JPH08139013A - 電子線描画装置及び電子線描画方法 - Google Patents

電子線描画装置及び電子線描画方法

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JPH08139013A JP7232157A JP23215795A JPH08139013A JP H08139013 A JPH08139013 A JP H08139013A JP 7232157 A JP7232157 A JP 7232157A JP 23215795 A JP23215795 A JP 23215795A JP H08139013 A JPH08139013 A JP H08139013A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナノ・メータ・オーダーで任意のピッチを有
するパターンを得ることができる電子線描画装置及び方
法を提供すること。 【解決手段】 電子線ホログラフィーを用いた新規なリ
ソグラフィー手段を提供するものであり、電子線1が入
射される少なくとも2枚の単結晶薄膜2a,2bと、こ
れら単結晶薄膜2a,2bを透過した透過電子線1a及
びこれら単結晶薄膜で回折された回折電子線1bとをマ
スク基板の表面等に集束させる集束手段3とを具備し、
透過電子線1aと回折電子線1bとを干渉させ、これに
よって形成された、所定のピッチを有したフリンジパタ
ーンの描画を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子線描画装置及び
電子線描画方法に関し、さらに詳しくは、電子線の波と
しての干渉効果を利用して、ナノ・メータ・オーダーの
パターンの描画を行う電子線描画装置及び電子線描画方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、1GDRAMの試作の発表に見ら
れるようなLSIの高集積化に伴い、要求されるデザイ
ン・ルールは、サブ・ミクロン領域からディープサブミ
クロン領域にに突入しており、16GDRAMでは70
nmの設計ルールが要求されると言われている。したが
って、LSIのパターン形成のためのリソグラフィ技術
も、急速な進展をみせているものの、このようなディー
プサブミクロンからナノメータ・オーダーへの微細化の
要求に対応するためにはブレーク・スルーが必要となっ
ている。リソグラフィ技術には、フォトリソグラフィ,
X線リソグラフィ,電子線リソグラフィなどが既存の技
術として存在している。
【0003】光を利用し、マスクに作製されたパターン
を投影することによって描画を行うフォトリソグラフィ
では、いわゆる縮小露光システムを用いたステッパによ
る一括転写が主流である。一般に、フォトリソグラフィ
の解像度Rは、 R=βλ/NA …(1) (ここで、βはプロセスファクタ、λは露光システムの
光源の波長、そしてNAは使用したレンズの開口数であ
る)となる。この(1)式により、波長を短くすること
が解像度の向上につながることがわかる。しかし、現段
階においては、たとえエキシマレーザ等の短波長の光を
用いても、200nm程度の解像度が限界である。
【0004】また、X線を用いるX線リソグラフィで
は、フォトリソグラフィとは異なり、等倍露光が原則で
あるため、マスクの作製が難しい等の問題があり、10
0nm以下の解像度は得られていない。
【0005】一方、電子線を利用する電子線リソグラフ
ィでは、電子レンズによって集束された電子線ビームを
偏向装置によって移動させることによりパターンの描画
を行っている。しかし、従来の電子線を利用する描画方
法においては、電子を粒子として扱って描画を行ってい
る。この場合、一般的にはパターンの最小線幅の1/4
以下のビーム径とすることが多く、また近接効果等の問
題などがあり、ビーム径以下の解像度、すなわち、10
0nm以下の解像度は得られていない。さらに電子線リ
ソグラフィでは、いわゆるスループットが低いという問
題点があった。
【0006】以上のように、従来のフォトリソグラフ
ィ,X線リソグラフィ,電子リソグラフィいずれのリソ
グラフィにおいても、100nm以下の解像度を得るこ
とが困難で、このことが、より高い集積度のデバイス作
製における大きな障害となっている。
【0007】このような半導体デバイスの微細化への要
求は、集積回路だけでなく個別デバイス(ディスクリー
トデバイス)でも同様であり、テラヘルツ帯動作のトラ
ンジスタでは電子の平均自由行程よりも小さな寸法が要
求され、量子力学により設計されることとなる。このよ
うなメソスコピックスケールを有した量子・半導体デバ
イスの作製においては、一次元方向、すなわち厚み方向
の微細化はMBEやALE(Atomic Layer
Epitaxy),MLE(Molecular L
ayer Epitaxy)といった積層技術で対応で
きるが、二次元、三次元の、いわゆる量子細線(qua
ntum wire)や量子箱(quantum bo
x)の製造に際してはナノ・メータ・スケール,メソス
コピックスケールの平面パターンが要求される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、原子サイズ
に近い、いわゆるメソスコピックスケール、又はナノ・
メータ・オーダーの寸法を有したパターンを所望のピッ
チで得ることができる電子線描画装置及び電子線描画方
法を提供することを目的とする(請求項1〜8)。
【0009】また、本発明は、ナノ・メータ・オーダー
のピッチを有したパターンを得ることができ、このパタ
ーンのピッチを任意に変化させることができる、ない
し、パターンの方向を任意に変化させることができる電
子線描画装置及び電子線描画方法を提供することを目的
とする(請求項3〜7)。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電子線描画装置は、電子線源より放出
された電子線が入射される少なくとも2枚の単結晶薄膜
と、これら単結晶薄膜を透過した電子線及びこれら単結
晶薄膜で回折された電子線を集束させる集束手段とを具
備し、この集束手段を通過して干渉する電子線により像
面にパターンを描画することを特徴とする(請求項
1)。
【0011】また、本発明に係る電子線描画方法は、電
子線を少なくとも2枚の単結晶薄膜に入射し、これら単
結晶薄膜を透過した電子線及びこれら単結晶薄膜で回折
された電子線を集束させ、この透過および回折された電
子線が相互に干渉して発生されるパターンを描画する方
法であることを特徴とする(請求項8)。
【0012】本発明は、電子線の波としての性質を用
い、ホログラフィックな干渉効果を利用したもので、上
記構成及び方法によれば、電子線源から放出された電子
線(電子波)は、前記少なくとも2枚の単結晶薄膜を通
過すると、これら単結晶薄膜を構成する結晶の格子面に
よって散乱され、互いに干渉して、2つ以上の回折され
た電子波、すなわち回折波となる。この回折波は、集束
手段、例えば電子レンズ(請求項4)により、その後焦
点面(back focal plane)上に集束される。この集束
後、透過波および回折波である電子波は相互に干渉する
ため、規則正しい周期を有するフリンジ・パターンが形
成され、このフリンジ・パターンをそのままレジスト等
の像面に感光させることによって、微細なパターンを描
画できる。
【0013】ここで、前記単結晶薄膜と電子レンズ間の
距離をx、電子レンズと描画パターンを形成する像面と
の距離をyとすると、得られるパターンの拡大率Mは、 M=y/x …(2) で表される。そして、例えば単結晶薄膜を2枚用いた場
合、各々の単結晶薄膜の結晶格子間隔をd1 ,d2 と
し、単結晶薄膜の相対的な回転角をθ(≠0)とする
と、出現するフリンジ・パターンのピッチ、すなわち間
隔Dは、
【数1】 D=Md1 2 (d1 2 +d2 2 −2d1 2 ・cos θ)-1/2…(3) となる。ここで、式(3)からわかるように、所望の間
隔Dを得るためには、前記各単結晶薄膜の結晶格子間隔
1 ,d2 は、各単結晶薄膜を形成する物質を選択する
ことにより任意に選択でき、またパターンの拡大率およ
び単結晶薄膜相互の角度θを選ぶことにより選択でき
る。
【0014】さらに、得られる画像をシャープなものに
するためには、前記電子レンズの焦点距離fが、 1/f=1/x+1/y …(4) を満たすものを用いることが望ましいが、例えばf及び
xを設定した時のyの値は、(4)式のyの値から±
0.5%程度の違いがあってもかまわない。前記単結晶
薄膜として適当な結晶を用い、さらにfが数mmの通常
の電子レンズを用いた場合、y/x、すなわちM値が1
0程度であるとすると、D値を数ナノ・メータの値とす
ることができ、メソスコピックスケールの描画が可能と
なる。
【0015】ここで、前記式(3)で表されるように、
フリンジ・パターンの間隔(ピッチ)Dを決定するパラ
メータには電子線の加速電圧が入っていないため、たと
え電子線の加速電圧に変動が発生した場合でも、描画位
置は不動であり、安定な描画を達成できる。
【0016】なお、電子線源としては、例えば熱電子放
出型フィラメントあるいは電界放出型フィラメント等を
用いることができる。
【0017】前記薄膜を形成する単結晶としては、前記
式(3)で得られるフリンジ・パターンの間隔Dを所望
の大きさに選択できるように、式(3)におけるd1
2の適切な組合わせを実現できるものであれば、何等
特定のものに限定されるものではない。したがって、薄
膜を形成する各単結晶は、単一物質の単結晶であっても
化合物の単結晶であってもよいし、また、各々同じ物質
で作成されてもよいし各々別々の物質で作成されてもよ
い。ただ、単結晶を構成する物質の選択にあたっては、
密度の大きい物質は電子線が透過し難いことを考慮する
とよい。また、薄膜を形成する単結晶は、常温ないし常
温付近で結晶化しているものが望ましい。
【0018】さらに、薄膜を形成する単結晶として、な
るべくd1 ,d2 に対応する面からの回折強度が大きく
なる物質を選択することが望ましい。例えば、薄膜をS
i(110)の単結晶とした場合、d1 =d2 =0.3
14nmに対応する回折波が発生する。これらの回折波
は、それぞれのSi結晶の(111)面からのもので、
大きな強度を有していることから、本発明の実施に適し
た例と言える。この場合、2枚の薄膜の回転角θを任意
に選択することで、任意の間隔Dのフリンジ・パターン
を描画可能となる。
【0019】また、薄膜の厚さとしては、できるだけ薄
い方が電子線を透過させ易いため望ましい。例えば、1
0nm程度まで薄いものが望ましい。
【0020】また、薄膜間の間隔としては、上側の薄膜
で回折された電子線が下側の薄膜に照射されさえすれば
特に限定されないが、独立の回転機構を具備しつつも、
できるだけ互いに接近していることが望ましい。
【0021】また、薄膜の厚さと関連して、前記電子線
源の能力が考慮されるべきである。すなわち、10nm
程度まで薄い薄膜であれば、加速電圧100kV程度、
上側の薄膜上での電流密度10A/cm2 程度のものを
選択できる。
【0022】ところで、前記集束手段により集束される
電子線のうちの任意の電子線のみを通過させ、その他の
電子線の通過を阻止する選択通過手段をさらに具備する
ことが望ましい(請求項2)。
【0023】この前記選択通過手段を設けることによ
り、焦点面上に集束された複数の回折波の中で任意のも
のを選択できる。つまり、集束手段により焦点面上集束
された電子波は複数であって、相互に干渉し合って形成
されるフリンジ・パターンも複数となるが、前記選択通
過手段により、任意の電子線のみを通過させ、その他の
電子線の通過を阻止することにより、唯一のフリンジ・
パターンを描画できる。
【0024】また、前記電子線源より放出される電子線
の光軸のまわりに、前記少なくとも2枚の単結晶薄膜
を、各々独立させて、あるいは一体的に、回転させる回
転手段をさらに具備することが望ましい(請求項3)。
【0025】この回転手段により、パターンのピッチあ
るいは方向を任意に変化させることができる。すなわ
ち、前記少なくとも2枚の単結晶薄膜を、回転手段によ
り、前記電子線源より放出される電子線の光軸のまわり
に、各々独立に回転させることにより、像面上のパター
ンのピッチを連続的に変化させることができる。また、
2枚の単結晶薄膜を同時に、すなわち、一体的に光軸ま
わりに回転させれば、パターンのピッチは固定したまま
感光面上に出現するパターンの全体像を回転させること
ができる。
【0026】また、前記電子線源と前記集束手段との間
に設けられて、電子線源から集束手段へ向かう電子線を
偏向する第1の偏向手段、例えば偏向コイルをさらに具
備することが望ましい(請求項5)。
【0027】この第1の偏向手段により、電子線源から
集束手段へ向かう電子線を集束手段(電子レンズ)の光
軸中心に向けて容易にシフトできる。これにより、集束
手段(電子レンズ)の収差の影響を低減でき、像面上の
パターンの画質を向上できる。
【0028】また、前記集束手段と像面との間に設けら
れ、集束された後に干渉している電子線を像面に向けて
結像させる結像光学系部材、例えば結像レンズをさらに
具備することが望ましい(請求項6)。
【0029】この場合、フリンジ・パターンの間隔D
は、前記式(3)に代わって、
【数2】 D=M1 2 1 2 (d1 2 +d2 2 −2d1 2 ・cos θ)-1/2…(5) (ここで、M1 は電子レンズ(集束手段)の倍率、M2
は結像レンズ(結像光学系部材)の倍率である)とな
る。
【0030】この式で表されるように、結像光学系部材
の倍率を変えることにより、像面上のパターンの倍率、
すなわち、フリンジ・パターンの間隔(ピッチ)Dを任
意に変えることができ、ピッチDの選択の自由度が増す
こととなる。
【0031】また、前記集束手段と像面との間に設けら
れ、集束手段から像面へ向かう電子線を偏向する第2の
偏向手段、好ましくは偏向コイルをさらに具備すること
が望ましい(請求項7)。
【0032】この第2の偏向手段により、集束手段から
像面へ向かう電子線を偏向して、像面上のパターンの位
置を一括して任意に変えることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いながら説明する。まず、第1の実施形態に
ついて、図1を用いながら説明する。図1に示すよう
に、この形態に係る電子線描画装置は、電子線源(図示
せず)と、2枚の単結晶の薄膜2a,2bと、電子レン
ズ3と、絞り4とを備えている。ここで、電子レンズ3
は、電子線を集束させる集束手段として用いられてい
る。また、絞り4は、電子レンズ3により集束される電
子線のうちの任意の電子線のみを通過させ、その他の電
子線の通過を阻止する選択通過手段として用いられてい
る。また図1に示すように、PMMA等の電子線レジス
トを塗布したレチクル等の試料(像面)5が図示を省略
した試料台の上に置かれている。直接描画の場合はレジ
ストを塗布したSiウェハやGaAsウェハを試料5と
して用いればよい。
【0034】また、後述するすように、前記電子線源よ
り放出される電子線の光軸7のまわりに、前記薄膜2
a,2bを各々独立させてあるいは一体的に回転させる
回転機構が備えられている。
【0035】ところで、電子線描画装置は、電子線源
(電子銃)のクロスオーバを電子光学系で結像投影して
得るガウス分布形ビーム方式と、矩形,円形等のアパー
チャ(整形窓)像を電子光学系で縮小投影して得る整形
ビーム方式とに分類される。この整形ビーム方式はさら
に、1個の整形窓(アパーチャ)を用いる固定整形ビー
ム方式と、2個の整形窓(アパーチャ)を用い、第1の
アパーチャ像の第2のアパーチャ像への投影位置を電子
ビームの偏向で制御してビーム寸法を可変にする可変整
形ビーム方式とに分類される。図1に示したこの実施形
態においては、固定整形ビーム方式を採用し、円形の整
形窓(アパーチャ)102を電子線源と薄膜2aとの間
に設けている。しかしながら、可変整形ビーム方式等他
の方式であっても本発明は実施可能であることは言うま
でもない。さらに、固定整形ビーム方式を採用する場合
であっても、図1に示したように円形の整形窓102に
限定されず、方形やそれ以外の様々な形の整形窓を用い
ることができる。
【0036】前記電子線源としては、単結晶ランタンヘ
キサボライド(LaB6 )等の熱電子放出型フィラメン
トが用いられている。なお、高解像度低感度の電子線レ
ジストを用いる場合は、電界放射形電子銃を用いること
も有効である。
【0037】また、本実施形態においては、前記薄膜2
a,2bを形成する単結晶として、フリンジ・パターン
6(後述)の間隔Dをナノ・メータ・オーダーに選択で
きるような単結晶、すなわち式(3)におけるd1 ,d
2 (各々の薄膜2a,2bの面間隔(結晶格子間隔))
の適切な組合わせを実現できる単結晶であり、また、d
1 ,d2 に対応する面からの回折強度が大きくなる単結
晶であるSi(110)の単結晶を選択している。この
Si(110)の単結晶により、Si(111)面の結
晶格子面間隔のd1 =d2 =0.314nmに対応する
回折波が発生する。これらSi(111)面からの回折
波は大きな強度を有する。
【0038】しかしながら、薄膜2a,2bを形成する
各単結晶としてはSiに限定されるものではなく、Ge
等の単一元素の単結晶であってもGaAs等の化合物の
単結晶であってもよいし、また、薄膜2a,2bが各々
同じ物質で作成されてもよいし各々別々の物質で作成さ
れてもよい。ただ、単結晶を構成する物質の選択にあた
っては、密度の大きい物質は電子線が透過し難いことを
考慮するとよい。また、薄膜を形成する単結晶は、常温
ないし常温付近で結晶化しており、結晶欠陥等の存在し
ない結晶の完全性の高いものが望ましい。
【0039】ただ、後述するように薄膜の厚さを10n
m程度にした場合の機械的強度、あるいはベアリング球
201を配置するためのベアリング溝の加工の容易性等
を考えると、現状ではSi単結晶が好ましいと考えられ
る。
【0040】薄膜2a,2bの厚さは、できるだけ薄い
方が電子線を透過させ易いため好ましい。したがって本
実施形態においては、図3に示すように電子線の通過す
る中央部のみをエッチングにより薄くして10nm程度
に加工した厚さ300〜600μmの薄膜2a,2bを
用いている。周辺部分は機械的強度を保つため厚くして
おり、本形態では450μmである。そして、この薄膜
2a,2bの厚さと関連して、電子線源として、加速電
圧100kV程度、薄膜2a上での電流密度10A/c
m2 程度のものが選択されている。
【0041】また、薄膜2a,2b間の間隔はできるだ
け互いに接近させ、薄膜2a,2bの相対的な回転角θ
をθ=60°となるように配置させてある。
【0042】電子レンズ3は、薄膜2bとの間隔x=2
mmとなるように配置されているとともに、試料5の表
面の電子線レジストの感光面(像面)と電子レンズ3と
の間隔y=20mmとなるように配置されている。すな
わち、式(2)により最終的に得られるパターンの拡大
率Mを10程度に選択している。この場合式(3)によ
り電子レンズの焦点距離f=20/11mmとなる。
【0043】次に、図2及び図3に示すように、中央部
を薄くした薄膜2a,2b各々は、周辺の厚い部分に円
形に掘られたベアリング溝を有している。そして、この
ベアリング溝に直径2.5mmφのステンレス製球20
1が組み込まれ、2mmの距離で、互いに回転できるよ
うになっている。薄膜2a,2bは周辺にギアが掘られ
た図4に示すようなターンテーブル232,233にそ
れぞれ保持され、電子線描画装置の鏡筒となる真空槽の
外壁201に取り付けられた回転導入機構251,25
2を介して鏡筒の外部より、このターンテーブルを回転
させることができるようになっている。図4に示すよう
に薄膜2a,2b用の回転導入機構251,252をそ
れぞれ独立に設けることにより、電子線源より放出され
る電子線の光軸7のまわりに、2枚の薄膜2a,2b
を、各々独立させて、あるいは一体的に回転させること
ができる。
【0044】なお、薄膜2a,2b間の間隔としては、
図3では2mmの場合を示したが、上側の薄膜2aで回
折された電子線が下側の薄膜2bに照射されさえすれば
よく、図3に示した2mm等の値に特に限定されない。
つまり、独立の回転ができる機構のためのスペースが確
保できれば、2mmよりも小さな間隔で、できるだけ互
いに接近していることが望ましい。
【0045】上記構成による動作を具体的に説明する。
電子線源から放出された電子線(電子ビーム)101
を、整形窓102を介して円形の電子線1に整形し、こ
の円形の電子線1をθ=60°となるように配置された
2枚のシリコン単結晶の薄膜2a,2bに入射させる
(d1 =d2 =0.314nm)。電子線1は、薄膜2
a,2bを通過すると、透過した電子波(電子線)1a
と、薄膜2aで回折された後にさらに薄膜2bで回折さ
れた電子波(電子線)1bとに分かれる。これら電子波
1a,1bは、電子レンズ3によって、電子レンズ3の
後焦点面に集束される。図1では絞り4の位置が後焦点
面に対応する。この後焦点面は、従来の電子線描画装置
の電子線レジストの感光面に相当する。本発明において
は試料5の表面の感光面は従来の電子線描画装置の感光
面の位置よりも下げて配置されていることになる。その
後、電子波1a,1bは、相互に干渉されながら進行
し、感光面(像面)5上に入射して、図1に示したよう
に円形領域の内部に3.14nmピッチのフリンジ・パ
ターン6を形成する。
【0046】すなわち、前述したように、本実施形態で
はSi(111)面の面間隔d=d1 =d2 =0.31
4nmを用いているので、拡大率M=10の場合、θ=
60°では式(3)からフリンジ・パターンのピッチD
はD=3.14nmとなる。このフリンジ・パターンの
線幅(ライン)Lと、線と線との間隔(スペース)Sと
の割合は電子線レジストの感度と電子線の照射電荷密度
とによって決まり、PMMA等のポジ形レジストでは電
子線レジストの感度が照射電荷密度に比し、相対的に高
くなれば、線幅Lはより細くなる。
【0047】すなわち、試料5の感光面上に出現するフ
リンジ・パターンの間隔Dは、前記式(3)で表されよ
うに、拡大率Mを決定する電子レンズ3の焦点距離と、
各々の薄膜2a,2bの結晶格子の面間隔d1 ,d
2 (すなわち、薄膜2a,2bを形成する結晶材料)
と、これら薄膜2a,2b配向の相対的な回転角θと
を、適当に選択することにより、数ナノ・メータ、すな
わち、ナノ・メータ・オーダーで任意のピッチDを有す
るパターンの描画を行うことができる。
【0048】また、前記電子レンズ3と感光面5との間
に設けた絞り4は、電子レンズ3により集束された複数
の電子波のなかで、任意のものを選択するためのもので
ある。すなわち、Siの薄膜2a,2bにより回折され
る電子波は所望の(111)面によるもの以外に(22
0)面等他の結晶格子面による回折波も含まれているた
め、電子レンズ3の後焦点面に集束されてから感光面5
に至る間に干渉するなかで、複数の方向に沿ったフリン
ジ・パターンが発生する可能性がある。したがって、直
径数μm〜10μmの穴の開いた絞り4により、前記電
子レンズ3により集束される回折波のうちの所望の回折
波のみが通過され、それ以外の回折波の通過が阻止され
るようにすることにより、感光面5に、一方向のみに沿
ったフリンジ・パターン6を得ることができる。
【0049】以上のようにして得られるフリンジ・パタ
ーン6をそのまま試料5の表面の電子線レジストに照射
し、電子線レジスト5を感光させることで、フリンジ・
パターン6の描画が達成される。
【0050】ここで、回転機構により薄膜2a,2bを
各々独立に光軸7まわりに回転させることで感光面5上
のパターンのピッチを連続的に変化させることができ
る。また、回転機構により2枚の薄膜2a,2bを同時
に、すなわち、一体的に光軸7まわりに回転させれば、
パターンのピッチは固定したまま感光面5上に出現する
フリンジ・パターン6の全体像を回転させることができ
る。すなわち、上述のごとく、薄膜2a,2bを各々独
立にあるいは一体的に回転させることによって、電子線
レジストが塗布された試料5上に、任意のピッチを有し
たフリンジ・パターンを任意の方向に描画可能となる。
これにより、電子線描画のスループットを大幅に向上で
きる。
【0051】したがって、本実施形態に係る電子線描画
装置ないし方法をLSI等の半導体装置のパターン形成
のためのリソグラフィ技術に適用すれば、従来技術では
不可能であった0.1μm以下の寸法を有する16GD
RAM,64GDRAM等のギガビットスケール集積回
路(GSI)の製造が可能となる。また、三次元超格子
・量子デバイス等の個別(ディスクリート)デバイス、
あるいはテラヘルツ帯通信素子等種々のメソスコピック
スケールデバイスの作製が可能となる。
【0052】従来の二次元超格子デバイス等の量子細線
の製造においては厚み方向には、MLE法等を用いて分
子層オーダーの寸法を有した多層構造を形成する技術が
確立されつつある。しかし、平面パターンに対しては、
異方性エッチングを利用してV溝形状の微細なストライ
プを形成し、これを用いてナノ・メータ・パターンを得
るような複雑な工程が行われていた。しかし、本発明に
よれば直接的にメソスコピック・スケールの平面ストラ
イプパターンが得られ、量子細線の製造も容易となる。
【0053】さらに、回転機構による薄膜2a,2bの
回転により、フリンジ・パターン6を回転できるので、
直交(90°)方向に2回露光すれば矩形パターンも形
成できる。1回目の露光と2回目の露光の電子線の強度
を変えれば、長方形パターンも形成できる。なお、この
ような直交方向の2回露光の場合、酸化膜の上に電子線
レジストを塗布して、最初の露光でこのレジストにスト
ライプパターンを形成し、レジストマスクで酸化膜をエ
ッチングし、まず所定の方向のナノ・メータ・ストライ
プパターンを形成する。次に、このレジストを除去後、
さらに他の電子線レジストを、ストライプパターンとな
った酸化膜上に形成し、2回目の露光を行ってもよい。
このようにすれば、三次元超格子デバイス等の量子箱が
容易に製造できる。
【0054】また、前記式(3)で表されるように、フ
リンジ・パターンの間隔(ピッチ)Dを決定するパラメ
ータには電子線の加速電圧が入っていないため、たとえ
電子線の加速電圧に変動が発生した場合でも、描画位置
は不動であり、安定な描画を達成できる。
【0055】なお、上記形態では、単結晶の薄膜を2枚
用いた場合について述べたが、単結晶の薄膜の数は2枚
に限定されず、3枚以上でも用いることができる。
【0056】次に、第2の実施形態について、図5を用
いながら説明する。この第2の実施形態においては、第
1の実施形態に用いたものと同等の要素,部材を同じ符
号で示し、説明を省略する。
【0057】この形態においては、電子線源と電子レン
ズ3との間、特に、電子線源(電子銃)と2枚の薄膜2
との間に、電子線源から電子レンズ3へ向かう電子線を
偏向する偏向コイル11(第1の偏向手段)が設けられ
ている。
【0058】この偏向コイル11としては、電子線の光
軸7を中心としてその周囲に2本,4本,あるいは8
本、互いに対向させて設けることができる。
【0059】この偏向コイル11により、電子線源から
電子レンズ3へ向かう電子線を電子レンズ3の光軸中心
に向けて容易にシフトできる。電子レンズにおいては、
電子波の収束作用があるが、その際、レンズの外側を通
った電子波はレンズ自身の持つ収差の悪影響を強く受け
る。これを低減させるためにはなるべくレンズの中心に
近い部分を用いることが望ましい。これにより、電子レ
ンズ3の収差の影響を低減でき、感光面5上のフリンジ
・パターン6の画質を向上できる。
【0060】また、電子レンズ3と感光面5との間、特
に、絞り4と感光面5との間に、電子レンズ3により集
束された後に干渉している電子線を感光面5に向けて結
像させる結像レンズ12が設けられている。
【0061】具体的には前記収束手段と同様に電子レン
ズを使用しこの結像レンズ12の倍率を変えることによ
り、式(5)に基づいて、感光面5におけるフリンジ・
パターン6の間隔Dを任意に変えることができる。
【0062】また、電子レンズ3と感光面5との間、特
に、前記結像レンズ12と感光面5との間に、電子レン
ズ3から感光面5へ向かう電子線を偏向する偏向コイル
13(第2の偏向手段)が設けられている。この偏向コ
イル13も、偏向コイル11と同様にして電子線の周囲
に配置される。
【0063】この偏向コイル13により、感光面5にお
けるフリンジ・パターン6の位置を一括して任意に変え
ることができる。これにより、スループットを一層向上
できる。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る電
子線描画装置及び方法によれば、電子線を波動としてと
らえ、その干渉効果をホログラフィックに利用してお
り、電子線源から放出された電子線を少なくとも2枚の
単結晶薄膜を通過させて2つ以上の回折された電子波を
作り、この電子波を集束手段により集束させ、相互に干
渉させてパターンの描画を行うなかで、単結晶薄膜の面
間隔ないし回転角、また拡大率等を適当に選択すること
で、ナノ・メータ・オーダーで任意のピッチを有するパ
ターンを得ることができる。
【0065】さらに、電子線源より放出される電子線の
光軸のまわりに、前記少なくとも2枚の単結晶薄膜を各
々独立に回転させることで、パターンのピッチを連続的
に任意に変化させることができ、また、2枚の単結晶薄
膜を一体的に光軸まわりに回転させることで、パターン
の全体像を回転させて任意の方向に描画できる。
【0066】また、集束手段と像面との間に、電子線を
像面に向けて結像させる結像光学系部材を設けることに
よっても、パターンのピッチを任意に変えることができ
る。
【0067】また、集束手段と像面との間に、集束手段
から像面へ向かう電子線を偏向する第2の偏向手段を設
けることによっても、パターンの方向を任意に変化させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子線描画装置
の構成の概略を示す模式図である。
【図2】2枚の単結晶薄膜の具体的な構造を示す部分切
欠模式斜視図である。
【図3】2枚の単結晶薄膜の具体的な構造を示す模式断
面説明図である。
【図4】2枚の単結晶薄膜を各々独立に、あるいは一体
的に電子線の中心軸のまわりで回転させる回転機構を説
明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る電子線描画装置
の構成の概略図である。
【符号の説明】
1 電子線(電子ビーム) 2a,2b 薄膜 3 電子レンズ 4 絞り 5 試料(像面) 6 フリンジ・パターン 11,13 偏向コイル 12 結像レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 清三 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 (72)発明者 東川 巌 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線源より放出された電子線が入射さ
    れる少なくとも2枚の単結晶薄膜と、これら単結晶薄膜
    を透過した電子線及びこれら単結晶薄膜で回折された電
    子線を集束させる集束手段とを具備し、この集束手段を
    通過して干渉する電子線により像面にパターンを描画す
    ることを特徴とする電子線描画装置。
  2. 【請求項2】 前記集束手段により集束される電子線の
    うちの任意の電子線のみを通過させ、その他の電子線の
    通過を阻止する選択通過手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項1に記載の電子線描画装置。
  3. 【請求項3】 パターンのピッチあるいは方向を変化さ
    せるために、前記電子線源より放出される電子線の光軸
    のまわりに、前記少なくとも2枚の単結晶薄膜を、各々
    独立させて、あるいは一体的に、回転させる回転手段を
    さらに具備することを特徴とする請求項1または2に記
    載の電子線描画装置。
  4. 【請求項4】 前記集束手段は、電子レンズであること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の
    電子線描画装置。
  5. 【請求項5】 前記電子線源と前記集束手段との間に設
    けられ、電子線源から集束手段へ向かう電子線を偏向す
    る第1の偏向手段をさらに具備することを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか一つに記載の電子線描画装
    置。
  6. 【請求項6】 前記集束手段と像面との間に設けられ、
    集束された後に干渉している電子線を像面に向けて結像
    させる結像光学系部材をさらに具備することを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか一つに記載の電子線描画
    装置。
  7. 【請求項7】 前記集束手段と像面との間に設けられ、
    集束手段から像面へ向かう電子線を偏向する第2の偏向
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれか一つに記載の電子線描画装置。
  8. 【請求項8】 電子線を少なくとも2枚の単結晶薄膜に
    入射し、これら単結晶薄膜を透過した電子線及びこれら
    単結晶薄膜で回折された電子線を集束させ、この透過お
    よび回折された電子線が相互に干渉して発生されるパタ
    ーンを描画することを特徴とする電子線描画方法。
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