JPH08138304A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH08138304A
JPH08138304A JP27156994A JP27156994A JPH08138304A JP H08138304 A JPH08138304 A JP H08138304A JP 27156994 A JP27156994 A JP 27156994A JP 27156994 A JP27156994 A JP 27156994A JP H08138304 A JPH08138304 A JP H08138304A
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tray
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trays
diameter
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則浩 黒川
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスク再生部αとその両側に位置するトレ
イ収納部β・γを設けるディスク再生装置2において、
ディスクトレイ7〜11がジョイント14により相対的
に回転かつ摺動可能となるように一列に連結され、上記
トレイ収納部β・γにおいては、ディスクトレイがほぼ
重ねられた状態に収納されるとともに、トレイ収納部β
・γの上部には、それぞれの最上段に位置するディスク
トレイを下方へ押圧する、ディスク押さえレバー17…
が設けられている。 【効果】 トレイ収納部β・γに位置するディスクトレ
イ7・9〜11に載置されたディスクは全て、ディスク
載置部に保持されるので、振動や衝撃等によってディス
クトレイからディスクがはみ出してしまうようなことが
なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク再生装置に関
して、特に、複数枚のディスクの中から所定のディスク
を選択して再生することが可能なディスクチェンジャ機
能を有するディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなディスクチェンジャ
機能を有するディスク再生装置としては、例えば、特開
平4−10274号に円盤状のディスクテーブル上に複
数のディスクを環状に載置し、このディスクテーブルを
回転させることにより、任意のディスクをディスク再生
部に移動させて、再生を行う方式(以下ルーレット方式
という)が開示されている。また、特開昭60−529
51号には、ディスク再生部の両側に複数のディスクト
レイを引出し式に収納するディスク収納部を設け、任意
のディスクが載置されたディスクトレイを引出して、デ
ィスク再生部に移動させて再生を行う方式(以下ストッ
カー方式という)のディスクチェンジャ機能を有するデ
ィスク再生装置などが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ルーレット方式においては、ディスクを二次元的に並べ
ているので、ディスクの装填枚数を増やすために、ディ
スクテーブルの面積をディスクの増加する枚数に比例し
て大きくする必要があり、装填枚数が制限されてしま
う。
【0004】また、上記ストッカー方式においては、デ
ィスクを積み重ねることにより、ディスクの収納を行っ
ているため、装填枚数を増加させても、厚さ方向に増
え、装填可能枚数の増加は容易に行えるが、上記ピッカ
ーが上下に移動するための空間及びピッカーを移動させ
る装置の設置場所を確保しなければならないため、装置
が大型化してしまう。
【0005】さらに、上記のような方式によるディスク
再生装置を可搬型オーディオ装置、いわゆるCDラジカ
セ等に組み込もうとしても、ルーレット方式では平面的
に大きな領域を必要とするため、実質的には不可能であ
る。また、ストッカー方式では、無駄な空間や装置自体
が大型となり、可搬性を損なってしまうので、採用は困
難である。
【0006】また、CDラジカセ等にディスク再生装置
を組み込む場合、通常のオーディオ装置と比べて振動や
衝撃等の外乱が加えられることが多く、上記のように、
ディスクテーブルやディスクトレイに載置されている
と、所定の位置よりディスクがはみ出し、ディスクの表
面に傷を付けたり、最悪の場合には装置内からディスク
を取り出すことができなくなることも考えられる。従っ
て、何らかの手段によって、ディスクテーブルやディス
クトレイ上にディスクを保持しておくことが必要とな
る。
【0007】本発明は上記のような問題点に鑑み、ディ
スクのチェンジャ機能を備えるディスク再生装置をコン
パクトにするとともに、運搬時にうける振動や衝撃から
ディスクを保護する目的でなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明のディスク再生装置は、ディ
スクを再生するためのディスク再生部及びこの両側に位
置するトレイ収納部を設けたディスク再生装置におい
て、凹部状のディスク載置部が設けられるディスクトレ
イ同士を相対的に回転かつ摺動可能となるように順次直
列的に連結するディスクトレイ群と、上記ディスクトレ
イ群をディスクトレイの連結方向に移動させるためのデ
ィスクトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆動手段
によるディスクトレイ群の移動時、各ディスクトレイの
移動を案内して一つのディスクトレイを上記ディスク再
生部に選択的に位置させるとともに残りのディスクトレ
イを上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動案内手
段とを備えるとともに、トレイ移動案内手段が、ディス
ク再生部に位置する水平案内路とトレイ収納部に位置す
る傾斜案内溝及び水平案内路とから形成される一方、ト
レイ収納部の上方には、ディスク方向に押圧すべく下向
きに付勢される押圧手段が設けられていることを特徴と
している。
【0009】請求項2記載の発明のディスク再生装置
は、ディスクを再生するためのディスク再生部及びこの
両側に位置するトレイ収納部を設けたディスク再生装置
において、凹部状のディスク載置部が設けられるディス
クトレイ同士を相対的に回転かつ摺動可能となるように
順次直列的に連結するディスクトレイ群と、上記ディス
クトレイ群をディスクトレイの連結方向に移動させるた
めのディスクトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆
動手段によるディスクトレイ群の移動時、各ディスクト
レイの移動を案内して一つのディスクトレイを上記ディ
スク再生部に選択的に位置させるとともに残りのディス
クトレイを上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動
案内手段とを備えるとともに、トレイ移動案内手段が、
ディスク再生部に位置する水平案内路とトレイ収納部に
位置する傾斜案内項及び水平案内路からなり、ディスク
再生部に位置するディスクトレイと、トレイ収納部の最
上段に位置するディスクトレイのディスク載置部の上面
が一部重なるように、上記ディスク再生部に位置する水
平案内路がディスクトレイの移動方向の幅よりも短く形
成されていることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明のディスク再生装置
は、ディスクを再生するためのディスク再生部と、大小
の凹部状のディスク載置部が同心上に設けられるディス
クトレイをディスク再生部あるいはディスク再生部以外
に移動させるディスクトレイ駆動手段と、ディスクトレ
イをディスク再生部あるいはディスク再生部以外に位置
させるトレイ移動案内手段とを備えるとともに、ディス
クトレイに、ディスク載置部からのディスクのはみ出し
を防止するディスク保持部材が設けられる一方、ディス
クトレイがディスク再生部の所定の位置にあるときに
は、ディスク保持部材の作用を解除する規制解除手段が
ディスク再生部に設けられていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4記載の発明のディスク再生装置
は、請求項3記載のディスク再生装置において、ディス
ク載置部からのディスクのはみ出しを防止するディスク
保持部材には、任意のディスク載置部に対応して該ディ
スク載置部内に突出するディスク係合部が設けられると
ともに、上記ディスク係合部が他のディスク載置部内に
突出しないことを特徴としている。
【0012】請求項5記載の発明のディスク再生装置
は、請求項1、2、3又は4記載のディスク再生装置に
おいて、ディスク再生部に、ディスクを回転させるため
のターンテーブルと、ディスクをターンテーブル側に押
圧するスタビライザとが設けられており、ディスク再生
部の所定の位置にディスクトレイが停止しているときに
は、常にこのディスクトレイに載置されたディスクをタ
ーンテーブルとスタビライザとの間に挟み込み再生待機
状態とすることを特徴としている。
【0013】請求項6記載の発明のディスク再生装置
は、ディスクを再生するためのディスク再生部及びこの
両側に位置するトレイ収納部を設けたディスク再生装置
において、凹部状のディスク載置部が設けられるディス
クトレイ同士を相対的に回転かつ摺動可能となるように
順次直列的に連結するディスクトレイ群と、上記ディス
クトレイ群をディスクトレイの連結方向に移動させるた
めのディスクトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆
動手段によるディスクトレイ群の移動時、各ディスクト
レイの移動を案内して一つのディスクトレイを上記ディ
スク再生部に選択的に位置させるとともに残りのディス
クトレイを上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動
案内手段とを備えるとともに、トレイ収納部におけるト
レイ移動案内手段が傾斜案内溝及び水平案内路から形成
される一方、ディスクトレイからのディスクのはみ出し
を防止すべく、傾斜案内溝と平行なディスク規制部材が
トレイ収納部の左右端のディスクの外周のごく接近した
位置に設けられていることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、トレイ収納部内
にあるディスクトレイのうち、最上段にあるディスクト
レイを除く全てのディスクトレイの上面は隣接するディ
スクトレイによって、上面が覆われる一方、最上段にあ
るディスクトレイはトレイ収納部の上方に設けられたデ
ィスク押圧手段によりディスク載置部に保持されること
となる。
【0015】また、トレイ収納部の最上段に位置するデ
ィスクトレイがディスク再生部に移動すると、次段に位
置するディスクトレイが新たに最上段のディスクトレイ
となるが、このとき、上記ディスク押圧手段は、元次段
にあったディスクトレイ上のディスクを押圧するように
なる。
【0016】従って、トレイ収納部に位置するディスク
トレイに載置された全てのディスクは、常にディスク載
置部内に保持されているので、振動や衝撃等によってデ
ィスクトレイからディスクがはみ出してしまうようなこ
とがなくなる。その結果、ディスクトレイの枚数を増加
させても、押圧手段等を増加させる必要がなく、コスト
の増加を最小限に抑えることができる。
【0017】請求項2記載の構成によれば、トレイ収納
部にある最上段のディスクトレイに載置されたディスク
は、ディスク再生部にあるディスクトレイによって、デ
ィスク載置部上面の一部が覆われているため、ディスク
トレイからのディスクのはみ出しが防止されている。ま
た、トレイ収納部のその他のディスクトレイに載置され
たディスクもその上側に隣接するディスクトレイが重ね
られているので、ディスクトレイよりはみ出すことが防
止されている。
【0018】従って、全てのディスクトレイが所定の位
置で停止している間は、トレイ収納部のディスクトレイ
に載置されたディスクは全て振動や衝撃等によって、デ
ィスクトレイからはみ出すことはなくなる。
【0019】また、最上段にあるディスクトレイに対し
ても特別に保持機構を設ける必要がなく、再生部にある
ディスクトレイと収納部にあるディスクトレイを重ねて
いるために、メカニズムの厚さ方向や左右方向の幅をコ
ンパクトにすることができ、ディスク再生装置を備え
た、例えば、CDラジカセ等の装置を小型化することが
できる。
【0020】請求項3記載の構成によれば、ディスクト
レイがディスク再生部の所定の位置以外にあるときは、
ディスクは常にディスクトレイ上に保持されることとな
る。従って、振動や衝撃などが加えられても、ディスク
がディスク載置部内から飛び出すことはない。また、デ
ィスクトレイがディスク再生部の所定の位置にあるとき
は、上記係合状態が解除されるので、ディスクの再生
や、取替えなども支障なく行える。
【0021】請求項4記載の構成によれば、ディスク再
生部の所定の位置以外にあるディスクトレイにおいて
は、ディスクを保持するとともに、ディスクトレイに大
小のディスク載置部が同心上に形成されている場合で
も、特定のディスク載置部内に突出するディスク係合部
は他のディスク係合部に突出しないため、上記特定のデ
ィスク載置部の上方に設けられたディスク載置部にディ
スクを載置する際においても、載置を阻害することな
く、また、ディスク規制部材の動作により、上方に載置
されるディスクの面を傷つけるようなことがなくなる。
【0022】請求項5記載の構成によれば、収納部外に
ある、すなわち、再生部にあるディスクは演奏状態に関
係なく保持されているので、装置全体に振動や衝撃が加
わってもディスクが所定位置から移動することはない。
上記構成は、同時に、再生を行うための構成でもあるた
め、上記の保持を行うために、特別な部材を設けてはお
らず、コストが低減できる。
【0023】また、ディスクを取り出し交換する場合、
蓋体を開けて行うが、ディスクがターンテーブルによっ
てディスクトレイから上方に持ち上げられている。その
ため、ディスクトレイが邪魔にならず、容易にディスク
が取り出せる。
【0024】請求項6記載の構成によれば、トレイ収納
部にある最上段のディスクトレイのディスクはディスク
の外周のごく接近した位置にあるディスク規制部材によ
って載置部からのはみ出しが防止されている。また、収
納部のその他のディスクトレイのディスクもその上側に
位置するディスクトレイによって覆われているためにデ
ィスクトレイよりはみ出すことがない。よって、トレイ
収納部の全てのディスクトレイに載置されたディスク
は、振動や衝撃等によってディスク載置部からはみ出す
ことはなくなる。そして、最上段のトレイが収納部を移
動するときにおいても、トレイの移動方向にディスク規
制部材が位置しているため、ディスクとディスク規制部
材の位置関係は変わらず、ディスクがディスク載置部か
らはみ出すことはない。また、振動や衝撃等が加わって
も、大径ディスクがディスク規制部材に触れるのはディ
スク外周縁のみであり、ディスク規制部材によってディ
スクの面に傷が付く事はなく情報が欠如するようなこと
はない。また、レバー等の可動部品が不要であるため、
コストが安価で、騒音の発生もない。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例を図1ないし図10に基
づいて説明すれば、以下の通りである。
【0026】図2に、本実施例に係るディスク再生装置
2と、ラジオ及びカセットテープレコーダーとが組み込
まれた、いわゆるCDラジカセ1と呼ばれる可搬型オー
ディオ装置を示している。このCDラジカセ1の上部に
上記ディスク再生装置2が組み込まれている。
【0027】上記CDラジカセ1上部のほぼ中央にディ
スク再生部αが位置し、その上面の開口部には、開閉可
能な蓋体3が設けられている。この蓋体3は通常使用に
おいては閉じられており、ディスクを入れ換える時の
み、この蓋体3を開けて、ターンテーブル5上のディス
クを新しいディスクと取り替えれば良い。
【0028】また、ディスク再生部αには、ディスクを
装着するための上記ターンテーブル5とディスクから情
報を読み取るための光学ピックアップ6等を含む再生ユ
ニット4が配設されている。この再生ユニット4は、デ
ィスクトレイが移動する際には退避位置に降下移動し、
演奏させようとするディスクを載置したディスクトレイ
がディスク再生部αの所定の位置に停止すると再び演奏
位置に上昇移動する。
【0029】上記の再生ユニット4が演奏位置に移動す
る際に、ターンテーブル5がディスクトレイから上記デ
ィスクを持ち上げ、蓋体3に回転自在に取り付けられた
スタビライザ3aとの間に挟み込むことによって、上記
ディスクを安定した状態で保持している。
【0030】図1(a)(b)に示すように、ディスク
再生装置2は、上記ディスク再生部αの両側に、ディス
クトレイを収納するトレイ収納部β・γを設ける構成で
ある。
【0031】尚、以下ディスクトレイの動作を説明する
上で、ディスク再生部αに対しトレイ収納部βの方向を
L方向、トレイ収納部γの方向をR方向とし、矢印L−
R方向を左右方向、これに直行する矢印F−B方向を前
後方向と呼ぶことにする。
【0032】そして、本実施例においては、ディスク再
生部αを間に挟んで両トレイ収納部β・γ間を移動自在
とされた5枚のディスクトレイ7〜11を、順次直列に
連結することにより構成されるディスクトレイ群が設け
られている。
【0033】本実施例ではディスクトレイの数を5枚と
しているが、この数は任意に設定することができる。
【0034】ここで、上記ディスクトレイ群の構成を説
明する。
【0035】ディスクトレイ7〜11の連結方向(左右
方向)における両端部は円弧面状に形成されており、説
明の便宜上、L方向の円弧面を左円弧面7a〜11a、
R方向の円弧面を右円弧面7b〜11bと呼ぶことにす
る。また、ディスクトレイ7〜11の前後方向の両側面
には連結方向に延びる溝7c〜11cが形成されてい
る。上記溝7c〜11cの両端部は、それぞれ上記円弧
面7a〜11a・7b〜11bと中心を同じくする円弧
面となっている。また、ディスクトレイ7〜11の前後
方向の両側面の上縁部には、所定の間隔をおいて二対の
案内用突起7d〜11d・7e〜11eが設けられてい
る。
【0036】ディスクトレイ7〜11は、隣接するディ
スクトレイ同士の上記の溝7c〜11cに対し、それぞ
れジョイント14に設けられた一対の円柱突起14a・
14aを嵌合させることにより連結され、ディスクトレ
イ群を構成しているが、上記の円柱突起14aの直径が
溝7c〜11cの幅より僅かに小さいものとされている
ので、円柱突起14aは溝7c〜11c内をスムースに
移動することができ、隣接するディスクトレイ同士の相
対的な回転や摺動を可能にしている。
【0037】尚、ディスクトレイ7〜11の上面には、
大径ディスク載置部7f〜11fと小径ディスク載置部
7g〜11gが同心上に形成されている。
【0038】これは、図3にディスクトレイ7を例にし
て示すように、大径ディスク載置部7fは、通常コンパ
クトディスク(CD)と呼ばれる直径12cmの大径デ
ィスク50が載置されたときに、これをほぼ中央位置に
位置決めして保持するため、大径ディスク50の外径よ
りも僅かに大きな円形の周縁で囲われた凹部状とするも
のであり、また、小径ディスク載置部7gは、直径8c
mの小径ディスク51を載置できるように、上記ディス
ク載置部7fの中央側をさらに凹部状とするものであ
る。
【0039】さらに、図1(a)(b)を用いて、ディ
スク再生装置2の構成について説明する。
【0040】ディスク再生装置2は、上記ディスクトレ
イ群の前後方向にトレイガイド13・13が配設されて
おり、トレイ収納部β・γにおけるトレイガイド13の
上部がそれぞれ天板15・16により固定される一方、
ディスク再生部αにおけるトレイガイド13の下部がメ
インシャーシ20により固定されている。
【0041】上記メインシャーシ20上には、図示され
ない再生ユニット昇降装置により上下動可能とされた再
生ユニット4が設けられている。
【0042】また、メインシャーシ20上に設けられた
支軸20aには、駆動ギア21が回転自在に取り付けら
れており、図示されないモーター及び回転伝達機構によ
り両方向に回転する。この駆動ギア21は、図4に示す
ディスクトレイ7の下面に設けられたラックギア7hに
係合しているので、上記の駆動ギア21の回転に応じ
て、ディスク再生部αに位置するディスクトレイ7は左
右に移動する。その他のディスクトレイ8〜11につい
ても同様である。その他、解除部20b・20bが設け
られているが、これについては後述する前後方向に配設
されるトレイガイド13には、まず、水平方向の移動を
案内する構成として、ディスク再生部αの左右方向の幅
にわたって位置し、ディスクトレイ7〜11の下面を受
けて、ディスク再生部αにおけるディスクトレイ7〜1
1の水平移動に寄与する水平案内路13aが、その左右
方向の幅をディスクトレイ7〜11の左右方向の幅より
も小さく形成されるとともに、トレイ収納部βの幅にわ
たって位置する水平案内路13bと、トレイ収納部γの
幅にわたって位置する水平案内路13cとが、上記の案
内用突起7d〜11d・7e〜11eを受けてディスク
トレイ7〜11の水平移動に寄与すべく、水平案内路1
3aに対し、ほぼディスクトレイの厚みから案内用突起
の厚みを引いた高さ分だけ上方に設けられている。
【0043】そして、水平案内路13a上を移動するデ
ィスクトレイの浮き上がりを阻止するため、水平案内路
13aの上方には、ディスク再生部αの幅にわたって位
置するフランジ13dが設けられている。
【0044】一方、傾斜方向の移動を案内する構成とし
て、L方向に傾斜ガイド溝13f・13g・13hが設
けられ、R方向に傾斜ガイド溝13i・13j・13k
が設けられている。
【0045】また、上記の天板15・16が水平案内路
13b・13cを移動するディスクトレイの浮き上がり
を防止するとともに、天板15・16には、回転自在の
ローラー18を先端に取り付けたディスク押さえレバー
17・17が回動自在に設けられ、ディスク押さえレバ
ー17はスプリング19により下向きの付勢力を受けて
いる。
【0046】上記のディスク押さえレバー17…はロー
ラー18がトレイ収納部β・γの最上段のディスクトレ
イの大径ディスク外周付近を押圧できる位置に配されて
いる。
【0047】上記構成に基づき、図1(a)及び図5、
図6を用いて、ディスク再生部α以外に位置するディス
クトレイ上に載置された大径ディスク50の大径ディス
ク保持機構について説明する。
【0048】図1のディスク再生装置2におけるディス
クトレイ群を上方から見た図が図5で、前方から見た図
が図6(a)である。。
【0049】このとき、ディスク再生部αにはディスク
トレイ8が位置し、トレイ収納部βには最上段から順に
ディスクトレイ9・10・11が位置し、トレイ収納部
γの最上段にディスクトレイ7が位置している。
【0050】尚、大径ディスク保持機構はトレイ収納部
β・γにおいて同じ構成を有しているので、ここではト
レイ収納部γ側についてのみ説明する。
【0051】上記のようにトレイ収納部γの最上段には
ディスクトレイ7が位置しているが、トレイガイド13
の水平案内路13aはディスクトレイ8の連結方向(移
動方向)の幅より狭くなっているため、図6(a)に示
すように、ディスクトレイ8の下面と、ディスクトレイ
7の上面の一部が重なった状態となっている。しかも、
図5から分かるように、この重なり部分には大径ディス
ク載置部7fの領域が含まれている。
【0052】このとき、ディスクトレイ7に大径ディス
ク50が載置されている場合を考える。
【0053】大径ディスク載置部7fに載置された大径
ディスク50は、ディスク再生装置2全体に何らかの振
動や衝撃が与えられると、大径ディスク載置部7fより
浮き上がろうとすることになる。
【0054】ところが、ディスクトレイ7に載置された
大径ディスク50のディスクトレイ8連結側に位置する
外周縁は、上記のように、ディスクトレイ8との重なり
部分によってディスクトレイ8の下面に当接し、ほとん
ど浮き上がることができない。
【0055】また、スプリング19・19によって下向
きに付勢力ををうけるディスク押さえレバー17・17
は、その先端部に設けられたローラー18・18によ
り、大径ディスク50の外周付近を押圧している。
【0056】このときの状態を図7に示す。図7(a)
(b)はそれぞれ図5におけるA−A断面図、B−B断
面図を示している。
【0057】図7(a)(b)に示すように、ローラー
載置面7kは大径ディスク載置部7fよりも若干位置が
高くなっている。その高さの差をtとする。高さの差t
をディスクの厚みよりも薄くした場合、ディスク押さえ
レバー17のローラー18は、スプリング19の付勢力
によって大径ディスク50に当接、押圧するようになる
が、同図に示すように高さの差tをディスクの厚みより
も厚くしているので、ディスク押さえレバー17のロー
ラー18はスプリング19の付勢力によって、先に、ロ
ーラー載置面7kを押圧しローラー18が大径ディスク
50の表面に触れることはない。この結果、ローラー1
8は大径ディスク50のはみ出しを阻止するとともに、
大径ディスク50の表面に触れることが無いのでディス
ク表面に傷を付けることもない。
【0058】以上のように、上記の押圧部付近におい
て、大径ディスク50の外周縁は大径ディスク載置部7
fから飛び出すことができない。
【0059】また、図8に示すように、ディスク収納部
γのR方向端部には、天板16に設けられた規制片16
a・16aが位置しており、上記規制片16aの一辺の
傾きは傾斜ガイド溝13i・13j・13kの傾きと等
しくされている。
【0060】このように、傾斜ガイド溝13i・13j
・13kの傾きと、規制片16aの傾きとを等しくする
ことで、ディスクトレイ7が傾斜ガイド溝13i・13
j・13kに沿って斜め方向に移動する際においても、
規制片16aとディスクトレイ7との間隔が変わらない
ので、規制片16aによりディスクトレイの移動が妨げ
られることはない。
【0061】上記規制片16aはトレイ収納部γにある
最上段のディスクトレイ7の大径ディスク50の外周と
僅かな隙間を開けて上側に位置している。そのため大径
ディスク50が大径ディスク載置部7fより浮き上がろ
うとしても、大径ディスク50の外周縁が上記規制片1
6aに当接し、大径ディスク50のR方向側に位置する
外周縁は大径ディスク載置部7fより僅かしか浮き上が
ることができず、大径ディスク50は大径ディスク載置
部7fから飛び出すことができない。
【0062】上記のように、トレイ収納部γの最上段に
位置するディスクトレイ7に載置された大径ディスク5
0は、大径ディスク載置部7fより飛び出すことができ
ない。
【0063】トレイ収納部βにおいても、その最上段に
位置するディスクトレイ(図1(a)ではディスクトレ
イ9に相当)に載置された大径ディスク50は、同様に
大径ディスク載置部より飛び出すことができないことが
わかる。
【0064】次に、最上段のディスクトレイの下側にあ
るディスクトレイ(図1(a)ではディスクトレイ10
・11に相当)について考えてみる。
【0065】ディスクトレイ10は直上に位置するディ
スクトレイ9によって上面を覆われている。その結果、
ディスクトレイ10の大径ディスク載置部10fに載置
された大径ディスク50は、振動や衝撃により大径ディ
スク載置部10fより浮き上がろうとしても、ディスク
トレイ9の下面に当接してしまう。その結果、大径ディ
スク載置部10fより僅かしか浮き上がらず、飛び出す
ことができない。
【0066】同様に、ディスクトレイ10の下方に位置
するディスクトレイ11においても上面をディスクトレ
イ10により覆われているので、大径ディスク50は大
径ディスク載置部11fから飛び出すことができない。
【0067】上記のことから、ディスクトレイ群が静止
している状態で、かつ、トレイ収納部β・γに位置する
ディスクトレイに載置された大径ディスク50は、大径
ディスク載置部から飛び出さないことがわかる。
【0068】次に、ディスクトレイ7〜11における小
径ディスク50の保持機構の詳細を図3、図4及び図9
に基づいて説明する。ディスクトレイ7〜11は同一の
構成とされているので、ここではディスクトレイ7を例
にして説明する。
【0069】図3に示すように、ディスクトレイ7にお
いて、大径ディスク載置部7fが形成されている面と反
対側の面には、小径ディスククランプレバー22・22
がディスクトレイ7の支軸7i・7jを中心に回動自在
に取り付けられており、小径ディスククランプレバー2
2・22はスプリング23・23により載置部側からみ
て反時計方向に付勢されている。また、小径ディスクク
ランプレバー22・22は小径ディスク載置部7gの中
心に対して点対称に配置されている。
【0070】上記小径ディスククランプレバー22には
爪形状とされた係合部22aが設けられており、係合部
22a・22aはディスクトレイ7に設けられた穴7l
・7lを通して表側に突出可能とされている。
【0071】そして上記係合部22a・22a間の間隔
は、最も開いた状態では小径ディスク51の直径よりも
大きくなり、このとき、小径ディスク載置部7gに対す
る小径ディスク51の載置や取り出しが可能となる。ま
た、最も閉じた状態では小径ディスク51の直径よりも
小さくなる。
【0072】そして、小径ディスク51が小径ディスク
載置部7gに載置された後、小径ディスククランプレバ
ー22・22が閉じた場合、スプリング23・23の付
勢力によって小径ディスククランプレバー22・22
は、小径ディスク51の外周を押圧すると同時に、係合
部22a・22aが小径ディスク51の外周縁上面の二
箇所を係止することによって小径ディスク51が小径デ
ィスク載置部7gより飛び出すことはない。
【0073】また、図4(d)に示すように小径ディス
ククランプレバー22の位置が最も高い部分である係合
部22aの上面は、大径ディスク載置部7fよりも下側
に設けられているため、大径ディスク50の下面と係合
部22aの上面には必ず隙間ができる。そのため、大径
ディスク50が載置されているときに、小径ディスクク
ランプレバー22・22が回動しても、係合部22a・
22aは大径ディスク50に触れることがないので、大
径ディスク50に傷を付けることはない。
【0074】上記小径ディスククランプレバー22の開
閉機構について、図9に基づいて説明する。
【0075】小径ディスククランプレバー22の下面に
は円柱形状の解除部22bが設けられる一方、メインシ
ャーシ20の上面側には解除部20b・20bが設けら
れている。そして、図9(a)に示すように、ディスク
トレイ7がディスク再生部αの所定の位置にきたとき
に、解除部20b・20bにより、上記解除部22b・
22bが当接押圧される。その結果、スプリング23・
23の付勢力に抗して係合部22a・22a間の間隔が
開いて、小径ディスク51の取り出しや載置等が可能と
なる。
【0076】また、図9(b)に示すように、ディスク
トレイがディスク再生部αの所定の位置から少しでも移
動すると、係合部22a・22a間の間隔が閉じて、小
径ディスク51が小径ディスク載置部7g内に保持され
る。
【0077】上記のように、小径ディスク51について
いえば、ディスクトレイがディスク再生部αの所定の位
置にあるとき以外は、ディスクトレイの移動時、あるい
は静止時に係わらず小径ディスククランプレバー22・
22の係合部22a・22aにより小径ディスク載置部
7g内に保持され、振動や衝撃等により飛び出すことは
ない。
【0078】一方、図10に示すように、ディスクトレ
イ7がディスク再生部αにある場合には、図示しない再
生ユニット昇降手段によって、再生ユニット4を再生可
能位置まで上昇させ、ディスクトレイ7上に載置された
大径ディスク50をターンテーブル5とスタビライザ3
aとの間に挟み込むことにより、大径ディスク50を保
持している。
【0079】これは、ディスクが小径ディスク51であ
っても、また、その他のディスクトレイ8〜11におい
ても同様であり、ディスクの演奏状態に関係なく、ディ
スクがディスク再生部αより飛び出すことはない。
【0080】次にディスクトレイ7〜11の移動時の大
径ディスク50の保持機構を図1(a)、図6(a)〜
(e)に基づいて説明する。
【0081】ディスクトレイの移動時には、再生ユニッ
ト4は図示されない再生ユニット昇降手段によって、デ
ィスク再生部αに位置するディスクトレイ(ここではデ
ィスクトレイ8)が左右に移動しても干渉しない位置ま
で下降し、ターンテーブル5とスタビライザ3aに挟ま
れて保持されていた大径ディスク50は、大径ディスク
載置部8fに載置される。
【0082】そして、ディスクトレイ7〜11の移動
は、ディスク再生部αに位置するディスクトレイ8が、
トレイ搬送手段である駆動ギア21によって矢印R方向
及び矢印L方向駆動されることによって行われる。
【0083】今、ディスクトレイ9に載置されたディス
クを再生するために、ディスク再生部αにディスクトレ
イ8が位置する状態(図6(a))から、ディスク再生
部αにディスクトレイ9が位置する状態(図6(e))
へ移行させる場合を考える。このとき、ディスク再生部
αにあるディスクトレイ8は矢印R方向に駆動力を受け
ることになる。
【0084】ディスク再生部αにあるディスクトレイ8
はその下面が水平案内路13aに案内されて矢印R方向
に移動する。
【0085】このとき、トレイ収納部βにあるディスク
トレイ9はディスク再生部αに位置していたディスクト
レイ8によって矢印R方向にジョイント14を介して引
っ張られる。これによりディスクトレイ9の案内用突起
9d・9eが右上がりの傾斜ガイド溝13h・13gに
案内されてディスクトレイ9は、水平を保ちながらほぼ
ディスクトレイの厚み分斜め方向に上昇する。このディ
スクトレイ9の移動により、トレイ収納部β側のディス
ク押さえレバー17はスプリング19の付勢力に抗して
上方に持ち上げられる。ただし、ローラー18は大径デ
ィスク50の外周付近を押圧したままである。また、規
制片15aは大径ディスク50の外径との距離を変える
ことなく、僅かの隙間を開けているだけである。
【0086】それと同時に、左側のトレイ収納部βのデ
ィスクトレイ9の下に位置していたディスクトレイ10
・11は、それぞれジョイント14・14を介して引っ
張られる。これにより案内用突起10d・10e・11
d・11eは、右上がりの傾斜ガイド溝13h・13g
に案内されて、ディスクトレイ10・11の水平を保ち
ながらほぼディスクトレイの厚み分斜め方向に上昇させ
る(図6(b))。
【0087】さらに、ディスクトレイ9は斜め方向の移
動が完了後ジョイント14を介してディスクトレイ8の
矢印R方向の移動が伝えられる。そのディスクトレイ9
は水平案内路13bに案内されて矢印R方向に水平移動
する。ディスクトレイ8・9の水平移動時は、すぐ上に
天板15・16が配置されているためディスクトレイ8
・9に載置された大径ディスク50は、大径ディスク載
置部8f・9fより浮き上がろうとしても、天板15・
16の下面に当接し、ディスク載置部より僅かしか浮き
上がることができず、大径ディスク50は載置されたデ
ィスクトレイ8・9の大径ディスク載置部8f・9fか
ら飛び出すことはない。
【0088】この時、ディスクトレイ9とディスクトレ
イ10を連結するジョイント14の円柱突起14aは、
ディスクトレイ9の溝9cを相対的にスライドするのみ
でジョイント14はその位置を変えない。そのためディ
スクトレイ9が矢印R方向に移動してもディスクトレイ
10・11はその位置を変えない。またディスクトレイ
8が矢印R方向に移動しても、ディスクトレイ8とディ
スクトレイ7を連結するジョイント14の円柱突起はデ
ィスクトレイ8の溝8cを相対的にスライドするのみで
ジョイント14はその位置を変えない。そのため、ディ
スクトレイ7はその位置を変えない。
【0089】ディスクトレイ8及びディスクトレイ9の
矢印R方向の移動が進み駆動ギア21が駆動する相手は
ディスクトレイ8からディスクトレイ9に変わる。つま
り、今までディスクトレイ8がジョイント14を介して
ディスクトレイ9を引っ張っていたのが、次の瞬間に
は、ディスクトレイ9の右円弧面9bがディスクトレイ
8の左円弧面8aを押すようになる(図6(c))。
【0090】ディスクトレイ8がトレイ収納部γ側の天
板16に設けられたディスク押さえレバー17をスプリ
ング19の付勢力に抗して押圧し上方に回動させる。デ
ィスクトレイ7上のローラー18は大径ディスクの外周
付近を押圧しなくなるが、ディスクトレイ7上にはディ
スクトレイ8が覆っているため、ディスクトレイ7に載
置された大径ディスクは、ディスク載置部より僅かしか
浮き上がることができず、大径ディスク50は載置され
たディスクトレイ7の大径ディスク載置部7fから飛び
出すことはない。
【0091】トレイ収納部β側のディスク押さえレバー
17及びローラー18はスプリング19の付勢力によっ
てディスクトレイ9の大径ディスクの外周付近を押圧し
ていたが、ディスクトレイ9の矢印R方向の移動によ
り、やがてディスクトレイ9のすぐ下側に位置するディ
スクトレイ10の大径ディスクの外周付近を押圧するよ
うになる(図6(d))。
【0092】ディスクトレイ8の水平方向の移動が終了
すると、ディスクトレイ8の案内用突起8d・8eが、
左上がりの傾斜ガイド溝13j・13kに案内されて、
ディスクトレイ8は、水平を保ちながらほぼディスクト
レイの厚み分斜め方向に下降する。トレイ収納部γのデ
ィスク押さえレバー17及びローラー18は、ディスク
トレイ8が斜め方向に下降してもスプリング19の付勢
力によってディスクトレイ8の大径ディスク50の外周
付近を押圧し続ける(図6(e))。
【0093】やがて、ディスクトレイ9は矢印R方向の
移動によりディスク再生部αに到達する。すると、解除
部22bが解除部20bに当接押圧され、係合部22a
は小径ディスク51の直径よりも開く。
【0094】これにより、ディスクトレイ9上に小径デ
ィスク51が載置されていた場合には、小径ディスク5
1のディスクトレイ9に対する係止状態は解除される。
【0095】次の瞬間、図示しない再生ユニット昇降手
段によって再生ユニット4は上昇し、ディスク再生部α
に位置するディスクトレイ9に載置された大径ディスク
50あるいは小径ディスク51をターンテーブル5とス
タビライザ3aの間に挟み込み保持する。
【0096】以上のように、ディスクトレイの停止時、
移動時のいずれにおいても、また、ディスクの位置や大
小、ディスクの演奏状態に関係なく、全てのディスクは
保持されており、ディスクトレイからのはみ出しが防止
されるので、振動や衝撃等を受けても、ディスクが所定
の位置より動いて取り出せなくなるといった問題は生じ
ない。
【0097】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図2、図11ないし図14に基づいて説明すれば、以下
の通りである。尚、説明の便宜上、前記の実施例1の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の
符号を付記し、その説明を省略する。
【0098】本実施例も実施例1と同様、図2に示すC
Dラジカセ1に組み込まれるディスク再生装置2を示す
ものである。
【0099】図11に示すように、ディスク再生装置2
は、ディスク再生部αの両側に、トレイ収納部β・γを
設ける構成であり、両方のトレイ収納部β・γ間を移動
自在とされた5枚のディスクトレイ40〜44を、順次
直列に連結することにより構成されるディスクトレイ群
が設けられている。
【0100】本実施例では、大径ディスク50の保持手
段が、小径ディスク51の保持手段と同様の構成を有し
ている。また、ディスクトレイ群の移動機構は実施例1
と同じであるので説明を省略する。
【0101】上記の構成について、図12及び図13に
基づいて説明する。尚、ディスクトレイ40〜44は同
様の構成となっているので、ここでは、ディスクトレイ
40を例にして説明する。
【0102】図12に示すように、大径ディスク載置部
40fの裏面には、ディスククランプレバー31・31
がディスクトレイ40の支軸40i・40jを中心に回
動自在に取り付けられており、ディスククランプレバー
31・31はスプリング23・23により載置面側から
みて反時計方向に付勢されている。また、ディスククラ
ンプレバー31・31は大径ディスク載置部40fの中
心に対して点対称に配置されている。
【0103】ディスククランプレバー31・31には爪
形状とされた大径ディスク係合部31a及び小径ディス
ク係合部31bが設けられており、その先端はそれぞ
れ、切り欠き40m、穴40lを通して、表側に突出可
能とされている。
【0104】そして、大径ディスク係合部31a・31
a間の間隔は最も開いた状態では大径ディスク50の直
径よりも大きく、大径ディスク50を大径ディスク載置
部40fへの載置や取り出しが可能となり、最も閉じた
状態では大径ディスク50の直径よりも小さくなる。
【0105】また、小径ディスク係合部31b・31b
間の間隔も最も開いた状態では小径ディスク51の直径
よりも大きく、小径ディスク51の小径ディスク載置部
40gへの載置や取り出しが可能となり、最も閉じた状
態では小径ディスク51の直径よりも小さくなる。
【0106】そして、大径ディスク50が大径ディスク
載置部40fに載置されるか、または、小径ディスク5
1が小径ディスク載置部40gに載置された後、ディス
ククランプレバー31・31が閉じた場合、スプリング
23・23の付勢力によってディスククランプレバー3
1・31は、ディスク外周を押圧すると同時に、大径デ
ィスク50の場合は大径ディスク係合部31a・31a
が係合し、小径ディスク51の場合は小径ディスク係合
部31b・31bが係合し、いずれの場合でも係合部が
対応するディスク上面の一部を係止することによって、
ディスクがディスク載置部より飛び出すことはない。
【0107】また、小径ディスク係合部31bの上面は
大径ディスク載置部40fよりも下側に設けられている
ため、大径ディスク50の下面と小径ディスク係合部3
1b・31bの上面には必ず隙間ができる。そのため、
大径ディスク50が載置されているときに、ディスクク
ランプレバー31・31が回動しても小径ディスク係合
部31b・31bは大径ディスク50に触れることがな
いので、大径ディスク50に傷を付けることはない。
【0108】ディスククランプレバー31の開閉機構に
ついて図14に基づいて説明する。
【0109】ディスククランプレバー31の下面には円
柱形状の解除部31cが設けられる一方、メインシャー
シ20の上面側には解除部20b・20bが設けられて
いる。そして、図14(a)に示すように、ディスクト
レイ40がディスク再生部αの所定の位置にきたとき
に、解除部20b・20bにより、上記解除部31c・
31cが当接押圧される。その結果、スプリング23・
23の付勢力に抗して大径ディスク係合部31a・31
a間及び小径ディスク係合部31b・31b間の間隔が
開き、大径ディスク50あるいは小径ディスク51の取
り出しや載置が可能となる。
【0110】また、図14(b)に示すように、ディス
クトレイがディスク再生部αの所定の位置から少しでも
移動すると、大径ディスク係合部31a・31a間及び
小径ディスク係合部31b・31b間の間隔が閉じて、
ディスクはディスク載置部7g上に保持される。
【0111】上記のように、ディスクが載置されたディ
スクトレイがディスク再生部αの所定の位置にあるとき
以外は、大径ディスク50の場合、大径ディスク係合部
31aに係止され、小径ディスク51の場合、小径ディ
スク係合部31bに係止されることにより、ディスクが
ディスクトレイ載置面上に固定され、振動や衝撃によっ
て飛び出すことはない。
【0112】また、ディスク再生部αに位置するディス
クトレイに載置されたディスクについては、上記ターン
テーブル5とスラビライザー3aとによって保持されて
いる。
【0113】以上のように、ディスク再生部αの所定の
位置にあるディスクトレイに載置されたディスクはター
ンテーブル5とスタビライザ3aとの間に挟まれて保持
される一方、上記の所定の位置以外の位置にあるディス
クトレイは、ディスク径に関係なくディスククランプレ
バー31の係合部に係止されているため、ディスクトレ
イの位置、ディスクの大小、また、ディスクの演奏状態
に関係なく、ディスクのディスクトレイからのはみ出し
が防止されるので、衝撃や振動等によりディスクが所定
の位置より動いて取り出せなくなるといった問題は生じ
ない。
【0114】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のディスク
再生装置は、ディスクを再生するためのディスク再生部
及びこの両側に位置するトレイ収納部を設けたディスク
再生装置において、凹部状のディスク載置部が設けられ
るディスクトレイ同士を相対的に回転かつ摺動可能とな
るように順次直列的に連結するディスクトレイ群と、上
記ディスクトレイ群をディスクトレイの連結方向に移動
させるためのディスクトレイ駆動手段と、上記ディスク
トレイ駆動手段によるディスクトレイ群の移動時、各デ
ィスクトレイの移動を案内して一つのディスクトレイを
上記ディスク再生部に選択的に位置させるとともに残り
のディスクトレイを上記トレイ収納部内に位置させるト
レイ移動案内手段とを備えるとともに、トレイ移動案内
手段が、ディスク再生部に位置する水平案内路とトレイ
収納部に位置する傾斜案内溝及び水平案内路とから形成
される一方、トレイ収納部の上方には、ディスク方向に
押圧すべく下向きに付勢される押圧手段が設けられてい
る構成である。
【0115】それゆえ、これにより、トレイ収納部内に
あるディスクトレイのうち、最上段にあるディスクトレ
イを除く全てのディスクトレイの上面は隣接するディス
クトレイによって、上面が覆われる一方、最上段にある
ディスクトレイはトレイ収納部の上方に設けられたディ
スク押圧手段によりディスク載置部に保持されることと
なる。従って、トレイ収納部に位置するディスクトレイ
は全て、ディスク載置部内に保持されることとなり、振
動や衝撃等によってディスクトレイからディスクがはみ
出してしまうようなことがなくなる。その結果、ディス
クトレイの枚数を増加させても、押圧手段を増加させる
必要がなく、コストの増加を最小限に抑えることができ
るという効果を奏する。
【0116】請求項2記載のディスク再生装置は、ディ
スクを再生するためのディスク再生部及びこの両側に位
置するトレイ収納部を設けたディスク再生装置におい
て、凹部状のディスク載置部が設けられるディスクトレ
イ同士を相対的に回転かつ摺動可能となるように順次直
列的に連結するディスクトレイ群と、上記ディスクトレ
イ群をディスクトレイの連結方向に移動させるためのデ
ィスクトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆動手段
によるディスクトレイ群の移動時、各ディスクトレイの
移動を案内して一つのディスクトレイを上記ディスク再
生部に選択的に位置させるとともに残りのディスクトレ
イを上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動案内手
段とを備えるとともに、トレイ移動案内手段が、ディス
ク再生部に位置する水平案内路とトレイ収納部に位置す
る傾斜案内項及び水平案内路からなり、ディスク再生部
に位置するディスクトレイと、トレイ収納部の最上段に
位置するディスクトレイのディスク載置部の上面が一部
重なるように、上記ディスク再生部に位置する水平案内
路がディスクトレイの移動方向の幅よりも短く形成され
ていることを特徴としている。
【0117】それゆえ、これにより、トレイ収納部にあ
る最上段のディスクトレイに載置されたディスクは、デ
ィスク再生部にあるディスクトレイによって、ディスク
載置部上面の一部が覆われているため、ディスクトレイ
からのディスクのはみ出しが防止されている。また、ト
レイ収納部のその他のディスクトレイに載置されたディ
スクもその上側に隣接するディスクトレイが重ねられて
いるので、ディスクトレイよりはみ出すことが防止され
ている。
【0118】従って、ディスクトレイが全て所定の位置
で停止している間は、トレイ収納部のディスクトレイに
載置されたディスクは全て振動や衝撃等によって、ディ
スクトレイからはみ出すことはなくなるという効果を奏
する。
【0119】請求項3記載の発明のディスク再生装置
は、ディスクを再生するためのディスク再生部と、大小
の凹部状のディスク載置部が同心上に設けられるディス
クトレイをディスク再生部あるいはディスク再生部以外
に移動させるディスクトレイ駆動手段と、ディスクトレ
イをディスク再生部あるいはディスク再生部以外に位置
させるトレイ移動案内手段とを備えるとともに、ディス
クトレイに、ディスク載置部からのディスクのはみ出し
を防止するディスク保持部材が設けられる一方、ディス
クトレイがディスク再生部の所定の位置にあるときに
は、ディスク保持部材の作用を解除する規制解除手段が
ディスク再生部に設けられている構成である。
【0120】それゆえ、これにより、ディスクトレイが
ディスク再生部の所定の位置以外にあるときは、ディス
クは常にディスクトレイ上に保持されることとなる。従
って、振動や衝撃などが加えられても、ディスクがディ
スク載置部から飛び出すことがなくなるという効果を奏
する。
【0121】請求項4記載の発明のディスク再生装置
は、請求項3記載のディスク再生装置において、ディス
ク載置部からのディスクのはみ出しを防止するディスク
保持部材には、任意のディスク載置部に対応して該ディ
スク載置部内に突出するディスク係合部が設けられると
ともに、上記ディスク係合部が他のディスク載置部内に
突出しない構成である。
【0122】それゆえ、これにより、ディスクトレイに
大小のディスク載置部が同心上に形成されている場合で
も、特定のディスク載置部に対応するディスク係合部
は、他のディスク載置部に突出しないため、該ディスク
載置部の上方に設けられたディスク載置面にディスクを
載置する際においても、載置を阻害することなく、ま
た、ディスク係合部の動作により、上方に設けられたデ
ィスク載置部に載置されるディスクの面を傷つけるよう
なことがなくなるという効果を奏する。
【0123】請求項5記載のディスク再生装置は、請求
項1、2、3又は4記載のディスク再生装置において、
ディスク再生部に、ディスクを回転させるためのターン
テーブルと、ディスクをターンテーブル側に押圧するス
タビライザとが設けられており、ディスク再生部の所定
の位置にディスクトレイが停止しているときには、常に
このディスクトレイに載置されたディスクをターンテー
ブルとスタビライザとの間に挟み込み再生待機状態とす
る構成である。
【0124】それゆえ、これにより、収納部外にある、
すなわち、再生部にあるディスクは再生状態でなくても
保持されているので、装置全体に振動や衝撃が加わって
もディスクが所定位置から移動することはない。このこ
とは、特別な部材を設けることなくディスク再生部にあ
るディスクを保持することができるため、コストの増加
を防ぐ。
【0125】また、ディスクを取り出し交換する場合、
蓋体を開けて行うが、ディスクがターンテーブルによっ
てディスクトレイから上方に持ち上げられている。その
ため、ディスクトレイが邪魔にならず、ディスクが容易
に取り出せるので、非常に使い勝手の良いディスク再生
装置を提供できるという効果を奏する。
【0126】請求項6記載のディスク再生装置は、ディ
スクを再生するためのディスク再生部及びこの両側に位
置するトレイ収納部を設けたディスク再生装置におい
て、凹部状のディスク載置部が設けられるディスクトレ
イ同士を相対的に回転かつ摺動可能となるように順次直
列的に連結するディスクトレイ群と、上記ディスクトレ
イ群をディスクトレイの連結方向に移動させるためのデ
ィスクトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆動手段
によるディスクトレイ群の移動時、各ディスクトレイの
移動を案内して一つのディスクトレイを上記ディスク再
生部に選択的に位置させるとともに残りのディスクトレ
イを上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動案内手
段とを備えるとともに、トレイ収納部におけるトレイ移
動案内手段が傾斜案内溝及び水平案内路から形成される
一方、ディスクトレイからのディスクのはみ出しを防止
すべく、傾斜案内溝と平行なディスク規制部材がトレイ
収納部の左右端のディスクの外周のごく接近した位置に
設けられている構成である。
【0127】それゆえ、これにより、トレイ収納部にあ
る最上段のディスクトレイのディスクはディスクの外周
のごく接近した位置にあるディスク規制部材によって載
置部からのはみ出しが防止されている。また、収納部の
その他のディスクトレイのディスクもその上側に位置す
るディスクトレイによって覆われているためにディスク
トレイよりはみ出すことがない。よって、トレイ収納部
の全てのディスクは、振動や衝撃等によってディスク載
置部からはみ出すことはなくなる。そして、最上段のト
レイが収納部を移動するときにおいても、トレイの移動
方向にディスク規制部材が位置しているため、ディスク
とディスク規制部材の位置関係は変わらず、ディスクが
ディスク載置部からはみ出すことはない。また、振動や
衝撃等が加わっても、大径ディスクがディスク規制部材
に触れるのはディスク外周縁のみであり、ディスク規制
部材によってディスクの面に傷が付く事はなく情報が欠
如するようなことはない。また、レバー等の可動部品が
不要であるため、コストが安価で、騒音も発生しないと
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスク再生装置を示
すもので、同図(a)は分解斜視図、同図(b)は再生
部とトレイ収納部を示す図である。
【図2】上記ディスク再生装置を内蔵するCDラジカセ
を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に係るディスクトレイの分解
斜視図である。
【図4】上記ディスクトレイの平面図を示すもので、同
図(a)は上面図、同図(b)は側面図、同図(c)は
下面図、同図(d)は同図(a)におけるA−A断面拡
大図である。
【図5】ディスク再生装置の上面図である。
【図6】同図(a)〜(e)は、ディスク再生装置にお
けるディスクトレイの移動過程を示す正面図である。
【図7】同図(a)は図5におけるA−A断面図であ
り、同図(b)は図5におけるB−B断面図である。
【図8】図5におけるディスク再生部のD−D断面図で
ある。
【図9】小径ディスククランプレバーの動作を示すもの
であり、同図(a)は小径ディスククランプレバー解除
時のディスク再生部上面図であり、同図(b)は小径デ
ィスククランプレバー作動時のディスク再生部上面図で
ある。
【図10】図5におけるディスク再生部のC−C断面図
である。
【図11】本発明の他の実施例に係るディスク再生装置
を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の他の実施例に係るディスクトレイの
分解斜視図である。
【図13】上記ディスクトレイの平面図を示すもので、
同図(a)は上面図、同図(b)は側面図、同図(c)
は下面図、同図(d)は同図(a)におけるA−A断面
拡大図である。
【図14】ディスククランプレバーの動作を示すもので
あり、同図(a)はディスククランプレバー解除時のデ
ィスク再生部上面図であり、同図(b)はディスククラ
ンプレバー作動時のディスク再生部上面図である。
【符号の説明】
2 ディスク再生装置 3a スタビライザ 5 ターンテーブル 6 光学ピックアップ 7〜11 ディスクトレイ 7c〜11c 溝 7f〜11f 大径ディスク載置部(ディスク載置部) 7g〜11g 小径ディスク載置部(ディスク載置部) 7h〜11h ラックギア(ディスクトレイ駆動手段) 7l〜11l 穴 13 トレイガイド 13a 水平案内路(トレイ移動案内手段) 13b・c 水平案内路(トレイ移動案内手段) 13f〜k 傾斜ガイド溝(トレイ移動案内手段) 14 ジョイント 15 天板 15a 規制片(ディスク規制部材) 16 天板 16a 規制片(ディスク規制部材) 17 ディスク押さえレバー(押圧手段) 18 ローラー(押圧手段) 20b 解除部(規制解除手段) 21 駆動ギア(ディスクトレイ駆動手段) 22 小径ディスククランプレバー(ディスク保持部
材) 22a 係合部(ディスク係合部) 22b 解除部(規制解除手段) 31 ディスククランプレバー(ディスク保持部材) 31a 大径ディスク係合部(ディスク係合部) 31b 小径ディスク係合部(ディスク係合部) 31c 解除部 40〜44 ディスクトレイ 40m〜44m 切り欠き 50 大径ディスク(ディスク) 51 小径ディスク(ディスク) α ディスク再生部 β トレイ収納部 γ トレイ収納部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクを再生するためのディスク再生部
    及びこの両側に位置するトレイ収納部を設けたディスク
    再生装置において、 凹部状のディスク載置部が設けられるディスクトレイ同
    士を相対的に回転かつ摺動可能となるように順次直列的
    に連結するディスクトレイ群と、上記ディスクトレイ群
    をディスクトレイの連結方向に移動させるためのディス
    クトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆動手段によ
    るディスクトレイ群の移動時、各ディスクトレイの移動
    を案内して一つのディスクトレイを上記ディスク再生部
    に選択的に位置させるとともに残りのディスクトレイを
    上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動案内手段と
    を備えるとともに、 トレイ移動案内手段が、ディスク再生部に位置する水平
    案内路とトレイ収納部に位置する傾斜案内溝及び水平案
    内路とから形成される一方、トレイ収納部の上方には、
    ディスク方向に押圧すべく下向きに付勢される押圧手段
    が設けられていることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】ディスクを再生するためのディスク再生部
    及びこの両側に位置するトレイ収納部を設けたディスク
    再生装置において、 凹部状のディスク載置部が設けられるディスクトレイ同
    士を相対的に回転かつ摺動可能となるように順次直列的
    に連結するディスクトレイ群と、上記ディスクトレイ群
    をディスクトレイの連結方向に移動させるためのディス
    クトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆動手段によ
    るディスクトレイ群の移動時、各ディスクトレイの移動
    を案内して一つのディスクトレイを上記ディスク再生部
    に選択的に位置させるとともに残りのディスクトレイを
    上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動案内手段と
    を備えるとともに、 トレイ移動案内手段が、ディスク再生部に位置する水平
    案内路とトレイ収納部に位置する傾斜案内項及び水平案
    内路からなり、ディスク再生部に位置するディスクトレ
    イと、トレイ収納部の最上段に位置するディスクトレイ
    のディスク載置部の上面が一部重なるように、上記ディ
    スク再生部に位置する水平案内路がディスクトレイの移
    動方向の幅よりも短く形成されていることを特徴とする
    ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】ディスクを再生するためのディスク再生部
    と、大小の凹部状のディスク載置部が同心上に設けられ
    るディスクトレイをディスク再生部あるいはディスク再
    生部以外に移動させるディスクトレイ駆動手段と、ディ
    スクトレイをディスク再生部あるいはディスク再生部以
    外に位置させるトレイ移動案内手段とを備えるととも
    に、 ディスクトレイに、ディスク載置部からのディスクのは
    み出しを防止するディスク保持部材が設けられる一方、
    ディスクトレイがディスク再生部の所定の位置にあると
    きには、ディスク保持部材の作用を解除する規制解除手
    段がディスク再生部に設けられていることを特徴とする
    ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】ディスク載置部からのディスクのはみ出し
    を防止するディスク保持部材には、任意のディスク載置
    部に対応して該ディスク載置部内に突出するディスク係
    合部が設けられるとともに、上記ディスク係合部が他の
    ディスク載置部内に突出しないことを特徴とする請求項
    3記載のディスク再生装置。
  5. 【請求項5】ディスク再生部に、ディスクを回転させる
    ためのターンテーブルと、ディスクをターンテーブル側
    に押圧するスタビライザとが設けられており、ディスク
    再生部の所定の位置にディスクトレイが停止していると
    きには、常にこのディスクトレイに載置されたディスク
    をターンテーブルとスタビライザとの間に挟み込み再生
    待機状態とすることを特徴とする請求項1、2、3又は
    4記載のディスク再生装置。
  6. 【請求項6】ディスクを再生するためのディスク再生部
    及びこの両側に位置するトレイ収納部を設けたディスク
    再生装置において、 凹部状のディスク載置部が設けられるディスクトレイ同
    士を相対的に回転かつ摺動可能となるように順次直列的
    に連結するディスクトレイ群と、上記ディスクトレイ群
    をディスクトレイの連結方向に移動させるためのディス
    クトレイ駆動手段と、上記ディスクトレイ駆動手段によ
    るディスクトレイ群の移動時、各ディスクトレイの移動
    を案内して一つのディスクトレイを上記ディスク再生部
    に選択的に位置させるとともに残りのディスクトレイを
    上記トレイ収納部内に位置させるトレイ移動案内手段と
    を備えるとともに、 トレイ収納部におけるトレイ移動案内手段が傾斜案内溝
    及び水平案内路から形成される一方、ディスクトレイか
    らのディスクのはみ出しを防止すべく、傾斜案内溝と平
    行なディスク規制部材がトレイ収納部の左右端のディス
    クの外周のごく接近した位置に設けられていることを特
    徴とするディスク再生装置。
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