JPH08143946A - 回転型熱処理炉 - Google Patents

回転型熱処理炉

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Publication number
JPH08143946A
JPH08143946A JP29248694A JP29248694A JPH08143946A JP H08143946 A JPH08143946 A JP H08143946A JP 29248694 A JP29248694 A JP 29248694A JP 29248694 A JP29248694 A JP 29248694A JP H08143946 A JPH08143946 A JP H08143946A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
furnace shell
heat treatment
metallic
heated
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29248694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Naoi
政明 直井
Yoshio Kuwabara
嘉男 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP29248694A priority Critical patent/JPH08143946A/ja
Publication of JPH08143946A publication Critical patent/JPH08143946A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業を1名で行うことができて作業性がよい
とともに、熱効率も高い回転型熱処理炉を提供するこ
と。 【構成】 炉内に被熱物6を載せて搬送移動する回転テ
ーブル7を有する円筒状の炉殻1を炉殻架台2上に回転
自在に設け、この炉殻の側壁にテーブルに被熱物を投入
する投入口20及び排出する排出口21を近接して設け、さ
らに炉殻1の外周に沿って排出口から排出される被熱物
を冷却するプレスクェンチ23とオイルディピング24を、
間隔をおいて設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気抵抗式加熱炉な
ど回転型熱処理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボルト、ワッシャ、ビス、各種のばね、
平板加工品、建築金物、機械部品など中小型金属製品で
ある被熱物を熱処理(焼入・焼戻し・焼鈍し、他)する
熱処理炉としては一般にメッシュベルト搬送式やローラ
ハース式が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらメッシ
ュベルト搬送式熱処理炉やローラハース式熱処理炉は長
手方向の連続炉であるため、被熱物の投入と排出作業を
行う場所が例えばメッシュベルトの一端部側と他端部側
のように相対し、熱処理作業の内容によっては常時、作
業者を各場所毎に1名ずつ計2名を配置しなければなら
なかった。また、メッシュベルトなどの炉内金物の加熱
・冷却を連続的に行う必要があり、熱効率も低く、省エ
ネルギー的見地からも改善の要求があった。
【0004】そこでこの発明は、前記のような従来の問
題点を解決し、作業を1名で行うことができて作業性が
よいとともに、熱効率も高い回転型熱処理炉を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、炉内に被熱物を載せて搬送移動
する回転テーブルを有する円筒状の炉殻を炉殻架台上に
回転自在に設け、この炉殻の側壁に回転テーブルに被熱
物を投入する投入口及び排出する排出口を近接して設
け、さらに炉殻の外周に沿って排出口から排出される被
熱物を冷却する冷却装置を複数個、間隔をおいて設けて
いる。請求項2の発明は、請求項1において、炉殻の中
心部に回転主軸を縦向きに設け、この主軸の炉内部分に
回転テーブルを連結して設けるとともに、該主軸を回転
する駆動部材を炉殻の外側に設けている。
【0006】
【作用】炉殻を回転自在とし、かつ該炉殻の側壁に投入
口と排出口を近接して設けたので、作業を1名でも容易
に行うことが可能となる。また、被熱物を載せて回転す
るテーブルが常時、連続加熱されて冷却されることがな
いので、操炉当初時の昇温電力以外必要とせず、熱効率
も高くなる。
【0007】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の回転型熱処理炉
の左半部破断の正面図、図2は同熱処理炉の左半部破断
の平面図である。1は炉殻架台2上に軸受3を介して回
転自在に設置された円筒状の炉殻で、炉殻本体4と炉蓋
5とからなっている。図1,2で矢印Aは炉殻1の回転
方向を示している。炉殻1内には被熱物6(ワーク)を
その上面に載せて搬送移動する環状の回転テーブル7が
下面を炉殻本体4の内壁に設けたピロー8及び回転ころ
9で支承されて配置されている。図2で矢印Bはテーブ
ル7の回転方向を示している。10は炉殻本体4のテーブ
ル7周りの内壁に設けられたヒータである。テーブル7
はその内周側が環状の炉内耐火物12に連結されて支持さ
れ、また炉内耐火物12は炉殻1の中心部に軸受13で縦向
きに支持された回転主軸15の炉内部分に管状の介物14を
介して結合されている。主軸15の炉殻本体4から突出し
た下端部は伝導機構16を介して駆動部材としての駆動モ
ータ18に連結されており、この駆動モータ18により回転
力を受けて回転され、介物14及び炉内耐火物12を介して
テーブル7を回転できるようになっている。
【0008】炉殻1の側壁にはテーブル7に被熱物6を
投入する投入口20及び排出する排出口21が近接して設け
られている。すなわち、この実施例では投入口20及び排
出口21が炉殻1の側壁の同一箇所に連通して設けられて
いる。しかし、投入口20及び排出口21が連通しているこ
とは必ずしも必要ではなく、これらが近接していればよ
い。また炉殻1の外周に沿って排出口21から排出される
被熱物6を冷却する冷却装置としてのプレスクェンチ23
(加圧冷却)とオイルディピング24(油浸漬冷却)が、
間隔をおいて設けられている。この実施例ではプレスク
ェンチ23とオイルディピング24をほぼ90°位置をずらし
て設けている。尚、この実施例では冷却装置を2つ示し
たが、これは一例であって、3つ以上を設けてもよいこ
とは言うまでもない。
【0009】図1で26は炉殻本体4の側壁に設けられた
覗き窓、26は炉内のガス抜きパイプである。この実施
例においては炉殻1の回転は手動式としても、電動式と
してもよく、いずれの方式の場合も360°回転可能とな
っている。
【0010】次に、作用を説明する。被熱物6を熱処理
するには、例えば炉殻1の投入口20の近くにいる作業者
が投入口20から炉内のテーブル7上へ被熱物6を投入し
て載せる。テーブル7に載せられた被熱物6はテーブル
7がモータ18の駆動により所定の回数回転される間に搬
送移動されて所定温度(例えば700℃)まで加熱され
る。この所定温度は処理される被熱物6の種類に応じて
適宜設定される。加熱処理された被熱物6は投入口20と
同一個所にある排出口21から同じ作業者によりスクレー
パ等で取り出して排出され、プレスクェンチ23とオイル
ディピング24のいずれかに投入されることとなるが、プ
レスクェンチ23に投入する場合は排出された被熱物6を
そのまますぐに投入すればよく、またオイルディピング
24に投入する場合は手動又は電動で炉殻1を回転して排
出口21をオイルディピング24のある位置に近づけたうえ
で投入する。これにより被熱物6はプレスクェンチ23又
はオイルディピング24で所定温度に冷却処理されて焼入
れされることとなる。
【0011】前記において被熱物6を搬送移動するテー
ブル7は常時、炉内のヒータ10から連続加熱されて冷却
されることがない。そのため操炉当初時の昇温電力以外
に余分な電力を必要としない。被熱物6が所定温度まで
昇温すればその後はそれを維持する電力だけでよい。し
たがって、メッシュベルトなどの炉内金物昇温電力を被
熱物昇温電力と等しいか、あるいはこれよりも大きくな
るようにする必要が生じていた従来の炉に比べると、著
しく省電力化されていることがわかる。
【0012】
【発明の効果】請求項1,2の発明は前記のようであっ
て、炉殻を回転自在とし、かつ該炉殻の側壁に投入口と
排出口を近接して設けたので、作業を1名でも容易に行
うことが可能となり、作業性が著しく向上するのに加
え、多目的炉として活用することもできる。また炉内の
被熱物に対する昇温電力だけでよく、従来の炉のように
余分な電力を必要としないため、熱効率も高くなり、省
電力、省エネを実現することができる。さらに回転型で
あり、従来のように長手方向の連続炉でないために、例
えば工場の隅に設置することができ、省スペースも可能
となるという優れた効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回転型熱処理炉の左半部
破断の正面図である。
【図2】同熱処理炉の左半部破断の平面図である。
【符号の説明】
1 炉殻 2 炉殻架台 3 軸受 4 炉殻本体 5 炉蓋 6 被熱物 7 テーブル 15 主軸 16 駆動モータ(駆動部材) 20 投入口 21 排出口 23 プレスクェンチ(冷却装置) 24 オイルディピング(冷却装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に被熱物を載せて搬送移動する回転
    テーブルを有する円筒状の炉殻を炉殻架台上に回転自在
    に設け、この炉殻の側壁に前記回転テーブルに被熱物を
    投入する投入口及び排出する排出口を近接して設け、さ
    らに前記炉殻の外周に沿って前記排出口から排出される
    被熱物を冷却する冷却装置を複数個、間隔をおいて設け
    たことを特徴とする回転型熱処理炉。
  2. 【請求項2】 炉殻の中心部に回転主軸を縦向きに設
    け、この主軸の炉内部分に回転テーブルを連結して設け
    るとともに、該主軸を回転する駆動部材を炉殻の外側に
    設けている請求項1記載の回転型熱処理炉。
JP29248694A 1994-11-28 1994-11-28 回転型熱処理炉 Withdrawn JPH08143946A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29248694A JPH08143946A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 回転型熱処理炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29248694A JPH08143946A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 回転型熱処理炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08143946A true JPH08143946A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17782446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29248694A Withdrawn JPH08143946A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 回転型熱処理炉

Country Status (1)

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JP (1) JPH08143946A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720694B1 (ko) * 2005-11-09 2007-05-21 (주)상아정공 회전식 진공 열처리방법

Cited By (1)

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020205