JPH08145063A - グリース洩れ防止構造 - Google Patents

グリース洩れ防止構造

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Publication number
JPH08145063A
JPH08145063A JP6291538A JP29153894A JPH08145063A JP H08145063 A JPH08145063 A JP H08145063A JP 6291538 A JP6291538 A JP 6291538A JP 29153894 A JP29153894 A JP 29153894A JP H08145063 A JPH08145063 A JP H08145063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber ring
ball bearing
grease
size
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6291538A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Isono
昌宏 磯野
Kenji Shinagawa
兼二 品川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP6291538A priority Critical patent/JPH08145063A/ja
Publication of JPH08145063A publication Critical patent/JPH08145063A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、電動工具のグリース洩れ防
止構造に関するものであり、簡単且つ確実にグリース洩
れを防止することである。 【構成】 グリース洩れの経路にグリースを遮断するよ
うな輪形状の弾性体13と、この弾性体の内径寸法とほ
ぼ同一の突出部を中央部に形成した位置決め部材12を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気ディスクグライン
ダ等のグリース洩れ防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のグリース洩れ防止構造を実願平4
−27554号を用いて説明する。ギヤボックスからボ
ールベアリングの外周を通りハウジング方向へ洩れよう
とするグリースは、ボールベアリング突き打て部に設け
られた位置決め部材と輪形状弾性体のグリース洩れ経路
への圧接によって大半遮断されるが、この輪形状弾性体
の変形、取付不良等により遮断しきれないグリースは、
ボールベアリングの外周に設けられたもう一つの輪形状
弾性体によって、完全に遮断される構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のグリース洩れ防
止構造は、グリース洩れ経路に2か所設けられており、
グリース侵入側に設けられた方の輪形状弾性体は、内径
側を抑止するような部材がないため、内径側へ変形によ
り確実にグリース洩れ経路を遮断することができないと
いう問題を有していた。そのため遮断しきれなかったグ
リースをもう1か所に設けられた弾性体により遮断する
必要があった。
【0004】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
をなくし、1か所でも確実にグリース洩れを防止し、且
つ安価なグリース洩れ防止構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、グリース洩
れの経路にグリースを遮断するような輪形状の弾性体
と、この弾性体の内径寸法とほぼ同一の突出部を中央部
に形成した位置決め部材を設けることによって達成され
る。
【0006】
【作用】上記のように構成されたグリース洩れ防止構造
の弾性体は、変形や動きを抑制され、常時グリース洩れ
経路を遮断するよう作用する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2を用いて説
明する。図2は本発明によるディスクグラインダを示す
一部断面側面図である。同図において、駆動電動機の回
転子1は、ギヤボックス2とハウジング3により軸支さ
れており、その回転はピニオン4、ギヤ5を介してスピ
ンドル6に伝達される。ギヤボックス2内には、ピニオ
ン4とギヤ5を潤滑させるグリースが充填されている。
回転子1のギヤボックス側片端より、ボールベアリング
7を保持するベアリングカバー8が挿入されシール性の
良いボールベアリング7を圧入し、ボールベアリング7
に隣接するピニオン4をナット9により回転子1に締結
している。回転子1と一体化したボールベアリング7を
ギヤボックス2のボールベアリング室10に挿入し、ベ
アリングカバー8をネジ11によりギヤボックス2に締
結することによって、回転子1はギヤボックス2に係止
される。図1は本発明の一実施例を示す部分拡大図であ
り、ボールベアリング室10の一部断面部分側面図であ
る。図3は本発明によるゴムリング13の断面寸法図で
ある。ギヤボックス2内に設けられたボールベアリング
室10に挿入されたシール性の良いボールベアリング7
と、このボールベアリング7の外輪とボールベアリング
室10と、突き打て面とに挟持されたスリーブ付ワッシ
ャ12と、スリーブ付ワッシャ12とギヤボックス内壁
とで圧縮、且つ把持されるゴムリング13が設けられて
いる。スリーブ付ワッシャ12のスリーブ部14の外径
D1は、ゴムリング13の内径d1に対して圧入寸法に
なっているため、スリーブ付ワッシャ12はゴムリング
13に圧入される。圧入によりゴムリング13の外径D
2は、ゴムリング装着部15の内径d2に対して、圧入
寸法になり、ゴムリング13とスリーブ付ワッシャ12
は、ゴムリング装着部15に圧入される。スリーブ付ワ
ッシャ13のスリーブ部14長さL1は、ゴムリング装
着部15の軸方向長さL1より短く、ゴムリング13の
圧縮時の変形量を見込んだ寸法としている。ゴムリング
13は、シール性の良いボールベアリング7によりスリ
ーブ付ワッシャ13を介して、軸方向と径方向から圧縮
されながらゴムリング装着部15に圧入される。この際
のゴムリング13の変形は、スリーブ部14の長さL2
とゴムリング装着部15の軸方向の長さL1との差に生
じたすきまδのみに限られる。上記動作によってギヤボ
ックス2より吐出してきたグリースは、ゴムリング13
のスリーブ付ワッシャ12とゴムリング装着部15への
圧接により、ギヤボックス2からハウジング3へのボー
ルベアリング7外周を通り洩れる経路は遮断される。因
に本実施例に用いたスリーブ付ワッシャ12は、プレス
加工により容易に成形できる形状であるため安価に本実
施例を行うことができる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、輪形状弾性体と該弾性
体の内径とほぼ同一の外径寸法の突出部を中央に形成す
る位置決め部材により、簡単な構造にもかかわらずグリ
ース洩れの経路を確実に遮断したので、補助にグリース
洩れ構造を設ける必要がないと共に簡単で安価なグリー
ス洩れ防止構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるボールベアリング室10の一実
施例を示す一部断面部分側面図である。
【図2】 本発明になるディスクグラインダを示す一部
断面側面図である。
【図3】 本発明によるゴムリング13を示す断面寸法
図である。
【符号の説明】
1は回転子、2はギヤボックス、7はボールベアリン
グ、10はボールベアリング室、12はスリーブ付ワッ
シャ、13はゴムリング、14はスリーブ部、15はゴ
ムリング装着部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤボックスと、該ギヤボックス内に駆
    動軸を回転支持するために設けられたボールベアリング
    と、該ボールベアリングの外輪端面に当接された位置決
    め部材と、該位置決め部材を介して軸方向に適度のつぶ
    し代をもって挟持された輪形状の弾性体とを備えたグリ
    ース洩れ防止構造において、前記位置決め部材の中央部
    に突出部を形成すると共に前記突出部の外径寸法を前記
    弾性体の内径寸法とほぼ同一に設けたことを特徴とする
    グリース洩れ防止構造。
JP6291538A 1994-11-25 1994-11-25 グリース洩れ防止構造 Withdrawn JPH08145063A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6291538A JPH08145063A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 グリース洩れ防止構造

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JP6291538A JPH08145063A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 グリース洩れ防止構造

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JPH08145063A true JPH08145063A (ja) 1996-06-04

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ID=17770208

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JP6291538A Withdrawn JPH08145063A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 グリース洩れ防止構造

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JP (1) JPH08145063A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124727A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Ryobi Ltd 作業工具
CN108361283A (zh) * 2018-01-16 2018-08-03 日立电梯(上海)有限公司 用于轴承的防漏油密封装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014124727A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Ryobi Ltd 作業工具
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Effective date: 20020205