JPH08143713A - ゴム組成物 - Google Patents
ゴム組成物Info
- Publication number
- JPH08143713A JPH08143713A JP6308196A JP30819694A JPH08143713A JP H08143713 A JPH08143713 A JP H08143713A JP 6308196 A JP6308196 A JP 6308196A JP 30819694 A JP30819694 A JP 30819694A JP H08143713 A JPH08143713 A JP H08143713A
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- JP
- Japan
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- rubber
- sulfur
- pts
- zinc oxide
- vulcanization
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムにハイ
ドロタルサイトを添加したゴム組成物。 【効果】 酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムに受酸
剤としてのハイドロタルサイトを添加することにより、
硫化亜鉛の生成が効果的に抑制され、加硫成形金型の耐
汚染性が向上するので、生産性および金型寿命が高めら
れるばかりではなく、加硫成形品の外観が損なわれる事
態も効果的に防止される。
ドロタルサイトを添加したゴム組成物。 【効果】 酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムに受酸
剤としてのハイドロタルサイトを添加することにより、
硫化亜鉛の生成が効果的に抑制され、加硫成形金型の耐
汚染性が向上するので、生産性および金型寿命が高めら
れるばかりではなく、加硫成形品の外観が損なわれる事
態も効果的に防止される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴム組成物に関する。
更に詳しくは、酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴム組
成物に関する。
更に詳しくは、酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴム組
成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＮＢＲ、ＥＰＤＭ等の加硫性不飽和結合
を有するゴムについては、一般にイオウ加硫が行われて
いる。かかるイオウ加硫系ゴムの加硫系には、通常加硫
促進の際の活性剤としての酸化亜鉛が配合されている
が、この酸化亜鉛がイオウや含イオウ加硫促進剤などと
加硫時に反応して、そこに硫化亜鉛を生成させることが
確認されている。生成した硫化亜鉛は、次第に加硫成形
金型面上に堆積し、加硫成形品の外観を損なわせるよう
な事態となる。
を有するゴムについては、一般にイオウ加硫が行われて
いる。かかるイオウ加硫系ゴムの加硫系には、通常加硫
促進の際の活性剤としての酸化亜鉛が配合されている
が、この酸化亜鉛がイオウや含イオウ加硫促進剤などと
加硫時に反応して、そこに硫化亜鉛を生成させることが
確認されている。生成した硫化亜鉛は、次第に加硫成形
金型面上に堆積し、加硫成形品の外観を損なわせるよう
な事態となる。
【０００３】汚染された成形金型の洗浄には、一般に熱
アルカリ水溶液が用いられているが、硫化亜鉛はアルカ
リ等の薬品には強く除去し難いため、洗浄頻度も高くな
って生産性を低下させ、また金型の寿命も低下させる。
アルカリ水溶液が用いられているが、硫化亜鉛はアルカ
リ等の薬品には強く除去し難いため、洗浄頻度も高くな
って生産性を低下させ、また金型の寿命も低下させる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ＮＢ
Ｒ、ＥＰＤＭ等の加硫性不飽和結合を有するゴムに酸化
亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴム組成物において、加硫
成形金型の耐汚染性を大幅に改善せしめたものを提供す
ることにある。
Ｒ、ＥＰＤＭ等の加硫性不飽和結合を有するゴムに酸化
亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴム組成物において、加硫
成形金型の耐汚染性を大幅に改善せしめたものを提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムにハイドロタルサ
イトを添加したゴム組成物によって達成される。
酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムにハイドロタルサ
イトを添加したゴム組成物によって達成される。
【０００６】ＮＢＲ、部分水添ＮＢＲ、ＥＰＤＭ、ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチ
ルゴム、天然ゴム等の加硫性不飽和結合を有するゴムに
は、一般にゴム100重量部当り約2〜20重量部、好ましく
は約5〜10重量部の酸化亜鉛が加硫促進の際の活性剤と
して添加されており、イオウまたはイオウ供与性化合物
よりなる加硫剤による加硫が行われている。
ジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ブチ
ルゴム、天然ゴム等の加硫性不飽和結合を有するゴムに
は、一般にゴム100重量部当り約2〜20重量部、好ましく
は約5〜10重量部の酸化亜鉛が加硫促進の際の活性剤と
して添加されており、イオウまたはイオウ供与性化合物
よりなる加硫剤による加硫が行われている。
【０００７】このような加硫系を用いての加硫成形に際
して、硫化亜鉛の生成を抑制し、成形金型の耐汚染性を
向上させる受酸剤として、ハイドロタルサイトMg4.5Al2
(OH)13CO3・3.5H2Oが、ゴム100重量部当り約0.5〜10重
量部、好ましくは約1〜5重量部、更に好ましくは約1〜2
重量部の割合で添加される。使用割合がこれ以下では、
本発明の目的とする所期の効果が達成されず、一方これ
より多い割合で用いられると、スコーチ・タイムが短く
なり、圧縮永久歪が悪化するようになる。
して、硫化亜鉛の生成を抑制し、成形金型の耐汚染性を
向上させる受酸剤として、ハイドロタルサイトMg4.5Al2
(OH)13CO3・3.5H2Oが、ゴム100重量部当り約0.5〜10重
量部、好ましくは約1〜5重量部、更に好ましくは約1〜2
重量部の割合で添加される。使用割合がこれ以下では、
本発明の目的とする所期の効果が達成されず、一方これ
より多い割合で用いられると、スコーチ・タイムが短く
なり、圧縮永久歪が悪化するようになる。
【０００８】ゴム組成物中には、以上の各成分以外に、
必要な各種配合剤が適宜配合され、通常用いられる混練
方法により混練された後、加硫成形される。
必要な各種配合剤が適宜配合され、通常用いられる混練
方法により混練された後、加硫成形される。
【０００９】
【発明の効果】酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムに
受酸剤としてのハイドロタルサイトを添加することによ
り、硫化亜鉛の生成が効果的に抑制され、加硫成形金型
の耐汚染性が向上するので、生産性および金型寿命が高
められるばかりではなく、加硫成形品の外観が損なわれ
る事態も効果的に防止される。
受酸剤としてのハイドロタルサイトを添加することによ
り、硫化亜鉛の生成が効果的に抑制され、加硫成形金型
の耐汚染性が向上するので、生産性および金型寿命が高
められるばかりではなく、加硫成形品の外観が損なわれ
る事態も効果的に防止される。
【００１０】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【００１１】 実施例１ ＮＢＲ(日本合成ゴム製品N230S) 100重量部 ＦＥＦカーボンブラック 50 〃 酸化亜鉛 5 〃 ステアリン酸 1 〃 老化防止剤RD 1 〃 ジオクチルフタレート 10 〃 イオウ 1 〃 加硫促進剤TT 2 〃 (テトラメチルチウラムジスルフィド) 〃 CZ 2.5 〃 (N-シクロヘキシル-2-ベンゾチアジルスルフェンアミド) ハイドロタルサイト(協和化学製品DHT-4A) 1 〃 以上の各成分をニーダで混練し、180℃、4分間の条件下
で加硫成形した。
で加硫成形した。
【００１２】比較例１ 実施例１において、ハイドロタルサイトが用いられなか
った。
った。
【００１３】 実施例２〜４ ＥＰＤＭ(日本合成ゴム製品EP33) 100重量部 ＦＥＦカーボンブラック 55 〃 酸化亜鉛 5 〃 ステアリン酸 1 〃 老化防止剤RD 0.5 〃 イオウ 1.5 〃 加硫促進剤TT 2 〃 〃 CZ 0.5 〃 ハイドロタルサイト(DHT-4A) (実施例２) 1 〃 (実施例３) 5 〃 (実施例４) 10 〃 以上の各成分をニーダで混練し、180℃、6分間の条件下
で加硫成形した。
で加硫成形した。
【００１４】比較例２ 実施例２〜４において、ハイドロタルサイトが用いられ
なかった。
なかった。
【００１５】以上の各実施例および比較例で得られた加
硫成形品について、常態物性(JIS K-6301準拠)、圧縮永
久歪(100℃、70時間)、ムーニー・スコーチ性(125℃)お
よび金型汚染性(Oリングを30回、外部離型剤を使用しな
いで加硫成形したときの金型が汚れ始める迄の成形回数
を目視で観察すると共に、30回成形したときの加硫成形
品のくもりの有無を観察した)を測定または評価した。
得られた結果は、次の表に示される。 表 項 目 実-１ 比-１ 実-２ 実-３ 実-４ 比-２ 硬さ (JIS A) 60 61 64 64 64 63 引張強さ(kgf/cm2) 160 162 129 127 125 132 伸び (%) 440 450 400 410 400 410 圧縮永久歪 (%) 18 18 41 48 55 42 ムーニー・スコーチ性 t5 (分) 12.0 12.3 8.2 7.1 6.0 8.5 ML min 29 29 29 29 31 29 金型汚染性 型汚れ始め回数 >30 17 >30 >30 >30 4 加硫成形品くもり なし あり なし なし なし あり
硫成形品について、常態物性(JIS K-6301準拠)、圧縮永
久歪(100℃、70時間)、ムーニー・スコーチ性(125℃)お
よび金型汚染性(Oリングを30回、外部離型剤を使用しな
いで加硫成形したときの金型が汚れ始める迄の成形回数
を目視で観察すると共に、30回成形したときの加硫成形
品のくもりの有無を観察した)を測定または評価した。
得られた結果は、次の表に示される。 表 項 目 実-１ 比-１ 実-２ 実-３ 実-４ 比-２ 硬さ (JIS A) 60 61 64 64 64 63 引張強さ(kgf/cm2) 160 162 129 127 125 132 伸び (%) 440 450 400 410 400 410 圧縮永久歪 (%) 18 18 41 48 55 42 ムーニー・スコーチ性 t5 (分) 12.0 12.3 8.2 7.1 6.0 8.5 ML min 29 29 29 29 31 29 金型汚染性 型汚れ始め回数 >30 17 >30 >30 >30 4 加硫成形品くもり なし あり なし なし なし あり
Claims (1)
- 【請求項１】 酸化亜鉛を配合したイオウ加硫系ゴムに
ハイドロタルサイトを添加してなるゴム組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6308196A JPH08143713A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6308196A JPH08143713A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08143713A true JPH08143713A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17978077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6308196A Pending JPH08143713A (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08143713A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003064517A1 (fr) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Zeon Corporation | Composition de caoutchouc, composition de caoutchouc vulcanisable, et produit vulcanise |
| WO2014007220A1 (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-09 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物それを用いた加硫ゴム製品及びホース |
| CN108026334A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-05-11 | 株式会社普利司通 | 软管用橡胶组合物、软管用层叠体和软管 |
-
1994
- 1994-11-17 JP JP6308196A patent/JPH08143713A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003064517A1 (fr) * | 2002-01-30 | 2003-08-07 | Zeon Corporation | Composition de caoutchouc, composition de caoutchouc vulcanisable, et produit vulcanise |
| WO2014007220A1 (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-09 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物それを用いた加硫ゴム製品及びホース |
| CN108026334A (zh) * | 2015-09-30 | 2018-05-11 | 株式会社普利司通 | 软管用橡胶组合物、软管用层叠体和软管 |
| EP3357962A4 (en) * | 2015-09-30 | 2018-12-05 | Bridgestone Corporation | Rubber composition for hoses, laminated body for hoses and hose |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040716 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040727 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040922 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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