JPH08144301A - コンクリート壁構築用の型枠連結具 - Google Patents
コンクリート壁構築用の型枠連結具Info
- Publication number
- JPH08144301A JPH08144301A JP30571694A JP30571694A JPH08144301A JP H08144301 A JPH08144301 A JP H08144301A JP 30571694 A JP30571694 A JP 30571694A JP 30571694 A JP30571694 A JP 30571694A JP H08144301 A JPH08144301 A JP H08144301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- plates
- sides
- formwork
- concrete
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Retaining Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 所定の大きさで、裏面の所定位置の上下から
フックが突出する成形板を上下方向に多段に立て並べて
コンクリートを間に流し込む両側の型枠を構成するため
に、セパレータの両端に設けた結合片を両側の型枠の上
下の成形板のフックに連結し、上段と下段の成形板を揃
えて立たせたとき、成形板が傾いて立っても、垂直に修
正できるようにする。 【構成】 セパレータ11の両端に設ける二つの結合片
12,12のうち少なくとも一方をセパレータの端部に
ボルト13、ナット14で枢着し、固定できるようにす
る。
フックが突出する成形板を上下方向に多段に立て並べて
コンクリートを間に流し込む両側の型枠を構成するため
に、セパレータの両端に設けた結合片を両側の型枠の上
下の成形板のフックに連結し、上段と下段の成形板を揃
えて立たせたとき、成形板が傾いて立っても、垂直に修
正できるようにする。 【構成】 セパレータ11の両端に設ける二つの結合片
12,12のうち少なくとも一方をセパレータの端部に
ボルト13、ナット14で枢着し、固定できるようにす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定の横幅、高さ、
厚さを有し、裏面の所定位置の上下からフックが突出す
る成形板を上下方向に多段に立て並べてコンクリートを
間に流し込む両側の型枠を構成する際に、セパレータの
両端に設けた結合片を両側の型枠の上下の成形板のフッ
クに連結し、上段と下段の成形板を揃えて立たせるコン
クリート壁構築用の型枠連結具に関する。
厚さを有し、裏面の所定位置の上下からフックが突出す
る成形板を上下方向に多段に立て並べてコンクリートを
間に流し込む両側の型枠を構成する際に、セパレータの
両端に設けた結合片を両側の型枠の上下の成形板のフッ
クに連結し、上段と下段の成形板を揃えて立たせるコン
クリート壁構築用の型枠連結具に関する。
【0002】
【従来の技術】このような型枠連結具を多数してコンク
リートを間に流し込む型枠の両側を上下方向に多段に立
て並べたコンクリート製の同形、同大の成形板で構成
し、その間にコンクリートを流し込んでコンクリート壁
を構築し、構築したコンクリート壁の両側を成形板で外
装することは本出願人が提案した特公昭62−4496
号公報により公知である。
リートを間に流し込む型枠の両側を上下方向に多段に立
て並べたコンクリート製の同形、同大の成形板で構成
し、その間にコンクリートを流し込んでコンクリート壁
を構築し、構築したコンクリート壁の両側を成形板で外
装することは本出願人が提案した特公昭62−4496
号公報により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で使用する
型枠連結具は、一本の鋼棒の両端部を上向きと、下向き
のV形に折曲して結合部を設けてあり、セパレータとな
る鋼棒の中間部分に対し両端の結合部の角度を変化させ
ることは不可能である。従って、両側の型枠になる各側
の上下の成形板のフックに両端の結合部を連結してセパ
レータで連結することにより両側の成形板を立て並べる
際に、セパレータの両端の結合具が製造誤差でセパレー
タに対し直角になっていない等の理由で立て並べた両側
の成形板が垂直に対して僅かに傾くことがあるが、傾い
ても垂直に修正することができない。修正しないまゝ、
その上に両側の成形板を次々に立て並べて行くと、傾き
は益々増幅し、構築されたコンクリート壁は両側の壁面
が垂直に対し同方向に傾いたピサの斜塔形になり、非常
に不体裁である。
型枠連結具は、一本の鋼棒の両端部を上向きと、下向き
のV形に折曲して結合部を設けてあり、セパレータとな
る鋼棒の中間部分に対し両端の結合部の角度を変化させ
ることは不可能である。従って、両側の型枠になる各側
の上下の成形板のフックに両端の結合部を連結してセパ
レータで連結することにより両側の成形板を立て並べる
際に、セパレータの両端の結合具が製造誤差でセパレー
タに対し直角になっていない等の理由で立て並べた両側
の成形板が垂直に対して僅かに傾くことがあるが、傾い
ても垂直に修正することができない。修正しないまゝ、
その上に両側の成形板を次々に立て並べて行くと、傾き
は益々増幅し、構築されたコンクリート壁は両側の壁面
が垂直に対し同方向に傾いたピサの斜塔形になり、非常
に不体裁である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、両側の
型枠を構成する成形板を立て並べる際に、成形板が傾く
と、セパレータに対する結合片の角度を調整し、成形板
を垂直に修正できるようにしたのであって、所定の横
幅、高さ、厚さを有し、裏面の所定位置の上下からフッ
クが突出する成形板を上下方向に多段に立て並べてコン
クリートを間に流し込む両側の型枠を構成する際に、セ
パレータの両端に設けた結合片を両側の型枠の上下の成
形板のフックに連結し、上段と下段の成形板を揃えて立
たせるコンクリート壁構築用の型枠連結具において、セ
パレータの両端に設ける二つの結合片のうち少なくとも
一方をセパレータの端部にボルト、ナットで枢着し、固
定できるようにしたことを特徴とする。そして、セパレ
ータの端部に結合片を枢着するボルトにはセパレータと
結合片の間に位置する歯付き座金を嵌め、ナットを締付
けると上記座金の歯は結合片とセパレータとに喰込むよ
うにすることが好ましい。
型枠を構成する成形板を立て並べる際に、成形板が傾く
と、セパレータに対する結合片の角度を調整し、成形板
を垂直に修正できるようにしたのであって、所定の横
幅、高さ、厚さを有し、裏面の所定位置の上下からフッ
クが突出する成形板を上下方向に多段に立て並べてコン
クリートを間に流し込む両側の型枠を構成する際に、セ
パレータの両端に設けた結合片を両側の型枠の上下の成
形板のフックに連結し、上段と下段の成形板を揃えて立
たせるコンクリート壁構築用の型枠連結具において、セ
パレータの両端に設ける二つの結合片のうち少なくとも
一方をセパレータの端部にボルト、ナットで枢着し、固
定できるようにしたことを特徴とする。そして、セパレ
ータの端部に結合片を枢着するボルトにはセパレータと
結合片の間に位置する歯付き座金を嵌め、ナットを締付
けると上記座金の歯は結合片とセパレータとに喰込むよ
うにすることが好ましい。
【0005】
【実施例】図示の実施例において、1は型枠の両側を構
成するために相対向して上下方向に多段に立て並べるコ
ンクリート製の例えば横幅90cm、高さ30cm、厚
さ3cm程度の成形板で、裏面(コンクリートが流し込
まれる面)の、横幅の各端から横幅の長さの1/4だけ
内方に寄った上下の位置にV形、U形等の折返し部を備
え、且つ上下方向に開放した一定長さのフック2…が突
出する。
成するために相対向して上下方向に多段に立て並べるコ
ンクリート製の例えば横幅90cm、高さ30cm、厚
さ3cm程度の成形板で、裏面(コンクリートが流し込
まれる面)の、横幅の各端から横幅の長さの1/4だけ
内方に寄った上下の位置にV形、U形等の折返し部を備
え、且つ上下方向に開放した一定長さのフック2…が突
出する。
【0006】コンクリート壁を構築するにはコンクリー
トを打って作った基礎B上に前記成形板1を壁厚間隔を
保ち、相対向して立て並べ、その間にコンクリートCを
流し込む。尚、コンクリートCの流し込みは成形板1を
1段、或いは数段立て並べるごとに、前に流し込んだコ
ンクリートが硬まらないうちに行って打ち継いでもよい
し、構築するコンクリート壁の高さまで必要段数成形板
を立て並べ、一度にコンクリートを流し込んでもよい。
尚、成形板の上段と下段は、下段の上に上段をそっくり
立てた芋目地式にも、横幅の1/2宛をずらせた破れ目
地式に積み立てゝもよく、そのどちらの場合でも下段の
成形板のフックと、上段の成形板のフックは多少の誤差
はあっても上下方向にほゞ揃う。
トを打って作った基礎B上に前記成形板1を壁厚間隔を
保ち、相対向して立て並べ、その間にコンクリートCを
流し込む。尚、コンクリートCの流し込みは成形板1を
1段、或いは数段立て並べるごとに、前に流し込んだコ
ンクリートが硬まらないうちに行って打ち継いでもよい
し、構築するコンクリート壁の高さまで必要段数成形板
を立て並べ、一度にコンクリートを流し込んでもよい。
尚、成形板の上段と下段は、下段の上に上段をそっくり
立てた芋目地式にも、横幅の1/2宛をずらせた破れ目
地式に積み立てゝもよく、そのどちらの場合でも下段の
成形板のフックと、上段の成形板のフックは多少の誤差
はあっても上下方向にほゞ揃う。
【0007】10,10Aはセパレータ11の両端部に
結合片12を枢着した本発明による連結具の第1実施例
で、セパレータと結合片12はともに厚さ3mm程度の
鉄のフラットバーからなる。連結具10Aは最下段の両
側の成形板の下のフック同志と、最上段の両側の成形板
の上のフック同志を連結するものであるため結合片はセ
パレータの両端部から下向きに短く突出する。これに対
し、連結具10はそれ以外の両側の成形板の上段のもの
ゝ下のフックと、下段のものゝ上のフック同志を連結す
るため、結合片はセパレータの両端部から上下に長く突
出する。いずれにしても、結合片12は、成形板1の裏
面と、フック2の折返し部に摺接してフック内に差し込
むことができる。
結合片12を枢着した本発明による連結具の第1実施例
で、セパレータと結合片12はともに厚さ3mm程度の
鉄のフラットバーからなる。連結具10Aは最下段の両
側の成形板の下のフック同志と、最上段の両側の成形板
の上のフック同志を連結するものであるため結合片はセ
パレータの両端部から下向きに短く突出する。これに対
し、連結具10はそれ以外の両側の成形板の上段のもの
ゝ下のフックと、下段のものゝ上のフック同志を連結す
るため、結合片はセパレータの両端部から上下に長く突
出する。いずれにしても、結合片12は、成形板1の裏
面と、フック2の折返し部に摺接してフック内に差し込
むことができる。
【0008】セパレータ11の両端部と、連結具10の
結合片では高さの中間部、連結具10Aの結合片では上
端部にボルト13の軸部が通る孔を開設し、その孔にボ
ルトの軸部を通し、ナット14で締付けてセパレータの
両端部に結合片を枢着する。その際、セパレータと結合
片の間に位置するようボルトの軸部に外歯形歯付き座金
15を嵌めてナットで締付け、座金15の歯をセパレー
タと結合片に喰込ませ、セパレータに対して結合片が回
動することを完全に防止できるようにすることが好まし
い。この外歯形歯付き座金は、歯車形の鋼板からなり、
その歯の一枚宛にひねりを与えた周知のものである(J
IS B 1255参照)。
結合片では高さの中間部、連結具10Aの結合片では上
端部にボルト13の軸部が通る孔を開設し、その孔にボ
ルトの軸部を通し、ナット14で締付けてセパレータの
両端部に結合片を枢着する。その際、セパレータと結合
片の間に位置するようボルトの軸部に外歯形歯付き座金
15を嵌めてナットで締付け、座金15の歯をセパレー
タと結合片に喰込ませ、セパレータに対して結合片が回
動することを完全に防止できるようにすることが好まし
い。この外歯形歯付き座金は、歯車形の鋼板からなり、
その歯の一枚宛にひねりを与えた周知のものである(J
IS B 1255参照)。
【0009】図1は基礎B上に両側の型枠の最下段の成
形板1,1を連結具10と10Aによって立て並べた状
態であるが、図1(イ)に示すように、連結具10のセ
パレータ11の両端部の結合片12,12が同方向に傾
き、セパレータに対して直角になっていないため、両側
の成形板は垂直にではなく、同方向に角度αだけ傾いて
立っている。この場合、ナット14を弛め、両側の成形
板1,1を基礎Bの上面に対し垂直にすると、図1
(ロ)に示すように結合片12,12は回動すると共
に、セパレータ11は平行移動し、各結合片12はセパ
レータに対し直角になる。従って、この状態でナット1
4を再び締付けることにより両側の成形板1,1は垂直
に安定して立つ。連結具10の各結合片の上半部には破
線で示したように両側の2段目の成形板の下のフックを
上から嵌め、最下段の成形板の上に立て並べ、2段目の
成形板の上のフックに3段目の成形板を立て並べるため
の連結具10の結合片の下半部を上から差し込み、以後
これを繰返して両側の型枠を所要の高さにする。その間
にも両側の成形板が垂直に対して傾いたらナット14を
弛め、成形板を垂直に修正してナットを締付ける。両側
の型枠の間へのコンクリートの流し込みは、前述したよ
うに両側の成形板を1段、或いは数段立て並べる都度、
行ってもよいし、両側の成形板を必要段数、立て並べた
あと一度に行ってもよい。こうして、図4に示すように
垂直な両側の壁面が成形板で外装された所要の高さのコ
ンクリート壁を構築することができる。
形板1,1を連結具10と10Aによって立て並べた状
態であるが、図1(イ)に示すように、連結具10のセ
パレータ11の両端部の結合片12,12が同方向に傾
き、セパレータに対して直角になっていないため、両側
の成形板は垂直にではなく、同方向に角度αだけ傾いて
立っている。この場合、ナット14を弛め、両側の成形
板1,1を基礎Bの上面に対し垂直にすると、図1
(ロ)に示すように結合片12,12は回動すると共
に、セパレータ11は平行移動し、各結合片12はセパ
レータに対し直角になる。従って、この状態でナット1
4を再び締付けることにより両側の成形板1,1は垂直
に安定して立つ。連結具10の各結合片の上半部には破
線で示したように両側の2段目の成形板の下のフックを
上から嵌め、最下段の成形板の上に立て並べ、2段目の
成形板の上のフックに3段目の成形板を立て並べるため
の連結具10の結合片の下半部を上から差し込み、以後
これを繰返して両側の型枠を所要の高さにする。その間
にも両側の成形板が垂直に対して傾いたらナット14を
弛め、成形板を垂直に修正してナットを締付ける。両側
の型枠の間へのコンクリートの流し込みは、前述したよ
うに両側の成形板を1段、或いは数段立て並べる都度、
行ってもよいし、両側の成形板を必要段数、立て並べた
あと一度に行ってもよい。こうして、図4に示すように
垂直な両側の壁面が成形板で外装された所要の高さのコ
ンクリート壁を構築することができる。
【0010】図5は本発明の型枠連結具の第2実施例
で、セパレータ11の一端部には結合片12をボルト、
ナットで同様に枢着してあるが、他端の結合片12´は
セパレータ11と一体に形成してある。この結合片12
´と一体のセパレータ11は厚さ3mm程度の鉄板から
プレスで打抜いて成形してある。そして、連結具10A
は最下段の両側の成形板の下のフック同志と、最上段の
両側の成形板の上のフック同志の連結用であり、10は
それ以外の両側の成形板の上段のものゝ下のフックと、
下段のものゝ上のフック同志の連結用である。この第2
実施例の連結具は、第1実施例に較べて成形板を垂直に
する修正範囲は限定されるが、それでも垂直に対し傾斜
した両側の成形板を垂直に修正することができる。
で、セパレータ11の一端部には結合片12をボルト、
ナットで同様に枢着してあるが、他端の結合片12´は
セパレータ11と一体に形成してある。この結合片12
´と一体のセパレータ11は厚さ3mm程度の鉄板から
プレスで打抜いて成形してある。そして、連結具10A
は最下段の両側の成形板の下のフック同志と、最上段の
両側の成形板の上のフック同志の連結用であり、10は
それ以外の両側の成形板の上段のものゝ下のフックと、
下段のものゝ上のフック同志の連結用である。この第2
実施例の連結具は、第1実施例に較べて成形板を垂直に
する修正範囲は限定されるが、それでも垂直に対し傾斜
した両側の成形板を垂直に修正することができる。
【0011】そのほか、この第2実施例の型枠連結具
は、壁面の片側が垂直で、他の片側が傾斜し、壁厚が下
に向かって厚くなる図6の重力式擁壁を構築する両側の
型枠を、成形板1で構成するのに向く。つまり、セパレ
ータと一体の結合片12´で成形板を垂直に上下方向に
多段に立て並べ、セパレータの一端に枢着した結合片1
2の角度を壁面の傾斜に合わせ、これによって成形板を
傾斜して上下方向に多段に立て並べることができるから
である。そして、結合片12はセパレータに対して任意
の角度の斜めに固定できるので、種々な傾斜角度の壁面
に対応できる。図6では傾斜して立て並べる成形板の高
さは、傾斜分だけ垂直に立て並べる成形板よりも高くし
てあり、これにより各段のセパレータはほゞ水平に配列
されているが、成形板の高さは両側とも同じであっても
よい。
は、壁面の片側が垂直で、他の片側が傾斜し、壁厚が下
に向かって厚くなる図6の重力式擁壁を構築する両側の
型枠を、成形板1で構成するのに向く。つまり、セパレ
ータと一体の結合片12´で成形板を垂直に上下方向に
多段に立て並べ、セパレータの一端に枢着した結合片1
2の角度を壁面の傾斜に合わせ、これによって成形板を
傾斜して上下方向に多段に立て並べることができるから
である。そして、結合片12はセパレータに対して任意
の角度の斜めに固定できるので、種々な傾斜角度の壁面
に対応できる。図6では傾斜して立て並べる成形板の高
さは、傾斜分だけ垂直に立て並べる成形板よりも高くし
てあり、これにより各段のセパレータはほゞ水平に配列
されているが、成形板の高さは両側とも同じであっても
よい。
【0012】成形板の裏面の所定位置の上下から突出す
るフック2は、上述した実施例ではV形、U形等の折返
し部を備え、且つ上下方向に開放したものを示したが、
これに限定されず、例えば図7,8に示すようにボルト
形で、成形板中に埋設された軸16の一部と、頭17が
成形板の裏面から突出するT形断面のものであってもよ
い。この場合は、セパレータの両端部に枢着する結合片
12は図7,8に示すように直角な二片からなるアング
ル材とし、その一片18には軸16を通すスリット19
を上下から設け、セパレータ11の各端部にアングル材
の結合片の他の一片20をボルト13、ナット14で枢
着する。勿論、セパレータと結合片の片20の間に外歯
形歯付き座金15を介在させてもよい。尚、成形板の裏
面から突出するフックの軸16の長さ、ないし成形板の
裏面と頭17の下面の間隔はアングル材の一片18の厚
さに等しいか、それより僅かに大である。
るフック2は、上述した実施例ではV形、U形等の折返
し部を備え、且つ上下方向に開放したものを示したが、
これに限定されず、例えば図7,8に示すようにボルト
形で、成形板中に埋設された軸16の一部と、頭17が
成形板の裏面から突出するT形断面のものであってもよ
い。この場合は、セパレータの両端部に枢着する結合片
12は図7,8に示すように直角な二片からなるアング
ル材とし、その一片18には軸16を通すスリット19
を上下から設け、セパレータ11の各端部にアングル材
の結合片の他の一片20をボルト13、ナット14で枢
着する。勿論、セパレータと結合片の片20の間に外歯
形歯付き座金15を介在させてもよい。尚、成形板の裏
面から突出するフックの軸16の長さ、ないし成形板の
裏面と頭17の下面の間隔はアングル材の一片18の厚
さに等しいか、それより僅かに大である。
【0013】
【発明の効果】この発明による型枠連結具は、コンクリ
ートを間に流し込む両側の型枠を基礎上に上下方向に多
段に立て並べた成形板で構成する際、成形板が垂直では
なく少しでも傾いて立つ場合、その傾きを無くして容易
に垂直に修正できる。これにより上下方向に多段に立て
並べたどの成形板も垂直な両側の型枠が構成でき、両側
の壁面が成形板で外装された垂直なコンクリート壁を構
築することができる。
ートを間に流し込む両側の型枠を基礎上に上下方向に多
段に立て並べた成形板で構成する際、成形板が垂直では
なく少しでも傾いて立つ場合、その傾きを無くして容易
に垂直に修正できる。これにより上下方向に多段に立て
並べたどの成形板も垂直な両側の型枠が構成でき、両側
の壁面が成形板で外装された垂直なコンクリート壁を構
築することができる。
【図1】(イ)は基礎上に型枠連結具で立て並べた両側
の成形板が斜めに立っている状態の説明図である。
(ロ)は図1の斜めに立っていた両側の成形板を垂直に
修正した状態の説明図である。
の成形板が斜めに立っている状態の説明図である。
(ロ)は図1の斜めに立っていた両側の成形板を垂直に
修正した状態の説明図である。
【図2】本発明の型枠連結具の第1実施例の一部を分解
した斜視図である。
した斜視図である。
【図3】成形板の斜視図である。
【図4】構築した垂直なコンクリート壁の断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の型枠連結具の第2実施例の斜視図であ
る。
る。
【図6】第2実施例の型枠連結具を使用して両側の成形
板を立て並べ、構築した重力式コンクリート壁の断面図
である。
板を立て並べ、構築した重力式コンクリート壁の断面図
である。
【図7】成形板の他の一例と、型枠連結具の第3実施例
の分解状態の斜視図である。
の分解状態の斜視図である。
【図8】図7の成形板に型枠連結具を連結した状態の平
面図である。
面図である。
1 成形板 2 フック 10 型枠連結具 10A 型枠連結具 11 セパレータ 12 結合片 13 ボルト 14 ナット 15 外歯形歯付き座金 16 フックの軸 17 フックの頭 18 アングル材の結合片の一片 19 スリット 20 アングル材の結合片の他の一片 B 基礎 C コンクリート
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の大きさで、裏面の所定位置の上下
からフックが突出する成形板を上下方向に多段に立て並
べてコンクリートを間に流し込む両側の型枠を構成する
ために、セパレータの両端に設けた結合片を両側の型枠
の上下の成形板のフックに連結し、上段と下段の成形板
を揃えて立たせるコンクリート壁構築用の型枠連結具に
おいて、セパレータの両端に設ける二つの結合片のうち
少なくとも一方をセパレータの端部にボルト、ナットで
枢着し、固定できるようにしたことを特徴とするコンク
リート壁構築用の型枠連結具。 - 【請求項2】 請求項1に記載の型枠連結具において、
セパレータの端部に結合片を枢着するボルトにはセパレ
ータと結合片の間に位置する歯付き座金を嵌め、ナット
を締付けると上記座金の歯は結合片とセパレータとに喰
込むようにしたことを特徴とするコンクリート壁構築用
の型枠連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30571694A JPH08144301A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | コンクリート壁構築用の型枠連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30571694A JPH08144301A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | コンクリート壁構築用の型枠連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144301A true JPH08144301A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17948494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30571694A Pending JPH08144301A (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | コンクリート壁構築用の型枠連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08144301A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009138424A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | 擁壁 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP30571694A patent/JPH08144301A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009138424A (ja) * | 2007-12-06 | 2009-06-25 | Kyowa Concrete Industry Co Ltd | 擁壁 |
JP4484230B2 (ja) * | 2007-12-06 | 2010-06-16 | 共和コンクリート工業株式会社 | 擁壁及び擁壁用の型枠継ぎ足し具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3407108B2 (ja) | 建築物の構造の形成方法 | |
US6865859B2 (en) | Conversion corner chamfer for form work | |
US6668502B2 (en) | Ledger mould for building a ledger | |
US8458973B1 (en) | Tie beam formation apparatus and method | |
JPH08144301A (ja) | コンクリート壁構築用の型枠連結具 | |
US5970668A (en) | Chimney reinforcement device | |
KR200184987Y1 (ko) | 콘크리트 형틀 조립장치 | |
KR200298117Y1 (ko) | 건축용 조립식 거푸집 | |
JPS6215404Y2 (ja) | ||
JPS581558Y2 (ja) | スラブ型枠板支持装置 | |
JP2884252B2 (ja) | 成形板による壁体のかどの構築方法 | |
JPH0618982Y2 (ja) | コンクリート型枠組立金具 | |
JPH0684684B2 (ja) | コンクリ−ト壁構築用の型枠連結具 | |
JP3000796U (ja) | 仮設フェンス | |
JPH0119718Y2 (ja) | ||
JPS5851242Y2 (ja) | アンカ−ボルトユニツト | |
JPH076347Y2 (ja) | 型枠の枠締装置 | |
JPH0738389Y2 (ja) | コンクリート埋込型枠 | |
JPS6233867Y2 (ja) | ||
JPH0647081Y2 (ja) | 型枠用パネルの連結構造およびこれに使用する型枠用パネル | |
JPH1054121A (ja) | 手摺支柱角度自在ブラケット | |
JPS609333Y2 (ja) | バタ材支え止め金具 | |
JP4175758B2 (ja) | 梁型枠開き止め傾倒防止金具及び構造物の施工方法 | |
JPS6140842Y2 (ja) | ||
JPH09296462A (ja) | L形擁壁の構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040525 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050405 |