JPH08138767A - 埋設接地体及びその施工方法 - Google Patents
埋設接地体及びその施工方法Info
- Publication number
- JPH08138767A JPH08138767A JP29554494A JP29554494A JPH08138767A JP H08138767 A JPH08138767 A JP H08138767A JP 29554494 A JP29554494 A JP 29554494A JP 29554494 A JP29554494 A JP 29554494A JP H08138767 A JPH08138767 A JP H08138767A
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- Japan
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- conductive
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Abstract
(57)【要約】
【構成】金属導体3と、該金属導体を被覆する導電性被
覆体4と、該導電性被覆体を包囲するカーボン粉粒層5
と、該カーボン粉粒層の周囲に配設された袋体6とから
なる埋設接地体本体e及び大地1に削掘された溝穴2に
配置された該埋設接地体本体の上部を被う導電性シート
体7からなる埋設接地体Eに関するものである。 【効果】金属導体が、導電性被覆体、カーボン粉粒層及
び袋体により被われているので、耐腐食性能が向上する
とともに、更に、導電性シート体により被われているの
で、より耐腐食性能の向上と接地抵抗の減少が計られ
る。
覆体4と、該導電性被覆体を包囲するカーボン粉粒層5
と、該カーボン粉粒層の周囲に配設された袋体6とから
なる埋設接地体本体e及び大地1に削掘された溝穴2に
配置された該埋設接地体本体の上部を被う導電性シート
体7からなる埋設接地体Eに関するものである。 【効果】金属導体が、導電性被覆体、カーボン粉粒層及
び袋体により被われているので、耐腐食性能が向上する
とともに、更に、導電性シート体により被われているの
で、より耐腐食性能の向上と接地抵抗の減少が計られ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器や電気設備等
を雷等の異常電圧から保護するために、大地に削掘され
た溝穴に埋設される埋設接地体及びその埋設接地体の施
工方法に関するもので、特に、低抵抗で接地可能な埋設
接地体及びその施工方法に関するものである。
を雷等の異常電圧から保護するために、大地に削掘され
た溝穴に埋設される埋設接地体及びその埋設接地体の施
工方法に関するもので、特に、低抵抗で接地可能な埋設
接地体及びその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、大地に削掘した溝穴に、埋設接地
体としての導電性の金属導体を裸状態で配設し、その
後、溝穴を土質で埋め戻して埋設接地体を埋設する施工
方法が知られており、また、金属導体とともに、接地低
減物質、例えば、ペントナイトを介して大地と低抵抗で
接地するようにした埋設接地体及びその施工方法が知ら
れている。更には、金属導体を導電性被覆体により被覆
して形成された埋設接地体及びこのような埋設接地体
を、サンドイッチ状にカーボンシートで挟み込んで土中
に配置するようにした埋設接地体の施工方法が知られて
いる。
体としての導電性の金属導体を裸状態で配設し、その
後、溝穴を土質で埋め戻して埋設接地体を埋設する施工
方法が知られており、また、金属導体とともに、接地低
減物質、例えば、ペントナイトを介して大地と低抵抗で
接地するようにした埋設接地体及びその施工方法が知ら
れている。更には、金属導体を導電性被覆体により被覆
して形成された埋設接地体及びこのような埋設接地体
を、サンドイッチ状にカーボンシートで挟み込んで土中
に配置するようにした埋設接地体の施工方法が知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】裸金属導体である埋設
接地体を、大地に削掘した溝穴に直接埋設すると、埋設
接地電極が腐食し、埋設接地体が断線等を起こし、埋設
接地体としての機能を損なう恐れがある。
接地体を、大地に削掘した溝穴に直接埋設すると、埋設
接地電極が腐食し、埋設接地体が断線等を起こし、埋設
接地体としての機能を損なう恐れがある。
【0004】ペントナイト等の接地低減物質を使用する
と、接地抵抗を低減するという効果の他に、埋設接地体
の腐食の進行速度を遅らすという点で、裸状態の金属導
体を直接大地に埋設する施工方法に比べ利点があるが、
腐食する点では同じであり、従って、信頼性という点で
優れているとは言いがたい問題があった。
と、接地抵抗を低減するという効果の他に、埋設接地体
の腐食の進行速度を遅らすという点で、裸状態の金属導
体を直接大地に埋設する施工方法に比べ利点があるが、
腐食する点では同じであり、従って、信頼性という点で
優れているとは言いがたい問題があった。
【0005】金属導体を導電性被覆体で被覆しただけで
は、金属導体の腐食防止効果としては不十分であり、こ
のような埋設接地体を、サンドイッチ状に2枚のカーボ
ンシートで挟み込んでも十分な腐食防止にはならず、ま
た、2枚のカーボンシートを使用するために、施工方法
に時間が掛かるとともに、高価なものとなるという問題
がある。
は、金属導体の腐食防止効果としては不十分であり、こ
のような埋設接地体を、サンドイッチ状に2枚のカーボ
ンシートで挟み込んでも十分な腐食防止にはならず、ま
た、2枚のカーボンシートを使用するために、施工方法
に時間が掛かるとともに、高価なものとなるという問題
がある。
【0006】本発明の目的は、上記のように従来の埋設
接地体及びその施工方法が有する課題を解決するととも
に、埋設接地体の腐食断線を無くし、且つ、接地抵抗が
より低減された埋設接地体及びその施工方法を提供する
ことにある。
接地体及びその施工方法が有する課題を解決するととも
に、埋設接地体の腐食断線を無くし、且つ、接地抵抗が
より低減された埋設接地体及びその施工方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、金属導体と、該金属導体を被覆する
導電性被覆体と、該導電性被覆体を包囲するカーボン粉
粒層と、該カーボン粉粒層の周囲に配設された袋体とか
らなる埋設接地体本体及び大地に削掘された溝穴に配置
された該埋設接地体本体の上部を被う導電性シート体と
により埋設接地体を構成したものであり、また、上記導
電性シート体が、カーボン繊維又はカーボンフェルトか
らなるものであり、更には、埋設接地体の施工方法にお
いて、大地に溝穴を削掘し、次いで、削掘した溝穴の底
部に、金属導体、導電性被覆体、カーボン粉粒層及び袋
体からなる埋設接地体本体を配置し、次いで、埋設接地
体本体の上部から導電性シート体を被せ、その後、導電
性シート体の上部に土質を埋め戻すようにしたものであ
る。
を達成するために、金属導体と、該金属導体を被覆する
導電性被覆体と、該導電性被覆体を包囲するカーボン粉
粒層と、該カーボン粉粒層の周囲に配設された袋体とか
らなる埋設接地体本体及び大地に削掘された溝穴に配置
された該埋設接地体本体の上部を被う導電性シート体と
により埋設接地体を構成したものであり、また、上記導
電性シート体が、カーボン繊維又はカーボンフェルトか
らなるものであり、更には、埋設接地体の施工方法にお
いて、大地に溝穴を削掘し、次いで、削掘した溝穴の底
部に、金属導体、導電性被覆体、カーボン粉粒層及び袋
体からなる埋設接地体本体を配置し、次いで、埋設接地
体本体の上部から導電性シート体を被せ、その後、導電
性シート体の上部に土質を埋め戻すようにしたものであ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の埋設接地体の長手方向と直交
する面での断面図である図1を用いて、本発明の埋設接
地体及びその施工方法について説明するが、本発明の趣
旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでは
ない。
する面での断面図である図1を用いて、本発明の埋設接
地体及びその施工方法について説明するが、本発明の趣
旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでは
ない。
【0009】Eは、大地1を、所定の長さ、巾及び深さ
に削掘することによって形成された溝穴2に埋設される
埋設接地体である。2aは、大地1を削掘して設けられ
た溝穴2の底部であり、溝穴2の底部2aには、後述す
る構成を有する埋設接地体本体eが配置された後に、同
じく後述する導電性シート体が被せられる。
に削掘することによって形成された溝穴2に埋設される
埋設接地体である。2aは、大地1を削掘して設けられ
た溝穴2の底部であり、溝穴2の底部2aには、後述す
る構成を有する埋設接地体本体eが配置された後に、同
じく後述する導電性シート体が被せられる。
【0010】3は、金属導体であり、金属導体3の外周
面は、合成樹脂或いは天然樹脂等の適当な樹脂にカーボ
ン等の導電性粉末を混入して成形される低抵抗で導電性
を有する導電性被覆体4で被覆されている。5は、導電
性被覆体4の外周面に密着するように、導電性被覆体4
を包囲するカーボン粉粒層であり、6は、カーボン粉粒
層5を構成するカーボン粉粒の放散を防止するために、
カーボン粉粒層5の周囲に配設された袋体であり、袋体
6は、網、布或いは不織布で形成されており、袋体6の
材質としては、ナイロン等の絶縁性の繊維を使用するこ
とも、また、カーボン繊維等の導電性繊維を使用するこ
ともできるが、要は、カーボン粉粒層5を構成するカー
ボン粉粒が、このような繊維或いは糸条により形成され
た織布、編組或いは不織布の織目或いは網み目等から零
れ落ちることを防止できるものであればよい。
面は、合成樹脂或いは天然樹脂等の適当な樹脂にカーボ
ン等の導電性粉末を混入して成形される低抵抗で導電性
を有する導電性被覆体4で被覆されている。5は、導電
性被覆体4の外周面に密着するように、導電性被覆体4
を包囲するカーボン粉粒層であり、6は、カーボン粉粒
層5を構成するカーボン粉粒の放散を防止するために、
カーボン粉粒層5の周囲に配設された袋体であり、袋体
6は、網、布或いは不織布で形成されており、袋体6の
材質としては、ナイロン等の絶縁性の繊維を使用するこ
とも、また、カーボン繊維等の導電性繊維を使用するこ
ともできるが、要は、カーボン粉粒層5を構成するカー
ボン粉粒が、このような繊維或いは糸条により形成され
た織布、編組或いは不織布の織目或いは網み目等から零
れ落ちることを防止できるものであればよい。
【0011】7は、袋体6の上部をその全長に亘って被
うとともに、溝穴2の側壁2bまで或いは側壁2bの付
近まで達する導電性シート体であり、導電性シート体7
は、カーボン繊維からなる糸条で織られ或いは編まれた
布やカーボン繊維で形成されたフェルトや不織布等で構
成されている。このような導電性シート体7を配設する
ことにより、土中の水分による電解伝導による導電性被
覆体4の化学変化を防止し、長期間の使用における電食
や腐食を抑制することができる。
うとともに、溝穴2の側壁2bまで或いは側壁2bの付
近まで達する導電性シート体であり、導電性シート体7
は、カーボン繊維からなる糸条で織られ或いは編まれた
布やカーボン繊維で形成されたフェルトや不織布等で構
成されている。このような導電性シート体7を配設する
ことにより、土中の水分による電解伝導による導電性被
覆体4の化学変化を防止し、長期間の使用における電食
や腐食を抑制することができる。
【0012】上述したように、金属導体3、導電性被覆
体4、カーボン粉粒層5及び袋体6により埋設接地体本
体eが構成され、埋設接地体本体eに導電性シート体7
を被せて埋設接地体Eが構成されており、埋設接地体E
を、溝穴2の底部2aに配設した後、溝穴2を、大地1
を削掘した際の土質8で埋め戻すことにより、埋設接地
体の施工が終了する。
体4、カーボン粉粒層5及び袋体6により埋設接地体本
体eが構成され、埋設接地体本体eに導電性シート体7
を被せて埋設接地体Eが構成されており、埋設接地体E
を、溝穴2の底部2aに配設した後、溝穴2を、大地1
を削掘した際の土質8で埋め戻すことにより、埋設接地
体の施工が終了する。
【0013】埋設接地体Eの施工に当たっては、先ず最
初に、大地1に、所定の長さ、巾及び深さの溝穴2を削
掘する。次いで、削掘した溝穴2の底部2aに、金属導
体3、導電性被覆体4、カーボン粉粒層5及び袋体6か
らなる埋設接地体本体eを配置し、次いで、溝穴2の底
部2aに配置された埋設接地体本体eの上部から導電性
シート体7を、埋設接地体本体eの上部をその全長に亘
って被うとともに、溝穴2の側壁2bまで或いは側壁2
bの付近まで達するように配設し、その後、導電性シー
ト体の7の上部に土質8を埋め戻して埋設接地体の施工
が完了する。
初に、大地1に、所定の長さ、巾及び深さの溝穴2を削
掘する。次いで、削掘した溝穴2の底部2aに、金属導
体3、導電性被覆体4、カーボン粉粒層5及び袋体6か
らなる埋設接地体本体eを配置し、次いで、溝穴2の底
部2aに配置された埋設接地体本体eの上部から導電性
シート体7を、埋設接地体本体eの上部をその全長に亘
って被うとともに、溝穴2の側壁2bまで或いは側壁2
bの付近まで達するように配設し、その後、導電性シー
ト体の7の上部に土質8を埋め戻して埋設接地体の施工
が完了する。
【0014】上述したように、カーボン粉粒層5は、カ
ーボン粉粒等の粉粒で構成され、織布、編組或いは不織
布からなる袋体6で包み込まれた状態にあるので、袋体
6により包み込まれたカーボン粉粒層5は、埋め戻され
た土質8の圧力により略偏平状となり、従って、大地1
への接触が大きく密接性もよくなり、更には、埋め戻さ
れた土質8の圧力により導電性シート体7との接触が良
好となる。
ーボン粉粒等の粉粒で構成され、織布、編組或いは不織
布からなる袋体6で包み込まれた状態にあるので、袋体
6により包み込まれたカーボン粉粒層5は、埋め戻され
た土質8の圧力により略偏平状となり、従って、大地1
への接触が大きく密接性もよくなり、更には、埋め戻さ
れた土質8の圧力により導電性シート体7との接触が良
好となる。
【0015】また、カーボン粉粒層5は、カーボン粉粒
層5を構成するカーボン粉粒の粒度を適当に選択するこ
とにより、導電性被覆体4との良好な接触が得られ、従
って、導電性被覆体4との接触抵抗が低くできる。特
に、導電性被覆体4と、適度な粒度を有するカーボン粉
粒により形成されるカーボン粉粒層5との接触抵抗を小
さくでき、導電性被覆体4が、土中の水分による電解伝
導によって化学変化を起こすことを防止できる。
層5を構成するカーボン粉粒の粒度を適当に選択するこ
とにより、導電性被覆体4との良好な接触が得られ、従
って、導電性被覆体4との接触抵抗が低くできる。特
に、導電性被覆体4と、適度な粒度を有するカーボン粉
粒により形成されるカーボン粉粒層5との接触抵抗を小
さくでき、導電性被覆体4が、土中の水分による電解伝
導によって化学変化を起こすことを防止できる。
【0016】また、溝穴2に配置した埋設接地体本体e
に導電性シート体7を被せて埋設接地体Eを溝穴2に配
設し、溝穴2を削掘された土質8を埋め戻した直後に、
安定した埋設接地体Eの機能が発揮できるので、接地抵
抗の評価の測定を、施工後、直ちに行うことができる。
に導電性シート体7を被せて埋設接地体Eを溝穴2に配
設し、溝穴2を削掘された土質8を埋め戻した直後に、
安定した埋設接地体Eの機能が発揮できるので、接地抵
抗の評価の測定を、施工後、直ちに行うことができる。
【0017】上述した実施例において説明した、埋設接
地体本体eの上部に導電性シート体7を被せた埋設接地
体Eを土中に埋設した場合と、埋設接地体本体eの上下
にサンドイッチ状に2枚の導電性シート体7を配設した
埋設接地体を土中に埋設した場合とについて、溝穴を完
全に埋め戻した後の接地抵抗値を測定したところ、その
値に実質的な差がなく、従って、簡便な施工方法によ
り、効果的な結果が得られた。
地体本体eの上部に導電性シート体7を被せた埋設接地
体Eを土中に埋設した場合と、埋設接地体本体eの上下
にサンドイッチ状に2枚の導電性シート体7を配設した
埋設接地体を土中に埋設した場合とについて、溝穴を完
全に埋め戻した後の接地抵抗値を測定したところ、その
値に実質的な差がなく、従って、簡便な施工方法によ
り、効果的な結果が得られた。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏する。
ているので、以下に記載する効果を奏する。
【0019】金属導体が、導電性被覆体、カーボン粉粒
層及び袋体により被われているので、耐腐食性能が向上
するとともに、更に、導電性シート体により被われてい
るので、より耐腐食性能と接地抵抗の減少が計られる。
層及び袋体により被われているので、耐腐食性能が向上
するとともに、更に、導電性シート体により被われてい
るので、より耐腐食性能と接地抵抗の減少が計られる。
【0020】また、カーボン粉粒層を構成するカーボン
粉粒の粒度を適度に選択することにより、導電性被覆体
とカーボン粉粒層との良好な接触が得られ、従って、導
電性被覆体との接触抵抗を小さくでき、耐電食効果が得
られるとともに、カーボン粉粒層を設けたことにより、
カーボン粉粒層と大地との接触表面積が大きくなり、且
つ、導電性シート体を介在させたことにより大地の接地
接触面を大きくすることができ、接地抵抗の低減が更に
図られる。
粉粒の粒度を適度に選択することにより、導電性被覆体
とカーボン粉粒層との良好な接触が得られ、従って、導
電性被覆体との接触抵抗を小さくでき、耐電食効果が得
られるとともに、カーボン粉粒層を設けたことにより、
カーボン粉粒層と大地との接触表面積が大きくなり、且
つ、導電性シート体を介在させたことにより大地の接地
接触面を大きくすることができ、接地抵抗の低減が更に
図られる。
【0021】更に、袋体により包み込まれたカーボン粉
粒からなるカーボン粉粒層は、埋め戻された土質の圧力
により略偏平状となり、従って、大地への接触が大きく
密接性もよくなり、更には、埋め戻された土質の圧力に
より導電性シート体との接触が良好となる。
粒からなるカーボン粉粒層は、埋め戻された土質の圧力
により略偏平状となり、従って、大地への接触が大きく
密接性もよくなり、更には、埋め戻された土質の圧力に
より導電性シート体との接触が良好となる。
【0022】更にまた、溝穴に配設した埋設接地体本体
に導電性シート体を被せ、溝穴を削掘された土質を埋め
戻した直後に、安定した埋設接地体の機能が発揮できる
ので、接地抵抗の評価の測定を、施工後、直ちに行うこ
とができる。
に導電性シート体を被せ、溝穴を削掘された土質を埋め
戻した直後に、安定した埋設接地体の機能が発揮できる
ので、接地抵抗の評価の測定を、施工後、直ちに行うこ
とができる。
【図1】図1は本発明の埋設接地体の長手方向と直交す
る面での断面図である。
る面での断面図である。
1・・・・・・・大地 2・・・・・・・溝穴 3・・・・・・・金属導体 4・・・・・・・導電性被覆体 5・・・・・・・カーボン粉粒層 6・・・・・・・袋体 7・・・・・・・導電性シート体 8・・・・・・・土質 e・・・・・・・埋設接地体本体 E・・・・・・・埋設接地体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 昭二 東京都品川区大崎4丁目3番8号 株式会 社サンコーシヤ内 (72)発明者 和田 繁夫 東京都品川区大崎4丁目3番8号 株式会 社サンコーシヤ内
Claims (3)
- 【請求項1】金属導体と、該金属導体を被覆する導電性
被覆体と、該導電性被覆体を包囲するカーボン粉粒層
と、該カーボン粉粒層の周囲に配設された袋体とからな
る埋設接地体本体及び大地に削掘された溝穴に配置され
た該埋設接地体本体の上部を被う導電性シート体からな
ることを特徴とする埋設接地体。 - 【請求項2】上記導電性シート体が、カーボン繊維又は
カーボンフェルトからなることを特徴とする請求項1に
記載の埋設接地体。 - 【請求項3】大地に溝穴を削掘し、次いで、削掘した溝
穴の底部に、金属導体、導電性被覆体、カーボン粉粒層
及び袋体からなる埋設接地体本体を配置し、次いで、埋
設接地体本体の上部から導電性シート体を被せ、その
後、導電性シート体の上部に土質を埋め戻すことを特徴
とする埋設接地体の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29554494A JPH08138767A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 埋設接地体及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29554494A JPH08138767A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 埋設接地体及びその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138767A true JPH08138767A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17822026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29554494A Pending JPH08138767A (ja) | 1994-11-04 | 1994-11-04 | 埋設接地体及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08138767A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014133233A1 (ko) * | 2013-02-28 | 2014-09-04 | 제룡산업 주식회사 | 시트형 접지판 |
CN106992418A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-07-28 | 宁波高新区远创科技有限公司 | 一种耐腐蚀变电站接地材料的制备方法 |
WO2020243610A1 (en) * | 2019-05-31 | 2020-12-03 | Mat Ipsum LLC | Earth ground enhancing systems |
KR20220015105A (ko) * | 2020-07-30 | 2022-02-08 | (주)조인에프에스 | 접지저감제 일체형 접지봉 및 그 제조방법 |
-
1994
- 1994-11-04 JP JP29554494A patent/JPH08138767A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN106992418A (zh) * | 2017-03-08 | 2017-07-28 | 宁波高新区远创科技有限公司 | 一种耐腐蚀变电站接地材料的制备方法 |
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