JPH08142146A - 射出成形機温調装置の配管方法 - Google Patents
射出成形機温調装置の配管方法Info
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- JPH08142146A JPH08142146A JP31240294A JP31240294A JPH08142146A JP H08142146 A JPH08142146 A JP H08142146A JP 31240294 A JP31240294 A JP 31240294A JP 31240294 A JP31240294 A JP 31240294A JP H08142146 A JPH08142146 A JP H08142146A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 温調装置の取付けによる射出成形機の大型化
の防止と液漏れ発生時の安全確保。 【構成】 射出成形機1の基体4の上面に取り付けられ
たメインフレーム部材14を中空の柱状体により構成
し、メインフレーム部材14の中央部上面に貫通口16
を穿設し、温調装置7からの配管10,11をメインフ
レーム部材14の内部に通し、その開放端14eへと導
く。更に、配管11上の電磁弁15をメインフレーム部
材14の内部に取り付け、配管10,11および電磁弁
15の取付けによって生じる射出成形機1の外形寸法の
増大を防止する。温調装置7のポート8,9で生じた液
漏れは配管10,11を伝って、また、配管11と電磁
弁15との接続部を始めとするc,d,eの各部で生じ
た液漏れは直接メインフレーム部材14に流れこみ、そ
の開放端14eまたは14fから排出される。この結
果、液漏れが生じても基体4に温調液が流れることはな
く、基体4内部の電装品の安全が確保される。
の防止と液漏れ発生時の安全確保。 【構成】 射出成形機1の基体4の上面に取り付けられ
たメインフレーム部材14を中空の柱状体により構成
し、メインフレーム部材14の中央部上面に貫通口16
を穿設し、温調装置7からの配管10,11をメインフ
レーム部材14の内部に通し、その開放端14eへと導
く。更に、配管11上の電磁弁15をメインフレーム部
材14の内部に取り付け、配管10,11および電磁弁
15の取付けによって生じる射出成形機1の外形寸法の
増大を防止する。温調装置7のポート8,9で生じた液
漏れは配管10,11を伝って、また、配管11と電磁
弁15との接続部を始めとするc,d,eの各部で生じ
た液漏れは直接メインフレーム部材14に流れこみ、そ
の開放端14eまたは14fから排出される。この結
果、液漏れが生じても基体4に温調液が流れることはな
く、基体4内部の電装品の安全が確保される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機温調装置の配
管方法に関する。
管方法に関する。
【0002】
【従来の技術】確実な射出成形作業を繰り返し実行する
ためには射出シリンダや金型の温度を制御するための温
調装置を射出成形機に実装する必要がある。温調装置と
しては電気的に加熱される各種ヒータや液式温調装置が
利用されているが、射出成形機のシリンダに成形材料を
供給するホッパ下部の温調装置としては、冷却効果の高
い液式温調装置が好まれることが多い。ここで、敢えて
液冷式といわないのは、金型等の温調を実施する場合
に、この温調装置に温湯等を循環させて金型等を暖める
場合があるからである。
ためには射出シリンダや金型の温度を制御するための温
調装置を射出成形機に実装する必要がある。温調装置と
しては電気的に加熱される各種ヒータや液式温調装置が
利用されているが、射出成形機のシリンダに成形材料を
供給するホッパ下部の温調装置としては、冷却効果の高
い液式温調装置が好まれることが多い。ここで、敢えて
液冷式といわないのは、金型等の温調を実施する場合
に、この温調装置に温湯等を循環させて金型等を暖める
場合があるからである。
【0003】図4ないし図6に従来の液式温調装置の配
管の一般例を示す。なお、図4が射出成形機1の全体象
を示す正面図、図5はこれに対応する平面図、また、図
6は左側面図である。射出成形機1は、既に周知の通
り、型締め部2および射出部3と、これら型締め部2や
射出部3を搭載する基体4により構成され、基体4の内
部には電動式射出成形機1のサーボモータや油圧式射出
成形機1の油圧モータ等を駆動制御するための電気部品
や制御ユニットが内装されている。なお、4aは基体4
のベースパネルである。
管の一般例を示す。なお、図4が射出成形機1の全体象
を示す正面図、図5はこれに対応する平面図、また、図
6は左側面図である。射出成形機1は、既に周知の通
り、型締め部2および射出部3と、これら型締め部2や
射出部3を搭載する基体4により構成され、基体4の内
部には電動式射出成形機1のサーボモータや油圧式射出
成形機1の油圧モータ等を駆動制御するための電気部品
や制御ユニットが内装されている。なお、4aは基体4
のベースパネルである。
【0004】図4ないし図6では射出成形機1のシリン
ダ5に成形材料を供給するホッパ6下部の温度を調整す
る液式温調装置7の配管例について示している。この液
式温調装置7は、一般にウォータージャケット等と称さ
れ、要するに、シリンダ5の外周部に環装された水通し
穴付きの温調装置であり、射出成形機1外に別途配置さ
れた温調液循環装置からの温調液を受け入れるための受
け入れポート8と、液式温調装置7を循環した温調液を
温調液循環装置に帰還させるための排出ポート9とを有
し、その各々が温調液循環装置に接続される。前記ポー
ト8,9および任意の配管を介して液式温調装置7を温
調液循環装置に直に接続する場合もあるが、ポート8,
9の部分で配管の着脱作業を行うと液式温調装置7内部
の残留温調液が溢れ出て基体4に振り掛かる等の危険が
あるため、ポート8,9と温調液循環装置とを接続する
配管を2つに分割し、その一方であるポート8,9の側
からの配管10,11に適当な管継手12,13を設け
てこれを射出成形機1の側部等に取りつけておくのが一
般的である。
ダ5に成形材料を供給するホッパ6下部の温度を調整す
る液式温調装置7の配管例について示している。この液
式温調装置7は、一般にウォータージャケット等と称さ
れ、要するに、シリンダ5の外周部に環装された水通し
穴付きの温調装置であり、射出成形機1外に別途配置さ
れた温調液循環装置からの温調液を受け入れるための受
け入れポート8と、液式温調装置7を循環した温調液を
温調液循環装置に帰還させるための排出ポート9とを有
し、その各々が温調液循環装置に接続される。前記ポー
ト8,9および任意の配管を介して液式温調装置7を温
調液循環装置に直に接続する場合もあるが、ポート8,
9の部分で配管の着脱作業を行うと液式温調装置7内部
の残留温調液が溢れ出て基体4に振り掛かる等の危険が
あるため、ポート8,9と温調液循環装置とを接続する
配管を2つに分割し、その一方であるポート8,9の側
からの配管10,11に適当な管継手12,13を設け
てこれを射出成形機1の側部等に取りつけておくのが一
般的である。
【0005】従来、これらの管継手12,13は、図4
ないし図6に示されるように、基体4の上面に取り付け
られたメインフレーム部材14,14のいずれか一方の
側(図4の例では手前のメインフレーム部材14)の外
側に、液式温調装置7への温調液の流れをON/OFF
制御するための電磁弁15と共に設けるようにしてい
た。
ないし図6に示されるように、基体4の上面に取り付け
られたメインフレーム部材14,14のいずれか一方の
側(図4の例では手前のメインフレーム部材14)の外
側に、液式温調装置7への温調液の流れをON/OFF
制御するための電磁弁15と共に設けるようにしてい
た。
【0006】しかし、管継手12,13および電磁弁1
5をメインフレーム部材14の外側に取り付けると、射
出成形機1の横幅(図6で左右方向)が増して射出成形
機1の設置スペースが増大する。また、多数の射出成形
機1を並列配置してオペレータが巡回点検作業を行うよ
うな場合では、その通路内に管継手12,13および電
磁弁15が突出し、巡回作業の邪魔になるといった問題
がある。特に、図5および図6に示されるように、電磁
弁15には相当の大きさがあり、その突出量は馬鹿にな
らない。
5をメインフレーム部材14の外側に取り付けると、射
出成形機1の横幅(図6で左右方向)が増して射出成形
機1の設置スペースが増大する。また、多数の射出成形
機1を並列配置してオペレータが巡回点検作業を行うよ
うな場合では、その通路内に管継手12,13および電
磁弁15が突出し、巡回作業の邪魔になるといった問題
がある。特に、図5および図6に示されるように、電磁
弁15には相当の大きさがあり、その突出量は馬鹿にな
らない。
【0007】また、液式温調装置7と配管10,11お
よび電磁弁15ならびに管継手12,13、更には、温
調液循環装置からの配管(図示せず)は当然一体ではな
く、それぞれの間には接合部a(ポート8と配管10の
接合部),b(ポート9と配管11の接合部),c(配
管10と管継手12との接続部),d(配管11と電磁
弁15との接続部),e(電磁弁15と管継手13との
接続部),f(管継手12と温調液循環装置からの配管
との接続部),g(管継手13と温調液循環装置からの
配管との接続部)が存在し、これらの部位においては常
に液漏れの危険がある。
よび電磁弁15ならびに管継手12,13、更には、温
調液循環装置からの配管(図示せず)は当然一体ではな
く、それぞれの間には接合部a(ポート8と配管10の
接合部),b(ポート9と配管11の接合部),c(配
管10と管継手12との接続部),d(配管11と電磁
弁15との接続部),e(電磁弁15と管継手13との
接続部),f(管継手12と温調液循環装置からの配管
との接続部),g(管継手13と温調液循環装置からの
配管との接続部)が存在し、これらの部位においては常
に液漏れの危険がある。
【0008】そして、万一液漏れが発生した場合、接合
部aまたはbで液漏れが生じた場合にはこれらの液漏れ
が配管10,11を伝い、また、接合部c〜gで液漏れ
が生じた場合にはこれらの液漏れが直に電磁弁15およ
び管継手12,13の取付部を伝ってインフレーム部材
14に流れ、更には、これらの液漏れがベースパネル4
aの隙間から基体4の内部へと侵入し、電気部品や制御
ユニットに悪影響を与えるといった危険がある。
部aまたはbで液漏れが生じた場合にはこれらの液漏れ
が配管10,11を伝い、また、接合部c〜gで液漏れ
が生じた場合にはこれらの液漏れが直に電磁弁15およ
び管継手12,13の取付部を伝ってインフレーム部材
14に流れ、更には、これらの液漏れがベースパネル4
aの隙間から基体4の内部へと侵入し、電気部品や制御
ユニットに悪影響を与えるといった危険がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前記従来技術の欠点を解消し、射出成形機の設置ス
ペースを増大させたり無闇な突出物を射出成形機の側方
から突出させたりすることなく、しかも、万一配管の接
続部に液漏れが発生したような場合であっても、その被
害を最小限度に食い止めることのできる射出成形機温調
装置の配管方法を提供することにある。
は、前記従来技術の欠点を解消し、射出成形機の設置ス
ペースを増大させたり無闇な突出物を射出成形機の側方
から突出させたりすることなく、しかも、万一配管の接
続部に液漏れが発生したような場合であっても、その被
害を最小限度に食い止めることのできる射出成形機温調
装置の配管方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出成形機の
基体上面に取り付けられたメインフレーム部材を中空の
柱状体により構成し、前記メインフレーム部材の長手方
向中央部の上面に貫通孔を穿設して射出成形機の液式温
調装置からの配管を前記メインフレーム部材の内部に通
し、該メインフレーム部材の一端部に導くようにしたこ
とを特徴とする構成により前記目的を達成した。
基体上面に取り付けられたメインフレーム部材を中空の
柱状体により構成し、前記メインフレーム部材の長手方
向中央部の上面に貫通孔を穿設して射出成形機の液式温
調装置からの配管を前記メインフレーム部材の内部に通
し、該メインフレーム部材の一端部に導くようにしたこ
とを特徴とする構成により前記目的を達成した。
【0011】更に、前記配管上に電磁弁を設ける場合に
は、この電磁弁を配管と共に前記メインフレーム部材に
内装するようにする。
は、この電磁弁を配管と共に前記メインフレーム部材に
内装するようにする。
【0012】
【作用】射出成形機の構成要素である中空のメインフレ
ーム部材の内部を通して液式温調装置からの配管を導く
ようにし、更に、該配管上に電磁弁を設ける場合にはこ
の電磁弁をも含めて前記メインフレーム部材に内装する
ようにしたため、射出成形機の外形の増大が防止され
る。
ーム部材の内部を通して液式温調装置からの配管を導く
ようにし、更に、該配管上に電磁弁を設ける場合にはこ
の電磁弁をも含めて前記メインフレーム部材に内装する
ようにしたため、射出成形機の外形の増大が防止され
る。
【0013】液式温調装置からの配管がメインフレーム
部材の上面に穿設した貫通孔を通って該メインフレーム
部材の内部に導かれるようになっているので、万一液漏
れが発生した場合であっても、前記貫通孔と液式温調装
置との間で生じた液漏れはこの配管を伝って中空のメイ
ンフレーム部材に流れ込み、また、電磁弁と配管との接
合部で生じた液漏れは直に中空のメインフレーム部材に
流れ込む。そして、メインフレーム部材に流れ込んだ液
は中空メインフレーム部材の開放端より外部に排出され
る。この結果、万一液漏れが発生した場合であっても、
基体に温調液が流れ込むことはなく、基体内の電気部品
や制御ユニットの安全が確保される。
部材の上面に穿設した貫通孔を通って該メインフレーム
部材の内部に導かれるようになっているので、万一液漏
れが発生した場合であっても、前記貫通孔と液式温調装
置との間で生じた液漏れはこの配管を伝って中空のメイ
ンフレーム部材に流れ込み、また、電磁弁と配管との接
合部で生じた液漏れは直に中空のメインフレーム部材に
流れ込む。そして、メインフレーム部材に流れ込んだ液
は中空メインフレーム部材の開放端より外部に排出され
る。この結果、万一液漏れが発生した場合であっても、
基体に温調液が流れ込むことはなく、基体内の電気部品
や制御ユニットの安全が確保される。
【0014】
【実施例】図1ないし図3に本発明の配管方法を適用し
た液式温調装置7の配管の一例を示す。図1が射出成形
機1の全体象を示す正面図、図2はこれに対応する平面
図、また、図3は左側面図である。液式温調装置7の構
成に関しては従来と全く同様、また、射出成形機1に関
してもその大半の構成が従来装置と同様であるから、図
4ないし図6の従来例で説明したものと同じ機能を有す
る構成要素に関しては、図4ないし図6の説明で用いた
ものと同じ符号を付すにとどめ、詳細な説明は省略す
る。
た液式温調装置7の配管の一例を示す。図1が射出成形
機1の全体象を示す正面図、図2はこれに対応する平面
図、また、図3は左側面図である。液式温調装置7の構
成に関しては従来と全く同様、また、射出成形機1に関
してもその大半の構成が従来装置と同様であるから、図
4ないし図6の従来例で説明したものと同じ機能を有す
る構成要素に関しては、図4ないし図6の説明で用いた
ものと同じ符号を付すにとどめ、詳細な説明は省略す
る。
【0015】本実施例におけるメインフレーム部材1
4,14の一方(図1の例では手前のメインフレーム部
材14)には、その長手方向中央部の上面に、液式温調
装置7からの配管10,11を纏めて通すに足る大きさ
の貫通孔16(図2参照)が穿設されている。ここでい
う上面とは、略矩形状の横断面を有する中空柱状体から
なるメインフレーム部材14の天面構成要素14aの部
分に限定されるものではなく、当然、その側面構成要素
14b,14cの部分(図3参照)を含む。但し、側面
構成要素14b,14cに貫通孔16を穿設するに際し
ては、メインフレーム部材14の底面構成要素14d
(図3参照)と該貫通孔16の最下部位置との間にある
程度の幅を残すようにし、メインフレーム部材14に流
入した温調液がメインフレーム部材14の側方に流れ出
ないようにしてやる必要がある。
4,14の一方(図1の例では手前のメインフレーム部
材14)には、その長手方向中央部の上面に、液式温調
装置7からの配管10,11を纏めて通すに足る大きさ
の貫通孔16(図2参照)が穿設されている。ここでい
う上面とは、略矩形状の横断面を有する中空柱状体から
なるメインフレーム部材14の天面構成要素14aの部
分に限定されるものではなく、当然、その側面構成要素
14b,14cの部分(図3参照)を含む。但し、側面
構成要素14b,14cに貫通孔16を穿設するに際し
ては、メインフレーム部材14の底面構成要素14d
(図3参照)と該貫通孔16の最下部位置との間にある
程度の幅を残すようにし、メインフレーム部材14に流
入した温調液がメインフレーム部材14の側方に流れ出
ないようにしてやる必要がある。
【0016】前記配管10,11は、スプルーブレイク
やパージに必要とされる射出部3の前進後退動作に対処
できるだけの弛みを残し、貫通孔16を介してメインフ
レーム部材14内に導かれている。配管10,11はシ
リコンゴム等で代表されるような耐熱耐寒性の可撓性の
材料で形成される。また、メインフレーム部材14にお
ける一方の開放端14e(図1および図2で左側)の内
側にはL字型のステー17がビス等により固着され、該
ステー17により、管継手12,13(例えばアングル
の付いたニップル等)が開放端14eから外側に突出す
るようにして固定されている。貫通孔16よりメインフ
レーム部材14内に導かれた配管10の先端は管継手1
2の基部に接続され、また、配管11の先端は電磁弁1
5を介して管継手13の基部に接続されている。電磁弁
15はステー17と同様の固定手段によりメインフレー
ム部材14の内側に取り付けてもよいし、また、電磁弁
15が管継手13に対して確実に直付けされているので
あれば、管継手13およびステー17を介してメインフ
レーム部材14の内側に取り付けるだけでも強度上の問
題はない。なお、図1に示す18,19は温調液循環装
置からの配管(図示せず)の先端に設けられた管継手で
あり、メインフレーム部材14側の管継手12,13に
対し簡単に接離できるようになっている。図4の例に倣
い、配管および管継手等の接続部を図1に符号a〜gで
示す。
やパージに必要とされる射出部3の前進後退動作に対処
できるだけの弛みを残し、貫通孔16を介してメインフ
レーム部材14内に導かれている。配管10,11はシ
リコンゴム等で代表されるような耐熱耐寒性の可撓性の
材料で形成される。また、メインフレーム部材14にお
ける一方の開放端14e(図1および図2で左側)の内
側にはL字型のステー17がビス等により固着され、該
ステー17により、管継手12,13(例えばアングル
の付いたニップル等)が開放端14eから外側に突出す
るようにして固定されている。貫通孔16よりメインフ
レーム部材14内に導かれた配管10の先端は管継手1
2の基部に接続され、また、配管11の先端は電磁弁1
5を介して管継手13の基部に接続されている。電磁弁
15はステー17と同様の固定手段によりメインフレー
ム部材14の内側に取り付けてもよいし、また、電磁弁
15が管継手13に対して確実に直付けされているので
あれば、管継手13およびステー17を介してメインフ
レーム部材14の内側に取り付けるだけでも強度上の問
題はない。なお、図1に示す18,19は温調液循環装
置からの配管(図示せず)の先端に設けられた管継手で
あり、メインフレーム部材14側の管継手12,13に
対し簡単に接離できるようになっている。図4の例に倣
い、配管および管継手等の接続部を図1に符号a〜gで
示す。
【0017】本実施例の配管方法によれば、液式温調装
置7からの配管10,11および配管11上に設けられ
た電磁弁15が全て片側のメインフレーム部材14の内
部に配置されるので、これらの部材を装着しても射出成
形機1の横幅(図3で左右方向)が増大することはな
く、液式温調装置7の装着による射出成形機1の設置ス
ペースの増大を免れることができる。特に、寸法的に大
きな電磁弁15をメインフレーム部材14に内包するよ
うにしているので、多数の射出成形機1を並列配置して
オペレータが巡回点検作業を行うような場合でも、その
通路内に電磁弁15が突出してオペレータの作業衣に引
っ掛かるといった不都合がなく、巡回作業の安全を確保
することができる。
置7からの配管10,11および配管11上に設けられ
た電磁弁15が全て片側のメインフレーム部材14の内
部に配置されるので、これらの部材を装着しても射出成
形機1の横幅(図3で左右方向)が増大することはな
く、液式温調装置7の装着による射出成形機1の設置ス
ペースの増大を免れることができる。特に、寸法的に大
きな電磁弁15をメインフレーム部材14に内包するよ
うにしているので、多数の射出成形機1を並列配置して
オペレータが巡回点検作業を行うような場合でも、その
通路内に電磁弁15が突出してオペレータの作業衣に引
っ掛かるといった不都合がなく、巡回作業の安全を確保
することができる。
【0018】また、万一、液式温調装置7のポート8,
9と配管10,11との接合部a,bで温調液の漏れが
発生した場合には、この温調液が配管10,11を伝っ
て貫通孔16からメインフレーム部材14の内部に入
り、配管10と管継手12との接続部c,配管11と電
磁弁15との接続部d,電磁弁15と管継手13との接
続部eで生じた液漏れは直接メインフレーム部材14の
内部に入る。この結果、液漏れした温調液が直に基体4
に振り掛かったりベースパネル4aの隙間から基体4の
内部へと侵入したりすることはなく、基体4内部の電気
部品や制御ユニットの安全が確保される。図1に示され
るように、メインフレーム部材14の両端は基体4から
オーバーハングするようにして外側に突出しており、メ
インフレーム部材14の内部に回収された温調液はメイ
ンフレーム部材14の開放端14eもしくは14fから
外部に排出されるので、基体4内部の電気部品や制御ユ
ニットの安全は確実に守られる。
9と配管10,11との接合部a,bで温調液の漏れが
発生した場合には、この温調液が配管10,11を伝っ
て貫通孔16からメインフレーム部材14の内部に入
り、配管10と管継手12との接続部c,配管11と電
磁弁15との接続部d,電磁弁15と管継手13との接
続部eで生じた液漏れは直接メインフレーム部材14の
内部に入る。この結果、液漏れした温調液が直に基体4
に振り掛かったりベースパネル4aの隙間から基体4の
内部へと侵入したりすることはなく、基体4内部の電気
部品や制御ユニットの安全が確保される。図1に示され
るように、メインフレーム部材14の両端は基体4から
オーバーハングするようにして外側に突出しており、メ
インフレーム部材14の内部に回収された温調液はメイ
ンフレーム部材14の開放端14eもしくは14fから
外部に排出されるので、基体4内部の電気部品や制御ユ
ニットの安全は確実に守られる。
【0019】なお、管継手12,13や電磁弁15はメ
インフレーム部材14の開放端14eに替えて開放端1
4fの側に配備しても何ら差し支えない。
インフレーム部材14の開放端14eに替えて開放端1
4fの側に配備しても何ら差し支えない。
【0020】更に、管継手12,13、更にはこれらに
加えて電磁弁15の取付け位置を基体4の下部側サブフ
レーム20の端部20eもしくは20fの位置まで延長
してもよい。管継手12,13の取付け位置のみを端部
20eもしくは20fとする場合は配管10の長さを延
長すると共に管継手13と電磁弁15とを接続するため
の配管を追加するようにし、また、電磁弁15を含めて
その取付け位置を端部20eもしくは20fとする場合
には配管10,11の長さを延長するようにする。
加えて電磁弁15の取付け位置を基体4の下部側サブフ
レーム20の端部20eもしくは20fの位置まで延長
してもよい。管継手12,13の取付け位置のみを端部
20eもしくは20fとする場合は配管10の長さを延
長すると共に管継手13と電磁弁15とを接続するため
の配管を追加するようにし、また、電磁弁15を含めて
その取付け位置を端部20eもしくは20fとする場合
には配管10,11の長さを延長するようにする。
【0021】また、配管10,11を伝って流れる温調
液をより確実にメインフレーム部材14内に導くように
するには、配管10,11がポート8,9から貫通孔1
6に向けて常に下降するように配管10,11の弛みを
調整し、更に、貫通孔16の周部の上面に漏斗状の返し
を設けるようにすると効果的である。このような返しを
設ければ、配管10,11と貫通孔16とが直に接触し
て配管10,11を伝う温調液が該接触部からメインフ
レーム部材14の上面に導かれるといった僅かな危険も
完全に解消され得る。
液をより確実にメインフレーム部材14内に導くように
するには、配管10,11がポート8,9から貫通孔1
6に向けて常に下降するように配管10,11の弛みを
調整し、更に、貫通孔16の周部の上面に漏斗状の返し
を設けるようにすると効果的である。このような返しを
設ければ、配管10,11と貫通孔16とが直に接触し
て配管10,11を伝う温調液が該接触部からメインフ
レーム部材14の上面に導かれるといった僅かな危険も
完全に解消され得る。
【0022】また、メインフレーム部材14の両端を開
放端14e,14fとする替わりに、少なくともその両
端の下部側の一部もしくは全面を閉鎖端とし、メインフ
レーム部材14の底面構成要素14dにドレインを穿設
し、このドレインに他の配管を接続してメインフレーム
部材14に溜まった温調液をリアルタイムで排出する
か、または、穿設したドレインにコックを設けて所定周
期毎に排出するようにしてもよい。
放端14e,14fとする替わりに、少なくともその両
端の下部側の一部もしくは全面を閉鎖端とし、メインフ
レーム部材14の底面構成要素14dにドレインを穿設
し、このドレインに他の配管を接続してメインフレーム
部材14に溜まった温調液をリアルタイムで排出する
か、または、穿設したドレインにコックを設けて所定周
期毎に排出するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明による射出成形機温調装置の配管
方法は、射出成形機の基体上面に取り付けられたメイン
フレーム部材を中空の柱状体により構成し、メインフレ
ーム部材の長手方向中央部の上面に穿設した貫通孔を介
してメインフレーム部材の内部に通した配管をメインフ
レーム部材の一端部に導くようにしたから、射出成形機
に温調装置を装着した場合でも配管および管継手や電磁
弁が射出成形機の側方に突出することがなく、温調装置
の取付けによる配置スペースの無闇な増大が防止され
る。また、大きな電磁弁が射出成形機の側方に突出する
ことがないので、多数の射出成形機を並列配置してオペ
レータが巡回点検作業を行うような場合でも、通路内の
突出物にオペレータの作業衣が引っ掛かるといった心配
がなく、巡回作業の安全を確保することができる。
方法は、射出成形機の基体上面に取り付けられたメイン
フレーム部材を中空の柱状体により構成し、メインフレ
ーム部材の長手方向中央部の上面に穿設した貫通孔を介
してメインフレーム部材の内部に通した配管をメインフ
レーム部材の一端部に導くようにしたから、射出成形機
に温調装置を装着した場合でも配管および管継手や電磁
弁が射出成形機の側方に突出することがなく、温調装置
の取付けによる配置スペースの無闇な増大が防止され
る。また、大きな電磁弁が射出成形機の側方に突出する
ことがないので、多数の射出成形機を並列配置してオペ
レータが巡回点検作業を行うような場合でも、通路内の
突出物にオペレータの作業衣が引っ掛かるといった心配
がなく、巡回作業の安全を確保することができる。
【0024】更に、万一配管から液漏れが発生した場合
であっても、メインフレーム部材の貫通孔と温調装置と
の間で生じた液漏れはこの配管を伝って中空のメインフ
レーム部材に流れ込み、また、電磁弁と配管との接合部
等で生じた液漏れは直に中空のメインフレーム部材に流
れ込むようになっているので、射出成形機の基体に温調
液が直に流れ込むことは決してなく、基体内に設けられ
た電気部品や制御ユニットの安全が確保される。
であっても、メインフレーム部材の貫通孔と温調装置と
の間で生じた液漏れはこの配管を伝って中空のメインフ
レーム部材に流れ込み、また、電磁弁と配管との接合部
等で生じた液漏れは直に中空のメインフレーム部材に流
れ込むようになっているので、射出成形機の基体に温調
液が直に流れ込むことは決してなく、基体内に設けられ
た電気部品や制御ユニットの安全が確保される。
【図1】本発明による温調装置の配管方法の一実施例を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】同左側面図である。
【図4】液式温調装置の配管の一般例を示す正面図であ
る。
る。
【図5】同平面図である。
【図6】同左側面図である。
1 射出成形機 2 型締め部 3 射出部 4 基体 4a ベースパネル 5 シリンダ 6 ホッパ 7 液式温調装置 8 受け入れポート 9 排出ポート 10 配管 11 配管 12 管継手 13 管継手 14 メインフレーム部材 14a メインフレーム部材の天面構成要素 14b メインフレーム部材の側面構成要素 14c メインフレーム部材の側面構成要素 14d メインフレーム部材の底面構成要素 14e メインフレーム部材の開放端 14f メインフレーム部材の開放端 15 電磁弁 16 貫通孔 17 ステー 18 管継手 19 管継手 20 下部側サブフレーム a〜g 接合部
Claims (2)
- 【請求項1】 射出成形機の基体上面に取り付けられた
メインフレーム部材を中空の柱状体により構成し、前記
メインフレーム部材の長手方向中央部の上面に貫通孔を
穿設して射出成形機の液式温調装置からの配管を前記メ
インフレーム部材の内部に通し、該メインフレーム部材
の一端部に導くようにした射出成形機温調装置の配管方
法。 - 【請求項2】 前記配管に設けられた電磁弁を配管と共
に前記メインフレーム部材に内装するようにした請求項
1記載の射出成形機温調装置の配管方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31240294A JPH08142146A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 射出成形機温調装置の配管方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31240294A JPH08142146A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 射出成形機温調装置の配管方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08142146A true JPH08142146A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=18028813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31240294A Pending JPH08142146A (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | 射出成形機温調装置の配管方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08142146A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016137662A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機 |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP31240294A patent/JPH08142146A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016137662A (ja) * | 2015-01-28 | 2016-08-04 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |