JPH08140278A - 組電池の充放電保護装置 - Google Patents

組電池の充放電保護装置

Info

Publication number
JPH08140278A
JPH08140278A JP6277969A JP27796994A JPH08140278A JP H08140278 A JPH08140278 A JP H08140278A JP 6277969 A JP6277969 A JP 6277969A JP 27796994 A JP27796994 A JP 27796994A JP H08140278 A JPH08140278 A JP H08140278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference voltage
voltage
charging
charge
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6277969A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3419115B2 (ja
Inventor
Kazuma Okura
一真 大蔵
Yasutake Ishikawa
泰毅 石川
Yasuhiko Kitajima
康彦 北島
Yoshinori Yamamura
吉典 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP27796994A priority Critical patent/JP3419115B2/ja
Publication of JPH08140278A publication Critical patent/JPH08140278A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3419115B2 publication Critical patent/JP3419115B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】過充電を防止しながら満充電以前でもバラツキ
を有効に解消でき、かつ充電効率を向上させた組電池の
充放電保護装置を提供する。 【構成】二次電池のセルを複数個直列に接続した組電池
1と、各セルごとに充電終止電圧と同値およびそれより
も低い値の複数の基準電圧を切り換えて発生する基準電
圧発生手段4と、各セルごとにその端子電圧と基準電圧
とを比較する比較手段5と、各セルごとに並列に接続さ
れたスイッチング手段6と、組電池の充電時に、比較手
段の比較結果に基づいて端子電圧が基準電圧以上になっ
たセルのスイッチング手段をオンにし、全てのセルのス
イッチング手段がオンになるごとに各基準電圧発生手段
の発生する基準電圧を順次高い値に切り換え、基準電圧
が充電終止電圧に達した状態で、全ての端子電圧が基準
電圧以上になった場合に充電を終了するように制御する
制御手段8と、を備えた充放電保護装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の二次電池を直
列接続または直並列接続して用いる組電池の保護装置に
関し、特にリチウムイオン電池のような非水系電解質二
次電池の組電池に好適な保護装置に関する。
【0002】
【従来技術】電気自動車等の動力源としては、二次電池
(単一の電池からなるセルまたは複数のセルからなるモ
ジュール)を必要な容量に相当する分だけ複数個直列ま
たは直並列に接続した組電池が用いられる。このような
組電池は、多数の電池(例えば電気自動車では100〜
250セル程度)を用いているので、電池系の信頼性を
確保することが重要である。すなわち、組電池を構成し
ている電池のうちの何れかが過放電や過充電等によって
損傷し、その機能を喪失すると、全体の組電池が作動不
能になり、電気自動車が走行不能になってしまうおそれ
がある。さらに、このような組電池の場合には、放電容
量(放電可能な電気量)の減少程度が各電池によって異
なっている。例えば各電池間には製造バラツキがあり、
また組電池で使用した場合の温度分布が均一でない等の
理由により、自己放電量や充電受入率(充放電効率)に
差があるので、放電容量の減少程度が各電池によって異
なっている。そのためDOD(放電深度:全放電で10
0%、満充電で0%)0%からの放電容量には各電池に
バラツキが生じ、それによって組電池としての放電容量
が減少する。すなわち、放電時には、放電容量の小さく
なった電池は早く放電終了して過放電状態となり、この
過放電になっている電池が他の電池の負荷となって、全
ての電池がDOD100%にならないうちに電圧が低下
し、組電池としては放電終了になってしまう。また、電
池の放電末期には、内部抵抗が増大して内部発熱が大
きくなることによる劣化、電池系物質が不安定になる
ための劣化、局所的に大きな電流が流れることによる
劣化、等の原因で電池の劣化が進むので、上記の過放電
状態となった電池は、寿命の劣化の程度が大きくなる。
【0003】一方、充電時には、放電時にDOD100
%にならなかった電池が先にDOD0%に達して電圧が
上昇し、充電が終了してしまうが、放電時に過放電にな
った電池はDOD0%にならないままで充電が終了する
ので、DODの差は広がり、各電池の放電容量の差も広
がる。したがって、充放電を繰り返すと、放電容量の小
さかった電池は常に充電不足になるので、バラツキが大
きくなって組電池全体としての放電容量が減少する。な
お、一般に二次電池の場合には、充電終止電圧を越えて
過充電したり、放電終止電圧を過ぎて過放電すると、寿
命が低下するが、特にリチウムイオン電池のような非水
系電解質二次電池の場合にはその傾向が強いので、組電
池中の1個でも充電終止電圧や放電終止電圧に達した場
合には、組電池としての充電、放電を終了する必要があ
る。上記のように、複数の二次電池を直列接続した組電
池においては、放電容量やDODがばらついて、組電池
全体としての放電容量が低下するという問題や特定の電
池が特に劣化するという問題があり、また、過放電や過
充電によって異常発熱するおそれもある。
【0004】上記の問題に対処するための第1の従来例
としては、例えば、特開昭51−85437号公報に記
載されたものがある。この装置は、組電池を構成する各
電池の電圧のバラツキが大きくなると、充電電圧もしく
は充電電流を大きくして均等充電を行うものである。ま
た、第2の従来例としては、特開昭61−206179
号公報に記載されたものがある。図7は、第2の従来例
の内容を示す回路図である。図7において、組電池1は
セル1aと1bとが直列に接続(実際には多数のセルが
直列接続されているが、2個のみを示す)されたもので
あり、それぞれのセルにツェナダイオードZD1、ZD
2が並列に接続されている。そしてこれらのツェナダイ
オードZD1、ZD2のツェナ電圧は、セルの充電終止
電圧(例えばリチウムイオン電池の場合には4V程度)
に設定されている。この回路においては、充電が進んで
セルの端子電圧が上昇し、それが充電終止電圧に達した
ものについては、並列に接続されたツェナダイオードが
導通して充電電流をバイパスするので、それ以上充電が
行なわれず、端子電圧が充電終止電圧に達しないセルは
充電が継続される。そのため、各セルがそれぞれ満充電
となるまで充電が行なわれ、バラツキを減少させること
が出来る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の従来例
に記載の方法は、鉛−酸二次電池の場合には各電池を満
充電にすることが出来るが、リチウム電池のような非水
系電解質二次電池の場合には、第1の従来例のように過
電圧を印加すると、前記のごとく電池の寿命に重大な悪
影響を及ぼすという問題がある。また、第2の従来例で
は、満充電になった電池の充電電流をバイパスするもの
であるため、次のごとき問題がある。すなわち、充電時
には常に満充電になるまで充電するとは限らず、途中で
充電を終了する場合も多いが、上記従来例では、満充電
にならなければバラツキ解消機能が働かないので、各電
池のバラツキを常に解消することは困難である。また、
先に満充電になった電池の充電電流はツェナダイオード
を介して無駄に流れることになるので、充電時の電力が
無駄になり、充電効率が悪化するという問題もある。
【0006】図8は、上記の第2の従来例における充電
時のセルの端子電圧を示す特性図である。図8におい
て、実線Aはセル1aの特性曲線、破線Bはセル1bの
特性曲線である。なお、この場合には、セル1bの方が
先に充電終止電圧V0に到達する場合を示している。図
8に示すように、各セルの放電容量等の特性の差によっ
て充電終止電圧に達する時点は異なっており、先に充電
終止電圧に達したセル1bでは、遅れているセル1aが
充電終止電圧に達する時点までの時間t0の間、並列接
続されたツェナダイオードZD2を通って充電電流が流
れ、この間の電力(充電終止電圧×充電電流×時間
0)が無駄に消費されることになる。特に、電気自動
車のように100〜250セル程度の多数のセルを有す
るシステムにおいては、上記の無駄に消費される電力は
無視出来ない程度に大きなものとなる。また、図8の特
性から判るように、実線Aと破線Bとが一致するのは両
方のセルが充電終止電圧に達した場合、すなわち両者が
満充電になるまで充電した場合のみであり、途中で充電
を終了した場合には、実線と破線との差に応じたバラツ
キが生じることになる。上記のように、従来技術におい
ては、満充電まで充電しなければバラツキを解消するこ
とができず、また、無駄に消費される電力が多くて充電
の効率が悪い、という問題があった。
【0007】本発明は、上記のごとき従来技術の問題を
解決するためになされたものであり、過充電を防止しな
がら満充電以前でもバラツキを有効に解消することがで
き、かつ充電効率を向上させた組電池の充放電保護装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、特許請求の範囲に記載するよう
に構成している。すなわち、請求項1に記載の発明にお
いては、二次電池のセルを複数個直列または直並列に接
続した組電池と、上記各セルごとに、充電終止電圧と同
値およびそれよりも低い値の複数の基準電圧を下記制御
手段の制御に応じて切り換えて発生する基準電圧発生手
段と、上記各セルごとに、その端子電圧と上記基準電圧
とを比較する比較手段と、上記各セルごとに並列に接続
されたスイッチング手段と、上記組電池の充電時に、上
記比較手段の比較結果に基づいて上記端子電圧が上記基
準電圧以上になったセルの上記スイッチング手段をオン
にし、全てのセルの上記スイッチング手段がオンになる
ごとに、上記各基準電圧発生手段の発生する基準電圧を
順次高い値に切り換え、基準電圧が上記充電終止電圧に
達した状態で、全ての上記端子電圧が上記基準電圧以上
になった場合に充電を終了するように制御する制御手段
と、を備えるように構成している。なお、上記の構成
は、例えば後記図1の実施例に相当し、上記基準電圧発
生手段は、各セルの一方の端子電位(例えばマイナス端
子電位)を基準としてその値から所定の電位差を有する
各基準電圧を発生するものである。
【0009】また、請求項2に記載の発明においては、
二次電池の複数のセルからなるモジュールを、複数個直
列または直並列に接続した組電池と、上記各セルごと
に、充電終止電圧と同値およびそれよりも低い値の複数
の基準電圧を下記制御手段の制御に応じて切り換えて発
生する基準電圧発生手段と、上記各セルごとに、その端
子電圧と上記基準電圧とを比較する比較手段と、上記各
モジュールごとに並列に接続されたスイッチング手段
と、上記組電池の充電時に、上記比較手段の比較結果に
基づいて上記端子電圧が上記基準電圧以上になったセル
を含むモジュールの上記スイッチング手段をオンにし、
全てのモジュールの上記スイッチング手段がオンになる
ごとに、上記各基準電圧発生手段の発生する基準電圧を
順次高い値に切り換え、基準電圧が上記充電終止電圧に
達した状態で、全ての上記端子電圧が上記基準電圧以上
になった場合に充電を終了するように制御する制御手段
と、を備えるように構成している。なお、上記の構成
は、例えば後記図4の実施例に相当する。
【0010】また、請求項3に記載のように、上記制御
手段は、基準電圧が上記充電終止電圧に達した状態で、
全ての上記端子電圧が上記基準電圧以上になった場合
に、充電電流をそれまでよりも低い値に切り換えて充電
を継続し、その状態で全ての上記端子電圧が上記基準電
圧以上になった場合に充電を終了するように制御するも
のである。なお、上記の構成は、例えば後記図3のフロ
ーチャートに示す実施例に相当する。また、請求項4に
記載のように、上記制御手段は、充電開始時における上
記基準電圧の初期値を、その時点における各セルの端子
電圧のうち最も高い電圧よりも高い値に設定するもので
ある。また、請求項5に記載の発明においては、上記基
準電圧発生手段は、放電終止電圧をも上記基準電圧とし
て発生可能なものであり、上記制御手段は、組電池の放
電時に、上記基準電圧を放電終止電圧に設定させるもの
であり、かつ、組電池の放電時には上記各スイッチング
手段をオフ状態に保つオフ保持手段と、上記比較手段の
比較結果に基づいて上記各セルのうちの少なくとも一つ
の端子電圧が上記放電終止電圧以下になった場合に警報
を発生する警報手段と、を備えている。また、請求項6
に記載のように、上記二次電池は、非水系電解質二次電
池である。ただし、本発明は、鉛−酸蓄電池のような他
の形式の二次電池にも適用することが出来る。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明は、各セルごとに、充電
終止電圧よりも低い基準電圧を設定し、各セルの端子電
圧がその基準電圧に達した場合に並列のスイッチング手
段をオンにして充電電流をバイパスさせ、全てのセルの
スイッチング手段がオンになるごとに、基準電圧を順次
高い値に切り換える。そして基準電圧が充電終止電圧に
達した状態で、全ての端子電圧が基準電圧(この場合は
充電終止電圧)以上になった場合に充電を終了するもの
である。上記のように、請求項1の発明においては、多
段階に設けられた基準電圧ごとに各セルが均等になるま
で充電されるので、満充電にならない場合でも有効にバ
ラツキを解消することが出来る。また、充電終止電圧よ
りも低い電圧で段階的にスイッチング手段がオンになる
ので、バイパスされて無駄に消費される電力を減少さ
せ、充電効率を向上させることが出来る。
【0012】また、請求項2の発明は、スイッチング手
段を各モジュールごとに設けるように構成したものであ
り、これによって回路構成を簡略化することが出来る。
また、請求項3の発明は、基準電圧が充電終止電圧に達
した状態で、全ての端子電圧が基準電圧以上になった場
合、すなわち充電終期に充電電流を減少させて充電を継
続するように構成したものであり、これにより、電池の
内部抵抗による電圧降下分を小さくして誤差を減少さ
せ、各セルをさらに均等に充電することが出来る。
【0013】また、請求項4の発明は、充電開始時にお
ける基準電圧の初期値を、その時点における各セルの端
子電圧のうち最も高い電圧よりも高い値に設定するよう
に構成したものであり、これにより、充電開始時に基準
電圧よりも端子電圧の高かったセルの電力がスイッチン
グ手段を介して放電するのを防止することが出来る。ま
た、請求項5の発明は、放電終止電圧以下になったセル
が生じた場合に警報を発生するように構成したものであ
り、これによって過放電を防止することが出来る。ま
た、請求項6に記載のように、本発明は、リチウムイオ
ン電池のような非水系電解質二次電池に特に好適であ
る。前記のごとく、非水系電解質二次電池は過充電、過
放電によって寿命劣化を生じやすいので、本発明による
効果が大きい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明の第1の実施例図である。図1にお
いて、1は組電池であり、複数のセル1a〜1nを直列
に接続したものである。なお、直並列に接続したもので
もよい。また、2は負荷制御装置であり、組電池1の電
力で負荷3を駆動する際の電力供給を制御するものであ
る。例えば、負荷制御装置2は電気自動車における直流
−交流変換用コンバータと制御用コンピュータからなる
回路であり、負荷3は電気自動車駆動用モータである。
なお、上記の負荷制御装置2と負荷3の部分は組電池の
出力(放電)回路であり、以下に記載する4以降の部分
が本実施例の充放電保護装置の部分である。4は充電終
止電圧と同値およびそれよりも低い値の複数の基準電圧
を発生する基準電圧設定部である。この基準電圧発生部
4は、各セルのマイナス端子の電位を基準としてその電
位から所定の電位差の基準電圧を発生するものであり、
充電制御部8から与えられる指令信号S1に応じて、発
生する基準電圧の値を順次切り換える。5は各セルの端
子電圧と基準電圧とを比較する比較部、6はスイッチン
グ手段となるトランジスタ、7は短絡防止用の抵抗、8
は充電制御部である。また、上記の基準電圧発生部4、
比較部5、トランジスタ6および抵抗7の部分は、各符
号に設けた添字a〜nに示すように、各セルごとに設け
られている。
【0015】次に、作用を説明する。図2は、本実施例
の処理を示すフローチャートである。なお、このフロー
は、図1の組電池1がセル1aと1nとのセル2個の直
列回路である場合を例示している。また、基準電圧発生
部4が発生する基準電圧は、低い方から順にV1<V2
0(充電終止電圧)の3段階の場合を示している。図
2において、まず、P1では、充電制御部8からの指令
信号S1に応じて、各基準電圧発生部4の基準電圧を最
も低い値V1に設定する。次に、P2では、この状態で
充電を開始する。次に、P3では、比較部5aからの信
号Saと比較部5nからの信号Snが共に出力されたか
否かを判断する。なお、比較部5aでは、セル1aの端
子電圧Vaと基準電圧V1とを比較し、Va≧V1になると
“1”の信号Saを出力する。同様に、比較部5nで
は、セル1nの端子電圧Vnと基準電圧V1とを比較
し、Vn≧V1になると“1”の信号Snを出力する。
そして信号Saが“1”になるとトランジスタ6aがオ
ンになり、充電電流はトランジスタ6aと抵抗7aとの
バイパス回路を介して流れる。4n〜7nの経路でも同
様である。P3で“YES”(信号SaとSnが共に
1)になった場合、すなわち、全てのセルの端子電圧が
基準電圧V1に到達した場合には、P4で、基準電圧を
2に設定する。この場合、V2>V1であるため、信号
SaとSnは共に“0”になり、トランジスタ6aと6
nはオフになって二つのセル1a、1nに充電が再開さ
れる。次に、P5では、上記P3と同様の判断を行な
い、信号SaとSnが共に“1”になると、基準電圧を
充電終止電圧V0に設定する。次に、P7では、上記P
3と同様の判断を行ない、信号SaとSnが共に“1”
の場合、すなわち、全てのセルの端子電圧が充電終止電
圧に達した場合に、充電を終了する。
【0016】図6は、上記の動作における充電時のセル
の端子電圧を示す特性図である。図6において、実線A
はセル1aの特性曲線、破線Cはセル1nの特性曲線で
ある。なお、この場合には、セル1nの方が先に端子電
圧が上昇する場合を示している。図6に示すように、V
n≧V1になると、トランジスタ6nがオンになるの
で、セル1nの端子電圧はV1に制限され、セル1aの
端子電圧がVa=V1になるまで、その状態を継続する。
したがって、Va=V1になった時点ではセル1aと1n
の充電量は均等化され、バラツキが解消される。次に、
基準電圧がV2で変更された後も、同様に制御され、遅
れて上昇するセル1aの端子電圧がVa=V2に達した時
点で、再びセル1aと1nの充電量は均等化され、バラ
ツキが解消される。同様にして、基準電圧が充電終止電
圧V0に設定され、全てのセルの端子電圧が充電終止電
圧V0に到達した時点で、セル1aと1nの充電量は均
等化され、バラツキが解消されると共に、充電が終了す
る。
【0017】上記のように、本実施例においては、各基
準電圧ごとに各セルの充電量が均等化されるので、満充
電まで充電しないで途中で充電を終了した場合でも、バ
ラツキを有効に解消することが出来る。また、各基準電
圧ごとに段階的に各セルの端子電圧を均等化しているの
で、実線Aと破線Cの特性は非常に近接したものとな
り、セル1n側でバイパス回路に電流が流れる時間の合
計t1+t2+t3は、前記図8に示した実施例の特性に
おける時間t0よりも短くなるが、仮にt1+t2+t3
0であったとしても、充電終止電圧V0よりも低い電圧
1とV2での電力消費となるので、無駄に消費する電力
は従来例よりも減少する。すなわち、定電流充電におけ
る充電電流をIとすれば、本実施例におけるバイパス回
路で消費される電力W1と従来例での電力W2は、下記
のようになる。 W1=IV11+IV22+IV03=I(V11+V22+V03) W2=IV00 そして、V1<V2<V0であるから、 W1=I(V11+V22+V03)<I(V01+V02+V03) =IV0(t1+t2+t3) となる。この場合、t1+t2+t3=t0と仮定している
ので、 IV0(t1+t2+t3)=IV00=W2 となり、したがって W1=I(V11+V22+V03)<IV00=W2 となるので、W1<W2となることが判る。なお、上記
の実施例においては、セル2個の場合について説明した
が、例えば電気自動車のように、100〜250個もの
多数のセルを有するシステムにおいては、上記の節約で
きる電力は非常に大きな値となる。また、上記の説明で
は、基準電圧をV1、V2、V0の3段階に変化させる場
合を示したが、さらに多段に切り換えれば、より一層の
バラツキ解消と電力節減効果が得られる。
【0018】なお、充電開始時に、基準電圧よりも高い
端子電圧のセルが存在すると、そのセルに接続されたト
ランジスタ6がオンになり、そのセルの端子電圧が基準
電圧に低下するまで放電してしまう。このような事態を
避けるには、充電開始時における基準電圧の初期値を、
各セルのうち最も高い端子電圧よりも高い値に設定する
必要がある。そのため、充電開始以前に各比較部5で各
セルの端子電圧と適宜設定した基準電圧とを比較し、逐
次基準電圧を高い方に切り換える等の処理を行なうこと
により、最も高い端子電圧よりも高い基準電圧を選択し
てそれを基準電圧の初期値とする。このように構成する
ことにより、基準電圧よりも高い端子電圧のセルの電力
がバイパス回路を介して放電するのを防止することが出
来る。また、充電終了後や放電時(負荷駆動時)におい
ては、基準電圧設定部4の基準電圧を高い値(例えば充
電終止電圧V0)に設定し、バイパス回路のトランジス
タ6がオンになることのないように制御する。
【0019】次に、図3は本発明の第2の実施例の処理
内容を示すフローチャートである。なお、構成図は前記
図1と同様である。この実施例は、セルの内部抵抗によ
る電圧降下分を考慮した制御を行なうものである。すな
わち、電池の内部抵抗による電圧降下のため、充電時に
おけるセルの端子電圧とセルの開放電圧には差が生じる
ので、端子電圧を基準として充電制御を行なった場合に
は各セルの内部抵抗に応じた誤差が生じる。しかし、内
部抵抗は個別差および経時変化があるため、正確に測定
することはかなり困難である。そのため、本実施例にお
いては、全てのセルの端子電圧が充電終止電圧に達した
後は、充電電流を小にすることによって内部抵抗による
電圧降下を小さくし、上記の誤差を減少させるようにし
たものである。
【0020】図3において、まず、P11では、基準電
圧を低い値V1に設定し、P12で充電電流を標準値
(大)に設定して充電を開始する。次に、P13〜P1
6では、前記図2のP3〜P7と同様に、全てのセルの
端子電圧がその時の基準電圧に到達したか否かを判断し
て順次基準値を切り上げて充電を行なう。そしてP16
で“YES”になると、すなわち全てのセルの端子電圧
が充電終止電圧V0に到達すると、P17で充電電流を
前記の標準値よりも小さな値に設定する。充電電流を小
さくすると、内部抵抗による電圧降下分が低下するため
端子電圧が低下して充電終止電圧V0以下になるため、
各セルのバイパス回路はオフになり、充電が再開され
る。次に、P18では、上記の低充電電流の状態で再び
全てのセルの端子電圧が充電終止電圧V0に到達したか
否かを判断し、“YES”になった場合に充電を終了す
る。
【0021】上記のように本実施例においては、充電電
流が大の状態で全てのセルの端子電圧が充電終止電圧V
0に到達すると、充電電流を減少させて充電を継続する
ので、電池の内部抵抗による電圧降下分を小さくし、そ
れによる誤差を減少させ、各セルをさらに均等に充電す
ることが出来る。なお、P16以後のフローを繰返し、
充電電流を段階的に順次減少させるように構成すれば、
さらに正確な充電制御を行なうことが出来る。
【0022】次に、図4は、本発明の第3の実施例図で
ある。この実施例は、本発明を、複数のセルからなるモ
ジュールを複数個接続した組電池に適用したものであ
る。例えば、電気自動車のように、100個程度の多数
のセルを用いる場合には、数個のセルを一つのモジュー
ルとし、それを複数個接続して組電池を構成する場合が
ある。このようなモジュールは、それを構成する各セル
の特性(容量や内部抵抗のバラツキ)が比較的均一にな
るようなセルを選別して構成される。したがって、各モ
ジュール内のセルは、特性がほぼ均一であるとして保護
装置の構成を簡略化することが出来る。図4において、
組電池1は、複数のモジュール1A〜1Nからなり、ま
た、各モジュール1A〜1Nは、それぞれ2個のセル
(例えば1Aaと1Ab)から構成されている。また、
基準電圧設定部(例えば4Aa、4Ab)と比較部(例
えば5Aa、5Ab)は各セルごとに設けられ、一つの
モジュール内の各比較部の出力がオア回路10を介して
トランジスタ6に与えられると共に充電制御部8に送ら
れるようになっている。また、トランジスタ6と抵抗7
からなるバイパス回路は、各モジュールごとに1個設け
られている。その他の構成は、前記図1と同様である。
【0023】次に、作用を説明する。例えば、モジュー
ル1Aにおいては、セル1Aaの端子電圧と基準電圧設
定部4Aaの基準電圧が比較部5Aaで比較され、セル
1Abの端子電圧と基準電圧設定部4Abの基準電圧が
比較部5Abで比較される。そして両比較部の信号はオ
ア回路10aを介して信号Saとなり、トランジスタ6
aと充電制御部8へ送られる。したがって、セル1Aa
か1Abの少なくとも一方の端子電圧が基準電圧以上に
なると、トランジスタ6aがオンになってモジュール1
A全体に並列にバイパス回路が接続され、モジュール1
Aの充電が停止される。他のモジュールにおいても、上
記と同様に制御され、各モジュール内のいずれか1個の
セルの端子電圧が基準電圧に達すると、そのモジュール
全体の充電が停止される。そして全てのモジュールの信
号Sa〜Snが出力されると、前記図3で説明したのと
同様に基準電圧が1段階高い値に設定され、同様の制御
が行なわれ、基準電圧が最も高い充電終止電圧に達した
後に全てのモジュールの信号Sa〜Snが出力される
と、充電が終了する。
【0024】本実施例においては、各モジュール内のセ
ルは、その特性が比較的均一なものとしているので、各
モジュールごとにバイパス回路を制御しても、各モジュ
ール内の各セルにはほぼ均等の充電を行なうことが出来
るので支障は生じない。このように構成することによ
り、バイパス回路のトランジスタと抵抗の個数が、前記
図1ではセル数と同数だけ必要であったのに対し、本実
施例ではモジュール数と同数で済むことになる。図4に
おいては、各モジュールを2個のセルで構成した例を示
したが、例えば1モジュールを6個のセルで構成する場
合には、バイパス回路のトランジスタと抵抗の個数を1
/6に減少させることが出来、全体の構成を大幅に簡略
化することが出来る。また、各セルの特性がさらに均一
なものを選別してモジュールを構成した場合には、前記
図1の各セルの代わりに各モジュールを設ける構成、す
なわち、基準電圧設定部4、比較部5、トランジスタ6
および抵抗7の回路を各モジュールごとに1個設ける構
成でも可能であり、このような場合には全体の構成をさ
らに簡略化することが出来る。なお、前記図4で説明し
たように、充電電流が大の状態で全てのセルの端子電圧
が充電終止電圧V0に到達すると、充電電流を減少させ
て充電を継続する制御を本実施例に適用することも勿論
できる。
【0025】次に、図5は、本発明の第4の実施例図で
ある。図5において、9a〜9nはアンド回路、S2は
放電信号であり、その他、図1と同符号は同一物を示
す。以下、作用を説明する。放電時には、充電制御部8
から“0”の放電信号を各アンド回路9a〜9nに送
る。そのため、各アンド回路9a〜9nの出力は、放電
時には常に“0”となるので、バイパス回路のトランジ
スタがオンになることはなく、各セルの電力がバイパス
回路を経由して放電するおそれが無くなる。また、放電
時には、充電制御部8からの指令信号S1に応じて、各
基準電圧設定部4a〜4nは、基準電圧として放電終止
電圧Vdを発生する。なお、当然のことながら、放電終
止電圧Vd<V1<V2<充電終止電圧V0である。基準
電圧を放電終止電圧Vdに設定した場合には、一般に、
各セルの端子電圧は放電終止電圧Vdよりも高いので、
各比較部5a〜5nの出力信号Sa〜Snは“1”にな
っている。上記の状態で放電を継続し、いずれかのセル
の端子電圧が放電終止電圧Vdよりも低くなると、その
セルに接続された比較部の出力信号は“0”になる。放
電時に出力信号Sa〜Snの少なくとも1個が“0”に
なった場合には、充電制御部8は警報装置11に信号を
送って警報を発生させ、電圧が放電終止電圧Vd未満に
低下した電池が発生したことを警報する。或いは、充電
制御部8から負荷制御装置2に信号を送り、負荷を遮断
する等の制御を行なうように構成してもよい。
【0026】上記のように、本実施例においては、放電
終止電圧Vd未満に低下した電池が発生した場合に警報
を発したり、負荷を遮断するように構成したことによ
り、電池の過放電を防止することが出来る。また、前記
図1の実施例で説明した基準電圧の初期値設定時などの
ように、基準電圧と端子電圧との関係に関わらずにバイ
パス回路のトランジスタ6をオフ状態に保ちたい場合に
は、放電信号S2を“0”にすることにより、任意にト
ランジスタ6をオフ状態に保つことが出来る。なお、上
記の構成を図3の実施例に組み合わせることも勿論可能
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したごとく、請求項1に記載の
発明においては、充電終止電圧よりも低い基準電圧ごと
に多段階に各セルが均等になるまで充電されるので、満
充電にならない場合でも有効にバラツキを解消すること
が出来る。また、充電終止電圧よりも低い電圧で段階的
にバイパス回路がオンになるので、無駄に消費される電
力を減少させて充電効率を向上させることが出来る、と
いう効果が得られる。また、請求項2に記載の発明にお
いては、上記の効果に加えて、バイパス回路を各モジュ
ールごとに設けることにより、回路構成を簡略化するこ
とが出来る。また、請求項3に記載の発明においては、
上記の効果に加えて、充電終期に充電電流を減少させ、
電池の内部抵抗による電圧降下分を小さくすることによ
って誤差を減少させ、各セルをさらに均等に充電するこ
とが出来る。また、請求項4に記載の発明においては、
充電開始時における基準電圧の初期値を、その時点にお
ける各セルの端子電圧のうち最も高い電圧よりも高い値
に設定することにより、充電開始時に基準電圧よりも端
子電圧の高かったセルの電力がスイッチング手段を介し
て放電するのを防止することが出来る。また、請求項5
に記載の発明においては、上記の効果に加えて、放電終
止電圧以下になったセルが生じた場合に警報を発生する
ことにより、過放電を防止することが出来る。なお、本
発明は全ての種類の二次電池からなる組電池に適用でき
るが、請求項6に記載のごとく、過充電過放電に特に注
意の必要とされるリチウムイオン電池等の非水系電解質
二次電池に特に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例の処理内容を示すフロー
チャート。
【図3】本発明の第2の実施例の処理内容を示すフロー
チャート。
【図4】本発明の第3の実施例のブロック図。
【図5】本発明の第4の実施例のブロック図。
【図6】第1の実施例における充電時の端子電圧変化を
示す特性図。
【図7】従来例の回路図。
【図8】従来例における充電時の端子電圧変化を示す特
性図。
【符号の説明】
1…組電池 5…比較部 1a〜1n…セル 6…トラン
ジスタ 1A〜1N…モジュール 7…抵抗
1Aa、1Ab〜1Na、1Nb…セル 8…充
電制御部 2…負荷制御装置 9…アンド回路 3…負荷 10…オア回路 4…基準電圧設定部 11…警報装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山村 吉典 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次電池のセルを複数個直列または直並列
    に接続した組電池と、 上記各セルごとに、充電終止電圧と同値およびそれより
    も低い値の複数の基準電圧を下記制御手段の制御に応じ
    て切り換えて発生する基準電圧発生手段と、 上記各セルごとに、その端子電圧と上記基準電圧とを比
    較する比較手段と、 上記各セルごとに並列に接続されたスイッチング手段
    と、 上記組電池の充電時に、上記比較手段の比較結果に基づ
    いて上記端子電圧が上記基準電圧以上になったセルの上
    記スイッチング手段をオンにし、全てのセルの上記スイ
    ッチング手段がオンになるごとに、上記各基準電圧発生
    手段の発生する基準電圧を順次高い値に切り換え、基準
    電圧が上記充電終止電圧に達した状態で、全ての上記端
    子電圧が上記基準電圧以上になった場合に充電を終了す
    るように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする組電池の充放電保護装置。
  2. 【請求項2】二次電池の複数のセルからなるモジュール
    を、複数個直列または直並列に接続した組電池と、 上記各セルごとに、充電終止電圧と同値およびそれより
    も低い値の複数の基準電圧を下記制御手段の制御に応じ
    て切り換えて発生する基準電圧発生手段と、 上記各セルごとに、その端子電圧と上記基準電圧とを比
    較する比較手段と、 上記各モジュールごとに並列に接続されたスイッチング
    手段と、 上記組電池の充電時に、上記比較手段の比較結果に基づ
    いて上記端子電圧が上記基準電圧以上になったセルを含
    むモジュールの上記スイッチング手段をオンにし、全て
    のモジュールの上記スイッチング手段がオンになるごと
    に、上記各基準電圧発生手段の発生する基準電圧を順次
    高い値に切り換え、基準電圧が上記充電終止電圧に達し
    た状態で、全ての上記端子電圧が上記基準電圧以上にな
    った場合に充電を終了するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする組電池の充電放保護装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、基準電圧が上記充電終止
    電圧に達した状態で、全ての上記端子電圧が上記基準電
    圧以上になった場合に、充電電流をそれまでよりも低い
    値に切り換えて充電を継続し、その状態で全ての上記端
    子電圧が上記基準電圧以上になった場合に充電を終了す
    るように制御するものである、ことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の組電池の充放電保護装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、充電開始時における上記
    基準電圧の初期値を、その時点における各セルの端子電
    圧のうち最も高い電圧よりも高い値に設定するものであ
    る、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の組電池の充放電保護装置。
  5. 【請求項5】上記基準電圧発生手段は、放電終止電圧を
    も上記基準電圧として発生可能なものであり、 上記制御手段は、組電池の放電時に、上記基準電圧を放
    電終止電圧に設定させるものであり、 かつ、組電池の放電時には上記各スイッチング手段をオ
    フ状態に保つオフ保持手段と、上記比較手段の比較結果
    に基づいて上記各セルのうちの少なくとも一つの端子電
    圧が上記放電終止電圧以下になった場合に警報を発生す
    る警報手段と、を備えたことを特徴とする請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の組電池の充放電保護装置。
  6. 【請求項6】上記二次電池は、非水系電解質二次電池で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか
    に記載の組電池の充放電保護装置。
JP27796994A 1994-11-11 1994-11-11 組電池の充放電保護装置 Expired - Fee Related JP3419115B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27796994A JP3419115B2 (ja) 1994-11-11 1994-11-11 組電池の充放電保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27796994A JP3419115B2 (ja) 1994-11-11 1994-11-11 組電池の充放電保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08140278A true JPH08140278A (ja) 1996-05-31
JP3419115B2 JP3419115B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=17590796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27796994A Expired - Fee Related JP3419115B2 (ja) 1994-11-11 1994-11-11 組電池の充放電保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3419115B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007325451A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Nec Tokin Corp 複数のリチウムイオン二次電池を直列接続した組電池の電圧バランス調整法
JP2008178292A (ja) * 2008-02-01 2008-07-31 Ricoh Co Ltd 並列モニタ回路およびそれを用いた半導体装置
JP2008178202A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Omron Corp キャパシタ充電制御回路
US7667350B2 (en) 2004-09-30 2010-02-23 Hitachi, Ltd. Electric power source apparatus using fuel cell and method of controlling the same
WO2010113206A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 岩崎電気株式会社 充電装置
KR101038041B1 (ko) * 2006-04-24 2011-05-31 도요타 지도샤(주) 전원시스템 및 차량
CN102299509A (zh) * 2011-09-07 2011-12-28 李嘉文 改进的多个电池单元串联的电池保护电路及系统
JP2013099093A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 電源装置
JP2019118255A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 國家中山科學研究院 電池段別充電方法及びシステム
US10476280B2 (en) 2016-03-31 2019-11-12 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage management device deciding charge voltage based on difference in charge amount or voltage difference between energy storage devices
JP2020171164A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 矢崎総業株式会社 電池制御ユニット及び電池システム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7667350B2 (en) 2004-09-30 2010-02-23 Hitachi, Ltd. Electric power source apparatus using fuel cell and method of controlling the same
KR101038041B1 (ko) * 2006-04-24 2011-05-31 도요타 지도샤(주) 전원시스템 및 차량
JP4512062B2 (ja) * 2006-06-02 2010-07-28 Necトーキン株式会社 複数のリチウムイオン二次電池を直列接続した組電池の電圧バランス調整法
JP2007325451A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Nec Tokin Corp 複数のリチウムイオン二次電池を直列接続した組電池の電圧バランス調整法
JP2008178202A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Omron Corp キャパシタ充電制御回路
JP2008178292A (ja) * 2008-02-01 2008-07-31 Ricoh Co Ltd 並列モニタ回路およびそれを用いた半導体装置
WO2010113206A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 岩崎電気株式会社 充電装置
JP5618986B2 (ja) * 2009-03-31 2014-11-05 岩崎電気株式会社 充電装置
US8975870B2 (en) 2009-03-31 2015-03-10 Iwasaki Electric Co., Ltd. Charging device
CN102299509A (zh) * 2011-09-07 2011-12-28 李嘉文 改进的多个电池单元串联的电池保护电路及系统
JP2013099093A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 電源装置
US10476280B2 (en) 2016-03-31 2019-11-12 Gs Yuasa International Ltd. Energy storage management device deciding charge voltage based on difference in charge amount or voltage difference between energy storage devices
JP2019118255A (ja) * 2017-12-26 2019-07-18 國家中山科學研究院 電池段別充電方法及びシステム
JP2020171164A (ja) * 2019-04-04 2020-10-15 矢崎総業株式会社 電池制御ユニット及び電池システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3419115B2 (ja) 2003-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6750631B2 (en) Method of balancing an electrical battery subjected to discontinuous charging, and a battery management system for implementing the method
US6781343B1 (en) Hybrid power supply device
TWI472446B (zh) 混合動力電源系統
JP3869585B2 (ja) 複数の二次電池の放電方法と組電池
US8159191B2 (en) Advanced rechargeable battery system
JP5488877B2 (ja) 電動工具
JP3931446B2 (ja) 組電池の充電状態調整装置
EP2367261A2 (en) Direct-current power source apparatus
KR20160099357A (ko) 배터리 팩 및 이를 포함하는 배터리 시스템
US9413037B2 (en) Cell capacity adjusting device
KR102164439B1 (ko) 슈퍼캐패시트 모듈과 배터리가 결합된 융복합전지의 밸런싱 장치
JP3419115B2 (ja) 組電池の充放電保護装置
CN112737015A (zh) 一种基于soc的锂电池均衡控制系统及控制方法
JP3629791B2 (ja) 組電池の充電制御装置
JP3249261B2 (ja) パック電池
JPH104636A (ja) リチウムセルの充電方法
JP3473193B2 (ja) 組電池の充電制御装置
KR20120015861A (ko) 보조 셀을 사용하여 셀 밸런싱을 하는 방법
CN115064798B (zh) 一种电池的控制方法、电池和电池管理系统
Elias et al. Design of high energy lithium-ion battery charger
JP2004111132A (ja) 電源装置
US20240047978A1 (en) Power storage system
JP2001268817A (ja) 直列二次電池群
KR100893130B1 (ko) 리튬이차전지의 그룹 셀간 발랜싱 제어회로
JP3635760B2 (ja) 組電池の充電制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees