JPH08143247A - 個人住宅用昇降装置 - Google Patents

個人住宅用昇降装置

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JPH08143247A
JPH08143247A JP32919294A JP32919294A JPH08143247A JP H08143247 A JPH08143247 A JP H08143247A JP 32919294 A JP32919294 A JP 32919294A JP 32919294 A JP32919294 A JP 32919294A JP H08143247 A JPH08143247 A JP H08143247A
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car
sprocket
screw shaft
roller
square
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JP32919294A
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Masao Okubo
正雄 大久保
Kazuko Okubo
和子 大久保
Makoto Okubo
信 大久保
Hajime Okubo
元 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かごが落下する恐れの無い安全で安価な一般
住宅用昇降装鐙の提供。 【構成】 かご9を支持する支柱2を4本備え、支柱の
側部に角ねじ軸14と雌ねじスプロケット15と雌ねじ
ハウジング等で構成される角ねじ軸セットを配置し、角
ねじセットの雌ねじハウジング15とかごの床フレーム
16を各部の変形を吸収できる構造(球面軸受け、スラ
イド許容締結等)の4本の連結アーム23で結び、雌ね
じスプロケット15と床フレーム16内のスプロケット
20およびチェーンガイドローラー21と床フレーム1
6に設置された減速機付きブレーキ付きモーター17の
駆動スブロケット18を水平面に配置し、1本のループ
状のローラーチェーン19で結び、このローラーチェー
ンを前記モーターで駆動することによりかご9を昇降さ
せることを特徴とする一般住宅用昇降装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】個人住宅用昇降装置(家庭用エレ
ベーター)の構造に係わる。
【0002】
【従来の技術】個人住宅用昇降装置として提供されてい
る昇降装置はドラム型ワイヤー巻き上げ機でかごを巻き
上げる構造の物が一般的である。
【0003】また個人住宅用昇降装置として提供されて
いる昇降装置には油圧でかごを押し上げる構造の物もあ
る。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】しかし第1の方法のワ
イヤー巻き上げ式の昇降装置は巻き上げ部を支持するた
めに高い鉄塔と釣合重りが必要であり、2階または3階
程度の個人住宅に採用するには構造がおおげさであり、
高価格となる難点があった。また点検修理には専門的技
術技能が必要であり費用もかかった。
【0005】第2の方法では油圧装置を使っているため
装置が高額となること、点検修理に専門的技術技能が必
要であり、費用もかかる難点があった。また油圧なので
高圧ゴム管を鼠がかじることなど予測できぬ落下事故の
心配もあった。個人住宅内に可燃物の油圧作動油を持っ
ているので油洩れが火災につながるおそれがあった。ま
た油の臭いの問題もあった。
【0006】いずれの方法も装置故障、破損発生の場合
にかごが急速に落下することが可能な構造であり万全の
点検整備が必要であった。また故障停止、停電停止時に
搭乗者が自力で室外に脱出できない構造のため他人の援
助が必要であった。このため火災発生や地震発生時など
緊急避難できないおそれがあり安全上の問題点であっ
た。
【0007】現在の個人住宅用昇降装置は設置費用が高
価であること、点検整備費用がかかること、まさかの場
合自力で脱出できないため不安があることなどの理由に
より普及が遅れている。高齢化社会を間近に迎え、低価
格で安全で便利な個人住宅用昇降装置が要望されてい
る。本発明の目的はこのような従来の問題に鑑み、かご
の落下のおそれがなく安全で安価な個人住宅用昇降装置
の構造を提供することにある。
【0008】
【問題を解決するための手段】上記目標を達成するため
に、本発明の個人住宅用昇降装置は2〜4本の支柱をか
ごの周辺部に立て、かごの床フレームに設置したモータ
ーで2〜4本の支柱の側部に配置してある角ねじ軸セッ
トの雌ねじスプロケットをかご床フレームに水平に張ら
れている1本のローラーチェーンで回転させることによ
り、昇降装置を昇降させることを特徴とする。
【0009】昇降装置のかごが途中で停止した時、自力
でかごを1階に下降させてかご外に出られるようにする
ため、かご内部に手動でローラーチェーンを駆動する装
置を備える。また手動駆動が不可能な場合のために緊急
用出口と梯子を備える。
【0010】静かな滑らかな昇降を可能とするため角ね
じ軸と床フレーム連結を球面軸受とスライド許容締結を
織り込んだ連結アームで連結する。また、コスト低減の
ため組立形角ねじ軸を採用する。
【0011】
【作用】本発明による個人住宅用昇降装置は角ねじ軸セ
ットでかごを押し上げる構造なので落下のおそれがなく
極めて安全である。また停電、故障時で緊急脱出しなけ
ればならないときには自力でかごから外に出ることがで
きる。樽造がシンプルなので低コストで製造できる。
【0012】本発明の個人住宅用昇降装置によれば角ね
じジャッキ(だるまジャッキ)と同じ原理の角ねじ軸セ
ットの雌ねじスプロケットを回転してかごを昇降させる
ので回転が止まると昇降が止まり、かごが落下すること
はない。ドラム形ワイヤー巻き上げ式ではワイヤーが切
れるとかごは落下するが、本発明の個人住宅用昇降装置
では複数の角ねじ軸セットの雌ねじスプロケットを1本
のローラーチェーンで駆動するので、ローラーチェーン
が切れると駆動されなくなりかごの昇降は停止する。ブ
レーキ付き減速機付きモーターのブレーキが故障で効か
なくなっても角ねじ軸のねじリード角を摩擦角以内に設
定してあるのでかごは落下しないので安全である。
【0013】本発明の個人住宅用昇降装置によれば停電
時や故障停止時にかごが昇降途中で停止した場合、かご
内に設置してある工具によりかごを1階に下降させて出
ることができる。ローラーチェーン切れなどでかごが人
力で下降できなくなった時には、緊急脱出用出口から梯
子を使って脱出することができる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0015】図1は本発明の個人住宅用昇降装置の構造
を説明する斜視図である。図1において符号1は昇降装
置のかごを支持するフレーム構造体(以下「かご支持フ
レーム」と称す。)であり、支柱2、ベースプレート
3、支柱連結材4、かご倒れ防止ローラーガイド5、ね
じ軸固定天板6等で構成されている。符号7はかご支持
フレームを建屋基礎に固定するアンカーボルトである。
符号8はかごフレームを建屋と締結するための締結具で
ある。符号9はかご、10は塔乗者出入口ドア、11は
出入口ドアの透視窓である。符号12は緊急時または保
全時の出入口であり、符号13は梯子である。符号14
は角ねじ軸、符号15は雌ねじスプロケットで角ねじ軸
14にはまりあっている。符号16はかごの床部構造体
(以下「床フレーム」と称する。)、符号17はブレー
キ付き減速機付きモーター、符号19はローラーチェー
ン、符号20はスプロケット、符号21はチェーンガイ
ドローラー、符号は22ローラーチェーン張り調整ロー
ラー(チェーンイクステンショナー)である。符号23
は連結アームであり、雌ねじスプロケット15の昇降を
床フレーム16に伝えるため雌ねじスプロケット15を
夾んで床フレーム16に連結されている。符号24、2
5は倒れ防止ローラーでありかごの前後左右の倒れを防
止する。次にかご9の昇降について説明する。ローラー
チェーン19は駆動スプロケット18とスプロケット2
0とチェーンガイドローラー21と雌ねじスプロケット
15を水平面でループを作り連結している。従ってかご
フレーム16に装着されているモーター17が回転する
とモーターの力はローラーチェーン19で角ねじ軸14
の雌ねじスプロケット15を回転させるので、連結アー
ム23で連結されている床フレーム16が昇降しかご9
が昇降する。
【0016】図2は個人住宅用昇降装置の設置断面を説
明する説明図である。図2において符号26は建屋基
礎、27は建屋1階の床面、28は建屋1階の天井、2
9は建屋2階の床面、30は建屋2階の天井である。符
号2は支柱、5はかご倒れ防止ローラーガイド、6はね
じ軸固定天板、31はねじ軸の軸端部固定ハウジング、
7はアンカーボルトである。符号14は角ねじ軸、15
は雌ねじスプロケットである。符号9はかご、16は床
フレーム、32はストッパーの役をする床フレームの脚
である。符号10は出入口のドア、11は出入口ドア部
分の透視窓である。符号24、25はかご倒れ防止ロー
ラーである。符号13は緊急時および保全作業時に使用
する梯子である。図中2点鎖線はかご9上昇状態を示し
ている。モーター17が駆動スプロケット18、ローラ
ーチェーン19を介して雌ねじスプロケット15を回転
させ、連結アーム23でつながる床フレーム16を昇降
させるので、かご9にのっている人を1階から2階間
(または1階〜3階間)で運ぶことができる。図には示
していないがねじ軸を長くすることにより3階までの建
物に対応することができる。
【0017】図3はかご倒れ防止ローラーおよびガイド
を説明する説明図である。図3において、かご9の上部
に取り付けられたかご倒れ防止ローラー24、25が支
柱2に固定されているかご倒れ防止ローラーガイド5に
添ってかご9と共に回転しながら昇降するので、角ねじ
軸14と雌ねじスプロケット15のガタ、球面軸受け、
スライド許容締結等に起因するかご9の倒れはローラー
とガイドで防止される。
【0018】図4は個人住宅用昇降装置の平面図であ
る。図4において符号Tは建屋側の壁である。符号2は
支柱、14は角ねじ軸、5はかご倒れ防止用ローラーガ
イド、24、25はかご倒れ防止ローラーである。符号
13は緊急時および保全作業時の梯子である。符号10
は搭乗者の出入口ドア、16は床フレーム、40はかご
の壁、41は緊急時および保全作業時の出入口(緊急時
出口)である。符号33は個人住宅用昇降装置の建屋側
の出入口ドア、38は緊急時および保全作業時の建屋側
ドアである。符号17はブレーキ付き減速機付きモータ
ー、18はモーター軸の駆動スプロケット、19はロー
ラーチェーン、20はスプロケット、21はローラーチ
ェーンガイドローラー、22はローラーチェーン張り調
整ローラー、34、35、36、37はローラーチェー
ンガイド、15は雌ねじスプロケット、そして14は角
ねじ軸である。符号39は個人住宅用昇降装置の制御盤
である。
【0019】図5は個人住宅用昇降装置の床フレームに
装備されている駆動装置を説明する説明図である。図5
において符号16は床フレーム、14は角ねじ軸であ
る。符号17はブレーキ付き減速機付きモーター、18
はモーター軸の駆動スプロケット、19はローラーチェ
ーン、20はスプロケット、21はローラーチェーンガ
イドローラー、22ローラーチェーン張り調整ローラ
ー、34、35、36、37はローラーチェーンガイ
ド、15は雌ねじスプロケットである。ブレーキ付き減
速機付きモーター17、駆動スプロケット18、スプロ
ケット20、ローラーチェーン19、ローラーチェーン
ガイドローラー21、ローラーチェーン張り調整ローラ
ー22、ローラーチェーンガイド34、35、36、3
7は床フレームにボルト締結されている。符号23は連
結アームであり雌ねじハウジング50と床フレーム16
を柔構造で連結している。(図 13参照) モーター17は保全性確保のためかご外側に突き出した
床フレーム16のブラケット16−2に配置されてい
る。角ねじ軸14はかごをバランスよく支えられるよう
にかごの4隅に配置されている。ローラーチェーン19
は1本とし、ローラーチェーン切れが発生するとすべて
の雌ねじスプロケット15の駆動がされなくなり、局部
的なねじ送りによるかごの傾きが出ないようになってい
る。 ,スプロケット20とローラーチェーンガイドロ
ーラー21を、角ねじ軸14にはまりあう雌ねじスプロ
ケット15のローラーチェーン噛み合い角度が180度
近く確保できる位置に配置し、ローラーチェーン19の
外れを防止した。また、ローラーチェーンの下方垂れに
よるローラーチェーン外れを防止するためローラーチェ
ーン19のほぼ全長にわたってローラーチェーンガイド
(受け)34、35、36、37を設けた。ローラーチ
ェーン伸びによるローラーチェーン19の外れを防止す
るためローラーチェーン張り調整ローラー22を設け
た。ローラーチェーン伸びに伴う雌ねじスプロケット1
5の回転位相差発生を防ぐためすぺてのねじ軸間にロー
ラーチェーン張り調整ローラー22を配置した。
【0020】図6は極く小型の個人住宅用昇降装置の構
造を説明する説明図である。基本原理は4本角ねじ軸形
個人住宅用昇降装置と同じであるが、昇降重量が小さい
のでねじ軸を2本(または3本)にすることができる。
車椅子を乗せることは出来ないが所要面積が少ない費用
を少なくできる。図6において2本の支柱2に支持され
た2本の角ねじ軸14にはまりあう雌ねじスプロケット
15を、床フレーム16−2に配置されたブレーキ付き
減速機付きモーター17の駆動スプロケット18で駆動
されるローラーチェーン19で回転させかご9を昇降さ
せる。スプロケット20はローラーチェーン19の張り
調整を行なうと共にスプロケット20と直結するシャフ
ト42を手動回転させることによりかご9を下降(また
は上昇)させることができる。符号22はローラーチェ
ーン19の張り調整用ローラー、符号36、37はロー
ラーチェーンガイド(受け)である。符号10は昇降装
置のドア、41は緊急時の出入口、13は梯子である。
角ねじ軸14を2本とする構造では角ねじ軸間にかごの
重心がくるように配置する。
【0021】図7は個人住宅用昇降装置のかご形状を説
明する説明図である。図7において符号14は角ねじ
軸、符号23は連結アーム、2は支柱、5はかご傾き防
止ローラーガイド、25はかご倒れ防止ローラーであ
る。符号40はかごの壁、43符号は角ねじ軸14の点
検カバー、44は駆動部点検用取り外し式床、45は固
定床である。符号10は搭乗者出入口ドアである。符号
15はモーターに付く駆動スプロケット、19はローラ
ーチェーン、20はスプロケットである。符号41は緊
急時および保全作業時の出入口、13号は梯子である。
緊急時出入口の構造は、塔乗者の安全確保のため床上約
50から150センチメートルの高さに配置され、覗き
窓をもった幅約50センチの扉または引戸とし、かごの
内外から開けられるロック装置を備えている。また緊急
出入口扉には十分大きな文字で「使用上の注意」書きが
取り付けられている。この出入口はローラーチェーン切
れその他不測の故障(地震などによる故障)で個人住宅
用昇降装置が昇降できなり、火災発生など緊急脱出する
場合および保全作業に使用される。
【0022】図8は手動昇降装置を説明する説明図であ
る。図8において符号19はローラーチェーン、20ス
プロケットで床面44の下側に設置されたスプロケット
ベース46に組み込まれている。符号42はシャフトで
スプロケット20と一体化している。床面44には工具
47用の孔が開いているので工具先端をシャフト42に
差込んで手動でスプロケットを回転することによりかご
を昇降させることができる。
【0023】図9は個人住宅用昇降装置の機器レイアウ
ト例を説明する説明図である。図9において2点鎖線T
は建屋側の壁、符号10はドア、14は角ねじ軸、15
は雌ねじスプロケット、17はモーター、19はローラ
ーチェーン、20はスプロケット、21はチェーンガイ
ドローラーである。上段の3例は4本角ねじ軸形、中段
の2例は3本角ねじ軸形、下段の2例は2本角ねじ形の
個人住宅用昇降装置のレイアウトである。
【0024】図10はねじ軸セットを説明する説明図で
ある.,図10において符号14は角ねじ軸、15は雌
ねじスプロケットで内径側に雌ねじ外径側にスプロケッ
トを有している。符号52は円周方向のベアリング(ロ
ーラーベアリング、ボールベアリング、プレーンベアリ
ング)、51符号はスラストベアリング(ローラーベア
リング、ボールベアリング、プレーンベアリング)であ
る。符号50は雌ねじハウジングでベアリング挿入の反
対側が凸の球面または類似の形状となっている。符号2
3は連結アームで構成部材23−1、23−2、23−
3、23−4、23−5で構成されている。構成部材2
3−1は雌ねじハウジング50と接する面が凹または類
似の形状となっており角ねじ軸14に対してある範囲で
揺動することができる。この柔構造のためねじ軸14に
対して雌ねじスプロケット15は円滑に移動することが
できる。
【0025】図11は小型の個人住宅用昇降装置ねじ軸
セットを説明する説明図である。図11において円周方
向のベアリング51、スラストベアリング52、雌ねじ
ハウジング50をそれぞれ1個としコスト低減を図って
いる。
【0026】図12は角ねじ軸の構造を説明する説明図
である。図12において符号48は機械加工切削角ねじ
軸であり中実鋼棒から角ねじを機械加工で切削して作ら
れる。符号49は組立形角ねじ軸であり、ねじ軸母材4
9−1の鋼管の回りにねじ山材49−3の角鋼棒とねじ
山支持材49−2の鋼板を巻き付け溶接で固定して作ら
れる。(特願平 6−142130) 組立角ねじ軸は軽くて長いねじ軸を安く製作できるので
個人住宅用昇降装置の角ねじ軸に使用するとコスト低減
に大きく寄与することができる。
【0027】図13は角ねじ軸セットと床フレームの連
結構造を説明する説明図である。図13において符号1
4は角ねじ軸、15は雌ねじスプロケット、50は雌ね
じハウジング、23は連結アームである。連結アーム2
3は締結用の長孔を使って床フレーム部材16に水平方
向にスライドできるように連結される。断面A−Aで符
号16は床フレーム部材(エ形鋼)、23は連結アー
ム、53はボルト、54はワッシャー、55はカラー、
56はナツトである。連結アーム23は長孔部でかご部
材16とスライドできかつ角ねじ軸セットの球面軸受部
で揺動できる柔構造となっているので、ねじ軸14と雌
ねじスプロケット15はかごの床が荷重で変形したり水
平方向にずれても、噛み込みが発生しないのでかごは静
かに円滑に昇降することができる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の個人住宅用昇降装置によれば角ねじセットの雌ねじス
プロケットを回転させてかごを押し上げる構造なので、
角ねじジャッキと同じ原理により角ねじのリード角を摩
擦角以内に設定しておくとブレーキ付き減速機付きモー
ターのブレーギが効かなくなっても、駆動するローラー
チェーンが切れた場合でも、かごが落下するおそれがな
く極めて安全である。停電時や故障時でもかごの中から
手動でかごを下降させることができるので安心できる。
緊急出入口と梯子を備えているので地震、火災など停電
下で緊急避難する必要があるときでもかご外に出られる
ので安心できる。このため昇降装置が故障してもかご内
に閉じこめられることがなくなり、夜間とか休日とか女
性が一人でいる時などに他人を個人住宅に入れなくてす
むので防犯上も安全であり安心できる。搭乗者出入口ド
アには縦長の透視窓を付けているのでかごの内外から見
通すことができ、老人や子供が使用している時でも安心
できる。ドラム巻き上げ式に較べて、本昇降装置はかご
を押し上げる構造なので引き上げる場合よりもかご支持
フレームのたかさが低くてよいこと、釣合重りが不要な
ことなどのため使用鋼材が少なくてすみコストが安くな
る利点がある。また、本昇降装置の重要な部品である角
ねじ軸に組立形角ねじ軸を採用することにより安価に製
造できる。本発明の個人住宅用昇降装置の構造により、
安全で便利で安心できる安価な住宅用昇降装置を提供す
ることができる。このことを通じて家庭生活の快適化、
とりわけ高齢化社会を迎えての快適な生活の創造に貢献
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】個人住宅用昇降装置の槙造を説明する斜視図
【図2】個人住宅用昇降装置の設置断面を説明する説明
【図3】かご倒れ防止ローラーおよびガイドを説明する
説明図
【図4】個人住宅用昇降装置の平面図
【図5】床フレームに装備されている駆動装置を説明す
る説明図
【図6】極く小型の昇降装置の駆動構造を説明する説明
【図7】個人住宅用昇降装置のかご形状を説明する説明
【図8】手動昇降装置を説明する説明図
【図9】個人住宅用昇降装置の機器レイアウトを説明す
る説明図
【図10】角ねじ軸セットの構造を説明する説明図
【図11】軽荷重形角ねじ軸セットの構造を説明する説
明図
【図12】角ねじ軸の構造を説明する説明図
【図13】ねじ軸セットと床フレームの連結構造を説明
する説明図
【符号の説明】
T 建屋側の壁 1(2、3、4、5、6) かご支持フレーム 2 支柱 3 ベースプレート 4 支柱連結材 5 倒れ防止ローラーガイド 6 角ねじ軸固定天板 7 カンカーボルト 8 締付具 9 かご 10 塔乗者出入口ドア 11 透視窓 12 緊急・保全出入口 13 梯子 14 角ねじ軸(ねじ軸) 15 雌ねじスプロケット(雌ねじ) 16 床フレーム 17 ブレーキ付き減速機付きモーター(減速機付きブ
レーキ付きモーター) 18 駆動スプロケット 19 ローラーチェーン(チェーン) 20 スプロケット 21 チェーンガイドローラー 22 ローラーチェーン張り調整ローラー(チェーンテ
ンショナー) 23(23−1、23−2、23−3、23−4、23
−5) 連結アーム 24、25 かご倒れ防止ローラー 26 建屋基礎 27 1階床 28 1階天井 29 2階床 30 2階天井 31 角ねじ軸固定ハウジング 32 床フレーム脚(ストッパー) 33 建物側出入口ドア 34、35、36、37 ローラーチェーンガイド(受
け) 38 保全用ドア 39 制御盤 40 かごの壁 41 緊急・保全出入口(緊急出口) 42 手動駆動用シャフト 43 角ねじ軸カバー 44 取り外し床板 45 固定床板 46 スプロケットベース 47 工具 48 機械加工切削角ねじ軸 49 組立形角ねじ軸 50 雌ねじハウジング 51 スラストベアリング 52 ラジアルベアリング 53 ボルト 54 ワッシャー 55 カラー 56 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 正雄 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20 (72)発明者 大久保 和子 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20 (72)発明者 大久保 信 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20 (72)発明者 大久保 元 神奈川県綾瀬市寺尾中3丁目9−20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人住宅用昇降装置において、かご(昇降
    装置の搭乗者用室)を支持する支柱を2本から4本備
    え、支柱の側部に角ねじ軸と雌ねじスプロケットと雌ね
    じハウジング等で構成される角ねじ軸セットを配置し、
    角ねじセットの雌ねじハウジングとかごの床フレームを
    各部の変形を吸収できる構造(球面軸受け、スライド許
    容締結等)の2本から4本の連結アームで結び、雌ねじ
    スプロケットと床フレーム内のスプロケットおよびチェ
    ーンガイドローラー(またはスプロケット、またはチェ
    ーンガイドローラー)と床フレームに設置された減速機
    付きブレーキ付きモーターの駆動軸スプロケットを水平
    面に配置し、1本のループ状のローラーチェーンで結
    び、このローラーチェーンを前記モーターで駆動するこ
    とによりかごを昇降させることを特徴とする一般住宅用
    昇降装置。
  2. 【請求項2】請求項1の個人住宅用昇降装置に、かごの
    傾きを防止するための複数のローラーとローラーガイ
    ド、停電時のための非常照明装置、かご内でかごを昇降
    させるための手動駆動装置、室内から脱出するための出
    入口と梯子を備えることを特徴とする一般住宅用昇降装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1の個人住宅用昇降装置の角ねじ軸
    セットの角ねじ軸にねじ軸母材とねじ山材とねじ山支持
    材の3部材からなる組立形ねじ軸(特願平 6−142
    130)を使用することを特徴とする一般住宅用昇降装
    麿。
JP32919294A 1994-11-21 1994-11-21 個人住宅用昇降装置 Pending JPH08143247A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000344448A (ja) * 1999-06-07 2000-12-12 Toshiba Corp ダブルデッキエレベーター装置
CN106966263A (zh) * 2017-05-20 2017-07-21 苏州霍姆特传感技术有限公司 一种餐馆升降传菜电梯
IT201600124998A1 (it) * 2016-12-12 2018-06-12 Levi Dancona Pier Lorenzo Ascensore antisismico

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