JPH08137815A - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JPH08137815A
JPH08137815A JP6280127A JP28012794A JPH08137815A JP H08137815 A JPH08137815 A JP H08137815A JP 6280127 A JP6280127 A JP 6280127A JP 28012794 A JP28012794 A JP 28012794A JP H08137815 A JPH08137815 A JP H08137815A
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Japan
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module
parameter
response
processing
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JP6280127A
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Tadashi Kumazawa
忠志 熊沢
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 計算機システムに関し、メッセージ処理の異
常発生を防止することを目的とする。 【構成】 依頼元のモジュール36に、送信したメッセ
ージに対する応答がタイムアウトになったとき依頼先の
モジュールに同期メッセージを送出する送出手段45B
と、同期完了応答を受けるまで以前発信したメッセージ
に対する応答メッセージを捨てる手段45Cと、同期完
了メッセージを受けると同期完了の処理を行う同期完了
処理手段45Dを設け、依頼先のモジュール37に、同
期メッセージを受信したら同期完了メッセージを返信す
る返信手段50Aを設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のモジュール間で
メッセージ交換を行いながらジョブの処理を進める計算
機システムに関する。各モジュール間で仕事を分担して
いて、ジョブの実行依頼、実行完了をメッセージ通信に
よって通知しあう計算機システムにおいては、ジョブの
依頼に伴うパラメータをメッセージとともに渡す必要が
ある。
【0002】メッセージのパラメータの量が多い場合
は、モジュールで共用している共用メモリにパラメータ
を書き込み、メッセージだけを転送パスを通して送信し
ている。このような計算機システムにおいて、各モジュ
ール間の負荷分散に偏りが生じ、依頼元のモジュールへ
の処理依頼の完了応答が遅れる場合がある。また、依頼
元のモジュールの故障や転送パスの一時的な故障により
メッセージが依頼先のモジュールに不達になる場合があ
る。このような場合、依頼元のモジュールは完了応答の
タイムアウトとしてメッセージ処理を異常終了させる。
【0003】しかしながら、依頼元のモジュールが異常
終了させた処理が実際には依頼先のモジュールで処理が
始まる場合があり、依頼元のモジュールが起動した次の
依頼に対する応答して完了報告が依頼元のモジュールに
到達する場合がある。このような場合、メッセージとパ
ラメータの行き違いにより本来の動作と異なる処理を行
う危険性がある。
【0004】このようなメッセージとそれに付随するパ
ラメータの伝達にずれが生じた場合に発生する異常を解
消することが必要である。
【0005】
【従来の技術】従来の計算機システムとしては、例えば
図6に示すようなものがある。図6において、1はホス
トCPUであり、ホストCPU1にはチャネル2を介し
てディスク制御装置3が接続され、ディスク制御装置3
には複数のディスク装置4が設けられたディスクユニッ
ト5が接続されている。
【0006】ディスク制御装置3には、第1のモジュー
ル6、第2のモジュール7、第3のモジュール8および
共用メモリ9が設けられ、これに第1〜第3のモジュー
ル6,7,8および共用メモリ9は共通バス10を介し
て相互に接続されている。第1〜第3のモジュール6,
7,8には、メッセージを格納するバッファ11,1
2,13を有するメッセージ受信回路14,15,1
6、メッセージを送信するメッセージ送信回路17,1
8,19、プログラムを格納するメモリ20,21,2
2および各部の制御を行うプロセッサ23,24,25
が設けられている。
【0007】また、共用メモリ9にはキャッシュメモリ
26と各モジュール用のパラメータ領域27が設けられ
ている。ホストCPU1からチャネル2を介してジョブ
a、例えばディスクシーク指示の処理要求を第1のモジ
ュール6が受信すると、第1のモジュール6は、ジョブ
のパラメータを共用メモリ9の第2のモジュール7用の
パラメータ領域27に書き込み、その後メッセージaを
第2のモジュール7のバッファ12に書き込む。
【0008】第2のモジュール7は受信したメッセージ
aを解析し、ディスクシーク指示であると判別すると、
共用メモリ9からデバイスアドレス、シークアドレスを
読み出して、ディスク装置4に送出するメッセージ処理
を行い、第1のモジュール6に対して肯定応答または否
定応答の応答メッセージを返す。第2のモジュール7が
第1のモジュール6からメッセージaを受信したとき、
バッファ12に多くの処理すべきメッセージがスタック
されているときは、第2のメッセージ7は忙しいので、
完了応答が遅れることがある。
【0009】メッセージaの応答がタイムアウトになる
と、第1のモジュール6はホストCPU1に対して、ジ
ョブaは失敗したことを報告する。その後、ホストCP
U1よりジョブbの処理要求があると、第1のモジュー
ル6は、ジョブbのパラメータを共用メモリ9の第2の
モジュール7用のパラメータ領域27に書き込み、その
後にメッセージbを第2のモジュール7に通知する。
【0010】第2のモジュール7はメッセージaを処理
開始し、その中で共用メモリ9に格納されたジョブbの
パラメータを使用して、メッセージ処理をする。第2の
モジュール7はメッセージaの処理が完了すると、メッ
セージaの応答を第1のモジュール6に返す。第1のモ
ジュール6は応答を受けるとメッセージbの応答と解釈
して処理を続行する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の計算
機システムにあっては、前述したように、依頼元のモジ
ュールが異常終了させ、失敗と報告したモジュールaが
依頼先のモジュールではそのメッセージaを処理開始す
る場合があり、依頼先のモジュールではモジュールaの
処理の中で後で依頼されたモジュールbのパラメータを
使用してモジュールaとして応答するので、依頼元のモ
ジュールはメッセージbの応答と解釈して処理を続行
し、以降の処理に異常が発生する。
【0012】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、パラメータとメッセージの伝
達のずれを同期メッセージを用いることで解消し、メッ
セージ交換のずれで生じる異常を防止することができる
計算機システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、依頼元のモジュール36はメッセ
ージのパラメータを共用メモリ39に書き込みした後に
メッセージを依頼先モジュール37に送信し、応答メッ
セージが返ってきたら応答メッセージ処理を行い、依頼
先のモジュール37はメッセージを受信したらメッセー
ジ処理を行った後に応答メッセージを返す計算機システ
ムにおいて、前記依頼元のモジュール36に、送信した
メッセージに対する応答がタイムアウトになったとき前
記依頼先のモジュールに同期メッセージを送出する送出
手段45Bと、同期完了メッセージを受けるまで以前発
信したメッセージに対する応答メッセージを捨てる手段
45Cと、同期完了メッセージを受けると同期完了の処
理を行う同期完了処理手段45Dを設け、前記依頼先の
モジュールに、同期メッセージを受信したら同期完了メ
ッセージを返信する返信手段50Aを設けている。
【0014】また、本発明は、前記依頼元のモジュール
36に、応答メッセージがタイムアウトになったときは
タスク中断処理を行った後に無効パラメータを前記共用
メモリ39に書き込む書込手段45Aを設けている。ま
た、本発明は、前記依頼先のモジュールに、前記共用メ
モリ39に書き込まれたパラメータを読み込んで無効パ
ラメータであるか否かを判別する判別手段50Bと、無
効パラメータのときはメッセージ処理を行わず、無効パ
ラメータでないときはメッセージ処理を行うメッセージ
処理手段50Cを設けている。
【0015】
【作用】このような構成を備えた本発明の計算機システ
ムによれば、依頼元のモジュール36が送信したメッセ
ージに対する応答がタイムアウトになったとき依頼先の
モジュール37に同期メッセージを送出し、同期完了応
答を受けるまで以前発信したメッセージに対する応答メ
ッセージを捨てて、同期完了メッセージを受けると同期
完了の処理を行うようにしたため、メッセージとそれに
付随するパラメータの伝送でずれが生じた場合に発生す
る異常を防止することができる。すなわち、依頼元のモ
ジュール36が異常終了させたメッセージが実際には依
頼先のモジュール37で処理が開始され、その中でメッ
セージに付随した他のパラメータを使用してメッセージ
を処理するために生じる異常を未然に防止することがで
きる。
【0016】また、依頼先のモジュール37は、依頼さ
れたメッセージをそのまま処理し、同期メッセージには
同期完了メッセージを応答するだけで良いので、処理が
簡単である。また、依頼元のモジュール36は、応答メ
ッセージがタイムアウトになったときはタスク中断処理
を行った後に無効パラメータを共用メモリ39に書き込
み、依頼先のモジュール37は、共用メモリ39に書き
込まれたパラメータを読み込んで無効パラメータである
か否かを判別し、無効パラメータのときはメッセージ処
理を行わないようにしたため、無駄な処理を行うことが
なくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図5は本発明の一実施例を示す図である。
図2は本発明の一実施例を示す全体構成図である。図2
において、31はホストCPUであり、ホストCPU3
1にはチャネル32を介してディスク制御装置33が接
続されている。また、ディスク制御装置33にはディス
クユニット34が接続され、ディスクユニット34内に
は複数のディスク装置35が設けられている。
【0018】ディスク制御装置33内には、第1のモジ
ュール36、第2のモジュール37、第3のモジュール
38および共用メモリ39がそれぞれ設けられている。
これらの第1のモジュール36、第2のモジュール3
7、第3のモジュール38および共用メモリ39は共通
バス40を介して相互に接続されている。第1のモジュ
ール36は依頼元のモジュールであり、チャネル32を
介してホストCPU31に接続され、ホストCPU31
からジョブの処理要求を受けると、第2,第3のモジュ
ール37,38に対してジョブの処理依頼を行う。
【0019】第1のモジュール36はバッファ41が設
けられたメッセージを受信するメッセージ受信回路4
2、メッセージを送信するメッセージ送信回路43、プ
ログラムが格納されているメモリ44および各部の制御
を行うプロセッサ45を有する。第2のモジュール37
は依頼先のモジュールであり、第1のモジュール36よ
りジョブの処理依頼を受けると、例えばディスク装置3
5のシーク制御などを行う。
【0020】第2のモジュール37は、メッセージを格
納するバッファ46が設けられたメッセージ受信回路4
7、メッセージを送信するメッセージ送信回路48、プ
ログラムが格納されているメモリ49、および各部の制
御を行うプロセッサ50を有する。第3のモジュール3
8も依頼先のモジュールであり、第1のモジュール36
よりジョブの処理依頼を受けると、例えばキャッシュヒ
ットミス判定などの処理を行う。第3のモジュール38
は、メッセージを格納バッファ51が設けられたメッセ
ージ受信回路52、メッセージを送信するメッセージ送
信回路53、プログラムが格納されているメモリ54お
よび各部制御を行うプロセッサ55を有する。
【0021】共用メモリ39にはキャッシュヒットミス
判定を行うためのキャッシュメモリ56と第1〜第3の
モジュール36,37,38用のパラメータが格納され
るパラメータ領域57がそれぞれ設けられている。第1
のモジュール36のプロセッサ45は、ホストCPU3
1よりジョブの処理要求を受けると、メッセージのパラ
メータを共用メモリ39の各モジュール用のパラメータ
領域57に書き込み、その後メッセージを第2または第
3のモジュール37,38に送信する。
【0022】プロセッサ45は、第2または第3のモジ
ュール37,38より依頼したメッセージに対する応答
メッセージを受けると、応答メッセージ処理を行い、ホ
ストCPU31に報告する。また、プロセッサ45は、
応答メッセージを待って、応答がタイムアウトになった
ときはタスク中断処理をした後に無効パラメータを共用
メモリ39に書き込む書込手段45A、無効パラメータ
の書き込み後に第1または第2のモジュール37,38
に同期メッセージを送出する送出手段45B、同期完了
応答を受けるまで以前発信したメッセージに対する応答
メッセージを捨てる手段45Cおよび同期完了メッセー
ジを受けると同期完了の処理を行う同期完了処理手段4
5Dとしての機能をもつ。
【0023】第2または第3のモジュール37,38の
プロセッサ50,55は、第1のモジュール36よりメ
ッセージを受信すると、メッセージのコード解析を行
い、解析したメッセージの内容の処理を行い、第1のモ
ジュール36に応答メッセージを送出する。すなわち、
第2のモジュール37はメッセージの内容がディスクシ
ーク指示であると判別したときは共用メモリ39よりパ
ラメータを読み出して、ディスク装置35に対してディ
スクシークの指示を行い、第1のモジュール36に肯定
または否定の応答を行う。
【0024】また、第3のモジュール38はメッセージ
の内容がキャッシュヒットミス判定であると判別したと
きは、共用メモリ39よりパラメータを読み出してキャ
ッシュメモリ56上でヒットミスの判定を行い、ヒッ
ト、ミスを第1のモジュール36に通知する。また、プ
ロセッサ50,55は、第1のモジュール36より同期
メッセージを受信したら同期完了メッセージを返信する
返信手段50A,55A、共用メモリ39に書き込まれ
たパラメータを読み込んで無効パラメータであるか否か
を判別する判別手段50B,55B、および無効パラメ
ータのときはメッセージ処理を行わず、無効パラメータ
でないときはメッセージ処理を行うメッセージ処理手段
50C,55Cとしての機能を有する。
【0025】次に、メッセージを図3に基づいて説明す
る。メッセージは1バイトのコードと32バイトのパラ
メータよりなり、コードはここでは第1のモジュール3
6のメッセージ送信回路43から共通バス40を介して
第2または第3のモジュール37,38のメッセージ受
信回路47,52に転送され、パラメータはコード転送
前に共用メモリ39の各モジュール用のパラメータ領域
57に書き込まれる。
【0026】コード01はディスクシーク指示を意味
し、第1のモジュール36から第2のモジュール37に
与えられる。このメッセージのパラメータはバイト0の
デバイスアドレスとバイト1〜7のシークアドレスより
なり、第1のモジュール37により共用メモリ39の第
2のモジュール37用のパラメータ領域57に書き込ま
れる。
【0027】コード10はキャッシュヒットミス判定の
指示を意味し、第1のモジュール36から第3のモジュ
ール38に与えられる。このメッセージのパラメータは
バイト0のデバイスアドレス、バイト1〜7のシークア
ドレス、バイト8〜12のレコードアドレスよりなり、
第1のモジュール36により共用メモリ39の第3のモ
ジュール38用のパラメータ領域57に書き込まれる。
【0028】コード80は肯定応答を意味し、第2のモ
ジュール37からディスクシーク指示に対する応答とし
て第1のモジュール36に返信される。このメッセージ
のパラメータはない。コード81は否定応答を意味し、
第2のモジュール37からディスクシーク指示に対する
応答として第1のモジュール36に返信される。このメ
ッセージのパラメータは、バイトの失敗コードよりな
り、第2のモジュール37により共用メモリ39の第1
のモジュール36のパラメータ領域57に書き込まれ
る。
【0029】コード98はレコード状態通知(ヒット)
を意味し、第3のモジュール38からキャッシュヒット
ミス判定の指示に対する通知として第1のモジュール3
6に返信される。このメッセージのパラメータはバイト
0〜8のレコード格納キャッシュ内アドレスよりなり、
第3のモジュール38により共用メモリ39の第1のモ
ジュール36用のパラメータ領域57に書き込まれる。
【0030】コード99はレコード状態通知(ミス)を
意味し、第3のモジュール38からキャッシュヒットミ
ス判定の指示に対する通知として第1のモジュール36
に返信される。このメッセージのパラメータはない。コ
ードFEは同期依頼を意味し、第1のモジュール36か
ら第2または第3のモジュール37,38に対して、応
答タイムアウトになったとき送出される。このメッセー
ジのパラメータは、バイト0〜32の無効データ(無効
パラメータ)よりなり、第1のモジュール36により同
期メッセージの送出前に共用メモリ39の第2または第
3のモジュール37,38用のパラメータ領域57に書
き込まれる。
【0031】コードFFは同期完了を意味し、第2また
は第3のモジュール37,38より同期依頼に対する応
答として第1のモジュール36に返信される。このメッ
セージのパラメータはない。同期メッセージと同期完了
メッセージを用いることにより、メッセージとそれに付
随するパラメータの伝送でずれが生じた場合に発生する
異常を防止するようにしている。
【0032】次に、動作を説明する。図4はメッセージ
交換処理のフローチャートである。図4を参照しながら
メッセージ交換処理を説明する。第1のモジュール36
は、ホストCPU31よりジョブの処理要望を受信する
と、そのジョブ処理のためのメッセージのパラメータを
共用メモリ39のパラメータ領域57に書き込む。
【0033】すなわち、第1のモジュール36は、メッ
セージがディスクシーク指示であるときは、そのパラメ
ータであるデバイスアドレスおよびシークアドレスを共
用メモリ39の第2のモジュール37用のパラメータ領
域57に書き込み、また、メッセージがキャッシュヒッ
トミス判定の指示であるときは、そのパラメータである
デバイスアドレス、シークアドレス、レコードアドレス
を共用メモリ39の第3のモジュール38用のパラメー
タ領域56に書き込む。
【0034】次に、第1のモジュール36は、メッセー
ジを第2または第3のモジュール37,38に送出す
る。すなわち、第1のモジュール36はディスクシーク
指示のメッセージを第2のモジュール37に送出し、ま
たはキャッシュヒットミス判定のメッセージを第3のモ
ジュール38に送出する。次に、第1のモジュール36
は送出したメッセージに対する応答メッセージを待ち、
応答がタイムアウトになったか否かを判別し、タイムア
ウトにならないうちに応答メッセージがあった場合に
は、応答メッセージの処理を行う。
【0035】すなわち、第1のモジュール36は、第2
のモジュール37よりディスクシーク指示に対する肯定
応答を受信したときは、それをホストCPU31に報告
し、否定応答を受信したときは、共用メモリ39より失
敗コードを読み出してホストCPU31に報告する。ま
た、第1のモジュール36は、第3のモジュール38よ
りキャッシュヒットミス判定に対するレコード状態通知
(ヒット)を受信したときは、共用メモリ39よりレコ
ード格納キャッシュ内アドレスを読み出してホストCP
U31に報告し、レコード状態通知(ミス)を受信した
ときはこれをホストCPU31に報告する。
【0036】次に、第2または第3のモジュール37,
38からの応答メッセージがタイムアウトのときは、第
1のモジュール36は応答異常によるタスク中断処理を
行う。そして、第1のモジュール36は依頼された処理
が失敗したことをホストCPU31に報告する。次に、
第1のモジュール36は、共用メモリ39の第2または
第3のモジュール37,38用のパラメータ領域57に
無効パラメータを書き込み、その後同期メッセージを第
1または第2のモジュール37,38に送出する。
【0037】次に、第1のモジュール36は第2または
第3のモジュール37,38からの応答メッセージが返
るまで待つ。この場合にはタイムアウトの監視はない。
応答メッセージがあったときは全ての応答メッセージを
捨てて同期完了を待つ。次に、第1のモジュール36は
同期完了メッセージを第2または第3のモジュール3
7,38より受信したか否かを判別し、受信したとき
は、同期完了処理を行う。そして、ホストCPU31に
対してジョブ処理の異常終了を報告し、次の処理に入
る。受信しないときは、受信するのをまって、同期完了
を行う。
【0038】次に、図5は受信メッセージ処理のフロー
チャートを示す。受信メッセージ処理を、図5に基づい
て説明する。第2または第3のモジュール37,38
は、第1のモジュール36よりメッセージを受信する
と、メッセージのコード解析を行う。第2または第3の
モジュール37,38は受信したメッセージが同期メッ
セージであるか否かを判別し、同期メッセージのとき
は、第1のモジュール36に同期完了メッセージを送出
する。
【0039】第2または第3のモジュール37,38は
共用メモリ39の第2または第3のモジュール37,3
8用パラメータ領域57にパラメータがあるか否かを判
別し、パラメータがあるときは、パラメータを読み込
み、また、無効パラメータであるか否かを判別し、無効
パラメータであるときは、メッセージ処理を行わない。
コードFEの同期メッセージでなく、コードが01のと
きはディスクシーク指示であると判別して、第2のモジ
ュール37は共用メモリ39の第2のモジュール37用
のパラメータ領域57からデバイスアドレス、シークア
ドレスを読み出してディスク装置35にディスクシーク
指示を行い、メッセージ処理が終了したら、肯定応答ま
たは否定応答の応答メッセージを第1のモジュール36
に送出する。
【0040】また、コードが10のときはキャッシュヒ
ットミス判定であると判別して、第3のモジュール38
は共用メモリ39の第3のモジュール38用のパラメー
タ領域57からデバイスアドレス、シークアドレス、レ
コードアドレスを読み出して、キャッシュメモリ56上
でヒットミス判定のメッセージ処理を行った後に、レコ
ード状態通知(ヒット)またはレコード状態通知(ミ
ス)の応答メッセージを第1のモジュール36に送出す
る。
【0041】このように、応答メッセージのタイムアウ
トを検出した第1のモジュール36は、同期メッセージ
を第2または第3のモジュール37,38に送出し、そ
の同期完了メッセージを受けるまでは以前に処理依頼し
たメッセージに対する応答メッセージを捨てるようにし
たため、第2または第3のモジュール37,38で、第
1のモジュール36が異常終了させたメッセージの処理
を開始しその中でそのメッセージに付随したい他のパラ
メータを使用して処理して応答メッセージを第1のモジ
ュール36に送出しても、以降の処理に異常が発生する
のを防止することができる。すなわち、メッセージとパ
ラメータの伝送ずれが生じた場合に発生する異常を防止
することができる。
【0042】この場合、第2または第3のモジュール3
7,38は、依頼されたメッセージをそのまま処理し、
同期メッセージには同期完了メッセージを応答するだけ
で良く、処理が簡単である。また、第1のモジュール3
6は応答のタイムアウトを検出すると、応答異常による
タスク中断処理を行い、無効パラメータを共用メモリ3
9に書き込み、第2または第3のモジュール37,38
は共用メモリ39からパラメータを読み出して、無効パ
ラメータがあったときは、メッセージ処理を行わないよ
うにしたため、無駄な処理を行うことがなくなる。
【0043】なお、本実施例においては、ディスク制御
装置33を例にとって説明したが、本発明は、通常の計
算システムに適用することができることは言うまでもな
い。また、モジュールの数も3個に限定されるものでは
ない。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、依頼元のモジュールが依頼先のモジュールに送信し
たメッセージに対する応答がタイムアウトになったと
き、同期メッセージを送出し、同期完了応答を受けるま
で以前発信したメッセージに対する応答を捨てて、同期
完了メッセージを受けると同期完了の処理をとるように
したため、メッセージとそれに付随するパラメータの伝
送ずれが生じた場合に発生する異常を防止することがで
きる。
【0045】また、依頼先のモジュールは共用メモリか
らパラメータを読み出して無効パラメータがあったとき
は、メッセージ処理を行わないようにしたため、無駄な
処理を行わないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例を示す全体構成図
【図3】メッセージの説明図
【図4】メッセージ交換のフローチャート
【図5】受信メッセージ処理のフローチャート
【図6】従来例を示す図
【符号の説明】
31:ホストCPU 32:チャネル 33:ディスク制御装置 34:ディスクユニット 35:ディスク装置 36:第1のモジュール(依頼元のモジュール) 37:第2のモジュール(依頼先のモジュール) 38:第3のモジュール(依頼先のモジュール) 39:共用メモリ 40:共通バス 41,46,51:バッファ 42,47,52:メッセージ受信回路 43,48,53:メッセージ送信回路 44,49,54:メモリ 45,50,55:プロセッサ 45A:書込手段 45B:送出手段 45C:捨てる手段 45D:同期完了処理手段 50A,55A:返信手段 50B,55B:判別手段 50C,55C:メッセージ処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】依頼元のモジュールはメッセージのパラメ
    ータを共用メモリに書き込みした後にメッセージを依頼
    先モジュールに送信し、応答メッセージが返ってきたら
    応答メッセージ処理を行い、依頼先のモジュールはメッ
    セージを受信したらメッセージ処理を行った後に応答メ
    ッセージを返す計算機システムにおいて、 前記依頼元のモジュールに、送信したメッセージに対す
    る応答がタイムアウトになったとき前記依頼先のモジュ
    ールに同期メッセージを送出する送出手段と、同期完了
    メッセージを受けるまで以前発信したメッセージに対す
    る応答メッセージを捨てる手段と、 同期完了メッセージを受けると同期完了の処理を行う同
    期完了処理手段を設け、 前記依頼先のモジュールに、同期メッセージを受信した
    ら同期完了メッセージを返信する返信手段を設けたこと
    を特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】前記依頼元のモジュールに、応答メッセー
    ジがタイムアウトになったときはタスク中断処理を行っ
    た後に無効パラメータを前記共用メモリに書き込む書込
    手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の計算機シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記依頼先のモジュールに、前記共用メモ
    リに書き込まれたパラメータを読み込んで無効パラメー
    タであるか否かを判別する判別手段と、 無効パラメータのときはメッセージ処理を行わず、無効
    パラメータでないときはメッセージ処理を行うメッセー
    ジ処理手段を設けたことを特徴とする請求項1,2記載
    の計算機システム。
JP6280127A 1994-11-15 1994-11-15 計算機システム Withdrawn JPH08137815A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7243257B2 (en) 2002-05-14 2007-07-10 Nec Corporation Computer system for preventing inter-node fault propagation

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7243257B2 (en) 2002-05-14 2007-07-10 Nec Corporation Computer system for preventing inter-node fault propagation

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