JPH08140933A - 視覚機能の検査装置及び検査方法 - Google Patents

視覚機能の検査装置及び検査方法

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JPH08140933A
JPH08140933A JP6285173A JP28517394A JPH08140933A JP H08140933 A JPH08140933 A JP H08140933A JP 6285173 A JP6285173 A JP 6285173A JP 28517394 A JP28517394 A JP 28517394A JP H08140933 A JPH08140933 A JP H08140933A
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JP6285173A
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Inventor
Browning Johannes
ブラウニング ヨハネス
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SUTEFUAN SHIYURAA
Original Assignee
SUTEFUAN SHIYURAA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の視野検査でマイクロコンピュータ、制
御装置及びビデオ・モニタを搭載した視野計、又はカン
ポメータ(ノイズ視野識別計)の形式の空間的に大型の
装置が必要であった。別の検査には別の検査装置が必要
であったが、それらの装置を統合して小型化するもので
ある。 【構成】 本発明は視野障害を発見し、例えば遠距離及
び近距離視力、眩輝逆光での視力、斜視検査、立体識別
検査、色識別検査、及び反応速度測定検査のような様々
な検査を実施するための小型で簡単な、携帯可能で、扱
い易い装置を提案するものである。そのために、ディス
プレー(9)と光学系(27,28,30)によって、
空間的広がりが縮小して眼鏡状、及び(又は)ヘルメッ
ト状のホルダー内に収容できるコンピュータ制御の測定
装置を製造した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学軸に対して測定さ
れた種々の角度で視力検査記号を提示するための比較的
面積が小さい、画像を作成する表示スクリーンを含んだ
光学装置部分と、表示スクリーンを制御するためのコン
ピュータ制御機構とを有する被験者の眼の少なくとも一
つの視覚機能を検査する装置と、この装置によって実施
できる方法に関する。このような装置は視野障害、又は
例えば視野検査、ノイズ視野カンポメトリーのような検
査で、種々の周辺条件での網膜の部位毎の知覚しきい値
の変化を検査するための装置である。この装置によって
更に、周囲の光度に応じた遠方、及び近傍の視力測定、
例えば交通で遭遇するような眩輝の実際の条件の下での
夜間視力の測定、適応条件下での色識別試験、両眼を用
いた立体識別試験、及び斜視角度を確認する斜視検査が
可能である。
【0002】視野測定の方法は、視野検査、カンポメト
リー、又はノイズ視野カンポメトリーである。視野検査
はそれぞれの所望の網膜部位の光知覚力を測定するもの
である。その場合、従来からゴールドマン他の球形視野
測定計が使用されている。被験者は球の中心に設定され
た固定点を注視する。その際に被験者には、球内部の様
々な部位に短時間だけ光マークが提示される。光マーク
を堪忍すると被験者は信号を発する。今日では、ほとん
どの場合、コンピュータ制御された視野計が使用され
る。その場合、コンピュータは半球内部の種々の部位で
の生理学的な網膜の知覚しきい値に基づいて、部位に応
じた光度を有する検査マークの投影を制御する。
【0003】この方法はカンポメトリーの形態でも利用
される。この場合は、ビデオ・モニタを介して30°か
ら60°の視野だけが検査される。この種類の検査は例
えば、米国特許明細書第4634243号から公知であ
る。カンポメトリーの場合は、同じ原理に基づいて患者
は所定距離からビデオ・モニタを注視する。
【0004】例えば欧州特許明細書第8811269
1.6号に開示されているようなノイズ視野カンポメト
リーは、表示スクリーンに一種の“非受像状態”のテレ
ビ画面のノイズ視野を提示する。このノイズ視野を観察
することによって、被験者に障害がある場合、これをノ
イズ視野の欠損として認定する。
【0005】欧州特許明細書第0363610 A1か
らは、光源、絞り、及び対物レンズから成るコンピュー
タ制御の、電気−機械的に回折可能なプロジェクタを介
して検査マークを投影することが公知であり、この場合
は、光源と観察位置との間に拡大特性を備えた光学式結
像システムを配置することによって視野計による試験方
法をある程度小型化することができる。
【0006】視力検査用には、視力検査記号がコンピュ
ータ制御のモニタに表示される方法が公知である。(米
国特許明細書第4869589号)この場合、検査は自
動的に進展し、患者は記号に対する反応をキーボード又
はマウスを用いてシステムに報知することができる。
【0007】暗がりでの視力と、眩輝過敏性を検査する
には、例えばドイツ特許明細書第3003588 C2
1号から携帯式の接眼卓上計器が公知である。
【0008】眼鏡型の検査機器は、例えば眼球振盪測定
用に、眼の動きを測定する方法が公知である。例えばド
イツ特許明細書第3825789 C2号、及び欧州特
許明細書第0456166 A1号を参照されたい。
【0009】視覚機能を検査するための従来の装置の問
題点は、それが占める空間が極めて大きく、従って種々
の検査装置が検査用スクリーンやコンピュータ制御機構
等と連結されており、極めて高価であることにある。視
野計の場合、キューポラだけでも60cmから100c
mの直径がある。視野計にはモニタや、コンピュータ制
御機構や、これも極めて大型の設備である顎及び額部分
支えの形式のスペーサが付属している。視力検査用に
は、屈折計及び、ほとんどの場合が光学レンズ及びミラ
ー系に基づく卓上計器が使用される。斜視角度の確認は
平衡プリズム・ガラスを使用して、又は2.5m×2.
5mのサイズの検査壁で行われる。機器の大部分はその
検査に特有のものであり、従って一つの、もしくは幾つ
かの特殊な検査にしか適さないので、別の検査には別の
機器を調達しなければならない。装置の中には部屋の光
度を調整できないか、調整が難しい暗室でしか操作でき
ないので、室の光度のような周辺条件を基準化できず、
従って精密な再現性が得られない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の技術上の課題
は、少なくとも30°から60°の視野で視野障害を検
出し、構造が極めて小型である冒頭に述べた種類の装置
と、この装置によって実施できる検査方法を提供するこ
とにある。更に別の目的は、例えば斜視角度の確認のよ
うな主観的な検査を客観化し、視覚検査を定義されたコ
ントラストと室内光度で基準化できるように、上記の装
置と、対応する方法を実現することにある。更に、この
ような装置だけで、従来まではそれぞれ特有の機器が必
要であった種々の検査方法を実施できるようにするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、特許請求
の範囲第1項に記載の装置と、特許請求の範囲第13項
に記載の方法とによって達成される。
【0012】
【作用】光学的結像システムと併用して、特許請求の範
囲第1項に記載の比較的面積が小さい表示スクリーンを
使用することによって、極めて小型の構造が可能にな
る。このことには、装置の光学部分全体を被験者に装着
できる眼鏡状及び(又は)ヘルメット状のホルダ内に収
納でき、そのために装置を極めて可動的に、且つ汎用に
設置できるという利点が伴う。付加的なセンサ部品、特
殊照明、並びに光が漏れない構造によって、これまでの
種々の機器の機能が統合され、基準化される。このよう
な種類の特に有利な別の構成は従属クレームに記載され
ている。特許請求の範囲第13項の方法によって、測定
システムを変化する眼の位置に自動的に適応させること
ができるので、被験者が視覚機能検査の測定プロセス
中、同一の点を絶えず注視することは必ずしも必要な
い。それによって更に、誤った主観的な影響による誤測
定が防止される。
【0013】視野の検査は別の検査方法、例えば暗闇順
応力の知覚検査、遠方及び近傍での視力測定、光学的刺
激源に対する被験者の反応速度の測定、斜視角度の確
認、対向車の眩輝を伴う交通条件での夜間視力検査、並
びに色識別試験及び立体識別試験のような検査方法と組
合わせることができる。それによって、本発明は眼鏡又
はヘルメット等の小型化された形式で種々の検査機器を
統合するものである。その際に、コスト節減とスペース
の縮小のために、装置の制御機構を挿入カードと組み合
わせてパソコンに接続することが好適である。
【0014】本発明の更に別の利点は、検査を実施する
部屋を従来の方法のように暗くする必要がなく、基準化
された光度条件の下で昼光で実施できることにある。
【0015】更に別の利点は、刺激を提示する際の位置
決定の制御が可能であるばかりではなく、特許請求の範
囲第13項に記載の本発明の構成により位置決定誤差を
測定でき、刺激を提示する際に自動的に補償できること
にある。それによって検査方法が改良されるばかりでは
なく、測定のやり直しをする必要がないので、検査の効
率も高まる。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を添付図面を参照しつつ
詳細に説明する。
【0017】中心軸に対して対称である光学装置部分の
半部を示した装置を、図2に例えば両眼形式で図示して
ある。必要に応じて検査装置を単眼方式で実施すること
ができ、その場合は双方の光学系の半部の一方だけが使
用され、光学部分の制御は修正に適するようにされてい
る。光学系のそれぞれの半部は同一構造であるので、以
下の説明では一方だけを明示するが、他方の半部もそれ
によって明らかになる。先ず、検査装置を図1を参照し
て説明する。光学装置部分8はその構造を図2を参照し
てより詳細に後述する眼鏡の形状であり、ディスプレー
9、光導電セル13、ディスプレー14,9の光度を調
整するため、眼の位置と光源を測定し、眩輝発生装置
(11a/11b)を調整し、且つ眼鏡11,8内部の
光度を調整するためのセンサ10とから構成され、ディ
スプレー9は励振器5を介して、又、眼鏡8のその他の
ユニット10,11,11a,11b,13,14はA
/D(D/A)変換器6を介してコンピュータ1と連結
可能である。視覚検査記号、もしくは画像はコンピュー
タ1内でソフトウェアによって作成され、励振器5を介
してディスプレー9に表示される。その際に、コンピュ
ータのソフトウェアによって視覚検査記号と背景の形
状、大きさ、表示時間、光度、及びカラー、並びにディ
スプレー画面でのそれらの位置が制御される。
【0018】視野検査の際は、被験者には先ず、ディス
プレー9の少なくとも中心部に位置する固定された視覚
検査記号が提示される。固定された記号は、検査の進展
で更にディスプレー9に表示される検査マークの角度を
指定する基準点であり、その位置は0°として規定され
る。被験者がこの点を注視している間、ラスタ視野検査
方法、統計的視野検査方法、又は動的な視野検査方法の
原理に基づいて、位置と光度がコンピュータ1によって
制御される視覚検査記号(検査マーク)が提示される。
被験者が視覚検査記号を知覚すると、被験者は信号発生
器12を操作する。信号発生器12は信号をA/D変換
器、又は前述のようにキーボード7を関して転送する。
コンピュータ1は信号をその位置(視角)及び検査用記
号の輝度とともにメモリ4内に記憶する。その際に、注
視位置の制御はセンサ10を介して行われる。特許請求
の範囲第13項に記載の特徴に従って、センサ10を介
した眼の位置のリアルタイム測定により、視覚検査記号
の投影位置を補正できるので、視覚検査記号は恣意的
な、又は誤った注視の場合にも提示されることができ
る。検査技師は検査モニタ3で検査の現状を監視し、も
しくは検査の進展を調整することができる。検査プロセ
ス全体の制御は付属のソフトウェアによって行われる。
キーボード7は検査技師による入力のために使用され
る。検査技師は更に、眼鏡8内部の光度、並びに受動的
ディスプレーの場合は照明強度と、眩輝発生装置11
a,11bの輝度を制御することができる。光導電セル
13は眼鏡内部の光度を測定し、信号をA/D変換器6
を介して再びコンピュータ1に伝送する。逆に、コンピ
ュータ1の内部照明の強度はA/DもしくはD/A変換
器6を介して制御される。測定された全ての計測値の出
力は、絶えず検査モニタ3に表示される。計測されたデ
ータは次に、基準化されてプリンタ2又はその他の出力
装置によって出力されるか、又はメモリ4に記憶され
る。更に、計測データをアルゴリズム、ファジー論理、
又はそれに類する診断手段を介して再処理することも可
能である。従って、先行する試験との比較値を直接調査
したり、測定値を直接解析し、出力することもできる。
【0019】図2は測定用眼鏡8自体の概略図である。
光学媒体は光学軸29に沿って記入されている。被験者
は適当な接眼レンズ28並びに付属する視野レンズ27
を経てディスプレー9を観察する。これらの素子は、場
合によって被験者に屈折以上がある場合にはそれを補正
し、又は、画像もしくは視覚検査記号を遠視条件で,又
は近距離適応条件で提示するために電気的、又は手動的
に移動することができる。更に、補足的なレンズを使用
することもできる。それによって変化した視角は制御の
際に考慮される。ディスプレー9は本実施例のように受
動的ディスプレーの場合には、背後から照明が当てられ
る。これは拡散器22を有する照明装置14によって、
又は、能動的エレクトロルミネッセンス・ディスプレー
によって行われる。ディスプレー9の輝度は、ディスプ
レー照明装置14、又はディスプレー9自体を適宜に制
御することによって、検査技師が制御できる。ディスプ
レー9は異なる色の濃淡もしくは色調を表示できる。ピ
クセル自体、もしくはピクセルの組合せ(画像、視角検
査記号等)を制御することができる。同様に、相応して
必要な特性を備えた能動的ディスプレーを校正すること
ができる。眩輝逆光発生装置(11a/11b)は光
源、反射鏡31a、及び光線を集束するための付属のレ
ンズ31から構成されている。眩輝逆光の発生を可能に
するため、眩輝逆光発生装置(11a/11b)をディ
スプレーの直前に配置するか(11bを参照)、又は、
ディスプレー9の背後に配置することができる。(11
aを参照)後者の場合は、ディスプレー9の背後の眩輝
逆光発生装置11aからの光の円錐を被験者の眼に集束
できるように、空隙を置いて双方の間の位置に拡散器2
2を備えることが好ましい。ヘッドライトは交互に半透
過性のミラー33を介して反射される。眼鏡内部の光度
は別の照明装置11と付属の拡散器24によって調整可
能である。この照明源11と拡散器24の間には、必要
に応じてカラーフィルタを挿入することができる。光導
電セル13は眼鏡内部の光度を測定する。更に、センサ
10がリアルタイムで、眼(又は両目)の位置を測定
し、その結果を変換器6を介してコンピュータ1に転送
する。その際に、センサ10を接眼レンズ28に接し
て、又はその前に配置することができ、又は、この場合
も半透過性ミラーを介して反射させることができる。セ
ンサは被験者の眼の位置を測定する役割を果たす。半透
過性ミラー33によって、必要に応じて眼を現示するた
めのカメラ・システムを反射することができる。ユニッ
ト全体は外側に光が漏れないように密閉されている。測
定用眼鏡と被験者との渡し部分は弾力的なスリーブ30
によって実施可能である。
【0020】上記の視野測定の他に、本装置によって、
特に、その他の下記のその他の視覚機能が可能であり、
必要に応じて従属クレームに記載した部品の一つ、又は
幾つかが、明示した部品を補足的するために備えられ
る。
【0021】特許請求の範囲第8項及び(又は)第9項
に記載の特徴を有する装置の構成によって、被験者の網
膜の暗点を即座に診断するため、ディスプレー9にノイ
ズ視野を表示することができる。
【0022】視力検査のために、被験者にコントトラス
トが高く、内部輝度が規定された異なる大きさと形状の
視力検査記号が提示される。被験者は検査技師に対して
見たものを報告する。検査技師はその結果をモニタ3の
結果と比較する。特許請求の範囲第7項に記載の特徴を
備えた本装置の構成によって、光学的結像システム2
7,28を介して、光学系を移動することによって、又
は光学系の交換によって、画像を遠方にも近傍にも提示
することができる。モータによる調整が可能であること
によって、被験者は、この場合は光学系を移動する2つ
の信号発生器を利用して、被験者によって異なる順応条
件のもとで鮮鋭な像が得られる調整能力の範囲が検査さ
れる。(視力調整幅) 更に、特許請求の範囲第11項に記載の特徴に従って、
逆光眩輝のもとでの視力検査(メソプトメトリー)を行
うことができる。その場合、被験者は集束された光の円
錐で眩輝状態にされる。眩輝逆光発生装置11aはディ
スプレー9の背後に配置することができる。その際に光
線が透過するべき媒体は専門家には自明であり、拡散器
22及びディスプレー9内の光線透過孔によって実現さ
れる。更に、眩輝逆光発生装置11bをディスプレー9
の前に設置するか、又は、眩輝逆光を図2に任意的なも
のとして示した半透過性ミラー33を介して反射させる
こともできる。
【0023】反応時間を検査するには、被験者に視覚検
査記号を短時間だけ提示する。コンピュータ1は信号発
生器12によって被験者からの反応があるまで、検査装
置のディスプレー9への提示時間を測定する。その際
に、どの条件で反応がなされるべきであるか等を予め取
り決めることができる。
【0024】斜視検査又は斜視角度の確認は、特許請求
の範囲第5項に記載の特徴を有する本検査装置によっ
て、眼の位置が様々な視線の方向で、センサ10もしく
はいわゆるアイ・トラッキング・システムによって検査
される。その場合、視線の方向は注視記号によって表示
スクリーン9に提示される。これは特許請求の範囲第4
項に記載の特徴を備えた本検査装置で、遠距離と近距離
の双方で可能である。それに対応していわゆるカバー・
テストによって、方向が交代する短時間の刺激の連続に
よって眼の視線方向と位置を検査することができる。
【0025】特許請求の範囲第10項に記載の装置を実
施した場合は、本装置を単眼式に構成できる。すなわ
ち、片側だけが本来の視覚機能検査用装置部分を含んで
おり、別の側は特許請求の範囲第4項に記載の光度調整
可能な室を含んでいる。この室は特許請求の範囲第1項
から第12項に記載したように、実施態様に応じて単一
部品を装備している。この場合は、本発明の装置を双方
の側を回転させたり、交換することで交互に利用でき
る。両眼式装置は両側にそれぞれ完全な視覚機能検査装
置部分を含んでいる。
【0026】特許請求の範囲第7項、8項及び(又は)
9項に記載のとおり、両眼式の実施態様の場合、立体識
別検査用に、乖離度が異なる画像又は視覚検査記号が提
示される。これは、特許請求の範囲第4項に記載のとお
り、遠距離と近距離の双方で可能である。被験者は例え
ば、乖離度を低くした、空間的に突起した視覚検査記
号、マーク又は画像の内容を識別しなければならない。
【0027】色を識別する検査の場合は、特許請求の範
囲第7項、8項及び(又は)9項に記載のとおり、被験
者に片目ずつ所定の色と輝度の画像スクリーンの半部が
提示される。2つの信号発生器を介して、被験者は所定
の半部の色に対して別の画像スクリーン半部の色を合わ
せることができる。更に、異なる色調を提示することが
でき、これが被験者によって分類される。これは双方の
信号発生器によって行うことができる。更に、画像をア
イシャハラート表で提示することもできる。
【0028】特許請求の範囲第3項、4項、8項、9項
及び(又は)10項に記載の本発明の構成によって、時
間的な経過を経た明暗順応機能を検査するために、識別
するべき視覚検査記号の容積輝度、及び(又は)光度を
変更することができる。
【0029】本装置の全体の機能はそれぞれ付属のソフ
トウェアによって制御され、この分野での検査実施の態
様によって変更できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によって達成できる利点は、本発
明の構想によって、公知の大型の装置と比較して小型
で、扱い易い装置を製造できることにある。実施できる
測定プロセスの組合せによって、複数の設備の機能を単
一のユニットに集中させることができ、このユニット
は、例えば自動車運転に必要な基本的な視覚機能(例え
ば視野、視力、夜間視力、光の刺激に対する反応速度)
を検査することができる。安価な素子と、既製の素子
(コンピュータ)を使用して構成できるので、このシス
テムを既存のシステムに統合することができ、それによ
ってコストとスペースを大幅に節減できる。通常の昼光
で問題なく利用できるので、この装置は、例えば緑内障
のような危険な眼病を診断するために、スクリーニング
試験を行う眼鏡商にも普及することができる。ソフトウ
ェアのアルゴリズムは、この枠内で病理的な測定値をも
検出できる。
【0031】本装置は視覚障害者用の視覚増幅器として
のビデオ・カメラと組み合わせても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の視覚検査のための装置の概略構成図であ
る。
【図2】眼鏡状保持器内に収容された図1の装置の光学
部分の概略図である。
【符号の説明】
1…コンピュータ 2…プリンタ 3…検査モニタ 4…メモリ 5…励振器 6…A/D(D/
A)変換器 7…キーボート 8…眼鏡 9…ディスプレー 10…センサ 11a…眩輝逆光発生装置 11b…眩輝逆光
発生装置 12…信号発生器 13…光導電セル 14…ディスプレー照明装置 22…拡散器 24…拡散器 27…視野レンズ 28…接眼レンズ 29…光学軸 30…スリーブ 31…レンズ 31a…反射鏡 33…ミラー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学軸(29)に対して測定された種々
    の角度で視力検査記号を提示するための、比較的面積が
    小さい、画像を作成する表示スクリーン(9)を含んだ
    光学装置部分(8)と、 表示スクリーンを制御するためのコンピュータ制御機構
    (1,5)とを有する被験者の眼の少なくとも一つの視
    覚機能を検査する装置において、 光学装置部分(8)が被験者に取付けることができる眼
    鏡状、及び/又はヘルメット状のホルダ内に収容される
    とともに、光学的結像システム(27,28)を表示ス
    クリーン(9)の前に設けたことを特徴とする検査装
    置。
  2. 【請求項2】 コンピュータ制御機構(1)と連結され
    た、被験者が操作できる少なくとも一つの信号発生器
    (12)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の検
    査装置。
  3. 【請求項3】 眼鏡状、及び/又はヘルメット状のホル
    ダが表示スクリーン(9)と観察位置(30)との間の
    空間を光が漏れないように囲んだことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の検査装置。
  4. 【請求項4】 調整可能な照明装置(11)と、光が漏
    れない空間の光度と色を調整するためにコンピュータ制
    御機構(1)と連結された光度センサ(13)とを備え
    たことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 眼の位置と眼の運動(10)を測定する
    ための装置を備えたことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータ制御機構が視野検査、ノイ
    ズ視野カンポメトリー、メソプトメトリー、遠距離視
    力、近距離視力、視力調節幅、立体識別検査、斜視角度
    確認、暗闇順応力、反応力及び/又は色識別の検査の、
    測定、評価及び制御のためのコンピュータ(1)を含ん
    だことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記
    載の検査装置。
  7. 【請求項7】 表示スクリーン画像を観察位置(30)
    の前に位置する、被験者の眼の網膜によって知覚できる
    領域に集束するために光学的結像システム(27,2
    8)が手動的に、又はモータによって調整可能、又は交
    換可能であるとともに、遠距離視力及び近距離視力調整
    幅を検査するために、仮想対象の光学的結像のための光
    学系が様々な距離に調整可能、又は交換可能であること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の検
    査装置。
  8. 【請求項8】 表示スクリーンが能動的、又は受動的デ
    ィスプレー、特に異なる色の濃淡又は陰影、又は光度、
    並びに高い解像度と周波数を有し、各ピクセルを個々に
    制御可能である受動的LCDディスプレー又は能動的エ
    レクトロルミネッセンス・ディスプレーであることを特
    徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の検査装
    置。
  9. 【請求項9】 ディスプレーが、それを照明するために
    拡散器(22)付きの照明装置(14)を備えた受動的
    ディスプレー、又は個々の色の濃淡を有するエレクトロ
    ルミネッセンス・ディスプレーであり、光度とカラーが
    コンピュータ及び前に接続されたカラー・フィルタによ
    って制御可能であることを特徴とする請求項8に記載の
    検査装置。
  10. 【請求項10】 検査装置が単眼形式で実施されたとと
    もに、照明装置によって光度を調整できる、光が漏れな
    い空間がそのつど検査されていない眼のために備えら
    れ、右眼と左眼の機能ユニットが交換可能であることを
    特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の検査
    装置。
  11. 【請求項11】 そのつど片眼又は両眼に対して所定の
    角度で位置合わせすることができる、光学系によって集
    束される光束を発する眩輝発生装置(11a,11b)
    を備え、この眩輝発生装置装置がディスプレー(9)の
    背後に(11a)、又はディスプレー(9)の前方に
    (11b)配設、又は反射可能であることを特徴とする
    請求項1から10のいずれか一項に記載の検査装置。
  12. 【請求項12】 半透過性のミラー(33)を介して、
    ヘッドライト及び(又は)測定システム、又は眼の位置
    を測定するための写像カメラ・システムが反射可能であ
    ることを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に
    記載の検査装置。
  13. 【請求項13】 固定された被験者を検査する方法にお
    いて、請求項5から12のいずれか一項に記載の装置に
    よって実施可能であるとともに、眼の位置を測定システ
    ム(10)によって絶えず検知可能であり、それによっ
    て刺激源の新しい位置を、測定された注視点からの偏差
    に適応させることを特徴とする検査方法。
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