JPH081401A - 小口径銅管の端面切削用工具 - Google Patents

小口径銅管の端面切削用工具

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Publication number
JPH081401A
JPH081401A JP15934194A JP15934194A JPH081401A JP H081401 A JPH081401 A JP H081401A JP 15934194 A JP15934194 A JP 15934194A JP 15934194 A JP15934194 A JP 15934194A JP H081401 A JPH081401 A JP H081401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
heat transfer
small diameter
diameter copper
transfer tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP15934194A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Matsuo
修一 松尾
Nobuyuki Sato
信之 佐藤
Hisatsugu Tawara
久嗣 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seisakusho KK
Original Assignee
Toyo Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Toyo Seisakusho KK filed Critical Toyo Seisakusho KK
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Publication of JPH081401A publication Critical patent/JPH081401A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】設置現場における伝熱管の交換作業においても
小口径銅管の端面を直角度を出しながら容易に切削加工
できるようにする。 【構成】ドリルのチャック1に装着される工具本体の柄
1に先端角を180゜としたドリル刃4を回止めナット
2とカバー3を介して取り付け、このドリル刃4の刃面
5中心部に、切削しようとする伝熱管(小口径銅管)1
7に挿入されるガイド軸8を突設し、このガイド軸8に
小口径銅管の内径よりもやや小径なガイド用丸筒体9を
回転自在に取り付けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機用または冷
凍装置用の熱交換器に伝熱管として使用される口径が9
〜20mm程度の小口径銅管の端面を直角に切削する場
合に使用する端面切削用工具に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機用または冷凍装置用の一般的
な多管式熱交換器は、図5に示すように胴11の両端に
管板12が溶接により取り付けられ、管板12には仕切
り室カバー13がフランジ構造により取り付けられて両
側に仕切り室14が形成されている。
【0003】また、左右の管板12には小口径銅管から
なる多数の伝熱管16が差し込まれている。そして、伝
熱管16の両端部は内径側より拡管器(エキスパンダ)
22(図8参照)を用いて拡径されて管板12と接触す
るようになっており、これにより仕切り室14と胴内部
の熱交換室15が気密に区画されている。なお、図中の
符号18は冷却水入口、19は冷却水出口、20は冷媒
入口、21は冷媒出口である。
【0004】この多管式熱交換器における伝熱管16の
配列は、図7の(a)乃至(d)に示すような配列の仕方が採
られ、図中の符号Ptは伝熱管16のピッチを示す。
【0005】このような多管式熱交換器においては、伝
熱管16の一部が腐食したり、パンク、その他の原因で
機能が発揮できなくなった場合、経済性や復旧の迅速性
の理由から熱交換器全体を交換せずに、機能が発揮でき
なくなった伝熱管のみを交換することが行なわれてい
る。
【0006】この場合、機能が発揮できなくなった伝熱
管(図6に交換が必要な伝熱管を17で示す)を管板1
2から引き抜き、ここへ新しい伝熱管を挿入する。この
伝熱管の長さは必要とする伝熱管の長さよりも予め寸法
の長いものを準備しておき、管板12と管板12の間に
差し込んだ後に、正規の寸法に金鋸を用いて切断してい
た。
【0007】また、管板12に伝熱管17を挿入した後
は、図8に(a)〜(c)に示すような要領で拡管器22を用
いて伝熱管端部を拡管することが行なわれる。この場
合、スラストカラー23を伝熱管端面に直角に当接する
必要性から、金鋸で切断した伝熱管の端面をヤスリ掛け
をして仕上げを行なう必要があった。このヤスリ掛け作
業は、非常に手間の掛かる非能率的な作業である。な
お、図8中の符号24はマンドレル、25はフレーム、
26はローラを示す。
【0008】この伝熱管の交換作業は、空気調和機また
は冷凍装置が設置されている現場に出向いて行なわれる
場合がほとんどである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の方
法では、伝熱管を正規の寸法に切断する場合、金鋸を用
いて切断し、ヤスリを掛けて仕上げていたため、切断し
た伝熱管の端面は直角度を容易に出せず、拡管器22で
伝熱管を拡げる作業の支障となるという問題点があっ
た。
【0010】また、図9に示すようにチューブカッタ2
7を用いて、図10に示すように伝熱管17を正規の寸
法に切断することが考えられるが、伝熱管群の管ピッチ
は通常20〜50mmと狭いため、この切断工具を使用
することも不可能であった。
【0011】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、設置現場
における伝熱管の交換作業においても小口径銅管の端面
を直角度を出しながら切削加工できる端面切削用工具を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る小口径銅管の端面切削用工具は、ドリ
ルのチャックに装着される工具本体に先端角を180゜
としたドリル刃を取り付け、このドリル刃の刃面中心部
に、切削しようとする小口径銅管に挿入されるガイド軸
を突設し、このガイド軸に上記小口径銅管の内径よりも
やや小径なガイド用丸筒体を回転自在に取り付けた構成
としてある。
【0013】
【作用】上述した構成によれば、ドリルのチャックによ
ってドリル刃が回転されるときに、小口径銅管の端面が
切削される。
【0014】このとき、ガイド用丸筒体を回転自在に設
けたガイド軸が、小口径銅管に挿入されているので、小
口径銅管の内面を傷付けることなく、銅管端面を直角に
切削できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図1の側面図に、本発明による端面切削用工
具の一実施例を示す。
【0016】この図で、電動ドリルのチャックに装着さ
れる柄1の先端部には、回止めナット2を介してカバー
3が螺着されており、このカバー3により柄1の端面部
に取り付けられたドリル刃4が固着されている。
【0017】このドリル刃4の刃面5の先端角は、図2
に示すように180゜となっており、符号7は切り屑を
排出する刃溝を示す。なお、柄1、回止めナット2、カ
バー3は工具本体を構成する。
【0018】この刃面中心部には、ドリル刃4に形成さ
れた雌ねじ部6にガイド軸8が前方に突出するように螺
着されている。
【0019】また、このガイド軸8の先端部には、切削
しようとする小口径銅管の内径よりも2mm程度小径と
したガイド用丸筒体9が回転自在に取り付けられてい
る。
【0020】このように構成される端面切削用工具で
は、図4に示すように電動ドリルのチャック10に柄1
の基部が装着されて使用される。
【0021】切削作業にあたっては、新たに伝熱管を交
換する箇所の管板12の孔部に伝熱管17を挿入した後
に、伝熱管17の端部からガイド軸8を管内に挿入す
る。
【0022】この状態で電動ドリルを駆動して柄1を回
転しながら、ドリル刃4の刃面5を伝熱管17の端面に
押し当てると、一体に回転するドリル刃4の刃面5によ
って伝熱管17の端面が切削されていく。
【0023】このとき、先端部に回転自在なガイド用丸
筒体9を嵌め込んだガイド軸8が伝熱管17の端部に挿
入されているので、このガイド軸8に案内されて伝熱管
17の切削部分17aが削られていくため、直角度を出
しつつ伝熱管17の端面を切削できる。
【0024】この端面切削用工具を用いた切削作業で
は、隣接する伝熱管群にじゃまされることなく容易に作
業を進めていくことかできる。
【0025】なお、この実施例では多管式熱交換器を例
にとり説明したが、本発明の端面切削用工具はプレート
フィン形熱交換器にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば熱
交換器の設置場所において伝熱管(小口径銅管)の交換
作業を行なうにあたって、新規の伝熱管を管板と管板と
の間に差し込んだ後、正規の寸法に切削する場合に、管
群を構成する隣接した伝熱管に接触するなどの影響がな
く切削作業を行なえる。
【0027】このとき、伝熱管の内径に近い寸法のガイ
ド用丸筒体を回転自在に設けたガイド軸が伝熱管内に挿
入されるので、端面の直角度を出しながら容易に切削で
きる。
【0028】このように伝熱管の端面が直角に切削され
るので、その後伝熱管の端部を拡管器を用いて拡管する
作業が良好に行なえるようになる。
【0029】したがって、本発明による端面切削用工具
を用いることにより、伝熱管の交換作業が非常に能率的
に行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による小口径銅管の端面切削用工具の一
実施例を示す側面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図2のB−B線断面図。
【図4】本発明による端面切削用工具を用いた小口径銅
管の切削作業の様子を示す断面図。
【図5】多管式熱交換器を示す断面図。
【図6】図5のC−C線断面図。
【図7】多管式熱交換器における伝熱管の配列方式の例
を示す図。
【図8】拡管器を用いた伝熱管端部の拡管要領を示す断
面図。
【図9】チューブカッタを示す斜視図。
【図10】チューブカッタを用いて管を切断する様子を
示す斜視図。
【符号の説明】
1 柄 2 回止めナット 3 カバー 4 ドリル刃 5 刃面 6 雌ねじ部 7 刃溝 8 ガイド軸 9 ガイド用丸筒体 10 電動ドリルのチャック 11 胴 12 管板 13 仕切り室カバー 14 仕切り室 15 熱交換室 16 伝熱管 17 交換しようとする伝熱管 17a 切削部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドリルのチャックに装着される工具本体に
    先端角を180゜としたドリル刃を取り付け、このドリ
    ル刃の刃面中心部に、切削しようとする小口径銅管に挿
    入されるガイド軸を突設し、このガイド軸に上記小口径
    銅管の内径よりもやや小径なガイド用丸筒体を回転自在
    に取り付けたことを特徴とする小口径銅管の端面切削用
    工具。
JP15934194A 1994-06-18 1994-06-18 小口径銅管の端面切削用工具 Pending JPH081401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15934194A JPH081401A (ja) 1994-06-18 1994-06-18 小口径銅管の端面切削用工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15934194A JPH081401A (ja) 1994-06-18 1994-06-18 小口径銅管の端面切削用工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH081401A true JPH081401A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15691726

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15934194A Pending JPH081401A (ja) 1994-06-18 1994-06-18 小口径銅管の端面切削用工具

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JP (1) JPH081401A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU752397B2 (en) * 1999-11-17 2002-09-19 Brian Ashford Apparatus for cutting or profiling pipe or tube
JP2009293783A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Tokyo Gas Co Ltd 既設管の不要部分撤去工法、管内面切削工具、管端面切削工具及び管の閉塞栓
JP2015160288A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 回転工具システム、伝熱チューブの取り外し方法、及び伝熱チューブの交換方法

Cited By (3)

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JP2009293783A (ja) * 2008-06-09 2009-12-17 Tokyo Gas Co Ltd 既設管の不要部分撤去工法、管内面切削工具、管端面切削工具及び管の閉塞栓
JP2015160288A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 回転工具システム、伝熱チューブの取り外し方法、及び伝熱チューブの交換方法

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