JPH08139165A - ウエハ貼り付け装置 - Google Patents

ウエハ貼り付け装置

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JPH08139165A
JPH08139165A JP26957894A JP26957894A JPH08139165A JP H08139165 A JPH08139165 A JP H08139165A JP 26957894 A JP26957894 A JP 26957894A JP 26957894 A JP26957894 A JP 26957894A JP H08139165 A JPH08139165 A JP H08139165A
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JP
Japan
Prior art keywords
wafer
wax
stamper
plate
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP26957894A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniyasu Imamura
国安 今村
Tetsuo Suzuki
徹郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP26957894A priority Critical patent/JPH08139165A/ja
Publication of JPH08139165A publication Critical patent/JPH08139165A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ウエハをウエハ貼り付け板
に固定する際に、均一なワックス厚、強いては均一なウ
エハ板厚が得られるウエハ貼り付け装置を提供すること
にある。 【構成】 本発明は、ウエハ1をウエハ貼り付け板2に
ワックス3にて固定する工程に用いるウエハ貼り付け装
置において、ワックス3をウエハ1全面に伸展させるた
めに、ウエハ1を押さえるスタンパー5のウエハ接触面
側に弾性体パッド7が取り付けられていることを特徴と
している。また本発明の別の構成では、ウエハ貼り付け
装置のスタンパーおよびスタンパーに荷重を加える荷重
軸の中心に貫通穴が設けられ、かつ前記スタンパーのウ
エハ接触面側全体が気密性膜で覆われており、前記荷重
軸の貫通穴を通じて空気ポンプにより前記気密性膜を膨
らませることでウエハを均等加圧できることに特徴があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弾性表面波素子や光学
部品に用いられるタンタル酸リチウムあるいはニオブ酸
リチウム結晶のウエハの研磨工程に用いるウエハ貼り付
け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タンタル酸リチウムあるいはニオブ酸リ
チウム結晶のウエハの研磨は、ステンレス等の金属製ウ
エハ貼り付け板に固定したウエハを、研磨布を貼り付け
た研磨定盤にコロイダルシリカを滴下させながら押し付
けることにより行っている。
【0003】ウエハ貼り付け板へのウエハの固定は、以
下に示すように行っていた。まず前記ウエハ貼り付け板
を100〜110℃位に加熱し、ワックスを溶融塗布
し、次にウエハをウエハ貼り付け板上のワックスに接触
させ、ウエハとウエハ貼り付け板間の毛管現象(界面張
力)を利用してウエハ全体にワックスを伸展させる。そ
の後、ワックスを冷却固化させることでウエハをウエハ
貼り付け板に固定していた。
【0004】またウエハにワックスを伸展させるとき
に、図5に示すような金属製スタンパーでウエハに荷重
を加えることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、毛管現
象を利用しワックスを伸展させたのでは、ウエハの周縁
にワックスが伸展しない部分や気泡が生じることがあ
る。またワックス厚さの均一性も得られず、このような
ウエハを研磨したのでは、研磨後のウエハの板厚の均一
性は保たれない。
【0006】金属製スタンパーで荷重を加える方法で
は、気泡やワックスが伸展しない部分が生じることは少
ないが、それでもワックス厚さの不均一性は解消されな
い。図5に金属性スタンパーを用いたウエハ貼り付けの
様子を示す。ウエハ1の最も板厚が厚い部分が金属製ス
タンパー5とウエハ貼り付け板2に接触した以降は、金
属製スタンパー5に加えた荷重は全てこの部分に集中
し、この部分におけるワックス3の厚さが最も薄くな
る。ウエハ板厚が最も厚い部分以外には荷重が掛から
ず、ワックス3の厚みに分布が生じることになる。ワッ
クス厚の分布はウエハ板厚分布に反映されるため、この
方法によっても、研磨後のウエハ板厚の均一性は保証さ
れない。
【0007】本発明の目的は、ウエハをウエハ貼り付け
板に固定する際に、均一なワックス厚、強いては均一な
ウエハ板厚が得られるウエハ貼り付け装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ウエハをウエハ貼り付け板にワックスにて
固定する工程に用いるウエハ貼り付け装置において、ワ
ックスをウエハ全面に伸展させるためにウエハを押さえ
るスタンパーのウエハ接触面側に弾性体物質からなるパ
ッド、つまり弾性体パッドが取り付けられていることを
特徴としている。
【0009】また本発明の別の手段では、ウエハ貼り付
け装置のスタンパーおよびスタンパーに荷重を加える荷
重軸の中心に貫通穴が設けられ、かつ前記スタンパーの
ウエハ接触面側全体が気密性膜で覆われており、前記荷
重軸の貫通穴を通じて空気ポンプにより前記気密性膜を
膨らませることでウエハを均等加圧できることに特徴が
ある。
【0010】
【作用】均一な板厚のウエハを得るためには、ウエハと
ウエハ貼り付け板との間のワックスの厚さを均一にする
必要がある。そのためには、ウエハ全体に均一に荷重が
加えられる必要がある。
【0011】請求項1のウエハ貼り付け装置によるウエ
ハ貼り付けの様子を図3に示す。請求項1の装置では、
スタンパー5に、例えば合成ゴムのような弾性体からな
る弾性体パッド7が取り付けられているため、ウエハ1
の板厚が最も厚い部分に弾性体パッド7が接触した後は
ウエハ形状に習い、弾性体パッド7が変形する。弾性体
パッド7が変形することによりウエハ板厚の薄い部分に
も荷重が加わるようになり、ウエハ全体を均一な荷重に
より加圧できるようになる。均一に加圧できればワック
ス厚も均一になり、研磨後のウエハ板厚も均一になる。
【0012】請求項2のウエハ貼り付け装置によるウエ
ハ貼り付けの様子を図4に示す。請求項2の装置では穴
付きスタンパー9に気密性膜11が取り付けられてお
り、前記気密性膜は空気ポンプ13により膨らませるこ
とができる。この膨らんだ気密性膜11をウエハ1に押
しつけることでウエハ1に静水圧を加えることができる
ため、ワックス厚を均一にすることができる。したがっ
て、研磨後のウエハ板厚も均一にすることができる。
【0013】
【実施例】
(実施例1) 本発明のウエハ貼り付け装置の実施例を
図1に示す。ウエハ1として、タンタル酸リチウムを3
6゜RY軸方向に引き上げた直径80mmの単結晶イン
ゴットから切り出した直径76.2mm、厚さ0.5m
mのものを用意した。用意したウエハ1はGC1000
の砥粒により、両面ともラッピングされている。
【0014】ウエハ貼り付け作業は、まず直径120m
mのステンレス製ウエハ貼り付け板2をオーブンで10
0℃に加熱し、ウエハ接着面にワックス3としてフラッ
トローワックスを溶融、塗布した。次にウエハ1をワッ
クス3上に乗せ、あらかじめ荷重調整ネジ9により荷重
が10kgになるように調整してあるスタンパー5をウ
エハ1に押しつけた。ここで、弾性体パッド7にはシリ
コンゴムのパッドを用いた。弾性体パッド7をウエハ1
に押し付けた状態で3時間室温に放置し、ワックス3を
固化させることにより、ウエハ1をウエハ貼り付け板2
に固定した。
【0015】図1の装置を用いウエハ貼り付け板に固定
したウエハを研磨したところ、研磨後のウエハ板厚のバ
ラツキは1〜5μmであった。なお、ウエハ固定の際に
加える荷重を5〜15kgの範囲で変化させてみたが、
前記範囲内の荷重を加えて固定したウエハの研磨後のウ
エハ板厚のバラツキは1〜5μmであった。
【0016】(実施例2) 本発明のウエハ貼り付け装
置の別の実施例を図2に示す。ウエハ1には実施例1で
用意したものと同じものを用いた。
【0017】ウエハ貼り付け板2にワックス3を塗布す
るまでの工程は実施例1と同じである。実施例1では弾
性体パッドを取り付けたスタンパーをウエハ1に押しつ
けたが、実施例2においては、空気ポンプ14により半
球状に膨らました気密性膜12を押しつけ、ウエハ1を
ウエハ貼り付け板2に固定した。ウエハに加えた荷重、
およびワックス3の冷却時間は実施例1と同様とした。
なお、本実施例では気密性膜に合成ゴムのシートを用い
た。
【0018】図2の装置を用いウエハ貼り付け板に固定
したウエハを研磨したところ、研磨後のウエハ板厚のバ
ラツキは実施例1同様1〜5μmであった。
【0019】(従来例) 図5に従来例の金属製スタン
パー5を用い、ウエハ1を固定している様子を示す。比
較のため、研磨に用いたウエハ、ワックスには同種のも
のを用いた。またスタンパー5を押しつける荷重も10
kgと、実施例1と同じにした。
【0020】従来のウエハ貼り付け装置を用いてウエハ
貼り付け板に固定したウエハを研磨したところ、ウエハ
板厚のバラツキは10〜15μmであった。
【0021】なお、一切荷重を加えない、毛管現象(界
面張力)のみを利用し、ウエハ貼り付け板に貼り付けた
ウエハを研磨したところウエハ板厚のバラツキは20〜
30μmであった。
【0022】
【発明の効果】本発明のウエハ貼り付け装置を用いてウ
エハ貼り付け板に固定したウエハを研磨することによ
り、従来研磨後のウエハの板厚のバラツキが10〜15
μmであったものが1〜5μmと、少なくとも3分の1
以下に減少することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例の断面図である。
【図2】図2は本発明の別の実施例の断面図である。
【図3】図3は、図1に示す本発明の実施例を用いた、
ウエハ貼り付け板へのウエハの固定を説明する図であ
る。
【図4】図4は、図2に示す本発明の実施例を用いた、
ウエハ貼り付け板へのウエハの固定を説明する図であ
る。
【図5】図5は、従来例による、ウエハ貼り付け板への
ウエハの固定を説明する図である。
【符号の説明】
1 ウエハ 2 ウエハ貼り付け板 3 ワックス 4 台 5 スタンパー 6 荷重軸 7 弾性体パッド 8 荷重印加用バネ 9 荷重調整ネジ 10 穴付きスタンパー 11 中空荷重軸 12 気密性膜 13 気密性膜固定バンド 14 空気ポンプ 15 レギュレータ 16 リーク弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハをワックスによりウエハ貼り付け
    板に固定するときに用いるウエハ貼り付け装置におい
    て、ワックスをウエハ全面に伸展させるためにウエハを
    押さえるスタンパーのウエハ接触面側に弾性体パッドが
    取り付けられていることを特徴とするウエハ貼り付け装
    置。
  2. 【請求項2】 ウエハをワックスによりウエハ貼り付け
    板に固定するときに用いるウエハ貼り付け装置におい
    て、ワックスをウエハ全面に伸展させるためにウエハを
    押さえるスタンパーおよびスタンパーに荷重を伝達する
    荷重軸の中心に貫通穴が設けられ、かつ前記スタンパー
    のウエハ接触面側全体が気密性膜で覆われており、前記
    荷重軸の貫通穴を通じて空気ポンプにより前記気密性膜
    を膨らませることでウエハを均等加圧できることを特徴
    とするウエハ貼り付け装置。
JP26957894A 1994-11-02 1994-11-02 ウエハ貼り付け装置 Pending JPH08139165A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007201404A (ja) * 2005-12-27 2007-08-09 Samco Inc プラズマ処理方法及びプラズマ装置
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