JPH08140045A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH08140045A
JPH08140045A JP27890694A JP27890694A JPH08140045A JP H08140045 A JPH08140045 A JP H08140045A JP 27890694 A JP27890694 A JP 27890694A JP 27890694 A JP27890694 A JP 27890694A JP H08140045 A JPH08140045 A JP H08140045A
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特殊再生から通常再生に移行する場合の画像
の乱れや欠落を低減すること。 【構成】 入力ビットストリームからID検出回路10
3でデータのIDを検出し、特殊再生(TPD)か通常
再生(NPD)かを判定してスイッチ104を切替え
る。PSI検出回路102はTPD、NPDの両データ
からデコード用の制御情報PSIを検出し、各々比較回
路105、メモリ106に加える。比較回路105は前
回のTPDのPSIと今回のものとを比較し、異なる場
合はメモリ106をクリアする。スイッチ107がモー
ド遷移信号で切替えられることにより、メモリ105か
らNPDのPSIが出力されATVデコーダに送られ
る。 【効果】 TPDからNPDに移行する際、記憶された
NPDのPSIを用いてデコードにすることによりモー
ド移行に要する時間が短縮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルテレビ放送
信号等を記録再生するディジタルVTR等の記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像のディジタル処理が検討され
ている。特に、画像データを圧縮するための高能率符号
化については、標準化のために各種方式が提案されてお
り、米国では、MPEG−2方式を用いた次世代テレビ
放送方式であるATV(Advanced Television )方式が
検討されている。
【0003】図5はMPEG符号化方式を説明するため
の説明図である。図中、矢印は符号化における予測の方
向を示す。また図6はMPEG符号化方式における符号
化(エンコード)処理、記録媒体上の配列、復号化(デ
コード)処理及び再生画像処理による画像データの順序
を示す説明図である。
【0004】図5において、MPEG符号化方式は、所
定枚数のフレーム画像でGOP(Group of Picture)を
構成する。GOPに画像内符号化画像Iが少なくとも1
枚は含まれている。画像内符号化画像IはDCT(離散
コサイン変換)によって1フレームの画像データを符号
化したものである。この画像内符号化画像Iから所定の
aフレーム毎の1フレームの画像データは、前方予測符
号化画像P1 、P2 に変換される。この場合前方予測符
号化画像P2 は前方予測符号化画像P1 より変換され
る。さらに、画像内符号化画像Iまたは第1の前方予測
符号化画像P1 と、第2の前方予測符号化画像P1 との
間の各フレームの画像データは、その前方及び後方の画
像データを用いた両方間予測符号化により両方間予測符
号化画像Bに変換される。
【0005】図5、図6に示すように、まず画像内符号
化画像Iが符号化される。画像内符号化画像Iは、フレ
ーム内の情報のみによって符号化され、時間方向の予測
が含まれていない。次に、前方予測符号化画像Pが作成
され、画像内符号化画像Iまたは前方予測符号化画像P
の後に両方向予測符号化画像Bの符号化処理が行なわれ
る。前方予測符号化画像P及び両方向予測符号化画像B
は他の画像データとの相関を利用している。上記のよう
に、各画像データの予測方法に起因して、両方向予測符
号化画像Bは画像内符号化画像Iまたは前方予測符号化
画像Pの後に記録媒体上に記録され、復号時に元の順序
に戻される。
【0006】画像内符号化画像Iはフレーム内の情報の
みによって符号化されているので、単独の符号化データ
のみによって復号可能である。一方、前方予測符号化画
像P及び両方向予測符号化画像Bは、他の画像データと
の相関を利用して符号化を行っており、単独の符号化デ
ータのみによっては復号することができないようになっ
ている。
【0007】MPEG符号化方式においては、記録レー
トは規定されている(標準1.2Mbps)が、データ
長は可変である。従って、GOPに含まれる画像内符号
化画像Iがどの位置に記録されるか特定することはでき
ず、また一つのGOPのデータ長を特定することもでき
ない。上記のMPEG符号化方式を、ディジタルVTR
などに適用した場合、通常再生においては、各符号化画
像I、B、Pが順次再生されるので特に問題は起こらな
い。
【0008】しかしながら、サーチのための早送り再生
など特殊再生を行なう場合、各符号化画像I、B、Pが
順次再生されることにはならない。また、特殊再生を行
なう場合、記録媒体上の記録トラックの一部しか再生さ
れず、画像内符号化画像Iの記録媒体上の位置は特定さ
れていないので、画像内符号化画像Iが必ず再生できる
とは限らない。この場合、前方予測符号化画像Pや、両
方向予測符号化画像Bが再生できなくなる。このため、
例えば特開平第4−第298802号公報においては、
符号化画像データを特殊再生時に再生できる記録媒体上
の所定位置に記録しておいて、特殊再生時にはそのデー
タを再生することにより画面を再現するようにした技術
が開示されている。
【0009】次にMPEG−2方式においては、コード
化された画像信号、音声信号、またはその他のビット列
をエレメンタリストリーム(elementary stream )と称
する。また、エレメンタリストリームを運ぶための構造
としてPES(Packetized Elementary Stream)パケッ
トが定義されている。これはPESヘッダ情報の後にP
ESベイロードが続く構造を持つ。MPEG−2方式に
おいて共通のタイムベースを持ったエレメンタリストリ
ームの集合は、プログラムと呼ばれる。
【0010】MPEG−2方式のコード化には、2つの
形式が定義されている。1つはトラントポートストリー
ム、もう1つはプログラムストリームである。上記トラ
ンスポートストリーム及びプログラムストリームの両方
の定義には、映像と音声のデコード・再生の同期に関す
る必要十分な文法が含まれている。プログラムストリー
ムは共通のタイムベースを持った一つ以上の上記PES
パケットを結合して、単一のビット列としたものであ
る。
【0011】また、トランスポートストリームとは、互
いに独立した1つ以上のプログラムを連結して、単一の
ビット列としたもので、前記の各プログラムは個々に独
立したタイムベースを持つことが可能である。そして前
述のATV方式に於いては、上記トランスポートストリ
ームが用いられる。
【0012】MPEG−2方式のデコードシステムにお
いては、プログラムストリームの場合はSCR(System
Clock Reference)を、トランスポートシステムの場合
はPCR(Program Clock Reference )を用いることに
よってそれぞれ同期がとられる。
【0013】図7はSCRまたはPCRのデコード回路
の一例を示すブロック図であり、図において、1は入力
端子、2は引き算器、3はLPF(Low Pass Filter
)、4はアンプ、5はVCO(Voltage Controlled Os
cillator )、6はカウンタ、7は出力端子である。
【0014】次に動作について説明する。カウンタ6の
出力はSTC(System Time Clock )と呼ばれる。この
デコード回路の入力端子1にSCRまたはPCRが到着
すると、引き算器2によってカウンタ6の出力である現
在のSTCと到着したSCRまたはPCRとの比較値が
算出される。この比較値はLPF3及びアンプ4によっ
てVCO5のコントロール信号として出力される。VC
O5はクロック信号を出力する。このクロック信号は、
上記コントロール信号の値によって周波数が変化するよ
うになっている。
【0015】VCO5の出力信号は出力端子7から不図
示のMPEGデコーダに入力されてシステムクロックと
して使用されるとともに、カウンタ6に入力される。カ
ウンタ6は上記システムクロックをカウントして上記S
TCを出力する。このSTCは引き算器2に入力され、
PLL(Phase Locked Loop )を構成するフィードバッ
クループを構成している。上記のPLLに入力されるS
CR及びPCRの入力の時間的間隔は、SCRの場合に
は700ミリ秒以内に、PCRの場合には100ミリ秒
以内にそれぞれ設定されている。
【0016】前述のATV方式の場合、PCRを用い
て、上記のデコード回路同様に同期がとられる。MPE
G−2のトランスポートストリームは、トランスポート
パケットという固定長の伝送の単位に画像、音声等のデ
ータを分割して、ビットストリームとして伝送する。こ
のビットストリームには上記PCRやPSI(ProgramS
pecific Information)と呼ばれる各種識別子情報等の
データが適宜組み込まれ、デコーダはこのPSIを検出
して再生し、デコーダを初期化することによって、ビッ
トストリームの正常なデコーダが可能となる。
【0017】また、PSIにはPAT(Program Associ
ation Table )、PMT(ProgramMap Table )と呼ば
れるPID(Packet ID )等を識別するための情報が含
まれ、この情報を用いて目的のデータが入っているトラ
ンスポートパケットを識別する。
【0018】VTRをサーチ等の特殊再生から通常再生
にモード遷移する場合、通常再生用データと特殊再生用
のデータとは記録媒体上にそれぞれ独立したデータとし
て時系列的に書き込まれているため、PCRやPSIが
異なり、このため通常再生データ用のPCR、PSIデ
コーダを初期化する必要がある。また、PCRが通常再
生時と特殊再生時とで不連続になるためパケットのヘッ
ダ内にある不連続情報(discontinuity indicator )を
1にセットして、デコーダにPCRの不連続を知らせな
ければならない。
【0019】図8はATV方式によるビットストリーム
をデコードする場合の手順を示す。まず、ATVのビッ
トストリームから図8に示すように、上記PATが記録
されているトランスポートパケット、即ちトランスポー
トヘッダに記録されているPIDが、Ox0000であ
るトランスポートパケットを検出し、PIDがOx00
00であるトランスポートパケットのペイロードからP
ATを取り出し、このPATからプログラムマップPI
Dを読み出す。プログラムマップPIDとは、これから
デコードしようとしているプログラムを包含しているト
ランスポートパケットのPID(エレメンタリPID)
が記述されているトランスポートパケットのPIDのこ
とである。
【0020】次に上記プログラムマップPIDと一致す
るPIDを持つトランスポートパケットを検出し、この
検出したトランスポートパケットのペイロードからPM
Tを取り出し、このPMTから所望のプログラムが記録
されているトランスポートパケットのPIDであるエレ
メンタリPIDを読み出す。さらにエレメンタリPID
と一致するPIDを持つトランスポートパケットを検出
し、前記PIDがエレメンタリPIDと一致するトラン
スポートパケットのペイロードから所望のプログラムを
取り出す。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、順方
向サーチ等の特殊再生から通常再生にモード遷移した
時、図4に示すタイミングチャートのCase1に示す
ようにVTRが通常再生データのPSIを再生するまで
の期間(Tx =t3 〜t4 )にATVデコーダがビット
ストリームの正常なデコードが不可能になるという問題
があった。
【0022】また、順方向サーチ等の特殊再生から通常
再生にモード遷移した時点から最初のPSIを再生する
までの時間が一定とはならないため、サーチを終了して
通常再生モードに遷移した時、遷移したタイミングによ
ってサーチ画面から通常再生画面になるまでの時間(過
渡時間)が一定せず、この間画像が乱れたり、欠落する
という問題があった。
【0023】従って、本発明の目的は、図4のCase
2に示すように、ATV対応のディジタル動画像信号記
録再生装置が、順方向サーチ等の特殊再生から通常再生
にモード遷移した時、通常再生となるまでの過渡期間
(t0 〜t3 )の短縮と、この過渡期間のバラツキを縮
小することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、それぞれ復号用の制御情報を含む特殊再生用データ
と通常再生用データとを含む符号化データを、上記通常
再生用データと特殊再生用データとを時系列的に独立し
て記録媒体上に記録するように成された記録再生装置に
おいて、特殊再生モード時及び通常再生モード時に再生
されたデータから上記制御情報を検出する検出手段と、
上記検出手段で検出された制御情報を記憶する記憶手段
とを設けている。
【0025】請求項2の発明においては、上記記憶手段
の内容を検出された最新の制御情報で更新する更新手段
を設けている。
【0026】請求項5の発明においては、プログラム識
別情報の検出手段と、その記憶手段と、特殊再生モード
時のプログラム識別情報を検出して記憶手段をクリアす
る検出手段とを設けている。
【0027】
【作用】請求項1の発明によれば、通常再生及び特殊再
生時に制御情報を検出して、これを記憶しておき、モー
ド遷移時に記憶した制御情報を用いることにより、再生
符号化データを復号するデコーダにおいて復号不可能な
時間が短縮される。
【0028】請求項2の発明によれば、制御情報を記憶
する記憶手段を最新の制御情報で更新することにより、
デコーダの誤動作を防止する。
【0029】請求項5の発明によれば、再生データから
プログラム識別情報を検出して記憶し、特殊再生モード
時にプログラム識別情報が変化したことを検出して上記
記憶内容をクリアすることにより、特殊再生から通常再
生へ遷移したときは、誤った制御情報が再生符号化デー
タ中に挿入されることを防止してデコーダの誤動作を防
止する。
【0030】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示すブロック
図である。図1において、101はVTR等で再生され
たビットストリームの入力端子、110はVTR等のモ
ード遷移信号の入力端子、102は後述するスイッチ1
04から出力されるビットストリームからPSIを検出
するPSI検出回路、103は入力端子101から入力
されたビットストリームに含まれるID(ディジタルV
TRのシンクブロックID等)を検出して、ビットスト
リームがサーチ等のトリックプレイデータ(TPD、特
殊再生モード)のものか、通常再生データ(NPD)の
ものかを判定してTPD/NPD識別信号を出力するI
D検出回路。104はID検出回路103から出力され
る識別信号に従って入力端子101から入力されるビッ
トストリームを2系統に切り換えて出力するスイッチで
ある。
【0031】105は最新のTPDのPSIと1つ前の
TPDのPSIとを比較して、PSIの変化を検出した
場合1(Hレベル)を出力する比較回路、106は最新
のNPDのPSIをホールドするためのメモリ、107
は入力端子110からのモード遷移信号に従って、ビッ
トストリームのPSIとメモリ106にホールドされた
PSIとを選択するスイッチ、108はバッファメモ
リ、109はATVビットストリームの出力端子であ
る。
【0032】次に動作について説明する。図1におい
て、入力端子101から入力されたATVビットストリ
ームは、ID検出回路103、バッファメモリ108、
スイッチ104に入力される。ID検出回路103は入
力されたビットストリーム中のデータの属性を表わすI
D(ディジタルVTRのシンクブロックID等)を検出
して、PIDがTPDのものである場合は1、それ以外
は0(Lレベル)をスイッチ104の制御信号として出
力する。スイッチ104は、ID検出回路103によっ
て制御され、ID検出回路103の出力が1(TPD)
の時はTPD側、0(NPD)の時はNPD側に入力端
子101からのビットストリームを出力する。
【0033】PSI検出回路102はTPD、NPD用
に検出回路を2回路持ち、スイッチ104から出力され
たTPD、NPDのビットストりームからPSIを含む
トランスポートバケットをそれぞれ独立に切り出して、
TPDのPSIは比較回路105へ、NPDのPSIは
メモリ106へ出力する。
【0034】比較回路105は、前回のTPDのPSI
を記憶しており、この前回のPSIと今回のPSIとを
比較する。今回のPSIが前回のPSIと同一である場
合は、記憶内容を保持し、メモリ106のクリア端子に
0を出力する。今回のPSIが前回のPSIと異なる場
合は記憶内容を今回のPSIに置き換えると共に、メモ
リ106のクリア端子に1を出力して記憶内容をクリア
する。
【0035】メモリ106は入力端子110から1が入
力されるまでは書き込みモードを続け、VTRの再生モ
ードに関わらずスイッチ104から入力されるNPDの
PSIによってその内容が更新される。
【0036】次にスイッチ107は図2のタイミングチ
ャートに示すように、入力端子110から入力されるモ
ード遷移信号が1になると、T(トランジェント)側に
切り換わる。同時にメモリ106の読み出しが開始さ
れ、PSIが読み出される。読み出されたPSIはスイ
ッチ107を経由して出力端子109から出力される。
スイッチ107がT側に閉じている期間に再生される、
即ち、入力端子101から入力されるビットストリーム
はVTR等のモード遷移過渡期間の無効データ、あるい
はモード遷移後にPSIが再生されていないことによる
デコーダ不可能なデータである。
【0037】なお、スイッチ107は入力端子110か
らの入力が0の時(特殊再生を除くモード)は常にN
(ノーマル)の側に閉じており、この時入力端子101
から入力されたビットストリームはバッファメモリ10
8のみを経由して出力端子109から出力される。
【0038】図3は本発明の第2の実施例を示すブロッ
ク図であり、図1と対応する部分には同一符号を付して
構成及び動作の説明を省略する。図3において、111
はメモリ106のR/wとR/Wアドレスを制御、供給
するメモリコントローラ、112は2入力AND回路の
1入力にNot回路を接続した論理回路である。
【0039】次に動作について説明する。メモリ106
はメモリコントローラ111によって全動作が制御され
る。メモリコントローラ111は、前記PSI検出回路
102からのPSI検出信号(A)と、入力端子110
からのモード遷移信号(B)とから、表1に示すように
書き込み(W)読み出し(R)のモード制御信号(D)
と、書き込み、読み出しモードに対応したアドレス
(C)とを出力する。
【0040】
【表1】
【0041】スイッチ107は論理回路に112におい
てPSI検出回路102から出力されるPSI検出信号
(A)の否定と、モード遷移信号の入力端子110から
入力されるモード遷移信号(B)との論理積によって制
御される。表1に示すように、PSI検出回路102か
ら出力されるPSI検出信号が0(PSI未検出)で、
110からのモード遷移信号が1(VTR等がモード遷
移の過渡状態)という条件の時、スイッチ107はT側
に切り換わり、同時にメモリ106の読み出しが開始さ
れ、スイッチ107を経由して出力端子109から出力
される。
【0042】スイッチ107がT側に閉じている期間に
再生される、即ち入力端子101から入力されるビット
ストリームはVTR等のモード遷移過渡期間の無効デー
タ、あるいはモード遷移後にPSIが再生されていない
ことによるデコード不可能なデータである。
【0043】図4は本発明と従来の動作を示すタイミン
グチャートを示し、Case1が従来、Case2が本
発明を示す。Case1の場合は、t0 時点で特殊再生
(ここではFFサーチ)から通常再生への変更要求があ
ると、t4 時点でATVデコーダが最初のNPD用のP
SIを検出し、これに基づいてt5 時点からATVデコ
ーダがデコードを開始して通常再生の画像が得られる。
即ち、モード遷移に要する時間はt0 〜t5 の期間とな
る。またPSIが検出される時点t4 は異なることがあ
るので、上記期間は一定とはならない。
【0044】これに対して、Case2の場合は、t0
時点でモード変更要求があると、t 1 時点でそれまでに
検出して記憶しておいたNPD用のPSIを読み出して
ビットストリームに組み込むので、ATVデコーダはt
2 時点でPSIを得て、t3時点からデコードを開始し
通常再生の画像を得ることができる。
【0045】従って、Case1の方がCase2より
x の期間だけ画像が乱れたり欠落する期間を短縮する
ことができると共にt0 〜t3 の期間を略一定にするこ
とができる。
【0046】本発明の実施例によれば、通常再生用デー
タのPSIを含むトランスポードパケットを再生された
ビットストリームから切り出し、この切り出されたPS
Iをメモリに記憶し、通常再生及び特殊再生時に再生さ
れた通常再生データのPSIによりメモリの内容を常に
更新するように構成すると共に、順方向サーチから通常
再生にモード遷移した時に磁気テープ等の記録媒体上に
記録されているPSIを再生するまでの過渡期間にメモ
リに記憶したPSIを仮のPSIとしてビットストリー
ムに組み込んで出力するように構成されている。
【0047】このようにすることによって、通常再生に
よりPSIが再生されるまでの期間にデコード不可能で
あったビットストリームをデコード可能なストリームと
し、モード遷移の過渡期間短縮を実現することができ
る。
【0048】また、順方向サーチ中に通常再生データの
プログラムID(PID)が順方向サーチ開始時と異な
るプログラムIDを持つプログラムに変化した場合、P
IDの変化を検出した時点でメモリの内容をクリアする
ように構成することによって、順方向サーチから通常再
生にモード遷移した時に不適当なPSDIのビットスト
リームへの組み込み、即ちATVデコーダの誤動作を防
止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、通常再生時及び特殊再生時に制御情報を検出し
て、これを記憶するように構成したことにより、モード
遷移時に記憶した制御情報を用いることにより、再生符
号化データを復号するデコーダにおいて復号不可能な時
間を短縮して再生画像の乱れや欠落を低減することがで
きる効果がある。
【0050】また、請求項2の発明によれば、制御情報
を記憶する記憶手段を最新の制御情報で更新する様よう
に構成したことにより、デコーダの誤動作を防止するこ
とができる効果がある。
【0051】請求項5の発明によれば、再生符号化デー
タからプログラム識別情報を検出して記憶し、特殊再生
モード時にプログラム識別情報が変化したことを検出し
て上記記憶内容をクリアするように構成したことによ
り、特殊再生から通常再生へ遷移したときに、誤った識
別情報が再生符号化データ中に挿入されることを防止し
てデコーダの誤動作を防止することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】第1の実施例において、記憶したPSIの読み
出しと、ATVビットストリームとの関係を示すタイミ
ングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】従来例と本発明を用いた場合の特殊再生(順方
向サーチ)から通常再生にモード遷移した時の過渡期間
を比較するためのタイミングチャートである。
【図5】MPEG符号化方式の説明図である。
【図6】MPEG符号化方式のエンコード、デコードの
処理順序の説明図である。
【図7】従来のPCR(Program Clock Reference )の
デコード回路の一例を示すブロック図である。
【図8】ATVビットストリームのデコードプロセスの
説明図である。
【符号の説明】
101 ビットストリーム入力端子 102 PSI検出回路 103 ID検出回路 104 スイッチ 105 PSI比較回路 106 PSI用メモリ 107 スイッチ 108 バッファメモリ 109 ビットストリーム出力端子 110 モード遷移信号入力端子 111 メモリコントローラ 112 論理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/93 7/24 H04N 7/13 Z

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ復号用の制御情報を含む特殊再
    生用データと通常再生用データとを含む符号化データ
    を、上記通常再生用データと特殊再生用データとを時系
    列的に独立して記録媒体上に記録するように成された記
    録再生装置において、 特殊再生モード時及び通常再生モード時に再生されたデ
    ータから上記制御情報を検出する検出手段と、 上記検出手段で検出された制御情報を記憶する記憶手段
    とを設けたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 通常再生モード時及び通常再生モード時
    に上記制御情報が再生された場合、上記記憶手段の内容
    を上記再生された最新の制御情報で更新する更新手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 上記更新手段は、特殊再生モード時に上
    記通常再生用データから上記制御情報が再生された場
    合、上記記憶手段の内容を上記再生された最新の通常再
    生用データの制御情報で更新することを特徴とする請求
    項2記載の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記特殊再生モードから通常再生モード
    にモード遷移した場合、上記記憶手段に上記通常再生用
    データの制御情報が記憶されている場合は、その制御情
    報を読み出して出力し、上記記憶手段に上記制御情報が
    記憶されていない場合は、出力しない出力制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記符号化データに含まれる複数のプロ
    グラムを判別するためのプログラム識別情報を検出する
    第1の検出手段と、検出されたプログラム識別情報を記
    憶する記憶手段と、特殊再生モード時に上記特殊再生用
    データの上記プログラム識別情報が変化したことを検出
    して上記記憶手段の内容をクリアする第2の検出手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記プログラム識別情報はPIDである
    ことを特徴とする請求項5記載の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記符号化データは、フレーム内符号化
    データとフレーム間符号化データとが多重化された画像
    データであることを特徴とする請求項1記載の記録再生
    装置。
  8. 【請求項8】 上記符号化データは、MPEG−2の符
    号化データであることを特徴とする請求項1記載の記録
    再生装置。
  9. 【請求項9】 上記符号化データは、ATVの符号化デ
    ータであることを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置。
  10. 【請求項10】 上記制御情報はPSIであることを特
    徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  11. 【請求項11】 上記特殊再生モードは早送り再生モー
    ドであることを特徴とする請求項1記載の記録再生装
    置。
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JP2008178112A (ja) * 2001-03-29 2008-07-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd Avデータ記録再生装置及び方法、当該avデータ記録再生装置又は方法で記録されたディスク
JP2009277349A (ja) * 1999-09-29 2009-11-26 Sony Corp データ記録媒体

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