JPH08144742A - メタルハニカム体を用いた火の粉排出防止装置 - Google Patents

メタルハニカム体を用いた火の粉排出防止装置

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Publication number
JPH08144742A
JPH08144742A JP28934294A JP28934294A JPH08144742A JP H08144742 A JPH08144742 A JP H08144742A JP 28934294 A JP28934294 A JP 28934294A JP 28934294 A JP28934294 A JP 28934294A JP H08144742 A JPH08144742 A JP H08144742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
metal honeycomb
honeycomb body
flow
swirl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28934294A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsunori Matsuoka
克憲 松岡
Jun Nakajima
順 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aircraft Industry Co Ltd
Original Assignee
Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aircraft Industry Co Ltd filed Critical Showa Aircraft Industry Co Ltd
Priority to JP28934294A priority Critical patent/JPH08144742A/ja
Publication of JPH08144742A publication Critical patent/JPH08144742A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メタルハニカム体は熱応力による亀裂の発生
の恐れがなく、取付けが容易、旋回流発生も容易であ
る、構造が簡単、製作費が安い火の粉排出防止装置を提
供する。 【構成】 メタルハニカム体とガイド筒とからなる旋回
流発生筒部と、緩流旋回室をなす円筒状本体と、本体後
端壁に取付けられた排出筒と、を有し、メタルハニカム
体は、その内部をろう付けされず、かつ後端部が複数の
ガイドフィンの部分により軸方向に支持されていること
を特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関等の排ガス中
の火の粉排出防止装置に関し、特に旋回流発生部の前部
に、メタルハニカム体を用いた、火の粉排出防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の内燃機関は、そこから発生する
排ガス中に、しばしば、火の粉や、黒煙を伴う。特に火
の粉は、各種給油所、充填所、揮発性燃料を取扱うコン
ビナート等火気厳禁施設においては火災、爆発等の大事
故につながる危険性がある。この対策として、従来、自
動車等の内燃機関の排ガス管に取付ける種々の型式の火
の粉排出防止装置が開発、改良されてきた。例えば、実
開昭57−137716のように、前後両端を封鎖した
外筒内を小孔を有する仕切板で仕切って、外筒前部を旋
回室とし、外筒後部を集塵室とし、外筒の前端に旋回室
へ排気ガスを導入する入口管を設け、外筒の前端内側に
旋回付与部材を設け、外筒の後端に排気ガスを旋回室か
ら外筒外へ導出する出口管を設け、集塵室を更に小孔を
有する仕切板で縦方向に仕切って前後2つの集塵室を設
け、後部集塵室に耐熱性吸収材を充填したもの、あるい
は、特開平2−221622のように、マフラ筒の後部
に未広がりのラッパ部を設け、該ラッパ部内に円錐面の
外周に複数の捩り羽根を設けたスパークアレスターを挿
入し、該スパークアレスターの後側に中央に排気筒を設
けた沈殿室を連結するようにしたもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の火の粉排出防止装置は、構造が複雑で製作費が高くつ
くものが多い。
【0004】そこで本発明の目的は、メタルハニカム体
にガイドフィンを取付けた旋回流発生筒部は、メタルハ
ニカム体の波板、平板間をろう付けしないので熱応力に
よる亀裂のおそれがなく、メタルハニカム体が複数のガ
イドフィンの先端部分により軸方向に支持されるという
構造を有し、これにより、構造が簡単で製作費も安く、
操作も容易な火の粉排出防止装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のメタルハニカム
体を用いた火の粉排出防止装置は、ほぼ円筒形状を有
し、流入した排ガス中に含有されている火の粉を消滅さ
せた上で前記排ガスを排出するものであって、流入した
排ガスに層流を生じさせるメタルハニカム体と、それに
連なり、排ガスに旋回流を生じさせる所定の角度をもっ
た複数のガイドフィンを内蔵するガイド筒と、からなる
旋回流発生筒部と、旋回流発生筒部に連なり、テーパ部
分を経て径が旋回発生筒部の径よりも大きい緩流旋回室
をなす円筒状本体と、円筒状本体の後端壁に取付けられ
た排出筒と、を有し、メタルハニカム体は、波板部と平
板部間がろう付けされず、かつ後端部が複数のガイドフ
ィンの部分により軸方向に支持されている、ことを特徴
としている。
【0006】
【作用】メタルハニカム体に流入した排ガスは、ハニカ
ムコアの内壁面で熱を奪い、火の粉が燃焼するとともに
排ガスの流れは整えられる。次に、軸方向に対し所定の
角度だけ傾斜して取付けられた複数の薄いガイドフィン
により旋回流を伴って緩流旋回室を旋回する。そして燃
焼は完結し清浄になった排ガスは排出筒から排出され
る。
【0007】なお、メタルハニカム体は波板部と平板部
間がろう付けされていないので熱応力による亀裂のおそ
れがなく、かつ、軸方向にガイドフィンにより直接支持
されている構造であるので、掃除の際に取外しが便利で
ある。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1の(a)は、本発明のメタルハニカム
体を用いた火の粉排出防止装置の一実施例の模式縦断面
図、(b)は、(a)の線B−B拡大断面図である。
【0010】本実施例は、ほぼ円筒形状をなし、旋回流
発生筒部1と、円筒状本体4と、排出筒6とからなる。
旋回流発生筒部1は、流入した排ガス7に層流を生じさ
せるメタルハニカム体2と、それに連なり排ガスに旋回
流8を生じさせる円周面に沿い軸方向に対し約20°傾
斜して取付けられたおよそ12枚の薄いガイドフィン3
aを内蔵するガイド筒3とからなる。円筒状本体4は、
旋回流発生筒部1に連なり、テーパ部分を経て径が旋回
発生筒部1の径よりも大きい緩流旋回室5をなす。排ガ
スの排出筒6は、円筒状本体4の後端壁4aに取付けら
れている。
【0011】そして、メタルハニカム体2は波板部2a
と平板部2bがろう付けされておらず、かつメタルハニ
カム体の後端部2cがおよそ8枚の傾斜させた薄いガイ
ドフィン3aの先端部により軸方向に支持されている点
に特徴がある。
【0012】次に、本実施例の動作について説明する。
【0013】メタルハニカム体2へ流入した排ガス7
は、ハニカムコアの内壁面で熱を奪い、火の粉が燃焼す
るとともに排ガスの流れは整えられ層流をなす。
【0014】次に、メタルハニカム体2の後端に連な
る、軸方向に対し約20°傾斜して取付けられた12枚
の薄いガイドフィン3aにより排ガスは軸に対し約20
°の方向に旋回流8をもって断面積の大きい、緩流旋回
室5を旋回する。その間に燃焼は完結し煤10は緩流旋
回室の後部に溜まるので適時コック(不図示)を開いて
取り出される。こうして、清浄になった排ガス9は排出
筒部から排出される。
【0015】なお、メタルハニカム体2は、ろう付けさ
れていないので熱応力による亀裂の発生のおそれなく、
かつ軸方向にガイドフィン3aに直接支持されているの
みで固着されていないので掃除等の際に取外しも容易で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、旋回流発
生筒部において、メタルハニカム体が、ろう付けされ
ず、かつ薄いガイドフィンに軸方向に支持される構造と
すること等により、構造、動作が簡単であり、したがっ
て安価で能率的な、メタルハニカム体を用いた火の粉発
生防止装置を提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のメタルハニカム体を用いた
火の粉排出防止装置の一実施例の模式縦断面図、(b)
は(a)の線B−B拡大断面図である。
【符号の説明】
1 旋回流発生筒部 1a 外筒 2 メタルハニカム体 2a 波板部 2b 平板部 2c 後端部 3 ガイド軸 3a ガイドフィン 4 円筒状本体 4a 後端壁 5 緩流旋回室 6 排出筒 7,9 排ガス 8 旋回流 10 媒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円筒形状を有し、流入した排ガス中
    に含有されている火の粉を消滅させた上で前記排ガスを
    排出する、火の粉防止装置において、 流入した排ガスに層流を生じさせるメタルハニカム体
    と、それに連なり、排ガスに旋回流を生じさせる所定の
    角度をもった複数のガイドフィンを内蔵するガイド筒
    と、からなる旋回流発生筒部と、 前記旋回流発生筒部に連なり、テーパ部分を経て径が前
    記旋回発生筒部の径よりも大きい緩流旋回室をなす円筒
    状本体と、 前記円筒状本体の後端壁に取付けられた排出筒と、を有
    し、 前記メタルハニカム体は、波板部と平板部間がろう付け
    されず、かつ後端部が前記複数のガイドフィンの部分に
    より軸方向に支持されている、 ことを特徴とするメタルハニカム体を用いた火の粉排出
    防止装置。
JP28934294A 1994-11-24 1994-11-24 メタルハニカム体を用いた火の粉排出防止装置 Pending JPH08144742A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28934294A JPH08144742A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 メタルハニカム体を用いた火の粉排出防止装置

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JP28934294A JPH08144742A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 メタルハニカム体を用いた火の粉排出防止装置

Publications (1)

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ID=17741967

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JP28934294A Pending JPH08144742A (ja) 1994-11-24 1994-11-24 メタルハニカム体を用いた火の粉排出防止装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109505682A (zh) * 2018-12-28 2019-03-22 潍柴动力股份有限公司 一种火星熄灭消声器以及发动机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109505682A (zh) * 2018-12-28 2019-03-22 潍柴动力股份有限公司 一种火星熄灭消声器以及发动机
CN109505682B (zh) * 2018-12-28 2024-02-20 潍柴动力股份有限公司 一种火星熄灭消声器以及发动机

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