JPH08141234A - 同一色の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミシン - Google Patents

同一色の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミシン

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JPH08141234A
JPH08141234A JP31238694A JP31238694A JPH08141234A JP H08141234 A JPH08141234 A JP H08141234A JP 31238694 A JP31238694 A JP 31238694A JP 31238694 A JP31238694 A JP 31238694A JP H08141234 A JPH08141234 A JP H08141234A
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sewable
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野 章 嘉 笹
Kaori Takada
田 か お り 高
Toshiko Matsui
井 敏 子 松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一色の縫製可能な模様の表示が可能なミシ
ンを提供する。 【構成】 下糸残量検出手段8で検出した下糸残量と模
様データ記憶手段1からの必要下糸量に基づいて、縫製
可能模様検出手段9は縫製可能な模様を同一色毎に検出
して、表示制御手段5を介して表示手段6に表示させ
る。縫製可能か否かを判断する色の順序は判断色順付与
手段7により与えられ、この順序に従って縫製可能模様
検出手段9は判断し模様を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は同一色の縫製可能模様
を表示可能な刺繍ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】記憶装置に模様を形成する縫い目データ
を記憶させておき、このデータに基づいて刺繍縫いを行
うことが可能なミシンが普及している。このようなミシ
ンにおいて、近年の記憶装置の容量の増大化に伴い、複
雑な模様データを記憶させることが可能になり、更に複
雑な模様を組み合わせて、より高度な刺繍縫いを行える
ようになって来ており、刺繍縫いのための針数が拡大し
つつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし針数の拡大に伴
い、刺繍縫い実行途中に下糸がなくなることが頻発する
問題が生じている。刺繍途中に下糸がなくなると、ミシ
ンを止めて模様を停止位置から数十針前に戻し、下糸を
補充して再起動する必要があり、その戻し作業が煩雑で
時間を要する欠点があった。また模様に色を施す場合に
は、色毎に上糸を交換する必要があり、この上糸交換と
下糸補充の都度作業を中断しなければならない欠点があ
った。このような欠点を改善するために、特願平4−3
34987号、特願平4−146665号、特願平4−
163652号等により、下糸残量を表示したり、下糸
残量の不足を警告可能なミシンが本願出願人により既に
提案されている。本発明はこれらの発明を更に発展させ
たもので、同一色の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミ
シンを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために本発明の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミ
シンは、選択可能な複数の模様に対応する縫い目を形成
させ、又該模様を表示させるための模様データを与える
手段と、該模様データを与える手段から所望の模様を選
択し対応する模様データを得る手段と、前記複数の模様
に施される色を表すデータを与える手段と、該選択した
模様の模様データと色を表すデータに基づいて縫い目を
形成する手段と、前記選択した模様の模様データと色を
表すデータに基づいて模様を表示する手段と、前記選択
した模様を形成するに必要な下糸量を表すデータを与え
る手段と、ミシンに装着されている下糸の残量を検出す
る手段と、該検出する手段からの下糸残量と前記必要な
下糸量を表すデータとから、前記選択した模様が縫製可
能か否か同一色毎に判断する手段と、前記判断する手段
により縫製可能とされた模様について縫製可能表示を前
記表示する手段に表示させる手段と、を備えたことを特
徴とする。模様データを与える手段はメモリなどの記憶
装置や或いは画像スキャナ等から画像を読み取って、模
様データを作成する装置等であって、これにより模様デ
ータを供給する。この模様データは通常縫い目を形成す
るため縫い目形成データと模様を表示装置に表示するた
めの表示データとから構成される。また該模様に施され
る色を表すデータを与える手段から、色データが供給さ
れる。この与える手段は例えばユーザが選択した模様に
任意の色を施すための手段であっても良いし、前記模様
データを与える手段と一体化して、模様データに色デー
タを付随させるように構成しても良い。模様データを与
える手段からの模様データは選択可能であって、ユーザ
は所望の単数又は複数の模様を選択できるようになって
いる。この模様データと色データに基づいて縫い目を形
成する手段により縫製が実行され、また表示する手段に
該模様が表示されるようになっている。下糸量を表すデ
ータを与える手段としては、予め模様に対応した必要下
糸量を記憶した記憶手段で良く、この場合、下糸量を表
すデータを与える手段と、模様データを与える手段を共
通の記憶手段により構成し、必要下糸量を表すデータを
前記模様データに付随させておいても良い。また、また
直接必要下糸量を記憶せず、模様の針数を記憶させてお
き、ここから必要下糸量を算出するように構成すること
も可能である。また、模様を形成するための縫い距離を
求めて、これに所定の定数を乗じて下糸必要量を求める
ことま可能である。下糸の残量を検出する手段としては
種々のものが採用可能であるが、例えば本願出願人によ
り提案された特開平1−126996号に開示された構
成のものを使用すれば良い。必要とする下糸量のデータ
と下糸残量のデータは縫製可能模様検出手段に送られ、
ここで前記選択した模様が該下糸残量で同一色毎に縫製
可能か否か判断される。同一色模様が複数の場合は、同
一色毎に縫製可能か否か判断する色の順序に関する情報
を与える手段からの色の順序に従って、色毎に判断す
る。この順序に関する情報を与える手段は、例えばユー
ザが色の判断順序を指定するキー等でも良いし、或いは
必要下糸量に対応した順位に関するデータを与える手段
等であっても良い。例えば、必要下糸量に応じた優先順
位を予め決めておき、この順位を記憶させておけば良
い。また同一色模様間の判断の順序を与えることも可能
であり、模様の縫製順や配列順、或いは下糸必要量の大
きい順、下糸必要量の小さい順、模様の重要性の順等が
ある。また、ユーザが希望する順を任意に指定できるよ
うにしても良い。選択された模様が単数の場合には、該
1つの模様に付いて判断される。縫製可能表示は、該当
する模様を他の部分と分けて表示するのが良く、例えば
斜線や点などの表示上の変化や輝度の変化或いは点滅な
どにより表示することも可能である。また模様色とは異
なった色により色分けしても良い。なお、前記表示手段
に表示された模様と縫製可能模様は、単に表示させてお
くだけでなく、これらを印刷出力する手段により印刷す
るようにすることも可能である。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1において、模様データ記憶手段1には複数の模
様を形成するための縫い目データと表示手段6に該模様
を表示させるための表示データ及び該模様を縫製するに
必要な必要下糸量Hkとが記憶されている。この模様は
模様選択手段2により選択可能になっており、単数或い
は複数の模様を選択できるように構成されている。各模
様には模様コードが付されており、該コードにより模様
を認識できるようになっている。模様自体が複数の小模
様から形成される場合には、図示するように各小模様毎
に模様コードが付され、各々に縫い目データと表示デー
タ及び必要下糸量Hkとが記憶されている。模様選択手
段2で選択された模様の表示データは表示制御手段5に
送られ、表示手段6に表示される。また、該模様の縫い
目データは縫い目形成機構制御手段3に送られて、縫い
目形成機構4により該模様の刺繍縫いが実行されるよう
に構成されている。表示制御手段5には色指定手段10
が接続しており、選択された模様の色をユーザが指定で
きるようになっている。模様の色を予め決めておき、模
様データ記憶手段1に模様データと共に記憶させておく
ことも可能である。色指定手段10による色指定の情報
は縫製可能模様検出手段9にも送られるようになってい
る。
【0006】模様データ記憶手段1の必要下糸量Hkは
縫製可能模様検出手段9に送られるようになっている。
なお、この実施例では必要下糸量Hkを模様データ記憶
手段1に記憶させているが、これに限定されることな
く、必要下糸量データ付与手段として、別に設けても良
い。また直接必要下糸量を記憶せず、模様の針数を記憶
させておき、ここから必要下糸量を算出して出力するよ
うに構成することも可能である。即ち、予め一針に必要
な下糸必要量を決めておき、これに針数を乗じて計算す
ることも可能である。また、縫い目データの相対移動量
を累計して縫い距離を求め、これに所定の定数を乗じて
下糸必要量を求める等の構成も可能である。
【0007】縫い目形成機構4における、現在装着され
た下糸の残量は下糸残量検出手段8により検出されるよ
うになっている。下糸残量検出手段8は、この実施例で
は縫い目形成機構4のボビンに装着された下糸の残量を
検出するようになっており、前記した特開平1−126
996号に開示された構成のものを使用している。
【0008】縫製可能模様検出手段9は、模様データ記
憶手段1の必要下糸量Hkと、下糸残量検出手段8から
の下糸残存量とを比較し、下糸残量検出手段8で検出さ
れた下糸残存量で選択された模様が縫製可能か否か判断
し、縫製可能な模様を検出するようになっている。この
際選択された模様の色が異なる場合には、判断色順付与
手段7で指定された色の順序に従って縫製可能か否かの
判断を行うようになっている。
【0009】判断色順付与手段7は例えば、ユーザが操
作して任意の色の順序を指定可能な操作手段等であって
も良いし、或いは選択された模様の色に応じて予め決め
られた色の順序を判断色順付与手段7が与えるようにし
ても良い。たとえば、色毎の必要下糸量を検出して、必
要下糸量の小さい色順、或いは必要下糸量の大きい色順
等の順序を与えるようにすることも可能である。また判
断色順付与手段7は、同一色の模様間における判断順序
も指定可能になっており、ユーザの任意の順序の指定又
は予め決められた順序を付与するようになっている。例
えば、同一色模様内で模様の必要下糸量Hkの大きい模
様を先に判断する等、必要下糸量Hkに応じて優先順位
を決めておき、選択された模様によりこの優先順位を縫
製可能模様検出手段9に指示するようにしても良い。ま
た模様の配列順や縫製順を判断順序として指示させるよ
うにすることも可能である。更に、模様データ記憶手段
1に記憶されている順序等他のどのような順序を指示で
きるようにすることも可能である。
【0010】表示制御手段5は縫製可能模様検出手段9
から検出された縫製可能な模様に、縫製可能表示を付し
て表示手段6に表示させるようになっている。たとえば
縫製可能な模様を模様の色とは異なる特定の色で色分け
して表示させたり、輝度の変化や、点滅、斜線等により
表示することが可能である。
【0011】図5により、判断色順付与手段7による判
断の色順序の指定と、縫製可能模様検出手段9による縫
製可能な模様の検出及び表示について、具体例を挙げて
説明する。例えば、図5(A)に示すように赤白黄が施
された5つの模様を選択し、図示するような配列で縫製
するとする。各模様の必要下糸量Hkはそのまま形状の
大小の順とする。(B)に示すように判断色順付与手段
7で黄、赤、白の色順で、同一色内においては、必要下
糸量Hkの小さい順に判断する旨の指示が出された場合
には、→の順序で縫製可能模様検出手段9は縫製可
能か否か判断する。即ち、最初に黄色の小について残存
下糸量から縫製可能か否か判断し、可能であれば次に黄
色の大について判断する。この際残存下糸量から黄色の
小に使用する下糸量を差し引いたものと黄色の大の必要
下糸量Hkとを比較する。次に赤の小、赤の大、白の順
序で比較する。(B)の場合、黄色の小、大と赤の小の
縫製は可能であるが、赤の大の縫製は途中までしか行う
ことができず、縫製可能模様検出手段9は黄色の小、大
と赤の小のみを縫製可能と判断し、これら模様に斜線が
付されて表示されている。なお、赤の大のように途中ま
で縫製可能な場合には、図示するように途中までの縫製
可能範囲を斜線等で表示しても良いし、或いは全く表示
を施さないようにしても良い。
【0012】(C)の例では白、赤、黄の色順で、且つ
必要下糸量Hkの大きいものから判断するように判断色
順付与手段7から指示された場合を示しており、白の三
角と赤の大、小が縫製可能であり、この3つの模様が斜
線で表示されている。白の大は途中まで縫製可能であ
り、途中まで斜線で表示されるか、或いは全く表示され
ない。なお、上記は判断及び表示の一例を示すものであ
って、本発明の範囲内であれば他の判断及び表示も当然
に可能である。また、縫製可能な模様の表示は、斜線や
模様、点等の図形或いは表示の濃淡や色分け塗りつぶ
し、輝度の変化或いは点滅など種々の形態を採用可能で
ある。
【0013】図2により、上記実施例をマイクロコンピ
ュータを用いて実現した場合のハードの構成例を説明す
る。中央演算処理装置20はミシンモータ駆動回路23
とX−Yモータ駆動回路40を制御して、X方向モータ
41とY方向モータ42を駆動しつつ縫い目形成機構2
4を駆動して、模様データ記憶手段21に記憶され、模
様選択釦22に選択された模様の縫い目を形成させるよ
うに構成されている。ミシンモータ駆動回路23の速度
は速度コントローラ44により制御され、またX方向モ
ータ41とY方向モータ42は図3に示す刺繍枠43を
x−y方向に移動させて刺繍縫いを実現させるようにな
っている。
【0014】中央演算処理装置20は表示制御装置25
を介して表示装置26に選択された模様の表示を行わせ
るようになっており、該表示装置26は図4に示すよう
にミシン本体Xのアーム部に設けられている。該表示装
置26には前記模様選択釦22がタッチパネルとして形
成されており、表示装置26に表示された模様をタッチ
パネルにより選択できるようなっている。また色指定釦
27を備えており、模様にユーザが所望の色を施すこと
ができるようになっている。
【0015】模様データ記憶手段21には複数の模様が
模様コードを付されて記憶されており、各模様データは
縫い目データと表示データ及び必要下糸量Hkとから構
成されている。また縫い目形成機構24には下糸残量検
出センサ28が設けられており、現在装着されているボ
ビンの下糸残存量を検出して中央演算処理装置20に入
力するようになっている。中央演算処理装置20は入力
した下糸残存量と模様データ記憶手段21に記憶されて
いる必要下糸量Hkとから、縫製可能模様検出プログラ
ム記憶装置30に記憶されたプログラムに基づいて縫製
可能な模様を検出するように構成されている。縫製可能
模様検出プログラム記憶装置30において縫製可能か否
か判断する模様の色の順序は、縫製可能模様判断色順選
択釦33により指定可能になっておりユーザは判断する
色の順序を指定できるようになっている。また、更に同
一色内判断順選択釦35を備えており、同一色の模様間
での判断の順序も指定できるようになっている。たとえ
ばユーザは必要下糸量Hkの大きい順、必要下糸量Hk
の小さい順或いは配列順、縫製順等の指示を出せるよう
になっている。また、任意の順序を設定可能になってい
る。縫製可能模様判断順序付けプログラム記憶装置34
には縫製可能模様判断色順選択釦33及び同一色内判断
順選択釦35からの指示に対応して、選択された模様に
順番の番号付けを行うプログラムが格納されており、中
央演算処理装置20はこれに従って選択された模様の縫
製可能判断の順序付けを行い、この順序を一時記憶装置
31に記憶させるように構成されている。
【0016】縫製可能模様検出プログラム記憶装置30
のプログラムに従って検出された縫製可能な模様につい
ては表示制御装置25を介して表示装置26において縫
製可能表示が付され、前記図5に示すように表示される
ように構成されている。なお、この実施例では縫製可能
模様表示選択釦29を備えており、ユーザが該縫製可能
模様表示選択釦29を操作した時に、縫製可能模様を検
出し、表示するようになっている。なお、縫製可能模様
判断色順選択釦33又は同一色内判断順選択釦35から
順序の指示がない時は、所定の色順及び配列順等の所定
の順のイニシャルモードを設定しておき、この順に従っ
て判断させるようになっている。
【0017】この実施例では更に印刷装置32を備えて
おり、表示装置26に表示された模様及び縫製可能表示
をプリントアウトできるようになっている。
【0018】図3により動作を説明する。模様選択釦2
2と色指定釦27が操作され、模様選択と色指定がなさ
れ、模様が表示され、(ステップS1、2)、縫製可能
模様表示選択釦29の操作があり(ステップS3)、縫
製可能模様判断色順選択釦33と同一色内判断順選択釦
35からの判断順の指示がなされると(ステップS
4)、中央演算処理装置20は縫製可能模様判断順序付
けプログラム記憶装置34のプログラムに従って、選択
された模様の順序付けを行い、該順序に従って模様番号
をk=1〜Nまで割り振る。そして該順序を一時記憶装
置31に記憶する(ステップS5)。次に、下糸残量検
出センサ28による下糸残存量の検出値を入力し(ステ
ップS6)、選択された模様数Nを記憶し(ステップS
7)、累計必要下糸量Hsをゼロと置く(ステップS
8)。またkを1とする(ステップS9)。そして最初
の模様、k=1について模様データ記憶手段21に格納
されている必要下糸量Hkと下糸残存量を比較する(ス
テップS10)。下糸残存量が必要下糸量より多いと、
当該模様に斜線等の縫製可能表示をさせると共に、その
模様コードを一時記憶装置31に記憶する(ステップS
11)。そして、累計必要下糸量Hsにその模様の必要
下糸量Hkを累積し(ステップS12)、k=Nか否か
判断する(ステップS13)。ステップ10で下糸残存
量が必要下糸量Hkよりも小さい場合、またステップ1
2でkがN以下の場合には、kに1を加え(ステップS
15)、必要下糸量Hkにいままで縫製可能とされた模
様の必要下糸量の累積値Hsを加えて(ステップS1
6)、ステップ9に戻る。以上の動作を模様数N全てに
ついて、実行して縫製可能模様を検出する。検出が完了
し、縫製可能模様がゼロの場合には(ステップS1
4)、中央演算処理装置20は表示装置26に下糸不足
の警告及び交換を促す表示を実行させ(ステップS1
7)、ステップS23に飛んでユーザが下糸交換等の操
作をして再び縫製可能模様表示選択釦29を操作した場
合は(ステップS23)、ステップ5に戻る。操作して
いなければ動作を終了する。
【0019】縫製可能模様がある場合は(ステップS1
4)、速度コントローラ44による始動操作があった時
に(ステップS18)、模様データ記憶手段21から縫
製可能模様の縫い目データを読み出し(ステップS1
9)、縫い目形成を実行する(ステップS20)。そし
て全ての縫製可能模様の縫製が終了したら(ステップS
21)、止め縫いを行い、ミシンを停止して、下糸交換
の警告表示を行う(ステップS22)。そしてユーザが
下糸を交換して縫製可能模様表示選択釦29を操作した
場合には(ステップS23)、ステップS5に戻り、縫
製可能模様表示選択釦29を操作しない場合には動作を
終了する。
【0020】以上説明した実施例によれば、選択した模
様が現在の下糸残存量で縫製可能か否か指定された色の
順序で判断され、縫製可能な模様が検出され表示装置2
6に表示されるからユーザは表示装置26を見ながら現
在の下糸残量で縫製可能な模様を色毎に判断することが
出来、下糸の効率的な利用をはかることが可能である。
また上糸交換時に予め下糸を交換しておく等の対応をと
ることができ、作業効率も向上する。また、縫製可能な
模様がない場合は下糸量の不足の警告がなされるから、
縫い開始前に下糸の交換を行うことが可能になる。更
に、表示装置26に表示された模様と縫製可能模様は、
単に表示させておくだけでなく、印刷装置32により印
刷出力できる等の効果がある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の同一色の縫
製可能模様を表示可能な刺繍ミシンは、選択した模様に
関して、現在の下糸残存量に基づいて縫製可能な模様を
同一色毎に探索し、検出することが可能であり、該検出
結果を表示させることが可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施例を示す回路ブロック構成図。
【図3】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
図。
【図4】本発明の一実施例を示す外観斜視図。
【図5】本発明の一実施例の動作と表示例の説明図。
【符号の説明】
1:模様データ記憶手段、2:模様選択手段、3:縫い
目形成機構制御手段、4:縫い目形成機構、5:表示制
御手段、6:表示手段、7:判断色順付与手段、8:下
糸残量検出手段、9:縫製可能模様検出手段、10:色
指定手段、20:中央演算処理装置、21:模様データ
記憶手段、22:模様選択釦、23:ミシンモータ駆動
回路、24:縫い目形成機構、25:表示制御装置、2
6:表示装置、27:色指定釦、28:下糸残量検出セ
ンサ、29:縫製可能模様表示選択釦、30:縫製可能
模様検出プログラム記憶装置、31:一時記憶装置、3
2:印刷装置、33:縫製可能模様判断色順選択釦、3
4:縫製可能模様判断順序付けプログラム記憶装置、3
5:同一色内判断順選択釦、40:X−Yモータ駆動回
路、41:X方向モータ、42:Y方向モータ、43:
刺繍枠、44:速度コントローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D05C 11/16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択可能な複数の模様に対応する縫い目
    を形成させ、又該模様を表示させるための模様データを
    与える手段と、 該模様データを与える手段から所望の模様を選択し対応
    する模様データを得る手段と、 前記複数の模様に施される色を表すデータを与える手段
    と、 該選択した模様の模様データと色を表すデータに基づい
    て縫い目を形成する手段と、 前記選択した模様の模様データと色を表すデータに基づ
    いて模様を表示する手段と、 前記選択した模様を形成するに必要な下糸量を表すデー
    タを与える手段と、 ミシンに装着されている下糸の残量を検出する手段と、 該検出する手段からの下糸残量と前記必要な下糸量を表
    すデータとから、前記選択した模様が縫製可能か否か同
    一色毎に判断する手段と、 前記判断する手段により縫製可能とされた模様について
    縫製可能表示を前記表示する手段に表示させる手段と、 を備えたことを特徴とする同一色の縫製可能な模様を表
    示可能な刺繍ミシン。
  2. 【請求項2】前記同一色毎に縫製可能か否か判断する色
    の順序に関する情報を与える手段を更に備えた、請求項
    1に記載の同一色の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミ
    シン。
  3. 【請求項3】 前記順序に関する情報を与える手段が、
    ユーザの希望する任意の色の順序を与える、 請求項2に記載の同一色の縫製可能な模様を表示可能な
    刺繍ミシン。
  4. 【請求項4】 前記順序に関する情報を与える手段が、
    同一色模様毎の必要下糸量に対応した色順序を与える、 請求項2に記載の同一色の縫製可能な模様を表示可能な
    刺繍ミシン。
  5. 【請求項5】 前記順序に関する情報を与える手段が、
    同一色の模様内で必要下糸量に対応した順序を与える、 請求項2に記載の同一色の縫製可能な模様を表示可能な
    刺繍ミシン。
  6. 【請求項6】 前記順序に関する情報を与える手段が、
    同一色の模様内で縫製順序に対応した順序を与える、 請求項2に記載の同一色の縫製可能な模様を表示可能な
    刺繍ミシン。
  7. 【請求項7】 前記順序に関する情報を与える手段が、
    同一色の模様内で模様配列順序に対応した順序を与え
    る、 請求項2に記載の同一色の縫製可能な模様を表示可能な
    刺繍ミシン。
  8. 【請求項8】 前記表示手段に表示された模様と縫製可
    能表示を印刷出力する手段を更に備えた、 請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7に記載
    の同一色の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミシン。
JP31238694A 1994-11-24 1994-11-24 同一色の縫製可能な模様を表示可能な刺繍ミシン Expired - Fee Related JP3900307B2 (ja)

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