JPH0814025A - 内燃機関における排気ガス処理装置 - Google Patents
内燃機関における排気ガス処理装置Info
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- JPH0814025A JPH0814025A JP6142813A JP14281394A JPH0814025A JP H0814025 A JPH0814025 A JP H0814025A JP 6142813 A JP6142813 A JP 6142813A JP 14281394 A JP14281394 A JP 14281394A JP H0814025 A JPH0814025 A JP H0814025A
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- Japan
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- exhaust gas
- drain water
- internal combustion
- combustion engine
- heat exchanger
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排気ガス熱交換器内で発生するドレン水を排
水管なしで処理する。 【構成】 排気ガス熱交換器３の下方にドレン水タンク
９を配置して排気ガス熱交換器３で発生したドレン水を
オイルフィルタ１０付ドレン水管８を介してドレン水タ
ンク９内に溜め、このドレン水をドレン水蒸発装置１１
により加熱して蒸発させて大気中に放散する。
水管なしで処理する。 【構成】 排気ガス熱交換器３の下方にドレン水タンク
９を配置して排気ガス熱交換器３で発生したドレン水を
オイルフィルタ１０付ドレン水管８を介してドレン水タ
ンク９内に溜め、このドレン水をドレン水蒸発装置１１
により加熱して蒸発させて大気中に放散する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスエンジン、ガソリ
ンエンジン、ディーゼルエンジン等のような内燃機関か
ら排出される排気ガスの処理装置に関するものである。
ンエンジン、ディーゼルエンジン等のような内燃機関か
ら排出される排気ガスの処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】内燃機関から排出される排気ガスの温度
は、通常機関出口で約５００〜６００℃にも達すること
から、例えば、内燃機関で発電機やヒートポンプサイク
ルを駆動する所謂定地式の場合、排気ガスを排気ガス熱
交換器に導き、ここで冷却水により冷却を行い、約１０
０〜２００℃程度に温度を下げてから大気中に放散する
という方式が採られている。
は、通常機関出口で約５００〜６００℃にも達すること
から、例えば、内燃機関で発電機やヒートポンプサイク
ルを駆動する所謂定地式の場合、排気ガスを排気ガス熱
交換器に導き、ここで冷却水により冷却を行い、約１０
０〜２００℃程度に温度を下げてから大気中に放散する
という方式が採られている。
【０００３】図２は、この従来の方式を図解したもので
あって、１はエンジン、２は排気ガス導管、３は排気ガ
ス熱交換器、４は冷却水循環系路、５はラジエータ、６
は循環ポンプ、７は排気筒、８はドレン水管であって、
エンジン１からの高温排気ガスは、排気ガス熱交換器３
において冷却水系路４を循環する冷却水により冷却され
て約１００〜２００℃で排気筒７から大気中に放散され
るものである。
あって、１はエンジン、２は排気ガス導管、３は排気ガ
ス熱交換器、４は冷却水循環系路、５はラジエータ、６
は循環ポンプ、７は排気筒、８はドレン水管であって、
エンジン１からの高温排気ガスは、排気ガス熱交換器３
において冷却水系路４を循環する冷却水により冷却され
て約１００〜２００℃で排気筒７から大気中に放散され
るものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記排気ガス
の処理装置においては、次のような欠点がある。 ａ．排気ガスが排気ガス熱交換器３で冷却される際、排
気ガス中の水分が凝縮してドレン水となって排出される
ことから、エンジン１の近くに排水溝等の処理場所がな
い場合、ドレン水配管を遠くまで行う必要がある。 ｂ．ドレン水は排気ガス中の窒素酸化物等を含むため酸
性であることから、ドレン水配管の途中に中和器を取り
付けて中和処理を行う必要がある。 ｃ．ドレン水中にはエンジンオイルが含まれているた
め、排水汚染の心配がある。 本発明の目的は、上記ａ〜ｃに記述した問題点を解消す
る内燃機関における排気ガス処理装置を提案することで
ある。
の処理装置においては、次のような欠点がある。 ａ．排気ガスが排気ガス熱交換器３で冷却される際、排
気ガス中の水分が凝縮してドレン水となって排出される
ことから、エンジン１の近くに排水溝等の処理場所がな
い場合、ドレン水配管を遠くまで行う必要がある。 ｂ．ドレン水は排気ガス中の窒素酸化物等を含むため酸
性であることから、ドレン水配管の途中に中和器を取り
付けて中和処理を行う必要がある。 ｃ．ドレン水中にはエンジンオイルが含まれているた
め、排水汚染の心配がある。 本発明の目的は、上記ａ〜ｃに記述した問題点を解消す
る内燃機関における排気ガス処理装置を提案することで
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に係る内燃機関に
おける排気ガス処理装置の構成は次のとおりである。
おける排気ガス処理装置の構成は次のとおりである。
【０００６】１．内燃機関で発生した排気ガスを排気ガ
ス熱交換器に導き、ここで冷却水で一定の温度以下に冷
却して大気中に放散する排気ガス処理装置において、排
気ガス熱交換器の下方に蒸発水放散筒付のドレン水タン
クを設置すると共に、このドレン水タンクと排気ガス熱
交換器間をドレン水管で結んだこと、前記ドレン水管の
一部にオイルフィルタを取り付けたこと、前記ドレン水
タンク内に放熱部を挿入し、前記内燃機関と排気ガス熱
交換器間を結ぶ排気ガス通路に吸熱部を取り付けて高温
排気ガスの熱をドレン水タンク内のドレン水に伝熱して
ドレン水を蒸発させ、これを蒸発水放散筒から大気中に
放散するドレン水蒸発装置を設けたこと、を特徴とする
内燃機関における排気ガス処理装置。
ス熱交換器に導き、ここで冷却水で一定の温度以下に冷
却して大気中に放散する排気ガス処理装置において、排
気ガス熱交換器の下方に蒸発水放散筒付のドレン水タン
クを設置すると共に、このドレン水タンクと排気ガス熱
交換器間をドレン水管で結んだこと、前記ドレン水管の
一部にオイルフィルタを取り付けたこと、前記ドレン水
タンク内に放熱部を挿入し、前記内燃機関と排気ガス熱
交換器間を結ぶ排気ガス通路に吸熱部を取り付けて高温
排気ガスの熱をドレン水タンク内のドレン水に伝熱して
ドレン水を蒸発させ、これを蒸発水放散筒から大気中に
放散するドレン水蒸発装置を設けたこと、を特徴とする
内燃機関における排気ガス処理装置。
【０００７】２．ドレン水蒸発装置としてヒートパイプ
を用いて成る前記１記載の内燃機関における排気ガス処
理装置。
を用いて成る前記１記載の内燃機関における排気ガス処
理装置。
【０００８】
【作用】内燃機関からの排気ガスは、排気ガス熱交換器
で冷却水により冷却されてから排気筒を経由して大気中
に放散される。この過程において、熱交換器内で発生し
たドレン水は、ドレン水管及びオイルフィルタを経由し
てドレン水タンク内に流れ込み、ここに溜められる。一
方、ドレン水蒸発装置の吸熱部は高温の排気ガス熱を吸
収し、この熱をドレン水タンク内の放熱部に導き、ここ
で放出することによりドレン水に熱を与えてドレン水を
蒸発させる。蒸発したドレン水は、蒸発水放散筒を経由
して大気中に放散される。ドレン水管に取り付けたオイ
ルフィルタは、汚れに応じて清掃又は新品のものと交換
する。
で冷却水により冷却されてから排気筒を経由して大気中
に放散される。この過程において、熱交換器内で発生し
たドレン水は、ドレン水管及びオイルフィルタを経由し
てドレン水タンク内に流れ込み、ここに溜められる。一
方、ドレン水蒸発装置の吸熱部は高温の排気ガス熱を吸
収し、この熱をドレン水タンク内の放熱部に導き、ここ
で放出することによりドレン水に熱を与えてドレン水を
蒸発させる。蒸発したドレン水は、蒸発水放散筒を経由
して大気中に放散される。ドレン水管に取り付けたオイ
ルフィルタは、汚れに応じて清掃又は新品のものと交換
する。
【０００９】
【実施例】図１に本発明の実施例を図解する。この図１
において、１はガスエンジン、２は排気ガス導管、３は
排気ガス熱交換器、４は冷却水循環系路、５はラジエー
タ、６は循環ポンプ、７は排気筒、８はドレン水管であ
る。
において、１はガスエンジン、２は排気ガス導管、３は
排気ガス熱交換器、４は冷却水循環系路、５はラジエー
タ、６は循環ポンプ、７は排気筒、８はドレン水管であ
る。
【００１０】９はドレン水タンクであって、前記ドレン
水管８が結ばれており、排気ガス熱交換器３で発生した
ドレン水は、このドレン水タンク９内に溜められる。１
０はドレン水中のオイル分を除去するためのオイルフィ
ルタであって、交換自在である。
水管８が結ばれており、排気ガス熱交換器３で発生した
ドレン水は、このドレン水タンク９内に溜められる。１
０はドレン水中のオイル分を除去するためのオイルフィ
ルタであって、交換自在である。
【００１１】１１はドレン水蒸発装置であって、このド
レン水蒸発装置１１は、エンジン１の排気ガス出口に近
い部分に吸熱部１２を取り付け、放熱部１３を前記ドレ
ン水タンク９内に挿入したヒートパイプで構成されてお
り、ヒートパイプサイクルで５００〜６００℃の高温排
気ガス熱をドレン水に伝達してドレン水を蒸発させ、こ
の蒸気をドレン水タンク９に取り付けた蒸発水放散筒１
４により大気中に放散させる。
レン水蒸発装置１１は、エンジン１の排気ガス出口に近
い部分に吸熱部１２を取り付け、放熱部１３を前記ドレ
ン水タンク９内に挿入したヒートパイプで構成されてお
り、ヒートパイプサイクルで５００〜６００℃の高温排
気ガス熱をドレン水に伝達してドレン水を蒸発させ、こ
の蒸気をドレン水タンク９に取り付けた蒸発水放散筒１
４により大気中に放散させる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上の如き構成から成り、次の
効果を奏する。 ａ．排気ガス熱交換器内のドレン水をドレン水タンク内
に一旦溜めてから蒸発させるため、定地式内燃機関にお
いて、ドレン水排水用の配管を行う必要がない。 ｂ．蒸発用の熱源に高温排気ガス熱を利用するため、蒸
発用熱源を別に求める必要がない。 ｃ．ドレン水を排水溝等に排水しないため、中和器を設
ける必要がない。 ｄ．ドレン水に含まれているオイル分をオイルフィルタ
で除去するため、排水汚染の心配がない。
効果を奏する。 ａ．排気ガス熱交換器内のドレン水をドレン水タンク内
に一旦溜めてから蒸発させるため、定地式内燃機関にお
いて、ドレン水排水用の配管を行う必要がない。 ｂ．蒸発用の熱源に高温排気ガス熱を利用するため、蒸
発用熱源を別に求める必要がない。 ｃ．ドレン水を排水溝等に排水しないため、中和器を設
ける必要がない。 ｄ．ドレン水に含まれているオイル分をオイルフィルタ
で除去するため、排水汚染の心配がない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の説明図。
【図２】従来の定地式エンジンの排気ガス処理装置の説
明図。
明図。
１ ガスエンジン ２ 排気ガス導管 ３ 排気ガス熱交換器 ４ 冷却水循環系路 ５ ラジエータ ６ 循環ポンプ ７ 排気筒 ８ ドレン水管 ９ ドレン水タンク １０ オイルフィルタ １１ ドレン水蒸発装置 １２ 吸熱部 １３ 放熱部 １４ 蒸発水放散筒
Claims (2)
- 【請求項１】 内燃機関で発生した排気ガスを排気ガス
熱交換器に導き、ここで冷却水で一定の温度以下に冷却
して大気中に放散する排気ガス処理装置において、 排気ガス熱交換器の下方に蒸発水放散筒付のドレン水タ
ンクを設置すると共に、このドレン水タンクと排気ガス
熱交換器間をドレン水管で結んだこと、 前記ドレン水管の一部にオイルフィルタを取り付けたこ
と、 前記ドレン水タンク内に放熱部を挿入し、前記内燃機関
と排気ガス熱交換器間を結ぶ排気ガス通路に吸熱部を取
り付けて高温排気ガスの熱をドレン水タンク内のドレン
水に伝熱してドレン水を蒸発させ、これを蒸発水放散筒
から大気中に放散するドレン水蒸発装置を設けたこと、 を特徴とする内燃機関における排気ガス処理装置。 - 【請求項２】 ドレン水蒸発装置としてヒートパイプを
用いて成る請求項１記載の内燃機関における排気ガス処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6142813A JPH0814025A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 内燃機関における排気ガス処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6142813A JPH0814025A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 内燃機関における排気ガス処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0814025A true JPH0814025A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15324231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6142813A Pending JPH0814025A (ja) | 1994-06-24 | 1994-06-24 | 内燃機関における排気ガス処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0814025A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100368655B1 (ko) * | 2000-12-08 | 2003-01-24 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 소음기 |
| WO2010046978A1 (ja) * | 2008-10-22 | 2010-04-29 | トヨタ自動車株式会社 | 作動ガス循環型エンジン |
| WO2010092684A1 (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-19 | トヨタ自動車株式会社 | 作動ガス循環型エンジン |
| JP2013519029A (ja) * | 2010-02-05 | 2013-05-23 | ヨット エーバーシュペッヘル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 排ガス装置 |
| JP2016510868A (ja) * | 2013-03-08 | 2016-04-11 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングＭＡＨＬＥ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ＧｍｂＨ | 冷却器 |
| WO2019117630A1 (ko) * | 2017-12-12 | 2019-06-20 | 엘지전자 주식회사 | 가스 히트펌프 시스템 |
| US11604011B2 (en) | 2017-12-14 | 2023-03-14 | Lg Electronics Inc. | Gas heat pump system |
-
1994
- 1994-06-24 JP JP6142813A patent/JPH0814025A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100368655B1 (ko) * | 2000-12-08 | 2003-01-24 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 소음기 |
| WO2010046978A1 (ja) * | 2008-10-22 | 2010-04-29 | トヨタ自動車株式会社 | 作動ガス循環型エンジン |
| WO2010092684A1 (ja) * | 2009-02-13 | 2010-08-19 | トヨタ自動車株式会社 | 作動ガス循環型エンジン |
| JP2013519029A (ja) * | 2010-02-05 | 2013-05-23 | ヨット エーバーシュペッヘル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト | 排ガス装置 |
| JP2016510868A (ja) * | 2013-03-08 | 2016-04-11 | マーレ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングＭＡＨＬＥ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ＧｍｂＨ | 冷却器 |
| WO2019117630A1 (ko) * | 2017-12-12 | 2019-06-20 | 엘지전자 주식회사 | 가스 히트펌프 시스템 |
| KR20190069871A (ko) * | 2017-12-12 | 2019-06-20 | 엘지전자 주식회사 | 가스 히트펌프 시스템 |
| US11480368B2 (en) | 2017-12-12 | 2022-10-25 | Lg Electronics Inc. | Gas heat pump system |
| US11604011B2 (en) | 2017-12-14 | 2023-03-14 | Lg Electronics Inc. | Gas heat pump system |
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