JPH08138742A - ゲル電解質およびリチウム二次電池 - Google Patents

ゲル電解質およびリチウム二次電池

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JPH08138742A
JPH08138742A JP6269344A JP26934494A JPH08138742A JP H08138742 A JPH08138742 A JP H08138742A JP 6269344 A JP6269344 A JP 6269344A JP 26934494 A JP26934494 A JP 26934494A JP H08138742 A JPH08138742 A JP H08138742A
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裕史 上町
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機ジスルフィド化合物とポリアニリンとを
複合化した正極を用いるリチウム二次電池の充放電サイ
クルにともなう放電容量の低下を抑制し、長寿命とす
る。 【構成】 有機ジスルフィド化合物とポリアニリンを含
む複合膜からなる正極、リチウム塩化した有機ジスルフ
ィド化合物とリチウム塩を非プロトン性の有機溶媒に溶
解した溶液をゲル化したゲル電解質、およびリチウムイ
オンを捕捉あるいは供給する負極を具備するリチウム二
次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲル電解質、およびこ
のゲル電解質を用いたリチウム二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】1971年に白川らにより導電性のポリ
アセチレンが発見されて以来、導電性高分子を電極材料
に用いると、軽量で高エネルギー密度の電池や大面積の
エレクトロクロミック素子、微小電極を用いた生物化学
センサー等の電気化学素子が期待できることから、導電
性高分子電極が盛んに検討されている。ポリアセチレン
は、不安定で電極としては実用性に乏しいことから、他
のπ電子共役系導電性高分子が検討され、ポリアニリ
ン、ポリピロール、ポリアセン、ポリチオフェンといっ
た比較的安定な高分子が開発され、これらを正極に用い
たリチウム二次電池が開発されるに及んでいる。また、
高エネルギー密度が期待できる有機材料として、米国特
許第4,833,048号に有機ジスルフィド化合物が
提案されている。この有機ジスルフィド化合物は、最も
簡単にはR−S−S−Rと表される(Rは脂肪族あるい
は芳香族の有機基、Sは硫黄である)。S−S結合は電
解還元により開裂し、電解浴中のカチオン(M+)とで
R−S・M+で表される塩を生成する。この塩は、電解
酸化により元のR−S−S−Rに戻る。カチオン
(M+)を供給、捕捉する金属Mと有機ジスルフィド化
合物を組み合わせた金属ーイオウ二次電池が前述の米国
特許に提案されている。
【0003】ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセ
ン、ポリチオフェンと言った導電性高分子電極は、電極
反応に際してカチオンのみならず電解質中のアニオンを
取り込みむので、電池内にあって電解質はイオンの移動
媒体として作用するだけでなく電池反応に関与するた
め、電池容量に見合う量の電解質を電池内に供給する必
要がある。そしてその分、電池のエネルギー密度が小さ
くなるという問題を有している。エネルギー密度は、2
0〜50Wh/kg程度で、ニッケル−カドミウム蓄電
池、鉛蓄電池等の通常の二次電池に較べ2分の1程度と
小さいという問題があった。提案されている有機ジスル
フィド化合物は、米国特許第4,833,048号の発
明者らが報告しているように、例えば[(C252
CSS-2 の電解では、酸化と還元の電位が1ボルト
以上離れており電池反応は極めて遅い(J.Electrochem.
Soc, Vol.136, No.9, p.2570〜2575(1989))。従っ
て、室温付近では実用に見合う大きな電流、例えば1m
A/cm2 以上の電流を取り出すことが困難であり、1
00〜200℃の高温での使用に限られる。また、有機
ジスルフィド化合物そのものは導電性を有していないの
で、電極として使用するには炭素材料、金属、導電性高
分子等の導電剤を添加して複合電極とする必要がある。
【0004】これらの問題を解決するために、ポリアニ
リンを導電剤として用い、有機ジスルフィド化合物と複
合化した正極が提案された。ポリアニリンと有機ジスル
フィド化合物を複合化したものを正極に用いると、室温
下で実用に見合う大きな電流を取り出す電池が可能とな
った。有機ジスルフィド化合物とポリアニリンを均一に
複合化すると、さらに電池反応が向上する。有機ジスル
フィド化合物モノマーとポリアニリンをNーアルキルー
2ーピロリドンに溶解して塗布、乾燥すると、モノマー
有機ジスルフィド化合物とポリアニリンとを均一に複合
化することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】有機ジスルフィド化合
物とポリアニリンを複合化した膜を正極に用い、リチウ
ム塩を有機溶媒に溶解した電解質溶液をゲル化した膜を
電解質に用いたリチウム電池は、高容量の二次電池とし
て作動する。しかし、電池の充放電サイクルにともなう
放電容量の低下が大きいという問題があった。さらに
は、電池長期保存後の放電容量が低下するという保存特
性低下の問題もあった。本発明は、このような問題を解
決し、有機ジスルフィド化合物の有する高エネルギー密
度という特徴を損なわず、室温においても大電流が取り
出せ、しかも充放電サイクル特性劣化の少ないゲル電解
質およびこれを用いたリチウム二次電池を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のゲル電解質は、
電解還元により硫黄ー硫黄結合が開裂して硫黄ー金属イ
オン(プロトンを含む)結合を生成し、電解酸化により
硫黄ー金属イオン結合が元の硫黄ー硫黄結合を再生する
有機ジスルフィド化合物(以下、単に有機ジスルフィド
化合物という。)とリチウム塩を非プロトン性の有機溶
媒に溶解した溶液、およびゲル化剤よりなる。また、本
発明のリチウム二次電池は、有機ジスルフィド化合物と
ポリアニリンを含む複合膜からなる正極、リチウム塩と
有機ジスルフィド化合物のリチウム塩とを非プロトン性
の有機溶媒に溶解した溶液およびゲル化剤よりなるゲル
電解質、およびリチウムイオンを捕捉あるいは供給する
負極を具備する。
【0007】ここで、前記ゲル化剤は、アクリロニトリ
ル共重合体であることが好ましい。また、前記ゲル電解
質を構成する溶液への有機ジスルフィド化合物またはそ
のリチウム塩の溶解量は、飽和量に対し85%から11
0%であることが好ましい。さらに、前記正極の複合膜
は、チオール基を含む有機ジスルフィド化合物単量体と
ポリアニリンを溶解したNーアルキルー2ーピロリドン
溶液の塗膜であることがこのましい。また、前記の負極
には、金属リチウム、リチウムーアルミニウム、リチウ
ムーマンガン等のリチウム合金、あるいはリチウムイオ
ンを可逆的に出し入れできる炭素材料、金属硫化物、金
属酸化物、または導電性高分子が用いられる。
【0008】
【作用】正極の有機ジスルフィド化合物とポリアニリン
とからなる複合膜中において、有機ジスルフィド化合物
は、電解還元時にはモノマーとなり、電解酸化時にはポ
リマーとなる。ポリマーの有機ジスルフィド化合物は有
機溶媒に不溶であり、モノマーの有機ジスルフィド化合
物は有機溶媒に可溶である。複合膜内で溶解したモノマ
ーの有機ジスルフィド化合物は、濃度勾配により複合膜
から電解質へ流れ出す。有機ジスルフィド化合物が電極
外へ流れ出せば、電池活物質の絶対量が減少するので、
電池の容量が低下する。この有機ジスルフィド化合物の
電解質への流れ出しが充放電サイクルの進行にともなう
電池の容量低下の原因となる。また、電解還元状態で電
池を保存すると、時間経過とともにモノマーの有機ジス
ルフィド化合物が電解質へ流れ出し、電池活物質の絶対
量が減少するので、電池の容量が低下する。モノマー有
機ジスルフィド化合物の溶解が保存特性の低下の原因と
もなる。
【0009】上記本発明の構成においては、有機ジスル
フィド化合物をゲル電解質にあらかじめ溶解することに
より、電解還元時に複合膜中でモノマーの有機ジスルフ
ィド化合物の複合膜外への溶出を抑制することができ
る。また、有機ジスルフィド化合物をあらかじめ溶解し
た電解質は、複合膜への有機ジスルフィド化合物を供給
する供給体ともなる。このため、複合膜内で有機ジスル
フィド化合物が不活性となっても、新たに電解質から有
機ジスルフィド化合物の供給を受けて容量低下を防止で
きる。
【0010】
【実施例】本発明の有機ジスルフィド化合物としては、
米国特許第4,833,048号に述べられてる一般式
(R(S)ynで表される化合物を用いることができ
る。Rは脂肪族基または芳香族基、Sは硫黄、yは1以
上の整数、nは2以上の整数である。HSCH2CH2
Hで表されるジチオグリコール、C22S(SH)2
表される2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアジア
ゾール、C3333で表されるs−トリアジン−2,
4,6−トリチオール、C6643で表される7−メ
チル−2,6,8−トリメルカプトプリン、あるいはC
4642で表される4,5−ジアミノ−2,6−ジメ
ルカプトピリミジン等が用いられる。何れも市販品をそ
のまま用いることができる。ポリアニリンとしては、ア
ニリンを電解あるいは化学酸化することによりポリマー
化したものが用いられる。溶解性の点から、脱ドープ状
態の還元体のポリアニリンが好ましい。このようなポリ
アニリンとしては、日東電工(株)製の「アニリード」が
ある。ポリアニリンの還元度(RDI)は、ポリアニリ
ンをN−メチル−2−ピロリドンに微量溶解した溶液の
電子吸収スペクトルに基づいて表すことができる。すな
わち、340nm付近の短波長側に現れるパラ置換ベン
ゼン構造に起因する吸収ピークの強度(I340)と、6
40nm付近の長波長側に現れるキノンジイミン構造に
起因する吸収ピークの強度(I640)との比、RDI=
640/I340 を指標とする。RDIが0.5以下のポ
リアニリンが好適に用いられる。ポリアニリンの脱ドー
プの程度は、伝導度により表される。伝導度が、10-5
S/cm以下のポリアニリンが好適に用いられる。ま
た、複合膜を形成する際に、有機ジスルフィド化合物と
ポリアニリンを均一に溶解する溶媒として、N−アルキ
ル−2−ピロリドンが用いられる。N−アルキル−2−
ピロリドンとしては、N−メチル−2−ピロリドン、N
−エチル−2−ピロリドン、N−ブチル−2−ピロリド
ンが、良好な溶解性を与えるので好ましい。
【0011】ゲル電解質膜の電解質溶液としては、リチ
ウム塩を非プロトン性の有機溶媒に溶解した溶液が用い
られる。リチウム塩としては、LiClO4、LiB
4、LiPF6、LiAsF6、LiCF3SO3、Li
N(CF3SO22 等が単独、あるいはこれらの混合塩
が用いられる。非プロトン性の有機溶媒としては、エチ
レンカーボネート、プロピレンカーボネート、ジエチレ
ンカーボネート、ジメチレンカーボネート、ジメトキシ
エタン、γーブチロラクトン、スルホラン、ジメチルス
ルフォキシドの単独、あるいはこれらの混合溶媒が用い
られる。ゲル電解質のゲル化剤としては、高分子主鎖が
ポリアクリロニトリル系、ポリフッ化ビニリデン系、ポ
リビニルピロリドン系、ポリビニリデンカーボネート
系、ポリエーテル系等を用いることができる。ゲル電解
質と電極界面との接着性においては、ポリアクリロニト
リル重合体あるいはその共重合体をゲル化剤に用いるの
が好ましい。ゲル電解質に溶解する有機ジスルフィド化
合物は、正極複合膜と同じ有機ジスルフィド化合物を用
いる。このゲル電解質をリチウム電池の電解質として用
いる場合は、ゲル電解質に溶解する有機ジスルフィド化
合物はリチウム塩にしておくのが望ましい。有機ジスル
フィド化合物の非プロトン性有機溶媒への溶解量は、飽
和量に対し85%から110%であれば充放電サイクル
劣化の抑制、保存特性の向上ともに極めて有効に作用す
る。
【0012】[実施例1] 電極の作成:2,5−ジメルカプト−1,3,4−チア
ジアゾール(以下、DMcTと呼ぶ)モノマー粉末1.
5g(0.01モル)をN-メチルー2ーピロリドン
(以下、NMPと呼ぶ)3g(0.03モル)に溶解
し、粘性のある黄色透明のDMcT−NMP溶液を調製
した。この溶液に、ポリアニリンとして日東電工製の
「アニリード」粉末0.5g(0.003モル、RDI
=0.3)を添加し、不活性ガスで置換した密閉容器中
で80℃に加熱することで粘着性の暗緑色の複合体を得
た。この複合体を、大きさ4×4cm、厚さ30μmの
チタン箔上に印刷したのち、80℃、1cmHgで1時
間減圧加熱処理を行い、厚さ20μmの複合電極を得
た。この複合電極を大きさ1×1cmに切り出し電池用
の正極とした。
【0013】DMcT−Li塩の作成:DMcT6gを
溶解したエタノール100mlに、LiOH1.6gを
溶解した水溶液30mlを攪拌しながら滴下した。室温
下3時間攪拌したのち、エバポレータで濃縮し、吸引ろ
過を行った。ろ紙上にクリーム色の粉末が得られた。こ
れをアセトンで数回洗浄した後真空乾燥し、こうしてD
McT−Li5.2gを得た。
【0014】電解質の作成:LiClO4を1M溶解し
たプロピレンカーボネート(以下、PCと呼ぶ)−エチ
レンカーボネート(以下、ECと呼ぶ)(1:1容積
比)溶液20.7gにDMcT−Li塩を飽和量(4.
5重量%)加えて溶解した。この溶液にさらにアクリロ
ニトリル(以下、ANと呼ぶ)とエチルアクリレート
(以下とEA呼ぶ)の共重合体(AN:EA共重合モル
比=90:10)3.0gを加えて攪拌し、加熱溶解し
て電解質溶液を調整した。この電解質溶液をガラスシャ
ーレにキャストし、0℃で6時間放置した。こうして厚
さ0.5mmのゲル電解質膜1−Aを得た。比較のため
に、DMcT−Li塩を含まないゲル電解質膜を作成し
た。LiClO4を1M溶解したPC−EC(1:1容
積比)溶液20.7gにアクリロニトリルとエチルアク
リレートの共重合体(AN:EA共重合モル比=90:
10)3.0gを加え攪拌、加熱溶解し電解質溶液を調
整した。この電解質溶液をガラスシャーレにキャスト
し、0℃で6時間放置した。こうして厚さ0.5mmの
ゲル電解質膜1−Bを得た。電解質膜1−A、1−Bと
も大きさ1×1cmに切り出した。
【0015】電池の作成:厚さ0.3mmの金属リチウ
ムを大きさ1×1cmに切り出し負極とした。複合正極
膜、ゲル電解質膜、金属リチウム負極を順番に重ね合わ
せ、1×1cm角の電池を構成した。電解質にゲル電解
質膜1−Aを用いた電池1−A1、1−A2、電解質に
ゲル電解質膜1−Bを用いた電池1−B1、1−B2を
作成した。
【0016】[実施例2] 電極の作成:DMcTモノマー粉末1.5g(0.01
モル)をN-メチルー2ーピロリドン(NMP)3g
(0.03モル)に溶解し、粘性のある黄色透明のDM
cT−NMP溶液を調製した。この溶液に、ポリアニリ
ンとして日東電工製の「アニリード」粉末0.5g
(0.003モル、RDI値=0.3)を添加し、不活
性ガスで置換した密閉容器中で80℃に加熱することで
粘着性の暗緑色の複合体を得た。この複合体を、大きさ
4×4cm、厚さ30μmのチタン箔上に印刷したの
ち、80℃、1cmHgで1時間減圧加熱処理を行い、
厚さ20μmの複合電極を得た。この複合電極を大きさ
1×1cmに切り出し電池用の正極とした。
【0017】DMcT−Li塩の作成:DMcT6gを
溶解したエタノール100mlに、LiOH1.6gを
溶解した水溶液30mlを攪拌しながら滴下した。室温
下3時間攪拌したのちエバポレータで濃縮し、吸引ろ過
を行った。ろ紙上にクリーム色の粉末が得られた。これ
をアセトンで数回洗浄した後真空乾燥し、こうしてDM
cT−Li塩5.2gを得た。
【0018】電解質の作成:LiBF4を1M溶解した
EC−スルホラン(以下、SLと呼ぶ)−ジエチレンカ
ーボネート(以下、DECと呼ぶ)(1:1:0.5容
積比)溶液20.7gにDMcT−Li塩を飽和量
(4.5重量%)加えて溶解した。この溶液にさらにア
クリロニトリルとエチルアクリレートの共重合体(A
N:EA共重合モル比=90:10)3.0gを加え攪
拌、加熱溶解し電解質溶液を調整した。この電解質溶液
をガラスシャーレにキャストし、0℃で6時間放置し
た。こうして厚さ0.5mmのゲル電解質膜2−Aを得
た。比較のために、DMcT−Li塩を含まないゲル電
解質膜を作成した。LiBF4を1M溶解したEC−S
L−DEC(1:1:0.5容積比)溶液20.7gに
アクリロニトリルとエチルアクリレートの共重合体(A
N:EA共重合モル比=90:10)3.0gを加え攪
拌し、加熱溶解して電解質溶液を調整した。この電解質
溶液をガラスシャーレにキャストし、0℃で6時間放置
した。こうして厚さ0.5mmのゲル電解質膜2−Bを
得た。電解質膜2−A、2−Bとも大きさ1×1cmに
切り出した。
【0019】電池の作成:厚さ0.3mmの金属リチウ
ムを大きさ1×1cmに切り出し負極とした。複合正極
膜、ゲル電解質膜、金属リチウム負極を順番に重ね合わ
せ、1×1cm角の電池を構成した。電解質にゲル電解
質膜2−Aを用いた電池2−A1、2−A2、電解質に
ゲル電解質膜2−Bを用いた電池2−B1、2−B2を
作成した。
【0020】[実施例3] 電極の作成:DMcTモノマー粉末1.5g(0.01
モル)をN-メチルー2ーピロリドン(NMP)3g
(0.03モル)に溶解し、粘性のある黄色透明のDM
cT−NMP溶液を調製した。この溶液に、ポリアニリ
ンとして日東電工製の「アニリード」粉末0.5g
(0.003モル、RDI値=0.3)を添加し、不活
性ガスで置換した密閉容器中で80℃に加熱することで
粘着性の暗緑色の複合体を得た。この複合体を、大きさ
4×4cm、厚さ30μmのチタン箔上に印刷したの
ち、80℃、1cmHgで1時間減圧加熱処理を行い、
厚さ20μmの複合電極を得た。この複合電極を大きさ
1×1cmに切り出し電池用の正極とした。
【0021】DMcT−Li塩の作成:DMcT6gを
溶解したエタノール100mlに、LiOH1.6gを
溶解した水溶液30mlを攪拌しながら滴下した。室温
下3時間攪拌したのち、エバポレータで濃縮し、吸引ろ
過を行った。ろ紙上にクリーム色の粉末が得られた。こ
れをアセトンで数回洗浄した後真空乾燥し、こうしてD
McT−Li塩5.2gを得た。
【0022】電解質の作成:LiClO4を1M溶解し
たPC−EC(1:1容積比)溶液20.7gにDMc
T−Li塩を飽和量(4.5重量%)加え溶解した。こ
の溶液にさらにアクリロニトリル重合体3.0gを加え
て攪拌し、加熱溶解して電解質溶液を調整した。この電
解質溶液をガラスシャーレにキャストし、0℃で6時間
放置した。こうして厚さ0.5mmのゲル電解質膜3−
Aを得た。比較のために、DMcT−Li塩を含まない
ゲル電解質膜を作成した。LiClO4を1M溶解した
PC−EC(1:1容積比)溶液20.7gにアクリロ
ニトリル共重合体3.0gを加え攪拌、加熱溶解し電解
質溶液を調整した。この電解質溶液をガラスシャーレに
キャストし、0℃で6時間放置した。こうして厚さ0.
5mmのゲル電解質膜3ーbを得た。電解膜3−A、3
−Bとも大きさ1×1cmに切り出した。
【0023】電池の作成:厚さ0.3mmの金属リチウ
ムを大きさ1×1cmに切り出し負極とした。複合正極
膜、ゲル電解質膜、金属リチウム負極を順番に重ね合わ
せ、1×1cm角の電池を構成した。電解質にゲル電解
質膜3−Aを用いた電池3−A1、3−A2、電解質に
ゲル電解質膜3−Bを用いた電池3−B1、3−B2を
作成した。
【0024】[実施例4] 電極の作成:s−トリアジン−2,4,6ートリチオー
ル(以下、TTAと呼ぶ)モノマー粉末2.3g(0.
01モル)をN-メチルー2ーピロリドン(NMP)6
g(0.06モル)に溶解し、粘性のある黄色透明のT
TA−NMP溶液を調製した。この溶液に、ポリアニリ
ンとして日東電工製の「アニリード」粉末0.5g
(0.003モル、RDI値=0.3)を添加し、不活
性ガスで置換した密閉容器中で80℃に加熱することで
粘着性の暗緑色の複合体を得た。この複合体を、大きさ
4×4cm、厚さ30μmのチタン箔上に印刷したの
ち、80℃、1cmHgで1時間減圧加熱処理を行い、
厚さ20μmの複合電極を得た。この複合電極を大きさ
1×1cmに切り出し電池用の正極とした。
【0025】TTA−Li塩の作成:TTA粉末4.5
gを分散したエタノール100mlに、LiOH1.2
gを溶解した水溶液30mlを攪拌しながら滴下した。
室温下3時間攪拌したのちエバポレータで濃縮し、吸引
ろ過を行った。ろ紙上にクリーム色の粉末が得られた。
これをアセトンで数回洗浄した後真空乾燥し、こうして
TTA−Li塩4.0gを得た。
【0026】電解質の作成:LiClO4を1M溶解し
たPC−EC(1:1容積比)溶液20.7gにTTA
−Li塩を飽和量(2.0重量%)加え溶解した。この
溶液にさらにアクリロニトリルとエチルアクリレートの
共重合体(AN:EA共重合モル比=90:10)3.
0gを加え攪拌、加熱溶解し電解質溶液を調整した。こ
の電解質溶液をガラスシャーレにキャストし、0℃で6
時間放置した。こうして厚さ0.5mmのゲル電解質膜
4−Aを得た。比較のために、TTA−Li塩を含まな
いゲル電解質膜を作成した。LiClO4を1M溶解し
たPC−EC(1:1容積比)溶液20.7gにアクリ
ロニトリルとエチルアクリレートの共重合体(AN:E
A共重合モル比=90:10)3.0gを加え攪拌し、
加熱溶解して電解質溶液を調整した。この電解質溶液を
ガラスシャーレにキャストし、0℃で6時間放置した。
こうして厚さ0.5mmのゲル電解質膜4−Bを得た。
電解質膜4−A、4−Bとも大きさ1×1cmに切り出
した。
【0027】電池の作成:厚さ0.3mmの金属リチウ
ムを大きさ1×1cmに切り出し負極とした。複合正極
膜、ゲル電解質膜、金属リチウム負極を順番に重ね合わ
せ、1×1cm角の電池を構成した。電解質にゲル電解
質膜4−Aを用いた電池4−A1、4−A2、電解質に
ゲル電解質膜4−Bを用いた電池4−B、4−B2を作
成した。
【0028】以上の各電池について次の試験を行った。 (1)サイクル劣下の試験 電池1−A1、2−A1、3−A1、4−A1、1−B
1、2−B1、3−B1、4−B1を0.1mAの一定
電流で、4.25〜2.25Vの範囲で放電し、各充放
電サイクルにおける放電容量(Q、単位:mAh)を測
定し、充放電サイクルの進行に伴う放電容量(Q)の減
少の程度により電極性能を評価した。結果を表1に示
す。 (2)保存特性の試験 電池1−A2、2−A2、3−A2、4−A2、1−B
2、2−B2、3−B2、4−B2を室温下、電解還元
状態で60日保存した後に0.1mAの一定電流で4.
25〜2.25Vの範囲で1回放電し、放電容量(Q、
単位:mAh)を測定した。放電容量(Q)の減少の程
度により保存性能を評価した。結果を表2に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】以上の結果から明らかなように、有機ジス
ルフィド化合物とポリアニリンとを複合化した複合電極
を用いたリチウム二次電池において、本発明に従う実施
例1〜4でリチウム塩化した有機ジスルフィド化合物と
リチウム塩を非プロトン性の有機溶媒に溶解した溶液を
ゲル化し電解質に用いると、充放電サイクルの進行に伴
う放電容量の低下が低減する。また、電池保存後の放電
容量の低下も低減する。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、大電流が取り出せ、し
かも充放電サイクル劣化の少ない長寿命のリチウム二次
電池を得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解還元により硫黄ー硫黄結合が開裂し
    て硫黄ー金属イオン(プロトンを含む)結合を生成し、
    電解酸化により硫黄ー金属イオン結合が元の硫黄ー硫黄
    結合を再生する有機ジスルフィド化合物とリチウム塩を
    非プロトン性の有機溶媒に溶解した溶液、およびゲル化
    剤よりなるゲル電解質。
  2. 【請求項2】 前記ゲル化剤がアクリロニトリル共重合
    体である請求項1記載のゲル電解質。
  3. 【請求項3】 前記溶液への有機ジスルフィド化合物の
    溶解量が飽和量に対し85%から110%である請求項
    1記載のゲル電解質。
  4. 【請求項4】 電解還元により硫黄ー硫黄結合が開裂し
    て硫黄ー金属イオン(プロトンを含む)結合を生成し、
    電解酸化により硫黄ー金属イオン結合が元の硫黄ー硫黄
    結合を再生する有機ジスルフィド化合物(以下、単に有
    機ジスルフィド化合物という。)とポリアニリンを含む
    複合膜からなる正極、リチウム塩と有機ジスルフィド化
    合物のリチウム塩とを非プロトン性の有機溶媒に溶解し
    た溶液およびゲル化剤よりなるゲル電解質、およびリチ
    ウムイオンを捕捉あるいは供給する負極を具備するリチ
    ウム二次電池。
  5. 【請求項5】 前記ゲル化剤がアクリロニトリル共重合
    体である請求項4記載のリチウム二次電池。
  6. 【請求項6】 前記ゲル電解質を構成する溶液への有機
    ジスルフィド化合物のリチウム塩の溶解量が飽和量に対
    し85%から110%である請求項4記載のリチウム二
    次電池。
  7. 【請求項7】 前記正極の複合膜が、チオール基を含む
    有機ジスルフィド化合物単量体とポリアニリンを溶解し
    たNーアルキルー2ーピロリドン溶液の塗膜である請求
    項4記載のリチウム二次電池。
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