前記の加熱乾燥した粉体を冷却することを特
徴とする連続式流動乾燥及び流動冷却方法。 - 【請求項13】 流動用空気として室温の空気を使用す
る請求項12記載の連続式流動乾燥及び流動冷却方法。 - 【請求項14】 粉体の流動域内を負圧にすることによ
り外部から流動用空気を吸引する請求項12記載の連続
式流動乾燥及び流動冷却方法。
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