JPH08140704A - 安全靴 - Google Patents

安全靴

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JPH08140704A
JPH08140704A JP29327994A JP29327994A JPH08140704A JP H08140704 A JPH08140704 A JP H08140704A JP 29327994 A JP29327994 A JP 29327994A JP 29327994 A JP29327994 A JP 29327994A JP H08140704 A JPH08140704 A JP H08140704A
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JP
Japan
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toe
shock absorber
toecap
shock
shock absorbers
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Pending
Application number
JP29327994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Abe
哲也 阿部
Hideki Aida
英樹 相多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Midori Anzen Co Ltd
Original Assignee
Midori Anzen Co Ltd
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Publication date
Application filed by Midori Anzen Co Ltd filed Critical Midori Anzen Co Ltd
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 衝撃荷重および圧迫荷重が時間的に空間的に
分散され、特殊材を採用することなく、通常の汎用材の
採用が可能で、その製作が容易で、量産に適し、衝撃吸
収性能が向上し、外観上の美観が保持される。 【構成】 先芯5の後端を覆い接着するゴム製もしくは
樹脂製またはそれらの発泡体からなる衝撃吸収体15,
21を設け、もしくは先芯5の後端を覆うと共に先芯後
端部を挟み込み先芯5に接着し、また衝撃吸収体15,
21を衝撃吸収部分の厚さを10mm未満とし、望ましく
は1mm〜5mmとし、衝撃吸収体15,21をJIS K
6301 スフリング式硬度計A型による硬き80未満
とし、衝撃吸収体15,21の発泡体の独立気泡17と
連続気泡19との割合を1:0.05〜20としてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、甲革の爪先部に金属製
または樹脂製先芯が装着された安全靴に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の安全靴の概略構成図を示
す。図において安全靴1は、甲革3と、甲革3の爪先部
に設けられた先芯5と、先芯5と甲革3との間の段落ち
を防止するために設けられた段落ち防止テ―プ7と、先
裏9と、中底11および靴底13とから構成されてい
る。なお、Aは安全靴1の開口部を示す。
【0003】先芯5の材料には、金属または樹脂が用い
られる。金属の場合には工具鋼およびばね鋼等の剛性が
強く、衝撃荷重、圧迫荷重が先芯5に加わった場合に、
一定の荷重に対して変形量が少ない素材が使用される。
しかし、この剛性の強い材料ほど亀裂等の破壊に至る変
形量が少ないため、焼き戻し等によって破壊変形量を多
少大きくすることが一般的に実施されている。
【0004】また、先芯5の材料に樹脂を用いる場合に
も、金属の場合と同様な技術思想に基づき、ガラス繊
維、炭素繊維等による複合化を行ない、剛性を向上させ
ることが一般的に実施されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来の技術思想は、先芯5の材料自体の剛性を向上させ、
靭性とのバランスを取りながら破壊変形量を大きくする
ものであった。一般に、剛性を向上させれば靭性が低下
し、靭性を向上させれば剛性が低下する。従って、強度
を上げるために剛性を向上させれば、破壊変形量は小さ
くなり、割れまたは亀裂を発生し易くなり、靭性を向上
させれば割れまたは亀裂を生じがたくなるも、荷重によ
る変形量が大きくなる。この剛性と靭性とのバランスの
最もよい材料を選択するために、特殊材を採用すること
が多く、コスト高になるという問題があった。
【0006】さらに、図7に示すように先芯5の形状
は、1点鎖線で示す通常の靴の形状よりも、衝撃時の空
間部Bを確保するものである。このために、先芯5の先
端部を上方向に上昇せしめ、開口部A(図6)の高さに
近づける傾向がある。従って、甲革3との間に不自然に
湾曲するカ―ブ状段落ちCを生じ、外観上の美観を損う
ために、この段落ちCを防止する段落防止用テ―プ7
(図6)の採用が必要であった。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、衝撃荷重および圧迫荷重が時間的に空間的に分散
され、特殊材を採用することなく、通常材料の採用が可
能で、その製作が容易で、量産に適し、衝撃吸収性能が
向上し、美観が保持される安全靴を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、甲革の爪先部に金属製または樹脂製の先
芯を有する安全靴において、前記先芯の後端を覆い接着
するゴム製もしくは樹脂製またはそれらの発泡体からな
る衝撃吸収体を備えることを特徴とする安全靴である。
【0009】本発明の他の態様によれば、衝撃吸収体
は、先芯の後端を覆うと共に先芯後端部を挟み込み前記
先芯に接着してなる。
【0010】本発明のさらに他の態様によれば、衝撃吸
収体は、衝撃吸収部分の厚さを10mm未満とし、望まし
くは1mm〜5mmとする。
【0011】本発明のさらに他の態様によれば、衝撃吸
収体は、JIS K6301 スプリング式硬度計A型
による硬き80未満とする。
【0012】本発明のさらに他の態様によれば、衝撃吸
収体は、発泡体の独立気泡と連続気泡との割合を1:
0.05〜20とする。
【0013】
【作用】本発明の安全靴を採用することにより、先芯の
後端を覆い接着するゴム製もしくは樹脂製またはそれら
の発泡体からなる衝撃吸収体を設け、もしくは先芯の後
端を覆うと共に先芯後端部を挟み込み前記先芯に接着
し、また衝撃吸収体の衝撃吸収部分の厚さを10mm未満
とし、望ましくは1mm〜5mmとし、衝撃吸収体をJIS
K6301 スフリング式硬度計A型による硬き80
未満とし、衝撃吸収体の発泡体の独立気泡と連続気泡と
の割合を1:0.05〜20とすることによって、衝撃
荷重および圧迫荷重が時間的に空間的に分散され、特殊
材を採用することなく、通常の汎用材の採用が可能で、
その製作が容易で、量産に適し、衝撃吸収性能が向上
し、美観が保持される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例の概略構成図を示
す。図において安全靴1Aは、先芯5の後端をゴム製ま
たは樹脂(プラスチック)製またはこれらの発泡体から
なる衝撃吸収材15で覆い、先芯5と接着剤により接着
し一体化したものである。かつ、衝撃吸収材15は、本
実施例では衝撃吸収部15Aと、段落ちC(図6)を修
正する脹みを有する段落ち修正部15Bとからなる。
【0016】特に、図2および図3に示すように、衝撃
吸収材15の発泡体は、独立気泡17または連続気泡1
9のいずれでもよいが、低速度の衝撃F1 に対しては独
立気泡17の方が効果的であり、高速度の衝撃F2 に対
しては連続気泡19の方が効果的である。
【0017】これは速度の速い衝撃(高速度衝撃力)に
対して、密閉された気泡の圧縮速度が衝撃化速度に追従
できず、気泡間および気泡外へのガス体の流動エネルギ
―によって、衝撃エネルギ―を吸収し緩和させようとす
るものである。
【0018】従って、図4に示すように発泡体を含有す
る衝撃吸収材15は、独立気泡17と連続気泡19とを
複合するものとし、その混合割合は1:0.05〜20
程度に選定するものであればよい。
【0019】また、ゴム製またはプラスチック製衝撃吸
収材15の硬さは、先芯5よりも柔かいものであればよ
いが、望ましくはJIS K6301 スプリング式高
度計A型による硬さ80未満である。発明者等の繰返し
の研究と実験との結果、硬さ70、厚さ4mmのゴム板の
場合、衝撃荷重は約3/4〜2/3に緩和され、硬さ3
5、厚さ5mmの発泡ゴム(独立気泡)において、衝撃荷
重は約1/3に緩和されることが判明している。
【0020】なお、ゴム製、プラスチックまたはこれら
の発泡体からなる衝撃吸収材15の厚さaは10mm未満
で、望ましくは1〜5mm程度である。これは10mm以上
では効果はあるが、外観的に美観が損われて見苦しく、
商品価値が低下し、1mm未満では衝撃吸収効果が失われ
るからである。
【0021】図5は本発明の他の実施例の概略構成図を
示す。図において安全靴1Bは、ゴム製、プラスチック
製またはこれらの発泡体からなる衝撃吸収材21によっ
て、先芯5の後端部5Aを挟み込み接着剤により接着し
て、図1に示す衝撃吸収材15よりもさらに強固に一体
化したものである。かつ、衝撃吸収材21は、本実施例
では衝撃吸収部21Aと、先芯5の後端部5Aを挟み込
と共に段落ちC(図6)を修正する脹みを有する段落ち
修正部21Bとからなり、従来の段落防止テ―プ7によ
る段落ち防止を不要とするものである。
【0022】従って、図1に示す衝撃吸収材15とて同
様に、発泡体を含有する衝撃吸収材21は、独立気泡1
7と連続気泡19とを複合するものとし、その混合割合
は1:0.05〜20程度に選定するものである。
【0023】また、衝撃吸収材21の硬さは、先芯5よ
りも柔かいものであればよいが、望ましくはJIS K
6301 スプリング式高度計A型による硬さ80未満
である。
【0024】なお、発泡体からなる衝撃吸収材21の厚
さaは10mm未満で、望ましくは1〜5mm程度である。
【0025】上述のように、本発明によれば衝撃吸収材
15、21は、衝撃荷重または圧迫荷重に対する緩衝材
として、荷重を時間的に、空間的に分散し、先芯5の材
料を汎用材の使用を可能とするから、製作が容易であ
る。
【0026】なお、本発明は、上記実施例に限定するも
のではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他の
態様においても実施することが可能である。
【0027】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように、本発
明の安全靴は、先芯の後端を覆い接着するゴム製もしく
は樹脂製またはそれらの発泡体からなる衝撃吸収体を設
け、もしくは衝撃吸収体を先芯の後端を覆うと共に先芯
後端部を挟み込み先芯に接着し、また衝撃吸収体の衝撃
吸収部分の厚さを10mm未満とし、望ましくは1mm〜5
mmとし、衝撃吸収体をJIS K6301 スフリング
式硬度計A型による硬き80未満とし、衝撃吸収体の発
泡体の独立気泡と連続気泡との割合を1:0.05〜2
0とすることによって、従来技術の問題点が容易に解決
され、衝撃荷重および圧迫荷重が時間的に空間的に分散
され、特殊材を採用することなく、通常の汎用材の採用
が可能で、その製作が容易で、量産に適し、衝撃吸収性
能が向上し、外観上の美観が保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略構成図である。
【図2】独立気泡の機能を説明する拡大模型図である。
【図3】連続気泡の機能を説明する拡大模型図である。
【図4】独立・連続混合気泡の機能を説明する拡大模型
図である。
【図5】本発明の他の実施例の概略構成図である。
【図6】従来の安全靴の概略構成図である。
【図7】図6の要部拡大説明図である。
【符号の説明】
1A,1B 安全靴 3 甲革 5 先芯 15,21 衝撃吸収材 17 独立気泡 19 連続気泡

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甲革の爪先部に金属製または樹脂製の先
    芯を有する安全靴において、前記先芯の後端を覆い接着
    するゴム製もしくは樹脂製またはそれらの発泡体からな
    る衝撃吸収体を備えることを特徴とする安全靴。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、衝撃吸収体
    は、先芯の後端を覆うと共に先芯後端部を挟み込み前記
    先芯に接着してなることを特徴とする安全靴。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかの記載にお
    いて、衝撃吸収体は、衝撃吸収部分の厚さを10mm未満
    とし、望ましくは1mm〜5mmとすることを特徴とする安
    全靴。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかの記載にお
    いて、衝撃吸収体は、JIS K6301 スプリング
    式硬度計A型による硬さ80未満とすることを特徴とす
    る安全靴。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかの記載にお
    いて、衝撃吸収体は、発泡体の独立気泡と連続気泡との
    割合を1:0.05〜20とすることを特徴とする安全
    靴。
JP29327994A 1994-11-28 1994-11-28 安全靴 Pending JPH08140704A (ja)

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JP29327994A JPH08140704A (ja) 1994-11-28 1994-11-28 安全靴

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2856252A1 (fr) * 2003-06-17 2004-12-24 Europ Technologies & Services Structure de securite pour chaussure
JP2009089785A (ja) * 2007-10-04 2009-04-30 Midori Anzen Co Ltd 先芯内蔵靴および先芯の固定方法
JP2009142422A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Midori Anzen Co Ltd 先芯内蔵靴
KR101509233B1 (ko) * 2013-06-26 2015-04-10 한국남부발전 주식회사 안전화
KR101509232B1 (ko) * 2013-06-26 2015-04-10 한국남부발전 주식회사 안전화

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KR101509233B1 (ko) * 2013-06-26 2015-04-10 한국남부발전 주식회사 안전화
KR101509232B1 (ko) * 2013-06-26 2015-04-10 한국남부발전 주식회사 안전화

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