JPH08142721A - シートスライドのロック装置 - Google Patents

シートスライドのロック装置

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JPH08142721A
JPH08142721A JP31422994A JP31422994A JPH08142721A JP H08142721 A JPH08142721 A JP H08142721A JP 31422994 A JP31422994 A JP 31422994A JP 31422994 A JP31422994 A JP 31422994A JP H08142721 A JPH08142721 A JP H08142721A
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JP
Japan
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lower rail
rail
latch
upper rail
engaging
Prior art date
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Pending
Application number
JP31422994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Muraishi
正三 村石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車用シートスライドのロック装置におい
て、ロック装置のシートスライドの外方への突出を防止
することである。 【構成】ロアレール(R)の上端より下方に折曲した縁
部(20)に、多数の歯部(21)を設け、この歯部
(21)にロアレール(R)内にアッパーレール(U)
に取付けたラッチ(1)を下方より係合するようにした
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用シートの前後位
置を調整するためのシートスライドにおけるロック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のシートスライドは車床側に直接又
はレッグを介して固定されるロアレールと、このロアレ
ール内に摺動自在に嵌合するアッパーレールとから構成
され、そのロック装置はアッパーレール側に取付けたラ
ッチが、ロアレールの外側から、ロアレールの底部若し
くは側部に設けた係止孔内に係合することにより、アッ
パーレールをロアレールにロックするものである。
【0003】従って、ロアレールの底部に設けた係止孔
に、ラッチが外側から係合するものにおいては、ロアレ
ールの下方にラッチが可動するための空間部が必要にな
り、また、同様にロアレールの側部に設けた係止孔にラ
ッチが係合するものは、ロアレールの側方にラッチが可
動するための空間部が必要になる。そのため、ロアレー
ルの下方又は側方に隣接して、例えば、シート等の制御
ボックスを収納できない不具合がある。
【0004】一方、ラッチをアッパーレールからロアレ
ール内を挿通してロアレールの底部に設けた係止孔内に
係合することによりロックするものとして、例えば、実
開平4ー54730号公報に開示されているようなロッ
ク装置がある。これは、アッパーレールの上方にブラケ
ットを突設し、このブラケットにウェッジを介してラッ
チを上下方向に移動可能に設けたものである。従って、
このロック装置はアッパーレールの上方にブラケット、
ウェッジ等を設けるための空間部が必要になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来品における
ロック装置は、ロアレール、アッパーレールの外方に、
ラッチを設けるための取付部材、取付用の空間部、若し
くはラッチが可動するための空間部が必要となる。その
ため、スライド装置の外方が制約される不具合がある。
そこで、本発明は、ロック装置がシートスライドの外方
に突出しないようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係るシートスライドのロック装置は、車床
側に固定されるロアレールと、このロアレール内に摺動
自在に嵌合し、シートを取付けるアッパーレールとから
なり、前記ロアレールは車床にレッグを介して又は直接
固定する底部と、この底部より立ち上げた側部と、この
側部の上端より内方に水平状に折曲してなる係止部と、
この係止部の先端より下方に折曲した縁部とから構成
し、前記アッパーレールはロアレール内の係止部下方に
配設される係合部と、この係合部と一体でロアレールよ
り上方に垂直状に立ち上げてなる取付部とから構成して
なるシートスライドにおいて、前記ロアレールの縁部に
は長手方向に多数の歯部を設け、前記アッパーレールの
取付部には、上下方向に移動可能に取付けると共にばね
の弾力により上方に付勢されるラッチを設け、該ラッチ
はアッパーレールの取付部に沿って形成した可動プレー
ト部と、この可動プレート部の下端より略直角状に折曲
して前記ロアレールの歯部に下方より係合する係止歯部
とからなるものである。
【0007】
【作用】ばねの弾力によってラッチの係止歯部が上方に
付勢されて下向きに形成したロアレールの縁部に設けた
歯部に係合することにより、アッパーレールはロアレー
ルにロックされ、ばねの弾力に抗してラッチを下方に移
動することにより、ロアレールの歯部からラッチの係止
歯部が脱出してロアレール内に位置することにより、ロ
ック状態が解除される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図中(R)は車床にレッグを介して又は直接固定
されるロアレール、(U)はロアレール(R)内に摺動
自在に嵌合するアッパーレール、(1)はアッパーレー
ル(U)に上下方向に移動可能に取付けたラッチを夫々
示す。
【0009】ロアレール(R)は車床にレッグを介して
直接固定する底部(24)と、この底部(24)の両側
より立ち上げた側部(23)(23′)と、この側部
(23)(23′)の上端より内方に水平状に折曲して
なる係止部(22)(22′)と、この係止部(22)
(22′)の先端より下方に折曲した縁部(20)(2
0′)とから構成されている。
【0010】一方、前記アッパーレール(U)はロアレ
ール(R)内の係止部(22)(22′)下方に配設さ
れる係合部(32)(32′)と、この係合部(32)
(32′)と一体でロアレール(R)より上方に垂直状
に立ち上げて一体に溶接してなる取付部(30)(3
0′)とから構成されている。
【0011】そして、前記ロアレール(R)の一方の縁
部(20)には、図3Aに示すように、長手方向に多数
の歯部(21)(21)…を下向きに設け、前記アッパ
ーレール(U)の一方の取付部(30)には、前記ラッ
チ(1)を上下方向に移動可能に取付け、このラッチ
(1)は取付部(30)に設けたばね(40)により上
方に付勢されている。また、ラッチ(1)は図2に示す
ようにアッパーレール(U)の取付部(30)に沿って
形成した可動プレート部(12)と、この可動プレート
部(12)の下端より略直角状に折曲して前記ロアレー
ル(R)の歯部(21)(21)…に下方より係合する
係止歯部(11)(11)(11)とから構成されてい
る。
【0012】ロアレール(R)の歯部(21)(21)
…は、図3Aに示すように波形に形成しても良いが、図
3Bに示すように角形等その形状は特に限定されるもの
でない。また、同様に、アッパーレール(1)の係止歯
部(11)…の形状も、ロアレール(R)の歯部(2
1)内に挿入することにより係合するものであれば、図
示するものに限定されない。
【0013】更に、ロアレール(R)、アッパーレール
(U)の形状も、図示するものは、左右対称状に側部
(23)(23′)、係止部(22)(22′)、縁部
(20)(20′)、係合部(32)(32′)、取付
部(30)(30′)を設けて強度を増大しているが、
底部(24)、側部(23)、係止部(22)、縁部
(20)を有するロアレール(R)、係合部(32)、
取付部(30)を有するアッパーレール(U)であれば
図示するものに限定されるものでない。
【0014】以上のラッチ(1)はアーム(10)の先
端に一体形成され、アーム(10)の基端は、アッパー
レール(U)の取付部(30)(30′)に回動自在に
挿通したピン(13)に溶接され、このピン(13)に
おける取付部(30′)側には、ブラケット(14)
(14A)を介して操作ノブ(15A)と一体の操作軸
(15)が取付けられている。そして、ブラケット(1
4)と取付部(30′)との間には引張コイルバネから
なるばね(41)が張架され、ピン(13)を介してア
ーム(10)を上方に付勢している。
【0015】前記ラッチ(1)の係止歯部(11)…下
方に位置するアッパーレール(U)の係止部(32)に
は、ラッチ(1)の係止歯部(11)…が挿通する通孔
(31)…が開孔されている。図中(50)(51)
(51)は、アッパーレール(U)のロアレール(R)
に対するスライド性を向上させるためのローラー、ボー
ルを示す。
【0016】以上のシートスライドのロック装置の動作
を説明すると、ラッチ(1)は、ばね(40)(41)
の弾力によって上方に付勢されているため、ラッチ
(1)の係止歯部(11)(11)(11)が、ロアレ
ール(R)の縁部(20)に設けた歯部(21)(2
1)(21)内に係合している(図5)。そのため、ア
ッパーレール(U)はロアレール(R)にロックされ、
前後方向に摺動することがない。
【0017】そして、操作ノブ(15A)を上方に回動
操作すると、操作軸(15)が、ばね(41)(40)
の弾力に抗して図4矢印方向に回動するため、ピン(1
3)を回動中心としてアーム(10)が下方に回動す
る。そのため、アーム(10)と一体のラッチ(1)が
下方に移動して、係止歯部(11)(11)(11)が
ロアレール(R)の歯部(21)(21)(21)より
脱出して図6に示すように、係止歯部(11)がアッパ
ーレール(U)の通孔(31)内に位置する。これによ
り、アッパーレール(U)のロック状態が解除されるた
め、アッパーレール(U)は前後方向に摺動自在にな
り、アッパーレール(U)に連結されているシートの前
後位置を調整することができる。
【0018】なお、図示するものはアッパーレール
(U)の係合部(32)にラッチ(1)の係止歯部(1
1)(11)(11)が挿通する通孔(31)(31)
(31)を設けているが、係合部(32)上面と、これ
に対応するロアレール(R)の縁部(20)下端との間
に、係止部(11)の肉厚分以上の隙間を有するように
形成することにより、前記アッパーレール(U)に通孔
(31)(31)(31)を設ける必要がない。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、ロアレールの下方に折
曲した縁部に設けた歯部に、ラッチが係合することによ
りロックされるため、ロック状態において、アッパーレ
ールの剥離方向とロアレールの縁部の折曲方向が一致す
る。従って、ロック状態においてアッパーレールの剥離
強度が向上する。
【0020】また、ラッチはアッパーレールの取付部に
沿って形成した可動プレート部と、この可動プレート部
と一体でロアレール内に位置する係止歯部とから構成さ
れているため、ロアレールの外方、アッパーレールの上
方にロック部材が突出することがない。従って、ロック
装置によってシートスライドの外方の空間部が制約され
ずに、自由に利用可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解斜視図である。
【図2】図1のA部の拡大図である。
【図3A】図1のIIIーIII線に沿える断面図である。
【図3B】図3Aに対応する他の実施例である。
【図4】本発明の斜視図である。
【図5】図4のVーV線に沿う断面図である。
【図6】図5においてロック解除状態を示す。
【符号の説明】
R ロアレール U アッパーレール 1 ラッチ 11 ラッチの係止歯部 12 ラッチの可動プレート部 20 ロアレールの縁部 21 歯部 31 アッパーレールの通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車床側に固定されるロアレールと、この
    ロアレール内に摺動自在に嵌合し、シートを取付けるア
    ッパーレールとからなり、前記ロアレールは車床にレッ
    グを介して又は直接固定する底部と、この底部より立ち
    上げた側部と、この側部の上端より内方に水平状に折曲
    してなる係止部と、この係止部の先端より下方に折曲し
    た縁部とから構成し、前記アッパーレールはロアレール
    内の係止部下方に配設される係合部と、この係合部と一
    体でロアレールより上方に垂直状に立ち上げてなる取付
    部とから構成してなるシートスライドにおいて、 前記ロアレールの縁部には長手方向に多数の歯部を設
    け、前記アッパーレールの取付部には、上下方向に移動
    可能に取付けると共にばねの弾力により上方に付勢され
    るラッチを設け、該ラッチはアッパーレールの取付部に
    沿って形成した可動プレート部と、この可動プレート部
    の下端より略直角状に折曲して前記ロアレールの歯部に
    下方より係合する係止歯部とからなるシートスライドの
    ロック装置。
  2. 【請求項2】 前記アッパーレールの係合部には、ラッ
    チの係止歯部が挿通する通孔を開孔してなる請求項1記
    載のシートスライドのロック装置。
  3. 【請求項3】 前記ラッチにはアームが一体形成され、
    アームはアッパーレールの取付部にピンによって操作軸
    と共に、上下方向に回動自在に軸支してなる請求項1記
    載のシートスライドのロック装置。
JP31422994A 1994-11-25 1994-11-25 シートスライドのロック装置 Pending JPH08142721A (ja)

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JP31422994A JPH08142721A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 シートスライドのロック装置

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JP31422994A JPH08142721A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 シートスライドのロック装置

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JPH08142721A true JPH08142721A (ja) 1996-06-04

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ID=18050845

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JP (1) JPH08142721A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007106196A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Hino Motors Ltd 車両用シートの取付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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